JP2009057172A - 昇降装置 - Google Patents

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拓 桝田
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Abstract

【課題】、出力用スプロケット側より延出し、アイドラースプロケットに巻掛けられた上でバランスウェイトに連結されるチェーンの延び変位による故障発生を防止できる昇降装置を提供する。
【解決手段】物品を載置して上下移動させる昇降台4を備えた昇降枠体5と、昇降枠体に支持され駆動源に駆動される出力用スプロケット11a、11bと、出力用スプロケットに巻き掛けられると共に各一端が昇降台4に連結され各他端がバランスウェイト7に連結されるチェーンc1、c2と、昇降枠体に支持され、横方向に延出した一対のチェーンの各横方向延出部を下方に屈曲して延出させるように巻き掛けるアイドラースプロケットSb1、Sb2とを備え、バランスウェイトに水平支点軸28を介して枢支される揺動部材23を備え、同揺動部材の一対の揺動端32にアイドラースプロケットより下方に延出する一対のチェーンがそれぞれピン結合33された。
【選択図】図1

Description

本発明は、ある所定の高さ位置で搬入された物品を異なる高さ位置に昇降移動させた上で送出させる昇降装置に関する。
従来より、物品をある所定の高さの水平方向物品搬送ライン側と対向する出入り口より搬入し、それを昇降移動させて高さの異なる他の水平方向物品搬送ライン側と対向する出入り口に移動し、そこより他の水平方向物品搬送ライン側に送出させるドロップリフターが知られており、その一例が特開平06−33629号公報(特許文献1)に開示されている。
この種のドロップリフターRは、例えば、図11,12に示すように、上下に長い昇降枠体100と、昇降枠体100に沿って昇降移動する昇降台Pと、昇降枠体100の上部基台110に支持されたモータMで駆動される駆動軸120と、駆動軸120と一体形成された各一対の2組の出力用スプロケット130,140と、昇降台Pの一側縁の左右位置a、bに各一端が連結し、各他端が互いに接近して併設された上でバランスウェイト150の一側の固定部材160に連結される1組の一端側チェーン170と、矩形の昇降台Pの他側端の前後位置c、dに各一端が連結し、各他端が互いに接近して併設された上でバランスウェイト150の他側の固定部材180に連結される1組の他端側チェーン190と、昇降枠体100の上部基台110の適所にそれぞれ枢支され各チェーン170,190を水平方向から垂直方向に屈曲するように巻掛ける複数のアイドラースプロケットSa、Sb,Sc,Sdとを備える。特に、上部基台110のバランスウェイト150との対向縁には、一端側チェーン170を巻掛ける一対のアイドラースプロケットSa、Sbと、他端側チェーン190を巻掛ける一対のアイドラースプロケットSc,Sdが配備される。
このようなドロップリフターRでは、昇降台Pとバランスウェイト150との重量がほぼ釣り合い状態を保持するように設定される。これらを連結する一端側チェーン170および他端側チェーン190は出力用スプロケット130,140及び駆動軸120を介してモータMで駆動され、昇降台P上の車両Cを上下に搬送移動できる。
特開平06−33629号公報
ところで、各一対のアイドラースプロケットSa、Sb、またはSc,Sdに巻掛けられた1組の一端側チェーン170または1組の他端側チェーン190は、昇降台Pが昇降動作を繰り返すことで、経時的に延び変形し、それぞれの組の各チェーンが相対的に長さに相違が生じることがある。
このような場合、1対の出力用スプロケット130または140より引張力が加わった場合、一方の伸びの大きなチェーンより、他方の伸びの小さいチェーンに大きな引張力が集中して加わる。このような事態に陥ると、比較的大きな引張力が加わる側のアイドラースプロケットが過負荷状態で駆動を繰り返すこととなる。この状態が続くと、過負荷状態のアイドラースプロケット軸の面圧が許容面圧を上回り、アイドラースプロケット軸の過度な摩耗が進むこととなる。経時的には、過負荷状態で駆動を繰り返すアイドラースプロケットが定常状態より傾いて回転し、これに巻掛けられたチェーンの継手部のローラピンが破損し、ドロップリフターが故障に陥り易くなり、改善が望まれている。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたもので、出力用スプロケット側より延出し、アイドラースプロケットに巻掛けられた上でバランスウェイトに連結されるチェーンの延び変位による故障発生を防止できる昇降装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、上下一方の出入り口から搬入され他方の出入り口から送出される物品を載置して上下移動させる昇降台を備えた昇降枠体と、該昇降枠体に支持され駆動源に駆動される一対の出力用スプロケットと、該一対の出力用スプロケットに中間部がそれぞれ巻き掛けられると共に各一端が前記昇降台の適所にそれぞれ連結され、各他端が前記昇降枠体に沿って上下動可能なバランスウェイトの連結箇所に共に連結される一対のチェーンと、前記昇降枠体に支持され、横方向に延出した一対のチェーンの各横方向延出部を下方に屈曲して延出させるように巻き掛ける一対のアイドラースプロケットと、を備え、前記バランスウェイトの連結箇所に水平支点軸を介して枢支される揺動部材を備え、同揺動部材の互いに対向する一対の揺動端に、前記バランスウェイト直上に並列配備された一対のアイドラースプロケットより下方に延出する一対のチェーンのバランスウェイト連結端がそれぞれピン結合されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の昇降装置において、前記昇降枠体には前記昇降台を上下に案内する縦長ガイド部材が形成されたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の昇降装置において、前記昇降装置はドロップリフターであり、前記上下出入り口から搬入あるいは排出され前記昇降台により上下に移動される昇降物品は車両であることを特徴とする。
請求項1記載の昇降装置によれば、バランスウェイト直上に並列配備された一対のアイドラースプロケットより下方に延出する一対のチェーンのバランスウェイト連結端を、バランスウェイトに水平支点軸を介して枢支された揺動部材の互いに対向する揺動端に別途にピン結合したので、一対のチェーンの延びに相違が生じた場合、その相対的な延びに応じて揺動部材が水平支点軸周りに揺動し、即ち、一対のチェーンのバランスウェイト連結端に加える下方への引っ張り力を均等化するよう搖動でき、一対のアイドラースプロケットに加わる下方への荷重が常に均等となり、一対のアイドラースプロケットの摩耗劣化を均等化して、一方の過度の摩耗を防止し、装置の耐久性を確保できる。
請求項2記載の昇降装置によれば、昇降枠体に形成された縦長ガイド部材が昇降台の上下動をスムーズに案内するので、装置の耐久性を確保できる。
請求項3記載の昇降装置によれば、昇降装置が、車両の上下移動を行うドロップリフターとして形成された場合も、装置の耐久性を十分に確保できる。
図1、2にはこの発明の昇降装置としてのドロップリフター1を示した。
このドロップリフター1は不図示の車両搬送ラインの一部に配設され、車両Cを上位置H1の上部入口2で受け取り、それを降下移動させて下位置H2の下部出口3より送出する。上部入口2は上部水平搬送ラインR1側の横送り装置r1によって車両Cを横向きで受け入れ、上位置H1の昇降台4に載置する。その上で、昇降台4の車両Cを下部出口3に降下移動し、その後で昇降台4のターンテーブル部401により車両Cの向きを90°換えて、ターンテーブル部401上側の上部搬送台402の駆動により下部出口3より下部水平搬送ラインR2側に送出する。
ドロップリフター1は、図1、2、3、5に示すように、上下に長い前後各2本の縦柱P1〜P4を用いて略矩形枠状に形成された昇降枠体5と、昇降枠体5の上部の上部入口2と、下部の下部出口3と、昇降枠体5の上端側に達した4本の縦柱P1〜P4を結合する上部基台6と、昇降枠体5に沿って昇降し車両Cを上部入口2と下部出口3とに搬送移動する矩形の昇降台4と、昇降台4の四角にそれぞれの端部a、b、c、d(図5参照)が連結され、それぞれの他端が上下移動可能なバランスウェイト7に連結された4本のチェーンc1〜c4と(図6参照)、上部基台6上に装着されモータMで駆動される駆動軸8を備えたリフター駆動部9と、駆動軸8に一体的に取り付けられ4本のチェーンの中間部が巻掛けられる2組の出力用スプロケット11(11a、11b)と、昇降枠体5の上部基台6の適所にそれぞれ枢支され、各チェーンを水平方向から垂直方向に屈曲するように巻掛ける複数のアイドラースプロケットSb1〜Sb4、S1〜S4と、昇降枠体5の上部基台6の適所にそれぞれ枢支され、各チェーンを水平方向に方向転換させるように巻掛ける複数のアイドラースプロケットSt2、St4とを備える。
なお、図5に示すように、昇降枠体5の上部入口2と下部出口3とは平面視で逆方向に開口している。
また、各チェーンc1〜c4は上部基台6上において、水平方向から垂直方向に屈曲するように複数のアイドラースプロケットSb1〜Sb4に巻掛けられる。更に、各チェーンの中間部は2組の出力用スプロケット11(11a、11b)に巻掛けられ、これら各出力用スプロケットに巻掛けられる位置を中間部として、一方が昇降台4に連結される端部a、b、c、d(図5参照)として形成され、他方がバランスウェイト7に連結されるウェイト対向端c1e、c2e、c3e、c4e(図6参照)として形成される。
図5に示すように、昇降枠体5の4本の縦柱P1〜P4には縦長の昇降台レール(縦長ガイド部材)12がそれぞれ固着されている。これら昇降台レール12には矩形の昇降台4の四角より突き出るガイドブラケット13が遊嵌され、それら各ガイドブラケット13の適所には昇降台レール12にコロ接触するローラ14が枢支される。これらローラ14により矩形の昇降台4の横移動量を規制し、スムーズな上下動を可能としている。
図3に示すように、上部基台6に支持されたリフター駆動部9は、上部基台6の上枠601上に複数の軸受け部材15を介して枢支される駆動軸8と、この駆動軸8に減速機構Nを介して連結された駆動源であるモータMと、駆動軸8上に一体形成され、上部入口2側の入口縁側チェーンc1、c2(図3の上側)を巻掛ける一対の出力用スプロケット11aと、これに対し所定間隔を介して配備されると共に下部出口3側の出口縁側チェーンc3、c4(図3の下側)を巻掛ける一対の出力用スプロケット11bとを備える。
ここでのモータM及び昇降台4上の上部搬送台402やターンテーブル部401は、不図示の制御装置によって制御される。なお、同不図示の制御装置は上部水平搬送ラインR1及び下部水平搬送ラインR2を含む車両搬送ライン全体との連携動作を考慮して駆動制御する機能を備える。
図1で紙面奥側には、上部基台6には一対のアイドラースプロケットS3、S4が互いに離れて配設される。この一対のアイドラースプロケットS3、S4は、昇降台4の上部入口2(図5参照)から見て左右端b、a側の直上に位置するように配備され、一対の入口縁側チェーンc1、c2を巻掛ける。
同じく、図1で紙面手前側には、上部基台6に一対のアイドラースプロケットS1、S2が互いに離れて配設される。この一対のアイドラースプロケットS1、S2は、昇降台4の下部出口3側における左右端c,dに対し直上に位置するように配備され、一対の出口縁側チェーンc3、c4を巻掛ける。
なお、入口縁側チェーンc2が巻掛けられた左側のアイドラースプロケットS2と出力用スプロケット11aとの間のチェーンは方向転換用のアイドラースプロケットSt2(図1参照)に巻掛けられている。同様に、出口縁側チェーンc4が巻掛けられた左側のアイドラースプロケットS4と出力用スプロケット11bとの間のチェーンは方向転換用のアイドラースプロケットSt4(図1参照)に巻掛けられている。
図1、2、5に示すように、昇降枠体5の上部入口2と下部出口3とに干渉しない側方に4本のチェーンc1〜c4に吊り下げられたバランスウェイト7が配設される。このバランスウェイト7は昇降枠体5の隣り合う2本の縦柱P1、P3の間に配備され、上下移動可能に配備される。図7,8に示すように、バランスウェイト7の両端側には複数のローラ16がブラケット17を介して突設される。図6に示すように、これら複数のローラ16は2本の縦柱P1、P3にそれぞれ取り付けられた縦長のウェイトレール18(図1参照)にコロ接触し、これにより、バランスウェイト7の横変位を規制し、上下動をスムーズに行えるようにしている。
図6に示すように、バランスウェイト7の直上位置に入口縁側チェーンc1、c2を巻掛ける一対のアイドラースプロケットSb1、Sb2が一対で互いに並列配備され、上部基台6の上枠601上に取り付けられる。同様に、バランスウェイト7の直上位置に出口縁側チェーンc3、c4を巻掛ける一対のアイドラースプロケットSb3、Sb4が一対で並列配備され、上部基台6の上枠601上に取り付けられる。
一対のアイドラースプロケットSb1、Sb2は、図4、図6に示すように取り付けられる。即ち、一対の軸受け19に枢支された回転軸(アイドラースプロケット軸)21を備え、そこに一体にアイドラースプロケットSb2が取り付けられ、これにb位置より延びる入口縁側チェーンc2が巻掛けられている。一方、回転軸21上であってアイドラースプロケットSb2に対し、所定量離れ並列状にニードルベアリング22を介してアイドラースプロケットSb1が枢支される。このアイドラースプロケットSb1にa位置より延びる入口縁側チェーンc1が巻掛けられる。
この場合、図3、図6に示すように、アイドラースプロケットSb1、Sb2は出力用スプロケット11から横方向に延びてきた一対の入口縁側チェーンc1、c2を並列状に保持したまま屈曲して下方に延出するよう機能する。
図6に示すように、アイドラースプロケットSb1、Sb2より下方に延出する一対の入口縁側チェーンc1、c2のウェイト対向端c1e、c2eは並列状に保持され、そのままバランスウェイト7の一方の連結箇所Q1に揺動部材23を介して連結される。
同様に、アイドラースプロケットSb3、Sb4より下方に延出する一対の出口縁側チェーンc3、c4のウェイト対向端c3e、c4eは並列状に保持され、そのままバランスウェイト7の他方の連結箇所Q2に揺動部材23を介して連結される。
連結箇所Q1,Q2の構造は同一であり、ここでは連結箇所Q1の構造を主に説明する。
図8に示すように、バランスウェイト7の連結箇所Q1には、板状主部25とこれの左右端より上方に突き出す一対の軸受け部24とからなる支持ブラケット26が配備される。ここで板状主部25が連結箇所Q1の上面に重ねられ、複数のボルト30でバランスウェイト7側に締結されている。一対の軸受け部24間には揺動部材23が支点軸線LS回りに回動可能に枢支されている。
図8乃至図10に示すように、揺動部材23は一対の軸受け部24の嵌合穴27に枢支される左右の支点軸28と、それらと一体的に形成された膨出主部29とを備える。膨出主部29には中央切欠部31内に支点軸線LSに対して等間隔を介して互いに対向するよう配備される一対の揺動端連結部32(図9参照)が形成される。各揺動端連結部32は突片状を成し、それぞれ連結ピン33を介して入口縁側チェーンc1、c2のウェイト対向端c1e、c2eを互いに分けてピン結合する。
このため、入口縁側チェーンc1、c2のウェイト対向端c1e、c2eより各揺動端連結部32に加わる引っ張り力F1,F2が同じであると、支点軸線LSに対して揺動端連結部32は変動せず、バランスウェイト7の連結箇所Q1を揺動部材23を介して一対の入口縁側チェーンc1、c2で引き上げることが出来る。
なお、バランスウェイト7の他方の連結箇所Q2も連結箇所Q1と同様に、揺動部材23を介して一対の出口縁側チェーンc3、c4で引き上げる状態を保持することが出来る。
次に、ドロップリフター1の作動を説明する。
図5に示すように、ドロップリフター1は車両搬送ラインの駆動時に制御装置によって駆動する。上部水平搬送ラインR1側の横送り装置r1によって車両Cが横向きで上部入口2に搬入されると昇降台4の上部搬送台402に載置される。
この際、昇降台4は上部入口2の上位置H1に保持され、バランスウェイト7は下方位置h1に保持され、両者を連結する4本のチェーンc1〜c4の中間部は上部基台6の駆動軸8側の2組の出力用スプロケット11a,11bに係合し、駆動軸8は停止保持されている。
モータMが駆動軸8を介し2組の出力用スプロケット11a,11bを降下方向に回転駆動すると、4本のチェーンc1〜c4の移動により、昇降台4は下部入口の下位置H2に移動して保持され、バランスウェイト7は上方位置h2に上昇して保持される。次いで、昇降台4のターンテーブル部401が90°車両Cの向きを換えるように回転駆動する。更に、ターンテーブル部401の上方の上部搬送台402の駆動により下部出口3より下部水平搬送ラインR2側に車両Cが送出される。
このような車両Cの上部入口2の上位置H1より下部入口の下位置H2への搬送動作が成される際、モータMに連動する2組の出力用スプロケット11がこれらに巻掛けられた4本のチェーンc1〜c4を巻き上げ、巻き下ろし作動させる。このような昇降作動が繰り返されると、経時的に、例えば、一対の入口縁側チェーンc1、c2がその延び変位量を異ならせる場合がある。なお、このような状態は一対の出口縁側チェーンc3、c4においても同様に起る。
ここで、経時的に一対の入口縁側チェーンc1、c2に相対的な延び変位量が異なって生じたとする。
この際、入口縁側チェーンc1、c2の各ウェイト対向端c1e、c2eは共に揺動部材23を介し、バランスウェイト7の連結箇所Q1に連結されている。特に、各ウェイト対向端c1e、c2eより一対の揺動端連結部32に加わる引っ張り力F1,F2に相違が生じていると、揺動部材23側の各揺動端連結部32が支点軸線LSに対して回動変位する。そして一対の入口縁側チェーンc1、c2より連結箇所Q1に加えられる引っ張り力F1,F2が均等状態に達すると揺動部材23の回動が停止する。
この状態において、一対の入口縁側チェーンc1、c2の引っ張り力F1,F2は均一化され、その引っ張り力F1,F2は連結箇所Q1の上方のアイドラースプロケットSb1、Sb2に加わる。この際、アイドラースプロケットSb1、Sb2に加わる引っ張り力F1,F2に相違がないことより、アイドラースプロケットSb1、Sb2のうちの一方側にのみ、過度の引っ張り力F1あるいはF2が加わる自体の発生が防止される。
この場合、一対のアイドラースプロケットSb1、Sb2に加わる下方への荷重が常に均等となり、回転軸(アイドラースプロケット軸)21(図4参照)や、その回転軸(アイドラースプロケット軸)21を枢支する一対の軸受け19(図4参照)の過度の摩耗の発生を防止できる。これにより過負荷状態で駆動を繰り返す回転軸(アイドラースプロケット軸)21が傾き、これに巻掛けられたチェーンc1、c2の継手部のローラピン(図8の符号e参照)が破損し、ドロップリフター1が故障に陥るという事態の発生を回避でき、装置の耐久性を確保できる。しかも、昇降枠体5に形成された縦長ガイド部材である昇降台レール12が昇降台4の上下動をスムーズに案内するので、装置の耐久性を確保できる。
上述のところにおいて、昇降装置は車両搬送用のドロップリフターとして説明したが、その他の物品、例えば、エンジン本体、下部車体、あるいは上部車体、等の搬送に本発明の昇降装置を用いることも出来、これらの場合も図1の昇降装置と同様の作用効果が得られる。更に、図1のドロップリフター1のバランスウェイト7は左右2つ連結箇所Q1,Q2に対して、それぞれ一対のチェーンを並列状に配備して共に連結するような構成を採っていたが、バランスウェイト7に1つの連結箇所を設定し、そこに一対のチェーンのみを並列状にして共に連結するような簡素な構成を採ってもよく、この場合も図1の昇降装置とほぼ同様の作用効果が得られる。
本発明の一実施形態としてのドロップリフターの正面図である。 図1のドロップリフターの側面図である。 図1のドロップリフターの上側の平面図である。 図1のドロップリフターで用いるアイドラースプロケットの拡大側面図である。 図1のドロップリフターの昇降台の高さ位置での平面図である。 図1のドロップリフターのバランスウェイト取り付け側の部分切欠側面図である。 図1のドロップリフターで用いるバランスウェイトの上部の部分拡大側面図である。 図7のドロップリフターに装着された揺動部材の拡大側面図である。 図7の揺動部材の拡大平面図である。 図1のドロップリフター1で用いる揺動部材を示し、(a)は図9の側面図、(b)は図9のA−A線断面図、(c)は図9のB−B線断面図、(d)は図9のC−C線断面図である。 従来のドロップリフターの上部概略平面図である。 従来のドロップリフターのバランスウェイト取り付け側の部分切欠側面図である。
符号の説明
1 ドロップリフター
2 上部入口
3 下部出口
4 昇降台
5 昇降枠体
7 バランスウェイト
8 駆動軸
9 リフター駆動部
11 出力用スプロケット
12 昇降台レール(縦長ガイド部材)
23 揺動部材
28 左右の支点軸
32 揺動端連結部
S1〜S4、St2、St4 アイドラースプロケット
Sb1〜Sb4 アイドラースプロケット
c1、c2 入口縁側チェーン
c3、c4 出口縁側チェーン
Sb1、Sb2 アイドラースプロケット
C 車両(物品)
LS 支点軸線
M モータ
Q1,Q2 連結箇所

Claims (3)

  1. 上下一方の出入り口から搬入され他方の出入り口から送出される物品を載置して上下移動させる昇降台を備えた昇降枠体と、
    該昇降枠体に支持され駆動源に駆動される一対の出力用スプロケットと、
    該一対の出力用スプロケットに中間部がそれぞれ巻き掛けられると共に各一端が前記昇降台の適所にそれぞれ連結され、各他端が前記昇降枠体に沿って上下動可能なバランスウェイトの連結箇所に共に連結される一対のチェーンと、
    前記昇降枠体に支持され、横方向に延出した一対のチェーンの各横方向延出部を下方に屈曲して延出させるように巻き掛ける一対のアイドラースプロケットと、
    を備え、
    前記バランスウェイトの連結箇所に水平支点軸を介して枢支される揺動部材を備え、
    同揺動部材の互いに対向する一対の揺動端に、前記バランスウェイト直上に並列配備された一対のアイドラースプロケットより下方に延出する一対のチェーンのバランスウェイト連結端がそれぞれピン結合されたことを特徴とする昇降装置。
  2. 前記昇降枠体には前記昇降台を上下に案内する縦長ガイド部材が形成されたことを特徴とする請求項1記載の昇降装置。
  3. 前記昇降装置はドロップリフターであり、前記上下出入り口から搬入あるいは排出され前記昇降台により上下に移動される昇降物品は車両であることを特徴とする請求項1又は2記載の昇降装置。
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