JP2009069672A - プラスチック光学素子、入れ子、金型、光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

プラスチック光学素子、入れ子、金型、光走査装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】凹形状の光線有効部を有する転写面を備えた光学素子本体においては、プラスチック光学素子の入れ子からの離型が困難となることによって、副走査方向に比べ加工精度の向上が見込める主走査方向への連続的な加工が不可能となり、つまり前記光学素子本体と、前記光学素子本体に連接した鍔部の入れ子とを同一の入れ子として構成することが不可能となる問題点を解決する。
【解決手段】プラスチック光学素子10は、図において左右の鍔部2aが、鍔部2aの方向Uに主走査方向Sに対する角度θ2をもって、かつ、光学素子本体1Aの転写面1bの端部における接線方向Tに、主走査方向Sに対する角度θ1をもって配置され、なおかつ、光線有効部1aと鍔部2aの一部2bとが、一体化された同一の入れ子3により一体成形されたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ方式のデジタル複写機、レーザプリンタ、またはファクシミリ装置の光学走査系、ビデオカメラ等の光学機器に適用されるプラスチック光学素子、特に、高精度な光学鏡面を有する厚肉、偏肉形状のプラスチック走査レンズ等のプラスチック成形品からなるプラスチック光学素子、入れ子、金型、光走査装置および画像形成装置に関するものである
従来、レーザ方式のデジタル複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の走査光学系の光学ユニットには、レーザビームの結像および各補正機能を有する光学素子(レンズ、ミラー)が用いられている。近年、これら光学素子においては、非球面の採用による光学性能の向上や、複雑な形状が成形可能な射出成形法あるいは射出圧縮成形法の採用によるコストダウンが進んでいる。
前述の射出成形法や射出圧縮成形法などを含むプラスチック成形では、一般に、金型のキャビティ内の溶融樹脂を冷却固化させる工程において、キャビティ内の樹脂圧力と樹脂温度、つまり金型の温度分布を均一化することが所望の形状に精度よく成形するのに望ましい。
しかし、仮に、樹脂温度が均一でない場合、つまり金型に局所的な金型温度分布がある場合は、熱収縮量が部位により異なり、結果として外観不具合であるヒケが発生する。この不具合を解決するため、金型のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填する際、溶融樹脂の射出圧力を大きくして射出充填量を多くすることが考えられるが、その場合、プラスチック成形品の内部ひずみ、特に、薄肉部での内部ひずみが大きくなり光学性能などに悪影響を及ぼす虞がある。
加えて、対象が長尺、偏肉形状の光学素子である場合、
(1)レンズ厚の違いにより、部位による樹脂の冷却速度、つまり熱収縮量が異なる。
(2)長手方向全域の金型温度分布を均一化することが必要であることから、外観不具合であるヒケの発生率は高くなる。
そのような長尺、偏肉形状の光学素子における特徴的なヒケに、前記光学素子本体と、前記光学素子本体に連設した鍔部の入れ子の間隙において発生するヒケがある。前記ヒケは、従来の入れ子構成、つまり前記光学素子本体と、前記光学素子本体に連設した鍔部の入れ子が別部材で構成される場合に発生する。
発生メカニズムとしては、金型のキャビティへ溶融樹脂を射出充填する際、部材の間隙からのエアの巻き込みが、局所的な金型温度の低下あるいは密着力の低下を生み、結果として局所的な熱収縮、つまり外観不具合であるヒケを発生させる。
また、前記ヒケ同様、気泡といった外観不具合が、部材の間隙からのエアの巻き込みにより発生する。さらに最近では、長尺、偏肉のプラスチック光学素子を樹脂内圧や内部歪みが残存することなく、薄肉成形品と同程度の生産コストで、かつ、高精度に成形する方法として、特開2000-84945号公報(特許文献1)に開示されているような、転写面以外の位置に凹形状や凸形状の不完全転写部を設けることが提案されている。
転写面以外の面の一部に凹形状を形成する具体的な方法としては、特開2000−141413号公報(特許文献2)および特許第3512595号公報(特許文献3)に開示されているように、前記非転写面を含む面を形成するキャビティ駒に少なくとも1つ以上の通気口と、前記通気口に連通して成形品に圧縮気体を付与する少なくとも1つ以上の連通口を設け、前記連通口には金型外部に設けた圧縮気体供給装置を連結し、転写面およびキャビティ駒によって少なくとも1つ以上のキャビティが画成された一対の金型を準備し、前記金型を樹脂の軟化温度未満に加熱保持し、前記キャビティ内に軟化温度以上に加熱された溶融樹脂を射出充填し、次いで、前記転写面に樹脂圧力を発生させて樹脂を前記転写面に密着させた後、前記樹脂を軟化温度以下に冷却するときに、前記通気口からキャビティ内の樹脂に圧縮気体を付与して、樹脂と前記通気口が設けられたキャビティ駒の間に強制的に空隙を画成することにより、非転写面を形成する方法などがある(その他、特許文献4参照)。
特開2000−84945号公報 特開2000−141413号公報 特許第3512595号公報 特開2002−337178号公報 特開2006−168285号公報
しかしながら、前記特許文献2や3記載の成形工法にて、従来の入れ子構成を用いてプラスチック光学素子を成形する場合、つまり光学素子本体と、光学素子本体に連設した鍔部の入れ子とが別部材で構成される場合、前記ヒケの発生頻度は一般の成形工法を採用した場合に比べ高くなる。
前記ヒケの発生メカニズムとしては、圧縮気体が付与される際、部材の間隙からのエアの廻り込みが、局所的な金型温度の低下あるいは密着力の低下を生み、結果として局所的な熱収縮、つまり外観不具合であるヒケを発生させる。また、前記ヒケ同様、気泡といった外観不具合が、部材の間隙からのエアの巻き込みにより発生する。
