JP2009064338A - 印刷装置の管理システムおよび管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の印刷装置の消耗品の消耗度合いを良好に管理する。
【解決手段】管理システムは、印刷要求を受け付ける受付部21と、管理対象である複数の印刷装置の各々の消耗品の消耗度合いを示す消耗度合い情報を取得する取得部22と、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による上記各印刷装置の消耗品の使用量の予測と、上記消耗度合い情報とに基づき、上記複数の印刷装置の中から、上記受け付けられた印刷要求を実行すべき印刷装置を選択する選択部23とを有する。
【選択図】図2
【解決手段】管理システムは、印刷要求を受け付ける受付部21と、管理対象である複数の印刷装置の各々の消耗品の消耗度合いを示す消耗度合い情報を取得する取得部22と、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による上記各印刷装置の消耗品の使用量の予測と、上記消耗度合い情報とに基づき、上記複数の印刷装置の中から、上記受け付けられた印刷要求を実行すべき印刷装置を選択する選択部23とを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、印刷装置の管理システムおよび管理プログラムに関する。
複数の印刷装置がネットワークに接続されている環境において、各印刷装置の消耗品の使用量や寿命を管理する技術が提案されている(例えば、特許文献1,2を参照)。
特許文献1には、ネットワークに接続された複数の印刷装置のうち、消耗品の使用量が最も少ない印刷装置を選択して印刷を実行するネットワークプリントシステムが記載されている。
また、特許文献2には、複数の印刷装置とネットワークを介して通信可能なサーバ装置であって、各印刷装置の消耗材使用情報および現像剤残量情報とクライアント装置から取得される画素情報とを照合して、印刷要求を実行すべき印刷装置を選択するものが記載されている。
ところで、管理システムが、管理対象である複数の印刷装置の消耗品の消耗度合いに基づき、上記印刷装置の中から印刷要求を実行すべき印刷装置を選択して、上記複数の印刷装置の消耗品の消耗度合いを管理する場合、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による消耗品の使用は、消耗度合いの良好な管理を阻害する。
例えば、管理システムが、クライアント装置から印刷要求を受け付け、複数の印刷装置のうちトナー残量が最も多い印刷装置に上記印刷要求を実行させて、印刷装置間でトナー残量の平準化を図る場合、各印刷装置に対する直接の印刷要求による印刷(コピーによる印刷やファクシミリによる印刷など)に伴うトナーの消費は、トナー残量の平準化を阻害する。
本発明は、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による消耗品の使用を考慮しない場合と比較して、複数の印刷装置の消耗品の消耗度合いを良好に管理することが可能な印刷装置の管理システムを提供することを目的とする。
本発明に係る印刷装置の管理システムは、印刷要求を受け付ける受付手段と、管理対象である複数の印刷装置の各々の消耗品の消耗度合いを示す消耗度合い情報を取得する取得手段と、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による前記各印刷装置の消耗品の使用量の予測と、前記消耗度合い情報とに基づき、前記複数の印刷装置の中から、前記受け付けられた印刷要求を実行すべき印刷装置を選択する選択手段と、を有することを特徴とする。
本発明の一態様では、前記選択手段は、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による前記各印刷装置の消耗品の使用量の実績に基づいて、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による前記各印刷装置の消耗品の使用量を予測し、当該予測に基づき印刷装置を選択する。
