JP2009051520A - 螺子付きキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の螺子付きキャップと同様の螺子による固定機能を維持しつつ、更にスナップ/オフ及びスナップ・オン機能をも付与して、試験管本体等に具体化される容器等の雄螺子部分にワンタッチで脱着することができるようにする。
【解決手段】螺子付きキャップ20は、周壁21及び押圧部25を備える。周壁21は、試験管10の雄螺子11に対応する内径及び螺子ピッチを有する雌螺子23を内周面に設けた円筒状をなす。押圧部25は、周壁21の円周方向の所定角度位置に一体形成した突起状をなす。更に、押圧部25から周壁21の円周方向の両方向に所定角度を置いた角度位置に、それぞれ、当該周壁21の下端縁から上端縁へと軸方向に延びる複数本のスリット21a,21bを形成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、先端部に雄螺子を外周に設けた中空円筒体や中実円柱体の当該雄螺子に螺合される螺子付きキャップに関し、特に、医療用試験管の開口部を閉塞する蓋として好適に使用できる螺子付きキャップに関する。
従来、例えば、医療分野や生化学分野等において各種検査や実験等の用途で使用される試験管には、試験管本体(試験管容器)の上端の開口部に雄螺子を形成して、同開口部に螺子付きキャップを螺合することにより同開口部を閉塞するようにしたもの(螺子口試験管)がある。しかし、螺子口試験管は、螺子付きキャップを正逆方向に回転して試験管本体の開口部に着脱する構成のため、1日に非常に多数の検査を行わねばならない検査従事者にとっては、螺子付きキャップの着脱回数が膨大なものとなり、その正逆回転による着脱操作が非常に面倒となる。一方、試験管本体へのキャップの着脱操作を容易にするため、試験管本体の開口部に嵌合(押し込み・引き抜き)によりキャップを装着するようにした試験管用キャップが提案されている。この種の技術として、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載の技術がある。
特開平9−72913号公報 特開平9−72914号公報
特許文献1には、キャップの頭部の側面を下方へ窄まったテーパーに形成すると共に、キャップの頭部の側面に段状の引っ掛かり部を形成することで、試験管本体の開口部からの取り外しを容易にする試験管用キャップが開示されている。
また、特許文献2には、キャップの頭部の上面をドーム状の円弧面に形成することで、試験管本体の開口部への嵌入を容易にする試験管用キャップが開示されている。
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の技術は、試験管本体へのキャップの着脱操作を容易にするという効果を発揮する一方で、従来の螺子口試験管の最大の特徴であるキャップによる試験管本体内部の検体に対する封止性や液密性を犠牲にすることになり、試験管からの検体の液漏れ防止、試験管への振動によるキャップの緩みや脱落の防止、温度上昇等に伴う試験管の内圧上昇によるキャップの外れ防止等の点で、やはり、キャップとしては螺子付きキャップを使用することが好ましい。
そこで、本発明は、従来の螺子付きキャップと同様の螺子による固定機能を維持しつつ、更にスナップ・オフ及びスナップ・オン機能をも付与して、試験管本体等に具体化される容器等の雄螺子部分にワンタッチで脱着することができるようにした螺子付きキャップの提供を課題とする。
請求項1に係る螺子付きキャップは、(略円筒状または略円柱状の、或いは、雄螺子部のみ円筒状または円柱状の)取付対象の先端部外周に設けた雄螺子部に着脱される螺子付ききキャップである。螺子付きキャップは、周壁及び押圧部を備える。周壁は、前記雄螺子部に対応する内径及び螺子ピッチを有する雌螺子を内周面に設けた円筒状をなす。押圧部は、前記周壁の円周方向の所定角度位置(好ましくは、前記雄螺子部への取付側端縁と反対側の端縁の所定角度位置とするが、取付端縁側の位置としたり、中間位置としたりしてもよい)に一体形成した突起状をなす。更に、前記押圧部から前記周壁の円周方向の両方向に所定角度を置いた角度位置に、それぞれ、当該周壁の前記雄螺子部への取付側端縁から開始して反対側の端縁へと軸方向に延びる(好ましくは軸方向スリット部を少なくとも有する)複数本のスリットを形成している。
請求項2に係る螺子付きキャップは、請求項1の構成において、前記周壁の円周方向における前記押圧部の中心位置を0度として、前記周壁の円周方向に45度の角度を置いて合計8つの角度位置を設定し、前記押圧部の中心位置から見て対称位置となるよう、当該8つの角度位置の少なくとも2つの角度位置に(好ましくは対となるよう)前記スリットを形成している。
請求項3に係る螺子付きキャップは、請求項1または2の構成において、前記スリットとして、少なくとも、前記周壁の円周方向における前記押圧部の中心位置から前記周壁の円周方向の両方向に約90度の角度位置に、それぞれ、側部スリットを対をなすように形成している。
請求項4に係る螺子付きキャップは、請求項3の構成において、前記スリットとして、更に、前記周壁の円周方向における前記押圧部の中心位置から前記周壁の円周方向の両方向に約150度〜約170度の範囲内の角度位置(好ましくは、約155度〜165度の範囲内の所定角度位置、更に好ましくは、約157〜158度の角度位置)に、それぞれ、後部スリットを対をなすように形成している。
請求項5に係る螺子付きキャップは、請求項3の構成において、前記スリットとして、更に、前記周壁の円周方向における前記押圧部の中心位置から前記周壁の円周方向に約180度の角度位置に1本の後部スリットを形成している。
請求項6に係る螺子付きキャップは、請求項1乃至5のいずれかの構成において、前記周壁を前記雄螺子部に最大締め付け位置まで螺入して装着したときに、前記周壁の円周方向における前記押圧部の中心位置が、前記雄螺子の終端位置から締め付け方向(例えば、時計回り方向)の下流側へ約30度までの範囲内(好ましくは、約5度〜約25度の範囲内、更に好ましくは、約10度〜約20度の範囲内)の角度位置に配置されるよう、前記押圧部を前記周壁の円周方向の所定角度位置に一体形成している。
請求項7に係る螺子付きキャップは、請求項2乃至5のいずれかの構成において、前記周壁の前記雄螺子部への取付側端縁と反対側の端縁の開口を閉塞する円盤状の頂壁を有し、前記頂壁の外側面に、前記一対のスリットを結ぶ直線溝(好ましくは、特に左右両側のスリット間を結ぶよう直径方向に延びる直線溝)を形成している。
