JP2009050201A - 初期胚等用培養器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、未受精卵、受精卵又は初期胚を個別に培養管理することを可能にする培養器具を提供することを目的とする。
【解決手段】未受精卵、受精卵又は初期胚を培養するための培養プレート(1)は、未受精卵、受精卵又は初期胚を収容可能な複数の窪み部(2)と、各窪み部を個別に特定する標識(3)とを備え、前記窪み部(2)はそれぞれ、平坦な底面(4)と当該底面の周縁(8)から起立した側壁面(5)とにより画定され、前記側壁面(5)は、前記底面(4)と前記側壁面(5)とがなす角度が75°以上105°以下となるように形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒトを含む哺乳類やその他生物の未受精卵、受精卵、クローン胚等を個別に培養することができる、生殖補助医療、再生医療、創薬、発生工学、畜産業における育種改良や体外受精卵の生産、発生生物学等の研究に用いるための培養器具に関するものである。
現在、生殖補助医療は一般に認知されており、世界中で多数の受精卵が容器の中で体外培養され、母体に戻されている。また、畜産の分野では、わが国においてウシの体外受精卵が世界に先駆けて経済化され、良質な肉用牛や乳用牛の生産に役立っている。さらに、医学や創薬の発展に不可欠な遺伝子改変されたマウス、ラット、ブタ等の実験動物の作出においても、未受精卵、受精卵、クローン胚等の体外での人為的な操作が不可欠である。
体外でこれらの初期胚を培養するときは、一般的に、複数の初期胚を含む少量の培養液を培養容器底面に配置し、その後、培養液の蒸発や水素イオン濃度変化を低減するための覆いとしてのオイルを上記培養容器内に加え、所定の設定環境条件の下、インキュベータ内で一定期間培養される。これらの体外培養下にある初期胚は、適宜、顕微鏡観察され良品や不良品の判定がなされた後に、良品のみ後工程に配される。
昨今、各種基礎研究から生殖補助医療にいたるまで、初期胚の個別管理のニーズが高まっている。ここでいう、個別管理とは、例えば、個々の初期胚について体外培養初期段階に番号付けをし、それぞれの番号付けされた初期胚ごとに培養経過データが蓄積され、後日トレース可能な状態で移植や凍結保存等の後工程に供され、上記培養データは一定期間保管され、保管期間内であれば上記データは閲覧可能である管理体系をいう。
このような個別管理を実現するにあたり、体外培養中に番号付けされた初期胚の入れ替わりを防ぐことは、最も重要な管理要素のひとつといえる。
過去に、個別に番地付けされたミリメートルスケールの微小な穴がアレイ化された培養器具が市販された。しかし、その容器の底の平坦性は乏しく、また側壁は傾斜のあるものであった。このような形状では、初期胚の良好な顕微鏡像を得ることは困難であった。良好な顕微鏡像が得られなければ初期胚の品質を管理することは難しい。また、番地付けの手段も容器外周部の縦軸と横軸にそれぞれ文字と数字を配し、その組み合わせで番地付けするものであったため、観察者が顕微鏡観察下で対象の初期胚が何番地のものなのか目視することは不可能であった。それゆえ、この器具は普及しなかった。
また、最近、生体内に近い環境で受精卵の培養が可能な培養チャンバーが開発された(特許文献1)。しかし、この発明には、受精卵を個別管理するための手段は、特に記載されていない。
特開2006−246720号公報
本発明は、未受精卵、受精卵又は初期胚を個別に培養管理することを可能にする培養器具を提供することを目的とする。
本発明は以下の発明を包含する。
(i)未受精卵、受精卵又は初期胚を培養するための培養プレートであって、未受精卵、受精卵又は初期胚を収容可能な複数の窪み部と、各窪み部を個別に特定する標識とを備え、前記窪み部はそれぞれ、平坦な底面と当該底面の周縁から起立した側壁面とにより画定され、前記側壁面は、前記底面と前記側壁面とがなす角度が75°以上105°以下となるように形成されていることを特徴とする前記培養プレート。
