JP2009070187A - 無線タグ処理装置 - Google Patents

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JP2009070187A JP2007238537A JP2007238537A JP2009070187A JP 2009070187 A JP2009070187 A JP 2009070187A JP 2007238537 A JP2007238537 A JP 2007238537A JP 2007238537 A JP2007238537 A JP 2007238537A JP 2009070187 A JP2009070187 A JP 2009070187A
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Abstract

【課題】無線タグに対する情報の書き込みなど適切に行うことが可能な無線タグ処理装置を提供する。
【解決手段】シートSは、タグT5と対応するアンテナ65aとが対向する状態となるこの第1の停止位置に、停止される((a)参照)。その後、例えばタグT2〜T4,タグT6〜T8に対する識別情報の読み出し等が完了していないと判断された場合、次の停止位置が決定され、シートSの再搬送、搬送停止が実行される。この結果、シートSは、例えば(b)に示す位置に停止される。その後、例えばタグT4、T8が未完了のタグTであると特定された場合、次の停止位置が決定され、シートSの再搬送、搬送停止が実行される。この結果、シートSは、例えば(c)に示す位置に停止される。その後、タグT4,T8に対し、識別情報の読み出し、および詳細情報の書き込みが実行される。
【選択図】図10

Description

本発明は、無線タグに対して情報の書き込みなどを行う無線タグ処理装置に関する。
用紙の搬送を停止することなくRF−IDタグ(無線タグ)に対する情報の書き込みを行うため、印刷条件または通信条件またはその両方の条件により、連続ラベル紙の搬送速度を算出する算出手段を備えた印刷装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−140548号公報
ところで、無線タグからの情報の読み出しや無線タグに対する情報の書き込みは、一般的に、アンテナの対向位置に無線タグを1つずつ送り込むことにより行われてきた。しかしながらこの態様の場合、1つの無線タグに対し書き込み、読み出しが行われた後に、他の無線タグに対する書き込み、読み出しが開始されるため、処理効率が低いものとなる。
そこで、無線タグからの情報の読み出し等を行うアンテナを複数設けることも考えられる。しかしながら、この態様において、無線タグが配置された媒体がスキュー等して搬送された場合、例えば意図しない無線タグに情報が書き込まれるおそれがある。また、例えば情報の書き込み自体や、情報の読み出し自体ができないおそれもある。
本発明は、無線タグに対する情報の書き込みなど適切に行うことが可能な無線タグ処理装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、複数の無線タグが所定の配置関係をもって配置された媒体を搬送する搬送手段と、前記複数の無線タグの前記配置関係に対応して設けられ、前記搬送手段により搬送される前記媒体の当該複数の無線タグの各々に対して情報を書き込み、及び/又は当該複数の無線タグの各々から情報を読み出す複数の書き込み/読み出し手段と、前記搬送手段により搬送される前記媒体の姿勢を検知する検知手段と、前記検知手段による検知結果から、前記複数の書き込み/読み出し手段が前記書き込み及び/又は読み出しを行う際の前記搬送手段による前記媒体の搬送条件を決定し、当該決定した搬送条件に基づき当該搬送手段を制御する制御手段と、を含む無線タグ処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記検知手段は、前記媒体の姿勢として当該媒体のスキュー量を検知し、前記制御手段は、前記検知手段により検知されたスキュー量が所定値(第1の所定値)を超えている場合に、前記媒体を複数の停止位置に停止することを前記搬送条件として決定し、当該決定した搬送条件に基づき前記搬送手段を制御し当該媒体を当該複数の停止位置の各々に順次停止することを特徴とする請求項1記載の無線タグ処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、前記検知手段により検知されたスキュー量が前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値を超えている場合に、当該スキュー量が当該第2の所定値以下である場合に比べ前記媒体の停止回数を増加させることを特徴とする請求項2記載の無線タグ処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記制御手段は、前記検知手段が検知したスキュー量から、前記複数の書き込み/読み出し手段の動作を更に設定し、当該設定に基づき当該複数の書き込み/読み出し手段の動作も制御することを特徴とする請求項2記載の無線タグ処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御手段は、前記媒体を前記停止位置に停止した際に動作させる前記書き込み/読み出し手段を当該停止位置毎に設定し、当該媒体の停止を行う毎に当該設定した当該書き込み/読み出し手段を動作させることを特徴とする請求項4記載の無線タグ処理装置である。
請求項6に記載の発明は、複数の無線タグが所定の配置関係をもって配置された媒体を搬送する搬送手段と、前記複数の無線タグの前記配置関係に対応して設けられ、前記搬送手段により搬送される前記媒体の当該複数の無線タグの各々に対して情報を書き込み、及び/又は当該複数の無線タグの各々から情報を読み出す複数の書き込み/読み出し手段と、前記搬送手段により搬送される前記媒体の姿勢を検知する検知手段と、前記検知手段による検知結果から、前記複数の書き込み/読み出し手段の動作条件を決定し、当該動作条件に基づき当該複数の書き込み/読み出し手段を動作させる制御手段と、を含む無線タグ処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御手段は、前記複数の書き込み/読み出し手段のうちの一部の書き込み/読み出し手段を動作させることを前記動作条件として決定し、当該動作条件に基づき当該一部の書き込み/読み出し手段を動作させることを特徴とする請求項6記載の無線タグ処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記制御手段は、互いに隣接して配置された前記書き込み/読み出し手段を前記一部の書き込み/読み出し手段として動作させることを前記動作条件として決定し、当該動作条件に基づき当該隣接して配置された当該書き込み/読み出し手段を動作させることを特徴とする請求項7記載の無線タグ処理装置である。
本発明の請求項1によれば、複数の無線タグが配置された媒体が姿勢を乱した状態で搬送されても、これら複数の無線タグに対する情報の書き込みなどを良好に行うことができる。
本発明の請求項2によれば、読み出しや書き込みの頻度を上げることで、無線タグからの情報の読み出しや無線タグに対する情報の書き込みをより確実に行うことができる。
本発明の請求項3によれば、例えば媒体のスキューの大きさに対応した情報の書き込みや読み出しを実現できる。
本発明の請求項4によれば、無線タグが配置された媒体が姿勢を乱して搬送されたことに起因した意図しない情報の書き込みや読み出しをより抑制できる。
本発明の請求項5によれば、媒体の停止制御と書き込み/読み出し手段の動作制御とを共に行うことによって、情報の書き込みや読み出しの確実性を向上させることができる。
本発明の請求項6によれば、例えば、複数の無線タグが配置された媒体が姿勢を乱した状態で搬送された場合に発生しうる無線タグに対する情報の書き込み誤りや読み出し誤りを、複数の書き込み/読み出し手段の動作条件を変えることで抑制可能となる。
本発明の請求項7によれば、全ての書き込み/読み出し手段を動作させる場合に比較して、意図しない無線タグに対する情報の書き込みや読み出しを抑制することができる。
本発明の請求項8によれば、例えば、隣接する書き込み/読み出し手段の間に無線タグが搬送された場合などでも、より確実な情報の書き込みや読み出しを実現できる。
―第1の実施形態―
以下、添付図面を参照して、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態における処理システムを示した概略構成図である。
同図に示すように本システムでは、複数の無線タグT(以下、「タグT」と称する。)が埋め込まれたシートSに対して画像を形成する画像形成装置1、シートSに埋め込まれたタグTに対して情報を書き込み(ライト)又はタグTから情報を読み出す(リード)リーダ/ライタ装置2(無線タグ処理装置の一例)、タグTに書き込まれる情報やタグTから読み出された情報を格納するデータサーバ3が設けられている。また、情報の表示が可能な表示パネル(モニタ)4aを備え、画像形成装置1における画像形成条件や、リーダ/ライタ装置2における各種条件、タグTに書き込まれる情報などを受け付けるコントローラ4が設けられている。なお、本実施形態におけるコントローラ4は、パーソナルコンピュータ(PC)により構成されている。
まず、本システムでは、工場等から配送されてきたシートSの表面に対して、画像形成装置1により画像形成が行われる。次いで、リーダ/ライタ装置2にて、シートSに埋め込まれている複数のタグTの各々から、各タグTが有する固有の識別情報(識別番号:ユニーク番号(UID)とも称される)(以下、本明細書では「識別情報」と称する)が読み取られるとともに、各タグTに対して後述する詳細情報の書き込みが行われる。その後、シートSは、ユーザ等に納品等される。
ここで、図2は、画像形成装置1によって画像形成がなされた後のシートSを示している。同図(a)に示すように、媒体の一例としてのシートSは、矩形状に形成されたベース体Bと、このベース体Bから取り外し可能に設けられた複数のラベルL1〜L8(以下、「ラベルL」とも称する)とを備えている。
これら複数のラベルL1〜L8には、その裏面に接着剤が塗布されており、各ラベルLは、ベース体Bから取り外された後、例えば本(書籍)、DVD(Digital Versatile Disk)、CD(Compact Disc)に添付される。また、本実施形態における各ラベルLは、シートSの長手方向に4列、シートSの短手方向に2列で配置され、即ち、4×2の格子状に配置されている。なお、本実施形態では、画像形成装置1、リーダ/ライタ装置2において、シートSは、その短手方向に沿って搬送される。このため、シートSの搬送方向との関係で捉えれば、シートSには、シート搬送方向下流側に4つのラベルL5〜L8が、シート搬送方向上流側に4つのラベルL1〜L4が設けられることになる。
また、本実施形態では、各ラベルLの内部にタグT1〜T8が埋め込まれている(保持されている)。ラベルL1を一例に説明すると、同図(b)に示すように、ラベルL1の内部にタグT1が埋め込まれている。なお、本実施形態におけるタグT1は、基本的な回路要素として、アンテナコイルTa、共振回路を構成するためのコンデンサ、および情報を記憶するためのICチップTcとを備えている。なお、コンデンサは、アンテナコイルTaに組み込まれる場合があり、また、ICチップTcに内蔵される場合がある。
なお、タグTについては、従来から用いられているものを適宜使用することができ、特に限定されるものではない。なお、タグTは、他に、RFIDタグ、ICタグ、非接触データキャリア、無線ICタグ、非接触IC、非接触ICラベル、非接触ICタグ等と称される場合がある。また、本実施形態におけるタグTは、電池を備えておらず、後述するリーダ/ライタ部からの電波で起電する所謂パッシブ型のものを用いている。但し、パッシブ型に限定されるものではなく、電池を搭載した所謂アクティブ型のタグを用いることもできる。
なお、本実施形態では、ラベルL(タグT)が図書館で貸し出される本(被添付体の一例)に添付される場合を一例に説明する。但し、タグTの用途は、この図書館の場合だけに限られない。例えば、レンタル店におけるレンタルDVDやレンタルビデオなどに添付することができる。また、各種工場、各種店舗等において、生産管理、在庫管理などに用いることができる。画像形成装置1にて画像形成が終了すると、本実施形態では、各ラベルLの表面に、例えば本の収蔵先となる図書館名、バーコード、バーコード情報を数字で示したものが印字される。また、シートSの短手方向における一側部に、このシートSを他のシートと識別するためのシート識別用バーコードBKが印字される。
ここで、画像形成装置1は、データサーバ3に格納されている情報に基づき、シートSの表面に画像形成を行う。ここで、図3は、データサーバ3に格納される情報例を示している。
データサーバ3には、同図に示すように、例えば、本の収蔵先となる図書館名34、バーコード情報35、本のタイトル36、出版社37、著者38等が、互いに関連付けられた状態で格納されている。さらに、本データサーバ3には、画像形成装置1にて画像が形成される際に、各画像の形成位置を示す位置情報(位置座標(X,Y))33が格納されている。ここで、各位置情報33も、図書館名34、バーコード情報35、本のタイトル36、出版社37、著者38等に関連付けられてデータサーバ3に格納されている。なお、位置情報(位置座標)は、図2(a)に示すように、シートSの左上部の角部を原点Oとし、シートSの右方向にX軸をとり、下方向にY軸をとることにより設定した座標系における座標を示している。また、データサーバ3には、リーダ/ライタ装置2にて各タグTから読み出された識別情報が格納される(符号32参照)。なお、各識別情報も、図書館名34、バーコード情報35等に関連付けられて格納される。
ここで、位置情報33により特定される各位置の位置関係(配置関係)は、シートSに配置された各ラベルL(各タグT)の位置関係(配置関係)に対応(一致)している。
また、位置情報(X1,Y1)はラベルL1に、位置情報(X1,Y2)はラベルL2に、位置情報(X1,Y3)はラベルL3に、位置情報(X1,Y4)はラベルL4に対応している。さらに、位置情報(X2,Y1)はラベルL5に、位置情報(X2,Y2)はラベルL6に、位置情報(X2,Y3)はラベルL7に、位置情報(X2,Y4)はラベルL8に対応している。このため、例えば位置情報33が(X1,Y1)である場合、画像形成装置1はラベルL1に対して画像形成を行い、例えば、位置情報33が(X2,Y3)である場合、画像形成装置1はラベルL7に対して画像形成を行う。
なお、この位置情報33は、例えば、データサーバ3に図書館名34等の情報が格納される際に、データサーバ3によって自動的に割り振ることができる。また、コントローラ4によって割り振ることもできる。