本発明に係る印刷装置の管理プログラムは、コンピュータに、印刷要求を受け付ける手順と、管理対象である複数の印刷装置の各々の消耗品の消耗度合いを示す消耗度合い情報を取得する手順と、前記コンピュータに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による前記各印刷装置の消耗品の使用量の予測と、前記消耗度合い情報とに基づき、前記複数の印刷装置の中から、前記受け付けられた印刷要求を実行すべき印刷装置を選択する手順と、を実行させることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記選択する手順では、前記コンピュータに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による前記各印刷装置の消耗品の使用量の実績に基づいて、前記コンピュータに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による前記各印刷装置の消耗品の使用量を予測し、当該予測に基づき印刷装置を選択する。
請求項1に記載の発明によれば、管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による消耗品の使用を考慮しない場合と比較して、複数の印刷装置の消耗品の消耗度合いを良好に管理することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による各印刷装置の消耗品の使用量の実績に基づいて、複数の印刷装置の消耗品の消耗度合いを良好に管理することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、管理プログラムを実行するコンピュータに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による消耗品の使用を考慮しない場合と比較して、複数の印刷装置の消耗品の消耗度合いを良好に管理することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、管理プログラムを実行するコンピュータに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による各印刷装置の消耗品の使用量の実績に基づいて、複数の印刷装置の消耗品の消耗度合いを良好に管理することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施の形態に係る印刷装置の管理システムを含む印刷システム100の構成の一例を示すブロック図である。
図1において、印刷システム100は、管理対象である複数の印刷装置10と、当該複数の印刷装置10を管理する管理装置20とを含む。複数の印刷装置10と管理装置20とは、互いに通信可能に接続される。例えば、複数の印刷装置10および管理装置20は、LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークNに接続され、互いに通信可能である。
印刷装置10は、管理装置20や他の印刷要求元(利用者やファクシミリ装置等)から印刷要求を受け付け、当該印刷要求に基づき、消耗品を用いて画像を紙等の印刷媒体に印刷する装置である。印刷装置10の印刷方式は、特に限定されないが、例えば、電子写真方式やインクジェット方式などである。一つの態様では、印刷装置10は、プリンタ機能と、コピー機能およびファクシミリ機能の少なくとも一方とを有する、いわゆる複合機である。
上記消耗品は、印刷に使用されて消耗するものであり、例えば、トナー、現像用キャリア、感光体、帯電器、転写器、クリーナ、転写クリーナ、インクなどである。一つの態様では、消耗品は、消耗度合いに応じて交換または補給される。
管理装置20は、クライアント装置30等から印刷要求を受け付け、各印刷装置10の消耗品の消耗度合い等に基づき、複数の印刷装置10の中から当該印刷要求を実行すべき印刷装置を選択し、これにより複数の印刷装置10の消耗品の消耗度合いを管理する装置である。例えば、管理装置20は、印刷装置間で消耗品の消耗度合いの平準化を図る。分かり易く言えば、管理装置20は、クライアント装置30等からの印刷要求を複数の印刷装置10に振り分けて、複数の印刷装置10の消耗品の消耗度合いを管理する。
この管理装置20は、一つの態様では、ハードウェア資源とソフトウェアとの協働により実現され、例えばコンピュータである。具体的には、管理装置20の機能は、記録媒体に記録された管理プログラムがメインメモリに読み出されてCPU(Central Processing Unit)により実行されることによって実現される。上記管理プログラムは、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されることも可能であるし、データ信号として通信により提供されることも可能である。ただし、管理装置20の機能は、ハードウェアのみにより実現されてもよい。
