JP2009066850A - シーリング・ポンプアップ装置 - Google Patents

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裕介 井上
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真樹 吉田
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Abstract

【課題】液剤容器の離脱時に、液剤容器が飛び出すのを防止するシーリング・ポンプアップ装置を提供すること。
【解決手段】内部にシーリング剤32を収容した液剤容器18と、液剤容器18を着脱自在に装着するとともに液剤容器18内と連通可能な加圧給液室40を有する注入ユニット20と、圧縮空気を生成するコンプレッサユニットと、圧縮空気を液剤容器18内に供給するための空気供給路60と、加圧給液室40に流出したシーリング剤32、及び圧縮空気をタイヤへ10供給するためのジョイントホース78と、液剤容器18内と加圧給液室40とが連通し、且つ少なくとも通過経路内の圧力が高められた状態で、通過経路内から圧力を開放するための横孔118をシーリング・ポンプアップ装置10が備えたことで、液剤容器18を離脱する前に通過経路内から圧力を開放して液剤容器18が飛び出すのを防止することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、パンクした空気入りタイヤをシールするためのシーリング剤を空気入りタイヤ内へ注入するとともに、空気入りタイヤ内に圧縮空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧するシーリング・ポンプアップ装置に関する。
近年、空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際に、タイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して所定の指定圧まで内圧をポンプアップするシーリング・ポンプアップ装置が普及している。この種のシーリング・ポンプアップ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているものが知られている。
特許文献1に記載されているシーリング・ポンプアップ装置では、切換え具を用いてパンクシーリング剤の充填されている収納部(液剤容器)の蓋部に孔を開け、その後、収納部内に高圧空気を供給してパンクシーリング剤を押し出して、押し出したパンクシーリング剤をタイヤへ充填し、パンクシーリング剤の充填後に空気を充填するようになっている。
特開2005−199618号公報
ところで、特許文献1に記載されているシーリング・ポンプアップ装置は、シーリング剤をタイヤへ充填した後で、使用済みの収納部と未使用の収納部とを交換できる構成とされている。
しかしながら、パンクシーリング剤をタイヤへ充填した後のシーリング・ポンプアップ装置内(ハウジング内及び収納部内)は、内圧が高められたままの状態となっているため、この状態で使用済みの収納部をハウジングから取り外そうとすると、高められた内圧によって収納部がハウジングから飛び出し、収納部内に残留していたシーリング剤が外部に飛散する虞がある。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、液剤容器の離脱時に、液剤容器が飛び出すのを防止するシーリング・ポンプアップ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1に係るシーリング・ポンプアップ装置は、シーリング剤を収容し、且つ前記シーリング剤の流出口がシール部材で塞がれた液剤容器と、前記液剤容器を着脱自在とするとともに、前記シール部材が破られることで前記流出口を介して前記液剤容器内と連通可能な給液室を有する注入ユニットと、空気入りタイヤに充填するための圧縮空気を生成し、前記圧縮空気を前記液剤容器内又は前記給液室に供給する圧縮空気供給手段と、前記給液室に流出した前記シーリング剤、及び前記圧縮空気を前記空気入りタイヤへ供給するための気液供給配管と、少なくとも前記液剤容器内と前記給液室とが連通した状態で、前記圧縮空気及び前記シーリング剤の通過経路内から圧力を開放可能な圧力開放手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載のシーリング・ポンプアップ装置によれば、液剤容器が注入ユニットに装着され、且つシール部材が破られることで、流出口を介して液剤容器内と給液室とが連通し、液剤容器内のシーリング剤が給液室に流出する。次に、圧縮空気供給手段で生成された圧縮空気を液剤容器内に供給することで、液剤容器内の圧力が高められて液剤容器内に残っているシーリング剤が給液室に押し出される。なお、圧縮空気を給液室に供給しても圧縮空気の少なくとも一部が流出口を介して液剤容器内に流れ込むため、圧縮空気によって液剤容器内からシーリング剤が押し出される。そして、給液室に流出したシーリング剤は圧縮空気に押されながら気液供給配管を通って空気入りタイヤに供給(注入)される。また、圧縮空気も空気入りタイヤが所定の内圧になるまで気液供給配管を通って空気入りタイヤに供給(充填)される。
ここで、通過経路内の圧力が大気圧よりも高い状態を維持している場合(例えば、空気入りタイヤにシーリング剤及び圧縮空気を供給した後、通過経路内の圧力が開放されなかった場合など)に、液剤容器を注入ユニットから離脱する際には、圧力開放手段を用いて通過経路内から圧力を開放した後で液剤容器を注入ユニットから離脱すれば、離脱時に液剤容器が注入ユニットから飛び出すのを防止することができる。結果、液剤容器内に残留しているシーリング剤が外部へ飛散するのを防止することができる。
