JP2009063050A - 原動機駆動力の伝達装置 - Google Patents

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Minoru Hayakawa
稔 早川
Tetsuya Sakairi
哲也 坂入
Yoichi Iizuka
陽一 飯塚
Yoshinori Takeuchi
祥典 竹内
Kazuro Yokoyama
和朗 横山
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Abstract

【課題】上下方向に複数のギヤを配置した場合でもこれらのギヤに潤滑油を安定供給でき、しかもギヤによる潤滑油の攪拌に伴うトルクロスを小さく抑えることができる。
【解決手段】ミッションケーシング3内に、原動機1の駆動力が伝えられる駆動ギヤ8と、この駆動ギヤ8と噛み合い油圧ポンプ13,14等を駆動させる従動ギヤ12a,12b,12cを配置し、従動ギヤ12aをオイルパン3aに臨ませるように配置し、従動ギヤ12b,12cを従動ギヤ12aの上方に配置するとともに、従動ギヤ12aを囲むように配置され、従動ギヤ12aの回転に伴ってオイルパン3aに収容された潤滑油4を、従動ギヤ12b,12c付近まで誘導可能な隔壁を備えている。この隔壁は、従動ギヤ12aを挟むように互いに対向して配置される第1隔壁16と第2隔壁17とから成り、これらの下端部間には、オイルパン3aの潤滑油4が流入する流入口18を形成してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械に搭載された原動機の駆動力を、複数の油圧ポンプ等の被駆動体に伝える原動機駆動力の伝達装置に関する。
建設機械例えば油圧ショベルは、走行体と、この走行体上に配置される旋回体と、この旋回体に上下方向の回動可能に装着され、掘削作業等が可能なフロント作業機とを備えている。旋回体には、エンジンすなわち原動機と、この原動機によって駆動される被駆動体、例えば油圧ポンプとが搭載され、原動機と油圧ポンプとは、原動機駆動力の伝達装置を介して接続されている。
この原動機駆動力の伝達装置は、潤滑油が収容されるオイルパンを有するミッションケーシングと、このミッションケーシング内に配置され、原動機の駆動力が伝えられる駆動ギヤと、ミッションケーシング内に配置され、駆動ギヤの回転に応じて回転し、対応する油圧ポンプを駆動する複数の従動ギヤとを備えている。
図6は従来の原動機駆動力の伝達装置を示す要部断面図である。この図6に示すように、従来の原動機駆動力の伝達装置は、ミッションケーシング40の底部にオイルパン40aが形成され、このオイルパン40a内に潤滑油45が収容されている。この潤滑油45に浸るように、原動機の駆動力が伝えられる駆動ギヤ41と、この駆動ギヤ41の回転に応じて回転する複数の従動ギヤ、例えば駆動ギヤ41に噛み合う従動ギヤ42、この従動ギヤ42に噛み合う従動ギヤ43、及び駆動ギヤ41を挟むように従動ギヤ42の反対側に配置され、駆動ギヤ41に噛み合う従動ギヤ44が、水平方向に並列して配置されている。
例えば、従動ギヤ42は図示しない第1油圧ポンプの入力軸42aに接続され、従動ギヤ43は図示しない第2油圧ポンプの入力軸43aに接続され、従動ギヤ44は図示しない第3油圧ポンプの入力軸44aに接続されている。
原動機の駆動力が駆動ギヤ41に伝えられると、この駆動ギヤ41の回転に伴って第1従動ギヤ42、第2従動ギヤ43、第3従動ギヤ44がそれぞれ回転し、図示しない第1油圧ポンプ、第2油圧ポンプ、第3油圧ポンプのそれぞれが駆動するようになっている。また、駆動ギヤ41、第1従動ギヤ42、第2従動ギヤ43、及び第3従動ギヤ44のそれぞれの回転によってオイルパン40aに収容された潤滑油45が掻き揚げられて、これらの駆動ギヤ41、第1従動ギヤ42、第2従動ギヤ43、及び第3従動ギヤ44に供給され、これらの駆動ギヤ41、第1従動ギヤ42、第2従動ギヤ43、及び第3従動ギヤ44の円滑な潤滑が行なわれる。
なお、この図6に示した従来技術と同等の技術が特許文献1に開示されている。
実開平5−87287号公報
上述した従来技術は、駆動ギヤ41、及び第1従動ギヤ42、第2従動ギヤ43、及び第3従動ギヤ44を水平方向に、すなわちミッションケーシング40の幅方向に配列したものであるが、一般に油圧ショベル等の油圧ポンプ搭載領域には、油圧ポンプ配置上の制限を受けやすい。特に上述のミッションケーシング40の幅方向に対して制約を受けやすい。
このようなことから、駆動ギヤ41及び複数の従動ギヤを上下方向に縦に配置することが考えられる。このようにギヤを上下方向に配置する場合には、下方に配置されるギヤに比べて上方に配置されるギヤは潤滑不足になりやすい。したがって、潤滑油量を増量させることになる。しかし、このように潤滑油量を増量させた場合には、特に下方に配置されるギヤは多量の潤滑油を攪拌することになるので、トルクロスが増大し、エネルギ消費が大きくなって経済性が悪化する問題がある。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、上下方向に複数のギヤを配置した場合でもこれらのギヤに潤滑油を安定供給でき、しかもギヤによる潤滑油の攪拌に伴うトルクロスを小さく抑えることができる原動機駆動力の伝達装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、原動機とこの原動機によって駆動される複数の被駆動体との間に配置され、潤滑油が収容されるオイルパンを有するミッションケーシングと、このミッションケーシング内に配置され、上記原動機の駆動力が伝えられる駆動ギヤと、上記ミッションケーシング内に配置され、上記駆動ギヤの回転に応じて回転し、対応する上記被駆動体を駆動する複数の従動ギヤとを備えた原動機駆動力の伝達装置において、上記複数の従動ギヤのうちの第1従動ギヤを、上記オイルパンに臨ませるように配置し、上記複数の従動ギヤのうちの他の従動ギヤを上記第1従動ギヤの上方に配置するとともに、上記第1従動ギヤを囲むように配置され、上記第1従動ギヤの回転に伴って上記オイルパンに収容された上記潤滑油を、上記他の従動ギヤ付近まで誘導可能な隔壁を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、原動機を駆動すると、その駆動力が駆動ギヤに伝えられ、この駆動ギヤが回転する。この駆動ギヤの回転に伴って、下方に位置する第1従動ギヤ、及び上方に位置する他の従動ギヤが回転する。これによって、第1従動ギヤに接続された被駆動体、及び他の従動ギヤに接続された被駆動体が駆動する。この間、第1従動ギヤによって掻き揚げられたオイルパンの潤滑油が隔壁によって上方に位置する他の従動ギヤ付近まで誘導され、他の従動ギヤに供給される。これらの動作によって、下方に位置する第1従動ギヤ、駆動ギヤ、及び上方に位置する他の従動ギヤが隔壁を介して第1従動ギヤによって掻き揚げられた潤滑油によって潤滑される。すなわち、上下方向に複数のギヤを配置した場合でも、これらのギヤに潤滑油を安定供給できる。したがって、ミッションケーシングの幅方向の寸法を小さくすることができる。また、上述のように隔壁を介して上方に位置する他の従動ギヤに潤滑油を供給できるので、第1従動ギヤが攪拌するオイルパンの潤滑油の油量を必要最少限の量に抑えることができる。これにより、ギヤによる潤滑油の攪拌に伴うトルクロスを小さく抑えることができ、省エネを実現させることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記隔壁が、上記第1従動ギヤを挟むように互いに対向して配置される第1隔壁と第2隔壁とから成るとともに、これらの第1隔壁の下端部と第2隔壁の下端部との間に形成され、上記第1隔壁と上記第2隔壁に導かれる上記オイルパンの上記潤滑油が流入する流入口を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、駆動ギヤの回転に応じた第1従動ギヤの回転によって、オイルパンに収容された潤滑油が流入口から流入して第1隔壁と第2隔壁の双方に導かれ、さらにこれらの第1隔壁及び第2隔壁を介して上方に位置する他の従動ギヤに供給される。すなわち、第1隔壁、第2隔壁、及び流入口は、他の従動ギヤに対する潤滑油の安定供給の実現に貢献する。
