JP2011172652A - キャップ及び体液採取器具セット - Google Patents
キャップ及び体液採取器具セット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011172652A JP2011172652A JP2010037465A JP2010037465A JP2011172652A JP 2011172652 A JP2011172652 A JP 2011172652A JP 2010037465 A JP2010037465 A JP 2010037465A JP 2010037465 A JP2010037465 A JP 2010037465A JP 2011172652 A JP2011172652 A JP 2011172652A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- fluid collection
- body fluid
- holder
- collection container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】筒状のホルダー11に挿入される体液採取用容器14の開口端を気密封止するためのキャップ1であって、筒状のキャップ本体2と、環状の弾性リング3と、封止フィルム4と、弾性材料からなる刺通部材5とを備え、キャップ本体2の中間高さ位置に設けられた環状支持部2cの下面に封止フィルム4が開口2eを気密封止するように固定されており、封止フィルム4の下面に弾性リング3が固定されており、封止フィルム4の上面に刺通部材5が固定されており、キャップ本体2の下端の開口2d側から体液採取用容器に外挿されて固定される、キャップ1。
【選択図】図3
Description
図1に示した第1の実施形態のキャップ1を用意した。キャップ本体2はポリエチレンを成形することにより得た。また、弾性リング3は、JIS K7215に準拠して測定されたショアー硬度がA45であり、圧縮永久歪みが70%、酸素透過係数が0.6×10−15モル・m/m2・秒・Paのスチレン系エラストマーからなるものを用意した。また、刺通部材5は、ショアー硬度A50のイソプレンゴムにより形成した。突出部6は、ショアー硬度がA25であるスチレン系熱可塑性エラストマーにより形成した。
図5(a)及び(b)に示したキャップ31を用意した。スリット2bが設けられていないこと及び最大外径Dを17.5mmとしたことを除いては実施例1と同様とした。
図6(a)〜(c)に示すキャップ41を用意した。実施例1と異なるところは、突出部6を別部材で構成せずに、キャップ本体2と同一材料で一体成形品により得た。この突出部6の突出量X1は実施例1と同様に0.7mmとし、幅X2は4mmとした。その他の点については、実施例1と同様とした。
図7(a)〜(c)に示す栓体を比較例1として用意した。この栓体51はショアー硬度A50のブチルゴムからなる栓本体52に、ポリエチレン成形品からなるカバー部材53が取り付けられている。栓本体52の上面中央に直径5.5mmの開口径の凹部52aが設けられており、この凹部52aが設けられている部分の最も肉厚が薄い部分の厚みTは6.5mmとした。また、カバー部材53の最大外径Dは16.5mmとした。
図8(a)〜(c)に示す栓体61を比較例2として用意した。栓体61は、栓本体62とカバー部材63とを有する。栓本体62は、比較例1と同様に、ショアー硬度A50のブチルゴムからなり、上面に直径5.5mmの開口径の凹部62aを有する。凹部62aが設けられている刺通部の最も肉厚が薄い部分の厚みTは2mmとした。カバー部材63の最大外径は16.5mmとした。カバー部材63は、ポリエチレン成形品により得た。
実施例及び比較例で用意したキャップまたは栓体を、有底円筒状の7ccの採取容量の体液採取用容器の上端開口にはめ込み、図2に示したホルダー11に手により挿入した。この体液採取用容器の上端の開口径は11mmである。ホルダー11の内部空間の高さ方向寸法は48mmである。用意したホルダーの寸法は以下の通りである。また、ホルダー11は、ポリプロピレンからなる樹脂により形成されている。このようなホルダー11は、採血等において広く用いられている汎用品である。
減衰が小:○、減衰が中:△、減衰が大:×
自然に戻らない:○、自然に戻る:×
2…キャップ本体
2a…雌ネジ
2b…スリット
2c…環状支持部
2d,2e…開口
2f…筒状延長部
2g…空間
2h…側面部
2i…環状溝
2j…リブ
2k…突出部
3…弾性リング
4…封止フィルム
5…刺通部材
5a…凹部
5b…薄肉部
6…突出部
11…ホルダー
11a…開口
11b…天板部
12…体液採取針
12a…第1の針先
12b…第2の針先
13…鞘
14…体液採取用容器
14a…雄ネジ
14b…端面
14c…開口
31…キャップ
41…キャップ
51…栓体
52…栓本体
52a…凹部
53…カバー部材
61…栓体
62…栓本体
62a…凹部
63…カバー部材
Claims (10)
- 中空針を内部に有する筒状のホルダーに挿入される筒状の体液採取用容器の開口部に装着し、該開口部を開閉自在に密閉するためのキャップであって、
前記体液採取用容器の開口部側の端部から該体液採取用容器に外挿され、かつ内周面から内側に延ばされた環状支持部を有するキャップ本体と、
前記環状支持部で囲まれている開口を気密封止するように、前記環状支持部に接するように配置されており、かつ可撓性フィルムからなる封止フィルムと、
前記キャップ本体の前記環状支持部、または封止フィルム下面に接するように配置されており、前記体液採取用容器の前記開口部側の端部に当接される環状の弾性リングと、
前記弾性リングの開口部の上方において、前記封止フィルムの上面に固定されており、弾性材料よりなる刺通部材とを備える、キャップ。 - 前記体液採取用容器が開口部側の端部の外周面に雄ネジが形成されており、前記キャップ本体の前記体液採取用容器に外挿される部分の内周面に、前記雄ネジ部と螺合する雌ネジが形成されている、請求項1に記載のキャップ。
- 前記筒状のキャップ本体が、前記環状支持部よりも上方に至っている筒状延長部を有する、請求項1または2に記載のキャップ。
- 前記キャップ本体が、前記体液採取用容器の外周面を覆う側面部を有し、側面部の外表面には、前記ホルダーに挿入された際にホルダーの内壁と接触して摩擦抵抗を与えるように、前記キャップ本体の径方向外側に突出している突出部を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のキャップ。
- 前記キャップ本体の側面部において、下端に至る複数本のスリットが設けられている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のキャップ。
- 前記突出部は、前記キャップ本体の側面部を周方向に延びる環状の帯状体からなる、請求項4に記載のキャップ。
- 前記突出部は、前記キャップ本体の側面部の下段から上方に隔てられた位置に設けられている、請求項4または6に記載のキャップ。
- 前記突出部が、前記キャップ本体とは異なる材料からなり、かつ前記キャップ本体の側面部に固定されている、請求項4,6または7に記載のキャップ。
- 前記突出部は、前記キャップ本体と同じ材料からなり、該突出部とキャップ本体とが一体成形により形成されている、請求項4,6または7に記載のキャップ。
- 下端に開口を有し、上端が閉じられている筒状のホルダー本体と、該ホルダー本体の上端を貫くように前記ホルダー本体に固定されており、一端がホルダー本体外に、他端がホルダー本体内に延ばされている中空の体液採取針と、前記体液採取針の前記他端側を覆うように前記ホルダー本体に取り付けられておりかつ弾性材料からなる鞘とを有するホルダーと、
前記ホルダーの下端の開口から挿入され得るように構成されており、かつ上端に開口を有する体液採取用容器と、
前記体液採取用容器の前記開口に固定されている請求項1〜9のいずれか1項に記載のキャップとを備える、体液採取器具セット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010037465A JP5693017B2 (ja) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | キャップ及び体液採取器具セット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010037465A JP5693017B2 (ja) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | キャップ及び体液採取器具セット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011172652A true JP2011172652A (ja) | 2011-09-08 |
JP5693017B2 JP5693017B2 (ja) | 2015-04-01 |
Family
ID=44686113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010037465A Active JP5693017B2 (ja) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | キャップ及び体液採取器具セット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5693017B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5065845U (ja) * | 1973-10-05 | 1975-06-13 | ||
JPH10323340A (ja) * | 1997-03-26 | 1998-12-08 | Becton Dickinson & Co | 血液または他の体液を収集するアセンブリ |
WO2008078808A1 (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-03 | Medibic | 真空採血管 |
JP2009051520A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Tamotsu Sato | 螺子付きキャップ |
JP2009148511A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Pure Technos:Kk | 真空採血管および採血用具 |
-
2010
- 2010-02-23 JP JP2010037465A patent/JP5693017B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5065845U (ja) * | 1973-10-05 | 1975-06-13 | ||
JPH10323340A (ja) * | 1997-03-26 | 1998-12-08 | Becton Dickinson & Co | 血液または他の体液を収集するアセンブリ |
WO2008078808A1 (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-03 | Medibic | 真空採血管 |
JP2009051520A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Tamotsu Sato | 螺子付きキャップ |
JP2009148511A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Pure Technos:Kk | 真空採血管および採血用具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5693017B2 (ja) | 2015-04-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5881242B2 (ja) | 栓体及び体液採取器具セット | |
US4335756A (en) | Sterilized medical tubing cover | |
JP5575289B2 (ja) | セプタム | |
CN107049510B (zh) | 用于医疗目的的包装套管 | |
JP5199398B2 (ja) | 毛管作用採集装置および容器アセンブリ | |
US20040217081A1 (en) | Container system and closure device comprising a sealing device and cap | |
JPH0638944A (ja) | 採血器具のアダプター | |
US11059638B2 (en) | Container | |
EP2979716A1 (en) | Elastic cap and syringe assembly provided therewith | |
JP5693017B2 (ja) | キャップ及び体液採取器具セット | |
EP2508783A1 (en) | Pipe coupling | |
JP6700802B2 (ja) | カニューレ | |
CA2119189A1 (en) | Stopper for small diameter blood collection tube | |
EP2606871B1 (en) | Plug | |
JP4053454B2 (ja) | バッグ栓及び薬液バッグ | |
JP2018083656A (ja) | ウェットティッシュ収納容器 | |
WO2019159878A1 (ja) | キャップ部材、栓体、及び血液採取容器 | |
JP5586155B2 (ja) | 歯科材料用シリンジ | |
JP2010018307A (ja) | 気密状態持続容器 | |
JPWO2015012206A1 (ja) | ガスケット及びこれを用いたプランジャー、シリンジ並びにプレフィルドシリンジ | |
JP2005052638A (ja) | 密封容器及び真空検体採取容器 | |
JPH07327963A (ja) | 真空採血管用ホルダー | |
JP2007313203A (ja) | 採血ホルダー | |
KR101395610B1 (ko) | 용기마개 | |
JP4142784B2 (ja) | 採血管用ホルダー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20121018 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130716 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130806 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140610 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140806 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5693017 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |