JP2009069216A - 静電荷像現像用トナーの製造方法 - Google Patents
静電荷像現像用トナーの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009069216A JP2009069216A JP2007234638A JP2007234638A JP2009069216A JP 2009069216 A JP2009069216 A JP 2009069216A JP 2007234638 A JP2007234638 A JP 2007234638A JP 2007234638 A JP2007234638 A JP 2007234638A JP 2009069216 A JP2009069216 A JP 2009069216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- emulsified dispersion
- tank
- solvent
- dispersion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】少なくとも樹脂乃至樹脂前駆体、着色剤を含むトナー用組成物を溶解又は分散させた非水溶性有機相を水系媒体中に乳化乃至分散し、連続的に乳化分散液を得る工程と、乳化分散液を脱溶剤タンクに順次収容する工程と、前記乳化分散液の収容工程中に既に前記タンク内に収容されている前記乳化分散液に対し、不活性ガスのバブリングにより、連続式脱溶剤処理を行なう工程等を含み、前記連続式脱溶剤工程において前記脱溶剤タンク内に収容されている乳化分散液中の溶剤濃度(C1)重量%と、該タンクに順次収容される溶剤成分の除去されていない乳化分散液中の溶剤濃度(C2)重量%との関係(C1)/(C2)が、収容工程開始1時間以降は常に0.85以下であることを特徴とするトナーの製造方法。
【選択図】図1
Description
(1)「少なくとも樹脂乃至樹脂前駆体、着色剤を含むトナー用組成物を溶解又は分散させた非水溶性有機相を水系媒体中に乳化乃至分散し、連続的に乳化分散液を得る工程と、連続して得られる乳化分散液を脱溶剤タンクに順次収容する工程と、前記乳化分散液の収容工程中に既に前記タンク内に収容されている前記乳化分散液に対し、不活性ガスのバブリングにより、連続式脱溶剤処理を行なう工程と、前記タンク内への乳化分散液の収容が完了した後に、減圧蒸留等の回分式脱溶剤処理を行なう工程を含み、前記連続式脱溶剤工程において前記脱溶剤タンク内に収容されている乳化分散液中の溶剤濃度(C1)重量%と、該タンクに順次収容される溶剤成分の除去されていない乳化分散液中の溶剤濃度(C2)重量%との関係(C1)/(C2)が、収容工程開始1時間以降は常に0.85以下であることを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法」、
(2)「前記溶剤濃度(C1)重量%が、前記乳化分散液収容開始1時間のときに23以下であり、かつ収容完了時に10以上かつ23未満であることを特徴とする前記第(1)項に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法」、
(3)「前記不活性ガスが窒素であり、前記乳化分散液中の非水溶性有機相の供給流量(F1)kg/minに対する前記不活性ガスの供給流量(F2)Nl/minの比率(F2)/(F1)が500〜3000であることを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法」、
(4)「前記脱溶剤タンクに収容された乳化分散液の温度を、温度制御手段を用いて、15℃以上、かつ、樹脂成分のガラス転移点以下とすることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーの製造方法」、
(5)「前記バブリングが、多孔板によるタンク底の一部もしくは全体からの供給、タンク下部からのノズル供給によって行なわれ、必要に応じて攪拌翼により、乳化分散液の攪拌及びバブリングされた不活性ガスの分散を行なうことを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーの製造方法」、
(6)「内部に乳化分散液を収納して脱溶剤するための乳化分散液脱溶剤タンクと、少なくとも樹脂乃至樹脂前駆体、着色剤を含むトナー組成物を溶解又は分散させた非水溶性有機相を水系媒体中に乳化乃至分散し、連続的に乳化分散液を得る連続的乳化分散手段と前記乳化分散液脱溶剤タンクとを結び、連続して得られる乳化分散液を、該連続的乳化分散手段から該タンクに順次供給する乳化分散液供給手段と、前記乳化分散液の該脱溶剤タンクへの収容工程中に、該タンクに不活性ガスを導入して乳化分散液から連続的に脱溶剤処理を行なう連続式脱溶剤手段と、該タンク内への乳化分散液の収容が完了した後に、回分式脱溶剤処理を行なうための減圧蒸留手段とを有し、前記脱溶剤タンク内に収容されている乳化分散液中の溶剤濃度(C1)重量%と、該タンクに順次収容される溶剤成分の除去されていない乳化分散液中の溶剤濃度(C2)重量%との関係(C1)/(C2)が、収容開始1時間以降は常に0.85以下に制御されることを特徴とする溶剤除去装置」、
(7)「前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載の製造方法を用いて製造され、ガスクロマトグラフィによる測定を行なったときの、トナー中に残留する揮発成分量が500ppm以下であることを特徴とする静電荷像現像用トナー」、
(8)「体積平均粒径(Dv)が3〜10μmであり、かつフロー式粒子像分析装置による平均円形度が0.94〜0.98であることを特徴とする前記第(7)項に記載の静電荷像現像用トナー」、
(9)「体積平均粒径(Dv)を個数平均粒径(Dn)で除した値(Dv/Dn)が105〜1.15であることを特徴とする前記第(7)項又は第(8)項に記載の静電荷像現像用トナー」、
(10)「潜像を形成する感光体と、感光体表面に形成された潜像にトナーを供給して現像する現像装置と、感光体上に現像されたトナー像を記録部材に転写する転写装置と、転写後の感光体表面に残留するトナーをクリーニングするクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、前記第(7)項乃至第(9)項のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーを用いることを特徴とする画像形成装置」。
本発明は少なくとも樹脂乃至樹脂前駆体、着色剤を含むトナー組成物を溶解又は分散させた非水溶性有機相を、水系媒体中に乳化乃至分散する工程と、前記乳化分散工程で連続的に得られる乳化分散液を順次収容する脱溶剤タンクを有し、該タンク内に収容された前記乳化分散液中の有機相の揮発成分濃度を不活性ガスのバブリングにより新たに収容される乳化分散液の揮発成分濃度よりも常時低い状態を維持することを特徴とするものである。
50重量部未満ではトナー組成物の分散状態が悪く、所定の粒径のトナー粒子が得られない。2,000重量部を超えると経済的でない。また、必要に応じて、分散剤を用いることもできる。分散剤を用いた方が、粒度分布がシャープになるとともに分散が安定である点で好ましい。
溶剤は、沸点が100℃未満の揮発性であることが除去が容易である点から好ましい。
該溶剤としては、例えば、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒及び塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。プレポリマー(A)100部に対する溶剤の使用量は、通常0〜300部、好ましくは0〜100部、さらに好ましくは25〜70部である。
反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げられる。
すなわち図1は、本発明の溶剤除去装置(製造装置)の1例を示すものであり、この例の溶剤除去装置は、内部に乳化分散液を収納して脱溶剤するための乳化分散液脱溶剤タンク(101)と、少なくとも樹脂乃至樹脂前駆体、着色剤を含むトナー組成物を溶解又は分散させた非水溶性有機相を水系媒体中に乳化乃至分散し、連続的に乳化分散液を得る連続的乳化分散手段(102)と前記乳化分散液脱溶剤タンク(101)とを結び、連続して得られる乳化分散液(302)を、該連続的乳化分散手段(102)から該タンク(101)に順次供給する管状の乳化分散液供給手段(111)と、前記乳化分散液の該脱溶剤タンク(101)への収容工程中に、該タンク(101)底部領域及び/又は下部側壁領域に不活性ガスを導入して乳化分散液(302)から連続的に脱溶剤処理を行なう連続式脱溶剤処理手段としての不活性ガス供給手段としてのバブリング用ガス供給管(112)(113)と、タンク(101)内への乳化分散液の(302)の収容が完了した後に、回分式脱溶剤処理を行なうための減圧蒸留手段としてのブロア装置(104)を有する溶剤排出管(117)とを有し、脱溶剤タンク(101)内に収容されている乳化分散液(302)中の溶剤濃度(C1)重量%と、該タンク(101)に順次収容される溶剤成分の除去されていない乳化分散液中の溶剤濃度(C2)重量%との関係(C1)/(C2)は、収容開始1時間以降は常に0.85以下に制御されるものである。
この例の装置においては、タンク(101)に不活性ガスを均一に導入するため、バブリング用ガス供給管(112)(113)の先端(タンク(101)との連結部)にマニホールド管(114)を有し、マニホールド管(114)の先端はノズル形状になっており、かつ、タンク(101)底部内にはガス分配用多孔板(116)が配置されており、さらに、本発明において必要不可欠ではないが、この例では攪拌翼(105)が設けられている。
また、この例の装置においては、脱溶剤タンク(101)に収容された乳化分散液(302)の温度を15℃以上、かつ、樹脂成分のガラス転移点以下に調節することが好ましく、そのための温度制御手段として、図示しない温水ジャケットが設けられているが、温度制御手段は、温水ジャケット、電熱ヒーター、タンク外熱交換機への該乳化分散液の循環などのその他しかるべき手段、方法であってもよい。さらに、この例の装置においては、バブリング用ガス供給管(112)(113)の後端には不活性ガス供給調節弁(110)が設けられており、この弁(110)の開閉のタイミングと、ブロア装置(104)の電動機の通電制御回路への通電タイミングを制御することにより、連続式脱溶剤処理と、その後の回分式脱溶剤処理を調整することができる。溶剤排出管(117)の後部は熱交換機(103)(この例ではコールドトラップ装置)に導かれるが、熱交換器(103)には、ガス供給管(112)(113)が配入されていて、ここで、導入される不活性ガスは加熱され、一方、溶剤排出管(117)はら排出される溶剤は冷却されて凝縮し、回収溶剤ドレン(109)から回収される。また、この例の装置においては、バブリング用ガス供給管(112)と(113)の間のバイパス路(115)には常時閉の弁(118)が設けられているが、このような弁(118)付きのバイパス路(115)は、本発明において必用不可欠なものでない。図中、符号(106)は乳化分散液投入口を、符号(107)は不活性ガス導入口を、符号(108)は不活性ガス排出口を、それぞれ示す。
10重量部を越える場合には、トナーの帯電性が大きすぎ、主帯電制御剤の効果を減退させ、現像ローラとの静電的吸引力が増大し、現像剤の流動性低下や、画像濃度の低下を招く。
無機微粒子の具体例としては、例えばシリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ペンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。この他、高分子系微粒子、たとえばソープフリー乳化重合や懸濁重合、分散重合によって得られるポリスチレン、メタクリル酸エステルやアクリル酸エステル共重合体やシリコーン、ベンゾグアナミン、ナイロンなどの重縮合系、熱硬化性樹脂による重合体粒子が挙げられる。
