JP2009070186A - 無線タグ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数配置された無線タグからの情報の読み出し等を簡易な構成にて実現する。
【解決手段】遮蔽板71のシート搬送方向下流側に、タグTとリーダ/ライタ部61(アンテナ61a)との通信が可能となる通信エリアが形成される。遮蔽板71は、シート搬送方向下流側に辺部(端部)72を備えている。この辺部72は、シート搬送方向に交差するように、また、シート搬送方向と直交する方向に交差するように、斜めに配置されている。さらに、この辺部72は、シート搬送方向に略直交する方向に並んで配置されたタグT(タグT1〜T4,タグT5〜T8)の配置方向に対しても交差するように斜めに配置されている。このため、通信エリアは、シートSにおけるタグT5〜T8(タグT1〜T4)の配置方向に対して所定の角度を有した状態となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、無線タグに対して情報の書き込みなどを行う無線タグ処理装置に関する。
近年、半導体技術や電子通信技術の発達、量産化による低価格化などによりRFID(Radio Frequency Identification)を用いた認識技術が広く用いられるようになってきている。ここで、無線タグなどのコンタクトレスメディアに対して情報の書き込みなどを行うシステムとして、送受信素子を複数配置したマトリクスセルと、送受信素子と選択するための選択部と、送受信素子上又は近傍に置かれたコンタクトレスメディアに対して情報のリード処理等を行うリーダライタ部と、選択部およびリーダライタ部を制御する処理部と、を備えたリーダ/ライタシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−288599号公報
ところで、複数配置されたアンテナから所定のアンテナを選択し、複数配置された無線タグのうちの所定の無線タグに対して情報の書き込みや情報の読み出しを行う場合、アンテナの選択処理が必要となるため処理が煩雑となる。また、例えば、1つのアンテナにて複数の無線タグから情報が読み出される場合があり、この場合、情報が読み出された無線タグを特定することが困難となる場合がある。
本発明は、複数配置された無線タグからの情報の読み出し等を簡易な構成にて実現することにある。
請求項1に記載の発明は、複数の無線タグが所定方向に並んで配置された媒体を当該所定方向と交差する方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記媒体の前記無線タグとの通信を可能とする通信エリアを備え、当該無線タグに対する情報の書き込み、及び/又は当該無線タグからの情報の読み出しを行う書き込み/読み出し手段と、を備え、前記書き込み/読み出し手段の前記通信エリアは、前記搬送手段により前記媒体が搬送された際の前記所定方向に対して所定の角度を有して形成されることを特徴とする無線タグ処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記書き込み/読み出し手段は、電波を発信することで前記無線タグとの通信を行い、前記所定の角度を有して形成される前記通信エリアは、前記書き込み/読み出し手段から発信される電波を遮蔽する遮蔽部材により形成されることを特徴とする請求項1記載の無線タグ処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記遮蔽部材は、前記媒体が搬送された際の前記所定方向と交差する関係で配置された辺部を媒体搬送方向下流側に備え、前記搬送手段により搬送される前記媒体における前記複数の無線タグの各々は、前記辺部の対向位置を通過し、前記辺部のうち前記複数の無線タグの各々が通過する箇所は、前記媒体が搬送された際の前記所定方向に沿って形成されることを特徴とする請求項2記載の無線タグ処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記書き込み/読み出し手段は、電波を発信する発信部を備え、当該発信部から電波を発信することで前記無線タグとの通信を行い、前記所定の角度を有して形成される前記通信エリアは、前記発信部を前記媒体が搬送された際の前記所定方向に対して傾けることで形成されることを特徴とする請求項1記載の無線タグ処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記発信部は、前記媒体が搬送された際の前記所定方向に対する傾きを変えられるように移動可能に設けられていることを特徴とする請求項4記載の無線タグ処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記書き込み/読み出し手段は、前記通信エリアよりも媒体搬送方向下流側に、前記搬送手段により搬送される前記媒体の前記無線タグとの通信を再度可能とする再通信可能エリアを更に備え、前記通信エリアにて前記無線タグと前記書き込み/読み出し手段とが通信を行ったタイミングと、前記再通信可能エリアにて当該無線タグと当該書き込み/読み出し手段とが通信を行ったタイミングと、に基づき前記複数の無線タグの各々の位置を特定する特定手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の無線タグ処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記書き込み/読み出し手段は、電波を発信することで前記無線タグとの通信を行い、前記再通信可能エリアは、前記通信エリアよりも媒体搬送方向下流側にて前記書き込み/読み出し手段から発信される電波を遮蔽する下流側遮蔽部材により形成されることを特徴とする請求項6記載の無線タグ処理装置である。
請求項8に記載の発明は、所定方向に並んで配置された複数の無線タグを備えた媒体を当該所定方向と交差する方向に搬送する搬送手段と、前記無線タグに対して情報を書き込み、及び/又は当該無線タグから情報を読み出す書き込み/読み出し手段と、を備え、前記書き込み/読み出し手段は、前記搬送手段により搬送される媒体の前記複数の無線タグから順次情報を読み出し、及び/又は当該複数の無線タグに対して順次情報を書き込むことを特徴とする無線タグ処理装置である。
本発明の請求項1によれば、本構成を有していない場合に比較して、複数配置された無線タグからの情報の読み出し等を簡易な構成にて実現することができる。
本発明の請求項2によれば、本構成を有していない場合に比較して、所定の角度を有した通信エリアを簡易な構成で形成することができる。
本発明の請求項3によれば、本構成を有していない場合に比較して、例えば無線タグからの情報の読み出し精度を向上させることができる。
本発明の請求項4によれば、本構成を有していない場合に比較して、所定の角度を有した通信エリアを簡易な構成で形成することができる。
本発明の請求項5によれば、例えば媒体に配置された無線タグの配置関係に応じて発信部の位置調整が可能となり、本構成を有していない場合に比較して、情報の読み出しなどをより適切なものとすることができる。
本発明の請求項6によれば、本構成を有していない場合に比較して、媒体に配置された無線タグの配置関係を適切に認識することができ、例えば情報の読み出しができない無線タグが存在していても外部に対し適切な情報を送信することができる。
本発明の請求項7によれば、例えば電波を発信する発信部を別途設けずとも再通信可能エリアを形成することができる。