(ii)各窪み部を個別に特定する標識がそれぞれ、当該標識により特定される窪み部に未受精卵、受精卵又は初期胚を収容して顕微鏡で観察する場合に、当該未受精卵、受精卵又は初期胚と同一視野内で観察可能に表示されているか、或いは当該未受精卵、受精卵又は初期胚を観察する前後で顕微鏡の焦点位置を高さ方向に移動させることにより観察可能に表示されていることを特徴とする、(i)記載の培養プレート。
(iii)前記窪み部の底面にタンパク質接着阻害能が付与されていることを特徴とする、(i)又は(ii)記載の培養プレート。
(iv)(i)又は(ii)記載の培養プレートを少なくとも一部に含むことを特徴とする、未受精卵、受精卵又は初期胚を培養するための培養容器。
(v)(i)又は(ii)記載の培養プレートを少なくとも一部に含む培養容器と、少なくとも前記培養プレートの窪み部を含む領域を開閉可能に覆う蓋とを備えることを特徴とする、未受精卵、受精卵又は初期胚を培養するための培養器具。
本発明の培養器具を用いることにより、初期胚等を個別に番地付けして、培養管理することが可能になる。また、培養された初期胚等を顕微鏡で観察することが容易になる。
1. 培養対象物
本発明の培養プレート、培養容器又は培養器具により培養される対象物は、未受精卵、受精卵又は初期胚である。ここで初期胚とは未卵割の段階からハッチングした胚盤胞期までの胚を指す。初期胚はクローン胚、およびこれらに類する初期胚、例えば遺伝子工学的に改変されたものであってよい。本願明細書ではこれらの培養対象物を「初期胚等」と総称することがある。
未受精卵、受精卵又は初期胚の種としては動物であれば特に限定されない。特に好ましい動物種としては、ヒト、サル、ウシ、ブタ、マウス、ラット等の哺乳類、アフリカツメガエル等の両生類が挙げられる。
2. 培養プレート
本発明の培養プレートの形状について説明する。図面中の符号を引用して説明するが、本発明の実施形態の範囲は図面に記載されたものには限定されない。
本発明の培養プレート(1,11)は、初期胚等を収容可能な複数の窪み部(2,12)と、各窪み部を個別に特定する標識(3,13)とを備える。窪み部(2,12)はそれぞれ、平坦な底面(4,14)と当該底面の周縁から起立した側壁面(5,15)とにより画定される。窪み部(2,12)は培養プレート(1,11)の表面上に形成される。そして窪み部(2,12)は、培養プレート(1,11)を、該窪み部が形成された表面が上方になるように水平面上に載置した場合に、該窪み部の底面(4,14)が水平になるように形成されていることが好ましい。
窪み部(2,12)の側壁面(5,15)は底面(4,14)に対して垂直または垂直に近い角度で形成されている。具体的には側壁面(5,15)は、底面(4,14)と側壁面(5,15)とがなす角度が75°以上105°以下、好ましくは80°以上100°以下、より好ましくは85°以上95°以下となるように形成されている。ここで「側壁面(5,15)は、底面(4,14)と側壁面(5,15)とがなす角度が75°以上105°以下、好ましくは80°以上100°以下、より好ましくは85°以上95°以下となるように形成されている」とは、側壁面(5,15)が、底面(4,14)の周縁から培養プレート(1,11)の表面に向かって、該底面の法線に対して15°以内、好ましくは10°以内、より好ましくは5°以内の角度で交差する直線群で構成される面からなることを意味する。図7には、底面(4)の法線(N)と、底面(4)の周縁(8)から起立した、側壁面(5)を構成する直線群のひとつの直線(L)との関係を示す。図7における角度θが15°以内、好ましくは10°以内、より好ましくは5°以内であればよい。図7(a)の場合には、側壁面が、窪み部が底面から培養プレート表面(窪み部の開放口側)に向けて徐々に拡径するように形成されることとなり、図7(b)の場合には、側壁面が、窪み部が底面から培養プレート表面(窪み部の開放口側)に向けて徐々に縮径するように形成されることとなる。
以上の説明から明らかなように、側壁面(5,15)は、窪み部(2,12)が底面(4,14)から培養プレート表面(窪み部の開放口側)に向けて徐々に拡径するように形成されていてもよいし、徐々に縮径するように形成されていてもよいし、徐々に拡径するように形成された部分と、徐々に縮径するように形成された部分とが組み合わされるように形成されていてもよい。
窪み部(2,12)の底面(4,14)の周縁がなす形状は特に限定されないが、一般的には矩形又は円形である。なお通常は窪み部の底面(4,14)の周縁がなす形状と、開放口の周縁(7,17)がなす形状とは互いに相似形である。窪み部(2,12)の開放口と窪み部底面(4,14)とは上下に対向するように形成されている。また窪み部(2,12)の底面(4,14)の中心点を通り該底面に垂直な直線と、窪み部(2,12)の開放口の周縁(7,17)がなす形状の中心を通り該周縁(7,17)が存在する平面に垂直な直線とは、一致又はほぼ一致することが好ましい。図1では窪み部(2)の底面(4)の周縁がなす形状と開放口の周縁(7)がなす形状とが共に矩形の実施形態を、図2では窪み部(12)の底面(14)の周縁がなす形状と開放口の周縁(17)がなす形状とが共に円形の実施形態をそれぞれ示す。
単一の培養プレート(1,11)上の窪み部(2,12)の数は特に限定されないが、一般的には4以上200以下である。単一の培養プレート上に存在する各窪み部の形状及び寸法は同一であってもよいし異なっていてもよいが、一般的には同一である。
窪み部(2,12)の、底面(4,14)に平行な方向の寸法は、収容される初期胚等の外郭寸法よりも大きい寸法であれば特に限定されないが、対向する側壁面間の最狭部の距離が100マイクロメートル以上2ミリメートル以下となる寸法が望ましく、200マイクロメートル以上1ミリメートル以下となる寸法が特に望ましい。同距離の上限が上記範囲を超えると顕微鏡観察しにくくなる等の問題点がある。「対向する側壁面間の最狭部の距離」は、底面周縁がなす形状および開放口周縁がなす形状がともに矩形である場合(例えば図1)にはこれらの矩形の最も短い辺の長さに相当し、底面周縁がなす形状および開放口周縁がなす形状がともに円形である場合(例えば図2)にはこれらの円形の短いほうの直径に相当する。
側壁面(5,15)の高さ(窪み部底面(4,14)を含む平面と、窪み部側壁面(5,15)の、窪み部開放口側の周縁(7,17)上の点との最短距離)は、収容される初期胚等が側壁を乗り越えて別の窪み部に移る可能性を無視できる程度に高い範囲であれば特に限定されないが、20マイクロメートル以上500マイクロメートル以下が望ましく、50マイクロメートル以上400マイクロメートル以下が特に望ましい。側壁面(5,15)の高さがこれより高くなると加工が難しくなる等の問題点がある。また隣接する二つの窪み部の開放口の周縁(7,17)間の距離をW、側壁面(5,15)の高さをHとしたとき、両者の比H/Wは2以下が望ましい。この比が2を超えると加工が難しくなることがある。なお本明細書では窪み部(2,12)の間に形成される、側壁面を提供する領域(6,16)を「隔壁部」と称することがある。
窪み部(2,12)の容積の望ましい範囲は、上記条件を考慮すると、1.57×10立方マイクロメートル以上2×10立方マイクロメートル以下であり、特に1.57×10立方マイクロメートル以上4×10立方マイクロメートル以下が望ましい。
窪み部(2,12)の底面(4,14)は光を透過する材料により形成されていることが望ましく、プラスチックやガラスが望ましい。特に共焦点レーザ顕微鏡観察する場合は薄いガラスが望ましい。厚い底の場合は、焦点が合わないからである。
初期胚の培養において特定且つ微量のホルモンやタンパク質を加えて培養することがある。この場合、培養プレート(1,11)にホルモンやタンパク質が吸着することによって実験データの信頼性が損なわれる可能性がある。また、初期胚等が何らかの原因で窪み部(2,12)の内表面に付着してしまう場合もある。このようなことを回避するには、窪み部底面(4,14)又は窪み部側壁面(5,15)をタンパク質接着阻害性の表面にすることが効果的である。タンパク質接着阻害性の表面としては親水性膜が被覆された表面が挙げられる。
親水性膜としては、水溶性や水膨潤性を有する、炭素酸素結合を有する有機化合物を主原料とする薄膜が挙げられる。炭素酸素結合とは、炭素と酸素との間に形成される結合を意味し、単結合に限らず二重結合であってもよい。炭素酸素結合としてはC−O結合、C(=O)−O結合、C=O結合が挙げられる。
親水性膜の主原料としては、水溶性高分子、水溶性オリゴマー、水溶性有機化合物、界面活性物質、両親媒性物質等が挙げられ、これらが相互に物理的または化学的に架橋し、基材と物理的または化学的に結合することにより親水性薄膜となる。
具体的な水溶性高分子材料としては、ポリアルキレングリコールおよびその誘導体、ポリアクリル酸およびその誘導体、ポリメタクリル酸およびその誘導体、ポリアクリルアミドおよびその誘導体、ポリビニルアルコールおよびその誘導体、双性イオン型高分子、多糖類、等を挙げることができる。分子形状は、直鎖状、分岐を有するもの、デンドリマー等を挙げることができる。より具体的には、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリコールの共重合体、例えば、Pluronic F108、Pluronic F127、ポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)、ポリ(N−ビニル−2−ピロリドン)、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(メタクリロイルオキシエチルフォスフォリルコリン)、メタクリロイルオキシエチルフォスフォリルコリンとアクリルモノマーの共重合体、デキストラン、およびヘパリンが挙げられるがこれらには限定されない。
具体的な水溶性オリゴマー材料や水溶性低分子化合物としては、アルキレングリコールオリゴマーおよびその誘導体、アクリル酸オリゴマーおよびその誘導体、メタクリル酸オリゴマーおよびその誘導体、アクリルアミドオリゴマーおよびその誘導体、酢酸ビニルオリゴマーの鹸化物およびその誘導体、双性イオンモノマーからなるオリゴマーおよびその誘導体、アクリル酸およびその誘導体、メタクリル酸およびその誘導体、アクリルアミドおよびその誘導体、双性イオン化合物、水溶性シランカップリング剤、水溶性チオール化合物等を挙げることができる。より具体的には、エチレングリコールオリゴマー、(N−イソプロピルアクリルアミド)オリゴマー、メタクリロイルオキシエチルフォスフォリルコリンオリゴマー、低分子量デキストラン、低分子量ヘパリン、オリゴエチレングリコールチオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、2−〔メトキシ(ポリエチレンオキシ)−プロピルトリメトキシシラン、およびトリエチレングリコール−ターミネーティッド−チオールが挙げられるがこれらには限定されない。
親水性膜の平均厚さは、0.8nm〜500μmが好ましく、0.8nm〜100μmがより好ましく、1nm〜10μmがより好ましく、1.5nm〜1μmが最も好ましい。
基材表面への親水性膜の形成方法としては、基材へ親水性有機化合物を直接吸着させる方法、基材へ親水性有機化合物を直接コーティングする方法、基材へ親水性有機化合物をコーティングした後に架橋処理を施す方法、基材への密着性を高めるために多段階式に親水性薄膜を形成させる方法、基材との密着性を高めるために基材上に下地層を形成し、次いで親水性有機化合物をコーティングする方法、基板表面に重合開始点を形成し、次いで親水性ポリマーブラシを重合する方法等を挙げることができる。
標識(3,13)は、数字、文字等を用いた人為的な規則に基づいて各窪み部(2,12)を個別に番地付けし特定する。番地付けの方法は特に限定されない。図1では番号により各窪み部を番地付けする例を示し、図2では縦座標と横座標をそれぞれ数字及び文字で示し、各窪み部を両座標の組合せにより番地付けする例を示す。
標識は該標識により特定される窪み部又はその近傍に表示されていることが好ましい。特に好ましい表示の形態は、各窪み部を個別に特定する標識がそれぞれ、当該標識により特定される窪み部に初期胚等を収容して顕微鏡で観察する場合に、当該初期胚等と同一視野内で観察可能に表示されているか、或いは当該初期胚等を観察する前後で顕微鏡の焦点位置を高さ方向に移動させることにより観察可能に表示されていることである。このように表示することにより、観察者は初期胚等の顕微鏡像を観察するのと同時に又は連続的に当該初期胚等の番地を識別することが可能である。具体的には図1及び2に示すように、培養プレート(1,11)上の窪み部(2,12)に隣接する領域に標識(3,13)を表示してもよいし、図3に示すように窪み部の底に標識(33)を表示してもよい。窪み部の底に標識を表示する場合、窪み部の内底面に標識を表示してもよいし、窪み部の内底面の裏側に対応する領域に標識を表示してもよい。