本発明の請求項2に係るシーリング・ポンプアップ装置は、請求項1に記載のシーリング・ポンプアップ装置において、前記圧力開放手段は、前記液剤容器又は前記注入ユニットに設けられ、前記圧縮空気及び前記シーリング剤の少なくとも前記圧縮空気を外部へ排出するための排出口と、前記排出口を開閉可能な開閉部材と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載のシーリング・ポンプアップ装置によれば、通過経路の一部である液剤容器内及び給液室の内圧が圧縮空気によって大気圧よりも高められていても、排出口を開放することで圧縮空気及びシーリング剤の少なくとも圧縮空気が排出口から外部へ排出される。
ここで、圧力開放手段が液剤容器又は注入ユニットに設けられた排出口と、この排出口を開閉可能な開閉部材とによって構成されることから、簡単な構造で通過経路内から圧力を開放することができる。
本発明の請求項3に係るシーリング・ポンプアップ装置は、請求項2に記載のシーリング・ポンプアップ装置において、前記排出口から排出される前記シーリング剤を収容するための収容体を備えることを特徴としている。
請求項3に記載のシーリング・ポンプアップ装置によれば、通過経路の圧力開放時に、排出口から排出されるシーリング剤が収容体に収容される。これにより、液剤容器及び注入ユニットの外部にシーリング剤が飛散するのを防止することができる。
本発明の請求項4に係るシーリング・ポンプアップ装置は、請求項2又は請求項3に記載のシーリング・ポンプアップ装置において、前記液剤容器を前記注入ユニットから離脱する前に、前記排出口が開放されることを特徴としている。
請求項4に記載のシーリング・ポンプアップ装置によれば、液剤容器を注入ユニットから離脱する前に排出口が開放されることから、液剤容器を注入ユニットから離脱する際に、液剤容器が注入ユニットから飛び出すのを効果的に防止することができる。
本発明の請求項5に係るシーリング・ポンプアップ装置は、請求項4に記載のシーリング・ポンプアップ装置において、前記液剤容器は係合部を有し、前記注入ユニットは前記排出口と、前記液剤容器の流出口側を挿入するための挿入部と、前記挿入部に設けられ前記係合部と係合可能な被係合部とを有し、前記開閉部材は前記注入ユニットに設けられるとともに第1の位置と第2の位置との間を摺動可能とされ、前記第1の位置では前記係合部と前記被係合部との係合状態を維持するとともに前記排出口を閉塞し、前記第2の位置では前記係合部と前記被係合部との係合状態を解除可能にするとともに前記排出口を開放することを特徴としている。
請求項5に記載のシーリング・ポンプアップ装置によれば、開閉部材を第1の位置へ摺動することで係合部と被係合部との係合状態が維持されるとともに排出口が閉塞され、第2の位置へ摺動させることで係合部と被係合部との係合状態が解除可能にされるとともに排出口が開放される。従って、これらの機能を切り替えるための操作が簡単なものとなる。
本発明の請求項6に係るシーリング・ポンプアップ装置は、請求項5に記載のシーリング・ポンプアップ装置において、前記係合部は凸部及び凹部のどちらか一方とされ、前記被係合部は凸部及び凹部のどちらか他方とされ、前記開閉部材は、前記第1の位置において、前記注入ユニットの前記挿入部の変形を抑制することを特徴としている。
請求項6に記載のシーリング・ポンプアップ装置によれば、液剤容器の流出口側を挿入部に挿入して凸部と凹部とを嵌合(係合)させることで液剤容器と注入ユニットとが嵌合状態となる。また、液剤容器の流出口側を挿入部に挿入する際に凸部は、凹部と凸部とが嵌合するまでの間、挿入部が拡径方向に変形するように挿入部に圧力を作用させているため、凸部と凹部とが嵌合した状態で、開閉部材を第1の位置へ摺動させると挿入部の拡径方向の変形が抑制されて、凸部と凹部との嵌合状態がより強固なものとなり、この嵌合状態が維持される。
本発明の請求項7に係るシーリング・ポンプアップ装置は、請求項4に記載のシーリング・ポンプアップ装置において、前記液剤容器は係合部を有し、前記注入ユニットは前記排出口と、前記液剤容器の流出口側を挿入するための挿入部とを有し、前記開閉部材は前記注入ユニットに回転可能に支持されるとともに前記係合部と係合可能な被係合部とを有し、前記第1の回転位置では、前記係合部と前記被係合部とが係合するとともに前記排出口を閉塞し、前記第2の回転位置では、前記係合部と前記被係合部との係合状態が解除されるとともに前記排出口を開放することを特徴としている。
請求項7に記載のシーリング・ポンプアップ装置によれば、開閉部材を第1の回転位置へ回転させることで係合部と被係合部との係合状態が維持されるとともに排出口が閉塞され、第2の回転位置へ回転させることで係合部と被係合部との係合状態が解除可能とされるとともに排出口が開放される。従って、これらの機能を切り替えるための操作が簡単なものとなる。
以上説明したように、本発明のシーリング・ポンプアップ装置は、液剤容器の離脱時に、液剤容器が飛び出すのを防止することができる、という優れた効果を有する。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置について説明する。図1に示すように、本発明の一実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置10は、自動車等の車両に装着された空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際、そのタイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して所定の指定圧まで内圧を再加圧(ポンプアップ)するものである。
また、図中の矢印Uはシーリング・ポンプアップ装置10を正立状態(図2に示される液剤容器18が上で注入ユニット20が下の状態)にしたときの上方向を示している。なお、以下に示される上下方向に関する記載はこの正立状態を基準にしている。
図1及び図2に示されるように、シーリング・ポンプアップ装置10は外郭部としてケーシング11を備えており、このケーシング11の内部にコンプレッサユニット12、及び注入ユニット20が配置されている。この注入ユニット20の上端側はケーシング11の上面11Uを貫通して外部へ延出するとともに、液剤容器18を着脱できるように構成されている。なお、図1〜図5では注入ユニット20に液剤容器18が装着された状態(装着状態)が示されている。
コンプレッサユニット12には、その内部にモータ、エアコンプレッサ、電源回路、及び制御基板等が配置されるとともに、電源回路からケーシング11の外部へ延出する電源ケーブル(図示省略)が設けられている。この電源ケーブルの先端部に設けられたプラグを、例えば、車両に設置されたシガレットライターのソケットに差込むことにより、車両に搭載されたバッテリにより電源回路を通してモータ等へ電力が供給可能になる。ここで、コンプレッサユニット12は、そのエアコンプレッサにより修理すべきタイヤ100(図1参照)の種類毎に規定された指定圧よりも高圧(例えば、300kPa以上)の圧縮空気を発生可能とされている。
図1に示されるように、コンプレッサユニット12は、電源スイッチ13、及び圧力ゲージ16を備えており、ケーシング11の上面11Uの中央付近に、これら電源スイッチ13、及び圧力ゲージ16が配置されている。また、ケーシング11の上面11Uには、操作手順を説明するマニュアル17が配置されている。
図3に示されるように、シーリング・ポンプアップ装置10は、シーリング剤32を収容した液剤容器18及び、この液剤容器18を着脱自在とする注入ユニット20を備えている。液剤容器18の下端部には、下方に突出する略円筒状の首部26が一体的に形成されている。首部26は、それよりも上端側の容器の本体部分27よりも径が細く形成されている。この首部26の下端部には、シーリング剤32を後述する加圧給液室40に流出させるための流出口29が形成されており、流出口29の周縁部にはシーリング剤32を液剤容器18内に密封(収容)するためのアルミシール30が配置されている。アルミシール30は、外周縁部が流出口29の周縁部に接着等により全周に亘って固着されている。また首部26の外周面には、外周に沿って突出する係合部の一例としての凸部110が形成されている。
また、液剤容器18はガス遮断性を有する各種の樹脂材料やアルミ合金等の金属材料を素材として成形されている。この液剤容器18内には、シーリング・ポンプアップ装置10により修理すべきタイヤ100の種類、サイズ等に応じた規定量(例えば、200g〜400g)よりも若干多めのシーリング剤32が充填されている。なお、本実施形態の液剤容器18においては、空間を設けることなくシーリング剤32が隙間無く充填されているが、シーリング剤32の酸化等による変質を防止するため、出荷時にAr等の不活性ガスをシーリング剤32とともに液剤容器18内へ若干量封入するようにしてもよい。
図3に示されるように、注入ユニット20には、上端側が開口した略有底円筒状に形成されたユニット本体部34及び、このユニット本体部34の下端部から外周側へ張り出す円板状の脚部36が一体的に設けられている。このユニット本体部34の上端側の開口部分を挿入部112とし、この挿入部112には液剤容器18の首部26の下端側(流出口29側)が挿入可能とされている。また、挿入部112の内周面には被係合部の一例としての凹部114が形成されている。この凹部114は液剤容器18の凸部110と嵌合(係合)可能とされており、これらを嵌合させた状態が図3に示されている。
また、本実施形態のユニット本体部34は弾性変形可能な合成樹脂によって成形されており、挿入部112に首部26の下端側(アルミシール30側)を挿入する際には、凸部110によって挿入部112が拡径方向に弾性変形させられる、すなわち、ユニット本体部34の上端側が拡径方向に弾性変形させられる。
図3に示されるように、ユニット本体部34の上端側は、環状の開閉部材116に挿入されている。この開閉部材116は内周面に開閉部材116の軸方向に延びる1本又は複数本の溝(図示省略)を備えており、この溝がユニット本体部34の上端側の外周面に形成された上下方向に延びる1本又は複数本のガイドレール(図示省略)に夫々嵌入されている。これにより、開閉部材116の上下方向の摺動がガイドレールにガイドされる。
また、開閉部材116の内径は、ユニット本体部34の上端側の外径とほぼ同径とされており、凸部110と凹部114とを嵌合させた状態でユニット本体部34の上端側に摺動させることで、開閉部材116の内周面でユニット本体部34の上端側の外周面を押さえ込んで、この上端側が拡径方向に弾性変形するのを抑制することができる。ここで、開閉部材116がユニット本体部34の上端側の拡径方向の弾性変形を抑制して凸部110と凹部114との嵌合状態を維持できる位置を開閉部材116の第1の位置(図3及び図4における開閉部材116の位置)と呼ぶこととする。
