JP2009063781A - ベルト駆動制御装置、ベルト駆動装置、画像形成装置、及び、ベルト駆動制御方法 - Google Patents
ベルト駆動制御装置、ベルト駆動装置、画像形成装置、及び、ベルト駆動制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ベルト8が掛け渡された複数の支持回転体のうち、駆動支持回転体12の回転角変位または回転角速度の検出結果と従動支持回転体13の回転角変位または回転角速度の検出結果とから、ベルトの周方向の周期的な厚さ変動に対応した周波数を有する回転角変位または回転角速度の交流成分を抽出し、交流成分の振幅及び位相の情報に基づいて、駆動支持回転体12の回転を制御する第1の制御手段を備えたベルト駆動制御装置において、少なくともベルト8の厚さ変動1周期分の上記情報を取得する場合の駆動支持回転体12の回転速度を通常動作時とは異なる回転速度に設定可能に構成している。
【選択図】図1
Description
また、請求項2の発明は、請求項1のベルト駆動制御装置において、少なくとも上記情報を取得する場合の上記ベルトの回転速度が通常動作時の該ベルトの回転速度よりも大きくなるように該駆動支持回転体の回転速度を設定することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2のベルト駆動制御装置において、上記通常動作時の上記ベルトの回転速度で上記情報を取得する場合よりも上記周波数が大きくなるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1のベルト駆動制御装置において、少なくとも上記情報を取得する場合の上記ベルトの回転速度が通常動作時の該ベルトの回転速度とは異なる回転速度となるように該駆動支持回転体の回転速度を設定することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4のベルト駆動制御装置において、上記情報を取得する場合の上記ベルトの回転速度に関係なく該情報のサンプル数を同じにすることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5のベルト駆動制御装置において、上記ベルトの回転速度の速度モードを2モード以上有しており、上記情報を取得する場合の該ベルトの回転速度を該速度モードから選択することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6のベルト駆動制御装置において、上記速度モードは、装置外部からの操作によって選択可能であることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項6のベルト駆動装置において、上記速度モードを選択する速度モード選択手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、無端状のベルトと、該ベルトが掛け渡された複数の支持回転体と、該複数の支持回転体のうち回転駆動力が伝達される駆動支持回転体に駆動を伝達する駆動手段と、該駆動支持回転体の回転角変位または回転角速度を検出する第1の検出手段と、該複数の支持回転体のうち該回転駆動力の伝達に寄与しない従動支持回転体の回転角変位または回転角速度を検出する第2の検出手段と、該第1の検出手段による検出結果と該第2の検出手段による検出結果とに基づいて該駆動支持回転体の回転を制御することにより、該ベルトの駆動を制御するベルト駆動制御手段とを備えたベルト駆動装置において、該ベルト駆動制御手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7または8のベルト駆動制御装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9のベルト駆動装置において、上記駆動手段とは異なる第2の駆動手段によって駆動が伝達され、且つ、上記ベルトに対し接離可能に設けられた被駆動体を有しており、上記情報を取得する場合に該被駆動体を該ベルトから離間させてから該ベルトを回転させるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項9のベルト駆動装置において、上記駆動手段とは異なる第2の駆動手段によって駆動が伝達され、且つ、上記ベルトに対し接して設けられた被駆動体を有しており、上記情報を取得する場合に該ベルトと該被駆動体との接触箇所にて線速差が生じないように該ベルトを回転させるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項9、10または11のベルト駆動装置において