また、データサーバ3には、シートSを他のシートと識別するためのシート識別番号が格納される(符号31参照)。本実施形態では、1枚のシートSに設けられたラベルLの数8に対応して、8件の情報毎に1つのシート識別番号が生成される。なお、このシート識別番号は、例えば、データサーバ3に図書館名34等が格納される際に、データサーバ3によって自動的に割り振ることができる。また、コントローラ4によって割り振ることもできる。
ここで画像形成装置1の動作について説明する。
画像形成装置1は、シートSに画像形成を行う際、データサーバ3から、1シート分の情報をまず取得する。次いで、これらの情報をもとにシートSに対して形成する画像を生成する。より詳細には、画像形成装置1は、まず、バーコード情報35に基づきバーコードを生成するとともに、このバーコードと、バーコード情報35を数字として可視化したものと、文字列としての図書館名とを、予め設定してある関係で配置した画像を生成し、この画像を位置情報33に対応した位置に配置する。そして、画像形成装置1は、この処理を8件分行い、全体の画像を生成する。また、画像形成装置1は、シート識別番号31をもとにシート識別用バーコードBKを生成し、シート識別用バーコードBKと上記全体の画像とを併せた画像を生成する。そして、画像形成装置1は、この併せた画像を、所定位置に位置決めされているシートSに形成する。
この結果、例えば、シートSのラベルL1には、「AA図書館」、「バーコード」、数字として可視化されたバーコード情報「123456789−1」が印字される。また、シートSの右端(シート搬送方向の一端部)には、シート識別番号「200707010001」がバーコード化されたシート識別用バーコードBKが印字される。
なお、本実施形態における画像形成装置1は、所謂電子写真方式を採用しており、図示しない露光装置を用いて各色の画像データに基づく静電潜像を例えば各色に対応して設けられた感光体ドラム上に形成する。その後、各色のトナーを用いて静電潜像を現像し、シートS上に転写した後に定着を施すことによって、シートS上に画像を形成する。なお、画像形成装置1には、所謂インクジェット方式や、感熱紙を用いた方式なども採用することができる。
次に、本実施形態では、リーダ/ライタ装置2にて、各タグTから識別情報が読み出される。また、各タグTに、図書館名34、バーコード情報35、本のタイトル36、出版社37、著者38に関する情報が書き込まれる。なお、本明細書においては、各タグTに書き込まれるこれらの情報を、以下「詳細情報」と称する。
ここで、図4、図5は、リーダ/ライタ装置2を説明するための図である。
図4に示すように、本実施形態におけるリーダ/ライタ装置2は、装置本体部40、装置本体部40の上部に設けられ、装置本体部40に対して開閉可能に取り付けられた開閉板41を備えている。
また、リーダ/ライタ装置2は、シート搬送系として、複数枚のシートSが積載可能な積載部50、積載部50に積載された複数のシートSから装置本体部40の内部に向けてシートSを一枚ずつ送り出す一対の送り出しロール51、送り出しロール51によって送り出されたシートSを搬送方向下流側に向けて更に搬送する一対の搬送ロール52、搬送ロール52から搬送されてきたシートSを更に搬送方向下流側に向けて搬送する第1のベルトユニット53および第2のベルトユニット54、第1のベルトユニット53および第2のベルトユニット54によって搬送されてきたシートSをシートSの厚み方向に積載し収容する収容部57を備えている。なお、本実施形態では、送り出しロール51、搬送ロール52、第1のベルトユニット53、第2のベルトユニット54等が搬送手段として機能している。
さらに、本実施形態におけるリーダ/ライタ装置2は、シートSに埋め込まれたタグTから情報を読み出し、又はタグTに対して情報を書き込む複数のリーダ/ライタ部61〜68(図中61、68のみ表示)、リーダ/ライタ部61〜68から発信された電波の干渉を抑制する第1の抑制ユニット71および第2の抑制ユニット72を備えている。
また、リーダ/ライタ装置2は、シートSの搬送経路に沿って設けられ、シートSが通過する際に所定の出力を行う第1のセンサS1、第2のセンサS2、第3のセンサS3、および第4のセンサS4を備えている。
ここで、第1のセンサS1は、搬送ロール52よりもシート搬送方向下流側に配置され、且つ後述するバーコードリーダBrによる読み取り位置よりもシート搬送方向上流側に配置されている。また、第2のセンサS2および第3のセンサS3は、バーコードリーダBrによる読み取り位置よりもシート搬送方向下流側に、且つリーダ/ライタ部61〜68よりもシート搬送方向上流側に配置されている。第4のセンサS4は、後述するニップ部Nよりもシート搬送方向下流側に配置されている。なお、この第4のセンサS4による検知結果は、シートSが装置本体部40から排出されたか否かの判断に用いられる。また、第2のセンサS2および第3のセンサS3は、検知手段の一部として機能している。
さらに、リーダ/ライタ装置2は、第1のセンサS1による検知領域よりもシート搬送方向下流側にて、シートSに形成されたシート識別用バーコードBKを読み取るバーコードリーダBrを備えている。また、リーダ/ライタ装置2は、各部(各装置)の制御を行う制御部91と、データサーバ3、コントローラ4等との間で情報のやりとりを行う送受信部92とを備えている。
ここで、第1のベルトユニット53は、無端状に形成されたベルト部材53aと、ベルト部材53aを内側から張架する第1〜第4の張架ロール53b,53c,53d,53eと、ベルト部材53aを外側から押圧しベルト部材53aに対して所定の張力を付与するテンションロール53fとを備えている。本実施形態では、第1〜第4の張架ロール53b,53c,53d,53eが互いに離れた状態で配置され、且つ、これら4本の張架ロールが矩形形状(長方形)における各頂点に配置されるように設けられている。本実施形態では、各張架ロール53b,53c,53d,53eがこのように配置される結果、ベルト部材53aの内側に、第1の抑制ユニット71等が収容される空間が形成される。なお、本実施形態における第4の張架ロール53eは、不図示のモータから駆動力を受け、ベルト部材53aを図中矢印Aに示す方向に回転駆動させる駆動ロールとしても機能する。
第2のベルトユニット54は、第1のベルトユニット53の上方(対向位置)に配置されている。また、第2のベルトユニット54は、第1のベルトユニット53に対して押圧配置され、第1のベルトユニット53との間に、シートSが上下から挟まれながら搬送されるニップ部N(図5参照)を形成している。また、第2のベルトユニット54は、無端状に形成されたベルト部材54aと、ベルト部材54aを内側から張架する第1〜第4の張架ロール54b,54c,54d,54eとを備えている。なお、本実施形態におけるベルト部材54aおよび上記ベルト部材53aは、後述するアンテナ61a〜68aから発信される電波を遮蔽しない材質(例えば、ゴム部材)にて構成されている。
第2のベルトユニット54においても、第1〜第4の張架ロール54b,54c,54d,54eは互いに離れた状態で配置され、且つ、これら4本の張架ロールは、矩形形状(長方形)における各頂点に配置されるように設けられている。このため、第2のベルトユニット54においても、ベルト部材54aの内側に、第2の抑制ユニット72が収容される空間が形成される。また、上記ニップ部Nは、ベルト部材53aにおける平坦部とベルト部材54aにおける平坦部とが接触することにより形成される。このため、ニップ部Nにおける搬送路は、平坦状となる。