なお、開閉部材116を第1の位置まで摺動すると、ストッパー手段(図示省略)が機能して、開閉部材116の下方向への移動が規制される。このストッパー手段は、第1の位置に至った開閉部材116の下方向への移動が規制できればどのような構成であってもよく、例えば、開閉部材116の内周面に設けられる係合凸部と、ユニット本体部34の外周面に設けられる係合凹部とが嵌合することで下方向への移動が規制される構成であってもよいものとする。もちろん、ストッパー手段は解除可能な構成とする必要がある。
図3に示されるように、ユニット本体部34には、挿入された液剤容器18の流出口29の周縁部よりも下側に排出口としての横孔118が設けられている。この横孔118は、開閉部材116が第1の位置にある場合には、開閉部材116の内周面によって閉塞されている。
また、開閉部材116は横孔118よりも大径な貫通孔120を有している(図3参照)。この貫通孔120は、開閉部材116を第1の位置側から図5に示すように下方向(矢印D方向)に摺動させていくことで横孔118と重なり、この重なり部分において、横孔118が開放される、すなわち、ユニット本体部34の内部と外部とが横孔118及び貫通孔120を介して連通する。そして、さらに開閉部材116を下方向へと摺動させることで、ユニット本体部34の上端側の拡径方向の弾性変形を抑制する効果が減少する。ここで、開閉部材116がユニット本体部34の上端側の拡径方向の弾性変形を抑制できず、凸部110と凹部114との嵌合状態を維持できない位置を開閉部材116の第2の位置(図6における開閉部材116の位置)と呼ぶこととする。
なお、開閉部材116が第2の位置にあるときに、液剤容器18の本体部分27を掴んで上方向へと引っ張ることで、凸部110と凹部114との嵌合状態が解除されて、液剤容器18を注入ユニット20から離脱させることができるようになる。また、貫通孔120は、開閉部材116が第2の位置にあっても横孔118を開放できるような大きさに形成されている。これにより、液剤容器18が注入ユニット20から離脱されるまでの間に十分な量の圧縮空気が横孔118から排出される。
図3に示すように、貫通孔120の外部側には、収容体の一例としてのキャッチタンク122が設けられている。このキャッチタンク122は箱状とされ、横孔118と貫通孔120とが重なって、この重なり部分を通って排出されるシーリング剤32及び圧縮空気を内部に収容するための開口を有している。
図3に示されるように、ユニット本体部34内には、アルミシール30が突き破られると液剤容器18の内部と連通する略円柱状の加圧給液室40が設けられている。注入ユニット20には、ユニット本体部34の内周側に略円筒状の内周筒部42が同軸的に形成されている。
図3に示されるように、注入ユニット20には、内周筒部42の外周面からユニット本体部34を貫通して外周側へ延出する円筒状の空気供給管52が形成されている。この空気供給管52の外周側の先端部には、逆止弁54を介して耐圧ホース24の一端部が接続されている。一方、耐圧ホース24の他端部は、図2に示されるように、コンプレッサユニット12内のエアコンプレッサに接続されている。逆止弁54は、耐圧ホース24から空気供給管52への流体の移動を許容し、その反対の空気供給管52から耐圧ホース24への流体の移動を阻止するように設定されている。また、空気供給管52の基端部は、内周筒部42の外周面へ接合されており、内周筒部42の内部の空間と空気供給管52の内部の空間とが図3に示されるように連通している。
ここで、耐圧ホース24、内周筒部42、及び空気供給管52は、その内部の空間がエアコンプレッサによって生成される圧縮空気を液剤容器18内へ供給するための空気供給路60として構成されている。
図3に示されるように、注入ユニット20には、ユニット本体部34の周壁部を貫通するように円筒状の気液供給管74が一体的に形成されている。気液供給管74の外周側の先端部には、ニップル76を介してジョイントホース78の基端部が接続されている。このジョイントホース78は、先端側がケーシング11の外部へと延出するとともに、先端部に図1に示されるように、タイヤ100のタイヤバルブ102に着脱可能に接続されるバルブアダプタ80が設けられている。また気液供給管74の基端側は加圧給液室40内へ挿入されている。これにより、ジョイントホース78は、気液供給管74を通して加圧給液室40内へ連通する。なお、ジョイントホース78及びバルブアダプタ80は、通常、ケーシング11に形成された収納部(図示省略)に収容されている。また、このバルブアダプタ80は、通常状態(タイヤバルブ102に接続されていない状態)では、外部への流体(圧縮空気及びシーリング剤32)の流出を阻止し、タイヤバルブ102に接続されることで、ジョイントホース78と空気入りタイヤ100内とを連通させるように構成されている。
また、図3に示されるように、内周筒部42の上端面にはアルミシール30を突き破りやすくするための突起状の刃部66が連続的に形成されている。この内周筒部42の長さは、液剤容器18の首部26を挿入部112に挿入し、凸部110と凹部114とを嵌合させた状態、すなわち液剤容器18を注入ユニット20に装着させた状態で、刃部66がアルミシール30を突き破って孔31を形成して液剤容器18内と内周筒部42の内部の空間とが連通できるような長さに設定されている。
(シーリング・ポンプアップ装置の作用)
次に、本実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置10を用いてパンクしたタイヤ100を修理する作業手順を説明する。
なお、前述したマニュアル17には、以下の修理手順(1)〜(7)を示す説明が記載されている。
(1) タイヤ100にパンクが発生した際には、作業者は、先ず、ケーシング11の底面11Bが下側となるようにシーリング・ポンプアップ装置10を路面などに設置し、アルミシール30側を下に向けた液剤容器18の首部26を注入ユニット20の挿入部112に挿入する(押し込む)。なお、首部26を挿入部112に挿入する前に、開閉部材116の位置を第2の位置へと摺動させておく。この挿入作業は、液剤容器18の凸部110が注入ユニット20の凹部114に嵌合するまで行う。これにより、アルミシール30が刃部66によって確実に突き破られる。アルミシール30が突き破られて孔31が形成されると、内周筒部42の内部の空間と液剤容器18内とが連通し、液剤容器18内のシーリング剤32が自重によって孔31を通って加圧給液室40へ流出する。また、凸部110と凹部114とが嵌合した後、開閉部材116を第1の位置へと摺動させることで、注入ユニット20への液剤容器18の嵌合状態が維持される。
(2) 次に、ジョイントホース78を収納部から取り出し、ジョイントホース78のバルブアダプタ80をタイヤ100のタイヤバルブ102に接続し(図1参照。)、ジョイントホース78を通して加圧給液室40とタイヤ100内とを連通させる。
(3) プラグを、車両に設置されたシガレットライター等のソケットに差込む。
(4) 車両のエンジンをかける。
(5) 電源スイッチ13をオンにしてコンプレッサユニット12を作動させる。コンプレッサユニット12により発生した圧縮空気は、耐圧ホース24及び空気供給路60を通って液剤容器18内に供給される(図4参照)。
圧縮空気が液剤容器18内に供給されると、この圧縮空気が液剤容器18内でシーリング剤32の上方へ浮上し、液剤容器18内のシーリング剤32上の空間(空気層)を増大させる。この空気層からの空気圧により加圧されたシーリング剤32は、アルミシール30に形成された孔31を通って加圧給液室40へ供給されるとともに、加圧給液室40内からジョイントホース78を通って空気入りタイヤ100内へ注入される。
なお、液剤容器18内のシーリング剤32が全て排出された後は、加圧給液室40内のシーリング剤32が加圧されてジョイントホース78を通って空気入りタイヤ100内へ供給される。その後、加圧給液室40及びジョイントホース78から全てのシーリング剤32が吐出されると、圧縮空気は液剤容器18、加圧給液室40、及びジョイントホース78を介してタイヤ100内へ充填される。
(6) 次に、作業者は、圧力ゲージ16によりタイヤ100の内圧が指定圧になったことを確認したならば、電源スイッチ13をオフにしてコンプレッサユニット12を停止し、バルブアダプタ80をタイヤバルブ102から取り外す。
作業者は、タイヤ100の膨張完了後一定時間内に、シーリング剤32が注入されたタイヤ100を用いて一定距離(例えば、10km)に亘って予備走行する。これにより、タイヤ100内部にシーリング剤32が均一に拡散し、シーリング剤32がパンク穴に充填されてパンク穴が閉塞される。
(7) 予備走行完了後に、作業者は図1に示すように再びジョイントホース78のバルブアダプタ80をタイヤ100のタイヤバルブ102に接続し、圧力ゲージ16によりタイヤ100の内圧を再測定する。タイヤ100の内圧が規定の圧力に満たない場合にはコンプレッサユニット12を再作動させてタイヤ100を規定の内圧まで加圧する。これにより、タイヤ100のパンク修理が完了し、このタイヤ100を用いて一定の距離範囲内で一定速度以下(例えば、80Km/h以下)での走行が可能になる。
次に、本実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置10の液剤容器18を離脱する際の作業手順を説明する。なお、マニュアル17には、前述した修理手順に加えて以下の液剤容器18の離脱手順(8)を示す説明も記載されている。
(8) 前述のタイヤ100のパンク修理が完了した後で、使用済みの液剤容器18を注入ユニット20から離脱する際には、作業者は、先ず、コンプレッサユニットに電力が供給されていないこと、ジョイントホース78のバルブアダプタ80がタイヤ100のタイヤバルブ102に接続されていないことを確認する。
次に、作業者は、図3に示す開閉部材116を掴んで下方向へ摺動させる。
これにより、開閉部材116は第1の位置から第2の位置に向かって摺動する。このとき、図5に示すように、ユニット本体部34の横孔118と貫通孔120とが重なり、この重なり部分を介して、横孔118が開放され、圧縮空気及びシーリング剤32の通過経路(空気供給路60、液剤容器18内、加圧給液室40及びジョイントホース78内)内に残留している圧縮空気が、この横孔118と貫通孔120との重なり部分を通って外部へ(キャッチタンク122側へ)と排出される。また、この通過経路に残留しているシーリング剤32も外部へと排出される。
なお、通過経路内に圧縮空気が残留するのは、バルブアダプタ80が通常状態では外部に圧縮空気を排出しないためであり、また、耐圧ホース24と空気供給管52とが逆止弁54を介して連結されているためである。またシーリング剤32の残留は、シーリング剤32をタイヤ100へ圧送しても、通過経路内の壁面に多少のシーリング剤32が付着して残るためである。
そして、排出された圧縮空気及びシーリング剤32は、キャッチタンク122に収容される。このため、作業者に圧縮空気及びシーリング剤32がかかることがない。
開閉部材116が第2の位置に至った後は、開閉部材116によるユニット本体部34の上端側の拡径方向の弾性変形を抑制する効果が十分でなくなるため、凸部110と凹部114との嵌合状態を解除できるようになる。ここで作業者が、液剤容器18の本体部分27を掴んで上方向に引っ張ることで、凸部110と凹部114との嵌合状態が解除されて、液剤容器18が注入ユニット20から離脱する。これにより、液剤容器18の離脱作業が完了する。
次に第1の実施形態のシーリング・ポンプアップ装置の作用について説明する。
シーリング・ポンプアップ装置10では、タイヤ100にシーリング剤32及び圧縮空気を供給した後、液剤容器18を注入ユニット20から離脱する場合において、開閉部材116を第1の位置から第2の位置へと摺動する際に、開閉部材116が第2の位置に至る前に横孔118が開放される、すなわち、横孔118及び貫通孔120の重なり部分において通過経路内(詳細には加圧給液室40)と通過経路外とが連通するため、通過経路内の圧縮空気及びシーリング剤32が通過経路外へと排出される(図5参照)。従って、液剤容器18を注入ユニット20から離脱する前には、通過経路内の圧力が開放されていることから、液剤容器18の離脱時に液剤容器18が注入ユニット20から飛び出すのが効果的に防止される。結果、液剤容器18内に残留しているシーリング剤32が外部に飛散するのを確実に防止することができる。
また、通過経路内から横孔118を通って排出された圧縮空気及びシーリング剤32は、キャッチタンク122に収容される。このため、作業者に圧縮空気及びシーリング剤32がかかることを防止することができる。また、ケーシング11内でシーリング剤32が飛散するのを防止することもできる。
そして、通過経路内から圧力を開放するための圧力開放手段が、開閉部材116と横孔118によってなされることから、圧力開放手段の構造が簡単なものとなる。
また、通過経路内から圧力を開放するための操作が、開閉部材116を第1の位置から第2の位置へと摺動させる摺動操作のみであることから、圧力を開放するための操作が簡単なものとなる。
さらに、この開閉部材116を第2の位置へと摺動することで、凸部110と凹部114との嵌合状態を解除することができるようになる。このため、開閉部材116の摺動操作で、前述の圧力開放と、凸部110と凹部114との嵌合状態の維持及び解除とを切り替えることができる。従って、簡単な操作でこれらの機能を切り替えることができる。
[第2の実施形態]
次に、シーリング・ポンプアップ装置の第2の実施形態を図7〜図10に基づき説明する。第2の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置210は、係合部、被係合部、開閉部材、及びそれらに関連した部材の構成が第1の実施形態と異なる点を除いては、第1の実施形態とほぼ同様の構成である。なお、第1の実施形態と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。
図7に示されるように、本実施形態の液剤容器218には、首部226の中間部に外周側へ延出する段差部228が形成されており、この段差部228がユニット本体部234の上端面に載置されている。
また、図7に示すように、液剤容器218の首部226の外周面に形成された係合部の一例としての引掛溝202(図8(A)参照)に、ユニット本体部234の壁面を貫通する軸部204の一端部に設けられた被係合部の一例としてのフック206(図8(A)参照)が引掛けられて(係合して)いる。この軸部204はユニット本体部34の壁面に回転自在に支持されており、他端部にこの軸部204を介してフック206を操作するための操作部207と、横孔118を開閉可能な開閉部208とが一体的に形成されている。なお、フック206、操作部207及び開閉部208によって開閉部材209が構成されている。
図8(B)に示すように、引掛溝202は、フック206の出入口部分202Aと、フック206を引掛けるための引掛部分202Bとを有している。また、フック206は、縁部が丸められた直方体状であり、図8(B)に示すようにフック206の長手方向が装置の上下方向と直交する方向となるように傾倒した状態では、フック206が引掛部分202Bに確実に引っ掛かる。なお、フック206の長手方向の長さは、出入口部分202Aの溝幅よりも長く設定されている。このため、フック206が引掛部分202Bに引っ掛かった状態であれば、液剤容器18が注入ユニット220から引き抜かれるのを防止することができる。このとき、軸部204を介してフック206の反対側の端部に設けられている操作部207及び開閉部208が図8(A)の状態となっている。この状態を開閉部材209の第1の回転位置とし、第1の回転位置では横孔118が開閉部208によって閉塞されている。
開閉部材209が第1の回転位置にある場合に、操作部207を下方向に押圧して、軸部204を回転軸に開閉部材209を回転させることで、フック206が軸部204を介して矢印R方向に回転する(図9(A)、図9(B)参照)。このとき、図9(B)に示すように、フック206の長手方向と装置の上下方向とが一致(厳密には、完全一致でなくてもよい)する位置までフック206を回転させる、すなわち、操作部207を回転させることで、フック206と引掛部分202Bとの引っ掛かりが解除される。また、フック206の幅(長手方向と直行する方向の長さ)は、出入口部分202Aの溝幅よりも狭く設定されており、フック206が図9(B)の状態であれば、液剤容器218を注入ユニット220から引き抜くことができる。ここで、このフック206と引掛部分202Bとの引っ掛かりを解除できる図9(A)の状態を、開閉部材209の第2の回転位置とする。
開閉部208は、開閉部材209が第1の回転位置から第2の回転位置へ回転する際に、開閉部材209が第2の回転位置に至る前に横孔118を開放できるように設定されている。このときの横孔118の開放及び閉塞(図10では横孔開、横孔閉で示す)と、フック206と引掛溝202との引掛け状態(図10では、引掛け状態をロック閉、引掛けが解除された状態をロック開として示す)との関係が図10に示されている。なお、図10に示されるように、横孔118が開放されてからフック206と引掛溝202との引掛け状態が解除されるまでの間隔Aを広くすることで、第2の回転位置に至るまでの間に通過経路内の圧力を十分に開放することができる。
また、開閉部材209が第1の回転位置にあるときは、液剤容器18が注入ユニット220に装着された状態となり、第2の回転位置にあるときは、液剤容器18を注入ユニット220から離脱できる状態となる。また、図8及び図9の符号203A、203Bは、開閉部材209が回転しすぎないように回転を抑制するためのストッパーであり、ストッパー203Aは開閉部材209が第1の回転位置よりも矢印R方向の反対方向に回転するのを阻止し、ストッパー203Bは開閉部材209が第2の回転位置よりも矢印R方向に回転するのを阻止する。なお、ストッパー203A、203Bはいずれもユニット本体部234から突出した円柱状の突起であり、これらのストッパーに開閉部材209の一部が接触することで回転が阻止される。
次に第2の実施形態のシーリング・ポンプアップ装置の作用について説明する。
第2の実施形態では、第1の実施形態の作用に加えて以下の作用が得られる。
開閉部材209を第1の回転位置と第2の回転位置との間で軸部204を回転軸にして回転させることで、横孔118の開放、及び閉塞を切り替えられるとともに、液剤容器18と注入ユニット220の装着状態と離脱可能状態とを切り替えられることから、簡単な操作でこれらの機能を切り替えることができる。
[その他の実施形態]
第1及び第2の実施形態では、開閉部材の一例として、摺動可能な開閉部材116、及び回転可能な開閉部材209を用いたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、大気圧よりも内圧が高められた状態の通過経路内から圧力を開放できればどのような構成でもよく、例えば、図11に示されるように、液剤容器318の上面に略円柱状の突起320を設け、この突起320と上面との接続部分に剛性を低下させるための環状の溝322を形成してもよい。この場合には、突起320を傾けることで、傾けた方向と反対側の溝322を起点にして破線Lで示す部分に亀裂が入り、さらに傾けることで亀裂が裂けて隙間が生じる。この隙間によって液剤容器318内と外部とが連通し、圧縮空気及びシーリング剤32の少なくとも圧縮空気が外部へと排出される。また、この突起320は、一方向に傾けた場合に、溝の一部分に隙間が生じ他の部分には隙間が生じない、すなわち他の部分が残るため、液剤容器318から圧縮空気及びシーリング剤32が排出される際に突起320が外部に飛び出すことがない。
第1の実施形態では、凸部110を液剤容器18に形成し、凹部114を挿入部112の内周面に形成する構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、液剤容器18に凹部114が設けられ、挿入部112の内周面に凸部110が設けられる構成であってもよいものとする。
また、第1の実施形態では、開閉部材116の貫通孔120を介して横孔118が開放される構成としたが、開閉部材116の上端部が横孔118を通り過ぎると横孔118が開放される構成としてもよいものとする。
第2の実施形態では、フック206を傾倒させることで引掛溝202にフック206を引掛ける構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、例えば、開閉部材を第1の回転位置から第2の回転位置へと回転させることで、液剤容器に設けられる凹部に向かって凸部が嵌入され、第2の回転位置から第1の回転位置へと回転させることで、凸部が凹部から引き抜かれる構成にしてもよいものとする。
また、第1の実施形態では、液剤容器18を挿入部112に挿入して(押し込んで)凸部110と凹部114とを嵌合させる構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、凸部110の代替を雄ねじとし、凹部114の代替を雌ねじとし、液剤容器18を挿入部112に捩じ込んで雄ねじと雌ねじとを螺合させる構成としてもよいものとする。もちろん、雄ねじ及び雌ねじが液剤容器18及び注入ユニット20のどちらに設けられても構わないものとする。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されることは無く、特許請求の範囲に含まれる範囲で各種変更して実施可能であることは言うまでもない。
第1の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置の概略説明図である。 第1の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置のケーシング内の配置構成を説明するための図である。 シーリング・ポンプアップ装置における液剤容器及び注入ユニットの構成を示す断面図である。 アルミシールが突き破られた後の状態を示す液剤容器、及び注入ユニットの断面図である。 内圧が高められた状態の通過経路から圧力を開放している状態を示す液剤容器、及び注入ユニットの要部断面図である。 通過経路から圧力を開放した後、液剤容器を注入ユニットから離脱する状態を示す液剤容器、及び注入ユニットの要部断面図である。 第2の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置における液剤容器及び注入ユニットの構成を示す断面図である。 (A)図7のシーリング・ポンプアップ装置の開閉部材が第1の回転位置にある場合の開閉部材の側面図である。(B)図8(A)の開閉部材の係合凸部が、液剤容器の係合凹部に引っ掛かっている状態を示す要部説明図である。 (A)図7のシーリング・ポンプアップ装置の開閉部材が第2の回転位置にある場合の開閉部材の側面図である。(B)図8(A)の開閉部材の係合凸部と液剤容器の係合凹部との引っ掛かりが解除された状態を示す要部説明図である。 第2の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置の開閉部材の開閉状態と、係合凸部と係合凹部との係合状態との関係を示した説明図である。 その他の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置の液剤容器の要部断面図である。
符号の説明
10 シーリング・ポンプアップ装置
12 コンプレッサユニット(圧縮空気供給手段)
18 液剤容器
20 注入ユニット
29 流出口
30 アルミシール(シール部材)
32 シーリング剤
40 加圧給液室(給液室)
60 空気供給路(圧縮空気供給手段)
78 ジョイントホース(気液供給配管)
100 タイヤ
110 凸部(係合部)
112 挿入部
114 凹部(被係合部)
116 開閉部材
118 横孔(排出口)
122 キャッチタンク
202 引掛溝(係合部)
206 フック(被係合部)
209 開閉部材
210 シーリング・ポンプアップ装置
218 液剤容器
220 注入ユニット
318 液剤容器
320 突起(圧力開放手段)
322 溝(圧力開放手段)

Claims (7)

  1. シーリング剤を収容し、且つ前記シーリング剤の流出口がシール部材で塞がれた液剤容器と、
    前記液剤容器を着脱自在とするとともに、前記シール部材が破られることで前記流出口を介して前記液剤容器内と連通可能な給液室を有する注入ユニットと、
    空気入りタイヤに充填するための圧縮空気を生成し、前記圧縮空気を前記液剤容器内又は前記給液室に供給する圧縮空気供給手段と、
    前記給液室に流出した前記シーリング剤、及び前記圧縮空気を前記空気入りタイヤへ供給するための気液供給配管と、
    少なくとも前記液剤容器内と前記給液室とが連通した状態で、前記圧縮空気及び前記シーリング剤の通過経路内から圧力を開放可能な圧力開放手段と、
    を備えることを特徴とするシーリング・ポンプアップ装置。
  2. 前記圧力開放手段は、前記液剤容器又は前記注入ユニットに設けられ、前記圧縮空気及び前記シーリング剤の少なくとも前記圧縮空気を外部へ排出するための排出口と、
    前記排出口を開閉可能な開閉部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のシーリング・ポンプアップ装置。
  3. 前記排出口から排出される前記シーリング剤を収容するための収容体を備えることを特徴とする請求項2に記載のシーリング・ポンプアップ装置。
  4. 前記液剤容器を前記注入ユニットから離脱する前に、前記排出口が開放されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のシーリング・ポンプアップ装置。
  5. 前記液剤容器は係合部を有し、
    前記注入ユニットは前記排出口と、前記液剤容器の流出口側を挿入するための挿入部と、前記挿入部に設けられ前記係合部と係合可能な被係合部とを有し、
    前記開閉部材は前記注入ユニットに設けられるとともに第1の位置と第2の位置との間を摺動可能とされ、前記第1の位置では前記係合部と前記被係合部との係合状態を維持するとともに前記排出口を閉塞し、前記第2の位置では前記係合部と前記被係合部との係合状態を解除可能にするとともに前記排出口を開放することを特徴とする請求項4に記載のシーリング・ポンプアップ装置。
  6. 前記係合部は凸部及び凹部のどちらか一方とされ、
    前記被係合部は凸部及び凹部のどちらか他方とされ、
    前記開閉部材は、前記第1の位置において、前記注入ユニットの前記挿入部の変形を抑制することを特徴とする請求項5に記載のシーリング・ポンプアップ装置。
  7. 前記液剤容器は係合部を有し、
    前記注入ユニットは前記排出口と、前記液剤容器の流出口側を挿入するための挿入部とを有し、
    前記開閉部材は前記注入ユニットに回転可能に支持されるとともに前記係合部と係合可能な被係合部とを有し、前記第1の回転位置では、前記係合部と前記被係合部とが係合するとともに前記排出口を閉塞し、前記第2の回転位置では、前記係合部と前記被係合部との係合状態が解除されるとともに前記排出口を開放することを特徴とする請求項4に記載のシーリング・ポンプアップ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011046112A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Bridgestone Corp シーリング・ポンプアップ装置
KR20150003325A (ko) * 2012-04-16 2015-01-08 요코하마 고무 가부시키가이샤 펑크 수리 장치 및 그것을 이용한 펑크 수리 방법

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