JPH11165545A - フィラーチューブの取付構造 - Google Patents
フィラーチューブの取付構造Info
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- JPH11165545A JPH11165545A JP9330218A JP33021897A JPH11165545A JP H11165545 A JPH11165545 A JP H11165545A JP 9330218 A JP9330218 A JP 9330218A JP 33021897 A JP33021897 A JP 33021897A JP H11165545 A JPH11165545 A JP H11165545A
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Abstract
ネル端部が、タンクキャップを燃料注入口からはずして
しまうという事態を確実に回避する。 【解決手段】タンクキャップ3の装着される燃料注入口
6を構成する合成樹脂製フィラーチューブのネック部4
に外向きフランジ14が一体に形成され、車体パネル2
の開口周縁部裏側に前記フランジ14が固定されて、ネ
ック部4の燃料注入口6がパネル開口部13の上方に突
出するフィラーチューブの取付構造とし、前記フランジ
14の上面に、燃料注入口6を取り囲む立壁5を突設す
る。
Description
ンダー等に開口形成された燃料注入口から注入された燃
料を下方に設置された燃料タンクに導くフィラーチュー
ブ(インレットホースともいう。)の取付構造に関し、
更に詳細には、自動車の衝突時等に車体パネルの端部
で、タンクキャップがはずされるのを有効に防止できる
フィラーチューブの取付構造に関する。
ンダー等に開口形成された燃料注入口から注入される
と、該燃料注入口に固定されたフィラーチューブと呼ば
れる熱可塑性合成樹脂製のホース部材の中を通過して、
燃料注入口よりも下方位置(一般には、車室の下方位
置)に設置された燃料タンクに導かれる。
アフェンダー等の車体パネルと連結し、外側に開口して
燃料注入口を構成する部分となるとともに、タンクキャ
ップが係合する部分でもあることから、自動車の衝突事
故等の際には、保護される必要がある。即ち、衝突(特
に後面衝突、側面衝突)により衝撃が車体パネルに加わ
った場合でも、タンクキャップがフィラーチューブから
はずれないようにする必要がある。
付構造に関する一般的な従来技術(特開平1−2478
83号)を示す図4に示すように、フィラーチューブの
上方端部には、タンクキャップ3の雄ねじと係合する雌
ねじが内周に形成されたネック部4が形成されるととも
に、該ネック部4の外周に延出形成されている外向きフ
ランジ14の上面が、車体パネル2の裏側に接してボル
ト7で固定され、フィラーチューブ1は、車体パネル2
に確実に固定されている。
り、車体パネル2に加わる衝撃力により、外向きフラン
ジ14部分から車体パネル2がはずれてしまう可能性は
否定できない(図5参照)。
ンクキャップ3の蓋部31は、車体パネル2の開口部1
3から露出している燃料注入口6上端部の外径よりも更
に外側に傘状にせり出して、ネック部6に螺着固定され
ている。
がタンクキャップに干渉している様子を示す図5のよう
に、自動車事故等の際の車体パネル2の変形等により、
車体パネル2がタンクキャップ3の蓋部31の外周下端
部15の下側に入り込んで、該タンクキャップ3が上方
にこじ開けられ、該キャップ3のシールリング(Oリン
グ)部10の圧着力が得られなくなり気密漏れとなる事
態が生じる可能性がある。
突事故等の際の強い衝撃により、万が一車体パネルがフ
ィラーチューブのネック部からはずれた場合において
も、タンクキャップを該車体パネル端部から確実に保護
するために有効なフィラーチューブの取付構造を提供す
ることを目的とする。
に、本発明は、以下の手段を採用する。請求項1では、
タンクキャップの装着される燃料注入口を構成する合成
樹脂製フィラーチューブのネック部に外向きフランジが
一体に形成され、車体パネルの開口周縁部に前記フラン
ジが固定されて、ネック部の燃料注入口がパネル開口部
の上方に突出するフィラーチューブの取付構造とし、前