特に、最近の光走査装置におけるプラスチック光学素子としてのfθレンズ等は、転写面を備えた光学素子本体に一体成形される鍔部の一部が、光書き込み開始のタイミングをとるためにレーザビームを通過させる部位として利用されていることから、光学素子本体と鍔部または鍔部の一部との光学性能を維持しつつ、光学的に有害な外観不良を低減することが必要になってきている。
上記不具合を解決するため、前記光学素子本体と、前記光学素子本体に連設した鍔部の入れ子を同一の入れ子により構成することが提案されている(特許文献5参照)。
しかしながら、特許文献5記載の技術では、凹形状の光線有効部を有する転写面を備えた光学素子本体においては、プラスチック光学素子の入れ子からの離型が困難となることによって、副走査方向に比べ加工精度の向上が見込める主走査方向への連続的な加工が不可能となり、つまり前記光学素子本体と、前記光学素子本体に連接した鍔部の入れ子とを同一の入れ子として構成することが不可能となる問題点が新たに発生してしまう。
そこで、本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、現状水準の光学性能を維持しつつ、光学的に有害となる外観不良を低減し、量産性を向上したプラスチック光学素子、これを有する光走査装置、およびこれを備えた画像形成装置等を提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決するとともに上述した目的を達成するために、請求項ごとの発明では、以下のような特徴ある手段・構成を採っている。
請求項1記載の発明は、少なくとも1つの凹形状の光線有効部を有する転写面を備えた光学素子本体と、該光学素子本体に連設した鍔部とを備えたプラスチック光学素子において、前記鍔部が、前記転写面の端部における接線方向に配置され、かつ、前記光線有効部と前記鍔部の一部とが、同一の入れ子により成形されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、少なくとも1つの凹形状の光線有効部を有する転写面を備えた光学素子本体と、該光学素子本体に連設した鍔部とを備えたプラスチック光学素子において、前記鍔部が、前記転写面の端部における接線方向に配置され、かつ、前記光学素子本体と前記鍔部の一部とが、同一の入れ子により成形されたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のプラスチック光学素子において、前記鍔部にリブを有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のプラスチック光学素子において、前記リブが、前記入れ子の端部に設けられた凹部により形成されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一つに記載のプラスチック光学素子において、前記光線有効部を含む転写面にリブを有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載のプラスチック光学素子において、前記リブが、前記鍔部にかけて延在していることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか一つに記載のプラスチック光学素子において、前記光線有効部と前記鍔部の一部とが、同等の精度で加工されていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7の何れか一つに記載のプラスチック光学素子において、前記光学素子本体と前記鍔部とが、透明樹脂材料で成形されることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8の何れか一つに記載のプラスチック光学素子において、前記光学素子本体と前記鍔部とが、透明樹脂材料で成形され、かつ、fθレンズであることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9の何れか一つに記載のプラスチック光学素子を成形するのに使用することを特徴とする入れ子である。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の入れ子を構成部品としたことを特徴とする金型である。
請求項12記載の発明は、請求項1ないし11の何れか一つに記載のプラスチック光学素子を有することを特徴とする光走査装置である。
請求項13記載の発明は、請求項12記載の光走査装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、前記課題を解決して新規なプラスチック光学素子、光走査装置、入れ子、金型および画像形成装置を実現し提供することができる。主な発明の効果を挙げれば、以下のとおりである。
本発明によれば、少なくとも1つの凹形状の光線有効部を有する転写面を備えた光学素子本体と、光学素子本体に連設した鍔部とを備えたプラスチック光学素子において、前記構成により、副走査方向に比べ加工精度の向上が見込める主走査方向への連続的な加工が可能となることにより、つまり、光線有効部と鍔部の一部とを、または光学素子本体と鍔部の一部とを同一の入れ子により成形することが可能となることにより、金型キャビティへ溶融樹脂を射出充填する際の、部材の間隙からのエアの巻き込みがなくなるので、局所的な金型温度の低下あるいは密着力の低下が発生せず、結果として局所的な熱収縮、つまり外観不具合であるヒケ、および気泡の発生率が低減する。
上記改善の効果は、金型キャビティへ溶融樹脂が充填され、最もエアを巻き込み易いゲート側において、より大きいことも確認されている。また、鍔部を転写面の端部における接線方向へ配置することにより、鍔部の外形形状をコンパクトに設計できる。
以下、図を参照して発明を実施するための最良の形態および実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
(第1の実施形態)
図1および図2を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、第1の実施形態に係るプラスチック光学素子(fθレンズ)の概略的な斜視図である。図2は、プラスチック光学素子(fθレンズ)とこれを成形する金型に構成部品として使用される入れ子との成形時の関係を示す要部の縦断面図である。以下、両図を参照して、第1の実施形態の構成、動作をプラスチック光学素子10として、カラー画像形成装置としてのカラーレーザビームプリンタに搭載される光走査装置の構成部品である例えばfθレンズに適用した場合に関して説明する。
なお、図2を含め、後述の実施形態を示す図4、図6、図8に示す要部の断面図では、図を見やすくするためハッチング等の断面表示を省略し、もって図示の簡明化を図っていることを付記しておく。
プラスチック光学素子10は、fθレンズであり、少なくとも1つの凹形状の光線有効部1aを有する転写面1bを備えた光学素子本体1Aと、この光学素子本体1Aに連設して光学素子本体1Aの図において左右の両端部に一体成形された鍔部2aとを備えている。プラスチック光学素子10は、図において中央の中心線に関して左右対称の形状を有しているため、特に断らない限りその一方を説明する。これらは、後述の実施形態を示す図3〜図9に示すプラスチック光学素子(fθレンズ)11〜14でも同様である。
光線有効部1aを有する転写面1bは、fθレンズとして本来の集光機能を発揮する部位である。鍔部2aは、「光線準有効部」もしくは「同期有効径」とも呼ぶべき部位であって、後述する光走査装置において、光書き込み開始のタイミングをとるために同期信号としてレーザビームを通過させる部分でもある。これは、後述の実施形態等でも同様である。
プラスチック光学素子10は、後述の実施形態を示す図2、図4、図6、図8および図9に表されているプラスチック光学素子11〜14を含め、それらを成形するための入れ子3、4、8の金型構成を除き、上述した特許文献3記載のプラスチック成形品の成形方法と同様の成形方法によって一体成形されるものである。
本実施形態のプラスチック光学素子10は、図において左右の鍔部2aが、鍔部2aの方向Uに主走査方向Sに対する角度θ2をもって、かつ、光学素子本体1Aの転写面1bの端部における接線方向Tに、主走査方向Sに対する角度θ1をもって配置され、なおかつ、光線有効部1aと鍔部2aの一部2bとが、一体化された同一の入れ子3により一体成形されたことを特徴とする。図2において、4は、鍔部2aの一部2bを除いた部位を成形するための入れ子である。
本実施形態において、プラスチック光学素子10は、鍔部2aが、鍔部2aの方向Uに主走査方向Sに対する角度θ2をもって、かつ、光学素子本体1Aの転写面1bの端部における接線方向Tに、主走査方向Sに対する角度θ1をもって配置されていることにより、光線有効部1aと鍔部2aの一部2bとが、一体化された同一の入れ子3から容易に離型することができる形状を付与されるので、光線有効部1aと鍔部2aの一部2bとが、一体化された同一の入れ子3により成形することができる。
従って、本実施形態によれば、プラスチック光学素子10としてのfθレンズは、凹形状の光線有効部1aを有する転写面1bを備えた光学素子本体1Aと、光学素子本体1Aに連設した鍔部2aの一部2bにおいて、副走査方向に比べ加工精度の向上が見込める主走査方向Sへの連続的な加工が可能となり、つまり、光線有効部1aと鍔部2aの一部2bとの入れ子を一体化された同一の入れ子3により構成することが可能となり、図示しない金型キャビティへ溶融樹脂を射出充填する際の、部材の間隙からのエアの巻き込みがなくなるので、局所的な金型温度の低下あるいは密着力の低下が発生せず、結果として局所的な熱収縮、つまり外観不具合であるヒケ、および気泡の発生率を低減する。これにより、本実施形態によれば、現状水準の光学性能を維持しつつ、光学的に有害となる外観不良を低減し、量産性を向上したプラスチック光学素子10を実現し提供することができる。
上記改善の効果は、金型キャビティへ溶融樹脂が充填され、最もエアを巻き込み易いゲート側においてより大きいことも確認されている。また、鍔部2aを転写面1b端部における接線方向Tへ配置することにより、鍔部2aの一部2bの外形形状をコンパクトに、つまり光透過方向に薄肉に設計でき、もって後述する光走査装置において、光書き込み開始のタイミングをとるために同期信号としてレーザビームを通過させる部分としての従来同様に活用できる。
(第2の実施形態)
図3および図4を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。
図3は、第2の実施形態に係るプラスチック光学素子(fθレンズ)の概略的な斜視図である。図4は、プラスチック光学素子(fθレンズ)とこれを成形する金型に構成部品として使用される入れ子との成形時の関係を示す要部の断面図である。以下、両図を参照して、第2の実施形態の構成、動作をプラスチック光学素子11として、第1の実施形態と同様に後述の光走査装置の構成部品である例えばfθレンズに適用した場合に関して説明する。
本実施形態のプラスチック光学素子11は、第1の実施形態のプラスチック光学素子10と比較して、光線有効部1aと鍔部2aの一部2bとが一体化された同一の入れ子3により一体成形されたことに代えて、少なくとも1つの凹形状の光線有効部1aを有する転写面1bを備えた光学素子本体1Aと鍔部2aの一部2bとが、一体化された同一の入れ子3により一体成形されたことのみ相違する。プラスチック光学素子11は、上記相違点以外は、第1の実施形態のプラスチック光学素子10と同様である。
本実施形態において、プラスチック光学素子11は、鍔部2aが、鍔部2aの方向Uに主走査方向Sに対する角度θ2をもって、かつ、光学素子本体1Aの転写面1bの端部における接線方向Tに、主走査方向Sに対する角度θ1をもって配置されていることにより、光学素子本体1Aと鍔部2aの一部2bとが、一体化された同一の入れ子3から容易に離型することができる形状を付与されるので、光学素子本体1Aと鍔部2aの一部2bとが、一体化された同一の入れ子3により成形することができる。
