JP7303674B2 - 動力伝達装置の潤滑構造 - Google Patents

動力伝達装置の潤滑構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7303674B2
JP7303674B2 JP2019117827A JP2019117827A JP7303674B2 JP 7303674 B2 JP7303674 B2 JP 7303674B2 JP 2019117827 A JP2019117827 A JP 2019117827A JP 2019117827 A JP2019117827 A JP 2019117827A JP 7303674 B2 JP7303674 B2 JP 7303674B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprocket
rotating shaft
lubricating oil
drain hole
case wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019117827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021004632A (ja
Inventor
謙二 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renault SAS
Original Assignee
Renault SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renault SAS filed Critical Renault SAS
Priority to JP2019117827A priority Critical patent/JP7303674B2/ja
Publication of JP2021004632A publication Critical patent/JP2021004632A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7303674B2 publication Critical patent/JP7303674B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

本発明は、チェーンによって動力を伝達する動力伝達装置の潤滑構造に関するものである。
チェーンによって動力を伝達する動力伝達装置が公知である。(特許文献1)
このような動力伝達装置では、チェーンと2つのスプロケットとの噛み合い部における発熱量が多くなるため、噛み合い部を冷却するための潤滑油をより多く供給する必要がある。そこで、2つの噛み合い部それぞれに独立して潤滑油を供給する構成とすることが考えられる。
通常、2つのスプロケット及びスプロケットが連結された2つの回転軸は上下方向に間隔を存して(高さを異ならせて)配置される場合が多いので、この場合、前記噛み合い部を潤滑、冷却した潤滑油の排出口は、下側に配置されたスプロケット(回転軸)の軸受を支持するケース壁の軸受近傍に穿設されることとなる。
特開2015-86916号公報
しかしながら、多量の潤滑油が下方のスプロケット周辺に滞留すると撹拌抵抗が増大して伝達効率を低下させることとなるので、下方のスプロケット周辺における潤滑油の滞留量を極力低下させる必要がある。しかし、潤滑油の排出量を確保するために軸受近傍の排出口を拡大すると、軸受近傍のケース壁の剛性が低下し、スプロケット(即ち、回転軸)の支持剛性が低下する虞がある。
本発明は、上記のような課題に鑑み創案されたものであり、チェーンによって動力を伝達する動力伝達装置において、回転軸の支持剛性の低下を招くことなく潤滑油の排出量を確保可能な動力伝達装置の潤滑構造を提供することを目的としている。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の動力伝達装置の潤滑構造は、ケース壁に支持され第一スプロケットが連結された第一回転軸と、前記第一回転軸より下方となる位置で前記ケース壁に支持され第二スプロケットが連結された第二回転軸と、前記第一及び第二スプロケット間に掛け回されたチェーンとを備え、前記第一スプロケットと前記チェーンとが噛み合う第噛み合い部及び前記第二スプロケットと前記チェーンとが噛み合う第噛み合い部のそれぞれに潤滑油を供給する構成を有する動力伝達装置において、前記第二回転軸より下方の前記ケース壁に穿設された第一排油孔と、前記第一スプロケット周辺から流下する潤滑油の流路において前記第一スプロケットと第二スプロケットとの中間となる前記ケース壁に穿設された第二排油孔とを備え、前記第一排油孔及び前記第二排油孔は、前記チェーンによる動力伝達時に開口しており、前記第一スプロケット、前記第二スプロケット、及び前記チェーンを収容する収容室内の潤滑油を前記収容室外に流出させることを特徴としている。
(2)また、前記第一噛み合い部へは前記第一噛み合い部周辺の前記ケース壁に設けられた供給口から潤滑油が供給され、前記第二噛み合い部へは前記第二回転軸を軸支する軸受を介して潤滑油が供給されることが好ましい。
(3)さらに、内燃機関と回転電機とを動力源とし、ベルト式無段変速機を備えたハイブリッド車両に搭載され、前記第一回転軸が前記回転電機の回転軸に連結され、前記第二回転軸が前記ベルト式無段変速機の入力軸に連結されることが好ましい。