本発明の請求項8によれば、本構成を有していない場合に比較して、複数配置された無線タグからの情報の読み出し等を簡易な構成にて実現することができる。
―第1の実施形態―
以下、添付図面を参照して、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態における無線タグ処理システムを示した概略構成図である。
同図に示すように本システムでは、複数の無線タグT(以下、「タグT」と称する。)が埋め込まれたシートSに対して画像を形成する画像形成装置1、シートSに埋め込まれたタグTと通信を行いタグTに対して情報を書き込み(ライト)又はタグTから情報を読み出す(リード)リーダ/ライタ装置2(無線タグ処理装置の一例)、タグTに書き込まれる情報やタグTから読み出された情報を格納するデータサーバ3が設けられている。また、情報の表示が可能な表示パネル(モニタ)4aを備え、画像形成装置1における画像形成条件や、リーダ/ライタ装置2における各種条件、タグTに書き込まれる情報などを受け付けるコントローラ4が設けられている。なお、本実施形態におけるコントローラ4は、パーソナルコンピュータ(PC)により構成されている。
まず、本システムでは、工場等から配送されてきた媒体の一例としてのシートSの表面に対して、画像形成装置1により画像形成が行われる。次いで、リーダ/ライタ装置2にて、シートSに埋め込まれている複数のタグTの各々から、タグTが有する固有の識別情報(識別番号:ユニーク番号(UID)とも称される)(以下、本明細書では「識別情報」と称する)が読み取られるとともに、各タグTに対して情報の書き込みが行われる。その後、シートSは、ユーザ等に納品等される。
ここで、図2は、画像形成装置1によって画像形成がなされた後のシートSを示している。
同図(a)に示すように、シートSは、矩形状に形成されたベース体Bと、このベース体Bから取り外し可能に設けられ複数のラベルL1〜L8(以下、「ラベルL」とも称する)とを備えている。
これら複数のラベルL1〜L8には、その裏面に接着剤が塗布されており、各ラベルLは、ベース体Bから取り外された後、例えば本(書籍)、DVD(Digital Versatile Disk)、CD(Compact Disc)に添付される。また、本実施形態における各ラベルLは、シートSの長手方向に4列、シートSの短手方向に2列で並んで配置され、即ち、4×2の格子状に配置されている。なお、本実施形態では、画像形成装置1、リーダ/ライタ装置2において、シートSは、その短手方向に沿って搬送される。このため、シートSの搬送方向との関係で捉えれば、シートSには、シート搬送方向下流側に4つのラベルL5〜L8が、シート搬送方向上流側に4つのラベルL1〜L4が設けられることになる。また、シートSは、4つのラベルL5〜L8の配置方向に交差する(略直交する方向)に搬送され、4つのラベルL1〜L4の配置方向に交差する方向に搬送されることになる。
また、本実施形態では、各ラベルLの内部にタグT1〜T8が埋め込まれている。ラベルL1を一例に説明すると、同図(b)に示すように、ラベルL1の内部にタグT1が埋め込まれている。なお、本実施形態におけるタグT1は、基本的な回路要素として、アンテナコイルTa、共振回路を構成するためのコンデンサ、および情報を記憶するためのICチップTcとを備えている。なお、コンデンサは、アンテナコイルTaに組み込まれる場合があり、また、ICチップTcに内蔵される場合がある。
なお、タグT1については、従来から用いられているものを適宜使用することができ、特に限定されるものではない。なお、タグT1は、他に、RFIDタグ、ICタグ、非接触データキャリア、無線ICタグ、非接触IC、非接触ICラベル、非接触ICタグ等と称される場合がある。また、本実施形態におけるタグT1は、電池を備えておらず、後述するリーダ/ライタ部からの電波で起電する所謂パッシブ型のものを用いている。但し、パッシブ型に限定されるものではなく、電池を搭載した所謂アクティブ型のタグを用いることもできる。
画像形成装置1にて画像形成が終了すると、同図(a)に示す状態となる。なお、本実施形態では、ラベルLが図書館で貸し出される本に添付される場合を一例に説明する。但し、タグTの用途は、この図書館の場合だけに限られない。例えば、レンタル店におけるレンタルDVDやレンタルビデオなどに添付することができる。また、各種工場、各種店舗等において、生産管理、在庫管理などに用いることができる。画像形成装置1にて画像形成が終了すると、本実施形態では、各ラベルLの表面に、例えば本の収蔵先となる図書館名、バーコード、バーコード情報を数字で示したものが印字される。また、シートSの短手方向における一側部に、このシートSを他のシートと識別するためのシート識別用バーコードBKが印字される。
ここで、画像形成装置1は、データサーバ3に格納されている情報に基づき、シートSの表面に画像形成を行う。ここで、図3は、データサーバ3に格納される情報例を示している。
データサーバ3には、同図に示すように、例えば、本の収蔵先となる図書館名34、バーコード情報35、本のタイトル36、出版社37、著者38等が、互いに関連付けられた状態で格納されている。さらに、本データサーバ3には、画像形成装置1にて画像が形成される際に、各画像の形成位置を示す位置情報(X,Y)33が格納されている。なお、各位置情報33も、図書館名34、バーコード情報35、本のタイトル36、出版社37、著者38等に関連付けられてデータサーバ3に格納されている。また、データサーバ3には、リーダ/ライタ装置2にて各タグTから読み出された識別情報が格納される(符号32参照)。なお、各識別情報も、図書館名34、バーコード情報35等に関連付けられて格納される。
ここで、位置情報33により特定される各位置の位置(配置)関係は、シートSに配置された各ラベルL(各タグT)の位置(配置)関係に対応(一致)している。
また、位置情報(X1,Y1)はラベルL1(タグT1)に、位置情報(X1,Y2)はラベルL2に、位置情報(X1,Y3)はラベルL3に、位置情報(X1,Y4)はラベルL4に対応している。さらに、位置情報(X2,Y1)はラベルL5に、位置情報(X2,Y2)はラベルL6に、位置情報(X2,Y3)はラベルL7に、位置情報(X2,Y4)はラベルL8に対応している。例えば、位置情報33が(X1,Y1)である場合、画像形成装置1はラベルL1に対して画像形成を行い、例えば、位置情報33が(X2,Y3)である場合、画像形成装置1はラベルL7に対して画像形成を行う。
なお、この位置情報33は、例えば、データサーバ3に図書館名34等の情報が格納される際に、データサーバ3によって自動的に割り振ることができる。また、コントローラ4によって割り振ることもできる。
また、データサーバ3には、シートSを他のシートと識別するためのシート識別番号が格納される(符号31参照)。本実施形態では、1枚のシートSに設けられたラベルLの数8に対応して、8件の情報毎に1つのシート識別番号が生成される。なお、このシート識別番号31は、例えば、データサーバ3に図書館名34等が格納される際に、データサーバ3によって自動的に割り振ることができる。また、コントローラ4によって割り振ることもできる。
ここで画像形成装置1の動作について説明する。
画像形成装置1は、シートSに画像形成を施す際、データサーバ3から、1シート分の情報をまず取得する。次いで、これらの情報をもとにシートSに対して形成する画像を生成する。より詳細には、画像形成装置1は、まず、バーコード情報35に基づきバーコードを生成するとともに、このバーコードと、バーコード情報35を数字として可視化したものと、文字列としての図書館名34とを、予め設定してある関係で配置した画像を生成し、この画像を位置情報33に対応した位置に配置する。そして、画像形成装置1は、この処理を8件分行い、全体の画像を生成する。また、画像形成装置1は、シート識別番号31をもとにシート識別用バーコードBKを生成し、シート識別用バーコードBKと上記全体の画像とを併せた画像を生成する。そして、画像形成装置1は、この併せた画像を、所定位置に位置決めされているシートSに形成する。
この結果、例えば、シートSのラベルL1には、「AA図書館」、「バーコード」、数字として可視化されたバーコード情報「123456789−1」が印字される。また、シートSの右端(シート搬送方向の一端部)には、シート識別番号「200707010001」がバーコード化されたシート識別用バーコードBKが印字される(図2(a)参照)。
なお、本実施形態における画像形成装置1は、所謂電子写真方式を採用しており、図示しない露光装置を用いて各色の画像データに基づく静電潜像を例えば各色に対応して設けられた感光体ドラム上に形成する。その後、各色のトナーを用いて静電潜像を現像し、シートS上に転写した後に定着を施すことによって、シートS上に画像を形成する。なお、画像形成装置1には、所謂インクジェット方式や、感熱紙を用いた方式なども採用することができる。
次に、本実施形態では、リーダ/ライタ装置2にて、各タグTから識別情報が読み出される。また、各タグTに、図書館名34、バーコード情報35、本のタイトル36、出版社37、著者38に関する情報が書き込まれる。なお、本明細書においては、各タグTに書き込まれるこれらの情報を、以下「詳細情報」と称する。
ここで、図4、図5は、リーダ/ライタ装置2を説明するための図である。
図4に示すように、本実施形態におけるリーダ/ライタ装置2は、装置本体部40、装置本体部40の上部に設けられ、装置本体部40に対して開閉可能に取り付けられた開閉板41を備えている。
また、リーダ/ライタ装置2は、シート搬送系として、複数枚のシートSが積載可能な積載部50、積載部50に積載された複数のシートSから装置本体部40の内部に向けてシートSを一枚ずつ送り出す一対の送り出しロール51、送り出しロール51によって送り出されたシートSを搬送方向下流側に向けて更に搬送する一対の搬送ロール52、搬送ロール52から搬送されてきたシートSを更に搬送方向下流側に向けて搬送する第1のベルトユニット53および第2のベルトユニット54、第1のベルトユニット53および第2のベルトユニット54によって搬送されてきたシートSをシートSの厚み方向に積載し収容する収容部57を備えている。なお、本実施形態では、送り出しロール51、搬送ロール52、第1のベルトユニット53、第2のベルトユニット54等が搬送手段として機能している。
さらに、本実施形態におけるリーダ/ライタ装置2は、シートSに埋め込まれたタグTから情報を読み出し、又はタグTに対して情報を書き込むリーダ/ライタ部61、リーダ/ライタ部61から発信された電波の遮蔽を行う遮蔽板71を備えている。
また、リーダ/ライタ装置2は、シートSの搬送経路に沿って設けられ、シートSが通過する際に所定の出力を行う第1のセンサS1、第2のセンサS2を備えている。
ここで、第1のセンサS1は、搬送ロール52よりもシート搬送方向下流側に配置され、且つ、詳細は後述するバーコードリーダBrによる読み取り位置よりもシート搬送方向上流側に配置されている。第2のセンサS2は、後述するニップ部Nよりもシート搬送方向下流側に配置されている。
さらに、リーダ/ライタ装置2は、第1のセンサS1による検知領域よりもシート搬送方向下流側にて、シートSに形成されたシート識別用バーコードBKを読み取るバーコードリーダBrを備えている。また、各部(各装置)の制御を行う制御部91と、データサーバ3、コントローラ4等との間で情報のやりとりを行う送受信部92と、時刻を把握するためのタイマ(時計)(不図示)とを備えている。
ここで、第1のベルトユニット53は、無端状に形成されたベルト部材53aと、ベルト部材53aを内側から張架する第1〜第4の張架ロール53b,53c,53d,53eと、ベルト部材53aを外側から押圧しベルト部材53aに対して所定の張力を付与するテンションロール53fとを備えている。本実施形態では、第1〜第4の張架ロール53b,53c,53d,53eが互いに離れた状態で配置され、且つ、これら4本の張架ロールが矩形形状(長方形)における各頂点に配置されるように設けられている。
さらに詳細に説明すれば、第1の張架ロール53bは、第1のベルトユニット53にてシート搬送方向上流側、且つシート搬送経路側に配置され、第2の張架ロール53cは、第1のベルトユニット53にてシート搬送方向上流側、且つシート搬送経路から離れた側に配置されている。また、第3の張架ロール53dは、第1のベルトユニット53にてシート搬送方向下流側、且つシート搬送経路から離れた側に配置され、第4の張架ロール53eは、第1のベルトユニット53にてシート搬送方向下流側、且つシート搬送経路側に配置されている。
本実施形態では、各張架ロール53b,53c,53d,53eがこのように配置される結果、ベルト部材53aの内側に、リーダ/ライタ部61および遮蔽板71が収容される空間が形成される。なお、本実施形態における第4の張架ロール53eは、不図示のモータから駆動力を受け、ベルト部材53aを図中矢印Aに示す方向に回転駆動させる駆動ロールとしても機能する。
第2のベルトユニット54は、第1のベルトユニット53の上方(対向位置)に配置されている。また、第2のベルトユニット54は、第1のベルトユニット53に対して押圧配置され、第1のベルトユニット53との間に、シートSが上下から挟まれながら搬送されるニップ部N(図5参照)を形成している。
第2のベルトユニット54は、無端状に形成されたベルト部材54aと、ベルト部材54aを内側から張架する第1〜第4の張架ロール54b,54c,54d,54eとを備えている。なお、本実施形態におけるベルト部材54aおよび上記ベルト部材53aは、後述するアンテナ61aから発信される電波を遮蔽しない材質(例えば、ゴム部材)にて構成されている。
第2のベルトユニット54においても、第1〜第4の張架ロール54b,54c,54d,54eは互いに離れた状態で配置され、且つ、これら4本の張架ロールは、矩形形状(長方形)における各頂点に配置されるように設けられている。
また、上記ニップ部Nは、ベルト部材53aにおける平坦部とベルト部材54aにおける平坦部とが接触することにより形成される。このため、ニップ部Nにおける搬送路は、平坦状となる。
さらに、第2のベルトユニット54は、図5に示すように、開閉板41の開閉に連動して(随伴して)、第1のベルトユニット53から離れるように移動可能に設けられている。このため、シート搬送経路の開放が可能となり、シート搬送経路にてシートSの詰まり(ジャム)などが発生した際に、詰まったシートSを簡易に取り除くことができる。
ここで、図6は、リーダ/ライタ部61および遮蔽板71を説明するための図である。ここで、図6(a)は上面図を示し、図6(b)は側面図を示している。なお、これらの図においては、シートSも併せて図示している。
同図(b)に示すように、本実施形態におけるリーダ/ライタ部61および遮蔽板71は、ベルト部材53a側に配置されるとともに、ベルト部材53aとの間に所定の間隙を有する状態で配置されている。また、リーダ/ライタ部61は、遮蔽板71よりもベルト部材53aから離れた側に位置している。