(ポリエステルの製造)
冷却管、攪拌機、及び窒素導入管を備えた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物を690部、テレフタル酸を335部、それぞれ投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。次に、10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続し、その後に冷却し、ポリエステル(1)を得た。得られたポリエステル(1)の樹脂の重量平均分子量は6000であり、酸価10KOHmg/g、ガラス転移点48℃であった。
冷却管、攪拌機、及び窒素導入管を備えた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物を795部、イソフタル酸を200部、テレフタル酸を65部、及びジブチルチンオキサイドを2部、それぞれ投入し、常圧窒素気流下、210℃で8時間縮合反応した。次に、10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続し、その後に80℃まで冷却し、酢酸エチル中にてイソホロンジイソシアネート170部と2時間反応を行ない、プレポリマー(1)を得た。得られたプレポリマー(1)の重量平均分子量は5000であった。
タンク内に、35%カルナバワックス酢酸エチル分散液を170部、上記ポリエステル(1)を120部、PY155(クラリアント製)を20部、酢酸エチルを70部、イソホロンジアミンを2部、それぞれ投入し、2時間、攪拌して溶解混合した。次に、高能率分散機エバラマイルダー(荏原製作所製)を用いて、1時間、循環混合して有機溶媒組成物(1)を得た。得られた有機溶媒組成物(1)の酸価は4.5KOHmg/gであった。また、別のタンク内に、上記プレポリマー(1)を25部、酢酸エチルを25部、それぞれ投入し、4時間、攪拌して溶解混合し、有機溶媒組成物(2)を得た。
タンク内に水を945部、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸ブチル共重合体の20%水性分散液を40部、50%ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム水溶液(エレミノールMON−7:三洋化成工業製)を160部、酢酸エチルを90部、それぞれ投入して混合撹拌し、水系分散媒体(1)を得た。
上記有機溶媒組成物(1)を278g/min、上記有機溶媒組成物(2)を35g/min、上記水系分散媒体(1)を437g/minのスピードで、パイプラインホモミキサー(特殊機化工業製)に供給し、2960rpmの回転数で連続運転を行ない、乳化分散液を0.75kg/minで得られた。乳化分散液を、下方に不活性ガスを流入する供給口及び上方に該不活性ガスを排出する排出口を有するタンク内に順次収容し、タンク温水ジャケットにより乳化分散液を25℃に保ちながら攪拌を行ない、前記供給口よりノズルにて供給する窒素ガスの流量を666Nl/minでバブリングを11時間行ない、溶剤濃度の低減された乳化分散液を得た。その後減圧蒸留による脱溶剤、架橋反応、濾別、洗浄、乾燥、添加剤混合し、静電荷像現像用トナー粒子を得た。
上記実施例1から、バブリングする不活性ガスの流量を875Nl/minとする他は、同様の操作を行ない、静電荷像現像用トナー粒子を得た。
上記実施例1から、バブリングする不活性ガスの流量を1000Nl/minとする他は、同様の操作を行ない、静電荷像現像用トナー粒子を得た。
上記実施例1から、乳化分散液の温調は行なわないとする他は、同様の操作を行ない、静電荷像現像用トナー粒子を得た。
上記実施例1から、ジャケット温水による乳化分散液の温度を50℃とする他は、同様の操作を行ない、静電荷像現像用トナー粒子を得た。
上記実施例1から、供給口の形状を多孔板としてタンク底全面から不活性ガスを供給とする他は、同様の操作を行ない、静電荷像現像用トナー粒子を得た。
上記実施例1から、不活性ガスバブリング中は攪拌を行なわないとする他は、同様の操作を行ない、静電荷像現像用トナー粒子を得た。
上記実施例1から、不活性ガスのバブリングを行なわない他は、同様の操作を行ない、静電荷像現像用トナー粒子を得た。
上記実施例1から、バブリングする不活性ガスの流量を125Nl/minとする他は、同様の操作を行ない、静電荷像現像用トナー粒子を得た。
上記実施例1から、バブリングする不活性ガスの流量を292Nl/minとする他は、同様の操作を行ない、静電荷像現像用トナー粒子を得た。
上記実施例1から、11時間後収容が完了した後も不活性ガスのバブリングを9時間行ない、その後の減圧蒸留を行なわない他は、同様の操作を行ない、静電荷像現像用トナー粒子を得た。
102 連続的乳化分散手段
103 熱交換器(コールドトラップ装置)
104 ブロワ装置
105 攪拌翼
106 乳化分散液投入口
108 不活性ガス排出口
107 不活性ガス導入口
109 回収溶剤ドレン
110 不活性ガス供給調整弁
111 乳化分散液供給手段
112 バブリング用ガス供給管
113 バブリング用ガス供給管
114 ノズル先端付きマニホールド管
115 バイパス路
116 ガス分配用多孔板
117 溶剤排出管
118 開閉弁
301 乳化分散液
302 投入乳化分散液
303 不活性ガス気泡
Claims (10)
- 少なくとも樹脂乃至樹脂前駆体、着色剤を含むトナー用組成物を溶解又は分散させた非水溶性有機相を水系媒体中に乳化乃至分散し、連続的に乳化分散液を得る工程と、連続して得られる乳化分散液を脱溶剤タンクに順次収容する工程と、前記乳化分散液の収容工程中に既に前記タンク内に収容されている前記乳化分散液に対し、不活性ガスのバブリングにより、連続式脱溶剤処理を行なう工程と、前記タンク内への乳化分散液の収容が完了した後に、減圧蒸留等の回分式脱溶剤処理を行なう工程を含み、前記連続式脱溶剤工程において前記脱溶剤タンク内に収容されている乳化分散液中の溶剤濃度(C1)重量%と、該タンクに順次収容される溶剤成分の除去されていない乳化分散液中の溶剤濃度(C2)重量%との関係(C1)/(C2)が、収容工程開始1時間以降は常に0.85以下であることを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。