また、本発明は、上記発明において、上記第1隔壁及び上記第2隔壁のそれぞれの上端部分に、これらの第1隔壁及び第2隔壁によって誘導された潤滑油を、上記他の従動ギヤの外周端の接線方向に沿うように案内する案内部を形成したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、第1隔壁及び第2隔壁を介して上方に位置する他の従動ギヤに潤滑油が供給された際に、第1隔壁及び第2隔壁それぞれの案内部を介して潤滑油を他の従動ギヤの外周端の接線方向に沿うように供給でき、これによって確実に潤滑油を他の従動ギヤに供給することができる。これらの第1隔壁及び第2隔壁それぞれの案内部も、他の従動ギヤに対する潤滑油の安定供給の実現に貢献する。
また、本発明は、上記発明において、上記第1従動ギヤに接続される被駆動体の入力軸と、上記他の従動ギヤに接続される被駆動体の入力軸とが同一鉛直線上に位置するように、上記第1従動ギヤと上記他の従動ギヤとを上下に配置したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、下方に位置する第1従動ギヤと上方に位置する他の従動ギヤを、最小限の平面視領域内に配置することができる。これに応じてミッションケーシングの幅寸法をさらに小さくすることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記第1隔壁とこの第1隔壁に対向する上記ミッションケーシングの壁部との間、及び上記第2隔壁とこの第2隔壁に対向する上記ミッションケーシングの壁部との間のそれぞれに、上記他の従動ギヤを潤滑した残りの潤滑油を上記オイルパンに戻す戻し油路を形成したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、上方に位置する他の従動ギヤの潤滑に使用された残りの潤滑油を戻し油路を経てオイルパンに戻すことができ、他の従動ギヤに対する安定した潤滑油供給循環経路を形成させることができる。これによっても、他の従動ギヤに対する潤滑油の安定供給の実現に貢献する。
また、本発明は、上記発明において、上記被駆動体が油圧ポンプから成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、油圧ポンプ搭載領域に対する制約を緩和させることができる。
本発明は、複数の従動ギヤのうちの第1従動ギヤを、オイルパンに臨ませるように配置し、複数の従動ギヤのうちの他の従動ギヤを第1従動ギヤの上方に配置するとともに、第1従動ギヤを囲むように配置され、第1従動ギヤの回転に伴ってオイルパンに収容された潤滑油を、上方に配置された他の従動ギヤ付近まで誘導可能な隔壁を備えたことから、上下方向に複数のギヤを配置した場合でも、隔壁を介して、これらのギヤに潤滑油を安定供給でき、被駆動体の搭載領域に対する制約を従来よりも緩和させることができる。したがって、ミッションケーシングの幅方向の寸法を従来よりも小さくすることができる。また、第1従動ギヤが攪拌するオイルパンの潤滑油の油量を必要最少限の油量に抑えることができ、これに伴ってギヤによる潤滑油の攪拌に伴うトルクを小さく抑えることができる。これにより、省エネを実現させることができ、優れた経済性を確保することができる。
以下,本発明に係る原動機駆動力の伝達装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る原動機駆動力の伝達装置の第1実施形態を示す要部断面図、図2は図1のA−A断面に相応する要部断面図である。
これらの図1,2に示すこの第1実施形態に係る原動機駆動力の伝達装置は、建設機械例えば油圧ショベルに備えられるもので、この油圧ショベルの旋回体上に設けられるエンジン室内には、図2に示すエンジンすなわち原動機1と、この原動機1によって駆動される複数の被駆動体、例えば第1油圧ポンプ13、第2油圧ポンプ14、及び図示しない第3油圧ポンプとが搭載されている。この第1実施形態に係る原動機駆動力の伝達装置は、これらの原動機1と、第1油圧ポンプ13、第2油圧ポンプ14、図示しない第3油圧ポンプとの間に配置されるようになっている。
第1実施形態に係る原動機駆動力の伝達装置は、図2に示すように、エンジン1に固定されるフライホイールハウジング1cと、このフライホイールハウジング1c内に配置されるフライホイール1bとを備えている。このフライホイール1bは、原動機1の出力軸1aにスプライン結合されている。このフライホイール1bにカップリング2を固定してある。
また、フライホイールハウジング1cにミッションケーシング3を固定してある。このミッションケーシング3は底部に、図1に示すように潤滑油4が収容されるオイルパン3aを有している。
図1に示すように、ミッションケーシング3内には、駆動ギヤ8と、この駆動ギヤ8に噛み合う複数の従動ギヤ、例えばオイルパン3aに臨むように下方に配置される第1従動ギヤ12aと、この第1従動ギヤ12aの上方に配置される他の従動ギヤ、すなわち第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cとを収納してある。
図2に示すように、駆動ギヤ8は、ミッションケーシング3に固定した軸受6,7に支持され、カップリング2にスプライン結合される入力軸5に取り付けてある。この駆動ギヤ8に噛み合い下方に位置する第1従動ギヤ2aは、ミッションケーシング3に固定した軸受10,11で支持される支軸9に取り付けてある。上述した第1油圧ポンプ13の入力軸13aは、支軸9にスプライン結合されている。第1油圧ポンプ13のポンプケーシング13bは、ミッションケーシング3に固定してある。
また、図1,2に示すように、軸受14bで支持される第2油圧ポンプ14の入力軸14aは、駆動ギヤ8に噛み合い上方に位置する第2従動ギヤ12bにスプライン結合されている。第2油圧ポンプ14のポンプケーシング14dはミッションケーシング3に固定してある。同様に、図示しない第3油圧ポンプの入力軸15aは、図1に示すように駆動ギヤ8に噛み合い上方に位置する第3従動ギヤ12cにスプライン結合されている。第3油圧ポンプのポンプケーシングも図示しないがミッションケーシング3に固定してある。
また、この第1実施形態は、図1に示すように、下方に配置される第1従動ギヤ12aを囲むように配置され、第1従動ギヤ12aの回転に伴ってオイルパン3aに収容された潤滑油4を、他の従動ギヤ、すなわち上方に配置される第2従動ギヤ12b及び第3従動ギヤ12c付近まで誘導可能な隔壁を備えている。この隔壁は例えば、第1従動ギヤ12aを挟むように対向して配置され、それぞれ独立して形成される板金製の第1隔壁16と第2隔壁17とから成っている。これらの第1隔壁16の下端部と第2隔壁17の下端部との間には、第1隔壁16と第2隔壁17に導かれるオイルパン3aの潤滑油4が流入する流入口18を形成してある。
また、第1隔壁16とこの第1隔壁16に対向するミッションケーシング3の壁部3bとの間、及び第2隔壁17とこの第2隔壁17に対向するミッションケーシング3の壁部3cとの間のそれぞれに、第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cを潤滑した残りの潤滑油4をオイルパン3aに戻す戻し油路19,20を形成してある。
このように構成した第1実施形態において、図1に示す原動機1を駆動すると、出力軸1aを介してフライホイール1b及びカップリング2が回転し、このカップリング2にスプライン結合している入力軸5を介して駆動ギヤ8が、例えば図1に示すように反時計回りに回転する。これによって、同図1に示すように、第1従動ギヤ12a、第2従動ギヤ12b、及び第3従動ギヤ12cのそれぞれが時計回りに回転する。
第1従動ギヤ12aの回転に伴って図2に示す支軸9を介して入力軸13aが回転し、第1油圧ポンプ13が駆動する。また、第2従動ギヤ12bの回転に伴って入力軸14aが回転し、第2油圧ポンプ14が駆動する。また、図1に示す第3従動ギヤ12cの回転に伴って入力軸15aが回転し、図示しない第3油圧ポンプが駆動する。
上述のように原動機1によって第1油圧ポンプ13、第2油圧ポンプ14、及び図示しない第3油圧ポンプが駆動する間、図1に示すように、第1従動ギヤ12aの時計回りの回転によってオイルパン3aの潤滑油4が流入口18から流入して、第1従動ギヤ12aによって掻き揚げられ、この潤滑油4は第2隔壁17によって誘導されて、第3従動ギヤ12cの下方部分に供給され、また、第1従動ギヤ12aと駆動ギヤ8との噛み合い部分から流出した潤滑油4が第1隔壁16によって誘導されて、第2従動ギヤ12bの下方部分に供給される。
第2従動ギヤ12bの潤滑に使用された残りの潤滑油4は、第1隔壁16とミッションケーシング3の壁部3bとの間の戻し油路19からオイルパン3aに戻される。また、第3従動ギヤ12cの潤滑に使用された残りの潤滑油4は、第2隔壁17とミッションケーシング3の壁部3cとの間の戻し油路20からオイルパン3aに戻される。以下、原動機1の駆動に伴って駆動ギヤ8が回転する間、上述した各動作が繰り返し行なわれる。
このように構成した第1実施形態によれば、上述のようにミッションケーシング3内に配置され下方に位置する第1従動ギヤ12a、駆動ギヤ8、及び上方に位置する第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cが、第1隔壁16及び第2隔壁17を介して第1従動ギヤ12aによって掻き揚げられた潤滑油4で潤滑される。すなわち、上下方向に複数のギヤ12a,8,12b,12cを配置した場合でも、これらのギヤ12a,8,12b,12cに潤滑油4を安定供給できる。したがって、ミッションケーシング3の幅方向の寸法を小さくすることができ、第1油圧ポンプ13、第2油圧ポンプ14、及び図示しない第3油圧ポンプの搭載領域に対する制約を緩和させることができる。
また、第1従動ギヤ12aが攪拌するオイルパン3aの潤滑油4の油量を必要最少限の油量に抑えることができ、これに伴ってギヤによる潤滑油4の攪拌に伴うトルクを小さく抑えることができる。これにより、省エネを実現させることができ、優れた経済性を確保することができる。
また、上述のように駆動ギヤ8の回転に応じた第1従動ギヤ12aの回転によって、オイルパン3aに収容された潤滑油4が流入口18から流入して第1隔壁16と第2隔壁17の双方に導かれ、さらにこれらの第1隔壁16及び第2隔壁17を介して上方に位置する第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cに供給される。すなわち、第1隔壁16、第2隔壁17、及び流入口18は、第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cに対する潤滑油4の安定供給の実現に貢献する。
また、上述のように、上方に位置する第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cの潤滑に使用された残りの潤滑油4を戻し油路19,20を経てオイルパン3aに戻すことができ、第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cに対する安定した潤滑油供給循環経路を形成させることができる。これによっても、第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cに対する潤滑油4の安定供給を実現させることができる。
