JP2009065777A - 圧電素子を用いた駆動装置及びその駆動方法 - Google Patents

圧電素子を用いた駆動装置及びその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動可能な被駆動体の重さを維持し、或いはさらに増しつつ、小型化が可能な圧電素子を用いた駆動装置を提供する。
【解決手段】電気的作用により伸縮し、伸縮方向に平行な平面を有する圧電素子11と、圧電素子11の伸縮方向に平行な平面上に載置され、かつ圧電素子11の伸縮方向の前端に固定された第1摩擦部材13と、第1摩擦部材13の上面に当接するように載置され、被駆動体を駆動する駆動部材14と、第1摩擦部材13に対して駆動部材14を押圧する押圧機構部16と、圧電素子11の伸縮方向の後端を固定する固定部材17とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電素子を用いた駆動装置及びその駆動方法に関し、より詳しくは、駆動部材を介して被駆動体を動かす圧電素子を用いた駆動装置及びその駆動方法に関する。
圧電素子を用いた駆動装置は、精密な位置制御と小型化を実現できるため、盛んに用いられている。圧電素子を用いた駆動装置では、圧電素子の変位を直接利用するものと、駆動部材を介して間接的に利用するものとがある。圧電素子の変位を直接利用する装置は、例えば積層型アクチュエータやバイモルフ型アクチュエータが挙げられる。これらは、得られる変位量は小さいが、駆動力が大きい。一方、駆動部材を介して間接的に圧電素子の変位を利用する装置は、例えば超音波モータが挙げられる。これは、変位量は大きいが、駆動力は小さい。
超音波モータは、例えば、特許文献1のようなスムーズインパクト方式のものが挙げられる。その主要な構成を記載した図9に示すように、駆動軸(駆動部材)3が圧電素子2の伸縮面に垂直な方向に設けられている。駆動軸3は、一端が伸縮面に常に当接するように圧電素子1の伸縮面の反対側から付勢力が与えられている。圧電素子2に電圧が印加されることにより圧電素子2が伸縮し、それに伴って駆動軸3が軸方向に往復移動するようになっている。被駆動体4はばねを用いて駆動軸3に取り付けられており、駆動軸3の往復移動にしたがって変位するようになっている。
特開平8−149860号公報
ところで、近年、低温で使用可能な圧電素子を用いた駆動装置が望まれており、駆動装置の更なる小型化と効率化が望まれている。
特許文献1の超音波モータでは、更なる小型化を図るため、駆動装置全体を小さく、したがって圧電素子2を小さくする必要がある。しかし、圧電素子を小さくすると変位量が小さくなり、所定の変位量を得るために、電圧印加回数を大幅に増加することが必要になる。ところが、電圧印加回数が増加すると、圧電素子の疲労が加速するため、駆動装置の信頼性が低下する。また、特許文献1の超音波モータでは、被駆動体4の応力が直接圧電素子2の当接部に加わるため、駆動可能な被駆動体4の重さが、圧電素子2の小型化に伴って制限されるようになる。
本発明は、駆動可能な被駆動体の重さを維持し、或いはさらに増しつつ、小型化が可能な圧電素子を用いた駆動装置及びその駆動方法を提供することを目的とするものである。
本発明の一観点によれば、電気的作用により伸縮し、該伸縮方向に平行な平面を有する圧電素子と、前記圧電素子の伸縮方向に平行な平面上に載置され、かつ前記圧電素子の伸縮方向の前端に固定された第1摩擦部材と、前記第1摩擦部材の上面に当接するように載置され、被駆動体を駆動する駆動部材と、前記第1摩擦部材に対して前記駆動部材を押圧する押圧機構部と、前記圧電素子の伸縮方向の後端を固定する固定部材とを有することを特徴とする圧電素子を用いた駆動装置が提供される。
本発明の圧電素子を用いた駆動装置によれば、圧電素子の伸縮方向に平行な平面上に第1摩擦部材を介して駆動部材が載置されているため、圧電素子の伸縮面に駆動部材の長手方向の後端が当接していた従来の駆動装置に比べて、伸縮方向について駆動装置を小型化することができる。また、圧電素子は駆動部材の底面を介してより広い面積で駆動部材を支えることになるため、駆動部材を介して被駆動体から受ける応力が分散される。これにより、駆動できる被駆動体の重さを維持し、或いはさらに増すことができる。
