JP2009050550A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉扉に備えられる透明板の前後方向の遊びを長期間安定して規制し得る付勢手段を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機枠1と、遊技機枠1に対して開閉可能に枢着される開閉扉2と、開閉扉2に備えられ、透明板13,14を保持する透明板保持枠15と、遊技盤ベース7の前面に遊技部材を備えて遊技機枠1に組み込まれ、前記開閉扉2に備えられる透明板13,14を介して視認可能な遊技盤6と、遊技盤6の背面若しくは遊技盤6の背面方向に位置する遊技機構成部材40に備えられ、遊技盤6を開閉扉2方向に付勢する付勢手段29とを含み、付勢手段29により遊技盤6に付勢された付勢力は、開閉扉2を閉じた状態で、遊技盤6を介して透明板13,14に伝達される。
【選択図】図13

Description

本発明は遊技機、詳しくは、開閉扉に備えられる透明板の前後方向の遊びを規制する付勢手段を備えた遊技機に関する。
弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)には、遊技機枠の一側面前方側に開閉扉(前面扉)を開閉可能に備えている。この開閉扉には、遊技機枠内に配置してある遊技盤を視認可能とするため、及び遊技領域を転動する遊技球が外に飛び出さないようするために、例えば円形状に設けた窓部の背面側に、例えば矩形状や円形状のガラス製の透明板(ガラス板)が備えられている。
従来、例えばこの透明板は、透明板保持枠により開閉扉の背面側に固定されている。
このように透明板が透明板保持枠により固定されるものであると、遊技機枠の個体差によって透明板と遊技盤との間の距離にばらつきが生じてしまうことがある。
このようなばらつきが生じ、ある一定の距離があいてしまうと、球詰まりの原因となったり、さらにはこのような透明板と遊技盤との間に生じた距離(隙間)は、不正遊技者の標的とされ、この隙間を狙っての針金などによる不正行為(ゴト行為ともいう)などが行われる虞がある。
そこで、このような固定型の透明板保持枠の問題点を改善するべく、透明板をその厚み方向に遊びを持たせた状態で開閉扉の背面側に保持する保持枠を用いるとともに、遊技盤の前面に突起状の防振部材(付勢手段)を取り付け、開閉扉を閉じた時に、防振部材の先端が透明板保持枠を押圧することで透明板の前後方向の遊びを規制するようにした遊技機が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−220249号公報
しかし、この特許文献1に開示の技術的手段は、遊技盤の前面に設けた防振部材(付勢手段)により透明板の前後方向の遊びを規制するものではあるが、突起状の防振部材(付勢手段)が透明板保持枠の端部に直接当たって押圧することにより透明板を押さえつけるものである。よって、突起状の防振部材(付勢手段)の先端が当接する透明板保持枠の端部に応力が集中してしまい、透明板保持枠の所定箇所が疲弊し易く、これにより振動などが早期に発生してしまうという虞がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的とするところは、開閉扉に備えられる透明板の前後方向の遊びを長期間安定して規制し得る付勢手段を備えた遊技機を提供することである。
このような目的を達成するために、第1の発明は、遊技機枠1と、
遊技機枠1に対して開閉可能に枢着される開閉扉2と、
開閉扉2に備えられ、透明板13,14を保持する透明板保持枠15(15a,15b)と、
遊技盤ベース7の前面に遊技部材(例えばガイドレールL1)を備えて遊技機枠1に組み込まれ、前記開閉扉2に備えられる透明板13,14を介して視認可能な遊技盤6と、
遊技盤6の背面若しくは遊技盤6の背面方向に位置する遊技機構成部材(例えば受け部材40)に備えられ、遊技盤6を開閉扉2方向に付勢する付勢手段29とを含み、
付勢手段29により遊技盤6に付勢された付勢力は、開閉扉2を閉じた状態で、遊技盤6を介して透明板13,14に伝達されることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、遊技盤6が開閉扉2方向に付勢される構造となり、開閉扉2を閉じたときに、遊技盤6の前面領域にあるいずれかの遊技部材(例えばガイドレールL1)と透明板保持枠15若しくは透明板(奥側の透明板14)とが当接し、遊技盤6に付勢された付勢力が透明板13,14に伝達される。
すなわち、本発明の場合、遊技盤6の前面領域にあるいずれかの遊技部材(例えばガイドレールL1)が、透明板保持枠15若しくは透明板(奥側の透明板14)に当接するものであるため、従来のように突起状の付勢手段のみを透明板保持枠に当接させるものと比して押圧箇所が分散され、押圧時の負担が軽減される。よって、透明板13,14の前後方向の遊びを長期間安定して規制し得る。これにより、従来、距離のばらつきにより生じていた隙間による球詰まりなどが防止できるとともに、遊技盤と透明板との間の隙間を狙った不正行為を防止することができる。
第2の発明は、第1の発明において、遊技部材は、遊技領域を区画しているガイドレールL1であって、ガイドレールL1を介して遊技盤6に付勢された付勢力が透明板13,14に伝達されることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、遊技盤6の付勢力がガイドレールL1を介して透明板13,14に作用するので、ガイドレールL1の長い範囲で当接し、押圧箇所が分散され、押圧時の負担が軽減される。
第3の発明は、第2の発明において、透明板保持枠15の遊技盤6対向面には、凸部45が設けられており、凸部45は、遊技盤6の前面領域に備えられるガイドレールL1と当接する位置に設けられていることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、遊技盤6が付勢され、ガイドレールL1と透明板保持枠15の凸部45が当接するので、遊技盤6と透明板(奥側の透明板14)との距離を常に一定に保つことができる。すなわち、遊技盤6と透明板(奥側の透明板14)との距離のばらつきが大きい場合であっても対応し得る。
本発明によれば、開閉扉に備えられる透明板の前後方向の遊びを長期間安定して規制し得る付勢手段を備えた遊技機を提供することができた。
以下、本発明遊技機の一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、本発明遊技機の一例として、画像表示手段によって、遊技領域に複数種類の図柄が変動表示する演出を行う形態の弾球遊技機(以下、単に遊技機という。)を挙げて説明するが、本実施形態は本発明遊技機の一例にすぎずなんら図示した形態に限定解釈されるものではなく、その他の形態を有する遊技機、例えば封入球式遊技機なども本発明の範囲内であり、本発明の範囲内で設計変更可能である。
遊技機は、図1に示すように遊技場の島設備に配設される遊技機枠(本体枠ともいう。)1を含み、該遊技機枠1内には図2に示す遊技盤6が組み込まれている。
そして、遊技盤6の背面側には、図1に示すように、遊技盤6の遊技球転動領域Aに画像による演出を表示する画像表示手段(例えば液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)など)18が配設される。
遊技機枠1の側面の前面には、図1に示すように、透光性を有する合成樹脂板やガラス板などの透明板13,14を組み込んで前記遊技盤6を視認可能にして開閉可能に枢着される開閉扉(前面扉ともいう。)2と、該開閉扉2の前面側に一体に備えられる上皿3と、該開閉扉2の下方にて遊技機枠1の前面側に配設される下皿4およびハンドル5が備えられている。
上皿3の前面側には、画像表示手段18に変動表示される図柄の変動を、遊技者により停止操作可能な操作手段(図柄停止ボタン)20が備えられている。
本実施形態におけるハンドル5は、図1に示すように、遊技者側から見た状態で下皿4の左側(図1にて左側)に備えられており、ハンドル5の回動操作により内蔵されている図示しない遊技球発射機構(例えば発射ソレノイドなど)を操作し、遊技球を遊技盤6の遊技球転動領域A1へ打ち出すものである。なお、ハンドル5は、遊技球を発射操作する場合に、遊技者側から見て時計方向に回転させる形態と、反時計方向に回転させる形態のいずれであってもよい。