図3は本発明の第2実施形態を示す要部断面図である。この図3に示す第2実施形態は、互いに独立して設けられ、板金から成る第1隔壁21及び第2隔壁22のそれぞれの上端部分に、これらの第1隔壁21及び第2隔壁22によって誘導された潤滑油4を、他の従動ギヤ、すなわち第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cのそれぞれの外周端の接線方向に沿うように案内する案内部21a,22aを形成してある。第1隔壁21の下端部と第2隔壁22の下端部との間には、流入口23を形成してある。
また、第1隔壁21とミッションケーシング3の壁部3bとの間、及び第2隔壁22とミッションケーシング3の壁部3cとの間のそれぞれに、第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cを潤滑した残りの潤滑油4をオイルパン3aに戻す戻し油路24,25を形成してある。その他の構成は上述した第1実施形態におけるのと同等である。
このように構成した第2実施形態も、第1従動ギヤ12aを囲むように配置され、第1従動ギヤ12aの回転に伴ってオイルパン3aに収容された潤滑油4を第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12c付近まで誘導可能な第1隔壁21、第2隔壁22を備えていることから、上述した第1実施形態と同等の作用効果が得られる。また、第1隔壁21及び第2隔壁22を介して上方に位置する第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cに潤滑油4が供給された際に、第1隔壁21及び第2隔壁22それぞれの案内部21a,22aを介して潤滑油4を第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cそれぞれの外周端の接線方向に沿うように供給でき、これによって確実に潤滑油4を第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cに供給することができる。これらの第1隔壁21及び第2隔壁22の案内部21a,22aも、第2従動ギヤ12b、第3従動ギヤ12cに対する潤滑油4の安定供給の実現に貢献する。
図4は本発明の第3実施形態を示す要部断面図である。この図4に示す第4実施形態は、ミッションケーシング3内に、駆動ギヤ8に噛み合う2つの従動ギヤ12a,12bを上下に配置してあり、これらの第1従動ギヤ12a、第2従動ギヤ12bそれぞれに接続される第1油圧ポンプ13の入力軸13a、第2油圧ポンプ14の入力軸14a、及び駆動ギヤ8の入力軸5が同一鉛直線上に位置するように、これらの第1従動ギヤ12a、第2従動ギヤ12b、及び駆動ギヤ5を配置してある。
また、互いに独立して設けられる板金から成る第1隔壁26、第2隔壁27を、第1従動ギヤ12aと駆動ギヤ8を囲むように配置してあり、これらの第1隔壁26、第2隔壁27の上端を、第2従動ギヤ12bの側部まで延設させてある。第1隔壁26の下端部と第2隔壁27の下端部との間には流入口28を形成してある。さらに、第1,第2実施形態と同様に、第1隔壁26とこの第1隔壁26に対向するミッションケーシング3の壁部3bとの間、及び第2隔壁27とこの第2隔壁27に対向するミッションケーシング3の壁部3cとの間のそれぞれに、第2従動ギヤ12bを潤滑した潤滑油4をオイルパン3aに戻す戻し油路29,30を形成してある。その他の構成は、上述した第1実施形態における構成から第3油圧ポンプから除いたものとほぼ同等である。
このように構成した第3実施形態も、第1従動ギヤ12a及び駆動ギヤ8を囲むように配置され、第1従動ギヤ12aの回転に伴ってオイルパン3aに収容された潤滑油4を第2従動ギヤ12b付近まで誘導可能な第1隔壁26、第2隔壁27を備えていることから、上述した第1実施形態とほぼ同等の作用効果が得られる。
また、下方に位置する第1従動ギヤ12aと、上方に位置する第2従動ギヤ12bと、これらの第1従動ギヤ12aと第2従動ギヤ12bとの間に位置する駆動ギヤ8を、最小限の平面視領域内に配置することができる。これに応じてミッションケーシング3の幅寸法をさらに小さくすることができ、第1油圧ポンプ13及び第2油圧ポンプ14の搭載領域に対する制約を、より緩和させることができる。
図5は本発明の第4実施形態を示す要部断面図である。この図5に示す第4実施形態も、第3実施形態と同様に、ミッションケーシング3内に駆動ギヤ8に噛み合う2つの従動ギヤ12a,12bを上下に配置してあり、これらの第1従動ギヤ12a、第2従動ギヤ12bそれぞれに接続される第1油圧ポンプ13の入力軸13a、第2油圧ポンプ14の入力軸14aが、同一鉛直線上に位置するように、これらの第1従動ギヤ12a、第2従動ギヤ12bを配置してある。駆動ギヤ8の入力軸5は、上述した鉛直線よりも少し離れた位置に配置してある。
また、オイルパン3aに収容された潤滑油4を第2従動ギヤ12bに誘導する第1隔壁31と第2隔壁32とを備えている。これらの第1隔壁31と第2隔壁32は、互いに独立して設けられ、板金から成っている。第1隔壁31は、第1従動ギヤ12aを囲む第1湾曲部31aと、駆動ギヤ8を囲む第2湾曲部31bとを有し、上端は第2従動ギヤ12bの側部まで延設させてある。第2隔壁32は、第1従動ギヤ12aを囲むように形成され、上端部は第2従動ギヤ12bの下端付近まで延設させてある。第1隔壁31の下端部と第2隔壁32の下端部との間には、流入口33を形成してある。
さらに、第1,第2,第3実施形態と同様に、第1隔壁31とこの第1隔壁31に対向するミッションケーシング3の壁部3bとの間、及び第2隔壁32とこの第2隔壁32に対向するミッションケーシング3の壁部3cとの間のそれぞれに、第2従動ギヤ12bを潤滑した潤滑油4をオイルパン3aに戻す戻し油路34,35を形成してある。その他の構成は、上述した第3実施形態と同等である。
このように構成した第4実施形態も、第1従動ギヤ12a及び駆動ギヤ8を囲むように配置される第1隔壁31と、第1従動ギヤ12aを囲むように配置される第2隔壁32とを備え、第1従動ギヤ12aの回転に伴ってオイルパン3aの潤滑油4を第2従動ギヤ12bに供給可能になっていることから、上述した第1実施形態とほぼ同等の作用効果が得られる。
また、下方に位置する第1従動ギヤ12aと、上方に位置する第2従動ギヤ12bと、これらの第1従動ギヤ12aと第2従動ギヤ12bとの間に配置した駆動ギヤ8を、比較的小さな平面視領域内に配置することができる。これに応じてミッションケーシング3の幅方向の寸法を小さくすることができる。また、第1従動ギヤ12aに接続される第1油圧ポンプ13の入力軸13a、及び第2従動ギヤ12bに接続される第2油圧ポンプ14の入力軸14aが含まれる鉛直線よりも離れた位置に駆動ギヤ8の入力軸5を配置させてあることから、ミッションケーシング3の高さ寸法を小さくすることができる。これらにより、第1油圧ポンプ13及び第2油圧ポンプ14の搭載空間に対する制約を、緩和させることができる。
なお、上述した図4に示す第3実施形態、図5に示す第4実施形態のそれぞれは一対の隔壁26,27、隔壁31,32を備えているが、これらを一対の隔壁とせずに、一方のみの隔壁、例えば図4に示す隔壁27のみ、また図5に示す隔壁32のみを備えた構成としてもよい。
また、上記実施形態では、原動機1によって駆動される被駆動体が、第1油圧ポンプ13、第2油圧ポンプ14、及び図示しない第3油圧ポンプから成っているが、本発明は、このように構成することには限られず、被駆動体が例えば発電機から成るものであってもよい。