本発明の他の一観点によれば、上記圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法であって、電圧を漸次増加して前記圧電素子を徐々に伸長させ、これに伴い前記第1摩擦部材を緩やかに前進させることにより、前記第1摩擦部材から前記駆動部材に摩擦力を作用させて前記駆動部材を前進させ、前記電圧を急激に減少して前記圧電素子を急速に短縮させ、これに伴い前記第1摩擦部材を急速に後退させることにより、前記駆動部材が前記第1摩擦部材から受ける摩擦力を低減して前記第1摩擦部材のみを後退させるとともに、前記駆動部材をそのままの位置に保持することを特徴とする圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法が提供される。
本発明の圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法によれば、駆動部材の下面に当接して圧電素子の伸縮にしたがって移動する第1摩擦部材を有し、駆動部材の上面は押圧機構部により押圧されている駆動装置を用いている。このような構成の駆動装置では、圧電素子を緩やかに増加させて第1摩擦部材を緩やかに前進させることにより、駆動部材に第1摩擦部材からの摩擦力を作用させて、駆動部材を押圧機構部の押圧力に抗して前進させることができる。一方、圧電素子を急速に伸縮させて第1摩擦部材を急速に移動させることにより駆動部材が第1摩擦部材から受ける摩擦力を押圧機構部の押圧力より小さくして、駆動部材をそのままの位置に保持するとともに、第1摩擦部材だけを後退させることができる。
圧電素子の伸縮は圧電素子に印加する駆動電圧に追随するため、駆動電圧を漸次増加させ、その後急激に減少させることにより、駆動部材を前進させることができる。なお、上記とは逆に、駆動電圧を急激に増加させ、その後漸次減少させることにより、前進させた駆動部材を後退させることができる。
本発明の圧電素子を用いた駆動装置によれば、駆動装置を小型化し、かつ駆動できる被駆動体の重さを維持し、或いはさらに増すことができる。
本発明の圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法によれば、駆動電圧を印加することにより、自在に駆動部材を前進或いは後退させることができる。したがって、駆動電圧を細かく制御することにより被駆動体を細かく移動させることができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して説明する。
(圧電素子を用いた駆動装置)
(1)第1の実施形態
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る圧電素子を用いた駆動装置(アクチュエータ)101aを示す断面図である。
圧電素子を用いた駆動装置101aは、図1(a)に示すように、上面が伸縮方向(紙面の左右方向)に平行な平面となっている圧電素子11と、圧電素子11の上面に載置され、かつ圧電素子11の伸縮方向の前端(圧電素子11の上面右端)に接着剤等により固定された第1摩擦部材13と、第1摩擦部材13の上面に当接するように載置され、図示しない被駆動体を駆動する駆動体(駆動部材)14と、駆動体14の上面に当接するように載置された第2摩擦部材15とで構成された積層構造を備えている。
駆動装置101aは、さらに、側面の一つが開放された筐体(固定部材)17を備え、上記した積層構造は、筐体17の開放側面から駆動体14の前方先端が突き出るように筐体17内に収納されている。圧電素子11は後端(圧電素子11の下面左端)が接着剤等により筐体17に固定され、該固定箇所を基準として伸縮する。さらに、積層構造の上部にばね(第1支持部材:押圧機構部)16が設けられており、駆動体14に対して第2摩擦部材15を押圧し、さらに第1摩擦部材13に対して駆動体14を押圧している。上記構成要素を含む駆動装置101aは、例えば長さ3mm、幅2mm、高さ5mmとなる大きさで作製される。
駆動装置101aは、さらに、圧電素子11を駆動するための電圧を供給する電源(不図示)を備えている。電源は、図5に示すような立上りが緩やかに増加し、立下りが急峻に減少する三角波状の電圧、及び図7に示すような立上りが急峻に増加し、立下りが緩やかに減少する三角波状の電圧を供給する。又は、これに加えて、直流電圧を供給する電源を備えていてもよい。
次に、駆動装置101aを構成する各要素についてより詳しく説明する。
圧電素子11は伸縮方向を長手方向とする細長い形状を有し、材料は、例えば、Pb(Ni,Nb)O3、PbTiO3、又はPbZrO3を主成分とする化合物が用いられる。これらの材料は室温で大きな圧電定数を示すこと、及び80K以下の低温においても圧電性を有することが知られている。圧電素子11の長手方向に交差する両端面に電極12a、12bが設けられており、電極12a、12bに圧電素子11を駆動するための電圧を供給する電源が接続される。圧電素子11は電極12a、12bに印加する電圧(電気的作用)に追随して長手方向(紙面の右方向)に伸長する。圧電素子11の伸長量は圧電素子11に印加する電圧値により制御できる。すなわち、印加電圧値に応じて圧電素子11を伸縮させることができる。なお、電圧の印加を止めることにより圧電素子11は長手方向(紙面の左方向)に短縮して元の長さに戻る。
第1摩擦部材13は、伸縮方向を長手方向とする細長い形状を有し、圧電素子11とほぼ同じ長さ及び幅を有する。材料として、加工精度などの観点から金属又は金属合金、例えばステンレス合金、アルミニウム合金などを用いることができる。第1摩擦部材13は、圧電素子11の伸縮方向の前端で圧電素子11に固定されているため、圧電素子11の伸縮にしたがって伸縮方向に前進し、又は後退する。
駆動体14は、伸縮方向を長手方向とする細長い形状を有し、圧電素子11よりも長い長さで、圧電素子11とほぼ同じ幅を有する。駆動体14の材料は金属を用いることができるが、摩擦部材13、15との焼付けを防止するため、金属以外の材料、例えば、石英ガラス、ソーダガラスを用いてもよい。駆動体14は第1摩擦部材13の上面に当接するように載置されているため、第1摩擦部材13との当接面で摩擦力を受ける。
第2摩擦部材15は、伸縮方向を長手方向とする細長い形状を有し、圧電素子11とほぼ同じ長さ及び幅を有する。材料として、金属又は金属合金、例えばステンレス合金、アルミニウム合金などが用いられる。第2摩擦部材15が駆動体14の上面に当接するように載置されているため、駆動体14は第2摩擦部材15との当接面で摩擦力を受ける。
ばね16は、積層構造の最上部の第2摩擦部材15上に設けられている。ばね16は、一端が第2摩擦部材15と接触し、他端が筐体17に固定されている。ばね16の一端は第2摩擦部材15に固定されていてもよいし、或いは単に接触するだけでもよい。ばね16が第2摩擦部材15に接触するだけでも、ばね16の付勢力によりばね16を第2摩擦部材15から容易に外れなくすることが可能である。
(変形例)
図1(b)は、第1の実施形態の変形例に係る圧電素子を用いた駆動装置101bの構成を示す断面図である。
図1(b)に示す圧電素子を用いた駆動装置101bでは、図1(a)の圧電素子を用いた駆動装置101aと比較して、第2摩擦部材が省略されて、ばね16が駆動体14に接し、第1摩擦部材13に対して直接駆動体14を押圧する構成となっている。
以上のような本発明の第1の実施形態及び変形例に係る圧電素子を用いた駆動装置101a、101bによれば、圧電素子11の伸縮方向に平行な平面上に第1摩擦部材13を介して駆動部材14が載置されているため、圧電素子の伸縮面に駆動部材の長手方向の後端が当接していた従来の駆動装置(図9参照)に比べて、伸縮方向で駆動装置101a、101bを小型化することができる。
また、圧電素子11は駆動部材14の底面を介してより広い面積で駆動部材14を支えているため、駆動部材14を介して被駆動体から受ける応力が分散される。これにより、駆動できる被駆動体の重さを維持し、或いはさらに増すことができる。
(2)第2の実施形態
図2(a)は、本発明の第2の実施形態に係る圧電素子を用いた駆動装置の構造について示す断面図である。
図2(a)の圧電素子を用いた駆動装置101cにおいて、図1(a)、(b)と異なるところは、ばねの代わりに、非弾性体からなる第2支持部材18が用いられている点である。第2支持部材18の一端は第2摩擦部材15に当接されている。第2支持部材18の他端は、筐体17上部に形成された貫通穴17aに挿入され、貫通穴17aを通して外に突き出ている。そして、外に突き出た第2支持部材18の他端は筐体17上部に固定された板ばね(付勢部材)19により付勢力が与えられ、第2支持部材18の一端が第2摩擦部材15を押圧するようになっている。第2支持部材18は第2摩擦部材15と同じ材料を用いることができる。また、第2支持部材18と第2摩擦部材15とを一体的に形成してもよい。
(変形例)
図2(b)は、第2の実施形態の変形例に係る圧電素子を用いた駆動装置101dの構造について示す断面図である。