このようにハンドル5を遊技機の左側に備えたことにより、操作手段(図柄停止ボタン)20の操作が右手で行えるため、ボタン操作がし易い。また、特に左利きの遊技者にとってハンドル操作がし易くなるという利点もある。
なお、ハンドル5は、遊技者側から見た状態で右側に備えられる形態であってもよく特に限定解釈されるものではない。
画像表示手段(液晶表示装置)18は、所定の可変表示開始条件が成立、例えば始動入賞装置9に遊技球が入賞し、図示しない遊技状態表示部の変動表示が開始することを開始条件として複数種類の装飾図柄19a,19b,19cが変動表示を開始するスロットマシンのリールの如く装飾図柄による演出表示領域を少なくとも有している(図1参照)。ただし、本発明の範囲内でその他の演出画像、例えば遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報などによる演出表示領域を備えることも可能である。
また、装飾図柄19a,19b,19cの表示領域の大小及び形状は特に限定されず本発明の範囲内で設計変更可能である。表示領域全体の大小及び形状も任意で、本実施形態のように遊技盤6全体が後述する透明な部材からなる場合には、遊技盤6全体の大きさに対応した大きい領域にわたる大きな表示領域とすることができる。
画像表示手段(液晶表示装置)18に表示される装飾図柄は、例えばスロット機のリールのように左右に3列(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)に並んで区別され、それぞれが上から下に向かって回転するように変動表示されているリール画像で、各装飾図柄19a,19b,19cの列毎に複数の装飾図柄が変動表示される。表示される装飾図柄19a,19b,19cは、特別図柄とは異なる図柄であって、上述の通り、特別図柄の変動開始に応じて変動が開始され、特別図柄の表示結果が導出されるまでの間に、後述する操作手段20を遊技者が操作することによって停止表示がなされる。また、装飾図柄は、3つの図柄でなくてもよく、また変動表示の態様も上下方向に限られるものではなく、横方向あるいは前後方向などでもよい。
また、本実施形態では、3つの列のそれぞれの停止表示が、それぞれ1つずつ表示される実施の形態であるが、一つの列に複数、例えば3つずつ停止表示される形態などであってもよい。
操作手段20は、本実施形態では、三列で変動表示する画像表示手段18の各図柄列(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)に応じて三箇所のボタン(左図停止ボタン20a,中図停止ボタン20b,右図停止ボタン20c)が、図1に示すように、上述した上皿3の前面に横並びで備えられている。
この操作手段20の配設個所、配設個数若しくは形状などは特に限定されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
この操作手段20は、例えば図示しない遊技制御手段(副制御基板)に電気的に接続されている。そして、左図停止ボタン20aが押されると左図停止信号が、中図停止ボタン20bが押されると中図停止信号が、右図停止ボタン20cが押されると右図停止信号がそれぞれ遊技制御手段に入力されるようになっている。すなわち、それぞれの停止信号は、それぞれが対応する図柄を停止表示させるための信号であり、これら信号を受信した遊技制御手段により、画像表示手段(液晶表示装置)18に変動表示中の対応図柄列の図柄を停止表示させるための制御が行われる。つまり、左図停止ボタン20a、中図停止ボタン20b、右図停止ボタン20cは、変動表示される各装飾図柄19(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)を停止させる機能を有している。
本実施形態では、図示しないが、遊技機枠1内で画像表示手段18の背面には、遊技の進行を制御する主制御基板(主制御回路)や、該主制御基板(主制御回路)からの信号に従って各演出装置(発光装置、画像表示手段18,スピーカなど)を制御する副制御基板(副制御回路)などの制御装置を配した図示しない基板ベースが装着されている。
本実施形態では、前記開閉扉2が配設される遊技機枠1の前面側上部に、該遊技機枠1上部に備えられる左右のスピーカを覆うように任意形状のカバー部材21が配設されている。
開閉扉2は、本実施形態では、後述する遊技盤6の遊技球転動領域と略同程度の大きさとした円形状の窓部12を有するとともに、窓部12よりも大径の円形状の透明板(本実施形態ではガラス板)13,14を、開閉扉2の背面側で前後方向(開閉扉2の厚み方向)に2枚所定間隔をあけて保持している。
また、本実施形態では、開閉扉2の背面側にて2枚の透明板13,14を所定間隔に保持する透明板保持枠15を図2及び図3に示す構成としている。
本実施形態の透明板保持枠15を具体的に説明すると、窓部12よりも大径に形成された円形状の2条の保持溝16(手前側),17(奥側)を開閉扉2の厚み方向に並設した円環状に形成されており、高さ方向で二分割可能に構成されている。そして、下側の保持枠15aを窓部12の周縁に固定し、それぞれの透明板13,14を上方から差し込む。そして、その後上側の保持枠15bを被せた後に、窓部12の周縁に固定する。
透明板13,14は、透光性を有する材質からなるものであればよく、合成樹脂板やガラス板などが本発明の範囲内で設計変更可能である。
遊技盤6は、例えば本実施形態では、全体を透光性部材(透明部材)で形成して裏側が視認可能に構成されている略矩形状の遊技盤ベース7と、その遊技盤ベース7の四隅部に取付固定され、遊技機枠1に着脱可能に取り付けられる取付部22を備えている形態が採用される。
遊技盤6は、図4に示すように、遊技盤ベース7の前面領域に、外側のガイドレールL1と、正面視左側で外側のガイドレールL1の内側に配され、所定の遊技球発射領域Dを形成する内側のガイドレールL2を備え、そのガイドレールL1,L2によって区画された表面領域には、一般入賞装置8、遊技状態を大当りとするか否かの抽選処理を起動する始動領域としての始動入賞装置9、大当たり遊技状態の発生に基づき、入賞口の開放動作を行うアタッカと称する特別電動役物を構成する大入賞装置11、遊技球の流下に変化を与える多数の遊技釘(図示省略)などの遊技部材を備えて遊技球転動領域A1を構成している。
ガイドレールL1、ガイドレールL2、一般入賞装置8、始動入賞装置9、遊技釘などの遊技部材は、それぞれ遊技盤ベース7の前面にて前方(開閉扉2方向)に向けて突出している。また、本実施例では、これら遊技部材の中でも前記ガイドレールL1が最も開閉扉2方向に向けて突出しているものとしている。
遊技盤ベース7は、透光性部材で形成した領域を少なくとも一部に有し、その透光性部材で形成した領域を介して裏側に配設される画像表示手段(液晶表示装置)18が遊技者側から視認されることで演出効果・装飾効果などを奏し得るものであればよい。
遊技盤ベース7を形成する透光性部材は、例えば、遊技部材を固定でき、かつ、容易に変形しない(曲がらない)又は変質しない程度の硬度・強度等を有し、かつ透明な材質のものを選択する。例えば、透明性の高い硬質の合成樹脂材が一例として挙げられ、さらに具体的には、無色透明のアクリル樹脂材、ポリカーボネート樹脂材、ポリアリレート樹脂材などが任意に選択される。また、樹脂以外の材質、例えばガラスなどを採用することも可能である。
遊技盤ベース7の全体を構成する透光性部材は無色透明とするが、有色透明部材を採用することも可能である。また仕様によっては遊技盤ベース7を無色透明部材と有色透明部材とで構成したり、遊技盤ベース7に色彩・模様を施したりすることも可能であり、前記画像表示手段(液晶表示装置)18の表示に悪影響を及ぼさない範囲内で設計変更可能である。この場合、模様は無色透明の線図が好ましいが、遊技盤ベース7の裏面側に配設される画像表示手段(液晶表示装置)18の構成によっては有色模様を施すことも可能である。
なお、本実施形態では、透光性を有する部材で遊技盤ベース7を構成するものとしているが、本発明にあっては特に透光性を有する部材で構成されるものに限定解釈されるものではなく、透光性を有しない部材(合成樹脂製・木製など)であってもよいことは言うまでもない。
取付部22は、前面部と後面部との間に、板部の隅部を差し込み可能な所定の隙間を設けた取付部本体26と、取付部本体26の背面側に一体に突設した付勢手段29とで構成されている。
また、取付部本体26は、その側面所定箇所に遊技機枠1に着脱可能なピン部27を一体に突設している。
本実施形態では四隅部のすべてにこの取付部22が備えられる。
図中28は、取付部22と遊技盤ベース7とを一体に固定するための固定部材を示す。
従って、この取付部22をそれぞれ遊技盤ベース7の四隅部に固定することにより、遊技盤6の四隅部の背面には、それぞれ付勢手段29が突状に備えられることとなる。
付勢手段29は、遊技盤6を開閉扉2方向に押圧する第一の付勢部材30と、遊技盤6の背面方向に位置する遊技機構成部材40を押圧する第二の付勢部材34と、第一の付勢部材30と第二の付勢部材34との間に配設される弾性部材47とで構成されている。
第一の付勢部材30は、一側を開放した円筒状に形成される外筐31と、その外筐31よりも小径に形成され一側を開放した円筒状に形成される中筒部32と、外筐内面31aと中筒部外面32aとの間に所定の空間をもって形成される弾性部材収容空間33とで構成されており、外筐31の他側面(閉鎖側)を取付部本体26の背面所定箇所に一体に取り付けて取付部本体26の背面側に突設される。
第二の付勢部材34は、前記第一の付勢部材30の中筒部外面32aよりも僅かに大径の円筒状の中空部35を有するとともに、弾性部材収容空間33にスライド移動可能に挿入される摺動筒部36と、摺動筒部36の端部から延設され、前記第一の付勢部材30の外筐31の外面31b及び内面31aと同一径の外面37bと内面37aを有する円筒状の押圧部37とで構成されている。
弾性部材47は、例えば本実施形態では、第一の付勢部材30の弾性部材収容空間33に収容され、その収容空間33の長さ方向に伸縮可能なコイルスプリングが採用されている。
従って、第一の付勢部材30と第二の付勢部材34は、この弾性部材47によりそれぞれ離間する方向(図10、12及び図13において、符号Z1,Z2で示す矢印方向)に付勢される。
弾性部材47は、本実施例ではコイルスプリングが採用されているが、第一の付勢部材30と第二の付勢部材34をそれぞれZ1,Z2方向に付勢し得るものであればこれに限定解釈されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
図中38は、第二の付勢部材34を第一の付勢部材30と一体に組み込むための連結部材としてのネジ部材で、39は第二の付勢部材34の押圧部37の内底面37cと当接するワッシャである。このネジ部材38とワッシャ39との締め付け調整により第二の付勢部材34の奥行き方向の突出度合いを調整する。
そしてこの付勢手段29は、遊技盤6を遊技機枠1に組み込んだ際に、遊技盤6の背面領域に存する遊技機構成部材40に第二の付勢部材34の押圧部37が当接する。
付勢手段29が当接する遊技機構成部材40は、本実施形態では、図6乃至図8に示すように、遊技機枠1の内面の所定の四箇所に取り付け固定される受け部材を想定する。
受け部材40は、取付部22のピン部27を収容する凹部42を備えた第一の片部41と、第一の片部41の端部から直交する方向に延び、前記付勢手段29の第二の付勢部材34における押圧部37が当接する面部44を有する第二の片部43とで構成されている。
また、前記凹部42は、収容されるピン部27が矢印Z1,Z2方向に移動可能な奥行き深さをもって形成されている。
また、前記凹部42と第二の片部43との位置関係は次のように設定されている。
すなわち、図11に示すように、凹部42と第二の片部43の面部44との距離は、取付前の何等付勢力の掛かっていない状態におけるピン部27から付勢手段29の第二の付勢部材34の押圧部37の先端面37eまでの距離よりも短く設定されるか、若しくは同等程度に設定される。
また、受け部材40を遊技機枠1の内面に取り付け固定する際には、開閉扉2を閉じた時の透明板(奥側の透明板14)が位置する領域よりも前方(開閉扉2の前方向)に遊技盤6のガイドレールL1が位置するようにする。
なお、受け部材40は、図示形態になんら限定されるものではなく、取付部22のピン部27を収容する凹部42と、第二の付勢部材34における押圧部37が当接する所定の面部44を備え持つ形態であればよく本発明の範囲内で設計変更可能である。
従って、本実施形態によれば、遊技盤6に備えた付勢手段29は次のように作用する。
まず、遊技盤6を遊技機枠1に組込み配設する。
このとき、遊技盤6に備えた四隅部の取付部22のピン部27を、それぞれ遊技機枠1に備えた各受け部材40の凹部42に案内させて収容する。また、このときそれぞれの付勢手段29の第二の付勢部材34の押圧部37が各受け部材40の第二の片部43の面部44に当接し、所定の押圧力を掛けて第二の付勢部材34を付勢させた状態でピン部27を凹部42に収容するものとする。
なお、凹部42と第二の片部43の面部44との距離と、取付前の何等付勢力の掛かっていない状態におけるピン部27から付勢手段29の第二の付勢部材34の押圧部37の先端面37eまでの距離が同等程度に設定される場合には、ピン部27を凹部42に収容させた際に付勢手段29の第二の付勢部材34の押圧部37が何等付勢力の掛かっていない状態で当接する。
そしてその後、開閉扉2を閉じると、開閉扉2に備えられている透明板(奥側の透明板14)が遊技盤6の前面領域にあるガイドレールL1と当接し、さらに開閉扉2を完全に閉じると、開閉扉2に備えられている透明板(奥側の透明板14)がガイドレールL1を介して遊技盤6全体を奥行き方向に押圧し、付勢手段29の弾性部材47が圧縮されて付勢手段29の第一の付勢部材30と第二の付勢部材34を付勢する。このように付勢力が掛かった第一の付勢部材30と第二の付勢部材34は、弾性部材47の弾性力によりそれぞれZ1方向とZ2方向へと押圧し、遊技盤6を開閉扉2方向へと付勢する。
本実施形態では、付勢手段29の一実施形態として円筒状に形成したものをもって説明したが、付勢手段29の形態はこれに限定されるものではなく、第一の付勢部材30と第二の付勢部材34をそれぞれZ1方向、Z2方向に付勢可能なものであれば第一の付勢部材30及び第二の付勢部材34をそれぞれ角筒状などに形成するものであってもよい。
また、本実施形態では、第一の付勢部材30の内面に弾性部材47を収容する弾性部材収容空間33を有し、その空間33内に第二の付勢部材34の摺動筒部36がスライド移動する形態であるが、例えば第一の付勢部材30の外筐外面31bに弾性部材47を収縮可能に配設するとともに、第二の付勢部材34の摺動筒部36を第一の付勢部材30の外筐外面31bよりも大径に形成して、第一の付勢部材30の外筐外面31bを第二の付勢部材34の摺動筒部36がスライド移動可能な形態を採用することも可能である。
さらに、本実施形態では、遊技盤6の背面側の四隅部にそれぞれ付勢手段29を1つずつ備えた一形態を示すが、それぞれの隅部に備えられる付勢手段29は1つには限られず、複数個備えることも可能で本発明の範囲内である。
本実施形態では、遊技盤6の背面に付勢手段29を備えた実施の一形態であるが、付勢手段29は、遊技盤6の背面方向に位置する遊技機構成部材40に備えることも可能である。
すなわち、例えば、上述した実施形態の受け部材40の第二の片部43に上述の付勢手段29を取り付け固定しておく形態も可能で、その他本発明の範囲内で他の形態を任意に選択可能である。
「変形例」
図14は、実施例1の変形例で、透明板保持枠15の遊技盤6の対向面に凸部45が設けられており、凸部45は、遊技盤6の前面領域に備えられるガイドレールL1と当接する位置に設けられている。従って、開閉扉2を閉じた際に、この凸部45がガイドレールL1と当接し、凸部45を介して遊技盤6を開閉扉2方向に付勢する。
また、特に図示はしないが、凸部45には、当接するガイドレールL1が嵌る凹溝を設けることも可能である。
その他の構成及び作用効果は上述した実施の形態と同様であるためその説明は省略する。
図15及び図16は本発明の実施例2の一形態を示す。
本実施形態は、遊技部材(例えばガイドレールL1)が直接透明板(奥側の透明板14)を押圧する形態を想定している。
また本実施形態では、ガイドレールL1と当接する凸部46を奥側の透明板14の背面に突設させ、その凸部46を介してガイドレールL1と当接させるものとしている。また、凸部46はガイドレールL1と同一形状に形成する。
本実施形態では、上述のとおり凸部46を介してガイドレールL1と当接させるものとしているが、凸部46を備えず、直接ガイドレールL1を透明板14の背面に当接させて押圧させることも可能である。
また、本実施形態では、正面視で矩形状の透明板14を採用し、その背面側に凸部46を設けるものとしているが、透明板13,14の形態は特に限定解釈されるものではなく、また、本実施形態のように、透明板保持枠15に上方から差し込む形態でなくてもよく本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、特に図示はしないが、凸部46には、当接するガイドレールL1が嵌る凹溝を設けることも可能である。
なお、上述の実施形態では、2枚の透明板13,14をそれぞれ一枚ずつ透明板保持枠15に嵌め込む形態をもって説明したが、2枚の透明板をユニット化した状態で保持枠に嵌め込むことも可能で本発明の範囲内である。
その他の構成及び作用効果は上述した実施例1の形態と同様であるためその説明は省略する。
遊技機の一例を示す概略正面斜視図である。 実施例1における開閉扉の概略背面図である。 図2の開閉扉に備えられる透明板と透明板保持枠の概略を拡大して示す概略断面図である。 遊技盤の概略正面斜視図である。 遊技盤の概略背面図である。 遊技機枠の一部を省略し、受け部材の概略位置を示す概略正面図である。 上部の受け部材の位置状態を説明する概略斜視図である。 下部の受け部材の位置状態を説明する概略斜視図である。 取付部の概略図で、(a)は正面図、(b)は背面図を示す。 取付部の概略平面図である。 取付部と受け部材との関係を示す概略斜視図である。 遊技盤を遊技機枠に組み込んだ状態を一部拡大して示す概略断面図である。 付勢手段によって遊技盤が開閉扉方向に付勢され、ガイドレールが開閉扉の透明板に当接している状態を一部省略して示す概略横断面図である。 変形例で、一部を省略して示す拡大横断面図である。 実施例2の概略を示し、開閉扉とその開閉扉の透明板保持枠に差し込まれる透明板を示す斜視図である。 実施例2において、付勢手段によって遊技盤が開閉扉方向に付勢され、ガイドレールが開閉扉の透明板の凸部に当接している状態を一部省略して示す概略横断面図である。
符号の説明
A1 遊技球転動領域
1 遊技機枠
2 開閉扉
6 遊技盤
7 遊技盤ベース
13,14 透明板
15 透明板保持枠
29 付勢手段
30 第一の付勢部材
34 第二の付勢部材
40 受け部材(遊技機構成部材)
41 第一の片部
42 凹部
43 第二の片部
44 面部
45 凸部
46 凸部
47 弾性部材

Claims (3)

  1. 遊技機枠と、
    遊技機枠に対して開閉可能に枢着される開閉扉と、
    開閉扉に備えられ、透明板を保持する透明板保持枠と、
    遊技盤ベースの前面に遊技部材を備えて遊技機枠に組み込まれ、前記開閉扉に備えられる透明板を介して視認可能な遊技盤と、
    遊技盤の背面若しくは遊技盤の背面方向に位置する遊技機構成部材に備えられ、遊技盤を開閉扉方向に付勢する付勢手段とを含み、
    付勢手段により遊技盤に付勢された付勢力は、開閉扉を閉じた状態で、遊技盤を介して透明板に伝達されることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技部材は、遊技領域を区画しているガイドレールであって、
    ガイドレールを介して遊技盤に付勢された付勢力が透明板に伝達されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 透明板保持枠の遊技盤対向面には、凸部が設けられており、
    凸部は、遊技盤の前面領域に備えられるガイドレールと当接する位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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