本発明によれば、下方に配設された第二回転軸の下方に穿設された第一排油孔に加えて、第一スプロケットから流下する潤滑油流路の途中に第二排油孔を設けたので、第一排油孔を拡大することなく多量の排油量を確保することができ、第二回転軸の支持剛性を低下させる恐れがない。
また、本発明によれば、多量の排油量を確保すると共に、第一スプロケットから流下する潤滑油を、第二スプロケット周辺に到達する手前で排出することができるので、第二スプロケット周辺の潤滑油の滞留量を増加させることが無く、潤滑油による撹拌抵抗の増加も抑制できるものである。
さらに、本発明の動力伝達装置の潤滑構造は、多量の排油量を確保することにより多量の潤滑油供給が可能となるので、大きな動力伝達を必要とする、即ち、スプロケットとチェーンとの噛み合い部の発熱量が大きくなる可能性がある所謂ハイブリッド車両に用いて好適である。
本発明の一実施形態を示す模式的構成図である。 図1のA-A線に沿う断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。
図1は、ハイブリッド車両に搭載される駆動装置10の構成を模式的に示したものであり、図1に示すように、駆動装置10は、内燃機関12と、ベルト式無段変速機(以下、CVTと称する)13からなる変速機構14と、変速機構14のケース15に装着された回転電機16とを備えている。
変速機構14は、直結クラッチ付トルクコンバータ18と、遊星歯車で構成された前後進切換機構20と、CVT13とを備えており、CVT13は、入力プーリ22と出力プーリ24と両プーリ22,24間に掛け回されたベルト26とを有する。直結クラッチ付トルクコンバータ18は内燃機関12に連結されると共にタービン軸30が前後進切換機構20に連結されている。前後進切換機構20はCVT13の入力軸(第二回転軸)32(即ち、入力プーリ22)に連結されており、出力プーリ24はギヤ34を介して図示しない最終減速機構、差動機構を介して車両の駆動輪に駆動連結されている。
また、回転電機16の回転軸(第一回転軸)36は、チェーン38を介して入力プーリ22の軸32に駆動連結されている。
回転電機16の回転軸36は、ケース15の図中左方の端部を閉塞するように形成されたケース壁40に設けられた第一軸受42で軸支されると共にその先端部に第一スプロケット44が固設されている。(図2参照)
また、CVT13の入力軸32は、ケース壁40に設けられた第二軸受46で軸支されると共にその先端部に第二スプロケット48が固設されている。
そして、チェーン38は、第一及び第二スプロケット44,48間に掛け回されている。また、チェーン38及び両スプロケット44,48は、ケース壁40、ケース壁40から立設形成された筒状の縦壁41及び縦壁41の開放端を閉塞するカバー43によって囲繞されている。
第二軸受46は、周知のボールベアリングで構成され、図示しない油路から内外輪間に供給された潤滑油が第二スプロケット48側へ排出され、同排出された潤滑油が第二スプロケット48とチェーン38との噛み合い部を冷却、潤滑する構成となっている。
また、第一スプロケット44とチェーン38との噛み合い部へは、ケース壁40に形成された供給口50から図示しない油路を介して潤滑油が供給される。
入力軸32の下方となる部分のケース壁40には、第二スプロケット48の周辺に滞留する潤滑油を変速機構14内へ流出させる第一排油孔52が穿設されている。
また、供給口50から第一スプロケット44とチェーン38との噛み合い部に供給された潤滑油は、矢印Bで示すように、縦壁41の下側部の内面に沿って流下することとなるが、矢印Bで示す流路における第一スプロケット44と第二スプロケット48との中間となるケース壁40に第二排油孔54が穿設されている。このため、第一スプロケット44周辺から流下する潤滑油の大部分が第二排油孔54から変速機構14内部へ流出することとなる。
本実施形態によれば、上記のように、入力軸32の下方に穿設された第一排油孔52に加えて、第一スプロケット44周辺から流下する潤滑油流路の途中に第二排油孔54を設けたので、第一排油孔52の開口面積を拡大することなく多量の排油量を確保することができ、入力軸32の支持剛性を低下させる虞が抑制される。
また、二つの排油孔52,54により多量の排油量を確保すると共に、第一スプロケット44周辺から流下する潤滑油を、第二スプロケット48周辺に到達する手前で変速機構13内へ流出させることができるので、第二スプロケット48周辺の潤滑油の滞留量を増加させることが無く、潤滑油による撹拌抵抗の増加も抑制できるものである。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態を適宜変形して実施することができる。
例えば、縦壁41の内面に潤滑油を第二排油孔54へ案内するガイドを形成すれば、潤滑油をより効率的に排出することができる。
また、上記実施形態では、本発明をハイブリッド車両の駆動装置に適用した例を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、チェーンによって動力を伝達する動力伝達装置全般に適用可能である。
12 内燃機関
13 CVT(ベルト式無段変速機)
16 回転電機
32 入力軸(第二回転軸)
36 回転軸(第一回転軸)
38 チェーン
40 ケース壁
42 第一軸受
44 第一スプロケット
46 第二軸受
48 第二スプロケット
50 供給口
52 第一排油孔
54 第二排油孔

Claims (3)