請求項8に係る螺子付きキャップは、請求項1乃至7のいずれかの構成において、前記取付対象は、(使用時の)上端を円形の開口として当該上端部の外周面に前記雄螺子部を設けるとともに下端を閉塞した容器であり、前記周壁の前記雄螺子部への取付側端縁と反対側の端縁の開口を閉塞する円盤状の頂壁と、前記頂壁の内側面において前記周壁より内側の位置で(使用時の)下方に(軸方向に)突出するリング状をなし、前記容器に前記周壁を(ほぼ最大締め付け位置まで完全に)螺入したときに、前記容器の上端の開口を液密に封止する封止部とを有し、前記スリットの上端を、前記周壁において前記封止部の下端位置と略同一位置または当該封止部の下端位置より下方の位置に配置している。
請求項9に係る螺子付きキャップは、請求項1乃至8のいずれかの構成において、前記押圧部を前記周壁の前記雄螺子部への取付側端縁と反対側の端縁から当該周壁の略中心位置までの間の範囲内で、前記周壁の略軸方向(軸方向と略平行な方向を含む)に突出する軸方向押圧部としている。
本発明に係る螺子付きキャップは、従来の螺子付きキャップと同様の螺子による固定機能を維持しつつ、更にスナップ・オフ及びスナップ・オン機能をも付与して、試験管本体等に具体化される容器等の雄螺子部分にワンタッチで脱着することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)を説明する。なお、各実施の形態を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態1
図1〜図5は本発明の実施の形態1に係る螺子付きキャップ20を示す。図1に示すように、実施の形態1の螺子付きキャップ20は、取付対象として、医療検査用等の用途に使用される試験管10を予定している。試験管10は、従来の同タイプの試験管と同様の全体構成を有し、上端を円形の開口とし、下端部を中空円錐状として閉塞した略円筒状をなす。なお、試験管10は、所定のプラスチック材料により一体成形される。また、試験管10は、上端部の外周面に雄螺子11を一体形成している。一方、実施の形態1の試験管10は、上端部の円周方向の所定角度位置において、雄螺子11より若干下側の位置に、螺子付きキャップ20の着脱操作のための目印12を一体形成した点を特徴としている。なお、図示の目印12は、3個の小さい点状の突起を三角状に配置したものであるが、これ以外にも、目印となる限りにおいて、文字や記号等、任意のものを目印12として使用することができ、また、目印を後付で粘着等により貼付することもできる。実施の形態1に係る螺子付きキャップ20は、かかる試験管10の上端の開口部に前記雄螺子11との螺合により着脱自在に装着される。
図3に示すように、螺子付きキャップ20は、試験管10の上端の開口に対応する直径の円筒状をなす周壁21の上端に円盤状の頂壁22を一体形成した螺子付き蓋状とされている。即ち、螺子付きキャップ20は、周壁21の前記雄螺子11の取付側端縁と反対側の端縁の開口を頂壁22により閉塞している。なお、螺子付きキャップ20は、所定のプラスチック材料により一体成形される。また、図5に示すように、周壁21の内周面には、前記試験管10の雄螺子11の外径及び螺子ピッチに対応する内径及び螺子ピッチの雌螺子23が一体形成されている。なお、図1及び図2に示すように、周壁21の外周面には、回転操作時の操作性の向上等の目的で、軸方向に延びる直線状の凹凸が円周方向に連続するよう形成されているが、説明の便宜上、図3〜図5ではかかる凹凸の図示を省略している。更に、頂壁22の内側面(使用時の下側面)において周壁21より内側の位置には、(使用時の)下方乃至軸方向に突出するリング状をなす封止部24が一体形成されている。封止部24は、試験管10の雄螺子11に螺子付きキャップ20の周壁21を雌螺子23を介してほぼ最大締め付け位置まで完全に螺入したときに、試験管10の上端の開口の周縁(開口周縁の内側)に全周にわたって密接して、当該開口の外周側で試験管10内を液密に封止するようになっている。
螺子付きキャップ20は、周壁21の円周方向の所定角度位置に突起状(水平突起状)の押圧部25を一体形成している。押圧部25は、図4(a)及び(b)に示すように、周壁21の外周縁から放射方向に突出する略半円板状乃至略台形板状のものである。押圧部25の外側面(使用時の上面)には、黒塗三角状のマーク26が、印刷、刻印または成形時の一体形成により設けられている。更に、頂壁22の外側面(使用時の上面)において前記押圧部25に対応する部位には、螺子付きキャップ20の締め付け方向を示す矢印27が「しまる」の文字と共に、印刷、刻印または成形時の一体形成により設けられている。
周壁21には、周壁21の円周方向における押圧部25の中心位置から同周壁21の円周方向の両方向に所定角度を置いた角度位置に、それぞれ、複数本のスリット21a,21bが形成されている。各スリット21a,21bは、周壁21において試験管10の雄螺子11への取付側端縁となる開口側端縁(使用時の下端縁)から開始して、反対側の頂壁22側の端縁へと向かって軸方向に延びる直線状の細溝であり、周壁21を厚さ方向(性格には放射方向)に貫通する貫通溝である。詳細には、螺子付きキャップ20は、周壁21の円周方向における押圧部25の中心位置を0度(原点位置)として、周壁21の円周方向に45度の角度を置いて合計8つの角度位置を設定し、押圧部25の中心位置から見て対称位置となるよう、当該8つの角度位置の少なくとも2つの角度位置に対となるよう前記スリット21a,21bを形成している。具体的には、螺子付きキャップ20は、周壁21の円周方向における押圧部25の中心位置から周壁21の円周方向の両方向(時計回り方向及び反時計回り方向)に約90度の角度位置に、それぞれ、側部スリット21aを対をなすように形成している。これにより、図4(b)に示すように、一対の側部スリット21a間の角度は約180度となる。また、螺子付きキャップ20は、更に、周壁21の円周方向における押圧部25の中心位置から周壁21の円周方向の両方向に約157〜158度(正確には約157.5度)の角度位置に、それぞれ、後部スリット21bを対をなすように形成している。これにより、図4(b)に示すように、一対の後部スリット21b間の角度θは約44〜46度(正確には約45度)となる。これらスリット21a,21bは、周壁21及びその内周面の雌螺子23を当該スリット21a,21bの角度位置で軸方向に分断し、周壁21に対してスナップ・オン機能及びスナップ・オフ機能を付与する。なお、スリット21a,21bは、上記のような数で上記角度位置に形成するため、スリット21a,21bによる雌螺子23の分断によって、雌螺子23による螺子締結機能が低下することはない。
