JP4983711B2 - 動力伝達装置の潤滑構造 - Google Patents
動力伝達装置の潤滑構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4983711B2 JP4983711B2 JP2008109066A JP2008109066A JP4983711B2 JP 4983711 B2 JP4983711 B2 JP 4983711B2 JP 2008109066 A JP2008109066 A JP 2008109066A JP 2008109066 A JP2008109066 A JP 2008109066A JP 4983711 B2 JP4983711 B2 JP 4983711B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- oil
- housing
- hole
- oil hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
したがって、第1の油孔および第2の油孔により被潤滑要素に供給される潤滑油の供給量のバランスを設計上調整することができ、被潤滑要素の潤滑油による冷却性および潤滑性が向上する。
図1に示すように、動力伝達装置1は、ケース本体としてのトランスミッションケース2を有しており、トランスミッションケース2内には、変速機構を構成する複合遊星歯車装置3と、フロントドライブシャフト39a、39bへの差動出力が可能なディファレンシャル装置4と、蓄電された電力により車両を駆動させる駆動用モータ5と、図示しないエンジンからの動力により発電可能なモータジェネレータ6と、動力伝達装置1の各部にオイルを供給するオイルポンプ7とが収容されている。
また、ケース12のハウジング11側とは反対側の開口端には、ケースカバー13が装着されており、ケースカバー13のケース12側の反対側には、オイルポンプカバー14が装着されている。
そして、これらハウジング11、ケース12、ケースカバー13、ハウジングカバー15によってトランスミッションケース2が構成されるとともに、複合遊星歯車装置3、ディファレンシャル装置4、駆動用モータ5およびモータジェネレータ6を収容する各収容部が形成される。
オイルポンプ駆動軸27は、一端部がインプットシャフト26に回転方向一体に係合されるとともに、他端部がオイルポンプ7に接続されており、インプットシャフト26からの動力をオイルポンプ7に伝達するようになっている。
カウンタドリブンギヤ31は、カウンタドライブギヤ23に噛合しており、このカウンタドリブンギヤ31はファイナルドライブギヤ32が一体に形成されたカウンタシャフト33にスプライン結合している。
デフケース35の外周部には、ファイナルドライブギヤ32と歯合する回転要素としてのファイナルギヤ36が締結されており、複合遊星歯車装置3から出力された動力がファイナルギヤ36を介してデフケース35に伝達されるようになっている。
また、ロータ42は、回転軸方向に貫通孔42aが形成されており、この貫通孔42aにオイルポンプ駆動軸27を挿通させた状態で、ベアリング46a、46bを介してケース12およびケースカバー13に支持されている。また、ロータ42は、そのエンジン側の端部が第1の遊星歯車装置21のサンギヤ21aにスプライン結合しており、第1の遊星歯車装置21のサンギヤ21aと一体に回転するようになっている。
また、ロータ52は、回転軸方向に貫通孔52aが形成されており、この貫通孔52aにインプットシャフト26を挿通させた状態で、ベアリング47a、47bを介してハウジング11およびハウジングカバー15に支持されている。また、ロータ52は、そのエンジン側と反対側の端部が第2の遊星歯車装置22のサンギヤ22aにスプライン結合しており、第2の遊星歯車装置22のサンギヤ22aと一体に回転するようになっている。
また、オイルポンプカバー14にはリリーフ弁57が収容されており、オイルの油圧制御が行われている。
ディファレンシャル装置4の収容部に溜まったオイルは、車両の走行に伴ってファイナルギヤ36が回転されることにより、ファイナルギヤ36に掻き上げられて、カウンタドライブギヤ23、カウンタドリブンギヤ31およびファイナルドライブギヤ32やそれらの軸受部が潤滑されるとともに、一部の潤滑油が後述するキャッチタンク72に捕捉され、一時的に貯留されるようになっている。
よって、第1の油孔74および第2の油孔81によりモータジェネレータ6に供給される潤滑油の供給量のバランスを設計上調整することができ、モータジェネレータ6を潤滑油により均一に冷却および潤滑することができる。
2 トランスミッションケース(ケース本体)
3 複合遊星歯車装置
4 ディファレンシャル装置
5 駆動用モータ
6 モータジェネレータ(被潤滑要素)
11 ハウジング
12 ケース
13 ケースカバー
14 オイルポンプカバー
15 ハウジングカバー
23 カウンタドライブギヤ
31 カウンタドリブンギヤ
36 ファイナルギヤ(回転要素)
61、65 外周壁部
62、66 隔壁部(仕切部)
71 潤滑油通路
72 キャッチタンク
73 貯留部
74 第1の油孔
75 壁部
76 受部
81 第2の油孔
83 上流側オリフィス(第1の分岐路)
84 下流側オリフィス(第2の分岐路)
Claims (2)
- 仕切部によって第1の収容部と第2の収容部とに仕切られたケース本体と、前記第1の収容部内に収容された被潤滑要素と、前記第2の収容部内に収容され、ケース本体の底部に貯留された潤滑油に下部が浸漬する回転要素と、前記仕切部の上部に設けられ、前記回転要素の回転によって前記ケース本体の底部から掻き上げられた潤滑油を捕捉して貯留するキャッチタンクとを備え、前記回転要素によって掻き上げられた潤滑油を前記被潤滑要素および前記キャッチタンクに分配して供給する動力伝達装置の潤滑構造であって、
前記仕切部の上部に形成され、前記回転要素によって掻き上げられた潤滑油を前記キャッチタンクに導く潤滑油通路と、
前記潤滑油通路の途中に位置し、前記第2の収容部内と前記第1の収容部内とを連通するよう前記仕切部に形成された第1の油孔と、
前記第1の油孔の下方に位置し、前記第2の収容部内と前記第1の収容部内とを連通するよう前記仕切部に形成された第2の油孔と、
前記第1の油孔に対して上流側の前記潤滑油通路に位置し、前記潤滑油通路から前記第2の油孔に潤滑油を導くよう前記仕切部に形成された第1の分岐路と、
前記第1の油孔の下流近傍に位置するとともに、前記潤滑油通路を狭めるように前記仕切部に形成され、前記潤滑油通路を流れる潤滑油が衝突することにより前記潤滑油通路から前記第1の油孔に潤滑油を導く壁部と、
前記壁部に対して下流側の前記潤滑油通路に位置し、前記潤滑油通路から前記第2の油孔に潤滑油を導くよう前記仕切部に形成された第2の分岐路とが設けられることを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。 - 前記第1の分岐路と前記第2の分岐路とが潤滑油を一時的に貯留する貯留部を介して連通しており、
前記第2の油孔が、前記貯留部内に形成されることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008109066A JP4983711B2 (ja) | 2008-04-18 | 2008-04-18 | 動力伝達装置の潤滑構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008109066A JP4983711B2 (ja) | 2008-04-18 | 2008-04-18 | 動力伝達装置の潤滑構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009257518A JP2009257518A (ja) | 2009-11-05 |
JP4983711B2 true JP4983711B2 (ja) | 2012-07-25 |
Family
ID=41385186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008109066A Expired - Fee Related JP4983711B2 (ja) | 2008-04-18 | 2008-04-18 | 動力伝達装置の潤滑構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4983711B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5216796B2 (ja) | 2010-03-09 | 2013-06-19 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | ハイブリッド駆動装置 |
JP2011183946A (ja) | 2010-03-09 | 2011-09-22 | Aisin Aw Co Ltd | ハイブリッド駆動装置 |
JP5297473B2 (ja) * | 2011-02-04 | 2013-09-25 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用駆動装置 |
JP6210200B2 (ja) | 2013-08-08 | 2017-10-11 | スズキ株式会社 | 車両用変速機のオイル供給装置 |
JP2019035449A (ja) | 2017-08-11 | 2019-03-07 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用駆動装置 |
CN109667919A (zh) * | 2017-10-17 | 2019-04-23 | 郑州宇通客车股份有限公司 | 车辆的动力系统及其润滑系统 |
JP2020020404A (ja) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | トヨタ自動車株式会社 | 動力伝達装置 |
JP7069244B2 (ja) * | 2020-03-31 | 2022-05-17 | 本田技研工業株式会社 | 車両用動力伝達装置の潤滑構造 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0612284Y2 (ja) * | 1988-10-28 | 1994-03-30 | マツダ株式会社 | 歯車潤滑構造 |
JP2716625B2 (ja) * | 1992-05-22 | 1998-02-18 | 川崎重工業株式会社 | トランスミッションの潤滑方法 |
JP3558277B2 (ja) * | 2000-03-22 | 2004-08-25 | ジヤトコ株式会社 | ハイブリッド車両の変速機ユニット |
JP4662346B2 (ja) * | 2005-04-12 | 2011-03-30 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用動力伝達装置における潤滑装置 |
JP4825540B2 (ja) * | 2006-02-21 | 2011-11-30 | 愛知機械工業株式会社 | 動力出力装置 |
-
2008
- 2008-04-18 JP JP2008109066A patent/JP4983711B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009257518A (ja) | 2009-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4983711B2 (ja) | 動力伝達装置の潤滑構造 | |
JP3705193B2 (ja) | ハイブリッド車両の駆動装置 | |
JP4683140B2 (ja) | 車両駆動装置の発熱部冷却構造 | |
EP1907729B1 (en) | Drive assembly and motor vehicle equipped with drive assembly | |
US7059443B2 (en) | Motor-cooling structure of front-and-rear-wheel-drive vehicle | |
US10557543B2 (en) | Hybrid vehicle and lubrication structure of hybrid vehicle | |
WO2012153589A1 (ja) | 車両用駆動装置 | |
WO2011155277A1 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP5018579B2 (ja) | 動力伝達装置の潤滑構造 | |
CN111486221A (zh) | 车辆用传动装置 | |
JP5218007B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
JP2009216189A (ja) | 複合遊星歯車装置 | |
JP5218040B2 (ja) | 遊星歯車機構の潤滑構造 | |
JP4302704B2 (ja) | ハイブリッド車両駆動装置 | |
JP6244772B2 (ja) | ハイブリッド車両用駆動装置 | |
JP2019094933A (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP5141699B2 (ja) | 潤滑油供給装置 | |
JP2017144890A (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP4992803B2 (ja) | 動力伝達装置の流体通路構造 | |
JP5141353B2 (ja) | 動力伝達装置の流体通路構造 | |
JP5304237B2 (ja) | 遊星歯車機構の潤滑構造 | |
WO2020110417A1 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP5136402B2 (ja) | 遊星歯車機構の潤滑構造 | |
WO2014115888A1 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP5136401B2 (ja) | 遊星歯車機構の潤滑構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101006 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120327 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120409 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4983711 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |