JP2009066626A - ワーク搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プレス間におけるワークの搬送時間を短縮し生産効率を向上させることができるワーク搬送装置を提供する。
【解決手段】 ワークが載置されると搬送テーブル60Aはワーク搬送方向へ移動してプレス1Bへワークを搬送する一方、搬送テーブル60Bはプレス1Aから次に搬出されるワークを受け取りにワーク搬送方向上流側へ移動する。そして、搬送テーブル60Bにワークが載置されると、搬送テーブル60Bがワーク搬送方向へ移動してプレス1Bへワークを搬送する一方、搬送テーブル60Aはプレス1Aから次に搬出されてくるワークを受け取りにワーク搬送方向上流側へ移動する。プレス加工中、このような動作を繰り返し、プレス1A、1B間におけるワークの搬送を行う。往復動する搬送テーブル60A、60Bが相互に干渉しないように、搬送テーブル60A、60Bは上下方向に移動可能に構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、プレス(プレスマシン)間(所謂タンデム(直列)式のプレスのプレス間を含む)におけるワークの搬送装置に関する。
従来より、プレス(タンデム式のプレスのプレス)間におけるワークの搬送装置には、生産性の向上を図るために、ワークの姿勢を正しく維持しつつ高速で搬送することができることが求められている。
このため、従来においては、この種の搬送装置として種々のものが提案されている。
例えば、加工工程上流側のプレスから搬出されるワークを、例えば所定速度で回転するベルトコンベア上に蓄積しながら加工工程下流側のプレスへ順次搬送するアキューム式コンベアをプレス間に配設したものが知られている(例えば、特許文献1等を参照)。
また、ワーク搬送方向において往復移動されるフィードバー等にワークを把持するフィンガ(或いは前記ワークを吸着により支持する吸着手段)をワーク搬送方向に複数取り付け、加工工程上流側のプレスから搬出されるワークを一つずつ順繰りに下流側のフィンガ(或いは吸着手段)へ受け渡して行くことで、加工工程下流側のプレスへ順次搬送するようにしたワーク搬送装置をプレス間に配設したものが知られている。
更に、特許文献2には、加工工程上流側のプレスから搬出されたワークが載置されるテーブルをワーク搬送方向において往復動可能に構成し、テーブルを移動させてワークを加工工程下流側のプレスへ搬送した後、テーブルを加工工程上流側のプレスへ戻し、再びワークを載置して当該ワークを加工工程下流側のプレスへ搬送するといった動作を繰り返すワーク受け装置が記載されている。
特開2000−271796号公報 特開2004−223606号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているようなアキューム式コンベアにおいては、ベルトコンベア上に半加工ワークを一つずつ順次載置して蓄積しながら下流方向へ搬送するため、ワークの姿勢が崩れ易いといった惧れがあると同時に、高速で搬送を行おうとするとワークの受け渡しが困難になるといった惧れがある。
また、フィードバー等に取り付けられたフィンガ間や吸着手段間でワークを順次受け渡して行く方式のワーク搬送装置では、半加工ワークは形状が様々であり、これを正確に把持或いは吸着するにはその種々の形状に対応した複数種のフィンガ或いは吸着手段が必要になるため汎用性が低く高コスト化する惧れがあると共に、搬送速度を高速化するに連れて各フィンガ(或いは各吸着手段)間でのワークの受け渡しの際にミスグリップが生じ易くなるといった惧れがある。
そして、特許文献2に記載のようなワーク受け装置においては、ワークが載置されるテーブルを往復動させる構成であるため、搬送速度の高速化には十分に対応できない惧れがある。
本発明は、かかる実情に鑑みなされたもので、簡単かつ安価な構成でありながら、プレス間におけるワークの搬送時間を短縮し、以って生産効率を向上させることができるワーク搬送装置を提供することを目的とする。
このため、本発明に係るワーク搬送装置は、
プレス間に配設され、ワーク搬送方向上流側プレスから搬出されるワークをワーク搬送方向下流側プレスに搬入するためのワーク搬送装置であって、
ワーク搬送方向上流側プレスから搬出されるワークを受けた後、ワーク搬送方向下流側プレスまで移動して当該ワークをワーク搬送方向下流側プレスに渡し、再びワーク搬送方向上流側プレスへ戻るワーク搬送動作を相互に独立して繰り返し可能な往復移動搬送装置を複数備えたことを特徴とする。
本発明においては、ワーク搬送方向上流側プレスへ戻る往復移動搬送装置が、他の往復移動搬送装置との干渉を回避するように移動されることを特徴とすることができる。
本発明においては、前記往復移動搬送装置が、ワーク搬送方向に略平行な方向に対して複数の移動機構を備えて構成されることを特徴とすることができる。
本発明においては、前記往復移動搬送装置のワークを支持する支持部材が、当該支持部材により支持されるワークの被支持部形状に応じて移動可能に構成されることを特徴とすることができる。
更に、本発明に係るワーク搬送装置は、
プレス間に配設され、ワーク搬送方向上流側プレスから搬出されるワークをワーク搬送方向下流側プレスに搬入するためのワーク搬送装置であって、