ここで、リーダ/ライタ部61は、従来から用いられているものを適宜使用することができ、特に限定されるものではない。本実施形態におけるリーダ/ライタ部61は、電波を発し、また電波を受信するアンテナ61aと、アンテナ61aにて受信した信号を復調する不図示の復調回路、送信する情報を変調しアンテナ61aに対して出力する変調回路、復調回路および変調回路を制御する制御部とを備えている。
遮蔽部材の一例としての遮蔽板71は、同図(b)に示すように、シート搬送方向に沿うように配置されている。また、遮蔽板71は、リーダ/ライタ部61におけるアンテナ61aとベルト部材53aとの間に位置するとともに、シート搬送方向下流側における部分がアンテナ61aに対向するように配置されている。換言すれば、遮蔽板71は、同図(a)に示すように、アンテナ61aのシート搬送方向上流側における部分を覆うように配置されている。このため、本実施形態では、遮蔽板71のシート搬送方向下流側に、タグTとリーダ/ライタ部61(アンテナ61a)との通信が可能となる通信エリアが形成される。
また、遮蔽板71は、シート搬送方向下流側に辺部(端部)72を備えている。なお、搬送されてくるシートSにおける各タグTは、この辺部72の対向位置を通過していく。そして、この辺部72は、シート搬送方向に交差するように、また、シート搬送方向と直交する方向に交差するように、斜めに配置されている。さらに、この辺部72は、シート搬送方向に略直交する方向に並んで配置されたタグT(タグT1〜T4,タグT5〜T8)の配置方向に対しても交差するように斜めに配置されている。このため、上記通信エリアは、シートSにおけるタグT5〜T8(タグT1〜T4)の配置方向に対して所定の角度を有した状態となる。
そして、本実施形態における辺部72は、その一端部から他端部に向かって、第1の辺部72a、第2の辺部72b、第3の辺部72c、第4の辺部72d、第5の辺部72e、第6の辺部72f、第7の辺部72gを備えている。なお、遮蔽板71は、例えば、ステンレス、真鍮、アルミニウム、銅、金などの金属材料により構成することができる。
ここで、第1の辺部72a、第3の辺部72c、第5の辺部72e、および第7の辺部72gは、シート搬送方向に略直交する方向(タグTの配置方向)に沿って設けられている。また、第1の辺部72aはシート搬送方向最下流側に配置され、第3の辺部72cは第1の辺部72aよりもシート搬送方向上流側に、第5の辺部72eは第3の辺部72cよりもシート搬送方向上流側に、第7の辺部72gは第5の辺部72eよりもシート搬送方向上流側に、配置されている。なお、シートSが搬送された際、タグT4およびタグT8は第1の辺部72aの対向位置を通過し、タグT3およびタグT7は第3の辺部72cの対向位置を通過する。また、タグT2およびタグT6は第5の辺部72eの対向位置を通過し、タグT1およびタグT5は第7の辺部72gの対向位置を通過する。このように、本実施形態における辺部72は、タグTが通過する箇所が、タグT5〜T8(タグT1〜T4)の配置方向に沿って形成されている。
また、第2の辺部72b、第4の辺部72d、および第6の辺部72fは、シート搬送方向に沿うように設けられている。また、第2の辺部72bは、第1の辺部72aと第3の辺部72cとを接続するように配置されている。さらに、第4の辺部72dは、第3の辺部72cと第5の辺部72eとを接続するように、第6の辺部72fは、第5の辺部72eと第7の辺部72gを接続するように設けられている。この結果、本実施形態における辺部72は、階段状の凹凸を有した状態となっている。
さらに、第2の辺部72bは、シートSの搬送が行われシートSが遮蔽板71を通過する際、タグT3とタグT4との間、及びタグT7とタグT8との間に位置するように、配置されている。また、第4の辺部72dは、シートSが遮蔽板71を通過する際、タグT2とタグT3との間、及びタグT6とタグT7との間に位置するように、配置されている。また、第3の辺部72fは、シートSが遮蔽板71を通過する際、タグT1とタグT2との間、及びタグT5とタグT6との間に位置するように、配置されている。
ここで、図7は、シートS、遮蔽板71、およびアンテナ61aとの関係を示す図である。以下、本図および図6を用い、シートSが搬送された場合における、シートS(タグT)、遮蔽板71、およびアンテナ61aの関係を説明する。
シートSが搬送され、図7(a)に示ようにシートSが遮蔽板71まで到達すると、まずタグT5が辺部72よりもシート搬送方向下流側に位置する状態となる。この結果、最初に、タグT5から情報の読み出しが可能となり、また、タグT5に対して情報の書き込みが可能となる。そして、シートSが更に搬送されると、図7(b)に示すように、タグT6が辺部72よりもシート搬送方向下流側に位置する状態となる。この結果、タグT5に次いで2番目に、タグT6から情報の読み出しが可能となり、タグT6に対して情報の書き込みが可能となる。また、シートSが更に搬送されると、タグT7、タグT8から、順次情報の読み出しが可能となり、また順次情報の書き込みが可能となる(図7(c)、(d)参照)。
そして、シートSが更に搬送されると、シート搬送方向上流側に位置する4つのタグT1〜T4のうち、まずタグT1が辺部72よりもシート搬送方向下流側に位置する状態となる(図7(e)参照)。この結果、タグT1から情報の読み出しが可能となり、タグT1に対して情報の書き込みが可能となる。また、シートSが更に搬送されると、タグT1に次いで、タグT2からの情報の読み出し、タグT2への情報の書き込みが可能となる(図7(f)参照)。次いで、タグT3からの情報の読み出し、タグT3への情報の書き込みが可能となる(図7(g)参照)。その後、タグT4からの情報の読み出し、タグT4への情報の書き込みが可能となる(図7(h)参照)。
次に、リーダ/ライタ装置2の全体の動作を説明する。
ここで、図8は、リーダ/ライタ装置2の動作を示したフローチャートである。
まず、不図示のスタートボタンが押圧されたことを検知した制御部91は、不図示の駆動モータを回転駆動させることで、送り出しロール51、搬送ロール52、第4の張架ロール53eを回転駆動させ、積載部50に積載されたシートSの搬送を開始する。(ステップ101)。ここで、制御部91は、コントローラ4からの指示に基づき、駆動モータの回転駆動を開始することもできる。なお、制御部91は、リーダ/ライタ装置2に設けられた不図示のCPU(Central Processing Unit)、制御用のプログラム等が格納される不図示のROM(Read Only Memory)、およびCPUの作業用のメモリである不図示のRAM(Random Access Memory)によって実現されている。
次いで、制御部91は、第1のセンサS1にてシートSが検知されると、バーコードリーダBrに、シートSに印字されたシート識別用バーコードBKを読み取らせ、シート識別番号を取得する(ステップ102)。次いで、制御部91は、送受信部92を介し、シート識別番号をデータサーバ3に送信する(ステップ103)。ここで、データサーバ3は、リーダ/ライタ装置2からシート識別番号を受信した場合、このシート識別番号に関連付けられた位置情報33および詳細情報をリーダ/ライタ装置2に送信する。そして、制御部91は、データサーバ3から送信されてくる位置情報33、詳細情報を受信し、これらの情報を保持する(ステップ104)。その後、制御部91は、アンテナ61aから電波の発信を開始し、リーダ/ライタ部61まで搬送されてきたシートSにおける各タグT1〜T8に所定の処理(情報の読み出し、情報の書き込み)を行う(ステップ105)。そして、制御部91は、ステップ105の処理を実行後、シートSを機外に排出(収容部57にシートSを収納)し(ステップ106)、処理を終了する。
