JP2008199545A - 課金システム及び課金装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の出力が不能であった場合に徴収する料金を減額する課金システム及び課金装置の提供。
【解決手段】課金対象の画像出力装置に故障が発生したと判断した場合(S21:YES)、故障時間帯を決定し(S22)、故障時間の測定を開始する(S23)。画像出力装置が故障から復帰した場合(S24:YES)、故障時間の測定を終了し(S25)、故障時の時間帯における各モードの予測印字頁数及び割引率から、各モードの割引額を算出する(S26)。そして、算出した割引額を合計した合計割引額を算出し(S27)、各故障時間について累計した累計割引額に加算する(S28)。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像の出力が不能であった場合に徴収する料金を減額する課金システム及び課金装置に関する。
近年では、コピー、ファクシミリ、プリンタなどの機能を一体化したデジタル複合機が商品化され、一般のオフィスにおいては事務機器として設置され、文書のコピーから文書データのプリントアウトそして文書のファクシミリ送受信と、1台の装置により複数のアプリケーション機能を効率よく動作させるものとして設置されている。また、コンビニエンスストアなど多くの利用者が訪れる店舗では、コピーサービス用の装置として設置され、その他の情報をプリントアウトする端末としても利用されている。
このような中、装置の使用料を管理するシステムとして、デジタル複合機として搭載されている複数のアプリケーション機能別に使用料金を集計し、課金を行うことができるデジタル複合機が記載されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平10−224593号公報
しかしながら、デジタル複合機が故障した場合、装置を利用できないユーザは故障から復帰するまで待つ必要があったり、代替機を探して複写又は印字処理をしなければならないというユーザの不利益が発生しており、従来、このような不利益に対して適切に補償することができないという問題点を有していた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、画像出力装置からの通知に基づき画像の出力不能であった期間を特定し、特定した期間に出力されたであろう画像の頁数を出力条件毎に推定し、推定した頁数に応じて徴収すべき料金を減額する構成とすることにより、不利益の大きさに対する適切な補償が可能な課金システム及び課金装置を提供することを目的とする。
本発明に係る課金システムは、頁単位の画像と該画像の出力条件とを受付け、受付けた出力条件にて画像を頁単位で出力し、出力した画像の頁数及び出力条件を外部へ通知する画像出力装置と、該画像出力装置から通知される頁数及び出力条件に応じて徴収すべき料金を算出する課金装置とを備える課金システムにおいて、前記画像出力装置は、画像の出力が可能であるか否かを判断する手段と、画像の出力が不能となった場合、及び可能となった場合、その旨を前記課金装置へ通知する手段とを備え、前記課金装置は、前記画像出力装置からの通知に基づき画像の出力が不能であった期間を特定する手段と、特定した期間に出力されたであろう画像の頁数を出力条件毎に推定する手段と、推定した頁数に応じて徴収すべき料金を減額する手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、画像出力装置からの通知に基づき画像の出力不能であった期間を特定し、特定した期間に出力されたであろう画像の頁数を出力条件毎に推定し、推定した頁数に応じて徴収すべき料金を減額するため、故障により出力処理が遅延した場合、出力条件毎の予測出力頁数に応じて料金が減額される。
本発明に係る課金システムは、前記課金装置は、前記画像出力装置から通知される頁数及び出力条件を履歴情報として記憶する手段を備え、該手段に記憶している履歴情報に基づいて前記期間にて出力されたであろう頁数を推定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、課金装置で管理する履歴情報に基づいて故障期間の予測出力頁数が算出されるため、適切な補償が行える。