図2(b)に示す圧電素子を用いた駆動装置101dでは、図2(a)の圧電素子を用いた駆動装置101cと比較して、第2摩擦部材15が省略されて、第2支持部材18が第1摩擦部材13に対して直接駆動体14を押圧する構成となっている。
以上のような本発明の第2の実施形態及び変形例に係る圧電素子を用いた駆動装置101c、101dによれば、圧電素子11の伸縮方向に平行な平面上に第1摩擦部材13を介して駆動部材14が載置されているため、圧電素子の伸縮面に駆動部材の長手方向の後端が当接していた従来の駆動装置に比べて、伸縮方向で駆動装置101c、101dを小型化することができる。
また、圧電素子11は駆動部材14の底面を介してより広い面積で駆動部材14を支えているため、駆動部材14を介して被駆動体から受ける応力が分散される。これにより、駆動できる被駆動体の重さを維持し、或いはさらに増すことができる。
(3)第3の実施形態
図3は、本発明の第3の実施形態に係る圧電素子を用いた駆動装置101eの構造について示す斜視図である。
この駆動装置101eにおいて、駆動装置101a〜101dと異なるところは、複数の圧電体11aが電極12a、12bを交互に挟み、積層されてなる圧電素子11を用いている点である。この圧電素子11は電圧を印加することにより積層方向に伸縮する。第1摩擦部材13は、圧電素子11の伸縮方向に平行な平面、言い換えれば積層方向に平行な側面に当接するように載置され、かつ圧電素子11の伸縮方向の前端で圧電素子11に固定されている。駆動体14は、第1摩擦部材13の上面に当接するように載置され、第1摩擦部材13との当接面で第1摩擦部材13から摩擦力を受ける。なお、図中、符号20a、20bはそれぞれ電極12a、12bと接続された電極端子である。
さらに、図示してはいないが、図3に示す駆動装置101eの構成要素は図1(b)又は図2(b)に示すような筐体17に収納されている。さらに、駆動体14の上に、図1(b)に示すように取り付けられたばね16、又は図2(b)に示すように取り付けられた第2支持部材18及び板ばね19を有し、第1摩擦部材13に対して駆動体14が押圧される。
(変形例)
図3の駆動装置101eには変形例がある。すなわち、図1(a)又は図2(a)と同様に、図3の駆動装置101eの駆動体14の上にさらに第2摩擦部材15を設けてもよい。
以上のような本発明の第3の実施形態及び変形例に係る圧電素子を用いた駆動装置101eによれば、圧電素子11の伸縮方向に平行な平面上に第1摩擦部材13を介して駆動部材14が載置されているため、圧電素子の伸縮面に駆動部材の長手方向の後端が当接していた従来の駆動装置に比べて、伸縮方向で駆動装置101eを小型化することができる。
また、圧電素子11は駆動部材14の底面を介してより広い面積で駆動部材14を支えているため、駆動部材14を介して被駆動体から受ける応力が分散される。これにより、駆動できる被駆動体の重さを維持し、或いはさらに増すことができる。
(圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法)
次に、本発明の第4の実施の形態に係る圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法について説明する。説明には、第1の実施形態に係る圧電素子を用いた駆動装置101aを用いる。
最初に、図4(a)、(b)、(c)、及び図5を参照して、駆動体14を所定の位置まで前進させる方法について説明する。図4(a)、(b)、(c)は、本発明の第4の実施形態に係る圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法について示す断面図(その1)である。図5は、図4の駆動方法に適用される電圧の印加方法について示す図(その1)である。
まず、図4(a)に、圧電素子11に電圧を印加する前(図5の(a))の駆動装置101aの状態を示す。
この状態から、図5の(b)に示すように、電極12a、12bに電圧を印加し、電圧を徐々に増加させて圧電素子11を徐々に伸長させる。このとき、第1摩擦部材13は圧電素子11に固定されているため、圧電素子11の伸長に追随して緩やかに前進する。さらに、第1摩擦部材13の前進が緩やかであるため、駆動体14は第1摩擦部材13から摩擦力を受けて第1摩擦部材13とともに前進する。この様子を図4(b)に示す。
次いで、図5の(c)に示すように、電圧を急激に減少させて圧電素子11を急速に短縮させる。このとき、第1摩擦部材13は圧電素子11に固定されているため、圧電素子11の短縮に追随して急速に後退するが、第1摩擦部材13の後退が急速であるため、駆動体14は第1摩擦部材13から受ける摩擦力が小さい。一方で、駆動体14は、ばね16により押圧された第2摩擦部材15により大きな摩擦力を受けている。このため、第1摩擦部材13だけが後退し、駆動体14はそのままの位置に止まる。この様子を図4(c)に示す。
次に、同じように電圧を印加して、駆動体14のみを前進させる。これを繰り返して、駆動体14を所望の距離前進させることができる。
なお、増減する電圧に加えて直流電圧を印加してもよい。直流電圧を印加すると、直流電圧値に応じて圧電素子11の長さが変化し、かつ一定の直流電圧を印加している間はその長さが一定に保たれる。したがって、増減する電圧に加えて直流電圧を印加することにより駆動体14の移動量を微調整することが可能である。
次に、図6(a)、(b)、(c)、及び図7を参照して、上記のように所定の位置まで前進した駆動体14を後退させて元の位置に戻す方法について説明する。図6(a)、(b)、(c)は、本発明の第4の実施形態に係る圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法について示す断面図(その2)である。図7は、図6の駆動方法に適用される電圧の印加方法について示す図(その2)である。
まず、図6(a)に、図7の(a)の電圧を印加する前の駆動装置101aの状態を示す。図6(a)は、図4(c)に対応し、駆動体14が前進した状態であって駆動電圧が印加されていない状態を示す。
この状態から、図7の(b)に示すように、電極12a、12bに電圧を印加し、電圧を急激に増加させて圧電素子11を急速に伸長させる。このとき、第1摩擦部材13は圧電素子11に固定されているため、圧電素子11の伸長に追随して急速に前進するが、第1摩擦部材13の前進が急速であるため、駆動体14が受ける第1摩擦部材13からの摩擦力は小さい。一方で、駆動体14は、ばね16により押圧された第2摩擦部材15により大きな摩擦力を受けている。このため、第1摩擦部材13だけが前進し、駆動体14はそのままの位置に止まる。この様子を図6(b)に示す。
次いで、電圧を徐々に増加させて圧電素子11を徐々に短縮させる。このとき、第1摩擦部材13は圧電素子11に固定されているため、圧電素子11の短縮に追随して徐々に後退する。さらに、第1摩擦部材13の後退が緩やかであるため、第1摩擦部材13から駆動体14に摩擦力が作用して第1摩擦部材13とともに駆動体14が緩やかに後退する。この様子を図6(c)に示す。
なお、駆動体14の前進位置が元の位置からさらに遠く、一サイクルの駆動電圧印加による後退では駆動体14を元の位置に戻せない場合、上記方法を繰り返して、駆動体14を所望の距離後退させることにより元の位置に戻すことができる。
(他の圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法)
なお、他の圧電素子を用いた駆動装置101b乃至101dについても、上記と同じようにして、駆動させることができる。
例えば、第2摩擦部材を省略し、ばね16により直接駆動体14を押圧している駆動装置101b(図1(b)参照)では、ばね16による押圧力をさらに強めるか又はばね16の一端を駆動体14に固定することで、図4(b)や図6(c)に示す、圧電素子11を緩やかに伸縮させて、それに追随して駆動体14を移動させるような駆動、及び、図4(c)や図6(b)に示す、圧電素子11を急速に伸縮させて、駆動体14の位置をそのまま保持しつつ圧電素子11及び第1摩擦部材13だけを移動させるような駆動を行うことができる。
第2支持部材18及び板ばね19を用いた駆動装置101c(図2(a)参照)では、第2支持部材18を第2摩擦部材15に接触させるだけで第2支持部材18に適度な付勢力を与えておく。これにより、図4(b)や図6(c)に示す駆動を行う場合、第2支持部材18の押圧力に抗して第2摩擦部材15及び駆動体14を移動させることができる。さらに、図4(c)や図6(b)に示す駆動を行う場合には、第2支持部材18と第2摩擦部材15との間の摩擦力及び駆動体14と第2摩擦部材15との間の摩擦力が、第1摩擦部材13と駆動体14との間の摩擦力よりも大きくなり、圧電素子11及び第1摩擦部材13だけを移動させることができる。
第2摩擦部材を省略し、第2支持部材18及び板ばね19により直接駆動体14を押圧している駆動装置101d(図2(b)参照)では、第2支持部材18による押圧力をさらに強めることにより、図4(b)や図6(c)に示す駆動、及び図4(c)や図6(b)に示す駆動を行うことができる。
また、圧電素子を用いた駆動装置101e(図3参照)についても、上記と同じようにして、図4(b)や図6(c)に示す駆動、及び図4(c)や図6(b)に示す駆動を行わせることができる。
以上のように、本発明の第4の実施形態に係る圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法によれば、駆動電圧を印加することにより、自在に駆動部材14を前進或いは後退させることができる。したがって、駆動電圧を細かく、かつ正確に制御することにより、被駆動体を細かく移動させることができる。
(圧電素子を用いた駆動装置の適用例)
図8(a)は、本発明の第5の実施形態に係る圧電素子を用いた駆動装置の適用例であるディスク型超伝導チューナブルフィルタを示す断面図である。図8(b)は、同じく平面図で、図8(a)はI−I線に沿う断面図に相当する。圧電素子を用いた駆動装置は、第2の実施形態の駆動装置101cを用いる。
ディスク型超伝導チューナブルフィルタ102は、図8(a)に示すように、筐体21と、筐体21内にセットされたMgO基板23とを有する。MgO基板23の表面にYBCO膜からなる超伝導パターン23aが形成され、裏面全体にYBCO膜23bが形成されている。筐体21側面には信号入力端子22a及び信号出力端子22bが取り付けられ、筐体21内に信号が入力され、チューニングされた信号が出力される。
さらに、筐体21内にはMgO基板23に対向するようにチューニング用誘電体板24(被駆動体)が設けられている。チューニング用誘電体板24はLaAlO3により作製されている。チューニング用誘電体板24の外表面に垂直にアルミナ棒25が取り付けられ、圧電素子を用いた駆動装置101cの駆動部材14がそのアルミナ棒(被駆動体)25に軸を合わせて接続されている。なお、駆動装置101cに付した符号のうち、図2(a)で示した符号と同じ符号は図2(a)で示したものと同じものを示す。
このチューナブルフィルタ102では、駆動装置101cを駆動させることにより、駆動部材14の前進又は後退に応じてチューニング用誘電体板24を上下させ、チューニング用誘電体板24とMgO基板23の間の間隔hsを調整することができる。これにより、超伝導フィルタ周辺の実効誘電率が変化するので、フィルタ特性のチューニングを行うことができる。
以上のような本発明の第5の実施形態のディスク型超伝導チューナブルフィルタ102によれば、チューニング用誘電体板24の駆動装置として、第2の実施形態の駆動装置101cを用いているので、駆動力が大きく、チューニング用誘電体板24が比較的重くても駆動することができる。また、駆動装置101cを小型化することにより、ディスク型超伝導チューナブルフィルタを小型化することができる。
また、駆動電圧を細かく制御することによりチューニング用誘電体板24を細かく移動させることができるため、きめ細かいチューニングが可能である。
以上、実施の形態によりこの発明の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製造方法を詳細に説明したが、この発明の範囲は上記実施の形態に具体的に示した例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の上記実施の形態の変更はこの発明の範囲に含まれる。
例えば、第1実施形態において、押圧機構部の弾性体の第1支持部材としてばねを用いているが、これに限られない。その他の弾性体でもよい。
また、第2実施形態において、押圧機構部の非弾性体の第2支持部材として第2摩擦部材と同じ材料、ステンレス合金、アルミニウム合金を用い、付勢部材として板ばねを用いているが、これに限られない。その他の非弾性体の第2支持部材や、その他の付勢部材を用いることができる。
さらに、固定部材として、開放側面を有する筐体17を用いているが、これに限られない。圧電素子11の後端を固定でき、押圧機構部により駆動体14に押圧力を付与できるものであればよい。
また、圧電素子を用いた駆動装置を三角波状の駆動電圧で駆動しているが、これに限られない。種々の印加方法で駆動電圧を印加することができる。
以下、本発明の諸態様を、付記としてまとめて記載する。
(付記1)電気的作用により伸縮し、該伸縮方向に平行な平面を有する圧電素子と、前記圧電素子の伸縮方向に平行な平面上に載置され、かつ前記圧電素子の伸縮方向の前端に固定された第1摩擦部材と、前記第1摩擦部材の上面に当接するように載置され、被駆動体を駆動する駆動部材と、前記第1摩擦部材に対して前記駆動部材を押圧する押圧機構部と、前記圧電素子の伸縮方向の後端を固定する固定部材とを有することを特徴とする圧電素子を用いた駆動装置。
(付記2)前記押圧機構部は、弾性体からなる第1支持部材で構成され、又は非弾性体からなる第2支持部材と該第2支持部材に付勢力を与える付勢部材とで構成され、前記第1支持部材又は第2支持部材の一端が前記駆動部材に接し、他端が前記固定部材に取り付けられていることを特徴とする付記1に記載の圧電素子を用いた駆動装置。
(付記3)前記駆動部材の上面に当接するように載置された第2摩擦部材を有し、前記押圧機構部は、弾性体からなる第1支持部材で構成され、又は非弾性体からなる第2支持部材と該第2支持部材に付勢力を与える付勢部材とで構成され、前記第1支持部材又は第2支持部材の一端が前記第2摩擦部材に接し、他端が前記固定部材に取り付けられていることを特徴とする付記1に記載の圧電素子を用いた駆動装置。
(付記4)前記圧電素子は、複数の圧電体が積層されてなり、電圧を印加することにより積層方向に伸縮することを特徴とする付記1乃至3の何れか一に記載の圧電素子を用いた駆動装置。
(付記5)前記圧電素子の材料は、Pb(Ni,Nb)O3、PbTiO3、又はPbZrO3を主成分とすることを特徴とする付記1乃至4の何れか一に記載の圧電素子を用いた駆動装置。
(付記6)前記第2摩擦部材の材料は、金属又は金属合金であることを特徴とする付記3記載の圧電素子を用いた駆動装置。
(付記7)前記第1摩擦部材の材料は、金属又は金属合金であることを特徴とする付記1乃至6の何れか一に記載の圧電素子を用いた駆動装置。
(付記8)前記駆動部材の材料は、ガラスであることを特徴とする付記1乃至7の何れか一に記載の圧電素子を用いた駆動装置。
(付記9)前記圧電素子に電圧を供給する電源を有することを特徴とする付記1乃至8の何れか一に記載の圧電素子を用いた駆動装置。
(付記10)付記1乃至9の圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法であって、電圧を漸次増加して前記圧電素子を徐々に伸長させ、これにしたがって前記第1摩擦部材を緩やかに前進させることにより、前記第1摩擦部材から前記駆動部材に摩擦力を作用させて前記駆動部材を前進させ、前記電圧を急激に減少して前記圧電素子を急速に短縮させ、これにしたがって前記第1摩擦部材を急速に後退させることにより、前記駆動部材が前記第1摩擦部材から受ける摩擦力を低減して前記第1摩擦部材のみを後退させるとともに、前記駆動部材をそのままの位置に保持することを特徴とする圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法。
(付記11)前記駆動部材をそのままの位置に保持した後に、電圧を急激に増加して前記圧電素子を急速に伸長させ、これにしたがって前記第1摩擦部材を急速に前進させることにより、前記駆動部材が前記第1摩擦部材から受ける摩擦力を低減して前記第1摩擦部材のみを前進させるとともに、前記駆動部材をそのままの位置に保持し、前記電圧を漸次減少して前記圧電素子を徐々に短縮させ、これにしたがって前記第1摩擦部材を緩やかに後退させることにより、前記第1摩擦部材から前記駆動部材に摩擦力を作用させて前記駆動部材を後退させることを特徴とする付記10記載の圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法。
(付記12)前記増加し、減少する電圧に加えて、直流電圧を前記圧電素子に印加して前記駆動部材の移動を微調整することを特徴とする付記10又は11のいずれか一に記載の圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法。
(a)は、本発明の第1の実施形態に係る圧電素子を用いた駆動装置の構造について示す断面図である。(b)は、その変形例を示す断面図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る圧電素子を用いた駆動装置の他の構造について示す断面図である。(b)は、その変形例を示す断面図である。 (a)は、本発明の第3の実施形態に係る他の圧電素子を用いた駆動装置の構造について示す斜視図である。 (a)乃至(c)は、本発明の第4の実施形態に係る圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法について示す断面図(その1)である。 図4の駆動方法に適用される電圧の印加方法について示す図(その1)である。 (a)乃至(c)は、本発明の第4の実施形態に係る圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法について示す断面図(その2)である。 図6の駆動方法に適用される電圧の印加方法について示す図(その2)である。 (a)は、本発明の第5の実施形態に係る圧電素子を用いた駆動装置の適用例について示す断面図である。(b)は、同じく平面図である。 従来例に係る圧電素子を用いた駆動装置について示す斜視図である。
符号の説明
11…圧電素子、
11a…圧電体、
12a、12b…電極、
13…第1摩擦部材、
14…駆動体(駆動部材)、
15…第2摩擦部材、
16…ばね(第1支持部材:押圧機構部)、
17…筐体(固定部材)、
17a…貫通穴、
18…第2支持部材(押圧機構部)、
19…板ばね(付勢部材:押圧機構部)、
20a、20b…電極端子、
101a、101b、101c、101d、101e…圧電素子を用いた駆動装置、
102…ディスク型超伝導チューナブルフィルタ。

Claims (5)

  1. 電気的作用により伸縮し、該伸縮方向に平行な平面を有する圧電素子と、
    前記圧電素子の伸縮方向に平行な平面上に載置され、かつ前記圧電素子の伸縮方向の前端に固定された第1摩擦部材と、
    前記第1摩擦部材の上面に当接するように載置され、被駆動体を駆動する駆動部材と、
    前記第1摩擦部材に対して前記駆動部材を押圧する押圧機構部と、
    前記圧電素子の伸縮方向の後端を固定する固定部材とを有することを特徴とする圧電素子を用いた駆動装置。
  2. 前記押圧機構部は、弾性体からなる第1支持部材で構成され、又は非弾性体からなる第2支持部材と該第2支持部材に付勢力を与える付勢部材とで構成されており、前記第1支持部材又は第2支持部材の一端が前記駆動部材に接し、他端が前記固定部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の圧電素子を用いた駆動装置。
  3. 前記駆動部材の上面に当接するように載置された第2摩擦部材を有し、
    前記押圧機構部は、弾性体からなる第1支持部材で構成され、又は非弾性体からなる第2支持部材と該第2支持部材に付勢力を与える付勢部材とで構成され、前記第1支持部材又は第2支持部材の一端が前記第2摩擦部材に接し、他端が前記固定部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の圧電素子を用いた駆動装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一に記載の圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法であって、
    電圧を漸次増加して前記圧電素子を徐々に伸長させ、これにしたがって前記第1摩擦部材を緩やかに前進させることにより、前記第1摩擦部材から前記駆動部材に摩擦力を作用させて前記駆動部材を前進させ、
    前記電圧を急激に減少して前記圧電素子を急速に短縮させ、これにしたがって前記第1摩擦部材を急速に後退させることにより、前記駆動部材が前記第1摩擦部材から受ける摩擦力を低減して前記第1摩擦部材のみを後退させるとともに、前記駆動部材をそのままの位置に保持することを特徴とする圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法。
  5. 前記駆動部材をそのままの位置に保持した後に、
    電圧を急激に増加して前記圧電素子を急速に伸長させ、これにしたがって前記第1摩擦部材を急速に前進させることにより、前記駆動部材が前記第1摩擦部材から受ける摩擦力を低減して前記第1摩擦部材のみを前進させるとともに、前記駆動部材をそのままの位置に保持し、
    前記電圧を漸次減少して前記圧電素子を徐々に短縮させ、これにしたがって前記第1摩擦部材を緩やかに後退させることにより、前記第1摩擦部材から前記駆動部材に摩擦力を作用させて前記駆動部材を後退させることを特徴とする請求項4記載の圧電素子を用いた駆動装置の駆動方法。
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