図5(a)に示すように、前記側部スリット21a及び後部スリット21bの上端(頂壁22側の端)は、周壁21において前記封止部24の下端位置と略同一位置または当該封止部の下端位置より下方の位置となるよう配置されている。これにより、螺子付きキャップ20を試験管10に装着した状態で、試験管10内の検体としての液体が振動等により上端の開口から万一封止部24を超えて飛散したとしても、周壁21のスリット21a,21bより上側の部分により外部への飛散を防止されるようになっている。また、図4(b)に示すように、各スリット21a,21bは周壁21の厚さ方向(放射方向)に平行となる断面の細溝であるが、図4(b)中の拡大図(一点鎖線の円で囲む拡大図)に示すように、周壁21の内周面から外周面に向かって縮径する断面テーパー状のスリット21xとすることもできる。各スリットをこの別例に係るスリット21xとした場合、スリット21xによる周壁21へのスナップ・オン機能及びスナップ・オフ機能の付与に影響を与えることなく、周壁21の外周面に表れるスリット21xの幅を小さくすることができ、スリット21xによる螺子付きキャップ20(特に周壁21部分)の外観への影響を最小限に抑えることができる。
頂壁22の外側面(使用時の上面)には、前記一対の側部スリット21aに対応する角度位置の間を結ぶ直線溝28が凹設により形成されている。直線溝28は、側部スリット21aの角度位置に対応する位置で、頂壁22の直径方向の全長にわたって延設されている。側部スリット21aの存在により、頂壁21の中央部には当該一対の側部スリット21a間に対応する直径方向に沿って上方への屈曲性が付与されるが、この直線溝28は、当該一対の側部スリット21aに対応する位置で頂壁21に対して一層良好な屈曲性を付与する。なお、図4(a)中の二点鎖線で示すように、頂壁22の上面において、前記一対の後部スリット21bに対応する角度位置の間を結ぶよう別の直線溝29を凹設により形成してもよい。なお、直線溝29は、後部スリット21bの角度位置に対応する位置で、頂壁22の円弧方向の全長にわたって延設する。後部スリット21bの存在により、頂壁21の後側部には当該一対の後部スリット21b間に対応する円弧方向に沿って上方への屈曲性が付与されるが、この直線溝29は、一対の後部スリット21aに対応する位置で頂壁21に対して一層良好な屈曲性を付与する。
次に、螺子付きキャップ20における押圧部25の角度位置と、試験管10の雌螺子11の終端位置11b乃至螺子終了位置(及び/または始端位置11a乃至螺子開始位置)との関係について説明する。実施の形態1では、図1に示すように、螺子付きキャップ20の雌螺子23を試験管10の雄螺子11に最大締め付け位置まで完全に螺入したときに、螺子付きキャップ20の押圧部25の中心位置が、試験管10の目印12の角度位置に配置されるよう、押圧部25の配置角度位置が設定されている。このとき、図2及び図5(b)に示すように、試験管10の雄螺子11の終端位置11bが、螺子付きキャップ20の押圧部25の中心位置に対して締め付け方向乃至円周方向(時計回り方向または反時計回り方向)に約180度の角度位置(或いは、約170度〜約190度の範囲内の所定角度位置)、即ち、押圧部25の反対側の位置にくるよう、押圧部25の角度位置が設定されている。なお、試験管10の雄螺子11は、通常、始端位置11aから終端位置11bまで約2周強(2回り強)の周長でらせん状に設けられる。よって、上記の際に、試験管10の雄螺子11の始端位置11aは、終端位置11bより手前側(押圧部25側)へと反時計回り方向に若干(約40度〜約50度程度)回り込んだ位置にくる。ここで、試験管10の雄螺子11は、2周目を超えた終端位置11bまでの範囲では、始端位置11aと終端位置11bとの間に3段の螺子が存在する。しかし、上記のように、螺子付きキャップ20の雌螺子23を試験管10の雄螺子11に最大締め付け位置まで完全に螺入したときに、雄螺子11の終端位置11bが押圧部25の反対側に位置するため、始端位置11aと終端位置11bとの間の3段の部分は押圧部25の反対側にくることになり、押圧部25の角度位置では、雄螺子11は2段しか存在しないことになる。
一方、図5(b)は押圧部25の角度位置の別例を示す。図5(b)に示す別例では、螺子付きキャップ20の雌螺子23を試験管10の雄螺子11に最大締め付け位置まで完全に螺入したときに、試験管10の雄螺子11の終端位置11bが、螺子付きキャップ20の押圧部25の中心位置に対して締め付け方向(時計回り方向)に約280度の角度位置(或いは、約270度〜約290度の範囲内の所定角度位置)、即ち、押圧部25の右側約90度程度の位置にくるよう、押圧部25の角度位置が設定されている。これにより、試験管10の雄螺子11の始端位置11aは、終端位置11bより押圧部25と反対側(反時計回り方向)に若干(約40度〜約50度程度)回り込んだ位置にくる。図5(b)に示す別例の場合も、図5(a)の場合と同様、螺子付きキャップ20の雌螺子23を試験管10の雄螺子11に最大締め付け位置まで完全に螺入したときに、雄螺子11の終端位置11bが押圧部25の右側約90度に位置するため、始端位置11aと終端位置11bとの間の3段の部分は押圧部25の右側約90度の位置にくることになり、押圧部25の角度位置では、雄螺子11は2段しか存在しないことになる。
次に、実施の形態1に係る螺子付きキャップ20の使用方法、並びに、作用及び効果について図6等を参照して説明する。
まず、試験管10内に収容物(検体としての血液等)を収容した後等において、試験管10に螺子付きキャップ20を装着するには、従来の螺子付きキャップと同様、螺子付きキャップ20の雌螺子23を試験管10の雄螺子11に螺入して(時計回り方向に回転して)装着することができる。また、螺子付きキャップ20の雌螺子23を試験管10の雄螺子11に完全に螺入した状態では、従来の螺子付きキャップと同様、螺子付きキャップ20は試験管10に強固に締結固定され、試験管10内の収容物が上端の開口から飛散したり漏れたりすることを完全に防止する。このとき、螺子付きキャップ20の封止部24が、試験管10の上端の開口の周縁の外側に密接し、試験管10内の収容物が上端の開口から飛散したり漏れたりすることを完全に防止する。
一方、試験管10内に収容物を収容する際に、或いは、試験管10に収容した収容物を検査等の目的で試験管10外に取り出すために、試験管10に装着した螺子付きキャップ20を試験管10から取り外すには、従来の螺子付きキャップと同様、螺子付きキャップ20の雌螺子23を試験管10の雄螺子11から螺退して(反時計回り方向に回転して)取り外すことができるが、実施の形態1の螺子付きキャップ20は、使用者(検査従事者等)が、そのスナップ・オフ機能を利用してワンタッチで試験管10から容易かつ迅速に取り外すことができる。即ち、この場合、使用者は、試験管10に完全に装着した螺子付きキャップ20の押圧部25を親指の指先等により上方に押圧する。すると、図6(a)及び(b)に示すように、押圧部25の上方への押圧力により螺子付きキャップ20の前半部(押圧部25側の半部)に上方への力が加わる。このとき、周壁21に形成したスリット21a,21bが、螺子付きキャップ20に対して周壁21の外方向への可撓性乃至屈曲性・湾曲性を付与する。具体的には、まず、押圧部25の上方への押し上げに伴い、一対の側部スリット21aがそれぞれの幅を(上端から下端へ向かうにつれて徐々に大きくなるよう)拡大して、当該側部スリット21aより前側にある螺子付きキャップ20の前半部の上方への屈曲・湾曲・変形を許容し、螺子付きキャップ20の前半部が上方に屈曲乃至湾曲乃至変形する。即ち、螺子付きキャップ20は、図6(a)中に二点鎖線で示す非押圧状態(通常状態)から実線で示す付勢状態(屈曲・湾曲状態)へと弾性的に形状変化する。これにより、側部スリット21aにより分断されている螺子付きキャップ20の前半部の雌螺子23が、試験管10の雄螺子11の前半部(押圧部25側の半部)から離脱して当該前半部の雄螺子11との係合を解除する。更に、これに伴い、一対の後部スリット21bがそれぞれの幅を(上端から下端へ向かうにつれて徐々に大きくなるよう)拡大して、前記側部スリット21aより後側にある螺子付きキャップ20の後半部の外側方及び上方への屈曲・湾曲・変形を許容し、螺子付きキャップ20の後半部が外側方及び上方に屈曲乃至湾曲乃至変形する。即ち、螺子付きキャップ20は、図6(b)中に二点鎖線で示す非押圧状態(通常状態)から実線で示す付勢状態(屈曲・湾曲状態)へと弾性的に形状変化する。これにより、側部スリット21a及び後部スリット21bにより分断されている螺子付きキャップ20の後半部の雌螺子23が、試験管10の雄螺子11の後半部から離脱して当該後半部の雄螺子11との係合を解除する。このようにして、押圧部25の上方への押し上げ動作により、螺子付きキャップ20を試験管10からワンタッチで取り外すことができる(スナップ・オフ動作)。
このとき、特に、図5(a)または図5(b)に示すように、押圧部25の角度位置を適宜好ましい角度位置に設定することにより、押圧部25の角度位置では、雄螺子11は2段しか存在しないことになる。したがって、押圧部25を押し上げるときに、押圧部25に対応する部分では、螺子付きキャップ20の雌螺子23と試験管10の雄螺子11との螺合による係合度合(係合強さ)が低くなり、螺子付きキャップ20の雌螺子23を試験管10の雄螺子11からより簡単に離脱することができ、上記スナップ・オフ動作による螺子付きキャップ20の取り外し操作を一層容易、円滑、確実かつ迅速に行うことができる。
同様に、試験管10に螺子付きキャップ20を装着する場合も、螺子付きキャップ20は、そのスナップ・オン機能を利用してワンタッチで試験管10に装着することができる。即ち、図2に示すように、螺子付きキャップ20の押圧部25が試験管10の目印12に合致するよう、螺子付きキャップ20を試験管10の上方に配置してその上端の開口に嵌合する。この状態では、螺子付きキャップ20の雌螺子23の最下位置が試験管10の雄螺子の最上位置に載置された状態にある。この後、同位置の螺子付きキャップ20を親指や人差指の指先等により下方に全体的に押圧(押し下げ)すると、上記スナップ・オフ動作の場合とほぼ同様にして、側部スリット21a及び後部スリット21bが幅を拡大して螺子付きキャップ20の変形(直径方向への寸法拡大や屈曲・湾曲等)を許容し、螺子付きキャップ20が図6(a)及び図6(b)の二点鎖線で示す非押圧状態から実線で示す付勢状態となり、螺子付きキャップ20の雌螺子23の前半部が試験管10の雄螺子11の前半部に一瞬で係合(螺合)し、雌螺子23の後半部が試験管10の雄螺子11の後半部に一瞬で係合(螺合)する。このようにして、螺子付きキャップ20の下方への押し下げ動作により、螺子付きキャップ20を試験管10の上端部にワンタッチで取付けることができる(スナップ・オン動作)。
実施の形態2
図7〜図8は本発明の実施の形態2に係る螺子付きキャップ120を示す。図7に示すように、実施の形態2の螺子付きキャップ120は、実施の形態1の螺子付きキャップ20の側部スリット20の上端に小円部121xを一体形成した側部スリット121aを採用する。また、実施の形態2の螺子付きキャップ120は、側部スリット121aのみならず後部スリット20bの上端にも同様の小円部121xを設けている。詳細には、側部スリット121a及び後部スリット121bの小円部121xは、その直線部分と同様に周壁21の厚さ方向に貫通形成されている。実施の形態2に係る螺子付きキャップ20の側部スリット121a及び後部スリット121b以外の構成は、実施の形態1の螺子付きキャップ20と同様である。実施の形態2に係る螺子付きキャップ120は、スナップ・オフ動作時に押圧部25を押し上げたとき、或いは、スナップ・オン動作時に螺子付きキャップ120を押し下げたときに、前記側部スリット121a及び後部スリット121bが上端の小円部121xにより一層容易に幅を拡大し、一層容易に螺子付きキャップ120の変形を許容する。同時に、前記側部スリット121a及び後部スリット121bの上端の小円部121xが、側部スリット121a及び後部スリット121bの幅の拡大に伴って亀裂等が発生することを防止する。即ち、このとき、小円部121xが側部スリット121a及び後部スリット121bの上端の応力を分散し、その亀裂や破損等の不具合を効果的に防止する。ここで、図8に示すように、実施の形態2でも、螺子付きキャップ120を試験管10に完全に装着したとき、螺子付きキャップ120の内部の封止部24が、試験管10の上端の開口の周縁(開口周縁の内側)に全周にわたって密接し、試験管10の上端の開口からの液漏れ等を防止する。また、このとき、側部スリット121a及び後部スリット121bは、上端の小円部121xが、やはり、封止部24の下端と同一位置または当該封止部24の下端より下方の位置に配置されるよう、その長さ(高さ)が設定されている。
実施の形態3
図9〜図11は本発明の実施の形態3に係る螺子付きキャップ220を示す。図9に示すように、実施の形態3の螺子付きキャップ220は、実施の形態1の螺子付きキャップ20のように押圧部25をその放射方向に突出させるのではなく、押圧部225をその軸方向に突出させている。詳細には、螺子付きキャップ220は、押圧部225を周壁21の前記試験管10の雄螺子11への取付側端縁と反対側の端縁(使用時の上端縁乃至外周縁)から当該周壁21の略中心位置までの間の範囲内で、周壁21の略軸方向(軸方向と略平行な方向も含む)に突出する軸方向押圧部225としている。具体的には、実施の形態3に係る螺子付きキャップ220は、周壁21の円周方向の所定角度位置に突起状(垂直突起状)の押圧部225を一体形成している。押圧部225は、図10及び図11に示すように、周壁21の外周縁から軸方向と略同一方向乃至軸方向と平行な方向に突出すると共に、周壁21の円周方向に沿って略同一曲率で湾曲する略半円板状乃至略台形板状のものである。具体的には、押圧部225は、周壁21の周縁の所定角度範囲(例えば、約30〜60度の範囲)に沿って円弧状に延びるよう湾曲する湾曲略台形板状をなし、周壁21の周縁から上方(周壁21下端の開口と反対側方向)へと垂直に延びている。
実施の形態3に係る螺子付きキャップ220は、押圧部225が外周縁より内側の範囲内で軸方向に延びるため、周壁21の外周縁から外側に突出する部材や部分が存在しないことになる。したがって、特に、試験管立て等に複数または多数の試験管10を隣接して配置または収容するときに、螺子付きキャップ220を装着した試験管10を密接して配置したとしても、隣接する試験管10の押圧部225が干渉することはなく、多数の試験管10を取り扱う通常の検査業務に支障を来たすことはない。また、実施の形態3に係る螺子付きキャップ220は、周壁21の外周縁から外側に突出する部材や部分が存在しないため、真空採血管の本体(採血針側の円筒状容器)内に円滑に挿入することができ、真空採血管用の採血容器(採血ホルダー)としても好適に使用することができる。
次に、実施の形態3の螺子付きキャップ220では、周壁21の側部スリット221a及び後部スリット221bは、周壁21の上端縁、即ち、頂壁22の外周縁まで直線的に延びている。即ち、図10に示すように、周壁21の側部スリット221a及び後部スリット221bの上端は、周壁21において前記封止部24の下端位置を超えて上方に延びている。これにより、螺子付きキャップ220をプラスチック材料により射出成形を利用して一体成形する場合に、金型からの型抜きが容易となる等の効果を得ることができる。なお、螺子付きキャップ220を試験管10に装着したときに、周壁21の側部スリット221a及び後部スリット221bの上端が封止部24より上方位置となるが、この場合でも、試験管10内の検体としての液体は封止部24により遮断されるため、通常の使用状態では特に不都合はない。無論、上記実施の形態と同様、周壁21のスリット221a,221bの上端を封止部24と同一位置または下方位置に配置してもよい。或いは、周壁21のスリット221a,221bの上端を封止部24と同一位置または下方位置に配置すると共に、当該スリット221a,221bの上端から頂壁22の外周縁まで延びる直線溝(周壁21の厚さ方向には貫通せず周壁21の厚さ方向外側部分のみに形成される直線溝)を連続的に形成してもよい。更に、周壁21のスリット221a,221bの上端に実施の形態2のような円形開口状の小円部121xを形成してもよい。或いは、周壁21のスリット221a,221bを図4(b)の拡大図に示すようなテーパー断面としてもよい。
なお、実施の形態3に係る螺子付きキャップ220の試験管10への着脱は、上記実施の形態とほぼ同様であるが、押圧部225が軸方向に突出するため、そのスナップ・オフ動作においては、まず、試験管10に装着した螺子付きキャップ220の押圧部225の外側面を親指の指先等により周壁21の放射方向内側(中心)に向かって押圧する。すると、上記各実施の形態で述べた場合と同様にして、押圧部225の周壁21の中心側への押圧に伴い、一対の側部スリット221aがそれぞれの幅を(上端から下端へ向かうにつれて徐々に大きくなるよう)拡大して、当該側部スリット221aより前側にある螺子付きキャップ220の前半部の上方への屈曲・湾曲・変形を許容し、螺子付きキャップ220の前半部が上方に弾性的に屈曲乃至湾曲乃至変形する。これにより、側部スリット221aにより分断されている螺子付きキャップ220の前半部の雌螺子23が、試験管10の雄螺子11の前半部(押圧部225側の半部)から離脱して当該前半部の雄螺子11との係合を解除する。更に、これに伴い、一対の後部スリット221bがそれぞれの幅を(上端から下端へ向かうにつれて徐々に大きくなるよう)拡大して、前記側部スリット221aより後側にある螺子付きキャップ220の後半部の外側方及び上方への屈曲・湾曲・変形を許容し、螺子付きキャップ220の後半部が外側方及び上方に弾性的に屈曲乃至湾曲乃至変形する。これにより、側部スリット221a及び後部スリット221bにより分断されている螺子付きキャップ20の後半部の雌螺子23が、試験管10の雄螺子11の後半部から離脱して当該後半部の雄螺子11との係合を解除する。このようにして、押圧部225の周壁21の中心側への押圧動作により、螺子付きキャップ220を試験管10からワンタッチで取り外すことができる(スナップ・オフ動作)。このとき、実施の形態3の螺子付きキャップ220では、押圧部225が周壁21の外周縁に沿って外側に湾曲するため、押圧部225全体が周壁の最も外側(外周縁に沿った位置)に来ることになり指先による押圧力を加えやすくなる。その結果、実施の形態3の螺子付きキャップ220は、指先からの押圧力を効率的に押圧部225に加えて全体のスナップ・オフ動作を行うことができる。
同様に、試験管10に螺子付きキャップ220を装着する場合、螺子付きキャップ220の押圧部225が試験管10の目印12に合致するよう、螺子付きキャップ220を試験管10の上方に配置してその上端の開口に嵌合する。この後、同位置の螺子付きキャップ220を親指や人差指の指先等により下方に全体的に押圧(押し下げ)すると、上記スナップ・オフ動作の場合とほぼ同様にして、側部スリット221a及び後部スリット221bが幅を拡大して螺子付きキャップ220の変形(直径方向への寸法拡大や屈曲・湾曲等)を許容し、螺子付きキャップ220の雌螺子23の前半部が試験管10の雄螺子11の前半部に一瞬で係合(螺合)し、雌螺子23の後半部が試験管10の雄螺子11の後半部に一瞬で係合(螺合)する。このようにして、螺子付きキャップ220の下方への押し下げ動作により、螺子付きキャップ220を試験管10の上端部にワンタッチで取付けることができる(スナップ・オン動作)。