従って、本実施形態によれば、第1の実施形態の利点・効果における「光線有効部1aと鍔部2aの一部2bと」という用語を、「光学素子本体1Aと鍔部2aの一部2bと」という用語に読み替えればよく、第1の実施形態と同様の利点・効果を奏するものである。
(第3の実施形態)
図5および図6を参照して、本発明の第3の実施形態を説明する。
図5は、第3の実施形態に係るプラスチック光学素子(fθレンズ)の概略的な斜視図である。図6は、プラスチック光学素子(fθレンズ)とこれを成形する金型に構成部品として使用される入れ子との成形時の関係を示す要部の断面図である。以下、両図を参照して、第3の実施形態の構成、動作をプラスチック光学素子12として、第1の実施形態と同様に後述の光走査装置の構成部品である例えばfθレンズに適用した場合に関して説明する。
本実施形態のプラスチック光学素子12は、第1の実施形態のプラスチック光学素子10と比較して、図において左右の鍔部2aにリブ5を有している点、入れ子3に代えて、リブ5を成形するためにその両端部に凹部6aが設けられた入れ子6を用いる点が主に相違する。プラスチック光学素子12は、上記相違点以外は、第1の実施形態のプラスチック光学素子10と同様である。金型の入れ子側の構成も、上記相違点以外は、第1の実施形態のそれと同様である。
本実施形態のプラスチック光学素子12は、光線有効部1aと鍔部2aの一部2bとリブ5とが、凹部6aを有する一体化された同一の入れ子6により一体成形されたことを特徴とする。
本実施形態において、プラスチック光学素子12は、鍔部2aが、鍔部2aの方向Uに主走査方向Sに対する角度θ2をもって、かつ、光学素子本体1Aの転写面1bの端部における接線方向Tに、主走査方向Sに対する角度θ1をもって配置されているとともに、リブ5が入れ子6の凹部6aによって鉛直方向に成形されるようになっていることにより、光線有効部1aと鍔部2aの一部2bとリブ5とが、凹部6aを有する一体化された同一の入れ子6から容易に離型することができる形状を付与されるので、光線有効部1aと鍔部2aの一部2bとリブ5とが、凹部6aを有する一体化された同一の入れ子6により成形することができる。
従って、本実施形態によれば、鍔部2aにリブ5を有し、かつ、リブ5を入れ子6の端部に設けられた凹部6aにより形成することにより、部材間隙からのエアの巻き込みがさらに低減し、外観不具合であるヒケ、および気泡を低減できる。
(第4の実施形態)
図7および図8を参照して、本発明の第4の実施形態を説明する。
図7は、第4の実施形態に係るプラスチック光学素子(fθレンズ)の概略的な斜視図である。図8は、プラスチック光学素子(fθレンズ)とこれを成形する金型に構成部品として使用される入れ子との成形時の関係を示す要部の断面図である。以下、両図を参照して、第4の実施形態の構成、動作をプラスチック光学素子13として、第1の実施形態と同様に後述の光走査装置の構成部品である例えばfθレンズに適用した場合に関して説明する。
本実施形態のプラスチック光学素子13は、第1の実施形態のプラスチック光学素子10と比較して、光線有効部1aを含む転写面1bの幅方向両サイドに沿った領域にリブ7を有し、このリブ7が鍔部2aの幅方向両サイド上に沿った領域に細幅帯状に設けられている点、入れ子3に代えて、リブ7を成形するためにその部位に凹部8aが設けられた入れ子8を用いる点が主に相違する。プラスチック光学素子13は、上記相違点以外は、第1の実施形態のプラスチック光学素子10と同様である。金型の入れ子側の構成も、上記相違点以外は、第1の実施形態のそれと同様である。
本実施形態のプラスチック光学素子13は、光線有効部1aと鍔部2aの一部2bとリブ7とが、凹部8aを有する一体化された同一の入れ子8により一体成形されたことを特徴とする。
本実施形態において、プラスチック光学素子13は、鍔部2aが、鍔部2aの方向Uに主走査方向Sに対する角度θ2をもって、かつ、光学素子本体1Aの転写面1bの端部における接線方向Tに、主走査方向Sに対する角度θ1をもって配置されているとともに、リブ7が入れ子8の凹部8aによって鉛直方向に成形されるようになっていることにより、光線有効部1aと鍔部2aの一部2bとリブ7とが、凹部8aを有する一体化された同一の入れ子8から容易に離型することができる形状を付与されるので、光線有効部1aと鍔部2aの一部2bとリブ7とが、凹部8aを有する一体化された同一の入れ子8により成形することができる。
従って、本実施形態によれば、光線有効部1aを含む転写面1bの幅方向両サイドに沿った領域にリブ7を有し、このリブ7が鍔部2aにかけて細幅帯状に延在していて、リブ7に対応した部位に凹部8aが設けられた入れ子8によりリブ7を形成することにより、最も懸念される側面方向からのエアの巻き込みが低減し、外観不具合であるヒケおよび気泡も低減できる。
加えて、リブ7の形成部にヒケおよび気泡を生じさせることができるので、長尺、偏肉のプラスチック光学素子13であるfθレンズを樹脂内圧や内部歪みが残存することなく、薄肉成形品と同程度の生産コストで高精度に成形することができる。
(第4の実施形態の変形例)
図9を参照して、本発明の第4の実施形態の変形例を説明する。
図9は、第4の実施形態の変形例に係るプラスチック光学素子(fθレンズ)の概略的な斜視図である。以下、図9を参照して、第4の実施形態の変形例の構成、動作をプラスチック光学素子14として、第4の実施形態と同様に後述の光走査装置の構成部品である例えばfθレンズに適用した場合に関して説明する。
本変形例のプラスチック光学素子14は、第4の実施形態のプラスチック光学素子13と比較して、リブ7が鍔部2aの外周全体を包囲するように設けられている点、すなわち鍔部2aにかけて細幅帯状に延在している点、入れ子8に代えて、リブ7を成形するためにその部位に凹部(図示せず)が設けられた入れ子(図示せず)を用いる点が主に相違する。
リブ7は、第4の実施形態における図7に示した鍔部2aの一部2b、すなわち図示しない同一の入れ子によって形成された領域である点線枠内を含んで成形されている。プラスチック光学素子14は、上記相違点以外は、第4の実施形態のプラスチック光学素子13と同様である。金型の入れ子側の構成も、上記相違点以外は、第4の実施形態のそれと同様である。
従って、本変形例によれば、第4の実施形態の利点・効果に加えて、リブ7を転写面1b上から鍔部2a側へ延長した領域に亘って延在させたことにより、その効果をさらに高めることができる。
また、第1〜第4および変形例のプラスチック光学素子10〜14において、光線有効部1aと鍔部2aの一部2bを同等の精度で加工することにより、樹脂と入れ子の密着力が増し、外観不具合であるヒケをさらに低減できる。
また、第1〜第4および変形例のプラスチック光学素子10〜14に使用される樹脂としては、透明性が要求される光学素子を成形する場合には、軟化温度がそのガラス転移温度である非晶性樹脂、例えば、ポリメタアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、脂環式アクリル樹脂、環状ポリオレフィンコポリマ等を使用することができる。また、光学素子以外の用途であれば、軟化温度がその融解温度である結晶性樹脂を使用することも可能である。
次に、図10および図11を参照して、上述した入れ子を含む金型によって成形された第1〜第4および変形例のプラスチック光学素子(fθレンズ)10〜14の何れか一つを搭載した光走査装置の一例を説明する。図10および図11において、上述のプラスチック光学素子10〜14を、プラスチック製のfθレンズ10〜14と読み替えることとする。以下、プラスチック製のfθレンズ10〜14のうち、fθレンズ10を代表して説明する。当然のことながら、fθレンズ10に限らず、fθレンズ11〜14の何れか一つを搭載した光走査装置であってもよいことは、無論である。
両図に示す光走査装置は、省スペース化をターゲットに、図中において破線で示すビームを生成し出射する複数の光源手段としての2つのレーザユニット26と、各レーザユニット26に対応して配置されたシリンドリカルレンズ27と、単一の偏向手段としての一段構成の光偏向器21と、少なくとも1枚(この例では1枚)のfθレンズ10を有して構成される結像光学系としての複数(この例では2つ)のfθレンズ光学系と、各fθレンズ光学系に対応してその光路上に配置された少なくとも1枚(この例では3枚)の折り返しミラー23と、上記各光学素子を保持する単一の保持部材25とから主に構成されている。
各レーザユニット26は、半導体レーザとコリメータレンズとを有して構成されている。
両図示す光走査装置は、各fθレンズ光学系を構成する少なくとも1枚(この例では1枚)のfθレンズ10は、光偏向器21で走査されるビームの主走査方向が略平行となるように光偏向器21を挟んで対向側に配置され、かつ、fθレンズ光学系の1枚のfθレンズ10において、2つの感光体24の被走査面上における走査位置の2次成分が同一の方向になるよう構成され、なおかつ、同一の金型キャビティで成形されていることを特徴としている。
カラー画像形成装置においては、fθレンズ光学系、およびそれと対をなす感光体組合せ(この例では各感光体24で2色ずつ、例えばYとM、CとBk)に対応するため、それぞれの感光体24上における走査位置のずれが各色間の色ずれとなる。「2つの感光体24の被走査面上における走査位置の2次成分が同一の方向になるよう構成され」とは、第1に光学設計上、4色の向き(数学的には2次成分を抽出する)を揃えること、第2に各fθレンズ10による走査線曲がりに影響を与える外形反りの方向を同一にするという2つの条件を満たすことが必要となる。
上記第1の条件を満足するためには、光学設計上の折り返しミラー23の配置構成(レイアウト)を特定すること、つまり折り返しミラー23によってビームを上下に反転する回数を各fθレンズ光学系で揃えることが重要である。すなわち、光走査装置を構成するfθレンズ光学系が少なくとも1枚の折り返しミラー23を有し、少なくとも1枚のfθレンズ10を透過したビームを折り返す折り返しミラー23の枚数が、fθレンズ10毎に同一であることが肝要である。本例では、図11に示すように、左右のfθレンズ10毎に同一の3枚の配置構成としている。
上記第2の条件を満足するためには、fθレンズ10として同一の金型キャビティで成形された物を用いることが重要である。同一の金型キャビティで成形された物であれば、fθレンズ10の外形反りの方向ないしは傾向が極めて同一に近いから、fθレンズ10の外形反りによる走査線曲がりを抑えることができる。同一の金型キャビティで成形された物とは、多数個取りの金型キャビティのうちの同一の金型キャビティで成形された物に限らず、例えば1個取りの金型キャビティで成形された物が含まれることはいうまでもない。
さらにfθレンズ10の外形反りを抑えるためには、同一の金型キャビティで成形された物を用いることに加えて、同一の製造条件で連続的に製造した物が望ましい。すなわち、製造ロットが同一であることがより好ましい。同一の製造条件には、少なくとも材料仕様、成形条件が同じであることが必要である。それ故に、保守整備などで金型を研磨した場合や種々の工程変更を行った場合には、同一の製造ロットから除外することが必要である。
上記第2の条件においては、さらにfθレンズ10として同一の金型キャビティで成形された物を、他のキャビティで成形された物と混同して間違えずに組み付けるために、fθレンズ10が外部から識別・認識可能となるように、例えばプラスチックレンズの非転写面に金型キャビティの番号表示をしたり、凹凸を施したり、凹凸の数やその配置との組合せ、あるいは部分的に着色を施したりするとよい。
次に、動作を説明する。各レーザユニット26から出射されたビームは、各シリンドリカルレンズ27を介して光偏光器21に入射・結像され、光偏光器21で偏向された後、各fθレンズ10を通過し、図において左右同一構成のfθレンズ光学系において、それぞれ3枚の折り返しミラー23により反射され、感光体24の被走査面上に到達し、スポット状に結像され、主走査方向に走査されて順次静電潜像が形成されていく。