  1. ケース壁に支持され第一スプロケットが連結された第一回転軸と、前記第一回転軸より下方となる位置で前記ケース壁に支持され第二スプロケットが連結された第二回転軸と、前記第一及び第二スプロケット間に掛け回されたチェーンとを備え、前記第一スプロケットと前記チェーンとが噛み合う第噛み合い部及び前記第二スプロケットと前記チェーンとが噛み合う第噛み合い部のそれぞれに潤滑油を供給する構成を有する動力伝達装置において、
    前記第二回転軸より下方の前記ケース壁に穿設された第一排油孔と、
    前記第一スプロケット周辺から流下する潤滑油の流路において前記第一スプロケットと第二スプロケットとの中間となる前記ケース壁に穿設された第二排油孔と
    を備え
    前記第一排油孔及び前記第二排油孔は、前記チェーンによる動力伝達時に開口しており、前記第一スプロケット、前記第二スプロケット、及び前記チェーンを収容する収容室内の潤滑油を前記収容室外に流出させる
    ことを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。
  2. 前記第一噛み合い部へは前記第一噛み合い部周辺の前記ケース壁に設けられた供給口から潤滑油が供給され、
    前記第二噛み合い部へは前記第二回転軸を軸支する軸受を介して潤滑油が供給される
    ことを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
  3. 内燃機関と回転電機とを動力源とし、ベルト式無段変速機を備えたハイブリッド車両に搭載され、
    前記第一回転軸が前記回転電機の回転軸に連結され、
    前記第二回転軸が前記ベルト式無段変速機の入力軸に連結される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
JP2019117827A 2019-06-25 2019-06-25 動力伝達装置の潤滑構造 Active JP7303674B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019117827A JP7303674B2 (ja) 2019-06-25 2019-06-25 動力伝達装置の潤滑構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019117827A JP7303674B2 (ja) 2019-06-25 2019-06-25 動力伝達装置の潤滑構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021004632A JP2021004632A (ja) 2021-01-14
JP7303674B2 true JP7303674B2 (ja) 2023-07-05

Family

ID=74099230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019117827A Active JP7303674B2 (ja) 2019-06-25 2019-06-25 動力伝達装置の潤滑構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7303674B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000046155A (ja) 1998-07-24 2000-02-18 Honda Motor Co Ltd 車両用変速機
JP2015086916A (ja) 2013-10-29 2015-05-07 スズキ株式会社 車両用トランスファの潤滑装置
JP2017166495A (ja) 2016-03-14 2017-09-21 ジヤトコ株式会社 ピニオンキャリヤの潤滑構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04181055A (ja) * 1990-11-15 1992-06-29 Toyota Motor Corp 動力伝達装置の潤滑機構
JP2577154Y2 (ja) * 1993-06-30 1998-07-23 ダイハツ工業株式会社 自動車用トランスファにおける軸受の潤滑構造
JPH11107798A (ja) * 1997-10-08 1999-04-20 Aisin Aw Co Ltd ハイブリッド駆動装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000046155A (ja) 1998-07-24 2000-02-18 Honda Motor Co Ltd 車両用変速機
JP2015086916A (ja) 2013-10-29 2015-05-07 スズキ株式会社 車両用トランスファの潤滑装置
JP2017166495A (ja) 2016-03-14 2017-09-21 ジヤトコ株式会社 ピニオンキャリヤの潤滑構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021004632A (ja) 2021-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5751342B2 (ja) 車両用電動駆動装置
JP5239814B2 (ja) 回転電機の潤滑油供給装置
JP5892179B2 (ja) 車両用駆動装置
US11005318B2 (en) Rotor for rotary electric machine and vehicle drive device including the rotor for rotary electric machine
JP6233013B2 (ja) 動力伝達装置
JPWO2013011562A1 (ja) ハイブリッド車両用動力伝達装置の潤滑装置
US9695928B2 (en) Transmission lubrication system
JP2015045401A (ja) 車両用駆動装置
WO2024087635A1 (zh) 一种内齿圈轴、输入轴总成、混合动力电驱动总成及车辆
US20180201118A1 (en) Hybrid vehicle
US10697533B2 (en) Power transmission system
JP2007245900A (ja) ハイブリッド車両駆動装置
JP2011122711A (ja) 車両用動力伝達機構の潤滑装置
JP2009127794A (ja) 自動変速機
WO2024087600A1 (zh) 一种混合动力变速机构总成、混合动力电驱动系统和车辆
US9671010B2 (en) Hybrid driveline for a motor vehicle
JP7303674B2 (ja) 動力伝達装置の潤滑構造
JP2007139142A (ja) 自動変速機
JP7451069B2 (ja) ユニット
JP4427426B2 (ja) 変速機のオイルクーラ設置構造
JP2011043170A (ja) 油圧機械式変速装置
JP2005061617A (ja) 手動変速機の潤滑構造
JP2013060976A (ja) 終減速装置の潤滑構造
JP2020028213A (ja) 回転電機用ロータ及び当該回転電機用ロータを備えた車両用駆動装置
JPWO2020070881A1 (ja) ハイブリッド車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211213

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20220603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7303674

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150