さらに、第2のベルトユニット54および第2の抑制ユニット72は、図5に示すように、開閉板41の開閉に連動して(随伴して)、第1のベルトユニット53および第1の抑制ユニット71から離れるように移動可能に設けられている。このため、シート搬送経路の開放が可能となり、シート搬送経路にてシートSの詰まり(ジャム)などが発生した際に、詰まったシートSを簡易に取り除くことができる。
ここで、図6、図7を用いてリーダ/ライタ部61〜68、第1の抑制ユニット71等について更に説明する。なお、図6は、リーダ/ライタ部61〜68、第1の抑制ユニット71等をシートSとともに示した斜視図であり、図7は、リーダ/ライタ部61〜68、第1の抑制ユニット71等をシートSとともに示した平面図である。
図6に示すように、本実施形態における第1の抑制ユニット71は、シートSが搬送される側に開口を備えるとともに、箱状(直方体状)に形成されている。また、第1の抑制ユニット71は、シートSの搬送経路の一方側に配置されている。さらに、第1の抑制ユニット71は、シートSの搬送方向に沿って形成された第1の側壁71aと、この第1の側壁71aの対向位置に配置された第2の側壁71bと、シートSの搬送方向に直交する方向に沿って形成された第3の側壁71cと、同じくシートSの搬送方向に直交する方向に沿って形成された第4の側壁71dと、底部71eとを備えている。
さらに、第1の抑制ユニット71は、内部空間をシート搬送方向において2つに仕切る第1の仕切部材71kと、内部空間をシート搬送方向に直交する方向において4つに仕切る第2の仕切部材71f、第3の仕切部材71g、第4の仕切部材71hを備えている。
この結果、本実施形態における第1の抑制ユニット71は、シート搬送側に設けられた開口を除き閉塞された閉塞空間H1〜H8が格子状に設けられた状態となっている。
なお、本実施形態における閉塞空間H1〜H8の各々は、搬送されてきたシートSが第1の抑制ユニット71の対向位置に配置(停止)された際に、シートSに設けられた各タグTに対向するように配置されている。そして、本実施形態では、閉塞空間H1〜H8のそれぞれに、タグTに対して情報を書き込み又はタグTから情報を読み出すリーダ/ライタ部61〜68が設けられている。
ここで、リーダ/ライタ部61〜68の各々は、従来から用いられているものを適宜使用することができ、特に限定されるものではない。本実施形態におけるリーダ/ライタ部61〜68の各々は、従来から存するリーダ/ライタと同様に、書き込み/読み出し手段として機能するアンテナ61a〜68aと、アンテナにて受信した信号を復調する不図示の復調回路、送信する情報を変調しアンテナに対して出力する変調回路、復調回路および変調回路を制御する制御部とを備えている。なお、本実施形態におけるアンテナ61a〜68aの各々は、シートSに埋め込まれた各タグTの配置関係に対応して(一致させて)設けられており、その配置態様が格子状になっている。また、アンテナ61a〜68aの各々は、タグT1〜T8の各々に対応するように設けられている。さらに、本実施形態におけるアンテナ61a〜68aの各々は、上記位置情報33により特定される各位置の位置(配置)関係に対応(一致)した関係で配置されている。
ここで、本実施形態における処理システムでは、リーダ/ライタ部61にて読み取られた情報は、上記位置情報(X1,Y1)に関連付けられた詳細情報に関連付けられてデータサーバ3に格納されるように設定されている。また、リーダ/ライタ部62にて読み取られた情報は、上記位置情報(X1,Y2)に関連付けられた詳細情報に関連付けられてデータサーバ3に格納されるように設定されている。同様に、リーダ/ライタ部63にて読み取られた情報は、位置情報(X1,Y3)に関連付けられた詳細情報に関連付けられてデータサーバ3に格納され、リーダ/ライタ部64にて読み取られた情報は、位置情報(X1,Y4)に関連付けられた詳細情報に関連付けられてデータサーバ3に格納されるように設定されている。
また、リーダ/ライタ部65にて読み取られた情報は、位置情報(X2,Y1)に関連付けられた詳細情報に関連付けられてデータサーバ3に格納され、リーダ/ライタ部66にて読み取られた情報は、位置情報(X2,Y2)に関連付けられた詳細情報に関連付けられてデータサーバ3に格納されるように設定されている。さらに、リーダ/ライタ部67にて読み取られた情報は、位置情報(X2,Y3)に関連付けられた詳細情報に関連付けられてデータサーバ3に格納され、リーダ/ライタ部68にて読み取られた情報は、位置情報(X2,Y4)に関連付けられた詳細情報に関連付けられてデータサーバ3に格納されるように設定されている。
このため、例えば、リーダ/ライタ部61にてタグTから識別情報が読み出された場合、この読み出された識別情報は、位置情報(X1,Y1)に関連付けられた詳細情報に関連付けられてデータサーバ3に格納される。また、例えば、リーダ/ライタ部67にてタグTから識別情報が読み出された場合、この読み出された識別情報は、位置情報(X2,Y3)に関連付けられた詳細情報に関連付けられてデータサーバ3に格納される。
さらに、本実施形態における処理システムでは、位置情報(X1,Y1)に関連付けられた詳細情報はリーダ/ライタ部61に出力され、位置情報(X1,Y2)に関連付けられた詳細情報はリーダ/ライタ部62に出力されるように設定されている。また、位置情報(X1,Y3)に関連付けられた詳細情報はリーダ/ライタ部63に出力され、位置情報(X1,Y4)に関連付けられた詳細情報はリーダ/ライタ部64に出力されるように設定されている。また、位置情報(X2,Y1)に関連付けられた詳細情報はリーダ/ライタ部65に出力され、位置情報(X2,Y2)に関連付けられた詳細情報はリーダ/ライタ部66に出力されるように設定されている。さらに、位置情報(X2,Y3)に関連付けられた詳細情報はリーダ/ライタ部67に出力され、位置情報(X2,Y4)に関連付けられた詳細情報はリーダ/ライタ部68に出力されるように設定されている。
このため、例えば、位置情報(X1,Y1)に関連付けられている図書館名34、バーコード情報35、本のタイトル36等の詳細情報は、リーダ/ライタ部61に出力され、例えば、位置情報(X2,Y3)に関連付けられている図書館名34、バーコード情報35、本のタイトル36等の詳細情報は、リーダ/ライタ部67に出力される。
また、本図においては、上述した第2のセンサS2(図4参照)による検知領域S2k、および第3のセンサS3(図4参照)による検知領域S3kも併せて図示している。第2のセンサS2および第3のセンサS3は、シート搬送方向に直交する方向に所定の間隔で配置されている。そして、本実施形態では、この第2のセンサS2および第3のセンサS3による検知結果に基づき、シートSの搬送制御、アンテナ61a〜68aの動作制御が実行される(詳細は後述)。なお、上記ベルト部材53a,54aは、シートSの長手方向の中央部に対して重なる幅で形成されている。また、ベルト部材53a,54aは、検知領域S2kと検知領域S3kとの間隔よりも小さい幅で形成され、検知領域S2kと検知領域S3kとの間を通過するように配置されている。このため、第2のセンサS2および第3のセンサS3は、ベルト部材53a,54aにより阻害されることなくシートSの検知を行うことができる。
本実施形態では、図7に示すように、例えばA4サイズのシートSが搬送されてきた場合、このA4サイズのシートSは、基本的に第1の抑制ユニット71の対向位置に停止される。より詳細には、シートSは、シートSにおける各タグTが対応するアンテナ61a〜68aに対向するように、基本的に停止される。そして、各タグTから識別情報の読み出しが行われ、また各タグTに対して詳細情報の書き込みが行われる。
なお、第2の抑制ユニット72(図4参照)は、内部にアンテナ61a〜68aが設けられていない点、および高さ寸法(シート搬送方向に直交する方向における長さ)が第1の抑制ユニット71における高さ寸法よりも小さい点を除き、第1の抑制ユニット71と同様に構成されている。そして、このように構成された第2の抑制ユニット72は、開口部が第1の抑制部材71の開口部に対向するように配置されるとともに、閉塞空間H1〜H8が互いに対向するように配置される。
このように第1の抑制ユニット71や第2の抑制ユニット72が設けられる結果、アンテナ61a〜68aの各々から発信される電波の干渉などを簡易に抑制することができる。ここで、第1の抑制ユニット71、第2の抑制ユニット72には、例えば、ステンレス、真鍮、アルミニウム、銅、金などの金属材料を用いることができる。なお、本実施形態では、第1の抑制ユニット71および第2の抑制ユニット72を設けた例を説明したが、これらのユニットを設けない構成とすることもできる。例えばアンテナ61a〜68aの各々から発信される電波の出力を調整したり、また、アンテナ61a〜68aの間隔を適宜調整したりすることで、これらのユニットを設けない構成とすることができる。
ここで、リーダ/ライタ装置2の基本的な動作について説明する。
図8は、リーダ/ライタ装置2等の動作を示したフローチャートである。
まず、不図示のスタートボタンが押圧されたことを検知した制御部91は、不図示の駆動モータを回転駆動させることで、送り出しロール51、搬送ロール52、第4の張架ロール53eを回転駆動させ、積載部50に積載されたシートSの搬送を開始する。(ステップ101)。ここで、制御部91は、コントローラ4からの指示に基づき、駆動モータの回転駆動を開始することもできる。なお、制御部91は、リーダ/ライタ装置2に設けられた不図示のCPU(Central Processing Unit)、制御用のプログラム等が格納される不図示のROM(Read Only Memory)、およびCPUの作業用のメモリである不図示のRAM(Random Access Memory)によって実現されている。
次いで、制御部91は、第1のセンサS1にてシートSが検知されると、バーコードリーダBrに、シートSに印刷されたシート識別用バーコードBKを読み取らせ、シート識別番号を取得する(ステップ102)。次いで、制御部91は、送受信部92を介し、取得したシート識別番号をデータサーバ3に送信する(ステップ103)。なお、シート識別番号を受信したデータサーバ3は、このシート識別番号に関連付けられている8件分の詳細情報をリーダ/ライタ装置2に送信する。その後、制御部91は、送受信部92を介し、データサーバ3から送信されてくる詳細情報を受信する(ステップ104)。
次いで、制御部91は、各タグTに対する処理を実行し(ステップ105)、処理を終了する。より具体的に説明すると、制御部91は、リーダ/ライタ部61〜68を介し、タグT1〜T8の各々から識別情報を読み出す。次いで、制御部91は、タグT1〜T8の各々に対し詳細情報の書き込みを実行する。その後、制御部91は、シートSを収容部57に収容し、処理を終了する。
なお、読み出された識別情報は、データサーバ3に送信され、データサーバ3にて格納される。例えば、リーダ/ライタ部61にてタグTから識別情報が読み出された場合、この読み出された識別情報は、上述のとおり、位置情報(X1,Y1)に関連付けられた詳細情報に関連付けられてデータサーバ3に格納される。また、例えばリーダ/ライタ部67にてタグTから識別情報が読み出された場合、この読み出された識別情報は、上述のとおり、位置情報(X2,Y3)に関連付けられた詳細情報に関連付けられてデータサーバ3に格納される。
また、上記のとおり、例えば位置情報(X1,Y1)に関連付けられている図書館名34、バーコード情報35、本のタイトル36等の詳細情報は、リーダ/ライタ部61に出力され、例えば、位置情報(X2,Y3)に関連付けられている図書館名34、バーコード情報35、本のタイトル36等の詳細情報は、リーダ/ライタ部67に出力される。このため、制御部91によってタグT1〜T8の各々に対する詳細情報の書き込みが実行されると、例えば、タグT1には、位置情報(X1,Y1)に関連付けられている図書館名34、バーコード情報35、本のタイトル36等の詳細情報が書き込まれる。また、例えば、タグT7には、位置情報(X2,Y3)に関連付けられている図書館名34、バーコード情報35、本のタイトル36等の詳細情報が書き込まれる。
上記ステップ105の処理が終了した後、各タグTには詳細情報が書き込まれた状態となる。また、データサーバ3には、詳細情報と、この詳細情報が書き込まれたタグTの識別情報とが互いに関連付けられた状態で格納される。このため、各ラベルLを貸し出される本に添付するとともに、データサーバ3内の情報を図書館等における管理端末に移せば、RFIDを用いた管理システムを構築することができる。この結果、従来のバーコード等による処理に比べ、貸し出し処理、返却処理などの各種処理をスムーズに行うことができる。なお、上記では、データサーバ3の情報を管理端末に移す例を説明したが、図書館における端末からデータサーバ3にアクセスする構成を採用することもできる。また、データサーバ3自体を図書館に移すことも可能である。
ところで、シートSは、常に一定の姿勢で搬送されるとは限らず、スキューした状態(傾いた状態)で搬送される場合がある。そしてこのような場合、タグTに対する詳細情報の書き込みやタグTからの識別情報の読み出しが不確実になるおそれがある。また、意図しないタグTに対して詳細情報を書き込んでしまったり、意図しないタグTから識別情報を読み出してしまったりするおそれがある。そこで、本実施形態における上記ステップ105では次のような処理を行っている。
ここで、図9は、ステップ105において実行される処理を示したものである。
ステップ105において、制御部91は、まずシートSの姿勢(スキュー量)として、シートSのスキュー角度を把握する(ステップ201)。このスキュー角度は、例えば、第2のセンサS2(図4、図6参照)による検知結果(タイミング)および第3のセンサS3による検知結果(タイミング)と、スキュー角度との関係を規定したルックアップテーブル(不図示)を参照することで把握することができる。
次いで、制御部91は、シートSの搬送条件を把握(決定)する。より具体的に説明すると、制御部91は、シートSの第1の停止位置を把握(決定)する(ステップ202)。ここで第1の停止位置は、シート搬送方向における最下流側のタグTと対応するアンテナ68とが対向する状態となる、シートSの位置である。ここで、スキュー角度と第1の停止位置との関係は、例えば不図示の不揮発性メモリに格納されたルックアップテーブルに規定されており、制御部91は、このルックアップテーブルを参照することで第1の停止位置を把握することができる。
ここで、本実施形態では、把握したスキュー角度に基づき第1の停止位置を把握した。その他に、例えば、第2のセンサS2による検知タイミングおよび第3のセンサS3による検知タイミングと、第1の停止位置との関係をルックアップテーブルに規定しておき、検知タイミングに基づき第1の停止位置を把握することもできる。即ち、スキュー角度の把握を行わずに第1の停止位置を把握することができる。また、ルックアップテーブルを用いず、例えば、第2のセンサS2による検知タイミング(時刻)および第3のセンサS3による検知タイミング(時刻)に基づき所定の演算を行い、第1の停止位置を把握することもできる。