ここで、図7を再度用い、ステップ105における処理について具体的に説明する。
本実施形態では、シートSの搬送が開始され、シートSがアンテナ61aの対向位置まで到達すると、リーダ/ライタ部61にてタグTの識別情報が順次読み出される。
そこで、制御部91は、まず1件目に読み出されてきた識別情報を、送受信部92を介しデータサーバ3に送信する。なお、本実施形態の場合、上記のように、まずタグT5から情報の読み出しが可能となる。このため、1件目の識別情報はタグT5から読み出されたものとなる。この結果、制御部91がデータサーバ3に送信する識別情報は、タグT5から読み出された識別情報となる。
その後、制御部91は、この1件目の識別情報が読み出されたタグTに対して詳細情報の書き込みを行う。なお、本実施形態の場合、最初に情報の書き込みが可能となるのは、上述のとおりタグT5となる。このため、制御部91は、タグT5に対応した詳細情報の書き込みを行う。ここで、各タグTと位置情報とは、上記のように対応関係を有しており、ラベルL5(タグT5)は位置情報(X2,Y1)に対応している。そこで、制御部91は、1件目の識別情報が読み出されたタグTに対して、ステップ104にて受信した詳細情報のうち、位置情報(X2,Y1)に関連付けられている詳細情報を書き込む。なお、本実施形態では、識別情報を読み出した後に詳細情報を書き込む例を説明するが、詳細情報を書き込んだ後に識別情報を読み出すこともできる。
次に、制御部91は、新たに読み出されてくる2件目の識別情報をデータサーバ3に送信する。本実施形態の場合、上記のように、タグT5の次にタグT6から情報の読み出しが可能となる。このため、新たに読み出されてくる2件目の識別情報は、タグT6から読み出されるものとなる。この結果、制御部91がデータサーバ3に送信する2件目の識別情報は、タグT6から読み出された識別情報となる。
次いで、制御部91は、この2件目の識別情報が読み出されたタグTに対して詳細情報の書き込みを行う。なお、本実施形態の場合、2番目に情報の書き込みが可能となるのは、上記ようにタグT6である。このため、制御部91は、タグT6に対応した詳細情報の書き込みを行う。ここで、各タグTと位置情報とは、上記のように対応関係を有しており、ラベルL6(タグT6)は位置情報(X2,Y2)に対応している。そこで、制御部91は、2件目の識別情報が読み出されたタグTに対して、位置情報(X2,Y2)に関連付けられている詳細情報の書き込みを行う。
その後、制御部91は、新たに読み出されてくる3件目の識別情報をデータサーバ3に送信する。ここで、制御部91がデータサーバ3に送信する3件目の識別情報は、上記と同様の理由により、タグT7から読み出された識別情報となる。また、制御部91は、この3件目の識別情報が読み出されたタグTに対して詳細情報の書き込みを行う。ここで、制御部91が、3件目の識別情報が読み出されたタグTに対して書き込む詳細情報は、上記と同様の理由により、位置情報(X2,Y3)に関連付けられている詳細情報となる。
次いで、制御部91は、新たに読み出されてくる4件目の識別情報をデータサーバ3に送信する。そして、制御部91は、4件目の識別情報が読み出されたタグTに対して、詳細情報を書き込む。ここで、データサーバ3に送信される識別情報は、タグT8から読み出されたものであり、書き込まれる詳細情報は、位置情報(X2,Y4)に関連付けられている詳細情報となる。
その後、制御部91は、新たに読み出されてくる5件目の識別情報をデータサーバ3に送信し、5件目の識別情報が読み出されたタグTに対して、詳細情報を書き込む。ここで、データサーバ3に送信される識別情報は、タグT1から読み出されたものであり、書き込まれる詳細情報は、位置情報(X1,Y1)に関連付けられている詳細情報となる。また、制御部91は、新たに読み出されてくる6件目の識別情報をデータサーバ3に送信し、6件目の識別情報が読み出されたタグTに対して、詳細情報を書き込む。ここで、データサーバ3に送信される識別情報は、タグT2から読み出されたものであり、書き込まれる詳細情報は、位置情報(X1,Y2)に関連付けられている詳細情報となる。
その後、制御部91は、新たに読み出されてくる7件目の識別情報をデータサーバ3に送信し、7件目の識別情報が読み出されたタグTに対して、詳細情報を書き込む。そして、新たに読み出されてくる8件目の識別情報をデータサーバ3に送信し、8件目の識別情報が読み出されたタグTに対して、詳細情報を書き込む。なお、7件目の識別情報は、タグT3から読み出されたものであり、書き込まれる詳細情報は、位置情報(X1,Y3)に関連付けられた詳細情報となる。また、8件目の識別情報は、タグT4から読み出されたものであり、書き込まれる詳細情報は、位置情報(X1,Y4)に関連付けられた詳細情報となる。
リーダ/ライタ装置2にて上記の処理がなされた結果、データサーバ3には、順次、識別情報が送信されてくる。そこで、データサーバ3は、最初に受信した1件目の識別情報を、位置情報(X2,Y1)に関連付けられた詳細情報に関連付けて格納する。上記のとおり、制御部91は、最初に、タグT5から読み出した識別情報を送信する。このため、データサーバ3にて最初に受信される1件目の識別情報もタグT5から読み出された識別情報となる。ここで、各タグTと位置情報33(図3参照)とは、上記のように対応関係を有しており、タグT5(ラベルL5)は位置情報(X2,Y1)に対応している。このため、データサーバ3は、最初に受信した1件目の識別情報を、位置情報(X2,Y1)に関連付けられた詳細情報に関連付けて格納する。
また、2番目に受信される識別情報はタグT6から読み出された識別情報となり、3番目に受信される識別情報はタグT7から読み出された識別情報となる。また、4番目に受信される識別情報はタグT8から読み出された識別情報となり、5番目に受信される識別情報はタグT1から読み出された識別情報となる。さらに、6番目に受信される識別情報はタグT2から読み出された識別情報となり、7番目に受信される識別情報はタグT3から読み出された識別情報となる。また、8番目に受信される識別情報はタグT4から読み出された識別情報となる。
このため、データサーバ3は、2番目に受信した識別情報を位置情報(X2,Y2)に関連付けられた詳細情報に関連付けて格納し、3番目に受信した識別情報を位置情報(X2,Y3)に関連付けられた詳細情報に関連付けて格納し、4番目に受信した識別情報を位置情報(X2,Y4)に関連付けられた詳細情報に関連付けて格納する。さらに、5番目に受信した識別情報を位置情報(X1,Y1)に関連付けられた詳細情報に関連付けて格納し、6番目に受信した識別情報を位置情報(X1,Y2)に関連付けられた詳細情報に関連付けて格納する。また、7番目に受信した識別情報を位置情報(X1,Y3)に関連付けられた詳細情報に関連付けて格納し、8番目に受信した識別情報を位置情報(X1,Y4)に関連付けられた詳細情報に関連付けて格納する。
上記ステップ106(図8参照)の処理が終了し、データサーバ3にて識別情報の格納が終了すると、各タグTに、詳細情報が書き込まれた状態となる。また、データサーバ3には、各タグTの識別情報が格納された状態となる。このため、タグTが埋め込まれた各ラベルLを貸し出される本などに添付するとともに、データサーバ3内の情報を図書館等における管理端末に移せば、RFIDを用いた管理システムを構築することができる。この結果、バーコード等による処理に比べ、貸し出し処理、返却処理などの各種処理をスムーズに行うことができる。また、各種処理の処理速度も飛躍的に向上させることができる。なお、上記では、データサーバ3の情報を管理端末に移す例を説明したが、図書館における端末からデータサーバ3にアクセスする構成を採用することもできる。また、データサーバ3自体を図書館に移すことも可能である。また、本実施形態では、タグTに対して、識別情報の読み出し、詳細情報の書き込みを順次行っていったが、全てのタグTから識別情報をまず読み出し、後に一括で詳細情報の書き込みを行うこともできる。
―第2の実施形態―
次に、第2の実施形態について説明する。
図9は、第2の実施形態におけるリーダ/ライタ部61等を示したものである。なお、第1の実施形態と同様の機能については、同様の符号を用いここではその説明を省略する。ここで、上記第1の実施形態では遮蔽板71を設ける構成であったが、本実施形態では遮蔽板71を設けず、発信部としてのアンテナ61aをシート搬送方向およびタグTの配列方向に対して傾ける構成としている。このため、本実施形態でも、タグTとリーダ/ライタ部61(アンテナ61a)との通信が可能となる通信エリアが、シートSにおけるタグT5〜T8(タグT1〜T4)の配置方向に対して所定の角度を有した状態となる。
同図(a)に示すように、本実施形態におけるリーダ/ライタ部61のアンテナ61aは、シート搬送方向上流側に、略直線状に形成された辺部(端部、端辺)62を有している。この辺部62は、シート搬送方向に対して角度βとなる傾きで配置されるとともに、シート搬送方向に直交する方向(タグTの配列方向)に対して角度αとなる傾きで配置されている。
このような形態において、シートSの搬送が行われると、第1の実施形態と同様に、まず、タグT5から識別情報の読み出しが可能となり、また、タグT5に対して詳細情報の書き込みが可能となる。次いで、タグT6から識別情報の読み出しが可能となり、タグT6に対して詳細情報の書き込みが可能となる。そして、タグT7、タグT8、タグT1、タグT2、タグT3、タグT4の順に、識別情報の読み出し、詳細情報の書き込みが可能となる。このようにリーダ/ライタ部61を傾けることでも、個々のタグTに対して処理を行うことができる。
なお、アンテナ61a(リーダ/ライタ部61)は、上記角度α(角度β)が可変できるように移動可能に設けることもできる。この場合、シートSの大きさや、シートSに埋め込まれたタグTの配置関係に応じて、位置の調整が可能となり、識別情報の読み出しや詳細情報の書き込みをより適切なものとすることができる。さらに、不図示のセンサからの出力に基づき、シートSの状態(例えば、傾き)やタグTの配置を把握するとともに、把握結果に基づき上記角度α等を変化させる構成とすることもできる。なお、角度α等の変化は、例えば、不図示のモータによりリーダ/ライタ部61を回転(移動)させることで行うことができる。この構成では、例えば、シートSに発生する例えばスキューに対応させて、角度α等を変えることができ、タグTに対する情報の書き込み、読み出しを適切なものとすることができる。なお、上記第1の実施形態においても、遮蔽板71や、リーダ/ライタ部61を移動可能な構成とすることができる。
―第3の実施形態―
次に、第3の実施形態について説明する。
図10は、第3の実施形態におけるリーダ/ライタ部61および遮蔽板を示したものである。第1の実施形態では、遮蔽板を、遮蔽板71の1つのみを設ける構成であったが、本実施形態では、シート搬送方向上流側からシート搬送方向下流側に向かって、第1の遮蔽板81、第2の遮蔽板82、第3の遮蔽板83を設ける構成としている。
ここで、遮蔽部材の一例としての第1の遮蔽板81は、第1の辺部(縁部)81a、第2の辺部(縁部)81b、および第3の辺部(縁部)81cを備え、第1の辺部81aと第2の辺部81bとが略直交する関係に配置された直角三角形として形成されている。
そして、本実施形態では、第1の辺部81aがシート搬送方向に略直交するように、第2の辺部81bがシート搬送方向にほぼ沿うように配置されている。また、第1の辺部81aが第2の辺部81bよりもシート搬送方向上流側に配置されている。このため、第3の辺部81cは、第1の遮蔽板81にて、シート搬送方向下流側に配置されるとともに、シート搬送方向に交差するように、またシート搬送方向に直交する方向(タグの配列方向)に交差するように配置されている。
下流側遮蔽部材の一例としての第2の遮蔽板82は、第1の遮蔽板81と所定の間隙(以下、「第1の間隙」と称する)をおいた位置に配置されている。また、第2の遮蔽板82も、第1の辺部(縁部)82a、第2の辺部(縁部)82b、第3の辺部(縁部)82cを備え、第1の辺部82aと第2の辺部82bとが略直交する関係に配置された直角三角形として形成されている。
そして、本実施形態では、第1の辺部82aがシート搬送方向に略直交するように配置され、第2の辺部82bがシート搬送方向にほぼ沿うように配置されている。また、第2の辺部82bが、第1の辺部82aよりもシート搬送方向上流側に配置されている。このため、第3の辺部82cは、第2の遮蔽板82にて、シート搬送方向上流側に配置されるとともに、シート搬送方向に交差するように、またシート搬送方向に直交する方向(タグTの配列方向)に交差するように配置されている。
なお、第1の遮蔽板81において、第1の辺部81aと第3の辺部81cとがなす角度はθとなっており、また、第2の遮蔽板82において、第1の辺部82aと第3の辺部82cとがなす角度もθとなっている。このため、第1の遮蔽板81における第3の辺部81cと、第2の遮蔽板82における第3の辺部82cとは略平行に配置されている。
第3の遮蔽板83は、第2の遮蔽板82と所定の間隙(以下、この間隙を「第2の間隙」と称する。)をおいた位置に配置されている。また、第3の遮蔽板83は、第1の辺部(縁部)83a、第2の辺部83b、第3の辺部83c、および第4の辺部83dを備え、第1の辺部83aと第2の辺部83bとが略平行に配置され、第3の辺部83cと第4の辺部83dとが略平行に配置された長方形して形成されている。そして、本実施形態における第3の遮蔽板83は、シート搬送方向上流側に配置された第2の辺部83bが、第2の遮蔽板82における第1の辺部82aと略平行となるように、配置されている。
このように遮蔽板を配置した結果、本実施形態では、第1の間隙の対向位置にタグTが到達した際、タグTに対する情報の書き込み、タグTからの情報の読み出しが可能となる。また、第2の間隙の対向位置にタグTが到達した際、タグTに対する情報の書き込み、タグTからの情報の読み出しが再度可能となる。このため、第1の間隙および第2の間隙に対向する位置が、タグTとリーダ/ライタ部61(アンテナ61a)との通信が可能となる通信エリアとなる。なお、シート搬送方向上流側における通信エリアは、シートSにおけるタグT5〜T8(タグT1〜T4)の配置方向に対して所定の角度を有した状態となっている。また、シート搬送方向下流側における通信エリアは、再通信可能エリアと捉えることができる。
ここで、本実施形態においてなされる処理を図11および図12を用いて説明する。なお、図11は、シートSが搬送された際のシートS、リーダ/ライタ部61(アンテナ61a)、第1の遮蔽板81等の関係を示したものである。また、図12は、制御部91にて実行される処理を示したものである。
図11(a)に示すように、本実施形態においても、まず、タグT5から識別情報が読み出される。次いで、タグT6から識別情報が読み出され(図11(b)参照)、タグT7、タグT8から識別情報が順に読み出される。
本実施形態では、制御部91は、このように読み出されてくる識別情報と、この識別情報が読み出された時刻とを互いに関連づけて、順次保持していく(ステップ201(図12参照))。この結果、制御部91は、第1の識別番号(本例では、タグT5から読み出された識別番号)−第1の識別番号が読み出された時刻t1,第2の識別番号(本例では、タグT6から読み出された識別番号)−第2の識別番号が読み出された時刻t2,第3の識別番号(本例では、タグT7から読み出された識別番号)−第3の識別番号が読み出された時刻t3,第4の識別番号(本例では、タグT8から読み出された識別番号)−第4の識別番号が読み出された時刻t4を保持する。
その後、タグT5〜タグT8は、図11(c)に示すように、第2の間隙の対向位置に到達する。この結果、タグT5〜タグT8から再度識別情報が読み出されてくる。即ち、複数の識別情報が読み出されてくる。
ここで、本実施形態における制御部91は、このように読み出されてきた複数の識別番号、およびこれらの識別番号が読み出された時刻を把握し、また保持する(ステップ202)。この結果、制御部91は、第1の識別番号、第2の識別番号、第3の識別番号、および第4の識別番号を把握するとともに、これら4つの識別番号が読み出された時刻t5を把握する。
次いで、制御部91は、各識別番号について、1回目の読み出しが行われた時刻と2回目の読み出しが行われた時刻との時間差を取得する(ステップ203)。本例では、制御部91は、第1の識別番号について時間差(t5−t1)を取得し、第2の識別番号について時間差(t5−t2)を取得し、第3の識別番号について時間差(t5−t3)を取得し、第4の識別番号について時間差(t5−t4)を取得する。
次いで、特定手段の一例としての制御部91は、ステップ203にて取得した時間差に基づき、シート搬送方向に直交する方向(以下、「P方向(図10(a)参照)」と称する)における、各タグTの位置を特定する(ステップ204)。
ここで、上記時間差を概念的に示すと図10(a)に示す通りとなる。ここで、所定の基準位置Oから、P方向における各タグTの位置pは、[p=時間差×シートSの搬送速度/tanθ]で求めることができる。制御部91は、この式を用い各タグTの位置を特定する。なお、θは既知であるため、(1/tanθ)により求めた所定の係数を乗じて位置pを求めることもできる。また、シートSの搬送速度が一定であるならば、(シートSの搬送速度/tanθ)を係数とすることができる。また、時間差と位置pとの関係を規定したテーブルを参照し位置pを特定することもできる。この結果、制御部91は、例えば、第1の識別番号が読み出されたタグTの位置p4、第2の識別番号が読み出されたタグTの位置p3、第3の識別番号が読み出されたタグTの位置p2、第4の識別番号が読み出されたタグTの位置p1を特定することができる。
なお、上記ではタグT5〜タグT8のP方向における位置を特定する例を説明したが、ステップ201〜204と同様の処理を行うことで、タグT1〜タグT4のP方向における位置を特定することができる。但し、上記では、シート搬送方向(以下、「S方向」(図10(a)参照)と称する)におけるタグTの関係が未知である。そこで、制御部91は、タグT1〜タグT4のP方向における位置を特定した後、S方向におけるタグTの関係(位置)を特定する。
本実施形態では、上記ステップ202にて説明したしたとおり、複数の識別番号が読み出された際、その時刻が保持される。本例の場合では、タグT5〜T8が第2の間隙に到達した際に読み出しが行われた時刻(上記「時刻t5」に相当)と、タグT1〜T4が第2の間隙に到達した際に読み出しが行われた時刻(以下、「時刻t6」と称する)とが保持される。そこで、制御部91は、これら保持した時刻t5と時刻t6との時間差(t6−t5)を求める。そして、乗算[時間差(t6−t5)×(シートSの搬送速度)]を行う。この結果、制御部91は、タグT1〜T4とタグT5〜T8とのS方向における相対位置(距離)を特定することができる。
この結果、制御部91は、例えば、識別情報1−位置情報(p4,s1)、識別情報2−位置情報(p3,s1)、識別情報3−位置情報(p2,s1)、識別情報4−位置情報(p1,s1)、識別情報5−位置情報(p4,s2)、識別情報6−位置情報(p3,s2)、識別情報7−位置情報(p2,s2)、識別情報8−位置情報(p1,s2)を取得可能となる。
その後、制御部91は、順に、位置情報(p4,s1)に対応した識別情報、位置情報(p3,s1)に対応した識別情報、位置情報(p2,s1)に対応した識別情報、位置情報(p1,s1)に対応した識別情報、位置情報(p4,s2)に対応した識別情報、位置情報(p3,s2)に対応した識別情報、位置情報(p2,s2)に対応した識別情報、位置情報(p1,s2)に対応した識別情報を、データサーバ3に送信する。即ち、制御部91は、順に、識別情報1、識別情報2、識別情報3、識別情報4、識別情報5、識別情報6、識別情報7、識別情報8を、データサーバ3に送信する。
ここで、識別情報1は、上記のとおりタグT5から読み出されたものであり、また、識別情報2はタグT6から読み出されたものである。また、識別情報3〜8は、それぞれ、タグT7、タグT8、タグT1、タグT2、タグT3、タグT4から読み出されたものである。この結果、データサーバ3は、第1の実施形態と同様に、タグT5から読み出された識別情報、タグT6から読み出された識別情報、タグT7から読み出された識別情報、タグT8から読み出された識別情報を順に受信することになる。また、データサーバ3は、タグT1から読み出された識別情報、タグT2から読み出された識別情報、タグT3から読み出された識別情報、タグT4から読み出された識別情報を、順に受信することになる。そして、データサーバ3は、第1の実施形態と同様に、これら受信した識別情報を、詳細情報と関連づけて格納する。
ところで、製造不良や故障などによって、シートSに配置されたタグTから識別情報の読み出しができない場合がある。このような場合において、第1の実施形態のように、データサーバ3に識別情報を順に格納する形態とすると、識別情報と詳細情報との関連付けが誤ってなされるおそれがある。例えば、タグT6からの識別情報の読み出しが出来なかった場合、タグT5からの識別情報に次いで、タグT7からの識別情報が、リーダ/ライタ装置2からデータサーバ3に送信されることになる。そして、このタグT7からの識別情報は、本来ならば、位置情報(X2,Y3)に関連付けられた詳細情報に関連付けられて格納されるべきところ、位置情報(X2,Y2)に関連付けられた詳細情報に関連付けられて格納されるおそれがある。
本実施形態では、上記のように、識別情報とこの識別情報の読み出しがなされたタグTの位置が把握される。このため、故障などにより識別情報の読み出しができないタグTが存在する場合には、このタグTの位置(相対位置)を把握可能となる。そして、このような場合、制御部91は、例えば、送信すべき識別情報に変えて、例えば識別情報が存在しない旨の情報をデータサーバ3に送信することができる。この結果、例えば、タグT6から識別情報が読み出されなかった場合、データサーバ3には、識別情報1、識別情報が存在しない旨の情報、識別情報3、識別情報4、識別情報6、識別情報7、識別情報8が順に送信される。そして、データサーバ3は、識別情報が存在しない旨の情報を受信した場合には、識別情報の格納を行わず、以後順位をずらして識別情報の格納を行う。この結果、識別情報と詳細情報との関連づけを適切に行うことができる。
また、種類の異なるシートSが搬送された場合や、タグTの配置態様が異なるシートSが搬送された場合には、図13に示すように、識別情報の読み出し位置に、複数のタグT(タグT1,T8)が同時に進入する場合がある。そして、このような場合、データサーバ3に、適切な順序にて識別情報を送信することが困難となる。本実施形態では、このように、同時に複数のタグTが読み出し位置に進入する場合であっても、適切な順序にて識別情報を送信することができる。なお、各タグTに対する詳細情報の書き込みは、例えば、第3の遮蔽板83のシート搬送方向下流側にて、リーダ/ライタ部61によって行うことができる。また、リーダ/ライタ部61よりもシート搬送方向下流側に、更にリーダ/ライタ部(不図示)を設け、このリーダ/ライタ部によって行うこともできる。また、他の装置によって、詳細情報の書き込みを行うこともできる。
ところで、上記においては、画像形成装置1によりシートSの表面に画像形成を施し、次いで、リーダ/ライタ装置2により識別情報の読み出しなどを行った。一方で、先に、リーダ/ライタ装置2によって識別情報の読み出し、詳細情報の書き込みを行い、後に、画像形成装置1によってシートSの表面に画像形成を施すことができる。
図14は、リーダ/ライタ装置2により読み出し/書き込みを行った後に、画像形成装置1によって画像形成を行う場合のシステムを示したものである。
本システムにおいては、例えばシートSにシート識別番号が格納される識別番号用タグTsが埋め込まれる。また、画像形成装置1には、識別番号用タグTsからシート識別番号を読み出すリード部(不図示)が設けられる。さらに、リーダ/ライタ装置2には、識別番号用タグTsにシート識別番号を書き込むためのライト部(不図示)が設けられる。
本システムの場合、上記同様に、まずリーダ/ライタ装置2によって、各タグTの識別情報が読み出され、次いで、各タグTに対して詳細情報の書き込みが行われる。なお、読み出された識別情報は、上記ステップ106と同様に、データサーバ3に出力される。また、本システムでは、リーダ/ライタ装置2に設けられたライト部によって、識別番号用タグTsにシート識別番号が書き込まれる。
次いで、画像形成装置1によってシートSの表面に画像形成が施される。画像形成装置1は、まず、シートSにおける識別番号用タグTsからこのシートSのシート識別番号を読み出す。次いで、画像形成装置1は、このシート識別番号に基づき、データサーバ3から位置情報33および詳細情報を取得する。その後、画像形成装置1は、これらの情報をもとに画像を生成し、この画像をシートSの表面に形成する。
このような態様によっても、画像が形成され(情報の印字が行われ)、タグTに対して詳細情報が書き込まれ、且つタグTから識別情報の読み出しが行われたシートSを形成することが可能である。なお、リーダ/ライタ装置2では、識別情報を読み出した後に詳細情報の書き込みを行ったが、詳細情報を書き込んだ後に識別情報を読み出すこともできる。
本実施形態における無線タグ処理システムを示した概略構成図である。 画像形成装置によって画像形成がなされた後のシートを示している。 データサーバに格納される情報例を示している。 リーダ/ライタ装置を説明するための図である。 リーダ/ライタ装置を説明するための図である。 リーダ/ライタ部および遮蔽板を説明するための図である。 シート、遮蔽板、およびアンテナとの関係を示す図である。 リーダ/ライタ装置の動作を示したフローチャートである。 第2の実施形態におけるリーダ/ライタ部等を示したものである。 第3の実施形態におけるリーダ/ライタ部および遮蔽板を示したものである。 シートが搬送された際のシート、リーダ/ライタ部、第1の遮蔽板等の関係を示したものである。 制御部にて実行される処理を示したものである。 シートの搬送例を示した図である。 リーダ/ライタ装置により読み出し/書き込みを行った後に、画像形成装置によって画像形成を行う場合のシステムを示したものである。
符号の説明
2…リーダ/ライタ装置、51…送り出しロール、52…搬送ロール、53…第1のベルトユニット、54…第2のベルトユニット、61…リーダ/ライタ部、61a…アンテナ、71…遮蔽板、72…辺部、82…第2の遮蔽板、91…制御部、S…シート

Claims (8)

  1. 複数の無線タグが所定方向に並んで配置された媒体を当該所定方向と交差する方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記媒体の前記無線タグとの通信を可能とする通信エリアを備え、当該無線タグに対する情報の書き込み、及び/又は当該無線タグからの情報の読み出しを行う書き込み/読み出し手段と、を備え、
    前記書き込み/読み出し手段の前記通信エリアは、前記搬送手段により前記媒体が搬送された際の前記所定方向に対して所定の角度を有して形成されることを特徴とする無線タグ処理装置。
  2. 前記書き込み/読み出し手段は、電波を発信することで前記無線タグとの通信を行い、
    前記所定の角度を有して形成される前記通信エリアは、前記書き込み/読み出し手段から発信される電波を遮蔽する遮蔽部材により形成されることを特徴とする請求項1記載の無線タグ処理装置。
  3. 前記遮蔽部材は、前記媒体が搬送された際の前記所定方向と交差する関係で配置された辺部を媒体搬送方向下流側に備え、
    前記搬送手段により搬送される前記媒体における前記複数の無線タグの各々は、前記辺部の対向位置を通過し、
    前記辺部のうち前記複数の無線タグの各々が通過する箇所は、前記媒体が搬送された際の前記所定方向に沿って形成されることを特徴とする請求項2記載の無線タグ処理装置。
  4. 前記書き込み/読み出し手段は、電波を発信する発信部を備え、当該発信部から電波を発信することで前記無線タグとの通信を行い、
    前記所定の角度を有して形成される前記通信エリアは、前記発信部を前記媒体が搬送された際の前記所定方向に対して傾けることで形成されることを特徴とする請求項1記載の無線タグ処理装置。
  5. 前記発信部は、前記媒体が搬送された際の前記所定方向に対する傾きを変えられるように移動可能に設けられていることを特徴とする請求項4記載の無線タグ処理装置。
  6. 前記書き込み/読み出し手段は、前記通信エリアよりも媒体搬送方向下流側に、前記搬送手段により搬送される前記媒体の前記無線タグとの通信を再度可能とする再通信可能エリアを更に備え、
    前記通信エリアにて前記無線タグと前記書き込み/読み出し手段とが通信を行ったタイミングと、前記再通信可能エリアにて当該無線タグと当該書き込み/読み出し手段とが通信を行ったタイミングと、に基づき前記複数の無線タグの各々の位置を特定する特定手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の無線タグ処理装置。
  7. 前記書き込み/読み出し手段は、電波を発信することで前記無線タグとの通信を行い、
    前記再通信可能エリアは、前記通信エリアよりも媒体搬送方向下流側にて前記書き込み/読み出し手段から発信される電波を遮蔽する下流側遮蔽部材により形成されることを特徴とする請求項6記載の無線タグ処理装置。
  8. 所定方向に並んで配置された複数の無線タグを備えた媒体を当該所定方向と交差する方向に搬送する搬送手段と、
    前記無線タグに対して情報を書き込み、及び/又は当該無線タグから情報を読み出す書き込み/読み出し手段と、を備え、
    前記書き込み/読み出し手段は、前記搬送手段により搬送される媒体の前記複数の無線タグから順次情報を読み出し、及び/又は当該複数の無線タグに対して順次情報を書き込むことを特徴とする無線タグ処理装置。
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