ワーク搬送方向上流側プレス側の把持搬出機構を介して把持されて搬出されるワークを把持して本装置内に搬入し、ワーク搬送方向下流側プレスへ向けて本装置内においてワークを搬送した後、ワークを把持してワーク搬送方向下流側プレス側の把持搬入機構へ搬出する把持搬送装置を備えたものにおいて、
前記把持搬出機構によるワークの把持の方向と、前記把持搬送装置によるワークの把持の方向と、が異なると共に、前記把持搬入機構によるワークの把持の方向と、前記把持搬送装置によるワークの把持の方向と、が異なることを特徴とすることができる。
本発明によれば、簡単かつ安価な構成でありながら、プレス間におけるワークの搬送時間を短縮し、以って生産効率を向上させることができるワーク搬送装置を提供することができる。
以下に、本発明に係るプレス間のワーク搬送装置の一例を示す実施例について、添付の図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施例により、本発明が限定されるものではない。
本発明の実施例1に係るワーク搬送装置10は、図1に示すように、2台のプレス1A、1Bの間に配設される。
図1において、プレス1Aの左側からワーク(図示せず)がプレス1Aに搬入されると、プレス1Aではスライド2Aを上下動させて、所定のプレス処理をワークに施す。この所定のプレス処理を施され所定に成形されたワーク(完成品或いは半加工品)は、例えば、フィードバー3Aに取り付けられたフィンガ4A1(図7等参照)(或いは吸着手段など)を介して、プレス1Aからワーク搬送装置10へ搬出される。
ワーク搬送装置10は、図2に示すように、本発明に係る往復移動搬送装置に相当する複数(図2では2台)のワーク搬送ユニット20A、20Bを含んで構成されている。これら2つのワーク搬送ユニット20A、20Bには、搬送テーブル60A、60Bがそれぞれ備えられており、例えば、搬送テーブル60Aにプレス1Aから搬出されるワークが載置される場合は、当該搬送テーブル60Aがワーク搬送方向下流側へ移動してプレス1Bへワークを搬送して、プレス1Bに備えられるフィードバー3Bに取り付けられたフィンガ4B1(図示せず)(或いは吸着手段など)を介してワークの受け渡しを行なう一方、搬送テーブル60Bはプレス1Aから次に搬出されてくるワークの受け取りに備えてワーク搬送方向上流側へ移動するようになっている。
そして、搬送テーブル60Bにプレス1Aから搬出されるワークが載置されると、今度は、搬送テーブル60Bがワーク搬送方向下流側へ移動してプレス1Bへワークを搬送して受け渡しを行なう一方、搬送テーブル60Aはプレス1Aから次に搬出されてくるワークの受け取りに備えてワーク搬送方向上流側へ移動する。プレス加工中、このような動作を繰り返すことで、プレス1A、1B間におけるワークの搬送が行われることになる。図2において、符号5A、5Bは、フィードバー3A、3Bのワークのクランプ(把持)・アンクランプ(解放)の動作を実行するためにサーボモータ等を含んで構成されるフィードバークランプユニットであり、符号6A、6Bは、ワークを搬送するためにフィードバー3A、3Bをワーク搬送方向に対して往復移動させるべくサーボモータ等を含んで構成されるフィードユニット6A、6Bである(フィードバーの動作については図7等参照)。
なお、ワーク搬送ユニット20A、20Bは、ワークの搬送方向から見た図3に示すように、図2中左右方向に往復動する搬送テーブル60A、60Bが相互に干渉しないように、搬送テーブル60A、60Bを上下方向に移動可能に構成されている。
ここで、ワーク搬送ユニット20A、20Bの構成について詳細に説明する。
ワーク搬送ユニット20Aにおいては、ベース7等に取り付けられワーク搬送方向(図3に略直交する方向)に延伸される移動案内レール21A上に、リニアガイド21B等を介して、移動ベース22が移動自在に取り付けられている。この移動ベース22の下部にはワーク搬送方向に延伸されるラック23が取り付けられ、当該ラック23にはピニオンギヤ24が噛合されている。ピニオンギヤ24はベース7等に取り付けられたサーボモータ等の電動モータ25により回転駆動され、これによりラック23延いては当該ラック23に取り付けられた移動ベース22が、ベース7延いてはプレス1A、1Bに対してワーク搬送方向に往復移動可能に構成されている。
前記移動ベース22には、図3中上下方向(垂直方向)に延在されるリニアガイドレール31が取り付けられている。そして、当該リニアガイドレール31には、リニアガイド32等を介して昇降フレーム30が図3中上下方向に移動自在に取り付けられている。また、昇降フレーム30には、図3中上下方向に延在するラック33が取り付けられており、当該ラック33にはピニオンギヤ34が噛合されている。ピニオンギヤ34は移動ベース22に一体的に取り付けられたサーボモータ等の電動モータ35により回転駆動され、これによりラック33延いては当該ラック33に取り付けられた昇降フレーム30が、前記移動ベース22に対して図3中上下方向に往復移動可能に構成されている。
更に、前記昇降フレーム30には、ワーク搬送方向に延在されるリニアガイドレール36Aが取り付けられている。そして、当該リニアガイドレール36Aには、リニアガイド36B等を介して移動フレーム40がワーク搬送方向に移動自在に取り付けられている。
また、移動フレーム40には、ワーク搬送方向に延在するラック41が取り付けられており、当該ラック41にはピニオンギヤ42が噛合されている。ピニオンギヤ42は前記昇降フレーム30にカップリング43等を介して一体的に取り付けられたサーボモータ等の電動モータ44により回転駆動され、これによりラック41延いては当該ラック41に取り付けられた移動フレーム40が、前記昇降フレーム30延いては前記移動ベース22に対してワーク搬送方向に往復移動可能に構成されている。
そして、前記移動フレーム40には、ワーク搬送方向に延在される無端のタイミングベルト50が例えば長円状に巻回されこれを摺動自在に支持する摺動支持装置51が取り付けられている。前記タイミングベルト50の所定箇所には、ベルトクランプ52等を介して搬送テーブル60Aが取り付けられている。また、前記所定の箇所の対となる位置にベルトクランプ53等を介して前記昇降フレーム30から伸びるブラケット54が取り付けられている。従って、前述したように、電動モータ44によりピニオンギヤ42が回転駆動され、ラック41延いては当該ラック41に取り付けられた移動フレーム40が、前記昇降フレーム30に対してワーク搬送方向に移動されると、前記移動フレーム40に取り付けられている前記摺動支持装置51も連動してワーク搬送方向に移動することになる。
このとき、当該摺動支持装置51に巻回されているタイミングベルト50に一体的に取り付けられているベルトクランプ53が前記ブラケット54を介して前記昇降フレーム30に対して固定されているため、前記移動フレーム40が前記昇降フレーム30に対してワーク搬送方向に移動されると、前記摺動支持装置51は巻回されているタイミングベルト50内を摺動して前記ベルトクランプ53に対して相対移動する。
従って、図4(a)〜(c)に示すように、前記タイミングベルト50に固定されたベルトクランプ52及び前記搬送テーブル60A(60B)の前記ブラケット54延いては前記昇降フレーム30に対するワーク搬送方向における相対的な位置が変化することになる。
本実施例では、これを利用して、電動モータ44によりピニオンギヤ42が回転駆動され、ラック41延いては当該ラック41に取り付けられた移動フレーム40が、前記昇降フレーム30延いては前記移動ベース22に対してワーク搬送方向に往復移動される際に、これと連動させて、前記移動フレーム40の移動方向と同一方向に前記搬送テーブル60A(60B)を当該移動フレーム40に対して往復移動させることができるように構成されている。
つまり、本実施例では、搬送テーブル60A、60Bを、ワーク搬送方向と略平行な方向における往復動に対しては、3つの移動機構(電動モータ25を駆動源とするラック23とピニオンギヤ24による移動機構、電動モータ44を駆動源とするラック41とピニオンギヤ42による移動機構、タイミングベルト50と摺動支持装置51とによる移動機構)を介して往復移動させ、図3中上下方向に対しては昇降フレーム30を上下動させることができるようになっている。
なお、ワーク搬送ユニット20Bは、上述したワーク搬送ユニット20Aと同様の構成であり、ワーク搬送中心に対して線対称に配設されるものであるため、同様の要素については、特に符号を与えたものを除き、同一の符号を付して詳細な説明は省略することとする。
かかる構成を備えたワーク搬送ユニット20A、20Bは、図5のタイミングチャートに示すように、図示しない制御装置からの制御指令に従ってその動作が制御される。
すなわち、図5の(a)は、プレス1Aから搬送テーブル60A(No.1 TABLE)にワークの受け取り位置(X位置)においてワークが搬入され、搬送テーブル60B(No.2 TABLE)からワークの渡し位置(Y位置)においてプレス1Bへワークが搬出される状態を示している。
次のステップでは、図5の(b)に示すように、ワークが載置された搬送テーブル60A(No.1 TABLE)は、図5の(b)中の白抜きの矢印に沿って移動してプレス1Bへ向けてワークを搬送する。当該ワーク延いては搬送テーブル60A(No.1 TABLE)の搬送(ワーク搬送方向への搬送)は、ワーク搬送ユニット20Aに配設されている前記電動モータ25を回転駆動して移動ベース22をワーク搬送方向に移動させる移動機構と、前記電動モータ44を回転駆動して移動フレーム40を前記移動ベース22に対してワーク搬送方向に移動させる移動機構と、前記電動モータ44を回転駆動してタイミングベルト50と摺動支持装置51との相対位置関係を変更することにより搬送テーブル60Aを前記移動ベース22に対してワーク搬送方向に移動させる移動機構と、を利用して行なわれる。なお、本実施例では、3つの移動機構を利用してワーク搬送方向に略平行な方向における往復移動を行なうため、高速でワークを搬送及びリターンすることができるのは勿論、電動モータを駆動源とすることと相俟ってワーク搬送中或いはリターン動作中に加速度を所望に変化させることなども容易に達成可能である。
この一方、ワークを搬出して空となった搬送テーブル60B(No.2 TABLE)は、図5の(b)中のハッチングされた矢印に沿って移動しプレス1Aへ向けて移動する。このとき、図5の(b)中のハッチングされた矢印に沿って移動する搬送テーブル60B(No.2 TABLE)は、接近して来る搬送テーブル60A(No.1 TABLE)との干渉を避けるために、電動モータ35が駆動され前記昇降フレーム30を下方へ移動させることで搬送テーブル60A(No.1 TABLE)の下方を通過するようにして、プレス1Aに向けて移動されることになる。
このようにして移動された搬送テーブル60A(No.1 TABLE)は、図5の(c)に示すように、プレス1Bへのワークの渡し位置(Y位置)へ到達し、搬送テーブル60B(No.2 TABLE)はプレス1Aからのワークの受け取り位置(X位置)へ到達して、次動作に備える。
次の図5の(d)は、プレス1Aから搬送テーブル60B(No.2 TABLE)にワークが搬入され、搬送テーブル60A(No.1 TABLE)からプレス1Bへワークが搬出される状態を示している。
次のステップでは、図5の(e)に示すように、ワークが載置された搬送テーブル60B(No.2 TABLE)は、図5の(e)中の白抜きの矢印に沿って移動してプレス1Bへ向けてワークを搬送する。この一方、ワークを搬出して空となった搬送テーブル60A(No.1 TABLE)は、図5の(e)中のハッチングされた矢印に沿って移動しプレス1Aへ向けて移動する。このとき、図5の(e)中のハッチングされた矢印に沿って移動する搬送テーブル60A(No.1 TABLE)は、接近して来る搬送テーブル60B(No.2 TABLE)との干渉を避けるために、電動モータ35が駆動され前記昇降フレーム30を下方へ移動させることで搬送テーブル60B(No.2 TABLE)の下方を通過するようにして、プレス1Bに向けて移動されることになる。
このようにして移動された搬送テーブル60B(No.2 TABLE)は、図5の(f)に示すように、プレス1Bへのワークの渡し位置(Y位置)へ到達し、搬送テーブル60A(No.1 TABLE)はプレス1Aからのワークの受け取り位置(X位置)へ到達して、次動作に備える。
以上のような図5の(a)から(f)に示すタイミングチャートにより1サイクル動作が終了され、プレス加工中、当該動作が繰り返されることになる。
ここで、より詳細な動作を図6、図7に基づいて説明する。
図6の(a)は、No.1プレス(プレス1A)におけるトランスファーFEED(フィードバー3Aの往動「ADVANCE」と復動「RETURN」)の時間に対する変化の様子を示している。
図6の(b)は、No.1プレス(プレス1A)におけるトランスファーLIFT(フィードバー3Aの上昇「LIFT」と下降「DOWN」)の時間に対する変化の様子を示している。
図6の(c)は、No.1プレス(プレス1A)におけるトランスファーCLAMP(フィードバー3Aを介したワークのクランプ「CLAMP」とアンクランプ「UNCLAMP」)の時間に対する変化の様子を示している。
ここで、フィードバー3Aのフィードバー3Aの往動「ADVANCE」と復動「RETURN」)、フィードバー3Aの上昇「LIFT」と下降「DOWN」、フィードバー3Aを介したワークWのクランプ「CLAMP」とアンクランプ「UNCLAMP」については、図7に模式的に記載されている。
図7は、ちょうど、フィードバー3Aに取り付けられたフィンガ4A1、4A2、・・・4AN(Nは整数)によりワークW1、W2、・・・WN(Nは整数)をクランプした状態でアドバンスして、X位置に移動され待機している搬送テーブル60Aの上にワークW1を持ち来たしてダウンした状態を模式的に示している。この後、フィードバー3Aに取り付けられたフィンガ4A1、4A2、・・・4ANがアンクランプされ、ワーク搬送方向上流側へリターンされる。その後、フィードバー3Aに取り付けられたフィンガ4A1、4A2、・・・4ANにより、ワークW2、W3、・・・WNをクランプしてアドバンスして、次回のワーク搬送に備えてX位置に待機している搬送テーブル60Bの上にワークW2を持ち来たすことになる。
再び図6の説明に戻り、図6の(d)は、No.1テーブル(搬送テーブル60A)のFEED(搬送移動)の時間に対する変化の様子を示している。図6の(e)は、No.1テーブル(搬送テーブル60A)のLIFT(昇降フレーム30を介した上下動)の時間に対する変化の様子を示している。
また、図6の(i)は、No.2テーブル(搬送テーブル60B)のFEED(搬送移動)の時間に対する変化の様子を示している。図6の(j)は、No.2テーブル(搬送テーブル60B)のLIFT(昇降フレーム30を介した上下動)の時間に対する変化の様子を示している。
すなわち、図6の(c)に示したように、フィードバー3Aに取り付けられたフィンガ4A1が、搬送テーブル60Aの上のワークW1を持ち来たしてダウンした後、アンクランプされると(図6の0s(秒)の位置)、図6の(d)に示したように、No.1テーブル(搬送テーブル60A)はNo.2プレス(プレス1B)のワーク渡し位置であるY位置へ向けて移動(ADVANCE)を開始する。この移動(ADVANCE)の際には、図6の(e)に示したように、No.1テーブル(搬送テーブル60A)は上方にリフトされた状態となっている。
この一方、図6の(g)に示すように、No.2プレス(プレス1B)のワーク渡し位置であるY位置において、No.2プレス(プレス1B)のフィードバー3Bに取り付けられたフィンガ4A1と同様のフィンガ4B1(図示せず)が、搬送テーブル60Bの上のワークをクランプしてリフトが完了したときに、図6の(i)に示すように、No.2テーブル(搬送テーブル60B)はNo.1プレス(プレス1A)のワーク受け取り位置であるX位置へ向けて移動(RETURN)を開始する。
この移動(RETURN)の際には、図6の(j)に示したように、No.2テーブル(搬送テーブル60B)は、この移動(RETURN)開始後B秒(sec)経つと下方にC秒かけてダウン(DOWN)され、そのダウン状態をD秒間維持してからE秒かけて再びリフト(LIFT)され、リフト完了からF秒後にNo.1プレス(プレス1A)のワーク受け取り位置であるX位置へ到達するように制御され、以降同様の制御がなされるようになっている。なお、上述した時間については一例であり、これに限定されるものでない。
このように制御することで、2つの搬送テーブル60A(No.1 TABLE)と搬送テーブル60B(No.2 TABLE)をX位置とY位置との間でそれぞれ往復運動させても、これらが相互に干渉するような事態を回避することができ、以ってプレス1Aとプレス1Bとの間におけるワークの搬送速度を向上させることができ、延いてはプレスの生産効率を向上させることができる。
ところで、図6の(f)は、No.2プレス(プレス1B)におけるトランスファーFEED(ワークの搬送:フィードバー3Bの往動「ADVANCE」と復動「RETURN」)の時間に対する変化の様子を示しており、図6の(g)は、No.2プレス(プレス1B)におけるトランスファーLIFT(フィードバー3Bの上昇「LIFT」と下降「DOWN」)の時間に対する変化の様子を示しており、図6の(h)は、No.2プレス(プレス1B)におけるトランスファーCLAMP(フィードバー3Bを介したワークのクランプ(把持)「CLAMP」とアンクランプ(解放)「UNCLAMP」)の時間に対する変化の様子を示している。
ここにおいて、本実施例に係る搬送テーブル60A、60Bの構成例を、図8に基づいて説明する。なお、搬送テーブル60A、60Bは同様の構成であるため、搬送テーブル60Aを代表的に説明する。
本実施例では、図7において既に説明したように、フィードバー3Aに取り付けられたフィンガ4A1によりクランプされると共にフィードバー3Aがリフトされた状態でアドバンスされて来るワークW1を、X位置においてフィードバー3Aをダウンさせてフィンガ4A1によるクランプをアンクランプすることで、搬送テーブル60AにワークW1を受け取らせることになるが、このときワークW1は、図8に示すように、ワーク支持台63の上に載置される。
なお、搬送テーブル60Aは、図8に示したように、移動フレーム40にワーク搬送方向(図8平面と略直交する方向)に延伸して取り付けられるガイドレール62Aと、当該ガイドレール62Aに摺動自在に支持されると共に搬送テーブル支持フレーム61に取り付けられるリニアガイド62Bと、からなるリニアガイド装置62を介して、移動フレーム40に対してワーク搬送方向に移動自在に支持されている。当該搬送テーブル60Aのワーク搬送方向への移動は、図4等を用いて既に説明したように、電動モータ44を回転駆動してタイミングベルト50と摺動支持装置51との相対位置関係を変更することによりなされる。
搬送テーブル60Aの搬送テーブル支持フレーム61には、電動モータ64や後述するワークガイド支持ピン駆動機構65等が配設されていると共に、ワークW1を載置するワーク支持台63が支持されている。
ワーク支持台63には、図8、図9に示すように、完成品或いは半加工品であるワークW1の姿勢を良好に維持するためのワークガイド支持ピン66が、複数(図8、図9では4つ)立設されている。なお、ワークガイド支持ピン66が、本発明に係る支持部材に相当する。ここで、前記ワークガイド支持ピン駆動機構65は、後述する被駆動ギヤ65A、回転軸65B、台形ネジ65B1、65B2、移動要素65C1、65C2、支持バー65D1、65D2、支持部65E1、65E2などにより構成されている。
前記ワークガイド支持ピン66は、図8、図9に示すように、ワーク支持台63に設けられるガイド溝63Aに移動自在に挿通されており、その基端部は支持部65E1、65E2に取り付けられている。支持部65E1、65E2は、棒状の支持バー65D1、65D2に沿って摺動自在に当該支持バー65D1、65D2に取り付けられる一方、前記支持バー65D1、65D2の一端部が移動要素65C1、65C2に取り付けられている。
この移動要素65C1、65C2は、台形ネジ65B1、65B2等が形成された回転軸65Bに螺合されており、当該回転軸65Bの回転動作に伴って、図9の左右方向に移動される構成となっている。なお、前記移動要素65C1、65C2が螺合する台形ネジ65B1、65B2は、相互に逆ネジに形成されているため、移動要素65C1が図9の右方向(左方向)に移動する際には、移動要素65C2は図9の左方向(右方向)に移動されようになっている。
この移動要素65C1、65C2は、台形ネジ65B1、65B2等が形成された回転軸65Bに螺合されており、当該回転軸65Bの回転動作に伴って、ワークガイド支持ピン駆動機構65の一部を構成する
ここで、前記回転軸65Bは、その端部に取り付けられた被駆動ギヤ65Aと噛合する駆動ギヤ64Aに回転連結される電動モータ64により回転駆動されるよう構成されている。
従って、電動モータ64が駆動されて所定量(所定角度)回転軸65Bが回転されると、これに応じて前記移動要素65C1、65C2が相互に接近或いは離間する方向に移動され、当該移動要素65C1、65C2に連結されているワークガイド支持ピン66がガイド溝63A1、63A2に沿って相互に接近或いは離間する方向に移動され、延いてはワークガイド支持ピン66の配置が、当該ワークガイド支持ピン66により支持するワークW1の被支持部形状(例えば、図8、図9では、円盤状のワーク1の内径部を被支持部としているが、これに限定されるものではなく、ワーク1の形状に応じて外形部、その他の部位を支持される構成とすることができる)に適合されることになる。
これにより、ワークW1はワークガイド支持ピン66により良好に支持され、搬送中のワークW1の姿勢が良好に維持されると共に、種々の形状を有する完成品或いは半加工品であるワークW1の様々な被支持部形状に対応して容易かつ迅速にワークガイド支持ピン66を整列させてワークを支持することができるため、複数の治具等を用意しておく必要がないと共に、段取り時間等の削減にも寄与することができる。なお、電動モータ65を備えず、作業者が手作業によりワークガイド支持ピン66を整列させるようにしても良いものである。
以上説明したように、本実施例によれば、2つのワーク搬送ユニット20A、20Bを、これらが相互に干渉することがないように、プレス1Aとプレス1Bとの間で往復運動させることができるため、特許文献1〜3に記載されているような従来のワーク搬送装置に比べ、プレス1Aとプレス1Bとの間におけるワークの搬送速度を向上させることができ、以ってプレスの生産速度(SPM)(Stroke per minute:スライドのストローク数/分)の高速化に追従することができ、延いては生産効率を向上させることができる。
なお、本実施例では、2つのワーク搬送ユニット20A、20Bを備えた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3以上の複数のワーク搬送ユニットを備えた場合にも適用できるものである、
また、本実施例では、プレス1Aとプレス1B間におけるワークの搬送時のワークの姿勢の乱れを考慮して、プレス1Bからプレス1Aへリターンする側の(復路を移動中の)ワーク搬送ユニット20A(或いは20B)を例えば上下動させて相互干渉を回避する構成としたが、これに限定されるものではなく、プレス1Aからプレス1Bへワークを搬送中の(往路を移動中の)ワーク搬送ユニット20A(或いは20B)を例えば上下動させて相互干渉を回避する構成や、往路及び復路を移動しているワーク搬送ユニット20A、20Bの双方を例えば上下動させて相互干渉を回避する構成とすることができる。
更に、本実施例では、ワーク搬送ユニット20A、20Bを上下方向に移動させて相互干渉を回避するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、左右方向、斜め方向などに移動させることで、相互干渉を回避することも可能である。
また、本実施例では、搬送テーブル60A,60Bを3つの移動機構(3段の移動機構)を利用してワーク搬送方向に略平行な方向に往復移動させる構成例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つ(1段)以上の移動機構を備えて構成することが可能である。また、上下方向の移動に関して、本実施例では、昇降フレーム30を上下動させる単一の移動機構を採用して例示したが、これに限定されるものではなく、上下方向への移動機構を複数段備えることもできるものである。
本発明の実施例2に係るワーク搬送装置100は、図10に示すように、2台のプレス1A、1Bの間に配設される。なお、実施例1と同様の要素には同一の符号を付し、ここでの詳細な説明は省略する。
上述した実施例1は、プレス(或いは所謂タンデム式のプレス)間のワークの搬送速度を高速化することでワーク搬送時間を短縮し、以って生産効率を向上させるようにした一例について説明したが、本実施例は、プレス間に配設されるワーク搬送装置とプレスとの間におけるワークの受け取り(或いは渡し)のための待ち時間を短縮化してワーク搬送時間を短縮し、以って生産効率を向上させるようにした一例について説明する。
図10に示したように、本実施例では、実施例1の場合と同様に、プレス1Aの左側からワーク(図示せず)がプレス1Aに搬入されると、プレス1Aではスライド2Aを上下動させて、所定のプレス処理をワークに施す。この所定のプレス処理を施され所定に成形されたワーク(完成品或いは半加工品)は、例えば、フィードバー3Aに取り付けられたフィンガ4A1(図7、図11等参照)(或いは吸着手段など)を介して、プレス1Aからワーク搬送装置100へ搬出される。
ワーク搬送装置100は、図11に示すように、複数のワークWを所定間隔でワーク搬送方向に並べて載置するワーク支持台101を備えて構成される。また、ワーク搬送装置100には、前記ワーク支持台101上の各ワークWをそれぞれクランプした状態でワーク搬送方向下流側へ向けて前記所定間隔分だけワークWを搬送(アドバンス)してアンクランプ(解放)することで、順次ワークWを搬送するフィード機構102が備えられている。なお、図11の(a)は、ワークW0のX位置への搬送前において各ワークW、W0を各フィンガ4A、102Bにより把持している状態を示している。図11の(b)は、ワークW0のX位置への搬送後においてワークW、W0を各フィンガ4A、102Bにより把持している状態を示している。
ここにおいて、本実施例で係るワーク搬送装置100のフィード機構102は、プレス1AからのワークWの受け取り(或いはプレス1BへのワークWの渡し)の際に、プレス1Aのフィードバー3A及びこれに取り付けられたフィンガ4A1(或いはフィードバー3B及びこれに取り付けられたフィンガ)等と干渉しないように、プレス1AからのワークWの受け取り位置(X位置)或いはプレス1BへのワークWの渡し位置(Y位置)において、フィードバー3A及びこれに取り付けられたフィンガ4A1等とは異なる方向からワークWを把持するように構成される。
その一例として、本実施例に係るフィード機構102は、図11に示したように、ワークWの上方をワーク搬送方向に延伸して配設されるフィード部材102Aと、フィード部材102Aから下方に向けて延在して配設され当該フィード部材102Aに対して相対移動しワークWをワーク搬送方向上下流側から把持するように構成されるフィンガ102Bと、を備えて構成される。
なお、フィード部材102Aは、図示しないサーボモータ等を駆動源とする往復移動機構(図示せず)により駆動され、ワーク搬送方向において往動(アドバンス)及び復動(リターン)可能に構成されると共に、図示しないサーボモータ等を駆動源とする上下動機構(図示せず)により駆動され、図11に示す上方向へ移動(リフト)及び下方向へ移動(ダウン)可能に構成されている。また、フィンガ102Bのクランプ・アンクランプ動作も同様に、図示しないサーボモータ等を駆動源とするフィード部材102Aに対する相対移動機構によりなされるようになっている。フィード部材102Aはリフトした状態でリターンするので、リターンする際にフィード部材102Aに取り付けられたフィンガ102Bと前記ワーク支持台101上に載置された各ワークWとの干渉は起きない。
このように、本実施例では、プレス1AからのワークWの受け取り位置(X位置)において、プレス1Aのフィードバー3A及びこれに取り付けられたフィンガ4A1等とは異なる方向からワークWを把持するように構成したので、X位置において、フィードバー3A及びこれに取り付けられたフィンガ4A1等がリターンしてワーク搬送方向上流側へ退避してからX位置に置かれたワークWへ接近する必要がなく、フィードバー3A及びこれに取り付けられたフィンガ4A1等がX位置にあるときでもX位置に置かれたワークWに接近しておくことが可能である。
このため、フィードバー3A及びこれに取り付けられたフィンガ4A1等がX位置においてワークWをアンクランプ(解放)した直後から、フィンガ102BによりワークWをクランプして前記フィード部材102Aをワーク搬送方向にアドバンスしてワークを搬送することができるため、ワークWの受け取りのための待ち時間を短縮することができ、以ってワーク搬送時間の短縮化延いては生産効率を向上させることができる。
同様に、本実施例では、プレス1BへのワークWの渡し位置(Y位置)において、プレス1Bのフィードバー3B及びこれに取り付けられたフィンガ等とは異なる方向からワークWを把持するように構成したので、プレス1Bのフィードバー3B及びこれに取り付けられたフィンガ等は、フィード機構102のフィード部材102Aやフィンガ102BなどがアドバンスしてワークWをY位置に置いた後ワーク搬送方向上流側(リターン方向)へ退避してからY位置に置かれたワークWへ接近する必要がなく、フィード機構102のフィード部材102Aやフィンガ102BなどがY位置にあるときでもY位置に置かれたワークWに接近しておくことが可能である。
なお、本発明に係る把持搬出機構は、プレス1A側のフィードバー3A、フィンガ4Aを含んで構成されるワーク搬出機構に相当し、本発明に係る把持搬入機構は、プレス1B側のフィードバー3B及びこれに取り付けられたフィンガ等を含んで構成されるワーク把持機構に相当する。
このため、フィード部材102Aやフィンガ102BなどがY位置においてワークWをアンクランプ(解放)した直後から、プレス1Bのフィードバー3B及びこれに取り付けられたフィンガ等によりワークWをクランプして前記フィードバー3Bをワーク搬送方向にアドバンスしてワークWをプレス1B内に搬送することができるため、ワークWのプレス1Bへの受け渡しのための待ち時間を短縮することができ、以ってワーク搬送時間の短縮化延いては生産効率を向上させることができる。
また、受け渡しのための待ち時間を短縮できるため、例えば、その短縮された時間分を、プレスとワーク搬送装置100間におけるワークの受け渡しの際におけるクランプ動作の時間的余裕分として与えることができるため、ワーク搬送速度を高速化しても、従来に比べて、ミスグリップの発生を抑制することができる。
ところで、本実施例では、ワーク搬送装置100のフィード機構102は、複数のワークWを所定間隔でワーク支持台101上に載置してワーク搬送方向にこれらを同時に搬送するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1のワークWをワーク支持台101に載置して搬送するような場合にも本発明は適用可能である。
また、本実施例では、ワーク搬送装置100のフィード機構102は、プレス1Aのフィードバー3A及びこれに取り付けられたフィンガ4A1(或いはプレス1Bのフィードバー3B及びこれに取り付けられたフィンガ)と略直交する方向からワークWを把持する場合を一例として説明したが、これに限定されるものではなく、プレス1AからのワークWの受け取り(或いはプレス1BへのワークWの渡し)の際に、プレス1Aのフィードバー3A及びこれに取り付けられたフィンガ4A1(或いはプレス1Bのフィードバー3B及びこれに取り付けられたフィンガ)等と干渉しない角度であれば、他の角度とすることができるものである。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは可能である。
本発明に係る実施例1のプレス間ワーク搬送装置の全体構成を概略的に示す正面図(ワーク搬送方向に直交する方向から見た図)である。 同上実施例のプレス間搬送装置のワーク搬送ユニットの構成例を説明するための正面図(ワーク搬送方向に直交する方向から見た図)である。 図2のワーク搬送ユニットの構成例を説明するための側面図(ワーク搬送方向下流側から見た図)である。 同上実施例のワーク搬送ユニットに用いられるタイミングベルト及び摺動支持装置を介したワーク搬送方向に対する搬送テーブルの移動機構を模式的に説明する図である。 同上実施例に係る搬送テーブルの搬送の様子を説明するタイミングチャートである。 同上実施例に係るワーク搬送方向上流側プレス(No.1 プレス)におけるワークの搬送の様子と、搬送テーブルの搬送の様子と、ワーク搬送方向下流側プレス(No.2 プレス)におけるワークの搬送の様子と、を説明するタイミングチャートである。 同上実施例に係るフィードバー及びフィンガの動作の様子を説明する模式図である。 同上実施例に係る搬送テーブルの構成例を説明するための側面図(ワーク搬送方向から見た図)である。 同上実施例に係る搬送テーブルの構成例を説明するための上面図である。 本発明に係る実施例2のプレス間ワーク搬送装置の全体構成を概略的に示す正面図(ワーク搬送方向に直交する方向から見た図)である。 同上実施例に係るプレス及びワーク搬送装置におけるワークの搬送の様子を説明するための模式図である。
符号の説明
1A ワーク搬送方向上流側プレス
1B ワーク搬送方向下流側プレス
3A フィードバー
4A フィンガ
10 ワーク搬送装置
20A、20B ワーク搬送ユニット
22 移動ベース(ワーク搬送方向への移動用)
30 昇降フレーム(上下方向への移動用)
40 移動フレーム(ワーク搬送方向への移動用)
50 タイミングベルト(ワーク搬送方向への移動用)
51 摺動支持装置(ワーク搬送方向への移動用)
60A、60B 搬送テーブル
65 ワークガイド支持ピン駆動機構
66 ワークガイド支持ピン(本発明に係る支持部材に相当)
100 ワーク搬送装置
101 ワーク支持台
102 フィード機構
102A フィード部材
102B フィンガ

Claims (5)

  1. プレス間に配設され、ワーク搬送方向上流側プレスから搬出されるワークをワーク搬送方向下流側プレスに搬入するためのワーク搬送装置であって、
    ワーク搬送方向上流側プレスから搬出されるワークを受けた後、ワーク搬送方向下流側プレスまで移動して当該ワークをワーク搬送方向下流側プレスに渡し、再びワーク搬送方向上流側プレスへ戻るワーク搬送動作を相互に独立して繰り返し可能な往復移動搬送装置を複数備えたことを特徴とするワーク搬送装置。
  2. ワーク搬送方向上流側プレスへ戻る往復移動搬送装置が、他の往復移動搬送装置との干渉を回避するように移動されることを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送装置。
  3. 前記往復移動搬送装置が、ワーク搬送方向に略平行な方向に対して複数の移動機構を備えて構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のワーク搬送装置。
  4. 前記往復移動搬送装置のワークを支持する支持部材が、当該支持部材により支持されるワークの被支持部形状に応じて移動可能に構成されることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載のワーク搬送装置。
  5. プレス間に配設され、ワーク搬送方向上流側プレスから搬出されるワークをワーク搬送方向下流側プレスに搬入するためのワーク搬送装置であって、
    ワーク搬送方向上流側プレス側の把持搬出機構を介して把持されて搬出されるワークを把持して本装置内に搬入し、ワーク搬送方向下流側プレスへ向けて本装置内においてワークを搬送した後、ワークを把持してワーク搬送方向下流側プレス側の把持搬入機構へ搬出する把持搬送装置を備えたものにおいて、
    前記把持搬出機構によるワークの把持の方向と、前記把持搬送装置によるワークの把持の方向と、が異なると共に、前記把持搬入機構によるワークの把持の方向と、前記把持搬送装置によるワークの把持の方向と、が異なることを特徴とするワーク搬送装置。
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