なお、図1の例では、印刷装置10とは別に管理装置20が設けられているが、管理装置20の機能の全部または一部は、いずれか1つの印刷装置10により実現されてもよいし、複数の印刷装置10の協働により実現されてもよい。
上記構成を有する印刷システム100において、印刷要求には、管理システムに対する印刷要求(具体的には管理装置20に受け付けられる印刷要求)と、管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求とがある。
管理システムに対する印刷要求としては、例えば、ネットワークN上のパーソナルコンピュータ等のクライアント装置30から管理装置20に送信され、当該管理装置20から当該管理装置20により選択された印刷装置10に転送される印刷要求、すなわちクライアント装置30から管理装置20を介して印刷装置10に送られる印刷要求がある。当該印刷要求は、当該印刷要求を受け付けた印刷装置10のプリンタ機能により実行される。
管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求は、管理システム(具体的には管理装置20)を介さずに、印刷装置20に受け付けられる印刷要求である。このような印刷要求としては、例えば、印刷装置10のユーザインタフェースを介して印刷装置10に入力されるコピー要求や、ファクシミリ装置から電話回線網を介して印刷装置10に送信されるファクシミリ印刷要求がある。上記コピー要求は、当該要求を受け付けた印刷装置10のコピー機能により実行され、上記ファクシミリ印刷要求は、当該要求を受け付けた印刷装置10のファクシミリ機能により実行される。
なお、以降の説明では、説明の便宜上、「管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求」を「直接印刷要求」と称し、「管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求(すなわち直接印刷要求)に基づく印刷」を「直接印刷」と称する。
図2は、管理装置20の機能構成の一例を示すブロック図である。以下、図2を参照して、管理装置20の機能構成について説明する。
図2において、管理装置20は、受付部21、取得部22、および選択部23を有する。
受付部21は、印刷要求を受け付ける。例えば、受付部21は、クライアント装置30からネットワークNを介して、印刷装置10のプリンタ機能に対する印刷要求を受け付ける。
取得部22は、管理対象である複数の印刷装置10の各々の消耗品の消耗度合いを示す消耗度合い情報を取得する。
ここで、上記消耗度合い情報としては、例えば、消耗品の残量を示す情報や、消耗品の累積使用量を示す情報などがある。
上記消耗品の残量を示す情報としては、例えば、トナーやインクの残量、感光体等の残り印刷可能枚数(寿命印刷枚数から累積印刷枚数を減じた値)などがある。
また、上記消耗品の累積使用量を示す情報としては、例えば、感光体、現像器、帯電器、転写器などの、累積駆動時間、累積回転数、累積印刷枚数などがある。また、クリーナや転写クリーナなどの累積使用量を示す情報として、例えば、印刷媒体へのトナーの累積転写量などがある。
上記消耗品の消耗度合い情報は、センサ等の実測に基づく情報であってもよいし、推測に基づく情報であってもよい。
一つの態様では、各印刷装置10は、消耗度合い情報を検知して記録し、取得部22は、各印刷装置10から当該印刷装置10に記録されている消耗度合い情報を取得する。別の態様では、各印刷装置10は、取得部22から問い合わせを受けると、消耗度合い情報を検知して取得部22に返信する。
選択部23は、直接印刷による各印刷装置10の消耗品の使用量の予測と、取得部22により取得された消耗度合い情報とに基づき、複数の印刷装置10の中から、受付部21により受け付けられた印刷要求を実行すべき印刷装置を選択する。具体的には、選択部23は、印刷装置間で消耗品の消耗度合いが平準化されるように、印刷装置10を選択する。
例えば、選択部23は、コピーやファクシミリ印刷などの直接印刷に伴う各印刷装置10の将来のトナー消費量の予測と、各印刷装置10の現在のトナー残量とに基づき、印刷要求を実行すべき印刷装置10を選択し、当該選択された印刷装置10に当該印刷要求を出力する。
上記消耗品の使用量の予測は、例えば、トナーやインクの消費量に関する予測や、感光体等の駆動時間、回転数、印刷枚数に関する予測などである。