その後、制御部91は、駆動モータ(不図示)の制御を行うことで第1のベルトユニット53等を制御し、ステップ202にて把握した第1の停止位置にシートSを停止させる(ステップ203)。
なお、この停止制御や後のステップにおいて行われる停止制御、再搬送制御は、既存の技術を用いて行うことができる。例えば、第2のセンサS2や第3のセンサS3にてシートSが検知されてから所定時間経過する毎に駆動モータの駆動停止、再駆動を実行することで行うことができる。また、例えば、シートSやベルト部材53a,54aにマーカを付すとともに、シート搬送方向に沿ってこのマーカを検知する検知部(不図示)を設ける。そして、この検知部によるマーカの検知結果に基づき、停止制御や再搬送制御を行うことができる。
その後、制御部91は、リーダ/ライタ部61〜68を介し、各タグTから識別情報の読み出しを行い、次いで各タグTに対し詳細情報の書き込みを行う(ステップ204)。なお、読み出された識別情報は、上述のとおり、詳細情報と関連付けられてデータサーバ3に格納される。次いで、制御部91は、識別情報の読み出し、および詳細情報の書き込みが、全てのタグTに対して完了したか否かを判断する(ステップ205)。そして、制御部91は、識別情報の読み出しおよび詳細情報の書き込みが、全てのタグTに対して完了したと判断した場合、駆動モータ(不図示)の駆動を再開することでシートSの搬送を再開し、シートSを収容部57に収容し(ステップ206)、処理を終了する。
一方、制御部91は、ステップ205にて識別情報の読み出し等が全てのタグTに対して完了していないと判断した場合、読み出し等が未完了のタグTを特定する(ステップ207)。次いで、制御部91は、ステップ207にて特定した未完了のタグTに基づき、次にシートSを停止させる停止位置を決定する(ステップ208)。なお、制御部91は、例えば、未完了のタグTの配置と停止位置との関係を予め規定したルックアップテーブルを参照することで、停止位置を決定することができる。また、例えば、制御部91は、未完了のタグTのうちシート搬送方向の最下流側に位置するタグTと、対応するアンテナとが対向する状態となるシートSの位置を算出し、この位置を停止位置と決定することができる。
その後、制御部91は、シートSの搬送を再開するとともに、ステップ208にて決定した停止位置にシートSを停止させる(ステップ209)。そして、制御部91は、リーダ/ライタ部61〜68を介し、各タグTからの識別情報の読み出し、および各タグTに対する詳細情報の書き込みを実行する(ステップ210)。その後、制御部91は、上記ステップ205と同様に、識別情報の読み出し、および詳細情報の書き込みが、全てのタグTに対して完了したか否かを判断する(ステップ211)。そして、制御部91は、識別情報の読み出しおよび詳細情報の書き込みが、全てのタグTに対して完了したと判断した場合、駆動モータ(不図示)の駆動を再開することでシートSの搬送を再開し、シートSを収容部57に収容し(ステップ206)、処理を終了する。一方、制御部91は、ステップ211にて識別情報の読み出し等が全てのタグTに対して完了していないと判断した場合、再度ステップ207以降の処理を実行する。
ここで、図10を用いてステップ105における処理をより具体的に説明する。ここで、図10は、ステップ105における処理がなされた場合のシートSの状態を示したものである。
上記の通り、スキュー角度の把握、第1停止位置の把握がなされた後、シートSはこの第1の停止位置に停止される。ここで、第1の停止位置は、上記のとおり、シート搬送方向最下流側のタグTと対応するアンテナ68とが対向する状態となる、シートSの位置である。図10に示す例においては、タグT5がシート搬送方向最下流側に位置しており、このタグT5と対応するアンテナ65aとが対向する状態となる、シートSの位置が第1の停止位置となる。シートSは、タグT5と対応するアンテナ65aとが対向する状態となるこの第1の停止位置に、まず停止される(図10(a)参照)。
その後、例えばステップ205にて、識別情報の読み出し等が全てのタグTに対して完了していないと判断され、ステップ207にて、例えばタグT2〜T4,タグT6〜T8が未完了のタグTであると特定された場合、次の停止位置が決定され(ステップ208)、シートSの再搬送、搬送停止が実行される(ステップ209)。この結果、シートSは、例えば図10(b)に示す位置に停止される。その後、タグT2〜T4,タグT6〜T8に対し、識別情報の読み出し、および詳細情報の書き込みが実行される(ステップ210)。
そして、例えば、ステップ211にて、識別情報の読み出し等が全てのタグTに対して完了していないと判断され、ステップ207にて、例えばタグT4、T8が未完了のタグTであると特定された場合、次の停止位置が決定され(ステップ208)、シートSの再搬送、搬送停止が実行される(ステップ209)。この結果、シートSは、例えば図10(c)に示す位置に停止される。その後、タグT4,T8に対し、識別情報の読み出し、および詳細情報の書き込みが実行される。そして、ステップ211にて、識別情報の読み出し等が全てのタグTに対して完了したと判断された場合、シートSの搬送が再開され、シートSは収容部57に収容される(ステップ206)。
―第2の実施形態―
次に第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、シートSの搬送停止、再搬送を繰り返し行う例を説明したが、この搬送停止、再搬送に加え、リーダ/ライタ部61〜68の動作制御を行うこともできる。
図11は、第2の実施形態において、ステップ105にて実行される処理を示している。制御部91は、上記ステップ201における処理と同様に、まずシートSのスキュー角度を把握する(ステップ301)。ステップ301の処理を終了後、制御部91は、シートSの搬送条件、リーダ/ライタ部61〜68(アンテナ61a〜68a)の動作条件を把握(決定、設定)する。より具体的には、制御部91は、不図示のルックアップテーブルを参照し、このルックアップテーブルからシートSの停止位置、各停止位置にて動作させるリーダ/ライタ部(アンテナ)を把握(決定、設定)する(ステップ302)。ここで、ルックアップテーブルにはスキュー角度と、シートSの停止位置および各停止位置にて動作させるリーダ/ライタ部とが関係付けられて規定されている。次いで、制御部91は、シートSの停止、リーダ/ライタ部の動作、およびシートSの再搬送、を順次実行する(ステップ303)。その後、制御部91は、シートSを収容部57に収容し(ステップ304)、処理を終了する。
ここで、上記ステップ302およびステップ303の処理について、図12を用いて具体的に説明する。図12は、ステップ303の処理がなされた際のシートSの搬送状態を示したものである。
上記のように、ステップ302において、制御部91は、ステップ301にて把握したスキュー角度に基づき、シートSの停止位置、各停止位置にて動作させるリーダ/ライタ部を把握する。ここで、本実施形態では、ステップ301にて把握したスキュー角度が所定値(第1の所定値)を超えている場合、制御部91は、シートSの停止位置として複数の停止位置を把握する。