- 前記溶剤濃度(C1)重量%が、前記乳化分散液収容開始1時間のときに23以下であり、かつ収容完了時に10以上かつ23未満であることを特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- 前記不活性ガスが窒素であり、前記乳化分散液中の非水溶性有機相の供給流量(F1)kg/minに対する前記不活性ガスの供給流量(F2)Nl/minの比率(F2)/(F1)が500〜3000であることを特徴とする請求項1又は2に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- 前記脱溶剤タンクに収容された乳化分散液の温度を、温度制御手段を用いて、15℃以上、かつ、樹脂成分のガラス転移点以下とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- 前記バブリングが、多孔板によるタンク底の一部もしくは全体からの供給、タンク下部からのノズル供給によって行なわれ、必要に応じて攪拌翼により、乳化分散液の攪拌及びバブリングされた不活性ガスの分散を行なうことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
- 内部に乳化分散液を収納して脱溶剤するための乳化分散液脱溶剤タンクと、少なくとも樹脂乃至樹脂前駆体、着色剤を含むトナー組成物を溶解又は分散させた非水溶性有機相を水系媒体中に乳化乃至分散し、連続的に乳化分散液を得る連続的乳化分散手段と前記乳化分散液脱溶剤タンクとを結び、連続して得られる乳化分散液を、該連続的乳化分散手段から該タンクに順次供給する乳化分散液供給手段と、前記乳化分散液の該脱溶剤タンクへの収容工程中に、該タンクに不活性ガスを導入して乳化分散液から連続的に脱溶剤処理を行なう連続式脱溶剤手段と、該タンク内への乳化分散液の収容が完了した後に、回分式脱溶剤処理を行なうための減圧蒸留手段とを有し、前記脱溶剤タンク内に収容されている乳化分散液中の溶剤濃度(C1)重量%と、該タンクに順次収容される溶剤成分の除去されていない乳化分散液中の溶剤濃度(C2)重量%との関係(C1)/(C2)が、収容開始1時間以降は常に0.85以下に制御されることを特徴とする溶剤除去装置。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の製造方法を用いて製造され、ガスクロマトグラフィによる測定を行なったときの、トナー中に残留する揮発成分量が500ppm以下であることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- 体積平均粒径(Dv)が3〜10μmであり、かつフロー式粒子像分析装置による平均円形度が0.94〜0.98であることを特徴とする請求項7に記載の静電荷像現像用トナー。
- 体積平均粒径(Dv)を個数平均粒径(Dn)で除した値(Dv/Dn)が1.05〜1.15であることを特徴とする請求項7又は8に記載の静電荷像現像用トナー。
- 潜像を形成する感光体と、感光体表面に形成された潜像にトナーを供給して現像する現像装置と、感光体上に現像されたトナー像を記録部材に転写する転写装置と、転写後の感光体表面に残留するトナーをクリーニングするクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、請求項7乃至9のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーを用いることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007234638A JP4996397B2 (ja) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007234638A JP4996397B2 (ja) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009069216A true JP2009069216A (ja) | 2009-04-02 |
JP4996397B2 JP4996397B2 (ja) | 2012-08-08 |
Family
ID=40605585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007234638A Expired - Fee Related JP4996397B2 (ja) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4996397B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010072604A (ja) * | 2008-08-20 | 2010-04-02 | Ricoh Co Ltd | トナーの製造方法 |
JP2011008018A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
JP2015175950A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | 株式会社リコー | 貯留設備及びトナー製造装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005077776A (ja) * | 2003-09-01 | 2005-03-24 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナーの製造方法およびトナー |
-
2007
- 2007-09-10 JP JP2007234638A patent/JP4996397B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005077776A (ja) * | 2003-09-01 | 2005-03-24 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナーの製造方法およびトナー |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010072604A (ja) * | 2008-08-20 | 2010-04-02 | Ricoh Co Ltd | トナーの製造方法 |
JP2011008018A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
JP2015175950A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | 株式会社リコー | 貯留設備及びトナー製造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4996397B2 (ja) | 2012-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4647465B2 (ja) | トナー母体粒子の製造方法、トナー粒子及びトナーの製造方法、トナー | |
JP4829489B2 (ja) | トナー、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2006085094A (ja) | トナー及びその製造方法、並びに、画像形成方法 | |
JP4616774B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP2011095608A (ja) | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、現像剤、画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP4996397B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP2008070703A (ja) | 静電荷現像用トナーの製造方法 | |
JP2005077776A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法およびトナー | |
JP5510726B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP2008225419A (ja) | 静電荷像現像用トナー、現像剤および画像形成方法 | |
JP4700679B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法、トナー、画像形成装置及び容器 | |
JP3947194B2 (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
JP2009300733A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法、トナー、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP4774352B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法、及び静電荷像現像用トナー | |
JP4141355B2 (ja) | 電子写真用トナー及びそれを用いる画像形成装置 | |
JP4445418B2 (ja) | 画像形成用トナーの製造方法 | |
JP4037325B2 (ja) | 電子写真用トナーおよび製造方法 | |
JP4424602B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法、現像剤、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ | |
JP4676845B2 (ja) | 電子写真用トナーの製造装置、製造方法および電子写真用トナー | |
JP4178086B2 (ja) | 連続乳化装置及び該装置を用いたトナーの製造方法 | |
JP2007249166A (ja) | トナー及び現像剤 | |
JP2006084979A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP5412835B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP4963431B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、これを用いた現像剤、画像形成方法、画像形成装置および容器 | |
JP4707587B2 (ja) | トナー製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100517 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120120 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120319 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120412 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120511 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4996397 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |