JP2009073333A - インレットボックス用意匠カバー及び給油装置 - Google Patents

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JP2009073333A JP2007243953A JP2007243953A JP2009073333A JP 2009073333 A JP2009073333 A JP 2009073333A JP 2007243953 A JP2007243953 A JP 2007243953A JP 2007243953 A JP2007243953 A JP 2007243953A JP 2009073333 A JP2009073333 A JP 2009073333A
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Mitsuhiro Yoshimura
光浩 吉村
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Abstract

【課題】インレットボックス内部の意匠性を向上させることができ、しかもフューエルリッドの小型化にも貢献することができる給油装置を提供したり、取付作業が容易なインレットボックス用意匠カバーを提供したりする。
【解決手段】この意匠カバー4は、インレットボックス1の少なくとも底壁部12を覆うカバー本体41と、カバー本体41のカバー貫通孔411aの内周縁に一体に設けられた係合部42とを備えている。底壁部12のボックス貫通孔の内周縁端部に被覆部材3の第1シール係止部32が係止されている。係合部42は、この第1シール係止部32に係合している。意匠カバー4を取り付けるための取付孔をインレットボックス1の底壁部12に設ける必要がない。
【選択図】図1

Description

本発明はインレットボックス用意匠カバー及び給油装置に関し、詳しくは車体のアウタパネルに凹設されたインレットボックスに取り付けられるインレットボックス用意匠カバー及びそれを備えた給油装置に関する。
従来、車両に燃料を供給するための給油装置として、インレットボックスと、インレットフィラーパイプと、被覆部材とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
この給油装置では、車体のサイドアウタメンバ等のアウタパネルに一体に又は別体としてインレットボックスが凹設されている。インレットボックスの底壁部と、インレットボックスの内側に配設されたホイールハウスアウタ等のインナパネルとには、それぞれボックス貫通孔と内側貫通孔とが貫設されている。そして、燃料タンクから延びるインレットフィラーパイプの先端部分が、ホイールハウスアウタの内側貫通孔及びインレットボックスのボックス貫通孔を通って、インレットボックス内に配設されている。このインレットフィラーパイプの先端部分の給油口がキャップで開閉可能に覆われ、インレットボックスの開口部はフューエルリッドで開閉可能に覆われる。
また、インレットフィラーパイプを被覆する筒状の被覆部材の一端部がインレットボックスのボックス貫通孔の内周縁端部に係止されている。この被覆部材の他端部は、ホイールハウスアウタの内側貫通孔の内周縁端部に係止されたり、インレットフィラーパイプの外周面に係止されたりしている。これにより、インレットボックスの内部と車体の下方とが、筒状の被覆部材により区画され、車両の走行時に跳ね上げられた泥などが、ホイールハウスアウタの内側貫通孔及びボックス貫通孔を経て給油口付近に侵入することを防止している。
ところで、上述したような従来の給油装置では、給油時にフューエルリッドを開放したときに、インレットボックスの底壁部や側壁部の板金むき出し部が露出する。このインレットボックスの底壁部や側壁部の形状は凹凸部をもつ異形状となることが多い。このため、インレットボックス内部の見栄えが悪い。特に、アウタパネルに対して別体としてのインレットボックスを溶接するタイプの給油装置では、インレットボックスの底壁部の面積が大きくなる傾向にあるため、この問題が顕著になる。
そこで、インレットボックスの底壁部や側壁部を意匠カバーで覆う手段が考えられる。このような意匠カバーをインレットボックスに取り付けようとする場合、一般には、インレットボックスの底壁部に取付孔を設け、意匠カバーをボルトやビス等で底壁部に締め付け、固定する手段が考えられる。
しかし、かかる手段を採用する場合、インレットボックスの底壁部に対して意匠カバーをボルト締めすることから、インレットボックスの底壁部に複数個の取付孔を設ける必要があり、そのための領域を底壁部に確保しなければならない。そうすると、インレットボックスやその開口部を開閉するフューエルリッドも大型化してしまう。これでは、近年、フューエルリッドの面積を小型化したいという、デザイン上の要望があるが、これの実現が困難となる。
また、上述の手段では、意匠カバーを取り付ける際に、ボルト締め等を行う必要がある。このため、意匠カバーの取付作業が面倒である。
特公平3−42206号公報 特開平8−40092号公報
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、インレットボックス内部の意匠性を向上させることができ、しかもフューエルリッドの小型化にも貢献することができる給油装置を提供すること目的とする。
また、本発明は、取付作業が容易なインレットボックス用意匠カバーを提供することを他の目的とする。
(1)上記課題を解決する本発明のインレットボックス用意匠カバーは、車体のアウタパネルに凹設され側壁部とインレットフィラーパイプが挿入されるボックス貫通孔を有する底壁部とを備えたインレットボックスに取り付けられる、意匠カバーであって、前記インレットフィラーパイプが挿入されるカバー貫通孔を有し、前記インレットボックスの少なくとも前記底壁部を覆うカバー本体と、前記カバー本体の前記カバー貫通孔の内周縁に一体に設けられた係合部と、を備え、前記係合部は、前記底壁部の前記ボックス貫通孔の内周縁端部にシール係止部が係止されて前記インレットフィラーパイプを被覆する筒状の被覆部材の、該シール係止部と係合することを特徴とする。
このインレットボックス用意匠カバーでは、インレットボックスの少なくとも底壁部がカバー本体で覆われるので、この部分がむき出しとなって露出することを防ぐことができ、インレットボックス内部の意匠性を向上させることが可能となる。
また、本発明のインレットボックス用意匠カバーは、インレットボックスの底壁部のボックス貫通孔の内周縁端部に係止された被覆部材のシール係止部に、係合部を係合させることで、インレットボックスに取り付けることができる。このため、インレットボックスの底壁部にボルト締め用等の取付孔を設ける必要がなく、取付孔を設けるための領域を底壁部に確保する必要がない。よって、本発明のインレットボックス用意匠カバーによれば、インレットボックスやその開口部を開閉するフューエルリッドが大型化することを回避したり、あるいはインレットボックスやフューエルリッドを小型化したりたりすることができる。さらに、意匠カバーを取り付ける際に、ボルト締め等を行う必要がないため、意匠カバーの取付作業も容易となる。
(2)本発明のインレットボックス用意匠カバーにおいて、前記係合部は、前記カバー本体の前記カバー貫通孔の内周縁から該カバー貫通孔の貫通方向に一体に延びて前記被覆部材の前記シール係止部の内周を覆う筒部と、該筒部に一体に設けられ、該シール係止部の裏側に係合して前記底壁部及び該シール係止部を前記カバー本体とで挟持する第1係合突部と、を有していることが好ましい。
このインレットボックス用意匠カバーでは、カバー本体のカバー貫通孔の内周縁から一体に延びる筒部により被覆部材のシール係止部の内周を覆うことができるので、被覆部材のシール係止部が露出することがない。このため、インレットボックス内部の意匠性をさらに向上させることができる。
また、係合部の第1係合突部を被覆部材のシール係止部の裏側に係合させることで、意匠カバーをインレットボックスに取り付けることができるので、意匠カバーの取付作業がより容易となる。さらに、インレットボックスの底壁部及び被覆部材のシール係止部を意匠カバーのカバー本体と第1係合突部とで挟持することができるので、インレットボックス、被覆部材及び意匠カバーの三者の係合をより確実なものとすることが可能となる。
(3)本発明のインレットボックス用意匠カバーにおいて、前記第1係合突部は、前記シール係止部の裏側に弾発的に係合して前記底壁部及び該シール係止部を前記カバー本体とで挟持する複数の爪部よりなることが好ましい。
このインレットボックス用意匠カバーでは、カバー本体のカバー貫通孔の内周縁から一体に延びる筒部により被覆部材のシール係止部の内周を覆うことができるので、被覆部材のシール係止部が露出することがない。このため、インレットボックス内部の意匠性をさらに向上させることができる。
また、第1係合突部を構成する複数の爪部を被覆部材のシール係止部の裏側に弾発的に係合させることで、意匠カバーをインレットボックスに取り付けることができるので、意匠カバーの取付作業がより容易となる。さらに、インレットボックスの底壁部及び被覆部材のシール係止部を意匠カバーのカバー本体と複数の爪部とで挟持することができるので、インレットボックス、被覆部材及び意匠カバーの三者の係合をより確実なものとすることが可能となる。
(4)本発明のインレットボックス用意匠カバーにおいて、前記被覆部材の前記シール係止部は、前記底壁部の前記ボックス貫通孔の内周縁端部と該シール係止部とのシール性を確保する拘束部材を収容するための環状溝を有し、前記係合部は、前記環状溝に係合する第2係合突部を有していることが好ましい。
このインレットボックス用意匠カバーでは、係合部の第2係合突部を被覆部材の環状溝に係合させることで、被覆部材のシール係止部に対する係合部の係合をより確実なものとすることができる。
(5)本発明のインレットボックス用意匠カバーにおいて、前記カバー本体は、前記インレットボックスの前記底壁部を覆う底壁カバー部と、該底壁カバー部の外周縁に一体に設けられ、該インレットボックスの前記側壁部を覆う筒状の側壁カバー部と、を有していることが好ましい。
このインレットボックス用意匠カバーでは、底壁カバー部の外周縁に一体に設けられた側壁カバー部により、インレットボックスの側壁部も覆われるので、この側壁部がむき出しとなって露出することを防ぐことができ、インレットボックス内部の意匠性をより向上させることが可能となる。
(6)本発明のインレットボックス用意匠カバーにおいて、前記カバー本体は、前記側壁カバー部の先端縁に設けられ、前記インレットボックスの前記側壁部に当接する環状のリップ部を有していることが好ましい。
このインレットボックス用意匠カバーでは、側壁カバー部の先端縁に設けられた環状のリップ部がインレットボックスの側壁部に当接するので、意匠カバーの側壁カバー部とインレットボックスの側壁部との間に隙間が形成されることがない。このため、インレットボックス内部の意匠性をより向上させることができる。
(7)本発明の給油装置は、車体のアウタパネルに凹設され、側壁部とボックス貫通孔をもつ底壁部とを有するインレットボックスと、前記ボックス貫通孔に挿入されるインレットフィラーパイプと、前記底壁部の前記ボックス貫通孔の内周縁端部に係止されるシール係止部を有し、前記インレットフィラーパイプを被覆する筒状の被覆部材と、前記インレットボックスに取り付けられる意匠カバーと、を備えた給油装置であって、前記意匠カバーは、前記インレットフィラーパイプが挿入されるカバー貫通孔を有し前記インレットボックスの少なくとも前記底壁部を覆うカバー本体と、該カバー本体の該カバー貫通孔の内周縁に一体に設けられ前記被覆部材の前記シール係止部と係合する係合部と、を備えていることを特徴とする。
この給油装置インレットボックスの少なくとも底壁部が意匠カバーのカバー本体で覆われるので、この部分がむき出しとなって露出することを防ぐことができ、インレットボックス内部の意匠性を向上させることが可能となる。
また、本発明の給油装置では、インレットボックスの底壁部のボックス貫通孔の内周縁端部に係止された被覆部材のシール係止部に、意匠カバーの係合部を係合させることで、インレットボックスに意匠カバーを取り付けることができる。このため、インレットボックスの底壁部にボルト締め用等の取付孔を設ける必要がなく、取付孔を設けるための領域を底壁部に確保する必要がない。よって、本発明の給油装置によれば、意匠カバーを取り付けるにもかかわらず、インレットボックスやその開口部を開閉するフューエルリッドが大型化することを回避したり、あるいはインレットボックスやフューエルリッドを小型化したりたりすることができる。さらに、意匠カバーを取り付ける際に、ボルト締め等を行う必要がないため、意匠カバーの取付作業も容易となる。
(8)本発明の給油装置において、前記意匠カバーの前記係合部は、前記カバー本体の前記カバー貫通孔の内周縁から該カバー貫通孔の貫通方向に一体に延びて前記被覆部材の前記シール係止部の内周を覆う筒部と、該筒部に一体に設けられ、前記底壁部及び該シール係止部を前記カバー本体とで挟持する第1係合突部と、を有していることが好ましい。
この給油装置では、カバー本体のカバー貫通孔の内周縁から一体に延びる意匠カバーの筒部により被覆部材のシール係止部の内周を覆うことができるので、被覆部材のシール係止部が露出することがない。このため、インレットボックス内部の意匠性をさらに向上させることができる。
また、係合部の第1係合突部を被覆部材のシール係止部の裏側に係合させることで、意匠カバーをインレットボックスに取り付けることができるので、意匠カバーの取付作業がより容易となる。さらに、インレットボックスの底壁部及び被覆部材のシール係止部を意匠カバーのカバー本体と第1係合突部とで挟持することができるので、インレットボックス、被覆部材及び意匠カバーの三者の係合をより確実なものとすることが可能となる。
(9)本発明の給油装置において、前記第1係合突部は、前記シール係止部に弾発的に係合して前記底壁部及び該シール係止部を前記カバー本体とで挟持する複数の爪部よりなることが好ましい。
この給油装置では、カバー本体のカバー貫通孔の内周縁から一体に延びる意匠カバーの筒部により被覆部材のシール係止部の内周を覆うことができるので、被覆部材のシール係止部が露出することがない。このため、インレットボックス内部の意匠性をさらに向上させることができる。
また、第1係合突部を構成する複数の爪部を被覆部材のシール係止部の裏側に弾発的に係合させることで、意匠カバーをインレットボックスに取り付けることができるので、意匠カバーの取付作業がより容易となる。さらに、インレットボックスの底壁部及び被覆部材のシール係止部を意匠カバーのカバー本体と複数の爪部とで挟持することができるので、インレットボックス、被覆部材及び意匠カバーの三者の係合をより確実なものとすることが可能となる。
(10)本発明の給油装置において、前記被覆部材の前記シール係止部は、前記底壁部の前記ボックス貫通孔の内周縁端部と該シール係止部とのシール性を確保する拘束部材を収容するための環状溝を有し、前記意匠カバーの前記係合部は、前記環状溝に係合する第2係合突部を有していることが好ましい。
この給油装置では、意匠カバーの係合部の第2係合突部を被覆部材の環状溝に係合させることで、被覆部材のシール係止部に対する意匠カバーの係合部の係合をより確実なものとすることができる。
(11)本発明の給油装置において、前記意匠カバーの前記カバー本体は、前記インレットボックスの前記底壁部を覆う底壁カバー部と、該底壁カバー部の外周縁に一体に設けられ、該インレットボックスの前記側壁部を覆う筒状の側壁カバー部と、を有していることが好ましい。
この給油装置では、意匠カバーの底壁カバー部の外周縁に一体に設けられた側壁カバー部により、インレットボックスの側壁部も覆われるので、この側壁部がむき出しとなって露出することを防ぐことができ、インレットボックス内部の意匠性をより向上させることが可能となる。
(12)本発明の給油装置において、前記意匠カバーの前記カバー本体は、前記側壁カバー部の先端縁に設けられ、前記インレットボックスの前記側壁部に当接する環状のリップ部を有していることが好ましい。
この給油装置では、意匠カバーの側壁カバー部の先端縁に設けられた環状のリップ部がインレットボックスの側壁部に当接するので、意匠カバーの側壁カバー部とインレットボックスの側壁部との間に隙間が形成されることがない。このため、インレットボックス内部の意匠性をより向上させることができる。
よって、本発明によれば、インレットボックス内部の意匠性を向上させることができ、しかもフューエルリッドの小型化にも貢献することができる。
また、本発明によれば、意匠カバーの取付作業が容易となる。
以下、本発明のインレットボックス用意匠カバー及び給油装置の実施形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
なお、本発明のインレットボックス用意匠カバー及び給油装置は、以下に説明する実施形態に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲で種々の改良や変更を施した態様で実施することが可能である。
(実施形態1)
図1〜図3に示されるこの実施形態に係る給油装置は、インレットボックス1と、インレットフィラーパイプ2と、被覆部材3と、意匠カバー4と、フューエルリッド5とを備えている。
インレットボックス1は、車体のサイドアウタメンバ等のアウタパネル6に対して別体として凹設されている。このインレットボックス1は、開口部が形成されたアウタパネル6に溶接等により接合されている。なお、インレットボックス1は、アウタパネル6に対して一体に凹設されていてもよい。インレットボックス1をアウタパネル6と一体に凹設する場合は、アウタパネル6を所定形状(底壁部及び側壁部を有する箱状)にプレス加工すればよい。
インレットボックス1は、鋼板等から所定形状(底壁部及び側壁部を有する箱状)にプレス加工等により一体成形されたもので、4つの側壁部11と、ボックス貫通孔(図2参照)121をもつ底壁部12とを有している。なお、4つの側壁部11の先端縁には環状のフランジ部111が形成されており、このフランジ部111がアウタパネル6の裏面に溶接等により接合されている。
インレットボックス1の開口部13はフューエルリッド5で開閉可能に覆われている。このフューエルリッド5は、一端側が自由端として揺動することで開口部13を開閉し得るように、他端側がインレットボックス1に枢支されている。インレットボックス1の一つの側壁部11には、フューエルリッド5を閉状態にロックする、フューエルリッド5の一端側と脱着可能なロック部14が設けられている。
インレットフィラーパイプ2は、基端側が図示しない燃料タンクに接続されている。インレットフィラーパイプ2の先端側は、アウタパネル6の内側に所定間隔を隔てて配設されたホイールハウスアウタ等のインナパネル7の内側貫通孔71及びインレットボックス1のボックス貫通孔121を通って、インレットボックス1内に配設されている。インレットフィラーパイプ2の先端部により給油口が構成されており、この給油口はキャップ21で開閉可能に覆われている。
被覆部材3は、インレットフィラーパイプ2の先端側を被覆するもので、インレットボックス1の内部と車体の下方とを区画している。被覆部材3は、熱可塑性エラストマ等の合成樹脂や合成ゴム(NBR/PVC等)等の弾性材料から筒状に一体成形されたもので、筒本体部31と、第1及び第2シール係止部32及び33とを有している。
被覆部材3の一端側(車体の外側、図1の左上側)に設けられた第1シール係止部32は、図2に示されるように、インレットボックス1の底壁部12のボックス貫通孔121の内周縁端部122に係止されている。この第1シール係止部32は、外周側に開口し、底壁部12のボックス貫通孔121の内周縁端が嵌合する環状の第1嵌合溝321と、内周側に開口し、第1Cリング322が嵌り込んで保持される環状の第1Cリング溝323とを有している。第1Cリング322は、第1シール係止部32と底壁部12の内周縁端部122とのシール性を確保する拘束部材を構成する。また、第1Cリング溝323は拘束部材としての第1Cリング322を収容するための環状溝を構成する。第1Cリング322及び被覆部材3に外力が作用していない自然状態で、第1Cリング322は、第1Cリング溝323の内径よりも所定量大きな外径を有している。
さらに、第1シール係止部32は、第1シール係止部32の外周面から遠心方向に一体に突設された環状の第1シールリップ部324を有している。
この被覆部材3の第1シール係止部32は、第1嵌合溝321内に底壁部12のボックス貫通孔121の内周縁端を嵌合させてから、第1Cリング溝323内に第1Cリング322を嵌め込むことにより、インレットボックス1の底壁部12の内周縁端部122に係止されている。この係止状態では、第1Cリング322は第1Cリング溝323の内周面で拘束されることで弾性変形により所定量縮径しており、第1Cリング322の弾性復帰力の作用により第1シールリップ部324がインレットボックス1の底壁部12の内周縁端部122に所定の面圧力をもって弾接されている。
被覆部材3の他端側(車体の内側、図1の右下側)に設けられた第2シール係止部33は、インナパネル7の内側貫通孔71の内周縁端部72に係止されている。この第2シール係止部33は、外周側に開口し、インナパネル7の内側貫通孔71の内周縁端が嵌合する環状の第2嵌合溝331と、内周側に開口し、第2Cリング332が嵌り込んで保持される環状の第2Cリング溝333とを有している。第2Cリング332は、第2シール係止部33とインナパネル7の内周縁端部72とのシール性を確保する拘束部材として機能する。また、第2Cリング溝333は拘束部材として機能する第2Cリング332を収容するための環状溝として機能する。第2Cリング332及び被覆部材3に外力が作用していない自然状態で、第2Cリング332は、第2Cリング溝333の内径よりも所定量大きな外径を有している。
さらに、第2シール係止部33は、第2シール係止部33の外周面から遠心方向に一体に突設された環状の第2シールリップ部334と、第2シール係止部33の内周面から求心方向に一体に突設された環状の第3シールリップ部335とを有している。被覆部材3に外力が作用していない自然状態で、第3シールリップ部335は、インレットフィラーパイプ2の外径よりも所定量小さな内径を有している。
この被覆部材3の第2シール係止部33は、第2嵌合溝331内にインナパネル7の内側貫通孔71の内周縁端を嵌合させてから、第2Cリング溝333内に第2Cリング332を嵌め込むことにより、インナパネル7の内周縁端部72に係止されている。この係止状態では、第2Cリング33は第2Cリング溝333の内周面で拘束されることで弾性変形により所定量縮径しており、第2Cリング33の弾性復帰力の作用により第2シールリップ部334がインナパネル7の内周縁端部72に所定の面圧力をもって弾接されている。また、第2シール係止部33の第3シールリップ335は、インレットフィラーパイプ2の外周面に所定の面圧力をもって弾接されている。
こうして第1シール係止部32がインレットボックス1の底壁部12の内周縁端部122に係止されるとともに、第2シール係止部33がインナパネル7の内周縁端部72に係止された被覆部材3により、インレットボックス1の内部と車体の下方とが区画されている。これにより、車両の走行時に跳ね上げられた泥などが、インナパネル7の内側貫通孔71及びインレットボックス1のボックス貫通孔121を経て給油口付近に侵入することを防止している。
インレットボックス1に取り付けられる本実施形態に係る意匠カバー4は、図2に示されるように、カバー本体41と、係合部42と、環状のリップ部43とを備えている。
意匠カバー4のカバー本体41及び係合部42は、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)等の比較的硬質の合成樹脂から射出成形により一体に成形されたものである。
意匠カバー4のカバー本体41は、インレットボックス1の底壁部12の全体を覆う底壁カバー部411と、底壁カバー部411の外周縁に一体に設けられ、インレットボックス1の4つの側壁部1のほぼ全体を覆う筒状の側壁カバー部412とを有している。
底壁カバー部411は、インレットボックス1の底壁部12と対応する形状を呈している。底壁カバー部411には、インレットフィラーパイプ2の先端部が挿入されるカバー貫通孔411aが貫設されている。
側壁カバー部412は、インレットボックス1の側壁部11と略対応する形状を呈している。側壁カバー部412には、意匠カバー4の取付状態で前記ロック部14と対応する位置に、ロック部14を通して逃がす逃がし孔412aが貫設されている。
意匠カバー4の係合部42は、被覆部材3の第1シール係止部32と係合するもので、カバー本体41のカバー貫通孔411aの内周縁に一体に設けられている。係合部42は、筒部421と、この筒部421に一体に設けられた複数の爪部422とを有している。なお、複数の爪部422は、本発明における第1係合突部に含まれる。
係合部42の筒部421は、カバー本体41のカバー貫通孔411aの内周縁からカバー貫通孔411aの貫通方向に一体に延びている。筒部421の先端は、被覆部材3の第1シール係止部32を越えて、第1シール係止部32よりも車体の内側に延びている。このため、筒部421は、第1シール係止部32の内周の全体を覆っている。
係合部42の爪部422は、図3に示されるように、基端側が筒部421に一体に設けられ、先端側が自由端となっている。複数の爪部422は4個あり、筒部421の周方向に等間隔を隔てて配設されている。爪部422の先端側外面には筒部421の外周側に突出する断面略三角形状の係止突起部422aが形成されている。この爪部422は、先端側が筒部421の内周側及び外周側に向かって揺動するように弾性変形可能である。爪部422の係止突起部422aが第1シール係止部32の裏側に弾発的に係合する。爪部422の係止突起部422aが第1シール係止部32の裏側に弾発的に係合した状態では、爪部422の係止突起部422aの係止面422bが第1シール係止部32の裏面32a(図2参照)に係止している。また、この係止状態で、インレットボックス1の底壁部12の内周縁端部122と被覆部材3の第1シール係止部32とが、意匠カバー4のカバー本体41の底壁カバー部411と係合部42の爪部422の係止突起部422aの係止面422bとにより挟持されている。
爪部422の個数は複数個であれば特に限定されず、2〜6個程度とすることができる。尚、複数の爪部422は、爪部422による係止、保持力を向上させる観点より、3個以上とすることが好ましく、また、筒部421の周方向に等間隔で配設されていることが好ましい。
リップ部43は、筒状の側壁カバー部411の先端縁を覆うように、カバー本体41とは別体として設けられている。リップ部43の基端側が側壁カバー部411の先端縁に接着により接合されている。リップ部43の先端側は、インレットボックス1の側壁部11の先端縁付近に当接している。リップ部43は、カバー本体を構成する材料よりも軟らかい軟質材料、具体的には弾性変形可能なTPO(熱可塑性ポリオレフィン)よりなる。このため、リップ部43の先端側はインレットボックス1の側壁部11に弾接されている。リップ部43の材料としては、熱可塑性エラストマ等の合成樹脂や合成ゴム等よりなる弾性材料を好適に用いることができる。
かかる構成を有する本実施形態に係る意匠カバー4及び給油装置は、以下の作用効果を奏する。
まず、この意匠カバー4は、アウタパネル6の外側からインレットボックス1の開口部13内に挿入し、インレットボックス1の底壁部12の内周縁端部122に係止された被覆部材3の第1シール係止部32に対して、係合部42を係合させることで、インレットボックス1に容易に取り付けることができる。
この取付状態では、意匠カバー4のカバー本体41の底壁カバー部411がインレットボックス1の底壁部12の全体を覆い、かつ、カバー本体41の底壁カバー部411の外周縁に一体に設けられた筒状の側壁カバー部412がインレットボックス1の側壁部11の略全体を覆っている。このため、インレットボックス1の底壁部12及び側壁部11がむき出しとなって露出することを防ぐことができる。しかも、意匠カバー4のカバー本体41の側壁カバー部412に設けられたリップ部43の先端側がインレットボックス1の側壁部11に弾接されているため、意匠カバー4の側壁カバー部412とインレットボックス1の側壁部11との間に隙間が形成されることがない。このため、インレットボックス内部の意匠性を格段と向上させることができる。
また、この意匠カバー4は、前述のとおり、第1シール係止部32に係合部42を係合させることで、インレットボックス1に取り付けることができる。このため、インレットボックス1の底壁部12にボルト締め用等の取付孔を設ける必要がなく、取付孔を設けるための領域を底壁部12に確保する必要がない。よって、この意匠カバー4によれば、インレットボックス1やフューエルリッド5の小型化に貢献しうる。さらに、意匠カバー4を取り付ける際に、ボルト締め等を行う必要がない。しかも、意匠カバー4をインレットボックス1に対して所定位置に押し込むという極めて簡単な操作により、係合部42の複数の爪部422を第1シール係止部32の裏面32aに弾発的に係合させることで、意匠カバー4をインレットボックス1に取り付けることができる。このため、意匠カバー4の取付作業が極めて容易となる。
また、この意匠カバー4では、カバー本体4のカバー貫通孔411aの内周縁から一体に延びる筒部421により被覆部材3の第1シール係止部32の内周全体を覆うことができるので、被覆部材3の第1シール係止部32が露出することがない。このため、インレットボックス内部の意匠性をさらに向上させることができる。
さらに、意匠カバー4の取付状態において、インレットボックス1の底壁部12及び被覆部材3の第1シール係止部32を意匠カバー4のカバー本体41の底壁カバー部411と複数の爪部422の係止突起部422aとで挟持することができるので、インレットボックス1、被覆部材3及び意匠カバー4の三者の係合、保持をより確実なものとすることが可能となる。
加えて、意匠カバー4の環状のリップ部43がインレットボックス1の側壁部11に弾接されているため、意匠カバー4の側壁カバー部412とインレットボックス1の側壁部11との間におけるシール性を確保することができるとともに、側壁カバー部412と側壁部11とが当接することにより発生する衝突音を防止することができる。
また前述のとおり、意匠カバー4の取付状態においてインレットボックス1、被覆部材3及び意匠カバー4の三者が確実に係合、保持されているので、被覆部材3の第1シール部32におけるシール性の向上にも寄与しうる。すなわち、カバー本体41の底壁カバー部411と係合部42の爪部421とにより、第1シール係止部32及びインレットボックス1の底壁部12が挟持されることで、第1シール係止部32の第1シールリップ部324のシール面圧を高めることができれば、第1シール係止部32の第1シールリップ部324とインレットボックス1の底壁部12との間のシール性をより向上させることが可能となる。
(実施形態2)
図4及び図5に示されるこの実施形態に係る給油装置は、前記実施形態1に係る給油装置において、意匠カバー4の構成を変更したものである。
すなわち、この実施形態に係る意匠カバー4は、TPO等の熱可塑性エラストマ等の合成樹脂や合成ゴム等、比較的軟質で弾性変形可能な弾性材料から射出成形により一体に成形されたものであり、カバー本体41と、係合部42と、環状のリップ部43とを備えている。
意匠カバー4のカバー本体41は、前記実施形態1に係るものと基本的には同様の構成を有し、インレットボックス1の底壁部12の全体を覆う底壁カバー部411と、底壁カバー部411の外周縁に一体に設けられ、インレットボックス1の4つの側壁部11のほぼ全体を覆う筒状の側壁カバー部412とを有している。底壁カバー部411にはカバー貫通孔411aが貫設され、側壁カバー部412には逃がし孔412aが貫設されている。
意匠カバー4の係合部42は、前記実施形態1に係るものと同様、被覆部材3の第1シール係止部32と係合するもので、カバー本体41のカバー貫通孔411aの内周縁に一体に設けられている。係合部42は、筒部421と、この筒部421に一体に設けられた環状の第1係合突部423と、筒部421に一体に設けられた環状の第2係合突部424とを有している。
係合部42の筒部421は、前記実施形態1に係るものと同様、カバー本体41のカバー貫通孔411aの内周縁からカバー貫通孔411aの貫通方向に一体に延びている。筒部421の先端は、被覆部材3の第1シール係止部32を越えて、第1シール係止部32よりも車体の内側に延びている。このため、筒部421は、第1シール係止部32の内周の全体を覆っている。
係合部42の第1係合突部423は、筒部421の先端外周面から外周側(遠心方向)に突出している。この第1係合突部423は、第1シール係止部32の裏側(裏面32a)に係合して、インレットボックス1の底壁部12及び被覆部材3の第1シール係止部32をカバー本体41の底壁カバー部411とで挟持する。
係合部42の第2係合突部424は、筒部421の基端側外周面から外周側(遠心方向)に突出している。この第2係合突部424は、被覆部材3の第1シール係止部32の第1Cリング溝(環状溝)323に係合する。
リップ部43は、筒状の側壁カバー部411の先端縁に一体に設けられている。リップ部43の先端側は、インレットボックス1の側壁部11の先端縁付近に弾接している。
したがって、かかる構成を有する意匠カバー4では、係合部42の弾性変形を伴って、係合部42の第1係合突部423を第1シール係止部32の裏面32aに係合させるとともに、係合部42の第2係合突部424を第1シール係止部32の第1Cリング溝323に係合させることで、意匠カバー4をインレットボックス1に取り付けることができるので、意匠カバー4の取付作業が容易となる。また、この取付状態では、インレットボックス1の底壁部12及び第1シール係止部32がカバー本体41の底壁カバー部411と係合部42の第1係合突部423とで挟持されるとともに、係合部42の第2係合突部424と第1シール部材32の第1Cリング溝323とが係合しているので、インレットボックス1、被覆部材3の第1シール係止部32及び意匠カバー4の係合部42の三者の係合をより確実なものとすることが可能となる。
また、カバー本体41の底壁カバー部411と係合部42の第1係合突部423とにより、第1シール係止部32及びインレットボックス1の底壁部12が挟持されることや、係合部42の第2係合突部424が第1シール部材32の第1Cリング溝323に係合することで、第1シール係止部32の第1シールリップ部324のシール面圧を高めることができれば、第1シール係止部32の第1シールリップ部324とインレットボックス1の底壁部12との間のシール性をより向上させることが可能となる。
なお、この実施形態では、係合部42が第1係合突部423及び第2係合突部424を有する例について説明したが、第1係合突部423のみで所定の係合力を確保できる場合は、第2係合突部424を省略してもよい。
また、この実施形態では、第1係合突部423及び第2係合突部424が環状である場合について説明したが、第1係合突部423及び第2係合突部424は必ずしも環状でなくてもよい。例えば、筒部421の外周面から外周側に突出し、筒部421の周方向に均等に配設された複数の第1係合突部423又は第2係合突起部424としてもよい。
その他の構成及び作用効果については、前記実施形態1と同様であるため、前記実施形態1における説明を援用することで、その説明を省略する。
本発明の実施形態1に係る給油装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の実施形態1に係る給油装置の要部を拡大して示す部分断面図である。 本発明の実施形態1に係る給油装置における意匠カバーの爪部を拡大して示す部分斜視図である。 本発明の実施形態2に係る給油装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の実施形態2に係る給油装置の要部を拡大して示す部分断面図である。
符号の説明
1…インレットボックス 2…インレットフィラーパイプ
3…被覆部材 4…意匠カバー
5…フューエルリッド 6…アウタパネル
7…インナパネル 11…側壁部
12…底壁部 13…開口部
31…筒本体部 32…第1シール係止部
33…第2シール係止部 41…カバー本体
42…係止部 43…リップ部
121…ボックス貫通孔 322…Cリング(拘束部材)
323…Cリング溝(環状溝) 411…底壁カバー部
412…側壁カバー部 411a…カバー貫通孔
422…爪部(第1係合突部) 423…第1係合突部
424…第2係合突部

Claims (12)

  1. 車体のアウタパネルに凹設され側壁部とインレットフィラーパイプが挿入されるボックス貫通孔を有する底壁部とを備えたインレットボックスに取り付けられる、意匠カバーであって、
    前記インレットフィラーパイプが挿入されるカバー貫通孔を有し、前記インレットボックスの少なくとも前記底壁部を覆うカバー本体と、
    前記カバー本体の前記カバー貫通孔の内周縁に一体に設けられた係合部と、を備え、
    前記係合部は、前記底壁部の前記ボックス貫通孔の内周縁端部にシール係止部が係止されて前記インレットフィラーパイプを被覆する筒状の被覆部材の、該シール係止部と係合することを特徴とするインレットボックス用意匠カバー。
  2. 前記係合部は、前記カバー本体の前記カバー貫通孔の内周縁から該カバー貫通孔の貫通方向に一体に延びて前記被覆部材の前記シール係止部の内周を覆う筒部と、該筒部に一体に設けられ、該シール係止部の裏側に係合して前記底壁部及び該シール係止部を前記カバー本体とで挟持する第1係合突部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載のインレットボックス用意匠カバー。
  3. 前記第1係合突部は、前記シール係止部の裏側に弾発的に係合して前記底壁部及び該シール係止部を前記カバー本体とで挟持する複数の爪部よりなることを特徴とする請求項2に記載のインレットボックス用意匠カバー。
  4. 前記被覆部材の前記シール係止部は、前記底壁部の前記ボックス貫通孔の内周縁端部と該シール係止部とのシール性を確保する拘束部材を収容するための環状溝を有し、
    前記係合部は、前記環状溝に係合する第2係合突部を有していることを特徴とする請求項2に記載のインレットボックス用意匠カバー。
  5. 前記カバー本体は、前記インレットボックスの前記底壁部を覆う底壁カバー部と、該底壁カバー部の外周縁に一体に設けられ、該インレットボックスの前記側壁部を覆う筒状の側壁カバー部と、を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載のインレットボックス用意匠カバー。
  6. 前記カバー本体は、前記側壁カバー部の先端縁に設けられ、前記インレットボックスの前記側壁部に当接する環状のリップ部を有していることを特徴とする請求項5に記載のインレットボックス用意匠カバー。
  7. 車体のアウタパネルに凹設され、側壁部とボックス貫通孔をもつ底壁部とを有するインレットボックスと、
    前記ボックス貫通孔に挿入されるインレットフィラーパイプと、
    前記底壁部の前記ボックス貫通孔の内周縁端部に係止されるシール係止部を有し、前記インレットフィラーパイプを被覆する筒状の被覆部材と、
    前記インレットボックスに取り付けられる意匠カバーと、を備えた給油装置であって、
    前記意匠カバーは、前記インレットフィラーパイプが挿入されるカバー貫通孔を有し前記インレットボックスの少なくとも前記底壁部を覆うカバー本体と、該カバー本体の該カバー貫通孔の内周縁に一体に設けられ前記被覆部材の前記シール係止部と係合する係合部と、を備えていることを特徴とする給油装置。
  8. 前記意匠カバーの前記係合部は、前記カバー本体の前記カバー貫通孔の内周縁から該カバー貫通孔の貫通方向に一体に延びて前記被覆部材の前記シール係止部の内周を覆う筒部と、該筒部に一体に設けられ、前記底壁部及び該シール係止部を前記カバー本体とで挟持する第1係合突部と、を有していることを特徴とする請求項7に記載の給油装置。
  9. 前記第1係合突部は、前記シール係止部に弾発的に係合して前記底壁部及び該シール係止部を前記カバー本体とで挟持する複数の爪部よりなることを特徴とする請求項8に記載の給油装置。
  10. 前記被覆部材の前記シール係止部は、前記底壁部の前記ボックス貫通孔の内周縁端部と該シール係止部とのシール性を確保する拘束部材を収容するための環状溝を有し、
    前記意匠カバーの前記係合部は、前記環状溝に係合する第2係合突部を有していることを特徴とする請求項8に記載の給油装置。
  11. 前記意匠カバーの前記カバー本体は、前記インレットボックスの前記底壁部を覆う底壁カバー部と、該底壁カバー部の外周縁に一体に設けられ、該インレットボックスの前記側壁部を覆う筒状の側壁カバー部と、を有していることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一つに記載の給油装置。
  12. 前記意匠カバーの前記カバー本体は、前記側壁カバー部の先端縁に設けられ、前記インレットボックスの前記側壁部に当接する環状のリップ部を有していることを特徴とする請求項11に記載の給油装置。
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