記フランジの上面に、燃料注入口を取り囲む立壁を突設
する。この燃料注入口を取り囲む立壁は、衝突事故等の
際の強い衝撃により発生しうる車体パネル端部の燃料注
入口及びタンクキャップ側への侵入を防ぐ、いわば防御
壁となる。
挿着されたタンクキャップの外周下端部より高く突出す
る。この手段により、車体パネル端部がタンクキャップ
の外周下端部の下方部分に車体パネル端部のネック部側
への侵入を有効に防止して、該車体パネル端部によっ
て、タンクキャップに力が加わるのを防止する。
は、薄肉部が設けられたことを特徴とする請求項1又は
請求項2記載のフィラーチューブの取付構造手段を採用
する。この手段により、フィラーチューブやタンクキャ
ップに衝撃力が加わった時に、薄肉部分で積極的に破断
させることにより、衝撃力を緩和させフィラーチューブ
を有効に保護する。
いて添付図面を参照して説明する。図1は、本発明に係
る実施例であるフィラーチューブの要部断面図、図2
は、フィラーチューブ上端部の外観斜視図、図3は、同
実施例の立壁周辺の拡大図である。
れたフィラーチューブを示している。図示されていない
該フィラーチューブ1の下端は、より下方に配置(図面
下方、一般には車室の下)されて、車体に固定されてい
る燃料タンク(図示せず)に連結されている。一方、フ
ィラーチューブ1の上端部には、熱可塑性の合成樹脂等
で別体で成形されたネック部4が接合等により一体化さ
れて、フィラーチューブ1は該ネック部4を介して車体
パネル2に連結されている(連結手段については後
述)。
アフェンダー等の車体パネル2から臨み出て燃料注入口
6を形成しており、該燃料注入口6は、タンクキャップ
3が着脱できるように形成されている。
6を閉塞する役割を果たす部材であり、大別すると金属
製又は樹脂製からなる傘状の蓋31と合成樹脂製の雄ね
じ部12を外周部に備えた嵌入部32からなっている。
に形成されている雌ねじ部11に係合するように形成さ
れているため、タンクキャップ3を燃料注入口6に回し
ながら嵌入すると、燃料注入口6内周に固定され、該注
入口6を閉塞する。
るめると、該キャップ3がはずれて、ネック部4の上端
の燃料注入口6が露出し、該燃料注入口6に注入された
ガソリン、軽油等燃料は、フィラーチューブ1を通過し
て、下方の燃料タンク(図示せず)に導かれる。尚、図
1に示す符号10は、燃料注入口6上端面とタンクキャ
ップ3の密着性を高めるために、蓋部31の内側に設け
られたゴム製のOリングを示している。
等を構成する車体パネルの一部を示している。該車体パ
ネル2には、円形にくり抜かれた開口部13が形成され
ている。この開口部13には、燃料注入口6を構成する
ネック部4の上端部分が嵌入されるとともに、該開口部
13の周縁部には、ネック部4がボルト7で固定されて
いる。
は、対向する略菱形の延出部の形成された外向きフラン
ジ14が周設されており、この外向きフランジ14の上
面を車体パネル2の裏側の面に接するようにして、ネッ
ク部4の上端部が車体パネル2の開口部2から突出する
ように構成されている。
パネル2に形成されているボルト固定用孔9bに対応す
るボルト固定用孔9aが形成され、該ボルト固定用孔9
a、9bにボルト7を螺着させることにより、車体パネ
ル2と外向きフランジ14を連結固定している。尚、ボ
ルト7の固定箇所は、2カ所に限るものではなく、更に
複数箇所設けてもよい。
形成された円筒形状の立壁5、即ち、本発明の要部につ
いて説明する。該立壁5は、ネック部4の上端に形成さ
れている燃料注入口6の外周を取り囲むように、即ち、
燃料注入口6の外側に同心円状に、外向きフランジ14
の上面から該フランジ14と一体に突設されている。
動車の衝突事故等の際の強い衝撃により発生し得る車体
パネル端部21の燃料注入口6及びタンクキャップ3側
への侵入を防ぐために設けられたものであり、いわば車
体パネル端部21の侵入を防ぐ防御壁と呼ぶべきもので
ある。
面からの高さH1(図3参照)を、燃料注入口6に装着
されたタンクキャップ3の傘状の蓋31の外周下端部1
5の外向きフランジ14の上面からの高さH2(図3参
照)よりも高く形成することにより、車体パネル端部2
1が、立壁5を乗り越えて燃料注入口6側に侵入してき
