JP2009072942A - 流路形成部材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インク漏れを防止可能な流路形成部材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の流路形成部材は、弾性チューブ(インクチューブ6)と、この弾性
チューブの端部の内側に圧入して嵌め込まれた端部補強管3と、上記弾性チューブの端部
の外周を被うように設けられた継手部5とを備えたことや、複数並設された弾性チューブ
と、基端がベース部に一体となり上記弾性チューブの端部の内側に圧入して嵌め込まれた
複数の端部袖強管と、上記弾性チューブの端部の外周を被うようにして設けられた継手部
とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばオフキャリッジ型のインクジェット式記録装置においてインクカート
リッジから記録ヘッドにインクを供給するために用いられる流路形成部材及びその製造方
法に関する。
従来、例えば業務用として用いられるオフキャリッジ型と呼ばれるインクジェット式記
録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。これは、大容量のインクカートリッ
ジを記録装置の印刷部隔壁に固定し、記録ヘッドを搭載したキャリッジとインクカートリ
ッジとを可撓性のチューブにより形成されたインク流路形成部材を用いて繋ぐことによっ
て、インクカートリッジから記録ヘッドにインクを供給する構成のものである。インク流
路形成部材は、インクチューブの両方に端部にコネクタを備えた構成であり、一端部に設
けられたカートリッジ側コネクタとインクカートリッジに接続されたカートリッジ側接続
部材とが互いに接続され、他端部に設けられたキャリッジ側コネクタとキャリッジに接続
されたキャリッジ側接続部材とが互いに接続される。これにより、インク流路形成部材は
、キャリッジの移動に合わせて、自由端となるカートリッジ側コネクタ部分が左、右に動
くように構成され、インクカートリッジと記録ヘッドとの間において全体としてU字状な
いしJ字状となるように変形する。インクチューブの端部に設けられるコネクタは、一般
に、インジェクション成形によりインクチューブの端部と一体化するよう成形される。例
えば、インクチューブは、弾性を有するエラストマーのような軟質樹脂により形成され、
コネクタは、ポリプロピレンのような硬質樹脂により形成されることが知られている(例
えば、特許文献2参照)。コネクタは、インクチューブの端部の開口に対向する穴ないし
溝の連通孔がインジェクション成形により形成され、この連通孔を介してキャリッジやイ
ンクカートリッジに接続されることになる。
特開2003−320680号公報 特開2006−231837号公報 特願2006−224161号公報
しかしながら、上記インク流路形成部材の製造方法によれば、インジェクション成形に
よりインクチューブの端部とコネクタとを一体化する際に、成形型内に充填されるコネク
タ形成用の樹脂の圧力がインクチューブの端部の外周面あるいは先端面に作用することに
よって、このインクチューブの端部の外周面あるいは先端面に微小な窪みが生じてしまい
、この窪みがギャップ(隙間)となるので、インクチューブの端部の外周面あるいは先端
面に対してコネクタ形成用樹脂が十分な強度を持って接着(溶着)されないおそれがあっ
た。特に、上記窪みはインジェクション成形時の圧力を上げれば上げるほど大きくなる傾
向にあるので、インクチューブの端部とコネクタとが圧力を伴わない、余熱のみで溶着す
る傾向が助長され、インクチューブの端部とコネクタとの間に、隙間が生じ、長年月の使
用でインク漏れを生じるおそれを有していた。もっとも、インクチューブを硬質の樹脂を
用いて形成し、これにコネクタを2色成形すれば、インクチューブの端部の窪みを小さく
できるものの、インクチューブが硬質であれば、キャリッジ動作時の負荷が大きくなるの
で、キャリッジ駆動用のモータの負担が大きくなり、しかも、インクチューブが十分な弾
力性を有さないので、インクチューブが欠損しやすくなるという欠点があった。
なお、インクチューブの端部に管を挿入することにより端部のつぶれを防止するもの(
特許文献3参照)が先願として本出願人により提案されているが、管を単に挿入するだけ
では十分な効果が得られなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、インク漏れを防止可能な流路形成部材及
びその製造方法を提供する。
本発明に係る流路形成部材は、弾性チューブと、この弾性チューブの端部の内側に圧入
して嵌め込まれた端部補強管と、上記弾性チューブの端部の外周を被うように設けられた
継手部とを備えたので、端部補強管がインクチューブの内側に圧入して設置されて、弾性
チューブの端部にかかるインジェクション圧力を上げることができる。これにより、コネ
クタ成形型のキャビティ内に充填されたコネクタ形成用の材料の圧力で弾性チューブの端
部の外周面が窪むのを防止できて、弾性チューブの端部の外周面とコネクタとの間の隙間
の発生を防止できるので、インク漏れを防止できる流路形成部材を得ることができる。
端部補強管が、硬質材料により形成されたことにより、弾性チューブの端部を補強する
効果を高くできる。
端部補強管が、弾性チューブの端部の内側に嵌め込まれる先端が尖鋭部に形成されたこ
とにより、端部補強管を弾性チューブの端部の内側に嵌め込む作業の容易化が図れる。
端部補強管が、弾性チューブの端部の先端面に係止するフランジを備えたことにより、
フランジが、コネクタ成形型のキャビティ内に充填されたコネクタ形成用の材料の圧力に
対して弾性チューブの端部の先端面を保護するので、コネクタ形成用の材料の圧力によっ
て弾性チューブの端部の先端面が窪むのを防止できる。よって、弾性チューブの端部の先
端面とコネクタとの間の隙間の発生を防止できるので、インク漏れを防止できる流路形成
部材を得ることができる。
複数並設された、弾性チューブと、基端がベース部に一体となり、上記弾性チューブの
端部の内側に圧入して嵌め込まれた複数の端部袖強管と、上記弾性チューブの端部の外周
を被うようにして設けられた継手部とを備えたことにより、端部補強管に弾性チューブか
ら引抜け方向の力が作用しても容易に引抜け方向に移動することがなく、列間リークをよ
り効果的に防止できる。
また、本発明に係る流路形成部材の製造方法は、弾性チューブの端部に継手部を備えた流
路形成部材の製造方法において、弾性チューブの端部の内側に端部補強管を圧入して挿入
した後に、弾性チューブの端部の外周側を樹脂で被うようにして継手部を成形したので、
コネクタ成形型のキャビティ内に充填されたコネクタ形成用の材料の圧力で弾性チューブ
の端部の外周面が窪むのを防止できて、弾性チューブの端部の外周面とコネクタとの間の
隙間の発生を防止できるので、インク漏れを防止できる流路形成部材を得ることができる
最良の形態1
図1乃至図5は最良の形態1を示し、図1は流路形成部材を断面で示し、図2は流路形
成部材の成形工程の断面を拡大して示し、図3はインクチューブ集合体の端部と端部補強
管との関係を示し、図4はインクチューブ垂直置きタイプの流路形成部材及び流路形成部
と接続部材との関係を示し、図5は流路形成部と接続部材との接続構成を示す。
図1に示すように、インク流路形成部材1は、インクチューブ集合体2と端部補強管3
と継手部4とを備える。図4に示すように、インク流路形成部材1の継手部4と接続部材
9とが互いに接続されることによって、インクカートリッジ75とキャリッジ60との間
のインク通路が形成される。例えば、インク流路形成部材1の一端部であるカートリッジ
側継手部4aとカートリッジ側接続部材9aとが互いに接続され、流路形成部材1の他端
部であるキャリッジ側継手部4bと後述のキャリッジ側接続部材9bとが互いに接続され
る。
図3に示すように、インクチューブ集合体2は、面状体を構成する並列に並べられた複
数本の円管状の弾性チューブとしてのインクチューブ5により形成される。インクチュー
ブ集合体2は、例えば、PP,PE,スチレン系又はオレフィン系又はポリアミド系のT
PEあるいはエラストマーのような軟質樹脂材料を図外の押出成形機によって成形するこ
とにより得られる。最良の形態1では、6本のインクチューブ5が押出成形により並列に
並ぶように一体成形された面状体構成のインクチューブ集合体2を例示した。即ち、ブラ