本発明に係る課金システムは、前記課金装置は、出力条件毎に適用する減額率を規定してあり、推定した頁数に前記減額率を乗算して減額すべき金額を算出する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、出力条件毎に適用する減額率を規定するため、例えば、送信相手にも不利益が及ぶファクシミリ送信処理については、コピー処理、プリント処理より減額率を高く設定することで不利益の大きさに応じた適切な補償が可能となる。
本発明に係る課金システムは、前記画像出力装置は、受付けた画像を外部へ送信する送信手段と、受付けた画像をシート上に記録する記録手段とを備え、前記送信手段による画像の送信又は前記記録手段による画像の記録を出力条件として受付けるようにしてあり、前記課金装置は、前記送信手段による画像の送信が不能であった場合の減額率を、前記記録手段による画像の記録が不能であった場合の減額率より高く規定してあることを特徴とする。
本発明にあっては、画像の送信が不能であった場合の減額率を、画像の記録が不能であった場合の減額率より高く規定しているため、不利益の大きさに応じた適切な補償が可能となる。
本発明に係る課金システムは、前記課金装置は、時間帯に応じて異なる減額率を規定してあり、推定した頁数に画像の出力が不能であった時間帯の減額率を乗算して減額すべき金額を算出する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、時間帯に応じて異なる減額率を規定しているため、たとえば、勤務時間後、深夜など故障対応が困難な時間帯において減額率を高く設定することで、不利益の大きさに応じた適切な補償が可能となる。
本発明に係る課金システムは、前記画像出力装置を複数備え、前記課金装置が画像出力装置毎に徴収すべき料金を算出するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、課金装置に接続された画像出力装置毎に徴収すべき料金を算出するようにしているため、複数の画像出力装置の使用料金が共通の課金装置で管理される。
本発明に係る課金システムは、前記課金装置は、画像出力装置毎に料金の減額率を規定してあることを特徴とする。
本発明にあっては、画像出力装置毎に減額率を規定しているため、使用している装置に応じて適切な補償が可能となる。
本発明に係る課金システムは、前記課金装置は、前記画像出力装置が備える機能に応じて異なる減額率を規定してあることを特徴とする。
本発明にあっては、画像出力装置が備える機能に応じて異なる減額率を規定しているため、代替機を探すことが困難な画像出力装置の減額率を高く規定することで適切な補償が可能となる。
本発明に係る課金システムは、前記課金装置は、高機能の画像出力装置の減額率を低機能の画像出力装置の減額率より低く設定してあることを特徴とする。
本発明にあっては、高機能の画像出力装置の減額率を高く規定しているため、適切な補償が可能となる。
本発明に係る課金システムは、前記課金装置は、後処理装置の有無、カラー出力機能の有無、機密保護機能の有無に応じて異なる減額率を規定してあることを特徴とする。
本発明にあっては、後処理装置の有無、カラー出力機能の有無、機密保護機能の有無に応じて異なる減額率を規定しているため、代替機を探すことが困難な画像出力装置の減額率を高く規定することで適切な補償が可能となる。
本発明に係る課金装置は、画像出力装置が入力された出力条件に従って頁単位の画像の出力を行う際、前記画像出力装置から頁数及び出力条件に係る情報を取得し、取得した情報に基づいて徴収すべき料金を算出する課金装置において、画像の出力が可能であるか否かの情報を前記画像出力装置から取得する手段と、該手段にて取得した情報に基づき画像の出力が不能であった期間を特定する手段と、特定した期間に出力されたであろう画像の頁数を出力条件毎に推定する手段と、推定した頁数に応じて徴収すべき料金を減額する手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、画像出力装置からの通知に基づき画像の出力不能であった期間を特定し、特定した期間に出力されたであろう画像の頁数を出力条件毎に推定し、推定した頁数に応じて徴収すべき料金を減額するため、故障により出力処理が遅延した場合、出力条件毎の予測出力頁数に応じて料金が減額される。
本発明に係る課金装置は、前記頁数及び出力条件に係る情報を履歴情報として記憶する手段を備え、該手段に記憶している履歴情報に基づいて前記期間に出力されたであろう頁数を推定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、課金装置で管理する履歴情報に基づいて故障期間の予測出力頁数が算出されるため、適切な補償が行える。
本発明に係る課金装置は、出力条件毎に適用する減額率を規定してあり、推定した頁数に前記減額率を乗算して減額すべき金額を算出する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、出力条件毎に適用する減額率を規定するため、例えば、送信相手にも不利益が及ぶファクシミリ送信処理については、コピー処理、プリント処理より減額率を高く設定することで不利益の大きさに応じた適切な補償が可能となる。
本発明に係る課金装置は、前記出力条件は、画像の送信又は画像のシート上への記録の実行指示を含み、前記画像出力装置にて画像の送信が不能であった場合の減額率を、画像のシート上への記録が不能であった場合の減額率より高く規定してあることを特徴とする。
本発明にあっては、画像の送信が不能であった場合の減額率を、画像の記録が不能であった場合の減額率より高く規定しているため、不利益の大きさに応じた適切な補償が可能となる。
本発明に係る課金装置は、時間帯に応じて異なる減額率を規定してあり、推定した頁数に画像の出力が不能であった時間帯の減額率を乗算して減額すべき金額を算出する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、時間帯に応じて異なる減額率を規定しているため、たとえば、勤務時間後、深夜など故障対応が困難な時間帯において減額率を高く設定することで、不利益の大きさに応じた適切な補償が可能となる。
本発明による場合は、画像出力装置からの通知に基づき画像の出力不能であった期間を特定し、特定した期間に出力されたであろう画像の頁数を出力条件毎に推定し、推定した頁数に応じて徴収すべき料金を減額するようにしている。したがって、故障により出力処理が遅延した場合、出力条件毎の予測出力頁数に応じて徴収する料金を減額することができるため、ユーザの不利益に対して適切な補償を行うことができる。
本発明による場合は、課金装置で管理する履歴情報に基づいて故障期間の予測出力頁数を算出するため、ユーザの不利益の大きさに応じた補償が可能となる。
本発明による場合は、出力条件毎に適用する減額率を規定するため、例えば、送信相手にも不利益が及ぶファクシミリ送信処理については、コピー処理、プリント処理より減額率を高く設定することで不利益の大きさに応じた適切な補償を行うことができる。
本発明による場合は、画像の送信が不能であった場合の減額率を、画像の記録が不能であった場合の減額率より高く規定しているため、不利益の大きさに応じた適切な補償を行うことができる。
本発明による場合は、時間帯に応じて異なる減額率を規定しているため、たとえば、勤務時間後、深夜など故障対応が困難な時間帯において減額率を高く設定することで、不利益の大きさに応じた適切な補償を行うことができる。
本発明による場合は、課金装置に接続された画像出力装置毎に徴収すべき料金を算出するようにしているため、複数の画像出力装置の使用料金を共通の課金装置で管理することができる。
本発明による場合は、画像出力装置毎に減額率を規定しているため、使用している装置に応じて適切な補償を行うことができる。
本発明による場合は、画像出力装置が備える機能に応じて異なる減額率を規定しているため、代替機を探すことが困難な画像出力装置の減額率を高く規定することで適切な補償を行うことができる。
本発明による場合は、高機能の画像出力装置の減額率を高く規定しているため、適切な補償を行うことができる。
本発明による場合は、後処理装置の有無、カラー出力機能の有無、機密保護機能の有無に応じて異なる減額率を規定しているため、代替機を探すことが困難な画像出力装置の減額率を高く規定することで適切な補償を行うことができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本実施の形態に係る課金システムの構成を示す構成図である。図中100は、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ送信機能を備えた画像出力装置である。この画像出力装置100には課金装置200が接続されており、画像出力装置100がコピー処理、プリント処理、ファクシミリ送信処理などの出力処理を実行した場合、出力した頁数(又は枚数)及び出力条件を課金装置200に通知する。また、何らかの故障により出力処理が不能となった場合、又は出力不能な状態から可能な状態へ復帰した場合、その旨を課金装置200へ通知する。
課金装置200は、画像出力装置100からの通知に基づいて出力処理に対して徴収すべき料金を算出する。本実施の形態では、画像出力装置100による出力履歴を課金装置200が管理し、出力履歴に基づいて月単位の料金を算出するようにしている。課金装置200は、コピー、プリンタ、ファクシミリの印字モード毎、及び予め定めた時間帯毎に出力単価を規定している。更に、本実施の形態では、画像出力装置100にて出力処理が不能となった場合、不能な状態が継続した時間(以下、故障時間)を課金装置200が算出し、その故障時間に出力されたであろう頁数に基づいて徴収すべき料金を減額するように構成されている。
以下、画像出力装置100及び課金装置200の内部構成について説明する。画像出力装置100は、制御部101、操作部102、原稿読取部103、画像形成部104、画像情報入力部105、ファクシミリ通信部106、通信部107を備える。
制御部101は、画像出力装置100が備えるハードウェア各部の動作を制御するための制御プログラムが格納されたROM、このROMに格納された制御プログラムに従ってハードウェア各部の動作を制御するCPU、制御プログラムの実行中に生成される一時的なデータ等を記憶するRAM等を備える。
操作部102は、ユーザからの操作指示を受付けるための各種操作ボタン、操作キーを備える。操作部102にて受付ける操作指示としては、印字モードの選択、出力頁数の入力、ファクシミリ送信先の入力等が挙げられる。
原稿読取部103は、図に示していない原稿台又は原稿自動送り装置にセットされた原稿から画像を読み取るために、原稿に対して読取用の照明を照射する光源、CCD(Charge Coupled Device)等を備えたイメージセンサ、AD変換器等を備えており、読取位置にセット原稿の画像をイメージセンサに結像させてアナログ電気信号に変換し、得られたアナログ電気信号をAD変換器によりAD変換する。そして、原稿読取部103はAD変換により得られたデジタル信号に対して原稿読取時の光源の配光特性、イメージセンサの感度ムラ等の補正を施すことによりデジタル形式の画像情報を生成する。
画像形成部104は、原稿読取部103を通じて入力される画像情報、及び画像情報入力部105を通じて入力される画像情報に基づいて用紙上に画像を記録する。そのため、画像形成部104は、感光体ドラムを所定の電位に帯電させる帯電器、入力された画像情報に応じて感光体ドラムに静電潜像を形成する書込装置、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を用紙上に転写する転写器(不図示)を備えており、電子写真方式にてユーザが所望する画像を用紙上に形成する。なお、電子写真方式の他、インクジェット方式、熱転写方式、昇華方式等を用いる構成であってもよい。
画像情報入力部105は、クライアントPC300と通信を行うための通信機能、クライアントPC300から送信されるプリントジョブを受信して管理するジョブ管理機能、受信したプリントジョブを展開して出力用の画像情報を生成するコンパイル機能などを備える。
ファクシミリ通信部106は、ファクシミリ装置400と通信を行うための通信機能、受信したファクシミリ装置400からのファクシミリデータを復号して画像情報を生成する復号機能、ファクシミリ装置400へ送信すべき画像情報を所定形式で符号化する符号化機能などを備える。
通信部107は、課金装置200を接続するための通信インタフェースを備えており、出力処理を実行した際に出力した頁数、出力条件等の情報を課金装置200へ送信する。また、画像出力装置100が出力処理が可能な状態から不能な状態に変化した場合、又は不能な状態から可能な状態に変化した場合、その旨の情報を課金装置200へ送信する。
課金装置200は、制御部201、通信部202、料金算出部203、故障期間算出部204、印字頁数予測部205、表示部206、記憶部210を備える。
制御部201は、課金装置200が備えるハードウェア各部の動作を制御するための制御プログラムが格納されたROM、このROMに格納された制御プログラムに従ってハードウェア各部の動作を制御するCPU、制御プログラムの実行中に生成される一時的なデータ等を記憶するRAM、時刻情報を出力する時計、時間を計測するためのタイマ等を備える。
通信部202は、画像出力装置100と通信を行うための通信インタフェースであり、画像出力装置100が送信する情報、すなわち、出力した頁数及び出力条件等の情報、出力が不能になった旨の情報、出力が可能になった旨の情報を受信する。
料金算出部203は、画像出力装置100での出力履歴と月間の故障時間に基づいて、出力処理に対して徴収すべき料金の算出を行う。故障期間算出部204は、画像出力装置100にて出力処理が不能になった時間と、不能な状態から復帰した時間とに基づいて故障時間を算出する。印字頁数予測部205は、算出した故障時間において出力されたであろう印字頁数を予測する。表示部206は、料金算出部203による算出結果、料金を算出するまでの過程で使用されるデータ等を表示する。
記憶部210は、HDDやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶手段であり、その記憶領域の一部は、累計印字履歴テーブル212、平均印字履歴テーブル213、割引率テーブル214として利用されている。これらのテーブルには、アクセス部211を介してアクセスされ、テーブルに格納するデータの書き込み、テーブルに格納されているデータの読み出しがアクセス部211を通じて行われる。
図2は累計印字履歴テーブル212及び平均印字履歴テーブル213の一例を示す概念図である。前述したように、画像出力装置100は出力処理を行った場合、印字頁数及びその時の出力条件の情報を課金装置200へ送信する。出力条件には印字モードの区別に係る情報が含まれている。課金装置200は、画像出力装置100からの情報を基に、印字モード毎及び時間帯毎に印字頁数を集計し、印字履歴として累計印字履歴テーブル212に集計結果を格納する。図2(a)は累計印字履歴テーブル212の一例を示している。本実施の形態では、時間帯を深夜・早朝、勤務時間(午前)、勤務時間(午後)、時間外の4つに区分している。例えば、深夜・早朝の時間帯において、100頁分のコピー出力が行われ、1000頁分のファクシミリ送信処理が行われ、100頁分のプリンタ出力が行われたことを示している。他の時間帯、印字モードについても同様である。
図2(b)は平均印字履歴テーブル213の一例を示している。課金装置200は、累計印字履歴テーブル212に格納されている情報、及びこれまでの使用日数に基づいて印字頁数の平均値を印字モード毎及び時間帯毎に算出する。図2(b)に示した例では、使用日数を100日として1分当たりの平均印字頁数を算出したものである。例えば、時間帯が勤務時間(午前)である場合、コピーモードの平均印字頁数は、10000頁/100日/3時間/60分=0.56となる。他の時間帯、印字モードについても同様である。
図3は割引率テーブル214の一例を示す概念図である。本実施の形態では、画像出力装置100側に故障があり、使用が不能となった場合に料金を減額するための割引率を時間帯毎及び印字モード毎に規定している。例えば、勤務時間(午前)のコピーモードの割引率を30%に定めている。すなわち、コピーモードを使用した場合の頁単価を10円とした場合、10×0.3=3円を割り引くことを割引率テーブル214により定めている。モード別に見れば、コピーモード、プリンタモード、ファクシミリモードの順で割引率を高く設定している。また、時間帯別にみれば、時間外及び深夜・早朝の時間帯で割引率を高く設定している。ただし、コピーモード及びプリンタモードの使用者が殆ど存在しないと考えられる深夜・早朝の時間帯の割引率を0に設定している。
以下、画像出力装置100及び課金装置200が実行する処理について具体的に説明する。図4は画像出力装置100が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。画像出力装置100の制御部101は、まず、出力指示があるか否かを判断する(ステップS11)。操作部102を通じてコピー処理、ファクシミリ送信処理が選択された場合、又は画像情報入力部105を通じてクライアントPCが送信するプリントジョブを受信した場合、制御部101は出力指示があると判断する。
出力指示があると判断した場合(S11:YES)、印字モードを特定し(ステップS12)、特定した印字モードで出力処理を実行する(ステップS13)。すなわち、印字モードがコピーモード、プリンタモードである場合、入力された画像情報を画像形成部104へ転送して用紙上への画像形成を行う。また、印字モードがファクシミリモードである場合、入力された画像情報をファクシミリ通信部106へ転送し、その画像情報を符号化した上で指定された宛て先(例えば、ファクシミリ装置400)へ送信する。
出力処理を実行した後、画像出力装置100は、実行した出力処理の印字モード、及び出力した頁数の情報を課金装置200へ通知する(ステップS14)。通知を行った後、画像出力装置100は新たな出力指示を待ち受ける待機状態へ移行する。
ステップS11で出力指示がないと判断した場合(S11:NO)、制御部101は、装置に故障が発生したか否かを判断する(ステップS15)。ここで、装置の故障とは、ハードウェア又はソフトウェアの動作不良により出力処理が不能となった状態をいい、出力が可能な状態から不能な状態へ変化した場合、故障が発生したと判断する。故障が発生していないと判断した場合(S15:NO)、処理をステップS11へ戻す。
故障が発生したと判断した場合(S15:YES)、画像出力装置100は、故障の発生を課金装置200に通知する(ステップS16)。そして、画像出力装置100の制御部101は、故障から復帰したか否かを判断する(ステップS17)。故障から復帰したか否かは、出力が不能な状態から可能な状態に変化したか否かにより判断する。
故障から復帰していないと判断した場合(S17:NO)、故障から復帰するまで待機する。また、故障から復帰したと判断した場合(S17:YES)、故障からの復帰を課金装置200に通知する(ステップS18)。
図5は課金装置200が割引額を算出する際に実行する処理の手順を説明するフローチャートである。課金装置200は、画像出力装置100から送信される情報を受信し、累計印字履歴テーブル212、平均印字履歴テーブル213を随時更新する。このとき、課金装置200の制御部201は、通信部202にて受信した情報に基づいて画像出力装置100に故障が発生したか否かを判断する(ステップS21)。故障が発生していないと判断した場合(S21:NO)、故障が発生するまで待機する。
故障が発生したと判断した場合(S21:YES)、課金装置200の制御部201は、内蔵の時計が出力する時刻情報に基づいて故障時間帯を決定し(ステップS22)、内蔵のタイマにより故障時間の測定を開始する(ステップS23)。
次いで、課金装置200の制御部201は、通信部202にて受信した情報に基づいて画像出力装置100が故障から復帰したか否かを判断し(ステップS24)、故障から復帰していないと判断した場合(S24:NO)、故障から復帰するまで待機する。
故障から復帰したと判断した場合(S24:YES)、制御部201は故障時間の測定を終了する(ステップS25)。そして、各モードの割引額を算出する(ステップS26)。各モードの割引額の算出手法については後に詳述することとする。
各モードの割引額を算出した後、制御部201は、各モードの割引額を合計した合計額を算出し(ステップS27)、過去に算出した合計割引額(累計割引額)に加算する(ステップS28)。
図6は各モードの割引額の算出手順を説明するフローチャートである。課金装置200の制御部201は、平均印字履歴テーブル213から故障時の時間帯における各モードの予測印字頁数を取得する(ステップS31)。例えば、故障時の時間帯が勤務時間(午前)である場合、図2(b)に示した平均印字履歴テーブル213から該当の時間帯の1分当たりの平均印字頁数を読み出すことにより、コピーモード、ファクシミリモード、プリンタモードの予測印字頁数0.56、0.11、1.11を取得する。
次いで、制御部201は、割引率テーブル214から故障時の時間帯における割引率を取得する(ステップS32)。例えば、故障時の時間帯が勤務時間(午前)である場合、図3に示した割引率デーブルから該当の時間帯の割引率を読み出すことにより、コピーモード、ファクシミリモード、プリンタモードの割引率30、70、50を取得する。
次いで、制御部201は内蔵のタイマの出力を参照することにより故障時間を取得し(ステップS33)、各モードの割引額を算出する(ステップS34)。例えば、勤務時間(午前)に60分間故障した場合、コピーモードにおける割引額は、単価(例えば10円とする)×0.56(頁/分)×30(%)×60(分)=100.8円となる。同様に、ファクシミリモード、プリンタモードについても割引額を算出することができる。
図7は最終課金金額の算出手順を説明するフローチャートである。課金装置200の制御部201は、割引額を差し引く前の課金額をまず算出する(ステップS41)。課金額は、月間累計頁数×単価をモード毎に算出し、各モードの算出額を合計することにより得られる。
次いで、制御部201は、ステップS41で算出した課金額からステップS28で算出した累計割引額を減算して最終課金金額を算出する(ステップS42)。最終課金金額は表示部206に表示される。
なお、本実施の形態では、頁単位で料金を課す料金体系としたが、枚数単位で料金を課すようにしてもよいことは勿論のことである。
また、本実施の形態では、ハードウェア又はソフトウェアの動作不良により出力処理が不能となった状態を故障と定義したが、用紙、トナー剤などの消耗品がなくなり出力処理が不能となった場合も故障として含めてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では課金装置200が1台の画像出力装置100を管理する構成であったが、課金装置200が複数台の画像出力装置を管理する構成であってもよい。本実施の形態では、課金装置200が複数台の画像出力装置を管理する構成について説明する。
図8は本実施の形態に係る課金システムの構成を示す構成図である。図中100A,100B,100Cは、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を備えた画像出力装置である。各画像出力装置100A〜100Cの内部構成については実施の形態1で説明した画像出力装置100の内部構成と同様であるが、画像出力装置100Bはステープル処理、穿孔処理などを行う後処理装置を備え、画像出力装置100Cは前述した機能に加えてカラー機能を有する。これらの画像出力装置100A〜100Cは通信ネットワークNを介して課金装置200に接続される。
課金装置200は、実施の形態1で説明したものと同様であり、制御部201、通信部202、料金算出部203、故障期間算出部204、印字頁数予測部205、表示部206、記憶部210を備える。記憶部210の記憶領域の一部は、画像出力装置100A〜100C毎の累計印字頁数を格納する累計印字履歴テーブル212A〜212C、1分間当たりの平均印字頁数を格納する平均印字履歴テーブル213A〜213C、割引率を格納する割引率テーブル214A〜214Cとして利用されている。
画像出力装置100Aには特殊機能を有していないため、故障時に他の画像出力装置100B,100Cを利用して出力処理を行うことも可能であるため、割引率を低く設定する。他方、後処理装置を備える画像出力装置100B、及びカラー機能を有する画像出力装置100Cを備えるについては、故障時に代替機を探すことが困難であり、ユーザの不利益が大きいと考えられるため、割引率を高く設定する。
本実施の形態に係る課金システムの構成を示す構成図である。 累計印字履歴テーブル及び平均印字履歴テーブルの一例を示す概念図である。 割引率テーブルの一例を示す概念図である。 画像出力装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。 課金装置が割引額を算出する際に実行する処理の手順を説明するフローチャートである。 各モードの割引額の算出手順を説明するフローチャートである。 最終課金金額の算出手順を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る課金システムの構成を示す構成図である。
符号の説明
100 画像出力装置
101 制御部
102 操作部
103 原稿読取部
104 画像形成部
105 画像情報入力部
106 ファクシミリ通信部
107 通信部
200 課金装置
201 制御部
202 通信部
203 料金算出部
204 故障期間算出部
205 表示部
206 通信部
210 記憶部
212 累計印字履歴テーブル
213 平均印字履歴テーブル
214 割引テーブル

Claims (15)

  1. 頁単位の画像と該画像の出力条件とを受付け、受付けた出力条件にて画像を頁単位で出力し、出力した画像の頁数及び出力条件を外部へ通知する画像出力装置と、該画像出力装置から通知される頁数及び出力条件に応じて徴収すべき料金を算出する課金装置とを備える課金システムにおいて、
    前記画像出力装置は、画像の出力が可能であるか否かを判断する手段と、画像の出力が不能となった場合、及び可能となった場合、その旨を前記課金装置へ通知する手段とを備え、
    前記課金装置は、前記画像出力装置からの通知に基づき画像の出力が不能であった期間を特定する手段と、特定した期間に出力されたであろう画像の頁数を出力条件毎に推定する手段と、推定した頁数に応じて徴収すべき料金を減額する手段とを備えることを特徴とする課金システム。
  2. 前記課金装置は、前記画像出力装置から通知される頁数及び出力条件を履歴情報として記憶する手段を備え、該手段に記憶している履歴情報に基づいて前記期間にて出力されたであろう頁数を推定するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の課金システム。
  3. 前記課金装置は、出力条件毎に適用する減額率を規定してあり、推定した頁数に前記減額率を乗算して減額すべき金額を算出する手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の課金システム。
  4. 前記画像出力装置は、受付けた画像を外部へ送信する送信手段と、受付けた画像をシート上に記録する記録手段とを備え、前記送信手段による画像の送信又は前記記録手段による画像の記録を出力条件として受付けるようにしてあり、
    前記課金装置は、前記送信手段による画像の送信が不能であった場合の減額率を、前記記録手段による画像の記録が不能であった場合の減額率より高く規定してあることを特徴とする請求項3に記載の課金システム。
  5. 前記課金装置は、時間帯に応じて異なる減額率を規定してあり、推定した頁数に画像の出力が不能であった時間帯の減額率を乗算して減額すべき金額を算出する手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の課金システム。
  6. 前記画像出力装置を複数備え、前記課金装置が画像出力装置毎に徴収すべき料金を算出するようにしてあることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の課金システム。
  7. 前記課金装置は、画像出力装置毎に料金の減額率を規定してあることを特徴とする請求項6に記載の課金システム。
  8. 前記課金装置は、前記画像出力装置が備える機能に応じて異なる減額率を規定してあることを特徴とする請求項6に記載の課金システム。
  9. 前記課金装置は、高機能の画像出力装置の減額率を低機能の画像出力装置の減額率より低く設定してあることを特徴とする請求項8に記載の課金システム。
  10. 前記課金装置は、後処理装置の有無、カラー出力機能の有無、機密保護機能の有無に応じて異なる減額率を規定してあることを特徴とする請求項8に記載の課金システム。
  11. 画像出力装置が入力された出力条件に従って頁単位の画像の出力を行う際、前記画像出力装置から頁数及び出力条件に係る情報を取得し、取得した情報に基づいて徴収すべき料金を算出する課金装置において、
    画像の出力が可能であるか否かの情報を前記画像出力装置から取得する手段と、該手段にて取得した情報に基づき画像の出力が不能であった期間を特定する手段と、特定した期間に出力されたであろう画像の頁数を出力条件毎に推定する手段と、推定した頁数に応じて徴収すべき料金を減額する手段とを備えることを特徴とする課金装置。
  12. 前記頁数及び出力条件に係る情報を履歴情報として記憶する手段を備え、該手段に記憶している履歴情報に基づいて前記期間に出力されたであろう頁数を推定するようにしてあることを特徴とする請求項11に記載の課金装置。
  13. 出力条件毎に適用する減額率を規定してあり、推定した頁数に前記減額率を乗算して減額すべき金額を算出する手段を備えることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の課金装置。
  14. 前記出力条件は、画像の送信又は画像のシート上への記録の実行指示を含み、前記画像出力装置にて画像の送信が不能であった場合の減額率を、画像のシート上への記録が不能であった場合の減額率より高く規定してあることを特徴とする請求項13に記載の課金装置。
  15. 時間帯に応じて異なる減額率を規定してあり、推定した頁数に画像の出力が不能であった時間帯の減額率を乗算して減額すべき金額を算出する手段を備えることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の課金装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012230654A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Nippon Parking Corp 駐車場管理システム
JP2016102928A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器の管理方法

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