たとしても、タンクキャップ3の外周下端部15の下側
に入り込むことがなくなる。
1によってタンクキャップ3が跳ね上げられたり、押し
倒されたりして、燃料注入口6からタンクキャップ3が
はずれてしまうような事態をより確実に防ぐことができ
る。従って、衝突事故で車が横転等した場合でも、フィ
ラーチューブ1を逆流してきた燃料が外部に流出する事
態を回避し、火災を引き起こす心配が全くなくなる。
形成された水抜き孔であり、燃料注入口6と立壁5の間
の空間に雨水等が溜まるのを防止するために設けられた
ものである。
周に、該フランジ14の裏側から断面V字形状の薄肉部
16(図1,図3参照)を周設することにより、衝突等
によって車体パネル2に大きな衝撃力が加わった場合
に、外向きフランジ14を該薄肉部16の部分で断裂さ
せ、車体パネル2側とフィラーチューブ1側に分断す
る。
て断裂しやすい構造とすることで、車体パネル2にかか
る衝撃力は、フィラーチューブ1に伝達されず、フィラ
ーチューブ1及びタンクキャップ3を有効に保護するこ
とができる。
明すれば、以下の通りである。 (1)タンクキャップの装着される燃料注入口を構成す
る合成樹脂製くフィラーチューブのネック部に外向きフ
ランジを一体に形成して、車体パネルの開口周縁部裏側
に外向きフランジを固定し、ネック部の燃料注入口がパ
ネル開口部の前方に突出するフィラーチューブの取付構
造とし、該フランジの上面に、燃料注入口を取り囲む立
壁を突設したことにより、衝突事故等の際の強い衝撃に
より発生しうる車体パネル端部の燃料注入口及びタンク
キャップ側への侵入を確実に防ぐことができる。
ンクキャップの外周下端部より高く突設したことによ
り、車体パネル端部のタンクキャップの外周下端部の下
方部分への侵入を有効に防止して、該車体パネル端部に
よって、タンクキャップが跳ね上げられたり、押し倒さ
れたりして、燃料注入口からはずされるのを確実に防止
することができる。
部を設けたことにより、車体パネルに衝撃力が加わった
時に、薄肉部が破断し、フィラーチューブに衝撃力を伝
達しないため、フィラーチューブを有効に保護すること
ができる。
要部断面図
示す図
プに干渉している様子を示す図
Claims (3)
- 【請求項1】タンクキャップの装着される燃料注入口を
構成する合成樹脂製フィラーチューブのネック部に外向
きフランジが一体に形成され、車体パネルの開口周縁部
に前記フランジが固定されて、ネック部の燃料注入口が
パネル開口部の上方に突出するフィラーチューブの取付
構造であって、 前記フランジの上面に、燃料注入口を取り囲む立壁が突
設されたことを特徴とするフィラーチューブの取付構
造。 - 【請求項2】前記立壁は、燃料注入口に挿着されたタン
クキャップの外周下端部より高く突出することを特徴と
する請求項1に記載のフィラーチューブの取付構造。 - 【請求項3】前記フランジの立壁周りには、薄肉部が設
けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
フィラーチューブの取付構造。
Priority Applications (1)
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JP33021897A JP3948688B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | フィラーチューブの取付構造 |
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JP33021897A Expired - Fee Related JP3948688B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | フィラーチューブの取付構造 |
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- 1997-12-01 JP JP33021897A patent/JP3948688B2/ja not_active Expired - Fee Related
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