、上記無端状のベルトが、画像形成装置に用いる転写ベルトであることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、潜像担持体と、該潜像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段と、複数の支持回転体に掛け渡された無端状のベルトを有する、該現像手段によって現像された該潜像担持体上の像を最終的に転写材上へ転写する転写手段と、該転写材上に転写された該像を該転写材上に定着させる定着手段と、該ベルトを駆動させるベルト駆動手段とを備えた画像形成装置において、該ベルト駆動手段として、請求項9、10、11または12のベルト駆動装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項13の画像形成装置において、上記情報を取得する場合の上記駆動支持回転体の回転速度の設定は、画像形成動作が行われていないときの経過時間に応じて行うことを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項13の画像形成装置において、上記定着手段は少なくとも所定温度の熱で上記転写材上に像を定着させるものであり、上記情報を取得する場合の上記駆動支持回転体の回転速度の設定は、該熱が該所定温度に達するまでにかかる時間に応じて行うことを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項13の画像形成装置において、上記情報を取得する場合の上記駆動支持回転体の回転速度の設定は、環境温度の変化度合いに応じて行うことを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、無端状のベルトが掛け渡された複数の支持回転体のうち、回転駆動力が伝達される駆動支持回転体の回転角変位または回転角速度の検出結果と該回転駆動力の伝達に寄与しない従動支持回転体の回転角変位または回転角速度の検出結果とから、該ベルトの周方向の周期的な厚さ変動に対応した周波数を有する回転角変位または回転角速度の交流成分を抽出し、該交流成分の振幅及び位相の情報に基づいて、該駆動支持回転体の回転を制御するベルト駆動制御方法において、少なくとも該ベルトの厚さ変動1周期分の上記情報を取得する場合の該駆動支持回転体の回転速度を通常動作時の該駆動支持回転体の回転速度とは異なる回転速度に設定可能にしたことを特徴とするものである。
中間転写ベルト8の厚さ変動一周期分における交流信号の振幅及び位相の情報を得るときに中間転写ベルト8の回転速度を通常動作時つまり画像形成動作時と同じベルトの回転速度で行うと、時間が掛かってしまい画像形成動作開始可能までの待ち時間が長くなってしまう場合がある。そのため、本実施例では、上記制御部により駆動ローラ12の回転を制御し上記情報を得るときの中間転写ベルト8の回転速度を通常動作時よりも大きくすることが可能となっている。例えば、画像形成動作時の中間転写ベルト8の回転速度が120[mm/s]であれば、上記情報を得るときに中間転写ベルト8の回転速度を180[mm/s]にする。このように中間転写ベルト8の回転速度を大きくすることで上記情報を得るときにかかる時間を短縮することができるので、画像形成動作開始可能までの待ち時間を短くすることができる。
中間転写ベルト8の厚さは装置内の温度変化などの環境変動によっても変化する。そのため、本実施例では中間転写ベルト8の厚さ変動一周期分における交流信号の振幅及び位相の情報を得るときの中間転写ベルト8の回転速度を上記制御部によって上記温度変化の度合いに応じた回転速度としている。
本実施形態のプリンタには、上述したように表面にフルカラートナー像を担持した転写紙Pが定着ユニット20のローラ間を通過する際に、熱と圧力とを受けて上記表面のフルカラートナー像が転写紙Pの表面に定着される。このように転写紙Pにトナー像を定着する際の上記熱の温度、言い換えれば、定着温度は所定の温度以上必要である。そのため、定着温度が転写紙Pにトナー像を定着可能な温度すなわち定着可能温度に達するまで定着温度を昇温する必要がある。ところが、定着温度を定着可能温度まで達するのにかかる時間は、気温や昇温開始時の定着温度などによって異なる。そこで、本実施例では中間転写ベルト8の厚さ変動一周期分における交流信号の振幅及び位相の情報を得るときの中間転写ベルト8の回転速度を上記制御部によって上記定着温度が定着可能温度まで達するのにかかる時間に応じた回転速度としている。