上記消耗品の使用量の予測に関し、一つの態様では、選択部23は、直接印刷による各印刷装置10の消耗品の使用量の実績に基づいて、直接印刷による各印刷装置10の消耗品の使用量を予測し、当該予測に基づき印刷装置10を選択する。例えば、各印刷装置10は、直接印刷を行う都度、当該印刷に使用された消耗品の使用量を印刷日時と関連付けて記録し、当該記録から各曜日の平均使用量を計算して記録する。選択部23は、各印刷装置10から当該印刷装置10に記録されている曜日毎の平均使用量を取得し、当該曜日毎の平均使用量を曜日毎の予測使用量として用いる。
また、別の態様では、選択部23は、直接印刷による各印刷装置10の消耗品の使用量の予測情報(例えば曜日毎の予測使用量)を利用者から受け付け、当該予測情報に基づいて印刷装置10を選択する。
なお、上記の説明では、曜日毎の平均使用量(すなわち1週間周期での1日当たりの平均使用量)が例示されているが、1ヶ月周期や1年周期での1日当たりの平均使用量が用いられてもよい。上記1ヶ月周期での平均使用量は、例えば、月末や1ヶ月のうちのある決まった日に大量のコピーに使用される印刷装置を所有する会社や部門に適する。上記1年周期での平均使用量は、例えば、1年のうちのある決まった時期に大量のコピーに使用される印刷装置を所有する会社や部門に適する。
上記印刷装置の選択に関し、一つの態様では、選択部23は、上記直接印刷による消耗品の使用量の予測と、上記消耗度合い情報とに基づき、印刷要求受付後のある時点における各印刷装置10の消耗品の消耗度合いを予測し、当該消耗度合いが最小である印刷装置10を選択する。例えば、選択部23は、いずれかの印刷装置10の消耗品の残量がゼロになる時点を予測し、当該時点での各印刷装置10の消耗品の残量を予測し、当該予測された残量が最大である印刷装置10を選択する。また例えば、選択部23は、いずれかの印刷装置10の消耗品の累積使用量が寿命使用量に達する時点を予測し、当該時点での各印刷装置10の消耗品の累積使用量を予測し、当該予測された累積使用量が最小である印刷装置10を選択する。
また、別の態様では、選択部23は、上記直接印刷による消耗品の使用量の予測と、上記消耗度合い情報とに基づき、各印刷装置10の残量がゼロになる時点を予測し、予測された時点が最も遠い印刷装置10を選択する。
以下、上記構成を有する印刷システム100の動作の一例を具体的に説明する。
各印刷装置10は、下記(A)〜(D)の処理を実行する。
(A)印刷装置10は、所定のタイミングで(例えば、1回の印刷ジョブの終了後に、または定期的に)、トナーの残量を検知し、記録する。
(B)印刷装置10は、直接印刷(コピーおよびファクシミリ印刷)を行う毎に、当該印刷に使用されたトナー使用量を印刷日時と関連付けて記録する。すなわち、直接印刷で使用されたトナー使用量の履歴を記録する。
(C)印刷装置10は、上記(B)の記録に基づき、所定のタイミングで(例えば、直接印刷の終了後に、または定期的に)、直接印刷による曜日毎の平均トナー使用量を計算し、記録する。
(D)印刷装置10は、上記(B)の記録に基づき、所定のタイミングで(例えば、直接印刷の終了後に)、その日の直接印刷によるトナー使用量(以下、「当日トナー使用量」と称す)を計算し、記録する。
(B)印刷装置10は、直接印刷(コピーおよびファクシミリ印刷)を行う毎に、当該印刷に使用されたトナー使用量を印刷日時と関連付けて記録する。すなわち、直接印刷で使用されたトナー使用量の履歴を記録する。
(C)印刷装置10は、上記(B)の記録に基づき、所定のタイミングで(例えば、直接印刷の終了後に、または定期的に)、直接印刷による曜日毎の平均トナー使用量を計算し、記録する。
(D)印刷装置10は、上記(B)の記録に基づき、所定のタイミングで(例えば、直接印刷の終了後に)、その日の直接印刷によるトナー使用量(以下、「当日トナー使用量」と称す)を計算し、記録する。
図3は、管理装置20の動作手順の一例を示すフローチャートである。以下、図3を参照して、管理装置20の動作の一例を具体的に説明する。
管理装置20は、クライアント装置30からの印刷要求を受け付けると(S1)、各印刷装置10から、当該印刷装置10に記録されている、トナー残量と、曜日毎の平均トナー使用量と、当日トナー使用量とを取得する(S2)。
本例では、印刷装置10は、印刷装置10A,10B,10Cの3台であり、曜日毎の平均トナー使用量は図4に示されるとおりであり、トナー残量および当日トナー使用量は、それぞれ図5の(b),(c)に示されるとおりであるとする。図4,5において、数値の単位はグラムである。また、上記印刷要求が受け付けられた時点は、月曜日であるとする。
