JP2009062941A - 可変バルブタイミング制御装置およびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の回転数が低い場合においても、クランク軸に対するカム軸の位相角を高精度に検出することが可能な可変バルブタイミング制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】クランク軸12と同期して回転する複数の被検出部32を検出して、クランクパルスを出力するクランク軸センサ20と、吸気カム軸17と同期して回転する、欠け歯部を有する複数の被検出部31を検出して、カムシャフトパルスを出力するカム軸センサ19と、クランクパルスとカムシャフトパルスとのパルス間隔に基づいて、クランク軸12に対するカム軸17の位相角PVVTを算出するECU21を備え、ECU21は、クランクパルスのタイミングで位相角PVVTを算出するとともに、カムシャフトパルスのタイミングで位相角PVVTを算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可変バルブタイミング制御装置および可変バルブタイミング制御方法に関し、詳細には、内燃機関の吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを制御する可変バルブタイミング制御装置および可変バルブタイミング制御方法に関する。
従来から、エンジンのクランク軸に対するカム軸の位相角を変化させて、吸・排気弁の開閉タイミングを可変制御する可変バルブタイミング制御装置が知られている。かかる可変バルブタイミング制御装置では、カム軸若しくはカム軸に連結された部材の回転方向に、複数箇所等間隔に凸部や凹部の被検出部を設け、該被検出部をセンサで検出してカム軸回転位置信号を出力し、該カム軸回転位置信号と、クランク角センサからの基準クランク角位置信号とに基づいて、クランク軸に対するカム軸の位相角を検出している。
この種の従来の可変バルブタイミング制御装置としては、以下の特許文献1が提案されている。この特許文献1の可変バルブタイミング制御装置は、クランク角センサから検出した基準クランク位置をカムセンサからの信号に基づいてカム位置検出値VTCNOWPを逐次記憶し、基準位置学習を行うときには、大きな重み係数K1を用いてカム位置検出値VTCNOWPを加重平均し、学習終了後は、小さな重み係数K2を用いてカム位置検出値VTCNOWPを加重平均するようになっている。
そして、クランク角センサの基準クランク位置検出や、前記カムセンサ側のカムシャフト回転角の検出は、クランクシャフトやカムシャフトの外周側に設けた複数の突起をピックアップすることによってパルス信号として取り出して検出するようになっている。
特開2002−130038号公報
しかしながら、上記従来の可変バルブタイミング制御装置にあっては、カムセンサのカムシャフトパルス位置がクランク角センサの基準クランク位置より移動した量を、カムシャフトのカム位相角として検出するようになっていることから、各カムシャフトパルス(突起)間の時間はカム位相角を検出することができないおそれがある。特に、例えば、機関のクランキング時やアイドリング運転中などの機関の低回転時などにおいて、検出すべき先のカムシャフトパルスから次のカムシャフトパルスまでの到達時間が長くなる場合には、クランクシャフトに対するカムシャフトの位相角を正確に検出することができなくなるおそれがある。この結果、可変バルブタイミング制御装置の作動応答性が低下して制御精度の低下を招いている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、内燃機関の回転数が低い場合においても、クランク軸に対するカム軸の位相角を高精度に検出することが可能な可変バルブタイミング制御装置および可変バルブタイミング制御方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決して、本発明の目的を達成するために、本発明は、内燃機関の吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを制御する可変バルブタイミング制御装置において、クランク軸と同期して回転する複数の被検出部を検出して、クランクパルスを出力するクランク軸位相検出手段と、カム軸と同期して回転する複数の被検出部を検出して、カムシャフトパルスを出力するカム軸位相検出手段と、前記クランクパルスと前記カムシャフトパルスとのパルス間隔に基づいて、前記クランク軸に対する前記カム軸の位相角を算出する位相角算出手段と、を備え、前記位相角算出手段は、前記クランクパルスのタイミングで前記位相角を算出するとともに、前記カムシャフトパルスのタイミングで前記位相角を算出することを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記位相角算出手段は、エンジン回転数が所定値以下の場合に、前記カムシャフトパルスのタイミングで前記位相角を算出することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記位相角算出手段は、エンジン回転数≦第1の所定値の場合に、前記カムシャフトパルスのタイミングで前記位相角を算出し、第1の所定値<エンジン回転数≦第2の所定値(ただし、第2の所定値>第1の所定値)である場合には、前記カムシャフトパルスのタイミングを間引きしたタイミングで前記位相角を算出することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記位相角算出手段は、前記クランクパルスのタイミングで前記位相角を算出する場合は、前記クランクパルスと当該クランクパルスに先行するカムシャフトパルスとに基づいて、前記位相角を算出し、前記カムシャフトパルスのタイミングで前記位相角を算出する場合は、前記カムシャフトパルスと当該カムシャフトパルスに先行するクランクパルスとに基づいて、前記位相角を算出することが望ましい。
上記した課題を解決して、本発明の目的を達成するために、本発明は、内燃機関の吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを制御する可変バルブタイミング制御方法において、クランク軸と同期して回転する複数の被検出部を検出して、クランクパルスを出力するクランク軸位相検出工程と、カム軸と同期して回転する複数の被検出部を検出して、カムシャフトパルスを出力するカム軸位相検出工程と、前記クランクパルスと前記カムシャフトパルスとのパルス間隔に基づいて、前記クランク軸に対する前記カム軸の位相角を算出する位相角算出工程と、を含み、前記位相角算出工程では、前記クランクパルスのタイミングで前記位相角を算出するとともに、前記カムシャフトパルスのタイミングで前記位相角を算出することを特徴とする。
本発明によれば、内燃機関の吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを制御する可変バルブタイミング制御装置において、クランク軸と同期して回転する複数の被検出部を検出して、クランクパルスを出力するクランク軸位相検出手段と、カム軸と同期して回転する複数の被検出部を検出して、カムシャフトパルスを出力するカム軸位相検出手段と、前記クランクパルスと前記カムシャフトパルスとのパルス間隔に基づいて、前記クランク軸に対する前記カム軸の位相角を算出する位相角算出手段と、を備え、前記位相角算出手段は、前記クランクパルスのタイミングで前記位相角を算出するとともに、前記カムシャフトパルスのタイミングで前記位相角を算出することとしたので、内燃機関の回転数が低い場合においても、クランク軸に対するカム軸の位相角を高精度に検出することが可能な可変バルブタイミング制御装置を提供することが可能となるという効果を奏する。
以下に、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。
以下、本発明に係る可変バルブタイミング制御装置を吸気弁に適用した一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る可変バルブタイミング制御装置の概略の構成例を示す図である。図1において、内燃機関であるエンジン11は、クランク軸12からの動力がタイミングチェーン13により各スプロケット14、15を介して排気カム軸16と吸気カム軸17とに伝達されるようになっている。
吸気カム軸17及び排気カム軸16は、クランク軸12が2回転(720度)する間に1回転(360度)するように設定されている。そのため、エンジン11は、クランク軸12が2回転する間に、吸気行程、圧縮行程、膨張行程、排気行程の4行程を実行することとなり、このとき、吸気カム軸17及び排気カム軸16が1回転することとなる。
この吸気カム軸17には、クランク軸12に対する吸気カム軸17の進角量または遅角量を調整するためのVVTコントローラ18が設けられている。OCV25からの油圧を、このVVTコントローラ18の図示しない進角室及び遅角室に作用させることによりスプロケット14に対する吸気カム軸17の位相を変更し、吸気弁の開閉時期を進角または遅角することができる。
この吸気カム軸17には、3つの被検出部(凸部)31が90°間隔で形成されており、被検出部31が存在しない欠け歯部を有している。吸気カム軸17には、カム軸センサ19(カム軸位相検出手段)が取り付けられている。カム軸センサ19は、吸気カム軸17に形成された3つの被検出部(凸部)31を検出して、吸気カム軸17の1回転当たり3個(カムシャフトパルス番号#I〜#III)のカムシャフトパルスを発生して、ECU21に出力する。
また、クランク軸12には、12個の被検出部(凸部)32が等間隔で形成されている。このクランク軸12には、クランク軸センサ20(カム軸位相検出手段)が取り付けられている。クランク軸センサ20は、クランク軸12に形成された被検出部(凸部)32を検出して、クランク軸12の2回転当たり24個(クランクパルス番号#I〜#24)のクランクパルスを発生して、ECU21に出力する。
ECU(位相角検出手段)21は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート、A/D変換器、および駆動回路等で構成されている。I/Oポートには、カム軸センサ19、クランク軸センサ20、水温センサ、スロットルセンサ等が接続されている。ECU21は、クランク軸センサ20からのクランクパルスと、カム軸センサ19からのカムシャフトパルスとに基づいて、実際のクランク軸12に対する吸気カム軸17の位相角PVVT(以下、「位相角PVVT」と記載する)を検出する。この算出方法の詳細については後述する。また、ECU21は、クランク軸センサ20からのクランクパルスの間隔によってエンジン回転数NEを算出する。ECU21には、吸気管圧力センサ、水温センサ、スロットルセンサ等のエンジン運転状態を検出する各種センサの出力が入力され、これら各種センサ出力に基づいて吸気弁の目標位相角(吸気カム軸17の目標進角量または遅角量)が演算される。ECU21は、位相角PVVTを吸気弁の目標位相角に一致させるように、VVTコントローラ18をフィードバック制御する。
VVTコントローラ18の油圧回路には、オイルパン23からの作動油がオイルポンプ24によりOCV(油圧制御弁)25を介して供給され、その油圧をOCV25によって制御することで、吸気カム軸17の進角量または遅角量が制御される。
OCV25は、4ポートスプール弁であって、スリーブ28内のスプール26の位置によって、VVTコントローラ18に対する作動油の給排を制御することができる。スプール26は、移動方向の一方の端部をスプリング29によって支持され、他方の端部をソレノイド27によって支持されている。スリーブ28内でのスプール26の位置は、ソレノイド27に供給する駆動電流のデューティ(OCV駆動デューティ)によって制御することができる。ECU21は、目標位相角(吸気カム軸17の目標進角量または遅角量)と位相角PVVTとの偏差に基づいて、OCV駆動デューティを算出し、算出したOCV駆動デューティを制御信号としてOCV25のソレノイド27に出力して、上述のVVTコントローラ18のフィードバック制御を実行する。
つぎに、図2〜図6を参照して、位相角PVVTの検出方法を詳細に説明する。図2は、カムシャフトパルスと検出可能な位相角PVVTの関係を説明するための図である。吸気カム軸17は、上述したように、3つの被検出部(凸部)31が90°間隔で形成されており、被検出部31が存在しない欠け歯部を有している。そのため、図2に示すように、エンジンの低回転数時には、単位時間当たりのカムシャフトパルスの個数が少なく、位相角PVVTを正確に検出することができないおそれがある。そこで、本実施例では、ECU21は、クランクパルスタイミング(クランクパルス番号#3、#15、#21)で位相角PVVYを検出するとともに、カムシャフトパルスタイミング(カムシャフトパルス番号#I、#II、#III)で位相角PVVTを検出して、検出精度を向上させている。
図3は、クランク軸センサ20から出力されるクランクパルスおよびカム軸センサ19から出力されるカムシャフトパルスのタイミングチャートの一例を示す図である。同図において、(A)はクランクパルス、(B)は、カムシャフトパルスを示している。図4は、クランクパルスタイミングを基準として、位相角Pを検出するフローチャート、図5は、カムシャフトパルスタイミングを基準として、位相角PVVTを検出するフローチャートである。ECU21は、所定周期で図4および図5に示すフローチャートの処理を実行する。
図4において、ECU21は、クランク軸センサ20からクランクパルスが入力されると、そのクランクパルス番号が#3、#9、#15、#21のいずれかであるか否かを判定する(ステップS1)。クランクパルス番号が#3、#9、#15、#21のいずれかである場合には(ステップS1の「Yes」)、その時刻tCRをRAMに保存する(ステップS2)。クランクパルス番号が#3、#9、#15、#21のいずれかでない場合には(ステップS1の「No」)、当該フローを終了する。
つづいて、入力されたクランクパルスのクランクパルス番号が#3、#15、#21のいずれかであるか否かを判断する(ステップS3)。クランクパルス番号が#3、#15、#21のいずれかである場合には(ステップS3の「Yes」)、位相角PVVT=(tCR−tCAM)×エンジン回転数NE(rpm)×1/60(sec)×360°を算出する(ステップS4)。クランクパルス番号が#3、#15、#21のいずれかでない場合には(ステップS3の「No」)、当該フローを終了する。
図3に示す例では、クランクパルス番号#3とカムシャフトパルス番号#III、クランクパルス番号#15とカムシャフトパルス番号#I、クランクパルス番号#21とカムシャフトパルス番号#IIのパルス間隔に基づいて、それぞれ、位相角PVVTを算出する。
図5において、ECU21は、カム軸センサ19からカムシャフトパルスが入力されると、その時刻tCAMをRAMに保存する(ステップS11)。
つづいて、エンジン回転数NE≦所定値であるか否かを判定する(ステップS12)。エンジン回転数NE≦所定値である場合には(ステップS12の「Yes」)、位相角PVVT=(tCR−tCAM)×エンジン回転数NE(rpm)×1/60(sec)×360°+180°を算出する(ステップS13)。エンジン回転数NE≦所定値でない場合には(ステップS12の「No」)、当該フローを終了する。
図3に示す例では、エンジン回転数NE≦所定値である場合には、カムシャフトパルス番号#Iとクランクパルス番号#9、カムシャフトパルス番号#IIとクランクパルス番号#15、カムシャフトパルス番号#IIIとクランクパルス番号#21のパルス間隔に基づいて、それぞれ位相角PVVTを算出する。
図6は、本実施例における、カムシャフトパルスと検出可能な位相角PVVTの関係を説明するための図である。本実施例では、クランクパルスタイミング(クランクパルス番号#3、#15、#21)で位相角PVVTを検出するとともに、カムシャフトパルスタイミング(カムシャフトパルス番号#I、#II、#III)で位相角PVVTを検出することができ、すなわち、1個のカムシャフトパルスに対して、位相角PVVTを検出する機会が2回となるため、位相角PVVTの検出精度を2倍とすることが可能となる。
以上説明したように、実施例1によれば、クランク軸12と同期して回転する複数の被検出部32を検出して、クランクパルスを出力するクランク軸センサ20と、吸気カム軸17と同期して回転する、欠け歯部を有する複数の被検出部31を検出して、カムシャフトパルスを出力するカム軸センサ19と、クランクパルスとカムシャフトパルスとのパルス間隔に基づいて、位相角PVVTを算出するECU21を備え、ECU21は、クランクパルスのタイミングで位相角PVVTを算出するとともに、カムシャフトパルスのタイミングで位相角PVVTを算出することとしたので、内燃機関の回転数が低い場合においても、クランク軸に対するカム軸の位相角を高精度に検出することが可能となる。
また、実施例1によれば、ECU21は、エンジン回転数NEが所定値以下の場合に、カムシャフトパルスのタイミングで位相角PVVTを算出することとしたので、エンジン回転数NEが低速回転でない場合は、カムシャフトパルスのタイミングで位相角PVVTを算出しないため、ECU21の処理負荷を軽減することが可能となる。
図7を参照して、本発明の実施例2に係る位相角PVVTの検出方法を詳細に説明する。上記実施例1では、ECU21は、エンジン回転数NEが所定値以下の場合に、カムシャフトパルスのタイミングで位相角PVVTを算出する構成である。これに対して、実施例2は、エンジン回転数≦第1の所定値である場合には、カムシャフトパルスのタイミング(カムシャフトパルス番号#I、#II、#III)で位相角PVVTを算出し、第1の所定値<エンジン回転数≦第2の所定値(ただし、第2の所定値>第1の所定値)である場合には、カムシャフトパルスのタイミングを間引きしたタイミング(カムシャフトパルス番号#I、#III)で位相角PVVTを算出する構成である。
図7は、ECU21が、カムシャフトパルスタイミングを基準として、位相角PVVTを検出するフローチャートである。クランクパルスタイミングを基準として、位相角PVVTを検出する処理は、実施例1(図4)と同様であるのでその詳細な説明を説明する。
図7において、ECU21は、カム軸センサ19からカムシャフトパルスが入力されると、その時刻tCAMをRAMに保存する(ステップS21)。つづいて、エンジン回転数NE≦第1の所定値(但し、第1の所定値<第2の所定値)であるか否かを判定する(ステップS22)。エンジン回転数NE≦第1の所定値である場合には(ステップS22の「Yes」)、位相角PVVT=(tCR−tCAM)×エンジン回転数NE(rpm)×1/60(sec)×360°+180°を算出する(ステップS25)。
図3に示す例では、エンジン回転数NE<第1の所定値である場合には、カムシャフトパルス番号#Iとクランクパルス番号#9、カムシャフトパルス番号#IIとクランクパルス番号#15、カムシャフトパルス番号#IIIとクランクパルス番号#21のパルス間隔に基づいて、それぞれ位相角PVVTを算出する。
他方、エンジン回転数NE≦第1の所定値でない場合には(ステップS22の「No」)、第1の所定値<エンジン回転数≦第2の所定値であるか否かを判定する(ステップS23)。第1の所定値<エンジン回転数≦第2の所定値でない場合には(ステップS23の「No」)、当該フローを終了する。他方、第1の所定値<エンジン回転数≦第2の所定値である場合には(ステップS23の「Yes」)、カムシャフトパルス番号が#I、#IIIであるか否かを判定する(ステップS24)。カムシャフトパルス番号が#I、#IIIでない場合には(ステップS24の「No」)、当該フローを終了する。他方、カムシャフトパルス番号が#I、#IIIである場合には(ステップS24の「Yes」)、位相角PVVT=(tCR−tCAM)×エンジン回転数NE(rpm)×1/60(sec)×360°+180°を算出する(ステップS25)。
図3に示す例では、第1の所定値<エンジン回転数≦第2の所定値である場合には、カムシャフトパルス番号#Iとクランクパルス番号#9、カムシャフトパルス番号#IIIとクランクパルス番号#21のパルス間隔に基づいて、それぞれ位相角PVVTを算出する。
実施例2によれば、エンジン回転数≦第1の所定値の場合に、カムシャフトパルスのタイミング(カムシャフトパルス番号#I、#II、#III)で位相角PVVTを算出し、第1の所定値<エンジン回転数≦第2の所定値(ただし、第2の所定値>第1の所定値)である場合には、カムシャフトパルスのタイミングを間引きしたタイミング(カムシャフトパルス番号#I、#III)で位相角PVVTを算出することとしたので、ECU21の処理負荷をより軽減することが可能となる。
なお、上記実施例では、吸気弁の開閉タイミングを制御する場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、排気弁の開閉タイミングを制御する場合にも適用可能である。
本発明に係る可変バルブタイミング制御装置および可変バルブタイミング制御方法は、可変バルブタイミング機構(VVT:Variable Valve Timing-intelligent)を備えた内燃機関に広く利用可能である。
本発明に係る可変バルブタイミング制御装置の概略の構成例を示す図である。 カムシャフトパルスと検出可能な位相角PVVTの関係を説明するための図である。 クランクパルスおよびカムシャフトパルスのタイミングチャートの一例を示す図である。 クランクパルスタイミングを基準として、位相角PVVTを検出するフローチャートである。 カムシャフトパルスタイミングを基準として、位相角PVVTを検出するフローチャートである。 実施例1において、カムシャフトパルスと検出可能な位相角PVVTの関係を説明するための図である。 実施例2において、カムシャフトパルスタイミングを基準として、位相角PVVTを検出するフローチャートである。
符号の説明
11 エンジン
12 クランク軸
13 タイミングチェーン
14、15 スプロケット
16 排気カム軸
17 吸気カム軸
18 VVTコントローラ
19 カム軸センサ
20 クランク軸センサ
21 ECU
23 オイルパン
24 オイルポンプ
25 OCV(油圧制御弁)
26 スプール
27 ソレノイド
28 スリーブ
29 スプリング
31、32 被検出部(凸部)

Claims (5)

  1. 内燃機関の吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを制御する可変バルブタイミング制御装置において、
    クランク軸と同期して回転する複数の被検出部を検出して、クランクパルスを出力するクランク軸位相検出手段と、
    カム軸と同期して回転する複数の被検出部を検出して、カムシャフトパルスを出力するカム軸位相検出手段と、
    前記クランクパルスと前記カムシャフトパルスとのパルス間隔に基づいて、前記クランク軸に対する前記カム軸の位相角を算出する位相角算出手段と、
    を備え、
    前記位相角算出手段は、前記クランクパルスのタイミングで前記位相角を算出するとともに、前記カムシャフトパルスのタイミングで前記位相角を算出することを特徴とする可変バルブタイミング制御装置。
  2. 前記位相角算出手段は、エンジン回転数が所定値以下の場合に、前記カムシャフトパルスのタイミングで前記位相角を算出することを特徴とする請求項1に記載の可変バルブタイミング制御装置。
  3. 前記位相角算出手段は、エンジン回転数≦第1の所定値の場合には、前記カムシャフトパルスのタイミングで前記位相角を算出する一方、第1の所定値<エンジン回転数≦第2の所定値(ただし、第2の所定値>第1の所定値)である場合には、前記カムシャフトパルスのタイミングを間引きしたタイミングで前記位相角を算出することを特徴とする請求項1に記載の可変バルブタイミング制御装置。
  4. 前記位相角算出手段は、
    前記クランクパルスのタイミングで前記位相角を算出する場合は、前記クランクパルスと当該クランクパルスに先行するカムシャフトパルスとに基づいて、前記位相角を算出し、
    前記カムシャフトパルスのタイミングで前記位相角を算出する場合は、前記カムシャフトパルスと当該カムシャフトパルスに先行するクランクパルスとに基づいて、前記位相角を算出することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の可変バルブタイミング制御装置。
  5. 内燃機関の吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを制御する可変バルブタイミング制御方法において、
    クランク軸と同期して回転する複数の被検出部を検出して、クランクパルスを出力するクランク軸位相検出工程と、
    カム軸と同期して回転する複数の被検出部を検出して、カムシャフトパルスを出力するカム軸位相検出工程と、
    前記クランクパルスと前記カムシャフトパルスとのパルス間隔に基づいて、前記クランク軸に対する前記カム軸の位相角を算出する位相角算出工程と、
    を含み、
    前記位相角算出工程では、前記クランクパルスのタイミングで前記位相角を算出するとともに、前記カムシャフトパルスのタイミングで前記位相角を算出することを特徴とする可変バルブタイミング制御方法。
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