本実施例においては、例えば、画像に位置ズレなど異常画像が認められた場合、中間転写ベルト8の厚さ変動一周期分における交流信号の振幅及び位相の情報を得るときの中間転写ベルト8の回転速度を上記制御部により駆動ローラ12の回転を制御して通常動作時つまり画像形成動作時よりも小さくする。これにより、上記情報のサンプル数がより多くなるので中間転写ベルト8の厚さ変動をより精度良く検出することができる。よって、上記異常画像が中間転写ベルト8の厚さ変動によるものである場合には上記異常画像が生じないような適切な制御が行なわれるので、良好な画像形成を行うことができる。
通常動作時つまり画像形成動作時の中間転写ベルトの回転速度が転写紙Pとして普通紙を用いる場合と厚紙を用いる場合とで異なっていることがある。例えば、普通紙を用いる場合の画像形成動作時の中間転写ベルト8の回転速度が120[mm/s]、厚紙を用いる場合の画像形成動作時の中間転写ベルト8の回転速度が60[mm/s]とする。このようなときには、中間転写ベルト8の厚さ変動一周期分における交流信号の振幅及び位相の情報を得るときに中間転写ベルト8の回転速度を上記制御部により駆動ローラ12の回転を制御して、普通紙を用いる場合の画像形成動作時の中間転写ベルト8の回転速度と厚紙を用いる場合の画像形成動作時の中間転写ベルト8の回転速度との間の速度、言い換えれば、120[mm/s]と60[mm/s]との間の速度にする。同一の速度でベルト厚さ変動読取りを行っても画像形成動作時の中間転写ベルトの回転速度の違いによる差が殆どないので、各速度に対応させることが可能となる。
本実施形態のプリンタの基本的な構成は中間転写ユニット15にテンションローラ11が設けられているが実施形態1のプリンタと略同じであるので説明を省略する。また、本実施形態のプリンタにおいても実施形態1で記載したように、中間転写ベルト8の厚さ変動一周期分における交流信号の振幅及び位相の情報を得るときの中間転写ベルト8の回転速度を実施形態1に記載したような目的に応じて上述したような所定の条件に対応させて変更可能である。なお、これに関しても上記目的などに応じて上記制御部が駆動ローラ12の回転を制御するなど実施形態1と同様なので説明を省略する。
図8に示すように1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9Kがそれぞれ感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kに当接する状態では、中間転写ベルト8を間に挟み込んで、それぞれ1次転写ニップを形成している。
図9では、1次転写バイアスローラ9Kのみが感光体ドラム1Kに対し当接状態を保っている。このような状態は、カラー画像を形成するプリンタにおいて、黒色画像のみを形成するモノクロモードにて駆動させている場合などが考えられる。このようなモノクロモード場合、無端移動せしめられる中間転写ベルト8を1次転写バイアスローラ9Kと感光体ドラム1Kとの間にのみ挟み込み、他の1次転写バイアスローラ9Y,9M,9Cと各感光体ドラム1Y,1M,1Cとが無端移動せしめられる中間転写ベルト8を挟み込むことは無い。
図10に示すように、1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9Kがそれぞれ感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kから離間した場合には、中間転写ベルト8は1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9Kと感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kの間に挟み込まれない。
また、各実施形態によれば、少なくとも上記情報を取得する場合の中間転写ベルト8の回転速度が通常動作時である画像形成動作時の中間転写ベルト8の回転速度よりも大きくなるように駆動ローラ12の回転速度を設定する。これにより、良好な画像形成を行うために必要以上に中間転写ベルト8の回転速度を速くできない画像形成動作時の中間転写ベルト8の回転速度よりも中間転写ベルト8の回転速度を大きくすることで、上記情報を得るときにかかる時間を短縮することができるので、画像形成動作開始可能までの待ち時間を短くすることができる。
また、各実施形態によれば、上記情報を取得する場合の中間転写ベルト8の回転速度が上記通常動作時の中間転写ベルト8の回転速度よりも大きいときには、上記通常動作時の中間転写ベルト8の回転速度で上記情報を取得する場合よりも上記周波数が大きくなるように構成する。これにより、サンプル周期が上記通常動作時の同じ場合よりも上記情報のサンプル数が多くなるので、中間転写ベルト8の回転速度を大きくしたときの中間転写ベルト8の厚さ変動の検出精度を上げることが可能となる。
また、各実施形態によれば、少なくとも上記情報を取得する場合の中間転写ベルト8の回転速度が通常動作時である画像形成動作時の中間転写ベルト8の回転速度とは異なる回転速度となるように駆動ローラ12の回転速度を設定する。例えば、上述したように画像に位置ズレなど異常画像が認められた場合、上記情報を得る場合の中間転写ベルト8の回転速度を画像形成動作時よりも小さくなるようにする。これにより、上記情報のサンプル数がより多くなるので中間転写ベルト8の厚さ変動をより精度良く検出することができ、上記異常画像が生じないような適切なベルト駆動制御を行なうことが可能となる。また、上述したように画像形成動作時よりも中間転写ベルト8の回転速度を大きくするように設定することで、上記情報を得るときにかかる時間を短縮することができるので、画像形成動作開始可能までの待ち時間を短くすることができる。
また、各実施形態によれば、上記情報を取得する場合の中間転写ベルト8の回転速度に関係なく上記情報のサンプル数を同じにすることで、上述したようにベルト駆動制御にかかる演算処理が行い易くなる。
また、各実施形態によれば、中間転写ベルト8の回転速度の速度モードを2モード以上有しており、上記情報を取得する場合の中間転写ベルト8の回転速度を上記速度モードから選択することで、上述したようなベルト駆動制御開始から次の画像形成が可能となるまでの待ち時間を短縮したい場合や、精度良く中間転写ベルト8の厚さ変動を検出したい場合など、目的に合った中間転写ベルト8の回転速度へ容易に変化させることが可能となる。
また、各実施形態によれば、上記速度モードは、装置外部からの操作によって選択可能であることで、操作者が目的や状況などに応じて上記速度モードを選ぶことができる。
また、各実施形態によれば、上記速度モードを選択する速度モード選択手段を有することで、上記所定の条件により上記速度モードが自動で切り替わるため、常に最良のベルト駆動速度を自動で選択することができる。
また、各実施形態によれば、無端状のベルトである中間転写ベルト8と、中間転写ベルト8が掛け渡された複数の支持回転体と、上記複数の支持回転体のうち回転駆動力が伝達される駆動支持回転体である駆動ローラ12に駆動を伝達する駆動手段である上記モータと、駆動ローラ12の回転角変位または回転角速度を検出する第1の検出手段である駆動ローラ用の上記ロータリエンコーダと、上記複数の支持回転体のうち上記回転駆動力の伝達に寄与しない従動支持回転体である従動ローラ13の回転角変位または回転角速度を検出する第2の検出手段である従動ローラ用の上記ロータリエンコーダと、駆動ローラ用及び従動ローラ用のロータリエンコーダによる検出結果とに基づいて駆動ローラの回転を制御することにより、中間転写ベルト8の駆動を制御するベルト駆動制御手段とを備えたベルト駆動装置において、上記ベルト駆動制御手段として本発明のベルト駆動制御装置を用いることで上述したような優れた効果を得ることができる。
また、実施形態2によれば、駆動ローラ12に回転駆動力を与える上記モータとは異なる第2の駆動手段である上記ドラム駆動機構によって駆動が伝達され、且つ、中間転写ベルト8に対し接離可能に設けられた被駆動体である感光体ドラム1を有しており、上記情報を取得する場合に感光体ドラム1を中間転写ベルト8から離間させてから中間転写ベルト8を回転させるように構成したことで、中間転写ベルト8と感光体ドラム1との間で線速差が生じ中間転写ベルト8と感光体ドラム1との間で発生する摩擦によって中間転写ベルト8や被駆動体などが摩耗するのを抑制することができる。
また、実施形態2によれば、駆動ローラ12に回転駆動力を与える上記モータとは異なる第2の駆動手段である上記ドラム駆動機構によって駆動が伝達され、且つ、中間転写ベルト8に対し接して設けられた被駆動体である感光体ドラム1を有しており、上記情報を取得する場合に中間転写ベルト8と感光体ドラム1との接触箇所にて線速差が生じないように中間転写ベルト8を回転させるように構成したことで、中間転写ベルト8と感光体ドラム1との間で線速差が生じ中間転写ベルト8と感光体ドラム1との間で発生する摩擦によって中間転写ベルト8や感光体ドラム1などが摩耗するのを抑制することができる。
また、実施形態2によれば、上記無端状のベルトが、画像形成装置に用いる中間転写ベルト8などの転写ベルトであることで、上述したような優れた効果を得ることができる。
また、各実施形態によれば、潜像担持体である感光体ドラム1と、感光体ドラム1に潜像を形成する潜像形成手段である露光装置7と、感光体ドラム1上の潜像を現像する現像手段である現像装置5と、複数の支持回転体に掛け渡された無端状のベルトである中間転写ベルト8を有する、現像装置5によって現像された感光体ドラム1上の像を最終的に転写材である転写紙P上へ転写する転写手段である中間転写ユニット15と、転写紙P上に転写された上記像を転写紙P上に定着させる定着手段である定着ユニット20と、中間転写ベルト8を駆動させる中間転写ユニット15を構成するベルト駆動手段とを備えた画像形成装置であるプリンタにおいて、上記ベルト駆動手段として、本発明のベルト駆動制御装置を有するベルト駆動装置を用いることで、上述したような優れた効果を得ることができる。
また、各実施形態によれば、上記情報を取得する場合の駆動ローラ12の回転の切替えは、画像形成動作が行われていないときの経過時間に応じて行うものである。画像形成動作が行われていない経過時間が長時間か短時間かによって上述したように中間転写ベルト8の厚み変動が変わるので、上記経過時間に応じた回転速度にすること望ましい。
また、各実施形態によれば、定着ユニット20は少なくとも所定温度である定着可能温度の熱で転写紙P上に像を定着させるものであり、上記情報を取得する場合の駆動ローラ12の回転の切替えは、上記熱が上記定着可能温度に達するまでにかかる時間に応じて行うものである。これにより、例えば上述したように上記定着可能温度に達するまで長時間かかる場合には上記定着可能温度まで達するのにかかってしまう時間を有効に活用して上記情報のサンプル数を多く得ることなどが可能となる。
また、各実施形態によれば、上記情報を取得する場合の駆動ローラ12の回転の切替えは、環境温度の変化度合いに応じて行うことで、上述したように環境温度の変化度合いに応じた最適な中間転写ベルト8の回転速度にすることができる。
また、各実施形態によれば、無端状のベルトである中間転写ベルト8が掛け渡された複数の支持回転体のうち、回転駆動力が伝達される駆動支持回転体である駆動ローラ12の回転角変位または回転角速度の検出結果と上記回転駆動力の伝達に寄与しない従動支持回転体である従動ローラ13の回転角変位または回転角速度の検出結果とから、中間転写ベルト8の周方向の周期的な厚さ変動に対応した周波数を有する回転角変位または回転角速度の交流成分を抽出し、上記交流成分の振幅及び位相の情報に基づいて、駆動ローラ12の回転を制御するベルト駆動制御方法において、少なくとも中間転写ベルト8の厚さ変動一周期分の上記情報を取得する場合の駆動ローラ12の回転速度を通常動作時の該駆動支持回転体の回転速度とは異なる回転速度に設定可能に構成している。これにより、上記情報を取得する場合の中間転写ベルト8の回転速度を所定の目的に応じた回転速度に切替えることが可能となるので、上述したように上記情報を得るときにかかる時間を短縮したりすることや、上記情報のサンプル数を多くして中間転写ベルト8の厚さ変動を精度良く検出したりすることなどが可能となる。
8 中間転写ベルト
9 1次転写バイアスローラ
11 テンションローラ
12 駆動ローラ
13 従動ローラ
14 テンションローラ
15 中間転写ユニット
20 定着ユニット
21 加熱ローラ
22 加圧ローラ
107 エンコーダ
Claims (17)
- 無端状のベルトが掛け渡された複数の支持回転体のうち、回転駆動力が伝達される駆動支持回転体の回転角変位または回転角速度の検出結果と該回転駆動力の伝達に寄与しない従動支持回転体の回転角変位または回転角速度の検出結果とから、該ベルトの周方向の周期的な厚さ変動に対応した周波数を有する回転角変位または回転角速度の交流成分を抽出し、該交流成分の振幅及び位相の情報に基づいて、該駆動支持回転体の回転を制御する第1の制御手段を備えたベルト駆動制御装置において、
少なくとも該ベルトの厚さ変動1周期分の上記情報を取得する場合の該駆動支持回転体の回転速度を通常動作時の該駆動支持回転体の回転速度とは異なる回転速度に設定可能に構成したことを特徴とするベルト駆動制御装置。 - 請求項1のベルト駆動制御装置において、
少なくとも上記情報を取得する場合の上記ベルトの回転速度が通常動作時の該ベルトの回転速度よりも大きくなるように該駆動支持回転体の回転速度を設定することを特徴とするベルト駆動制御装置。 - 請求項2のベルト駆動制御装置において、
上記通常動作時の上記ベルトの回転速度で上記情報を取得する場合よりも上記周波数が大きくなるように構成したことを特徴とするベルト駆動制御装置。 - 請求項1のベルト駆動制御装置において、
少なくとも上記情報を取得する場合の上記ベルトの回転速度が通常動作時の該ベルトの回転速度とは異なる回転速度となるように該駆動支持回転体の回転速度を設定することを特徴とするベルト駆動制御装置。 - 請求項1、2、3または4のベルト駆動制御装置において、
上記情報を取得する場合の上記ベルトの回転速度に関係なく該情報のサンプル数を同じにすることを特徴とするベルト駆動制御装置。 - 請求項1、2、3、4または5のベルト駆動制御装置において、
上記ベルトの回転速度の速度モードを2モード以上有しており、上記情報を取得する場合の該ベルトの回転速度を該速度モードから選択することを特徴とするベルト駆動制御装置。 - 請求項6のベルト駆動制御装置において、
上記速度モードは、装置外部からの操作によって選択可能であることを特徴とするベルト駆動制御装置。 - 請求項6のベルト駆動装置において、
上記速度モードを選択する速度モード選択手段を有することを特徴とするベルト駆動制御装置。 - 無端状のベルトと、
該ベルトが掛け渡された複数の支持回転体と、
該複数の支持回転体のうち回転駆動力が伝達される駆動支持回転体に駆動を伝達する駆動手段と、
該駆動支持回転体の回転角変位または回転角速度を検出する第1の検出手段と、
該複数の支持回転体のうち該回転駆動力の伝達に寄与しない従動支持回転体の回転角変位または回転角速度を検出する第2の検出手段と、
該第1の検出手段による検出結果と該第2の検出手段による検出結果とに基づいて該駆動支持回転体の回転を制御することにより、該ベルトの駆動を制御するベルト駆動制御手段とを備えたベルト駆動装置において、
該ベルト駆動制御手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7または8のベルト駆動制御装置を用いることを特徴とするベルト駆動装置。 - 請求項9のベルト駆動装置において、
上記駆動手段とは異なる第2の駆動手段によって駆動が伝達され、且つ、上記ベルトに対し接離可能に設けられた被駆動体を有しており、
上記情報を取得する場合に該被駆動体を該ベルトから離間させてから該ベルトを回転させるように構成したことを特徴とするベルト駆動装置。 - 請求項9のベルト駆動装置において、
上記駆動手段とは異なる第2の駆動手段によって駆動が伝達され、且つ、上記ベルトに対し接して設けられた被駆動体を有しており、
上記情報を取得する場合に該ベルトと該被駆動体との接触箇所にて線速差が生じないように該ベルトを回転させるように構成したことを特徴とするベルト駆動装置。 - 請求項9、10または11のベルト駆動装置において、
上記無端状のベルトが、画像形成装置に用いる転写ベルトであることを特徴とするベルト駆動装置。 - 潜像担持体と、
該潜像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、
該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段と、
複数の支持回転体に掛け渡された無端状のベルトを有する、該現像手段によって現像された該潜像担持体上の像を最終的に転写材上へ転写する転写手段と、
該転写材上に転写された該像を該転写材上に定着させる定着手段と、
該ベルトを駆動させるベルト駆動手段とを備えた画像形成装置において、
該ベルト駆動手段として、請求項9、10、11または12のベルト駆動装置を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項13の画像形成装置において、
上記情報を取得する場合の上記駆動支持回転体の回転速度の設定は、画像形成動作が行われていないときの経過時間に応じて行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項13の画像形成装置において、
上記定着手段は少なくとも所定温度の熱で上記転写材上に像を定着させるものであり、
上記情報を取得する場合の上記駆動支持回転体の回転速度の設定は、該熱が該所定温度に達するまでにかかる時間に応じて行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項13の画像形成装置において、
上記情報を取得する場合の上記駆動支持回転体の回転速度の設定は、
環境温度の変化度合いに応じて行うことを特徴とする画像形成装置。 - 無端状のベルトが掛け渡された複数の支持回転体のうち、回転駆動力が伝達される駆動支持回転体の回転角変位または回転角速度の検出結果と該回転駆動力の伝達に寄与しない従動支持回転体の回転角変位または回転角速度の検出結果とから、該ベルトの周方向の周期的な厚さ変動に対応した周波数を有する回転角変位または回転角速度の交流成分を抽出し、該交流成分の振幅及び位相の情報に基づいて、該駆動支持回転体の回転を制御するベルト駆動制御方法において、
少なくとも該ベルトの厚さ変動1周期分の上記情報を取得する場合の該駆動支持回転体の回転速度を通常動作時の該駆動支持回転体の回転速度とは異なる回転速度に設定可能にしたことを特徴とするベルト駆動制御方法。
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