ックインク用、イエローインク用、シアンインク用、ライトシアンインク用、マゼンタイ
ンク用、ライトマゼンタインク用毎に、それぞれ別々にインクチューブ5が1本づつ割り
当てられて形成されたインクチューブ集合体2を示した。インクチューブ5が並列に並ぶ
ように形成されたインクチューブ集合体2のチューブ(管)の延長方向と直交するインク
チューブ集合体2の幅方向の寸法Wを極力小さくして小型化を図るためには、隣り合うイ
ンクチューブの内周面14同士を極力近接させ、隣り合うインクチューブの内周面14と
内周面14との間の寸法aをインクチューブ5の外被寸法bよりも小さく設定することが
考えられるが、本発明では、このような設定事項に限定されず、種々の寸法設定が考えら
れる。例えば、インクチューブ集合体2をフラットな面状体としてここにインク通路とな
る中空を並列に形成したり、中空を千鳥状配置したりすることも一考である。
尚、図4では、インクカートリッジ75を収納するインクタンク63が印刷部隔壁51
の後板55の後に固定され、インクチューブ集合体2のインクチューブ5が垂直方向に並
ぶ状態にインクチューブ集合体2が配置されることによって、インクカートリッジ75と
キャリッジ60との間のインク通路が形成される形式のインクジェット式記録装置を示す
。図6に示すように、インクカートリッジ75を収納するインクタンク63が印刷部隔壁
51の右側板53の外側に固定され、インクチューブ集合体2のインクチューブ5が水平
方向に並ぶ状態にインクチューブ集合体2が配置されることによって、インクカートリッ
ジ75とキャリッジ60との間のインク通路80が形成される形式のインクジェット式記
録装置も考えられる。
図3に示すように、端部補強管3は、インクチューブ集合体2を形成する各々のインク
チューブ5の端部6におけるチューブの内側に、インクチューブ5の端部6の開口10a
から圧入して嵌め込まれる。端部補強管3の外径は、単管インクチューブ内径2.0mm
に対し、2.1mm、6連チューブ内径3.0mmに対して3.1mm、9連チューブ2
.2mmに対して2.3mmとやや太径に設定し、材質はインクチューブ集合体2を形成
する軟質樹脂材料よりも硬質の材料、例えば、熱可塑性樹脂のような硬質樹脂材料や、金
属材料などの硬質材料により円管状に形成された数センチ程度の長さの管である。端部補
強管3は、インクチューブ5の端部6の内側に嵌め込まれる一端部7の先端8が管の中心
軸に対して斜めに切断されて尖鋭部8tに形成されるとともに、他端部には、インクチュ
ーブ5の端部6の先端面10に係止する円筒状のフランジ11を備える。端部補強管3の
一端部7の外径寸法はインクチューブ5の端部6におけるチューブの内側に圧入により入
り込める大きさに形成され、端部補強管3の他端部にはインクチューブ5の端部6におけ
るチューブの内側に入り込めない大きさの円筒状のフランジ11が設けられる。図2に示
すように、端部補強管3の一端部7の外径は、端部補強管3の一端部7の外周面13とイ
ンクチューブ5の端部6におけるチューブの内周面14とが互いに密に接触するように、
インクチューブ5のチューブの内径よりも大きい寸法に形成されるので、圧入が可能とな
る。
図1に示すように、継手部4は、インクチューブ集合体2の両方の端部5Aに設けられ
る。即ち、継手部4は、インクチューブ集合体2を形成する全てのインクチューブ5の端
部6の内側に端部補強管3が嵌め込まれた状態において、インクチューブ5の端部6の外
周面6a、フランジ11の外周面11a、及び、フランジ11の先端面12を被うよう(
モールド状態)に設けられる。継手部4は、インクチューブ5の端部6の内側に嵌め込ま
れた端部補強管3の開口3aを経由してインクチューブ5のチューブの内側に連通し、か
つ、継手部4の先端面4xに開口する嵌合孔4yを備える。継手部4におけるインクチュ
ーブ集合体2のインクチューブ5が並ぶ方向の両側には、継手部4の先端面4xと先端面
4xの反対側の先端面4tとに跨って貫通する締結孔4zが形成される。継手部4におけ
るインクチューブ集合体2のインクチューブ5が並ぶ方向の両端には、摘み部4fが形成
される。このような継手部4は、インクチューブ集合体2を形成する軟質樹脂材料よりも
硬質の材料であるポリプロピレンのような硬質樹脂材料によりインジェクション成形され
る。
次に、インク流路形成部材1の製造方法を説明する。まず、インクチューブ集合体2と
端部補強管3とを別々に成形して作る。インクチューブ集合体2のインクチューブ5の端
部6からインクチューブ5の端部6の内側に端部補強管3を嵌め込む。図2に示すように
、端部補強管3が嵌め込まれたインクチューブ集合体2の端部5Aをコネクタ成形機のコ
ネクタ成形型21;22で形成されるキャビティ内にセットし、このキャビティ内に継手
部4を形成するための硬質樹脂材料を充填することによって、インクチューブ集合体2を
形成するインクチューブ5の端部6の外周面6a、端部補強管3のフランジ11の外周面
11a、及び、フランジ11の先端面12を被う継手部4が設けられる。即ち、インクチ
ューブ集合体2の端部5Aをモールドするよう一体化された継手部4が成形される。イン
クチューブ集合体2の反対側の端部も同様にキャビティ内にセットしてインジェクション
成形することで、インクチューブ集合体2の両端に継手部4を備えたインク流路形成部材
1を製造できる。
最良の形態1によれば、端部補強管3の一端部7がインクチューブ5の内側に圧入して
設置されたことによって、コネクタ成形型21;22のキャビティ内に充填された硬質な
材料の圧力F1でインクチューブ5の端部6の外周面6aに窪みFaを作る方向の力が作
用しても端部補強管3の反力でこの窪みFaが発生するのを防止できる。よって、継手部
4は、圧力を有してインクチューブ5の端部6に熱溶着され、従来の如く、単なる余熱の
溶着だけでは接続されないので、インクチューブ5の端部6の外周面6aと継手部4との
間を強固に溶着でき、これにより、長期間に渡って、インク漏れを防止できる。また、最
良の形態1では、長年月の使用下で継手部4が収縮膨張を繰り返しても端部補強管3の突
っ張り力によりインクチューブ5の端部6との間にギャップが発生しづらく、このことに
よっても継手部4を強固に接続でき、信頼性を高め得る。
最良の形態1によれば、端部補強管3が、インクチューブ集合体2を形成する軟質樹脂
材料よりも硬質の材料により形成されたので、インクチューブ5の端部6を補強する効果
が高くなる。また、継手部4がポリプロピレンのような硬質樹脂材料により形成されたの
で、継手部4の強度を上げることができる。
最良の形態1によれば、端部補強管3がフランジ11を備えたので、端部補強管3のフ
ランジ11がインクチューブ5の端部6の先端面10に係止することによって、フランジ
11が、コネクタ成形型21;22のキャビティ内に充填された硬質樹脂材料の圧力F2
に対してインクチューブ5の端部6の先端面10を保護するので、樹脂圧力F2によって
インクチューブ5の端部6の先端面10が窪むFbを作るのを防止できる。よって、継手
部4の成形の際に、インクチューブ5の端部6の先端面10と継手部4との間の隙間の発
生を防止でき、継手部4を圧力を伴って先端面10に確実に溶着でき、長年月に渡ってイ
ンク漏れを防止できるインク流路形成部材1を得ることができる。また、端部補強管3が
フランジ11を備えたので、インクチューブ5の端部6に端部補強管3を同じように容易
に取り付けることができ、嵌め込み作業が容易となる。また、フランジ11を備えたので
、インクチューブ5の端部6の先端面10とフランジ11とが密に接触するまで端部補強
管3を強く押し込むことができて、インクチューブ5の端部6の先端面10とフランジ1
1とが密に接触するので、先端面10とフランジ11との間にインク漏れを生じさせるよ
うな隙間の発生を防止できる。
最良の形態1によれば、端部補強管3の一端部7の外周面13とインクチューブ5の端
部6におけるチューブの内周面14とが互いに密に接触するように、端部補強管3の一端
部7の外径をインクチューブ5のチューブの内径よりも若干大きい寸法に形成し、端部補
強管3がインクチューブ5の端部6におけるチューブの内周面14を押し広げながら端部
6の内側に圧入して取り付けられるようにした。このため、端部6の内側に挿入された端
部補強管3の一端部7の尖鋭部8tを備えた先端8で端部6の内側の内周面14が押され
て盛り上がり(図2参照)、端部補強管3の一端部7の外周面13とインクチューブ5の
端部6におけるチューブの内周面14とが密に接触した状態となるので、端部補強管3と
チューブの内周面14との間にインク漏れを生じさせるような隙間の発生を防止できる。
また、端部補強管3を圧入することによりインクチューブ5の外周面には膨れ部分5mが
生じるので、継手部4にインクチューブ5から引抜ける方向の力が作用してもこの膨れ部
分5mの継手部4への嵌合力により、継手部4の引抜けを効果的に防止でき、継手部4と
インクチューブ5を強固に一体化できる。このように、端部補強管3の一端部7の外径を
インクチューブ5のチューブの内径よりも大きい寸法に形成することによって、上述した
インク漏れを生じさせるような隙間の発生を防止する構成とした場合には、一端部7の先
端8が尖鋭部8tに形成されていない端部補強管3を用いると端部補強管3をインクチュ
ーブ5の端部6の開口10aから端部6の内側に嵌め込む作業が困難となる。しかしなが
ら、最良の形態1では、一端部7の先端8が尖鋭部8tに形成された端部補強管3を用い
たので、インクチューブ5の端部6におけるチューブの内側に一端部7を嵌め込みやすく
なって、端部補強管3をインクチューブ5の端部6の開口10aから端部6の内側に嵌め
込む作業の容易化が図れるとともに、上述したインク漏れを生じさせるような隙間の発生
を防止できるという効果が得られる。
最良の形態1によれば、端部補強管3の一端部7の外周面13とインクチューブ5の端
部6におけるチューブの内周面14とが密に接触した状態となるので、端部補強管3がイ
ンクチューブ5の端部6から外れることを防止できる。つまり、端部補強管3がインクチ
ューブ5の端部6から外れやすいと、端部補強管3を嵌め直す手間が煩雑であるが、最良
の形態1の端部補強管3はインクチューブ5の端部6から外れにくいので、端部補強管3
の嵌め直しのような作業をなくすことができ、作業の効率化が図れる。
最良の形態1によれば、インクチューブ集合体2のインクチューブ集合体2の両方の先
端面5Bにおいて互いに隣り合うインクチューブ5の内周面14と内周面14との間の最
短距離aを小さくしたので(図3参照)、幅方向の寸法Hの小さいインクチューブ集合体
2を得ることができる。そして、このように、幅方向の寸法Hを小さくして上記最短距離
aを小さくしたインクチューブ集合体2においては、インクチューブ5内のインクが従来
のような隙間を経由して隣接する別のインクチューブ5内に浸入してインクを混濁させる
現象(インクチューブ5の列の列間漏れ(列間リーク)と呼ばれる)を生じるおそれが多
くなるが、最良の形態1では、端部補強管3を用いたことによって、インクチューブ集合
体2における列間リークを防止できた。従って、最良の形態1によれば、幅方向の寸法H
を小さくできてコンパクト化が図れ、しかも、列間リークを防止できる流路形成部材1を
得ることができる。
流路形成部材1の継手部4と接続部材9との接続構造を説明する。接続部材9は、例え
ば、図4に示すように、一端部がインクカートリッジ75の図外のインク出口やキャリッ
ジ60のインク貯留室71の図外のインク入口に接続されたインク輸送管69の他端部6
9zに設けられる。接続部材9は、先端面9xから突出して継手部4の先端面4x側から
嵌合孔4yに嵌め込まれる連通管9yと、継手部4の締結孔4zと対応する締結孔9zと
、摘み部9fとを備える。よって、図5に示すように、接続部材9の連通管9yと継手部
4の嵌合孔4yとを互いに嵌め合わせ、締結孔4zと締結孔9zとにボルト99の軸部を
貫通させ、貫通させたボルト99の先端部にナット98を締結することにより、継手部4
と接続部材9とが互いに接続される。以上により、インクカートリッジ75のインクがカ
ートリッジ側のインク輸送管69a、カートリッジ側の接続部材9a、インク流路形成部
材1、カートリッジ側の接続部材9b、カートリッジ側のインク輸送管69b、インク貯
留室71を経由して記録ヘッド81に供給される。記録ヘッド81がインク貯留室71か
らのインク滴を噴射するように作用することで、記録用紙に印刷できる。
最良の形態2
図6に基づいて、インクチューブ水平配置型のインクジェット式記録装置の構造を説明
する。51は印刷部隔壁であり、印刷部隔壁51の両方の側板52;53間に跨るように
棒状のキャリッジガイド部材54が設けられる。印刷部隔壁51の後板55の右側部には
駆動プーリ56が設けられ、左側部には従動プーリ57が設けられる。タイミングベルト
58が駆動プーリ56と従動プーリ57とに掛け渡される。キャリッジ60には、キャリ
ッジガイド部材54が貫通する軸受孔61が設けられ、この軸受孔61にキャリッジガイ
ド部材54が貫通されることで、キャリッジ60がキャリッジガイド部材54に沿って左
右に移動可能となっている。駆動プーリ56と従動プーリ57とに掛け渡されたタイミン
グベルト58の上側ベルト部58aと下側ベルト部58bのうちの一方とキャリッジ60
とが連結される。以上により、駆動プーリ56が駆動モータ62により回転すると、タイ
ミングベルト58が左右のいずれかの方向に進行する。このタイミングベルト58の動き
に連動して、キャリッジ60がキャリッジガイド部材54に沿って左右に移動する。
印刷部隔壁51の右側板53の外側にはインクホルダ63が設けられる。インクホルダ
63には、ブラックインクを供給するブラックインクカートリッジ64a、イエローイン
ク、シアンインク、ライトシアンインク、マゼンタインク、ライトマゼンタインクをそれ
ぞれ個別に供給するカラーインクカートリッジ64b、64c、64d、64e、64f
がそれぞれ印刷部隔壁51の前方から着脱可能となるように装着される。インクカートリ
ッジ64a、64b、64c、64d、64e、64fによりインクカートリッジ75が
構成される。
インクホルダ63の上部にはカートリッジ側接続部材9aが設けられ、このカートリッ
ジ側接続部材9aと各インクカートリッジ64a〜64fとがインク輸送管69aによっ
て互いに接続される。キャリッジ60の上部にはキャリッジ側接続部材70が設けられ、
このキャリッジ側接続部材70とキャリッジ60内に設けられたインク貯留室71とが図
外のインク輸送管によって互いに接続される。
印刷部隔壁51の底板59上には紙送り部材72が設けられる。紙送り部材72は紙送
りローラ73を備え、紙送りローラ73と図外の従動ローラとによって挟まれた記録用紙
82が、紙送りローラ73の回転駆動によってキャリッジ60の移動方向である主走査方
向に直交する副走査方向に搬送されるように構成されている。紙送り部材72の上面には
、多数の突起部74が長手方向に沿って間欠的に形成されており、記録用紙82はこの突
起部74の上面に沿って搬送される。キャリッジ60における記録用紙82に対向するキ
ャリッジ60の下部側には記録ヘッド81が搭載されており、印刷データに基づいて記録
ヘッド81よりインク滴が適宜噴射されることにより、記録用紙82に印刷を行うことが
できる。
76は、非印刷領域(ホームポジション)に配置されたキャッピング手段であって、こ
のキャッピング手段76は記録ヘッド81が直上に移動してきた場合に、上方に移動して
記録ヘッド81のノズル形成面(この実施の形態においては、記録ヘッド81の下側面)
を封止することができるように構成されている。そしてキャッピング手段76の下方には
、キャッピング手段76の内部空間に負圧を与えるための吸引ポンプ77が配置されてい
る。キャッピング手段76は、記録装置の休止期間中において、記録ヘッド81のノズル
形成面を封止してノズル開口からのインク溶媒の蒸発を抑制させる蓋体として機能すると
共に、図外の吸引ポンプからの負圧を記録ヘッド81に作用させて、記録ヘッド81から
インクを吸引排出させることで、記録ヘッド81のインク滴噴射機能のメンテナンスを行
うクリーニング操作も実行できるように構成されている。
最良の形態3
図7に示すように、インクチューブ集合体2の端部5Aに、継手部4とインク通路部3
0とを一体に成形したインク流路形成部材1としてもよい。例えば、図8(a);図8(
b)に示すように、インクチューブ5の端部6の内側に端部補強管3を嵌め込んだ状態で
、インクチューブ集合体2の端部5Aを、継手部4とインク通路用凹溝31とを一体に成
形する専用の成形型32に設置する。この成形型32は、インクチューブ5の内側と連通
する連通孔33と、インクチューブ集合体2のインクチューブ5が並んでいる方向及びイ
ンクチューブ5のチューブ(管)の延長方向と直交する方向(以下、インクチューブ5と
直交する方向という)に延長するインク通路用凹溝31とが繋がるインク流路を形成する
。即ち、インクチューブ集合体2の端部に、インクチューブ5と直交する方向に延長する
樹脂ブロック35が形成され、この樹脂ブロック35においてインクチューブ集合体2の
端部5Aと繋がる面と反対側の面に連通孔33と連通するインク通路用凹溝31がインク
チューブ5と直交する方向に延長するように形成される。そして、図9に示すように、樹
脂ブロック35における複数のインク通路用凹溝31が形成された側の面38に複数のイ
ンク通路用凹溝31の開口36を塞ぐ樹脂シート37を取り付ける。これにより、インク
通路用凹溝31と樹脂シート37とにより閉じられたインク通路部30が形成される。こ
のインク通路部30は、上述したインク輸送管として使用することができる。
最良の形態4
図10に示すように、基端がベース部3zに一体となった複数の端部補強管3から成る
端部補強管集合体3Aを用いれば、インクチューブ5の端部6への端部補強管3の取付作
業がより容易となる。端部補強管集合体3Aは、ベース3zの一面3yに複数本の端部補
強管3が一列に並べられて形成されたものである。特に端部補強管3がインクチューブ5
から引抜ける方向の力が作用しても各端部補強管3はベース部3zに一体となっているこ
とから、容易に引抜け方向には移動しないことから、インクチューブ5との間でギャップ
が発生してしまう恐れがなく、列間リーク発生をより効果的に抑えることができる。
端部補強管3は、先端8が、管の軸線に対して垂直に切断された形状のものを用いても
良い。また、フランジ11を備えない端部補強管3を用いても良い。複数のインクチュー
ブ5により形成されたインクチューブ集合体2と継手部4とを備えたインク流路形成部材
1を示したが、1本のインクチューブ5の端部6に端部補強管3を用いて設けられた継手
部4を備えたインク流路形成部材1としてもよい。
インク流路形成部材の断面図(最良の形態1)。 インク流路形成部材の成形時の断面図(最良の形態1)。 インクチューブ集合体の端部と端部補強管との関係を示す図(最良の形態1)。 インク流路形成部材及び流路形成部と接続部材との関係を示す斜視図(最良の形態1)。 インク流路形成部と接続部材との接続構成図(最良の形態1)。 インクジェット式記録装置の構造を示す斜視図(最良の形態2)。 インク流路形成部材を示す斜視図(最良の形態3)。 インク流路形成部材の成形時の断面図(最良の形態3)。 インク流路形成部材の構造を示す斜視図(最良の形態3)。 端部補強管を示す斜視図(最良の形態4)。
符号の説明
1 インク流路形成部材、3 端部補強管、4 継手部、5 インクチューブ、
6 インクチューブの端部、8t 尖鋭部、10 インクチューブの先端面、
11 フランジ。

Claims (6)

  1. 弾性チューブと、この弾性チューブの端部の内側に圧入して嵌め込まれた端部補強管と
    、上記弾性チューブの端部の外周を被うように設けられた継手部とを備えたことを特徴と
    する流路形成部材。
  2. 上記端部補強管は、硬質材料により形成されたことを特徴とする請求項1に記載の流路
    形成部材。
  3. 上記端部補強管は、弾性チューブの端部の内側に嵌め込まれる先端が尖鋭部に形成され
    たことを特徴とする請求項1に記載の流路形成部材。
  4. 上記端部補強管は、弾性チューブの端部の先端面に係止するフランジを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の流路形成部材。
  5. 複数並設された弾性チューブと、基端がベース部に一体となり上記弾性チューブの端部
    の内側に圧入して嵌め込まれた複数の端部補強管と、上記弾性チューブの端部の外周を被
    うように設けられた継手部とを備えたことを特徴とする流路形成部材。
  6. 弾性チューブの端部に継手部を備えた流路形成部材の製造方法において、弾性チューブ
    の端部の内側に端部補強管を圧入して挿入した後に、弾性チューブの端部の外周側を樹脂
    で被うようにして継手部を成形したことを特徴とする流路形成部材の製造方法。
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