JP2009063472A - 圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力センサの外径が大きくならないようにし、部品点数を削減しつつ、大きな軸力を必要とせずにハウジングの圧力導入孔内をシールすることができる圧力センサを提供する。
【解決手段】ハウジング20の圧力導入孔24内にセンシング部30を配置し、センシング部30をハウジング20の孔部25に圧力媒体の導入方向と同じ方向に密着固定する。これによると、センシング部30のシール方向と圧力媒体の導入方向とが同じになっているため、圧力媒体の導入方向の逆向きにセンシング部30に軸力を加える必要がない。したがって、センシング部30に大きな軸力を加える必要もなく、そのための部品も無くすことができる。また、センシング部30を固定するための部品を無くしたことで、圧力センサの外径を小さくすることもできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハウジングに対し、ハウジングの圧力導入孔に導入される圧力媒体の導入方向と同じ方向に圧力を検出するセンシング部を組み付けた圧力センサに関する。
従来より、圧力媒体の漏れを検出して報知する圧力センサが、例えば特許文献1で提案されている。具体的に、特許文献1では、ハウジングと、ハウジングの一端側に配置されると共にダイヤフラムを有するステムと、スペーサであり、ステムをハウジングに固定するための受け座(以下、スクリューという)と、ステムのダイヤフラム上に配置される半導体圧力検出素子としての圧力検出素子と、圧力検出素子に電気的に接続される回路基板と、接続端子を備えると共にハウジングがかしめ固定されることで圧力センサ内にステムやスクリュー等を収納するコネクタとを備えた圧力センサが提案されている。
このような圧力センサでは、スクリューによってステムがハウジングに押し付けられることで、ステムとハウジングとが密着し、ハウジングのうちコネクタが固定される側とハウジングの圧力導入孔との間がシールされる。そして、ハウジング内に圧力媒体中に含まれる成分を含むと体積変化する体積変化部材が設けられ、この体積変化部材が体積変化することにより、接続端子と電気回路との電気的導通が遮断される。この状態が電気的に外部にて検出されることで圧力媒体の漏れが検出されるようになっている。
特開2004−286536号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ステムをハウジングに押し付けて圧力導入孔内をシールするための部品としてスクリューが必要であり、このために圧力センサを構成する部品点数が増えてしまうという問題があった。また、スクリューをハウジングにねじ止めするため、圧力センサの径を大きくしなければならず、圧力センサの外径が大きくなってしまうという問題があった。
さらに、ステムをハウジングに押し付ける方向とハウジングの圧力導入孔に導入される圧力媒体の導入方向とが違いに逆方向になっている。このため、圧力媒体の圧力によってステムがハウジングから離れてしまい、ハウジングのうちコネクタが固定される側とハウジングの圧力導入孔との間をシールすることができなくなってしまう。したがって、ステムとハウジングとのシール性を確保するためにスクリューに大きな軸力を与えなければならないという問題があった。
本発明は、上記点に鑑み、圧力センサの外径が大きくならないようにし、部品点数を削減しつつ、大きな軸力を必要とせずにハウジングの圧力導入孔側と当該圧力導入孔とは反対側との間をシールすることができる圧力センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、圧力導入孔(24)を有するハウジング(20)と、ハウジング(20)の一端部側に一体に組み付けられるケースプラグ(10)とを備え、ハウジング(20)の他端部に設けられた開口部(23)から圧力導入孔(24)内を経由してケースプラグ(10)側に圧力媒体が導入されてなる圧力センサであって、一端部側にハウジング(20)の圧力導入孔(24)に導入された圧力によって変形可能なダイヤフラム(31b)を有するセンシング部(30)を備え、ハウジング(20)の圧力導入孔(24)の底部には、当該圧力導入孔(24)とハウジング(20)の一端部側とを繋ぐ孔部(25)が設けられており、センシング部(30)は、ダイヤフラム(31b)がハウジング(20)の開口部(23)側に向けられ、圧力媒体の導入方向と同じ方向に孔部(25)に差し込まれてハウジング(20)に固定されると共に、ハウジング(20)の一端部側と圧力導入孔(24)との間をシールすることを特徴とする。
これによると、センシング部(30)のシール方向と圧力媒体の導入方向とが同じになっているため、圧力媒体の導入方向の逆向きにセンシング部(30)に軸力を加える必要がない。したがって、大きな軸力を必要とせずにハウジング(20)の圧力導入孔(24)内をシールすることができる。
また、ハウジング(20)に対してセンシング部(30)を固定するための部品が必要ないため、圧力センサの部品点数を削減することができ、圧力センサの外径が大きくならないようにすることができる。
この場合、センシング部(30)の他端部の角部にテーパ面(32a)を形成し、ハウジング(20)の孔部(25)の内部のうちハウジング(20)の一端側にハウジング(20)の他端部側に広がるテーパ状の傾斜部(25a)を設け、センシング部(30)の他端部側をハウジング(20)の孔部(25)に配置し、センシング部(30)のテーパ面(32a)と孔部(25)の傾斜部(25a)との接触面をメタルタッチシールすることができる。
さらに、孔部(25)の壁面に凹み部(26)を設け、この凹み部(26)内にOリング(50)を配置することもできる。
また、ハウジング(20)の孔部(25)の壁面に雌ネジ部(25b)を設け、センシング部(30)の側面に雄ネジ部(32c)を設け、これら雌ネジ部(25b)および雄ネジ部(32c)によって、センシング部(30)をハウジング(20)の孔部(25)にねじ止めすることもできる。
さらに、ハウジング(20)の一端部側に露出したセンシング部(30)の他端部とハウジング(20)との境界部分を溶接して溶接部(60)を形成することもできる。
他方、センシング部(30)の側面とハウジング(20)の圧力導入孔(24)の壁面との境界部分を溶接して溶接部(61)を形成することもできる。
そして、センシング部(30)の側面に凹み部(32d)を設け、この凹み部(32d)にハウジング(20)の孔部(25)の壁面が接するようにハウジング(20)を変形させることで、センシング部(30)がハウジング(20)にかしめ固定されるようにすることもできる。
また、孔部(25)内に、孔部(25)のうちケースプラグ(10)側よりも圧力導入孔(24)側の径を大きくする段差(25c)が設けられ、センシング部(30)の側面に凹み部(32d)が設けられており、段差(25c)にセンシング部(30)が当接すると共に、凹み部(32d)にハウジング(20)の孔部(25)の壁面が接するようにハウジング(20)が変形することで、センシング部(30)がハウジング(20)にかしめ固定される形態とすることもできる。
これによると、センシング部(30)にテーパ面(32a)を設ける必要がないため、センシング部(30)の製造やハウジング(20)の孔部(25)の形成を容易に行うこができる。
そして、ケースプラグ(10)に当該ケースプラグ(10)のうちハウジング(20)側に露出するようにインサート成形されたターミナル(11)が設けられ、センシング部(30)とターミナル(11)とを電気的に接続するバンプ(17)がセンシング部(30)とターミナル(11)との間に配置されている形態とすることもできる。
さらに、孔部(25)のうち圧力導入孔(24)側の角部に当該角部が凹んだ凹み部(25d)が設けられ、この凹み部(25d)にOリング(50)が配置されており、圧力導入孔(24)の底にOリング(50)を押さえつける圧入部材(70)が配置されている形態とすることもできる。
これにより、Oリング(50)によってセンシング部(30)を締め付けることができるため、シール性をより向上させることができる。
上記センシング部(30)については、半導体ウェハ(40)を用意し、半導体ウェハ(40)の一面側にダイヤフラム(31b)を複数形成し、半導体ウェハ(40)のうち複数のダイヤフラム(31b)が形成された一面とは反対側の他面に板部材を貼り合わせ、半導体ウェハ(40)と板部材とが張り合わされたものをダイシングカットして個々のセンシング部(30)に分割することにより、センシング部(30)を製造することができ、このセンシング部(30)を用いて圧力センサを製造することができる。
他方、半導体ウェハ(40)を用意し、半導体ウェハ(40)の一面側に前記ダイヤフラム(31b)を複数形成し、半導体ウェハ(40)をダイシングカットして個々のセンシング部(30)に分割することでセンシング部(30)を用意することもできる。
そして、圧力センサの製造においては、センシング部(30)を圧力媒体の導入方向と同じ方向に孔部(25)に差し込んでセンシング部(30)を孔部(25)に固定することができる。
この方法によると、センシング部(30)がハウジング(20)の一端部側と圧力導入孔(24)との間をシールする方向と圧力媒体の導入方向とを同じにすることができるので、大きな軸力を必要とせずにセンシング部(30)を固定できると共に、シール性を向上させることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態で示される圧力センサは、例えば車両に搭載され、高圧センサとして用いられる。例えば、直噴エンジンのコモンレールにおける燃料圧の測定、ブレーキ油圧の測定、COガス圧の測定、燃料電池車の水素ガス圧の測定等に採用される。
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサの全体断面図である。図2(a)は図1に示されるセンシング部30付近の拡大断面図、図2(b)はケースプラグ10側からハウジング20側にセンシング部30を見た図である。これらの図を参照して、圧力センサの構成について説明する。
圧力センサは、ケースプラグ10と、ハウジング20と、センシング部30とを備えて構成されている。
ケースプラグ10は、圧力センサで検出された圧力値を示す信号を外部に出力するためのコネクタをなすものであり、PPS(ポリフェニレンサルファイド)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂を型成形することにより形成されたものである。本実施形態では、ケースプラグ10は例えば円柱状をなしている。
このケースプラグ10には、金属の棒状部材で構成されたターミナル11が複数インサート成形されている。ケースプラグ10の一端側には開口部12が設けられており、各ターミナル11の一端がこの開口部12内に露出している。これにより、ターミナル11の一端側の先端部分が図示しない外部コネクタに接続されることで、圧力センサの外部にある相手側回路等へ配線部材を介して電気的に接続される。他方、各ターミナル11の他端は、ケースプラグ10の他端側の端面に露出している。
上記構成を有するケースプラグ10の他端部には、円柱状のハウジング20が組み付けられている。具体的には、ハウジング20の一端部には収容凹部21が形成されており、この収容凹部21内にケースプラグ10の他端部が挿入されることで、ケースプラグ10とハウジング20とが組み付けられた構成となっている。
このハウジング20は、切削や冷間鍛造等により加工された中空形状の金属製のケースであり、ハウジング20の他端部の外周面には、燃料配管等の被測定体にネジ結合可能なネジ部22が形成されている。また、ハウジング20の他端部には、当該他端部に形成された開口部23からハウジング20の一端側に延びる圧力導入孔24が形成されており、この圧力導入孔24が圧力導入通路としての役割を果たす。このようなハウジング20において、圧力媒体は圧力導入孔24を介してハウジング20の他端側から一端側に導入される。
以下では、圧力媒体が圧力導入通路をハウジング20の一端部の開口部12から他端側へ向かう方向を圧力媒体の導入方向という。
そして、ハウジング20のうち収容凹部21側の一端部にかしめ部20aが形成されており、当該かしめ部20aがケースプラグ10の他端部にインサート成形されている。これにより、ハウジング20内がシールされると共に、ハウジング20とケースプラグ10とが固定され一体化されている。
また、ハウジング20の他端部、すなわち圧力導入孔24の底部にセンシング部30が配置されている。具体的には、図2(a)に示されるように、ハウジング20の一端部に圧力導入孔24に繋がる孔部25が設けられており、当該孔部25にセンシング部30が差し込まれた形態となっている。すなわち、センシング部30がハウジング20の一端部側と圧力導入孔24との間をシールする方向と圧力媒体の導入方向とが同じになっている。このように、孔部25にセンシング部30が配置されると、センシング部30の外周部が孔部25の側壁に接触した形態となる。
孔部25の径は、ハウジング20の圧力導入孔24の径よりも小さくなっている。つまり、ハウジング20には径が異なる2つの孔が設けられた形態となっている。この孔部25の内部のうちハウジング20の一端側には、ハウジング20の他端側に広がるテーパ状の傾斜部25aが設けられている。
センシング部30は、柱形状をなしており、圧力を検出してその圧力に応じた電気信号を発生するゲージ部31と、ハウジング20に固定される固定部32と有している。ゲージ部31は、四角形状のシリコン基板に設けられた空洞31aを密閉する歪み部としてのダイヤフラム31bを有し、当該ダイヤフラム31bに拡散抵抗などにより形成されたブリッジ回路を備えた構成となっている。このようなダイヤフラム31bは、ハウジング20の圧力導入孔24に導入された圧力によって変形可能になっている。
このようなゲージ部31のダイヤフラム31bのうち圧力導入孔24内に露出する面が圧力受圧面31cとなっている。この圧力受圧面31cは、圧力媒体の導入方向に垂直な方向に平行にされている。そして、圧力導入孔24内に導入された圧力媒体によって圧力受圧面31cに圧力が印加されることでダイヤフラム31bが歪むようになっている。これにより、ブリッジ回路の出力の変化が圧力に応じた電気信号としてゲージ部31から出力される。
また、ゲージ部31にはダイヤフラム31bのブリッジ回路の出力を外部に出力するための貫通電極31dが設けられている。貫通電極31dはゲージ部31を構成するシリコン基板内に設けられており、貫通電極31dの一端がゲージ部31のダイヤフラム31bのブリッジ回路に接続され、他端がゲージ部31のうちダイヤフラム31bが設けられた面の反対側の面に引き伸ばされて露出している。
他方、固定部32は円柱状をなしており、外径はハウジング20の孔部25と同じになっている。また、センシング部30の他端部側、すなわち固定部32のうちハウジング20の孔部25に挿入される側の角部にテーパ面32aが形成されている。さらに、固定部32には、当該固定部32の両端面に露出するように貫通電極32bが設けられている。このような固定部32として、金属、シリコン基材、ガラス等が採用される。
そして、例えば直接接合等の方法により、ゲージ部31のうちダイヤフラム31bが設けられた側とは反対側の面と、固定部32のうちハウジング20の孔部25に挿入される側とは反対側の面とが接合され、センシング部30が構成されている。これによると、ゲージ部31の貫通電極31dと固定部32の貫通電極32bとが電気的に接続され、さらに図2(b)に示されるように、固定部32から貫通電極32bが露出した形態となっている。なお、本実施形態では、貫通電極31d、32bは4本ずつ設けられている。
このような構成を有するセンシング部30は、固定部32がハウジング20の孔部25に差し込まれ、固定部32のテーパ面32aと孔部25の傾斜部25aとの接触面がメタルタッチシールされている。すなわち、センシング部30は、圧力媒体の導入方向と同じ方向にハウジング20に押さえつけられて固定されている。つまり、センシング部30のシール方向と圧力印加方向とが同じになっているため、センシング部30のシールが容易である。また、本実施形態では、センシング部30のうち固定部32がハウジング20の孔部25に配置されることで、センシング部30のうち圧力検出を行う側、すなわちダイヤフラム31bが圧力導入孔24内に配置された形態になっている。こうして、圧力導入孔24内が気密に保たれている。
この場合、固定部32の端面がハウジング20の収容凹部21の面とが同一平面上に配置されていなくても良い。すなわち、センシング部30の固定部32がハウジング20の収容凹部21内に突出していても良いし、突出していなくても良い。
ハウジング20にセンシング部30が固定されることで、ハウジング20の収容凹部21に固定部32の貫通電極32bが露出する。そして、ケースプラグ10の他端側に露出するターミナル11と固定部32との間に、当該ターミナル11と貫通電極32bとを電気的に接続する接続部13が配置されている。すなわち、接続部13の一端部がターミナル11に接触し、他端部が貫通電極32bに接触しており、これによってゲージ部31のブリッジ回路とターミナル11とが電気的に接続される。接続部13として、例えばスプリング部材や板バネ等が採用される。以上が、本実施形態に係る圧力センサの構成である。
次に、図1および図2に示される圧力センサの製造方法について、図3を参照して説明する。図3(a)はシリコンウェハ40にゲージ部31を形成したものを示した図であり、図3(b)は図3(a)のA−A断面図である。
まず、圧力導入孔24、孔部25、ネジ部22、収容凹部21、およびかしめ部20aが設けられたハウジング20を用意する。そして、ハウジング20の一端側にケースプラグ10の型を配置すると共に、型内にターミナル11の他端部に接続部13を接合したものを設置した状態で、その型に溶融させた樹脂を流し込んで固める。これにより、ハウジング20のかしめ部20aがケースプラグ10にインサート成形されて強固に固定される。
他方、センシング部30を用意する。具体的には、シリコンウェハ40を用意し、図3(a)に示されるようにシリコンウェハ40の一面に周知の半導体プロセスによって図2(a)に示される多数のゲージ部31を形成する。この後、シリコンウェハ40のうちダイヤフラム31bが形成された一面とは反対側の他面に板部材を貼り合わせる。この板部材は、固定部32となるものである。板部材の材質として、金属、シリコン基材、ガラスを採用することができる。
そして、板部材に貫通電極32bを配置するための孔をエッチング等により形成し、当該孔の内部に貫通電極31dに電気的に接続される貫通電極32bを形成する。なお、板部材に貫通電極32bを設けたものをシリコンウェハ40に貼り合わせても良い。
続いて、シリコンウェハ40と板部材とが張り合わされたものにおいて、ダイヤフラム31bが形成された側とは反対側の面を部分的にエッチングすることにより、板部材にテーパ面32aを形成する。これにより、図3(b)に示されるように、センシング部30が多数繋がったものが得られる。なお、部分的にエッチングする場合に限らず、あらかじめテーパ面32aが形成された固定部32を用意し、この固定部32をシリコンウェハ40に貼り合わせることもできる。
この後、センシング部30が多数繋がったものをダイシングカットすることにより、個々のセンシング部30に分割する。これにより、板部材は個々のセンシング部30の固定部32とされる。こうして、センシング部30を用意する。
このセンシング部30を、固定部32側からハウジング20の圧力導入孔24内に差し込み、固定部32をハウジング20の孔部25に圧入する。これにより、固定部32のテーパ面32aと孔部25の傾斜部25aとをメタルタッチシールする。
なお、シール面加工方法として、固定部32のテーパ面32aもしくはハウジング20の孔部25の傾斜部25aに薄い樹脂剤を塗布することにより、テーパ面32aや傾斜部25aの面が粗くなっていても、固定部32とハウジング20とをシールすることが可能である。
以上により、図1および図2に示される圧力センサが完成する。
上記圧力センサの基本的な圧力検出動作について述べる。圧力センサは、ハウジング20のネジ部22を介して、上述のように車両におけるエンジン等に取り付けられる。そして、例えば、圧力媒体としてエンジンオイルがハウジング20の開口部12より圧力導入孔24を介して圧力センサ内に導入される。
すると、導入された圧力がセンシング部30のゲージ部31のダイヤフラム31bに印加される。そして、印加された圧力に応じた電気信号がセンサ信号として、ゲージ部31から貫通電極31d、32b、接続部13、およびターミナル11を介して外部回路へ伝達され、例えばオイル圧が検出される。このようにして、圧力センサにおける圧力検出が行われる。
このようにして圧力検出が行われる場合、センシング部30のシール方向と圧力媒体の導入方向とが同じ方向になっている。このため、センシング部30は圧力媒体によってハウジング20の圧力導入孔24内をシールする、すなわちハウジング20の一端部側と圧力導入孔24とをシールするように作用するので、ハウジング20とセンシング部30とを密着させるための大きな軸力は必要ない。また、シール性を良くするためにセンシング部30とハウジング20とを密接させるための部品は必要ない。これに伴い、部品点数を削減できるため、圧力センサの外径を大きくする必要もない。
以上説明したように、本実施形態では、ハウジング20の圧力導入孔24内にセンシング部30を配置し、センシング部30をハウジング20の孔部25に圧力媒体の導入方向と同じ方向に密着固定することでハウジング20の一端部側と圧力導入孔24とをシールすることを特徴としている。
これにより、ハウジング20の孔部25をセンシング部30でシールする方向と圧力媒体の導入方向とが同じであるので、センシング部30に大きな軸力を与えることなくハウジング20からセンシング部30が離れてしまわないようにすることができる。すなわち、センシング部30をハウジング20に強く押さえつけるための部品を不要とすることができ、圧力センサの部品点数を削減することができる。また、当該部品が必要ないことから、圧力センサ内に当該部品を設置するスペースも不要となり、圧力センサの外径を小さくすることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図4は、本実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部30付近の拡大断面図である。この図に示されるように、ハウジング20の孔部25の壁面に凹み部26が設けられており、当該凹み部26内にOリング50が配置されている。
このOリング50は、孔部25の壁面とセンシング部30との隙間から進入する圧力媒体に対するシール性を高める役割を果たす。このような圧力センサは、ハウジング20の孔部25に凹み部26を設け、当該凹み部26にOリング50を配置した後、孔部25にセンシング部30を差し込んで固定する。
以上のように、シール性を高めるという観点から、圧力センサにOリング50を設けた構成とすることができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図5は、本実施形態に係る圧力センサの全体断面図である。この図に示されるように、ハウジング20の一端部にテーパ面を有する引っ掛け部27が設けられている。他方、ケースプラグ10の他端部の側面には、ハウジング20の引っ掛け部27が引っ掛かる段差14が設けられている。
これによると、引っ掛け部27のテーパ面にケースプラグ10の他端部を滑らせることによりケースプラグ10をハウジング20側に押し込み、ケースプラグ10の段差14に引っ掛け部27をかしめることで、ハウジング20とケースプラグ10とを一体化した構造となっている。
このような構成の圧力センサは、ターミナル11がインサート成形されたケースプラグ10と、ハウジング20とをそれぞれ用意し、上記のようにハウジング20にケースプラグ10を組み付けることで容易にハウジング20とケースプラグ10とを一体化することができる。この場合、ハウジング20を用意する際にセンシング部30をハウジング20に組み付けても良いし、ハウジング20とケースプラグ10とを組み付けた後にハウジング20にセンシング部30を組み付けても良い。
以上のように、スナップフィットのようにして、ハウジング20とケースプラグ10とを一体化する圧力センサの構造とすることもできる。
(第4実施形態)
本実施形態では、第1、第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図6は、本実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部30付近の拡大断面図である。この図に示されるように、本実施形態では、ターミナル11とセンシング部30との電気的接続にフレキシブル基板15が用いられている。当該フレキシブル基板15は、バンプやはんだ等によってターミナル11やセンシング部30の貫通電極32bに接合されている。
フレキシブル基板15を用いるため、ケースプラグ10にはフレキシブル基板15を収納するための収納部16が設けられている。この収納部16はケースプラグ10の他端部がケースプラグ10の軸に沿って凹んだことによって設けられたものである。
このような圧力センサは、以下のようにして製造することができる。まず、ハウジング20にセンシング部30を圧入する。他方、ターミナル11がインサート成形されたケースプラグ10を用意する。そして、フレキシブル基板15によってセンシング部30とターミナル11とを接合し、ケースプラグ10をハウジング20の引っ掛け部27によって固定する。こうして、図6に示される圧力センサが完成する。
以上のように、センシング部30とターミナル11との電気的に接続にフレキシブル基板15を用いることができる。
(第5実施形態)
本実施形態では、第1、第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図7は、本実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部30付近の拡大断面図である。この図に示されるように、センシング部30のうち固定部32の側面に雄ネジ部32cが設けられている一方、ハウジング20の孔部25に雌ネジ部25bが設けられており、これらのネジ部25b、32cによってセンシング部30がハウジング20にねじ止めされている。
このように、センシング部30をハウジング20にねじ止めすることで、ハウジング20に対するセンシング部30の軸力を向上させることができる。センシング部30の固定部32の雄ネジ部22は、ウェハ工程後、もしくはダイシングカット後に設けることができる。なお、冶具を用いれば、センシング部30のうちゲージ部31側にも雄ネジ部32cを設けることもできる。
(第6実施形態)
本実施形態では、第5実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図8(a)は本実施形態に係るターミナルを示した図、図8(b)はセンシング部30の固定部32のうちゲージ部31とは反対側の端面を見た図である。
まず、図8(a)に示されるように、ターミナル11のうちセンシング部30側の端部にスリップリング11aが設けられている。例えば4本のターミナル11がケースプラグ10に設けられる場合、図8(a)のように径が異なるスリップリング11aが同一平面上に配置され、各ターミナル11がケースプラグ10にインサート成形される。
他方、図8(b)に示されるように、センシング部30のうち固定部32の端面には4本の貫通電極32bの各端部が固定部32の径方向に配置されている。言い換えると、各貫通電極32bは同じ径の円周上に配置されておらず、図8(a)に示される各ターミナル11の各スリップリング11a上に対応してそれぞれ配置されている。
このようなターミナル11およびセンシング部30の構成によると、例えば図7に示される圧力センサにおいて、ハウジング20の中心軸を中心にセンシング部30を回転させてハウジング20にセンシング部30をねじ止めした場合、各貫通電極32bが各貫通電極32bに対応したターミナル11のスリップリング11aの円周上を移動するため、各貫通電極32bが各貫通電極32bに対応したスリップリング11aにのみそれぞれ接触する。
以上のように、ターミナル11にスリップリング11aを設け、貫通電極32bをスリップリング11aの円周上に配置することで、貫通電極32bに対するターミナル11の位置を考慮しなくても良いため、ハウジング20に対するセンシング部30の取り付けを容易に行うことができる。
(第7実施形態)
本実施形態では、第1、第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図9は、本実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部30付近の拡大断面図である。本実施形態では、図9に示されるように、センシング部30がハウジング20の孔部25に挿入され、センシング部30の固定部32のうちハウジング20の収容凹部21に露出した部分とハウジング20との境界部分が溶接されて溶接部60が形成されている。すなわち、本実施形態では、センシング部30の固定部32が溶接可能な材質、例えば金属で構成されている。
このような圧力センサを製造する場合、ハウジング20の孔部25にセンシング部30を挿入し、収容凹部21に露出する固定部32とハウジング20との境界を、例えばレーザ溶接等の方法により溶接し、溶接部60を形成する。これにより、ハウジング20の圧力導入孔24内をセンシング部30にてシールする。この後、ケースプラグ10をハウジング20の引っ掛け部27によって固定することで圧力センサが完成する。
以上のように、ハウジング20にセンシング部30を固定する場合、メタルタッチシールの方法とは別に、ハウジング20にセンシング部30を溶接して溶接部60を形成することにより、ハウジング20の圧力導入孔24内をシールすることもできる。
(第8実施形態)
本実施形態では、第7実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図10は、本実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部30付近の拡大断面図である。この図に示されるように、本実施形態では、センシング部30の固定部32とハウジング20の圧力導入孔24の壁面との境界部分が溶接されて溶接部61が形成されている。
このように、圧力導入孔24内でセンシング部30とハウジング20とを溶接して溶接部61を形成することで、ハウジング20の圧力導入孔24内をシールすることができる。なお、ハウジング20へのケースプラグ10の取り付けは、溶接の前後のいずれでも構わない。
(第9実施形態)
本実施形態では、第1、第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図11は、本実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部30付近の拡大断面図である。この図に示されるように、孔部25に挿入されたセンシング部30は、孔部25周辺のハウジング20によってかしめられている。このため、センシング部30の固定部32の側面に凹み部32dが設けられており、当該凹み部32dに孔部25の壁面が接するようにハウジング20が変形することで、センシング部30がハウジング20にかしめ固定されている。
以上のように、センシング部30をハウジング20によってかしめ固定することもできる。これによると、センシング部30の凹み部32dにハウジング20を入り込ませてセンシング部30を固定するため、ハウジング20の軸方向に強固にセンシング部30を固定することができる。したがって、負圧対策にもなる。
(第10実施形態)
本実施形態では、第9実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図12は、本実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部30付近の拡大断面図である。この図に示されるように、ハウジング20の孔部25内に段差25cが設けられており、当該段差25cにセンシング部30の固定部32が引っ掛かった状態とされている。本実施形態では、孔部25内に段差25cが設けられていることで、孔部25の径がケースプラグ10側よりも圧力導入孔24側が大きくなっている。また、固定部32と段差25cとがメタルタッチシールされている。さらに、第9実施形態と同様に、センシング部30がハウジング20にかしめ固定されている。
このような構造によると、固定部32に図2に示されるようなテーパ面32aが必要ないため、ウェハ工程のエッチングを簡易化することができる。
(第11実施形態)
本実施形態では、第1、第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図13は、本実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部30付近の拡大断面図である。この図に示されるように、センシング部30の固定部32の各貫通電極32bとターミナル11とがバンプ17にて電気的に接続されている。このように、図2に示される接続部13を用いずにバンプ17を用いることもできる。
(第12実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図14は、本実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部30付近の拡大断面図である。この図に示されるように、ハウジング20の孔部25のうち圧力導入孔24側の角部が凹んだ凹み部25dが設けられており、この凹み部25dにOリング51が配置されている。
そして、第1実施形態と同様に、孔部25にセンシング部30が配置されており、さらにハウジング20の圧力導入孔24の底にOリング50の飛び出しを防止する圧入部品70が配置されている。
この圧入部品70は、金属製のバネ部材であり、折れ曲がったものが図14に示されるように圧力導入孔24の底に圧入されることで弾性変形し、直角に折れ曲がった形態となる。これによると、凹み部25dにOリング50を圧入することもでき、これによって圧入部材70がOリング50を押さえつけると共にOリング50がセンシング部30を押さえつけることでハウジング20に対するセンシング部30のシール性を向上させることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、それぞれの圧力センサを単独で実現することができ、他方で各実施形態を組み合わせた圧力センサを実現することもできる。例えば、図2に示される圧力センサに図5に示される引っ掛け部27を設けた構成とすることもできる。
上記各実施形態では、センシング部30は複数の部材、すなわちゲージ部31と固定部32とが一体化されて構成されているが、1つの部材として形成されたものであっても構わない。すなわち、柱形状のセンシング部30の一端側に、ハウジング20の圧力導入孔24に導入された圧力によって変形可能なダイヤフラム31bが設けられたものであれば良い。
上記各実施形態では、センシング部30は柱形状となっているものについて説明したが、センシング部30の形態は柱形状に限定されるものではなく、他の形状のものであっても構わない。
また、上記各実施形態では、ケースプラグ10のうちコネクタとなる開口部12が圧力センサの軸方向に開口しているものについて示されているが、当該開口部12が圧力センサの軸に対して傾いた方向、例えば圧力センサの軸に垂直な方向に開口したケースプラグ10を採用しても構わない。
本発明の第1実施形態に係る圧力センサの全体断面図である。 (a)は図1に示されるセンシング部付近の拡大断面図、(b)はケースプラグ側からハウジング側にセンシング部を見た図である。 (a)はシリコンウェハにゲージ部を形成したものを示した図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部付近の拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧力センサの全体断面図である。 本発明の第4実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部付近の拡大断面図である。 本発明の第5実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部付近の拡大断面図である。 (a)は第6実施形態に係るターミナルを示した図、(b)は第6実施形態に係るセンシング部の固定部のうちゲージ部とは反対側の端面を見た図である。 本発明の第7実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部付近の拡大断面図である。 本発明の第8実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部付近の拡大断面図である。 本発明の第9実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部付近の拡大断面図である。 本発明の第10実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部付近の拡大断面図である。 本発明の第11実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部付近の拡大断面図である。 本発明の第12実施形態に係る圧力センサのうちセンシング部付近の拡大断面図である。
符号の説明
10…ケースプラグ、20…ハウジング、23…ハウジングの開口部、24…圧力導入孔、25…孔部、25a…傾斜部、25b…雌ネジ部、30…センシング部、31b…ダイヤフラム、32a…テーパ面、32c…雄ネジ部、32d…凹み部、60、61…溶接部。

Claims (13)

  1. 圧力導入孔(24)を有するハウジング(20)と、前記ハウジング(20)の一端部側に一体に組み付けられるケースプラグ(10)とを備え、前記ハウジング(20)の他端部に設けられた開口部(23)から前記圧力導入孔(24)内を経由して前記ケースプラグ(10)側に圧力媒体が導入されてなる圧力センサであって、
    一端部側に前記ハウジング(20)の圧力導入孔(24)に導入された圧力によって変形可能なダイヤフラム(31b)を有するセンシング部(30)を備え、
    前記ハウジング(20)の圧力導入孔(24)の底部には、当該圧力導入孔(24)と前記ハウジング(20)の一端部側とを繋ぐ孔部(25)が設けられており、
    前記センシング部(30)は、前記ダイヤフラム(31b)が前記ハウジング(20)の開口部(23)側に向けられ、前記圧力媒体の導入方向と同じ方向に前記孔部(25)に差し込まれて前記ハウジング(20)に固定されると共に、前記ハウジング(20)の一端部側と前記圧力導入孔(24)との間をシールすることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記センシング部(30)の他端部の角部にテーパ面(32a)が形成され、
    前記ハウジング(20)の孔部(25)の内部のうち前記ハウジング(20)の一端側には、前記ハウジング(20)の他端部側に広がるテーパ状の傾斜部(25a)が設けられており、
    前記センシング部(30)の他端部側が前記ハウジング(20)の孔部(25)に配置され、前記センシング部(30)のテーパ面(32a)と前記孔部(25)の傾斜部(25a)との接触面がメタルタッチシールされていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記孔部(25)の壁面に凹み部(26)が設けられており、この凹み部(26)内にOリング(50)が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ。
  4. 前記ハウジング(20)の孔部(25)の壁面に雌ネジ部(25b)が形成され、前記センシング部(30)の側面に雄ネジ部(32c)が形成されており、前記雌ネジ部(25b)および前記雄ネジ部(32c)によって、前記センシング部(30)が前記ハウジング(20)の孔部(25)にねじ止めされていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  5. 前記ハウジング(20)の一端部側に露出した前記センシング部(30)の他端部と前記ハウジング(20)との境界部分に溶接されて溶接部(60)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  6. 前記センシング部(30)の側面と前記ハウジング(20)の圧力導入孔(24)の壁面との境界部分が溶接されて溶接部(61)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  7. 前記センシング部(30)の側面に凹み部(32d)が設けられており、この凹み部(32d)に前記ハウジング(20)の孔部(25)の壁面が接するように前記ハウジング(20)が変形することで、前記センシング部(30)が前記ハウジング(20)にかしめ固定されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  8. 前記孔部(25)内には、前記孔部(25)のうち前記ケースプラグ(10)側よりも前記圧力導入孔(24)側の径を大きくする段差(25c)が設けられ、
    前記センシング部(30)の側面に凹み部(32d)が設けられており、前記段差(25c)に前記センシング部(30)が当接すると共に、前記凹み部(32d)に前記ハウジング(20)の孔部(25)の壁面が接するように前記ハウジング(20)が変形することで、前記センシング部(30)が前記ハウジング(20)にかしめ固定されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  9. 前記ケースプラグ(10)には、当該ケースプラグ(10)のうちハウジング(20)側に露出するようにインサート成形されたターミナル(11)が設けられており、
    前記センシング部(30)と前記ターミナル(11)とを電気的に接続するバンプ(17)が前記センシング部(30)と前記ターミナル(11)との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  10. 前記孔部(25)のうち前記圧力導入孔(24)側の角部に当該角部が凹んだ凹み部(25d)が設けられ、この凹み部(25d)にOリング(50)が配置されており、
    さらに、前記圧力導入孔(24)の底に前記Oリング(50)を押さえつける圧入部材(70)が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1つに記載の圧力センサの製造方法であって、前記センシング部(30)を用意する工程を含んでおり、
    前記センシング部(30)を用意する工程は、
    半導体ウェハ(40)を用意する工程と、
    前記半導体ウェハ(40)の一面側に前記ダイヤフラム(31b)を複数形成する工程と、
    前記半導体ウェハ(40)のうち前記複数のダイヤフラム(31b)が形成された一面とは反対側の他面に板部材を貼り合わせる工程と、
    前記半導体ウェハ(40)と前記板部材とが張り合わされたものをダイシングカットして個々のセンシング部(30)に分割する工程とを含んでいることを特徴とする圧力センサの製造方法。
  12. 請求項1ないし10のいずれか1つに記載の圧力センサの製造方法であって、前記センシング部(30)を用意する工程を含んでおり、
    前記センシング部(30)を用意する工程は、
    半導体ウェハ(40)を用意する工程と、
    前記半導体ウェハ(40)の一面側に前記ダイヤフラム(31b)を複数形成する工程と、
    前記半導体ウェハ(40)をダイシングカットして個々のセンシング部(30)に分割する工程とを含んでいることを特徴とする圧力センサの製造方法。
  13. 請求項1ないし10のいずれか1つに記載の圧力センサの製造方法であって、
    前記センシング部(30)を前記圧力媒体の導入方向と同じ方向に前記孔部(25)に差し込んで前記センシング部(30)を前記孔部(25)に固定する工程を含んでいることを特徴とする圧力センサの製造方法。
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