ついで、管理装置20は、上記ステップS2で取得された情報に基づき、管理対象の印刷装置10の中から、上記ステップS1で受け付けられた印刷要求を実行すべき印刷装置10を選択する(S3〜S6)。
具体的には、管理装置20は、各印刷装置10について、月曜日の平均トナー使用量(図4の(a1)の値)から、当日トナー使用量(図5の(c)の値)を減じて、当日残り予測使用量を算出する(S3)。当該算出の結果は、図5の(d)に示されている。
ついで、管理装置20は、各印刷装置10のトナー残量(図5の(b)の値)と、各印刷装置10の当日残り予測使用量(図5の(d)の値)と、各印刷装置10の曜日毎の平均トナー使用量(図4の値)とに基づき、いずれかの印刷装置10のトナー残量がゼロになる最初の時点を特定する(S4)。具体的には、管理装置20は、印刷要求の受付以降、曜日毎のトナー平均使用量が消費された場合に、最初にトナー残量がゼロになる印刷装置10を特定し、当該印刷装置10のトナー残量がゼロになる時点を特定する。本例では、最初に印刷装置10Bのトナー残量がゼロとなり、その時点は木曜日である。
ついで、管理装置20は、各印刷装置10のトナー残量(図5の(b)の値)と、各印刷装置10の当日残り予測使用量(図5の(d)の値)と、各印刷装置10の曜日毎の平均トナー使用量(図4の値)とに基づき、上記ステップS4で特定された時点での、各印刷装置10のトナー残量を予測トナー残量として算出する(S5)。すなわち、管理装置20は、印刷要求の受付以降、曜日毎の平均トナー使用量が消費された場合における、上記ステップS4で特定された時点での各印刷装置10のトナー残量を算出する。
本例では、
(印刷装置10Aの予測トナー残量)=300−(30+60+55+55)=100
(印刷装置10Bの予測トナー残量)=500−(20+40+220+220)=0
(印刷装置10Cの予測トナー残量)=200−(5+10+15+10)=160
となる。この結果は、図5の(e)に示されている。
(印刷装置10Aの予測トナー残量)=300−(30+60+55+55)=100
(印刷装置10Bの予測トナー残量)=500−(20+40+220+220)=0
(印刷装置10Cの予測トナー残量)=200−(5+10+15+10)=160
となる。この結果は、図5の(e)に示されている。
一つの見方によれば、上記各印刷装置10の予測トナー残量は、いずれかの印刷装置10のトナー残量がゼロになる最初の時点までの、各印刷装置10のプリンタ機能による印刷に許容されるトナー量である。
ついで、管理装置20は、上記ステップS5で計算された各印刷装置10の予測トナー残量に基づき、上記ステップS1で受け付けられた印刷要求を実行すべき印刷装置として、予測トナー残量が最大である印刷装置10を選択する(S6)。本例では、印刷装置10Cの予測トナー残量が160グラムで最大であるので、印刷装置10Cが選択される。
そして、管理装置20は、上記ステップS6で選択された印刷装置10に、上記ステップS1で受け付けられた印刷要求を送信し、当該印刷要求を実行させる(S7)。
なお、仮に、上記図4,5の例において、現在のトナー残量(図5の(b)の値)だけに基づき印刷装置が選択される場合、トナー残量が最大である印刷装置10Bが選択されることになる。この場合、以降曜日毎の平均使用量が消費された場合、さらに印刷装置10Bのトナー残量がゼロになる時期(例えばトナー交換時期)が早まる結果になってしまう。
以上説明した本実施の形態によれば、下記(1),(2)の効果が得られ得る。
(1)本実施の形態では、管理システムは、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による各印刷装置の消耗品の使用量の予測と、各印刷装置の消耗度合い情報とに基づき、複数の印刷装置の中から、印刷要求を実行すべき印刷装置を選択する。このため、本実施の形態によれば、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による消耗品の使用を考慮しない場合と比較して、複数の印刷装置の消耗品の消耗度合いを良好に管理することが可能となる。例えば、直接印刷による消耗品の使用を考慮しない場合と比較して、複数の印刷装置の消耗品の消耗度合いの良好な平準化を図ることが可能となり、複数の印刷装置の保守または管理を容易にすることが可能となる。
(2)一つの態様では、管理システムは、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による各印刷装置の消耗品の使用量の実績に基づいて、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による各印刷装置の消耗品の使用量を予測し、当該予測に基づき印刷装置を選択する。当該態様によれば、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による各印刷装置の消耗品の使用量の実績に基づいて、複数の印刷装置の消耗品の消耗度合いを良好に管理することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更することができる。
例えば、管理システムは、複数の印刷装置10の各々について、複数種類の平均使用量(例えば、1週間周期、1ヶ月周期、および1年周期での1日当たりの平均使用量)を計算し、それぞれの印刷装置10の使用方法の特徴に合った平均使用量を選択的に使用してもよい。この場合、管理システムは、利用者からの選択指示に基づいて平均使用量の種類を選択してもよいし、所定の計算に基づいて平均使用量の種類を選択してもよい。
また、平均使用量に関し、使用量の平均の区切りは1日単位に限られず、さらに細かく(例えば、午前と午後や、3時間単位で)区切ってもよいし、さらに粗く(例えば2日単位や、1週間単位で)区切ってもよい。
また、管理システムは、複数種類の消耗品の消耗度合いを管理してもよい。この場合、一つの態様では、管理システムは、複数の印刷装置10の複数種類の消耗品のうち、交換時期が一番早いと予測される消耗品の種類を特定し、特定された種類の消耗品の使用量の予測および消耗度合い情報に基づいて印刷装置10を選択する。例えば、管理システムは、特定された種類の消耗品について、いずれかの印刷装置10の消耗品の残量がゼロになる最初の時点を特定し、当該時点での各印刷装置10の消耗品の残量を予測し、予測された残量が最大である印刷装置10を選択する。
また、ファクシミリ印刷要求は、上記実施の形態では直接印刷要求であるが、管理システムに対する印刷要求であってもよい。例えば、管理装置20が、電話回線網を介してファクシミリ印刷要求を受信し、当該ファクシミリ印刷要求を実行すべき印刷装置10を選択し、当該選択された印刷装置10に当該ファクシミリ印刷要求を送信してもよい。
10 印刷装置、20 管理装置、21 受付部、22 取得部、23 選択部、30 クライアント装置、100 印刷システム。
Claims (4)
- 印刷要求を受け付ける受付手段と、
管理対象である複数の印刷装置の各々の消耗品の消耗度合いを示す消耗度合い情報を取得する取得手段と、
当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による前記各印刷装置の消耗品の使用量の予測と、前記消耗度合い情報とに基づき、前記複数の印刷装置の中から、前記受け付けられた印刷要求を実行すべき印刷装置を選択する選択手段と、
を有することを特徴とする印刷装置の管理システム。 - 請求項1に記載の印刷装置の管理システムであって、
前記選択手段は、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による前記各印刷装置の消耗品の使用量の実績に基づいて、当該管理システムに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による前記各印刷装置の消耗品の使用量を予測し、当該予測に基づき印刷装置を選択する、
ことを特徴とする印刷装置の管理システム。 - コンピュータに、
印刷要求を受け付ける手順と、
管理対象である複数の印刷装置の各々の消耗品の消耗度合いを示す消耗度合い情報を取得する手順と、
前記コンピュータに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による前記各印刷装置の消耗品の使用量の予測と、前記消耗度合い情報とに基づき、前記複数の印刷装置の中から、前記受け付けられた印刷要求を実行すべき印刷装置を選択する手順と、
を実行させることを特徴とする印刷装置の管理プログラム。 - 請求項3に記載の印刷装置の管理プログラムであって、
前記選択する手順では、前記コンピュータに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による前記各印刷装置の消耗品の使用量の実績に基づいて、前記コンピュータに対する印刷要求以外の印刷要求に基づく印刷による前記各印刷装置の消耗品の使用量を予測し、当該予測に基づき印刷装置を選択する、
ことを特徴とする印刷装置の管理プログラム。
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