また、実施の形態3の螺子付きキャップ220では、試験管10の雄螺子11の終端位置11bが図9及び図11に示す位置にくるよう、周壁21乃至頂壁22に対する押圧部225の角度位置が設定され、これに合わせて、試験管10に対する目印12の角度位置が配置されている。詳細には、螺子付きキャップ220では、周壁21を試験管10の雄螺子11に最大締め付け位置まで螺入して装着したときに、周壁21の円周方向における押圧部225の中心位置が、試験管10の雄螺子11の終端位置11bから締め付け方向(時計回り方向)の下流側へ約30度までの範囲内(好ましくは、約5度〜約25度の範囲内、さらに好ましくは、約10度〜約20度の範囲内)の角度位置に配置されるよう、押圧部225を周壁21の円周方向の所定角度位置に一体形成している。換言すれば、実施の形態3では、螺子付きキャップ220の雌螺子23を試験管10の雄螺子11に最大締め付け位置まで完全に螺入したときに、試験管10の雄螺子11の終端位置11bが、螺子付きキャップ220の押圧部225の中心位置に対して締め付け方向(時計回り方向)に約330度〜約360度の範囲内の所定角度位置(好ましくは、約335度〜約355度の範囲内の所定角度位置、更に好ましくは、約340度〜約350度の範囲内の所定角度位置)にくるよう、押圧部225の角度位置が設定されている。具体的には、実施の形態3の最も好ましい態様では、螺子付きキャップ220の雌螺子23を試験管10の雄螺子11に最大締め付け位置まで完全に螺入したときに、試験管10の雄螺子11の終端位置11bが、押圧部225の右側約10度〜約20度程度の位置にくるよう、押圧部225の角度位置が設定されている。これにより、試験管10の雄螺子11の始端位置11aは、終端位置11bより押圧部225と反対側(反時計回り方向)に若干(約40度〜約50度程度)回り込んだ位置にくる。
実施の形態3の場合も、上記実施の形態の場合と同様、螺子付きキャップ220の雌螺子23を試験管10の雄螺子11に最大締め付け位置まで完全に螺入したときに、押圧部225の角度位置では、雄螺子11は2段しか存在しないことになる。このとき、試験管10において雄螺子11の2段部分は、他の2段部分と比べて最も上側(試験管10の開口端縁に最も近い位置)にくる。したがって、実施の形態3の螺子付きキャップ220では、押圧部225の角度位置を上記好ましい角度位置に設定することにより、押圧部225の角度位置では、雄螺子11は2段しか存在せず、かつ、2段部分の存在部位において最も上側の位置に配置されることになる。したがって、押圧部225を押圧するときに、押圧部225に対応する部分では、螺子付きキャップ220の雌螺子23と試験管10の雄螺子11との螺合による係合度合(係合強さ)が最も低くなり、螺子付きキャップ220の雌螺子23を試験管10の雄螺子11から非常に簡単に離脱することができ、上記スナップ・オフ動作による螺子付きキャップ220の取り外し操作をより一層容易、円滑、確実かつ迅速に行うことができる。
実施の形態4
図12〜図14は本発明の実施の形態4に係る螺子付きキャップ320を示す。図12に示すように、実施の形態4の螺子付きキャップ320は、実施の形態3の螺子付きキャップ220と同様、押圧部325を、周壁21の前記試験管10の雄螺子11への取付側端縁と反対側の端縁(使用時の上端縁乃至外周縁)から当該周壁21の略中心位置までの間の範囲内で、周壁21の略軸方向(軸方向と略平行な方向も含む)に突出する軸方向押圧部325としている。具体的には、実施の形態4に係る螺子付きキャップ320は、周壁21の円周方向の所定角度位置に突起状(垂直突起状)の押圧部325を一体形成している。押圧部325は、図13及び図14に示すように、周壁21の外周縁から軸方向と略同一方向乃至軸方向と平行な方向に突出している。一方、押圧部325は、周壁21の所定角度範囲の円弧(図13(e)の押圧部325で囲まれる円弧部分)と対向すると共に略同一曲率で反対側(周壁21の中心側)に湾曲する略半円板状乃至略台形板状のものである。具体的には、押圧部325は、周壁21の周縁の所定角度範囲の円弧(例えば、約30〜60度の範囲の円弧)と対向する円弧状となるよう湾曲する湾曲略台形板状をなし、周壁21の周縁から上方(周壁21下端の開口と反対側方向)へと垂直に延びている。
更に、実施の形態4に係る螺子付きキャップ320では、周壁21の一対の後部スリット221bの代わりに、1本の後部スリット321bを設けている。後部スリット321bは、周壁21の円周方向における押圧部325の中心位置から周壁21の円周方向に約180度の角度位置に1本のみ設けられている。この1本の後部スリット321bの場合も、上記一対の後部スリット21b,221bと同様の作用及び効果を発揮する。なお、実施の形態4に係る螺子付きキャップ320では、周壁21の一対の側部スリット221aの代わりに、それぞれ、図13(c)の二点鎖線で示す屈曲状の側部スリット321aを設けてもよい。この側部スリット321aは、押圧部325の中心位置から周壁21の円周方向両側に約45度の位置で周壁21の下端縁から軸方向の略中間部まで直線的に延びる直線部321xと、同直線部321xの上端から、周壁21の円周方向両側に約45度(即ち、押圧部325の中心位置から約90度)の位置まで、後方に屈曲して直線的に延びる傾斜部321yとからなる屈曲線状をなす。この側部スリット321aの場合も、上記側部スリット21a,221aと同様の作用及び効果を発揮する。また、実施の形態4に係る螺子付きキャップ320では、周壁21の後部スリット321bの上端に、図13(b)の二点鎖線で示すように、左右方向(周壁21の円周方向)に延びる補助スリット321cを設けて略T字状としてもよい。この補助スリット321cは、後部スリット321bから周壁21の円周方向両側に所定角度範囲(好ましくは、前記一対の後部スリット21a間の角度と同等の角度範囲)まで延びている。この補助スリット321cにより、後部スリット321bを1本とした場合でも、スナップ・オフ動作時及びスナップ・オン動作時の螺子付きキャップ320の後半部の拡大・変形を一層容易に行うことができる。なお、実施の形態4に係る螺子付きキャップ320は、上記以外の構成については実施の形態3の螺子付きキャップ220と同様の構成としている。
このように構成した実施の形態4に係る螺子付きキャップ320は、実施の形態3の螺子付きキャップ220と同様に使用することができ、実施の形態3の螺子付きキャップ220と同様の作用及び効果を発揮する。更に、押圧部325が内側(頂壁22の中心側)へ湾曲するため、試験管10への螺子付きキャップ320のスナップ・オン機能による装着時及びスナック・オフ機能により取り外し時には、内側に湾曲する押圧部325の外側面に親指の指先の腹を押し当てやすくなっている。その結果、実施の形態4に係る螺子付きキャップ320は、指先の腹等を押圧部325の外側面全面に押し当てた状態でスナップ・オン動作及びスナップ・オフ動作を行うことができる。