図12を用いて具体的に示すと、制御部91は、シートSの停止位置として例えば停止位置1を把握し、またこの停止位置1にて動作させるリーダ/ライタ部をリーダ/ライタ部61,65と把握する(図12(a)参照)。また、制御部91は、シートSの停止位置として例えば停止位置2を把握し、またこの停止位置2にて動作させるリーダ/ライタ部をリーダ/ライタ部62,63,66,67と把握する(図12(b)参照)。さらに、制御部91は、シートSの停止位置として例えば停止位置3を把握し、またこの停止位置3にて動作させるリーダ/ライタ部をリーダ/ライタ部64,68と把握する(図12(c)参照)。
次いで、制御部91は、上記ステップ303の通り、シートSの停止、リーダ/ライタ部の動作、およびシートSの再搬送、を順次実行していく。図12を用いて具体的に説明すると、まず、停止位置1にシートSを停止させるとともに、リーダ/ライタ部61,65を動作させる。このように本実施形態では全てのリーダ/ライタ部を動作させずに一部のリーダ/ライタ部を動作させる。そして、リーダ/ライタ部61,65を動作させると、アンテナ61a,65aを介し、タグT1,T5から識別情報が読み出されるとともに、タグT1,T5に対して詳細情報が書き込まれる。なお、読み出された識別情報は、第1の実施形態と同様にデータサーバ3に送信される。そして、制御部91は、リーダ/ライタ部61,65の動作終了後、シートSの再搬送を行う。
その後、制御部91は、シートSを停止位置2に停止させるとともに、リーダ/ライタ部62,63,66,67を動作させる。この結果、アンテナ62a,63a,66a,67aを介し、タグT2,T3,T6,T7から識別情報が読み出され、タグT2,T3,T6,T7に対して詳細情報が書き込まれる。その後、制御部91は、シートSの再搬送を行う。
次いで、制御部91は、シートSを停止位置3に停止させた後、リーダ/ライタ部64,68を動作させる。この結果、アンテナ64a,68aを介し、タグT4,T8から識別情報が読み出され、タグT4,T8に対して詳細情報が書き込まれる。その後、制御部91は、シートSの再搬送を実行し、ステップ304に示したとおりシートSを収容部57に収容する。
ここで例えば、停止位置1にてリーダ/ライタ部66も動作させた場合、リーダ/ライタ部66においても、タグT5から識別情報が読み出されるおそれがある。また、タグT5に対してリーダ/ライタ部66から詳細情報が書き込まれるおそれがある。また、例えば、停止位置2においてリーダ/ライタ部68を動作させた場合、リーダ/ライタ部68においても、タグT7から識別情報が読み出されるおそれがあり、また、タグT7に対してリーダ/ライタ部68から詳細情報が書き込まれるおそれがある。このような場合、意図しないタグTから識別情報が読み出され、また意図しないタグTに対して詳細情報が書き込まれてしまう。本実施形態のようにリーダ/ライタ部の動作制御を行うことで、意図しないタグTからの識別情報の読み出しや、意図しないタグへの詳細情報の書き込みを抑制することができる。
―第3の実施形態―
次に、第3の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態、第2の実施形態では、シートSを3箇所で停止させる例を説明したが、例えばシートSの傾きが大きい場合(例えばシートSの傾きが所定の閾値(第2の所定値)を超える場合)には、シートSの停止回数を更に増やすこともできる。
ここで、図13は、第3の実施形態におけるシートSの搬送状態を示したものである。同図(a)〜(f)に示すように、本第3の実施形態におけるシートSの傾きは、第1の実施形態、第2の実施形態におけるシートSの傾きよりも大きい状態となっている。このため、本実施形態では、3箇所ではなく、停止位置1〜停止位置6の6箇所でシートSを停止させる制御を行っている。
また、シートSの傾きが大きい場合、タグTがアンテナの対向位置を通過せず、アンテナとアンテナとの間を通過する場合がある。例えば、図13(a)に示すように、タグT5がアンテナ61aとアンテナ62aとの間(アンテナ65aとアンテナ66aとの間)を通過する場合がある。このようにタグTが、アンテナとアンテナとの間を通過する場合に、単一のアンテナから書き込み等を行おうとすると、書き込み等が不確実となるおそれがある。このため、本実施形態では、互いに隣接した複数のリーダ/ライタ部(アンテナ)を動作させて、1つのタグTに書き込み等を行っている。
ここで、シートSの搬送等を具体的に説明すると、図13(a)に示す停止位置1では、隣接したアンテナ61aおよびアンテナ62aから電波の発信を行い(リーダ/ライタ部61,62を動作させ)、タグT5から識別情報を読み出し、またタグT5に対して詳細情報の書き込みを行っている。また、同図(b)に示す停止位置2では、隣接したアンテナ62a,63aから電波の発信を行い、タグT6から識別情報を読み出し、またタグT6に対して詳細情報の書き込みを行っている。更に、同図(c)に示す停止位置3では、アンテナ61aから電波の発信を行い、タグT1から識別情報を読み出し、またタグT1に対して詳細情報の書き込みを行っている。また、停止位置3では、同時に、アンテナ63aから電波の発信を行い、タグT7から識別情報を読み出し、またタグT7に対して詳細情報の書き込みを行っている。
また、同図(d)に示す停止位置4では、隣接したアンテナ61a,62aから電波の発信を行い、タグT2から識別情報を読み出し、またタグT2に対して詳細情報の書き込みを行っている。また、停止位置4では、同時に、アンテナ64aから電波の発信を行い、タグT8から識別情報を読み出し、またタグT8に対して詳細情報の書き込みを行っている。さらに、同図(e)に示す停止位置5では、アンテナ63aから電波の発信を行い、タグT3から識別情報を読み出し、またタグT3に対して詳細情報の書き込みを行っている。そして、同図(f)に示す停止位置6では、隣接したアンテナ63a,64aから電波の発信を行い、タグT4から識別情報を読み出し、またタグT4に対して詳細情報の書き込みを行っている。ここで、識別情報の読み出し、および詳細情報の書き込みが終了したタグTに対しては、詳細情報の再度の書き込みができないように書き込み禁止処理を行っておくことが好ましい。この処理により、意図しないタグTへの詳細情報の書き込みをより抑制することができる。
ここで、本実施形態では、上記ステップ104(図8参照)において、制御部91は、詳細情報とこの詳細情報に関連付けられた位置情報とを受信する。そして、制御部91は、例えば、停止位置1において詳細情報の書き込みを行う際、位置情報(X2,Y1)に関連づけられた詳細情報をリーダ/ライタ部61,62に出力し、タグT5に対する詳細情報の書き込みを実行する。また、制御部91は、停止位置1においてリーダ/ライタ部61,62が読み出した識別情報を位置情報(X2,Y1)と関連付けた状態でデータサーバ3に送信する。そして、識別情報および位置情報を受信したデータサーバ3は、位置情報(X2,Y1)をキーとして、受信した識別情報を、位置情報(X2,Y1)に関連付けられた詳細情報に関連付けて格納する。
また、制御部91は、例えば、停止位置3において詳細情報の書き込みを行う際、位置情報(X1,Y1)に関連づけられた詳細情報をリーダ/ライタ部61に出力し、タグT1に対する詳細情報の書き込みを実行する。さらに、位置情報(X2,Y3)に関連づけられた詳細情報をリーダ/ライタ部63に出力し、タグT7に対する詳細情報の書き込みを実行する。また、制御部91は、停止位置3においてリーダ/ライタ部61が読み出した識別情報を位置情報(X1,Y1)と関連付けた状態でデータサーバ3に送信する。さらに、リーダ/ライタ部63が読み出した識別情報を位置情報(X2,Y3)と関連付けた状態でデータサーバ3に送信する。そして、これらの識別情報および位置情報を受信したデータサーバ3は、位置情報(X1,Y1)をキーとして、受信した識別情報を、位置情報(X1,Y1)に関連付けられた詳細情報に関連付けて格納する。また、位置情報(X2,Y3)をキーとして、受信した識別情報を、位置情報(X2,Y3)に関連付けられた詳細情報に関連付けて格納する。
この結果、本実施形態においても、各タグTに詳細情報が書き込まれた状態となる。また、データサーバ3には、詳細情報と、この詳細情報が書き込まれたタグTの識別情報とが互いに関連付けられた状態で格納される。このため、各ラベルLを貸し出される本に添付するとともに、データサーバ3内の情報を図書館等における管理端末に移せば、RFIDを用いた管理システムを構築することができる。
なお、上記第1〜第3の実施形態では、画像形成装置1にてシートSに画像形成がなされた後、リーダ/ライタ装置2にて識別情報の読み出し、詳細情報の書き込みが行われる例を説明したが、例えば、リーダ/ライタ装置2にて識別情報の読み出し、詳細情報の書き込みが行われた後に、画像形成装置1にてシートSに画像を形成することができる。
また、上記第1〜第3の実施形態では、各タグTに対し個別に詳細情報を書き込む例を説明したが、例えば、各タグTの識別情報を読み出した後、この識別情報を用い一括で各タグTに詳細情報を書き込むことができる。なお、この一括の書き込みは、例えば、リーダ/ライタ部61〜68よりもシート搬送方向下流側に別途設けられたライト部(不図示)によって行うことができる。
また、上記第1〜第3の実施形態では、シートSがスキューしている場合に、シートSを複数回停止し、各停止位置にて詳細情報の書き込みを行う例を説明したが、スキュー量が所定値よりも大きい場合には、識別情報の読み出しや詳細情報の書き込みを行わない処理を行うこともできる。このような場合、例えば、シートSの停止処理を実行後、表示パネル4a(図1参照)にエラー表示を行ったり、また、例えば、シートSを収容部57に収容後、表示パネル4aにエラー表示を行ったりすることができる。
さらに、上記第1〜第3の実施形態では、シートSを停止させる処理を行ったが、リーダ/ライタ部61〜68が読み出しや書き込みを行う際に、シートSの搬送速度を低下させる処理を行うこともできる。
本実施形態における処理システムを示した概略構成図である。 画像形成装置によって画像形成がなされた後のシートを示している。 データサーバに格納される情報例を示している。 リーダ/ライタ装置を説明するための図である。 リーダ/ライタ装置を説明するための図である。 リーダ/ライタ部、第1の抑制ユニット等をシートとともに示した斜視図である。 リーダ/ライタ部、第1の抑制ユニット等をシートとともに示した平面図である。 リーダ/ライタ装置等の動作を示したフローチャートである。 ステップ105において実行される処理を示したものである。 ステップ105における処理がなされた場合のシートの状態を示したものである。 第2の実施形態において、ステップ105にて実行される処理を示している。 ステップ303の処理がなされた際のシートの搬送状態を示したものである。 第3の実施形態におけるシートの搬送状態を示したものである。
符号の説明
2…リーダ/ライタ装置、51…送り出しロール、52…搬送ロール、53…第1のベルトユニット、54…第2のベルトユニット、61a〜68a…アンテナ、91…制御部、S…シート、S2…第2のセンサ、S3…第3のセンサ、T…無線タグ

Claims (8)

  1. 複数の無線タグが所定の配置関係をもって配置された媒体を搬送する搬送手段と、
    前記複数の無線タグの前記配置関係に対応して設けられ、前記搬送手段により搬送される前記媒体の当該複数の無線タグの各々に対して情報を書き込み、及び/又は当該複数の無線タグの各々から情報を読み出す複数の書き込み/読み出し手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記媒体の姿勢を検知する検知手段と、
    前記検知手段による検知結果から、前記複数の書き込み/読み出し手段が前記書き込み及び/又は読み出しを行う際の前記搬送手段による前記媒体の搬送条件を決定し、当該決定した搬送条件に基づき当該搬送手段を制御する制御手段と、
    を含む無線タグ処理装置。
  2. 前記検知手段は、前記媒体の姿勢として当該媒体のスキュー量を検知し、
    前記制御手段は、前記検知手段により検知されたスキュー量が所定値(第1の所定値)を超えている場合に、前記媒体を複数の停止位置に停止することを前記搬送条件として決定し、当該決定した搬送条件に基づき前記搬送手段を制御し当該媒体を当該複数の停止位置の各々に順次停止することを特徴とする請求項1記載の無線タグ処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記検知手段により検知されたスキュー量が前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値を超えている場合に、当該スキュー量が当該第2の所定値以下である場合に比べ前記媒体の停止回数を増加させることを特徴とする請求項2記載の無線タグ処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記検知手段が検知したスキュー量から、前記複数の書き込み/読み出し手段の動作を更に設定し、当該設定に基づき当該複数の書き込み/読み出し手段の動作も制御することを特徴とする請求項2記載の無線タグ処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記媒体を前記停止位置に停止した際に動作させる前記書き込み/読み出し手段を当該停止位置毎に設定し、当該媒体の停止を行う毎に当該設定した当該書き込み/読み出し手段を動作させることを特徴とする請求項4記載の無線タグ処理装置。
  6. 複数の無線タグが所定の配置関係をもって配置された媒体を搬送する搬送手段と、
    前記複数の無線タグの前記配置関係に対応して設けられ、前記搬送手段により搬送される前記媒体の当該複数の無線タグの各々に対して情報を書き込み、及び/又は当該複数の無線タグの各々から情報を読み出す複数の書き込み/読み出し手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記媒体の姿勢を検知する検知手段と、
    前記検知手段による検知結果から、前記複数の書き込み/読み出し手段の動作条件を決定し、当該動作条件に基づき当該複数の書き込み/読み出し手段を動作させる制御手段と、
    を含む無線タグ処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記複数の書き込み/読み出し手段のうちの一部の書き込み/読み出し手段を動作させることを前記動作条件として決定し、当該動作条件に基づき当該一部の書き込み/読み出し手段を動作させることを特徴とする請求項6記載の無線タグ処理装置。
  8. 前記制御手段は、互いに隣接して配置された前記書き込み/読み出し手段を前記一部の書き込み/読み出し手段として動作させることを前記動作条件として決定し、当該動作条件に基づき当該隣接して配置された当該書き込み/読み出し手段を動作させることを特徴とする請求項7記載の無線タグ処理装置。
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