従って、図10および図11に示した光走査装置によれば、上述した入れ子を含む金型によって成形されたプラスチック光学素子10であるfθレンズ10を搭載することによって光走査装置をコストダウンすることができる。また、プラスチックレンズ(fθレンズ10)の精度を極端に上げることなく光走査装置の走査位置ずれが生じないようにすることができ、これにより色ずれの少ないカラー画像形成装置を提供することも可能となる。
図12および図13を参照して、後述する光走査装置600を搭載したカラー画像形成装置620の構成の概要を説明する。まず、図13を参照して、カラー画像形成装置620の全体構成を説明する。
カラー画像形成装置620は、中間転写体としての中間転写ベルト606を有しており、その移動方向に沿って複数の像担持体としてのドラム状の感光体24Y、24M、24C、24Bkを備えた各画像形成ステーションが並列配置されている。以下、特に色を特定しない場合等には説明の簡明化のため、4つの感光体24Y、24M、24C、24Bkを、単に「感光体24」と記載するときがある。
感光体24Yを有する画像形成ステーションではイエロー(Y)のトナー画像が、感光体24Mを有する画像形成ステーションではマゼンタ(M)のトナー画像が、感光体24Cを有する画像形成ステーションではシアン(C)のトナー画像が、感光体24Bkを有する画像形成ステーションではブラック(Bk)のトナー画像がそれぞれ形成される。
これら4つの画像形成ステーションでは、各色のトナー画像を形成するための構成はトナーの色のみが相違するだけで実質的に同様の構成要素を具備しているため、イエローのトナー画像を形成する画像形成ステーションを代表して説明する。
イエローのトナー画像を形成する画像形成ステーションにおいて、感光体24Yの周囲には、感光体24Yの表面を一様に帯電する帯電手段としての帯電チャージャ602Y、光走査装置600により形成された感光体24Y上の静電潜像に帯電したトナーを付着して顕像化する現像ローラ603Y、この現像ローラ603Yにイエローのトナーを補給するトナーカートリッジ等を備えた現像手段としての現像装置604Y、中間転写体としての中間転写ベルト606の内側に設けられ、感光体24Y上のトナー画像を中間転写ベルト606に一次転写するための一次転写手段としての図示しない一次転写ローラ、転写後感光体24Y上に残ったトナーを掻き取り備蓄するクリーニング装置605Yが配置されている。他の画像形成ステーションにおいても同様の構成を有しているので、色別の欧文字(英文字)を付して区別することでその説明を省略する。なお、以下の説明においては色別の欧文字を付さずに共通構成として説明する。
感光体24Y、24M、24C、24Bkへは、後述するように、単一のポリゴンミラーを備えた光偏光器21による相反する走査方向への走査によって、複数ライン(本例では4ラインを2分)同時に潜像形成が行われる。
中間転写ベルト606は、3つのローラ606a、606b、606c間に掛け回されて支持されており、反時計回り方向に回転・走行される。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像が中間転写ベルト606上にタイミングを合わせて順次転写され、重ね合わされてカラー画像が形成される。
シート状記録媒体の一例としての記録紙150は、給紙トレイ607から給紙コロ608により最上のものから順に1枚ずつ給紙され、レジストローラ対609により副走査方向(給紙方向)の記録開始のタイミングに合わせて転写部位へ送り出される。
中間転写ベルト606上の重ね合わされたカラー画像は、転写部位で2次転写手段としての2次転写ローラ613により記録紙150上に一括転写される。カラー画像を転写された記録紙150は、定着ローラ610aと加圧ローラ610bとを有する定着手段としての定着装置610へ送られ、ここでカラー画像を定着される。定着を終えた記録紙150は排紙ローラ対612により画像形成装置本体の上面に形成された排紙トレイ611に排出されて積載される。
図12に示すように、光走査装置600は、4ステーションを2ステーションずつ2分し、単一の偏向手段としてのポリゴンミラー(回転多面鏡)を備えた光偏光器21により相反する主走査方向に走査する対向走査方式の装置である。
4つの感光体24Y、24M、24C、24Bkは、図12では省略している中間転写体(図13に示した中間転写ベルト606参照)の移動方向105に沿って等間隔で配列され、順次異なる色のトナー像を転写し重ね合わせることでカラー画像を形成する。
図示するように各感光体24Y、24M、24C、24Bkを走査する光走査装置600は、一体的に構成され、単一の光偏光器21により光ビーム(以下、単に「ビーム」という)を走査する。走査方向は光偏光器21に対向する各々で相反する方向となり、一方の書出し位置ともう一方の書き終わり位置とが一致するようにライン画像を書き込む。
光偏光器(ポリゴンミラー)21は、6面ミラーで、本例では同軸に装着された2段に構成され、偏向に用いていない中間部を光偏光器21の内接円より若干小径となるように溝を設けて風損を低減した形状としている。光偏光器21の1層の厚さは約2mmである。なお、上下の光偏光器21の位相は同一である。
本例では、レーザユニット26は、後述するように各々半導体レーザを対で配備しており、副走査方向に記録密度に応じて1ラインピッチ分ずらして走査することにより、2ラインずつ同時に走査するようにしている。これにより、画像の記録速度に対して光偏光器21の回転数が1/2で済むようにしている。各レーザユニット26M、26Y、26Bk、26Cからのビーム201、202、203、204は光偏光器21に対し、回転軸を含む副走査断面内で相反する方向から入射され、双方向に偏向、走査される。
ここでは、その一方について光路に沿って説明する。
レーザユニット26Yに対応して配置されているシリンドリカルレンズ27Yは、第1面を副走査方向にのみ曲率を有するシリンダ面、第2面を平面となし、後述するトロイダルレンズとの組み合わせで、光偏光器21の偏向面と各感光体24のドラム外周面とを副走査方向に共役とするための面倒れ補正光学系をなし、偏向面にてビームは副走査方向に線状に収束される。
レーザユニット26Mに対応して配置されているシリンドリカルレンズ27M、レーザユニット26Cに対応して配置されているシリンドリカルレンズ27C、レーザユニット26Bkに対応して配置されているシリンドリカルレンズ27Bkも、シリンドリカルレンズ27Yと同様の構成である。シリンドリカルレンズ27M、27Y、27Bk、27Cは、それぞれ本発明における結像手段ないし結像光学系を構成する結像素子としての機能を有する。
以下、シリンドリカルレンズ27Y、27M、27C、27Bkを、説明の簡明化のために、単に「シリンドリカルレンズ27」というときがある。
fθレンズ10は、図において右側に配置されたものをfθレンズ10−1とし、図において左側に配置されたものをfθレンズ10−2とする。fθレンズ10−1、10−2は、プラスチック(樹脂)成形により少なくとも主走査方向には第1面、第2面とも非円弧面をなし、接合により積層形成または一体成形により2段に形成されている。fθレンズ10−1、10−2は、光偏光器21により偏向・走査された各ビーム201、202、203、204を感光体24Y、24M、24C、24Bkの被走査面上に結像する結像手段ないしは結像光学系を構成する結像素子としての機能を有する。fθレンズ10−1、10−2は、軽量かつ安価である光透過性のプラスチックで形成されている。
レーザユニット26Yから出射されたビーム202は、シリンドリカルレンズ27Yを介して下段の光偏光器21に入射され、下段の光偏光器21で偏向された後、fθレンズ10−1の下段のレンズを通過し、反射手段としての折り返しミラー23−4により反射され斜め下側に向きを変えられてトロイダルレンズ28−2に入射され、反射手段としての折り返しミラー23−5、23−6で反射されて感光体24Yの被走査面上に到達し、スポット状に結像されて順次静電潜像が形成されていく。これにより、第1の画像形成ステーションとしてイエロー画像を形成する。
また、レーザユニット26Mはレーザユニット26Yに対して主走査方向に、fθレンズ10−1の光軸延長線と光偏光器(ポリゴンミラー)21偏向面との交点を中心に放射状にずらして配置されている。レーザユニット26Mから出射されたビーム201は、上記したビーム202とは光偏光器21に対する入射角が異なり、シリンドリカルレンズ27Mを介して上段の光偏光器21に入射される。
上段の光偏光器21で偏向されたビーム201は、fθレンズ10−1の上段のレンズを通過し、反射手段としての折り返しミラー23−1により反射され斜め下側に向きを変えられてトロイダルレンズ28−1に入射され、反射手段としての折り返しミラー23−2、23−3で反射されて感光体24Mの被走査面上に到達し、スポット状に結像されて順次静電潜像が形成されていく。これにより、第2の画像形成ステーションとしてマゼンタ画像を形成する。
レーザユニット26Bk、26Cから感光体24Bk、24Cに至る光走査手段の光路については、光偏光器21に対し上記とほぼ対称に構成されるため、ここでは説明を省略するが、レーザユニット24Bkからのビーム203は感光体24Bkの被走査面上に導かれ、第4の画像形成ステーションとしてブラック画像を、また、レーザユニット26Cからのビーム204は感光体24Cの被走査面上に導かれ、第3の画像形成ステーションとしてシアン画像を形成する。以下、折り返しミラー23−1〜23−12を、説明の簡明化のために、単に「折り返しミラー23」というときがある。
トロイダルレンズ28−1、28−2、28−3、28−4は、光偏光器21により偏向・走査された各ビーム201、202、203、204を感光体24Y、24M、24C、24Bkの被走査面上に結像する結像手段ないしは結像光学系を構成する結像素子としての機能を有する。
トロイダルレンズ28−1〜28−4は、軽量かつ安価である光透過性のプラスチックで形成されている。トロイダルレンズ28−1〜28−4は、特にプラスチック製であることから、以下、「第2プラスチックレンズ28−1、28−2、28−3、28−4」と言い替える。また、第2プラスチックレンズ28−1〜28−4を、説明の簡明化のために、以下、単に「第2プラスチックレンズ28」というときがある。なお、図13では、第2プラスチックレンズ28−1〜28−4の図示を省略している。
このように各色ステーション(画像形成ステーション)には、光偏光器21の偏向面から被走査面としての感光体面の照射位置に至る各々の光路長が所定値に一致するように、また、等間隔で配列された各感光体24Y、24M、24C、24Bkに対する入射位置、入射角が等しくなるように配置が調整されて複数枚、本例では1ステーションあたり3枚ずつの折り返しミラーが配置される。これにより、各ビーム201、202、203、204は各感光体24Y、24M、24C、24Bkに対し同一の角度で入射する。
各ビーム201、202、203、204の照射位置から転写位置(真下)に至る各感光体24Y、24M、24C、24Bkの回転角も同一である。なお、各第2プラスチックレンズ28−1〜28−4は、共通で、第1面を共軸非球面、第2面をトロイダル面となす。上述したとおり、各感光体24Y、24M、24C、24Bkは、順番にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応する各画像形成ステーションに対応して画像を形成する。
図13に示すように、画像記録領域の走査開始側および走査終端側には、フォトセンサをそれぞれ実装した同期検知センサをなす基板138、140(以下、「同期検知センサ基板138、140」という)および終端検知センサをなす基板139、141(以下、「終端検知センサ基板139、141」という)が配備され、各画像形成ステーションにおいて走査されたビームを検出する。同期検知センサ基板138、140は、走査された光ビームを検出する光検出手段としての機能を有する。
本例では、同期検知センサ基板138、140は、画像領域始端側に配置され、この検出信号を基に各々書き込み開始のタイミングをとる。また、終端検知センサ基板139、141は、画像領域終端側に配置され、同期検知センサからの走査時間を検出し、波長変動やfθレンズ10−1、10−2の曲率変化等に伴う倍率のずれがあっても、光偏光器21に対して対向する光走査手段間の走査領域が主走査方向にずれを生じないように、上記書出しのタイミングを補正している。すなわち、本例の光走査装置600では、その走査方向が相反するため、倍率が変動すると各画像領域が相反する方向に延びてしまうので、各画像中央が揃うようにタイミングを補正するものである。
従って、図12および図13に示した例によれば、上述した入れ子を含む金型によって成形されたプラスチック光学素子10であるfθレンズ10(10−1、10−2)を有する光走査装置600を搭載したカラー画像形成装置620をコストダウンすることができる。
図12および図13に示したカラー画像形成装置620では、中間転写体に転写した後、シート状記録媒体に一括転写するタンデム型の画像形成装置を例示して説明したが、無端ベルトでシート状記録媒体を搬送しながら順次転写して重ね合わせる直接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置等においても本発明を適用して同様に実施することができる。
また、像担持体は、ドラム状の感光体に限らず、被走査面を備えた無端ベルト状の感光体を用いたカラー画像形成装置およびそれに搭載される光走査装置にも本発明を適用して同様に実施することができる。
本発明を特定の実施形態や変形例等について説明したが、本発明が開示する技術的範囲は、上述した実施形態や変形例あるいは実施例等に例示されているものに限定されるものではなく、それらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や変形例あるいは実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
プラスチック光学素子(fθレンズ)の第1の実施形態を示す概略斜視図である。 プラスチック光学素子(fθレンズ)と入れ子との第1の実施形態を示す概略断面図である。 プラスチック光学素子(fθレンズ)の第2の実施形態を示す概略斜視図である。 プラスチック光学素子(fθレンズ)と入れ子との第2の実施形態を示す概略断面図である。 プラスチック光学素子(fθレンズ)の第3の実施形態を示す概略斜視図である。 プラスチック光学素子(fθレンズ)と入れ子との第3の実施形態を示す概略断面図である。 プラスチック光学素子(fθレンズ)の第4の実施形態を示す概略斜視図である。 プラスチック光学素子(fθレンズ)と入れ子との第4の実施形態を示す概略断面図である。 プラスチック光学素子(fθレンズ)の第4の実施形態の変形例を示す概略斜視図である。 プラスチック光学素子(fθレンズ)を搭載した光走査装置の概略的な平面図である。 図10の概略的な正面図である。 プラスチック光学素子(fθレンズ)を備えた光走査装置を搭載したカラー画像形成装置の要部の斜視図である。 図12の光走査装置を搭載したカラー画像形成装置の全体構成図である。
符号の説明
1A 光学素子本体
1a 光線有効部
1b 光線有効部を含む転写面
2a 鍔部
2b 鍔部の一部
3 一体化された入れ子
4 入れ子
5 鍔部のリブ
6 凹部を有する一体化された入れ子
7 転写面のリブ
8 凹部を有する一体化された入れ子
10、10−1、10−2、11、12、13、14 プラスチック光学素子、fθレンズ(結像光学系を構成、結像素子)
21 光偏光器(偏向手段)
24、24Y、24M、24C、24Bk 感光体(像担持体)
150 記録紙(シート状記録媒体)
600 光走査装置
620 カラー画像形成装置
S 主走査方向
T 転写面の端部における接線方向
U 鍔部の方向

Claims (13)

  1. 少なくとも1つの凹形状の光線有効部を有する転写面を備えた光学素子本体と、該光学素子本体に連設した鍔部とを備えたプラスチック光学素子において、
    前記鍔部が、前記転写面端部における接線方向に配置され、かつ、前記光線有効部と前記鍔部の一部とが、同一の入れ子により成形されたことを特徴とするプラスチック光学素子。
  2. 少なくとも1つの凹形状の光線有効部を有する転写面を備えた光学素子本体と、該光学素子本体に連設した鍔部とを備えたプラスチック光学素子において、
    前記鍔部が、前記転写面の端部における接線方向に配置され、かつ、前記光学素子本体と前記鍔部の一部とが、同一の入れ子により成形されたことを特徴とするプラスチック光学素子。
  3. 前記鍔部にリブを有することを特徴とする請求項1または2記載のプラスチック光学素子。
  4. 前記リブが、前記入れ子の端部に設けられた凹部により形成されることを特徴とする請求項3記載のプラスチック光学素子。
  5. 前記光線有効部を含む転写面にリブを有することを特徴とする請求項1ないし4の何れか一つに記載のプラスチック光学素子。
  6. 前記リブが、前記鍔部にかけて延在していることを特徴とする請求項5記載のプラスチック光学素子。
  7. 前記光線有効部と前記鍔部の一部とが、同等の精度で加工されていることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一つに記載のプラスチック光学素子。
  8. 前記光学素子本体と前記鍔部とが、透明樹脂材料で成形されることを特徴とする請求項1ないし7の何れか一つに記載のプラスチック光学素子。
  9. 前記光学素子本体と前記鍔部とが、透明樹脂材料で成形され、かつ、fθレンズであることを特徴とする請求項1ないし8の何れか一つに記載のプラスチック光学素子。
  10. 請求項1ないし9の何れか一つに記載のプラスチック光学素子を成形するのに使用することを特徴とする入れ子。
  11. 請求項10に記載の入れ子を構成部品としたことを特徴とする金型。
  12. 請求項1ないし11の何れか一つに記載のプラスチック光学素子を有することを特徴とする光走査装置。
  13. 請求項12記載の光走査装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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