実施の形態5
図15〜図17は本発明の実施の形態5に係る螺子付きキャップ420を示す。図15に示すように、実施の形態5の螺子付きキャップ420は、実施の形態4の螺子付きキャップ320と同様、押圧部425を、周壁21の前記試験管10の雄螺子11への取付側端縁と反対側の端縁(使用時の上端縁乃至外周縁)から当該周壁21の略中心位置までの間の範囲内で、周壁21の略軸方向(軸方向と略平行な方向も含む)に突出する軸方向押圧部425としている。具体的には、実施の形態5に係る螺子付きキャップ420は、周壁21の円周方向の所定角度位置に突起状(垂直突起状)の押圧部425を一体形成している。押圧部425は、図16及び図17に示すように、周壁21の外周縁から軸方向と略同一方向乃至軸方向と平行な方向に突出している。一方、押圧部425は、周壁21の所定角度範囲の円弧(図16(e)の押圧部425で囲まれる円弧部分)と対向すると共に略同一曲率で反対側(周壁21の中心側)に湾曲する略半円板状乃至略台形板状のものである。具体的には、押圧部425は、周壁21の周縁の所定角度範囲の円弧(例えば、約90〜120度の範囲の円弧)と対向する円弧状となるよう湾曲する湾曲略台形板状をなし、周壁21の周縁から上方(周壁21下端の開口と反対側方向)へと垂直に延びている。即ち、実施の形態5に係る螺子付きキャップ420の押圧部425は、実施の形態4の螺子付きキャップ320の押圧部325より頂壁22の中心寄りの位置(押圧部425の頂点が頂壁22の中心付近となる位置)に設けられている。また、実施の形態5では、試験管10の目印412として「ココ」という文字からなるものを上記実施の形態と同様にして所定角度位置に配置している。更に、試験管10には、検体の収容量を表す目盛413を設けている。なお、実施の形態5に係る螺子付きキャップ420は、上記以外の構成については実施の形態4の螺子付きキャップ320と同様の構成としている。
このように構成した実施の形態5に係る螺子付きキャップ420は、実施の形態3の螺子付きキャップ220と同様に使用することができ、実施の形態3の螺子付きキャップ220と同様の作用及び効果を発揮すると共に、実施の形態4の場合と同様に、内側(頂壁22の中心側)へ湾曲する押圧部425に親指の指先の腹等を容易に押し当ててスナップ・オン動作及びスナップ・オフ動作を行うことができる。
ところで、本発明の螺子付きキャップは、スリットの角度位置を上記実施の形態の角度位置と異なる角度位置として実施してもよい。例えば、上記一対の後部スリットに関しては、周壁21の円周方向における押圧部25の中心位置から周壁21の円周方向の両方向に約150度〜約170度の範囲内の所定角度位置、好ましくは、約155度〜165度の範囲内の所定角度位置に、それぞれ、後部スリットを対をなすように形成してもよい。この場合、後部スリット間の角度は、約20度〜約60度または約30度〜約50度の範囲内となるが、この範囲内であれば、押圧部への押圧作用による螺子付きキャップの押し上げによるスナップ・オフ動作及び押し下げによるスナップ・オン動作を確実に行うことができる。一方、上記後部スリット間の角度を上記約20度〜約60度または約30度〜約50度の範囲外とすると、押圧部への押圧作用による螺子付きキャップの押し上げによる円滑なスナップ・オフ動作及び押し下げによる円滑なスナップ・オン動作に支障を来たす可能性がある。
また、本発明の螺子付きキャップは、円筒状の周壁の軸方向一端の開口を対応する円盤状の頂壁により閉塞して軸方法多端を円形開口とした一般的な意味の螺子付き蓋乃至螺子付きキャップ以外にも、円筒状の周壁の軸方向一端の開口を頂壁により閉塞することなく、軸方向両端を円形開口とした円筒状のものとして具体化することもでき、本発明は当該範囲も範疇に包含する。例えば、本発明の螺子付きキャップは、ボルトの軸部等の雄螺子を先端部に設けた中実円柱体の当該雄螺子に螺合すべく、軸方向両端を円形開口とした円筒体とし、当該中実体の直径(外径)、雄螺子部分の軸方向長さ、雄螺子の螺子ピッチ等に対応して、その内径、内面の雌螺子部の軸方向長さ、雌螺子部の螺子ピッチ等を設定することにより実施してもよい。
更に、本発明の螺子付きキャップは、スクリュー螺子機能による着脱動作と上記スナップ・オン及びスナップ・オフ機能による着脱動作とを可能にする限りにおいて、任意の材料により形成することができ、プラスチック材料のほか、例えば、アルミニウム、鉄、銅等の金属材料(合金材料を含む)により形成することができる。
本発明の螺子付きキャップは、上記各実施の形態の試験管10のキャップのほか、真空採血管の本体に挿脱する採血容器、他の検査容器のキャップ(蓋)等、各種医療機関や各種検査機関等で利用する試験乃至検査用の容器の円筒状の開口部のキャップ(蓋)として利用することができる。また、試験・検査容器以外にも、PETボトル等の飲料容器や他の液体収容容器の円筒状の開口部のキャップ(蓋)として利用することができる。更に、円筒状の開口部を有する容器以外にも、中実状の円柱部にワンタッチで脱着して同円柱部の保護等を行うキャップ(蓋)として利用することもできる。例えば、建築用や器械部品用のボルトでは、その雄螺子を保護するために、非使用時には雄螺子にキャップを被せて保護する場合があるが、本発明の螺子付きキャップは、当該ボルト等の雄螺子に上記のようにしてワンタッチで脱着して、当該ボルトの雄螺子の保護等を効果的に行うことができる。即ち、本発明の螺子付きキャップは、一般のキャップ乃至蓋よりも広い定義乃至範囲の用途に好適に利用することができる。
図1は本発明の実施の形態1に係る螺子付きキャップを試験管に装着した状態を示す斜視図である。 図2は本発明の実施の形態1に係る螺子付きキャップを試験管から取り外した状態を示す斜視図である。 図3は本発明の実施の形態1に係る螺子付きキャップを示し、(a)は同螺子付きキャップを試験管に取付けた状態での正面図(試験管は上端部のみ示す)、(b)は同螺子付きキャップの背面図、(c)は同螺子付きキャップの右側面図、(d)は同螺子付きキャップの左側面図である。 図4は本発明の実施の形態1に係る螺子付きキャップを示し、(a)は同螺子付きキャップの平面図、(b)は同螺子付きキャップの底面図(一点鎖線で囲まれた部分について別例を拡大して示す)である。 図5は本発明の実施の形態1に係る螺子付きキャップを示し、(a)は図4(a)のA−A線断面図(試験管の雄螺子を二点鎖線で示す)、(b)は図4(a)のB−B線断面図である。 図6は本発明の実施の形態1に係る螺子付きキャップの使用時の変形状態を示し、(a)は同螺子付きキャップの変形状態を側面から見て示し、(b)は同螺子付きキャップの変形状態を背面から見て示す(いずれも二点鎖線が通常状態を、実線が変形状態を示す)。 図7は本発明の実施の形態2に係る螺子付きキャップを試験管に装着した状態を示す側面図である。 図8は本発明の実施の形態2に係る螺子付きキャップを試験管に装着した状態を示す図7のC−C線断面図(試験管は上端部のみ示す)である。 図9は本発明の実施の形態3に係る螺子付きキャップを試験管から取り外した状態を示す斜視図である。 図10は本発明の実施の形態3に係る螺子付きキャップを示し、(a)は同螺子付きキャップを試験管に取付けた状態での正面図(試験管は上端部のみ示す)、(b)は同螺子付きキャップの背面図、(c)は同螺子付きキャップの右側面図、(d)は同螺子付きキャップの左側面図、(e)は同螺子付きキャップの平面図である(同螺子付きキャップの底面図は図4(b)の底面図と同様であるため図示略)。 図11は本発明の実施の形態3に係る螺子付きキャップを試験管から取り外した状態を示す正面図である。 図12は本発明の実施の形態4に係る螺子付きキャップを試験管から取り外した状態を示す斜視図である。 図13は本発明の実施の形態4に係る螺子付きキャップを示し、(a)は同螺子付きキャップを試験管に取付けた状態での正面図(試験管は上端部のみ示す)、(b)は同螺子付きキャップの背面図、(c)は同螺子付きキャップの右側面図、(d)は同螺子付きキャップの左側面図、(e)は同螺子付きキャップの平面図である(同螺子付きキャップの底面図は図4(b)の底面図と同様であるため図示略)。 図14は本発明の実施の形態4に係る螺子付きキャップを試験管から取り外した状態を示す正面図である。 図15は本発明の実施の形態5に係る螺子付きキャップを試験管から取り外した状態を示す斜視図である。 図16は本発明の実施の形態5に係る螺子付きキャップを示し、(a)は同螺子付きキャップを試験管に取付けた状態での正面図(試験管は上端部のみ示す)、(b)は同螺子付きキャップの背面図、(c)は同螺子付きキャップの右側面図、(d)は同螺子付きキャップの左側面図、(e)は同螺子付きキャップの平面図である(同螺子付きキャップの底面図は図4(b)の底面図と同様であるため図示略)。 図17は本発明の実施の形態5に係る螺子付きキャップを試験管から取り外した状態を示す正面図である。
符号の説明
10:試験管、11:雄螺子、11b:雄螺子の終端位置、12:目印
20:螺子付きキャップ、21:周壁、21a:側部スリット、21b:後部スリット
22:頂壁、23:雌螺子、24:封止部、25:押圧部
120:螺子付きキャップ、121a:側部スリット、121b:後部スリット
220:螺子付きキャップ、221a:側部スリット、221b:後部スリット
225:押圧部
320:螺子付きキャップ、321b:後部スリット、325:押圧部
420:螺子付きキャップ、425:押圧部

Claims (9)

  1. 取付対象の先端部外周に設けた雄螺子部に着脱される螺子付きキャップであって、
    前記雄螺子部に対応する内径及び螺子ピッチを有する雌螺子を内周面に設けた円筒状の周壁と、
    前記周壁の円周方向の所定角度位置に一体形成した突起状の押圧部とを備え、
    前記押圧部から前記周壁の円周方向の両方向に所定角度を置いた角度位置に、それぞれ、当該周壁の前記雄螺子部への取付側端縁から開始して反対側の端縁へと軸方向に延びる複数本のスリットを形成したことを特徴とする螺子付きキャップ。
  2. 前記周壁の円周方向における前記押圧部の中心位置を0度として、前記周壁の円周方向に45度の角度を置いて合計8つの角度位置を設定し、前記押圧部の中心位置から見て対称位置となるよう、当該8つの角度位置の少なくとも2つの角度位置に前記スリットを形成したことを特徴とする請求項1記載の螺子付きキャップ。
  3. 前記スリットとして、少なくとも、前記周壁の円周方向における前記押圧部の中心位置から前記周壁の円周方向の両方向に約90度の角度位置に、それぞれ、側部スリットを対をなすように形成したことを特徴とする請求項1または2記載の螺子付きキャップ。
  4. 前記スリットとして、更に、前記周壁の円周方向における前記押圧部の中心位置から前記周壁の円周方向の両方向に約150度〜約170度の範囲内の角度位置に、それぞれ、後部スリットを対をなすように形成したことを特徴とする請求項3記載の螺子付きキャップ。
  5. 前記スリットとして、更に、前記周壁の円周方向における前記押圧部の中心位置から前記周壁の円周方向に約180度の角度位置に1本の後部スリットを形成したことを特徴とする請求項3記載の螺子付きキャップ。
  6. 前記周壁を前記雄螺子部に最大締め付け位置まで螺入して装着したときに、前記周壁の円周方向における前記押圧部の中心位置が、前記雄螺子の終端位置から締め付け方向の下流側へ約30度までの範囲内の角度位置に配置されるよう、前記押圧部を前記周壁の円周方向の所定角度位置に一体形成したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の螺子付きキャップ。
  7. 前記周壁の前記雄螺子部への取付側端縁と反対側の端縁の開口を閉塞する円盤状の頂壁を有し、
    前記頂壁の外側面に、前記一対のスリットを結ぶ直線溝を形成したことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項記載の螺子付きキャップ。
  8. 前記取付対象は、上端を円形の開口として当該上端部の外周面に前記雄螺子部を設けるとともに下端を閉塞した容器であり、
    前記周壁の前記雄螺子部への取付側端縁と反対側の端縁の開口を閉塞する円盤状の頂壁と、
    前記頂壁の内側面において前記周壁より内側の位置で下方に突出するリング状をなし、前記容器に前記周壁を螺入したときに、前記容器の上端の開口を液密に封止する封止部とを有し、
    前記スリットの上端を、前記周壁において前記封止部の下端位置と略同一位置または当該封止部の下端位置より下方の位置に配置したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の螺子付きキャップ。
  9. 前記押圧部を前記周壁の前記雄螺子部への取付側端縁と反対側の端縁から当該周壁の略中心位置までの間の範囲内で、前記周壁の略軸方向に突出する軸方向押圧部としたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の螺子付きキャップ。
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