また、上記各実施形態は、隔壁を、それぞれ互いに独立して設けられる第1隔壁16と第2隔壁17、第1隔壁21と第2隔壁22、第1隔壁26と第2隔壁27、第1隔壁31と第2隔壁32によって構成してあるが、これらを1枚の板金から成る隔壁とし、底部あるいは底部近傍に、オイルパン3aの潤滑油4の流入が可能な流入口を設けた構成にしてもよい。
本発明に係る原動機駆動力の伝達装置の第1実施形態を示す要部断面図である。 図1のA−A断面に相応する要部断面図である。 本発明の第2実施形態を示す要部断面図である。 本発明の第3実施形態を示す要部断面図である。 本発明の第4実施形態を示す要部断面図である。 従来の原動機駆動力の伝達装置を示す要部断面図である。
符号の説明
1 原動機
3 ミッションケーシング
3a オイルパン
3b 壁部
3c 壁部
4 潤滑油
5 入力軸
8 駆動ギヤ
12a 第1従動ギヤ
12b 第2従動ギヤ
12c 第3従動ギヤ
13 第1油圧ポンプ
13a 入力軸
14 第2油圧ポンプ
14a 入力軸
15a 入力軸
16 第1隔壁
17 第2隔壁
18 流入口
19 戻し油路
20 戻し油路
21 第1隔壁
21a 案内部
22 第2隔壁
22a 案内部
23 流入口
24 戻し油路
25 戻し油路
26 第1隔壁
27 第2隔壁
28 流入口
29 戻し油路
30 戻し油路
31 第1隔壁
32 第2隔壁
33 流入口
34 戻し油路
35 戻し油路

Claims (6)

  1. 原動機とこの原動機によって駆動される複数の被駆動体との間に配置され、潤滑油が収容されるオイルパンを有するミッションケーシングと、このミッションケーシング内に配置され、上記原動機の駆動力が伝えられる駆動ギヤと、上記ミッションケーシング内に配置され、上記駆動ギヤの回転に応じて回転し、対応する上記被駆動体を駆動する複数の従動ギヤとを備えた原動機駆動力の伝達装置において、
    上記複数の従動ギヤのうちの第1従動ギヤを、上記オイルパンに臨ませるように配置し、上記複数の従動ギヤのうちの他の従動ギヤを上記第1従動ギヤの上方に配置するとともに、
    上記第1従動ギヤを囲むように配置され、上記第1従動ギヤの回転に伴って上記オイルパンに収容された上記潤滑油を、上記他の従動ギヤ付近まで誘導可能な隔壁を備えたことを特徴とする原動機駆動力の伝達装置。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記隔壁が、上記第1従動ギヤを挟むように互いに対向して配置される第1隔壁と第2隔壁とから成るとともに、
    これらの第1隔壁の下端部と第2隔壁の下端部との間に形成され、上記第1隔壁と上記第2隔壁に導かれる上記オイルパンの上記潤滑油が流入する流入口を備えたことを特徴とする原動機駆動力の伝達装置。
  3. 上記請求項2記載の発明において、
    上記第1隔壁及び上記第2隔壁のそれぞれの上端部分に、これらの第1隔壁及び第2隔壁によって誘導された潤滑油を、上記他の従動ギヤの外周端の接線方向に沿うように案内する案内部を形成したことを特徴とする原動機駆動力の伝達装置。
  4. 上記請求項2記載の発明において、
    上記第1従動ギヤに接続される被駆動体の入力軸と、上記他の従動ギヤに接続される被駆動体の入力軸とが同一鉛直線上に位置するように、上記第1従動ギヤと上記他の従動ギヤとを上下に配置したことを特徴とする原動機駆動力の伝達装置。
  5. 上記請求項2記載の発明において、
    上記第1隔壁とこの第1隔壁に対向する上記ミッションケーシングの壁部との間、及び上記第2隔壁とこの第2隔壁に対向する上記ミッションケーシングの壁部との間のそれぞれに、上記他の従動ギヤを潤滑した残りの潤滑油を上記オイルパンに戻す戻し油路を形成したことを特徴とする原動機駆動力の伝達装置。
  6. 上記請求項1〜5のいずれか1項記載の発明において、
    上記被駆動体が油圧ポンプから成ることを特徴とする原動機駆動力の伝達装置。
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