本発明の培養プレート(1,11)は、射出成型などの成型方法によって作製することができるし、市販の各種培養プレートに上記特徴を付与することによっても作製することができる。
3. 培養容器
本発明はまた、上述の培養プレートを少なくとも一部に含むことを特徴とする、初期胚等を培養するための培養容器に関する。
培養プレート自体が培養容器の全体を形成(この場合培養容器はマルチウェルプレート、セルカルチャーインサート等の表面に窪み部を有するプレートとなる)してもよいし、培養プレートが培養容器の底面等の部位の全部又は一部を構成するように形成さていてもよい。培養プレートは培養容器の底面等の部位として一体に形成されていてもよいし、別途形成された培養プレートが培養容器の底面等の部位に固着されていてもよい。例えば図4に示すようにペトリ皿形状の培養容器(42)の底面に本発明の培養プレート(43)が形成された形態が挙げられる。培養容器の形態としては特に限定されず、ペトリ皿、フラスコ、マルチウェルプレート、セルカルチャーインサート等を挙げることができる。
4. 培養器具
本発明はまた、上述の培養プレートを少なくとも一部に含む培養容器と、少なくとも前記培養プレートの窪み部を含む領域を開閉可能に覆う蓋とを備えることを特徴とする、初期胚等を培養するための培養器具に関する。
前記蓋は各窪み部を個別に覆う形態であってもよいし、培養容器全体を覆う形態であってもよいが、加工の簡便さから後者の形態が好ましい。
図4では、培養容器であるペトリ皿(42)と、該ペトリ皿全体を覆う蓋(44)とからなる培養器具(41)の例を示す。
また図5では、培養容器であるマルチウェルプレート(52)と該マルチウェルプレート全体を覆う蓋(53)とからなる培養器具(51)の例を示す。
5. 培養方法
本発明の培養器具を用いた初期胚等の培養方法について、図6の模式図を用いて説明する。図6では底面に隔壁部(64)が設けられ窪み部(65)が形成されたペトリ皿状の培養容器(62)と、該容器を覆う蓋(63)とからなる培養器具(61)を用いる培養例を示す。初期胚(66)は窪み部(65)に一つずつ配置される。そして窪み部全体を覆うように培養液(67)が載せられる。更に培養液(67)の乾燥を防ぐために培養液の層はオイル(68)により覆われる。この状態で初期胚の培養を行うことができる。
(隔壁部)
縦横1センチメートル平均厚み200マイクロメートルの透明シリコーン樹脂シートを作製した。これに直径約500マイクロメートルの円形の貫通孔をピッチ1ミリメートルで5行5列合計25個形成した。
(器部と蓋部)
市販の直径35ミリメートルのガラスボトムディッシュを用意し、器部の裏面に1番から25番まで、ピッチ1ミリメートル間隔で5行5列の番号を、孔版印刷の手法で付与した。
(培養容器の作製)
実体顕微鏡観察下、手作業によって番号の位置と隔壁の位置が合うようにアライメントをとりながら、上記ガラスボトムディッシュの器部のガラス内底面に、上記隔壁部を貼り付けた。本実施例では接着剤を使わず、シリコーン樹脂隔壁をディッシュのガラス内底面に密着させた。これにより、本発明の培養容器が完成した。
(容器底部一体型隔壁)
一般的なドライエッチング工程により、次の加工が8インチシリコンウェハに施された。すなわち、直径400マイクロメートル高さ約100マイクロメートルのマイクロピラーをピッチ1ミリメートルで7行7列に形成され、且つ、1行1列目のピラーの横に1a、1行2列目のピラーの横に1b、といった様式で7行7列目のピラーの横に7gまでマイクロ文字凹部が形成された。この7行7列からなる要素は、ピッチ2センチメートルでウェハ全面に形成された。この加工されたウェハには、さらにフッ素加工が施され樹脂剥離性が付与された。これによりシリコンマスターが完成した。
上記シリコンマスター上にシリコーン樹脂層を形成し、水平を保ったままで樹脂を硬化させた。硬化後、シリコーン樹脂シートの上に、該シートの形状を保持する目的で透明プラスチックフィルムを密着させた。次いで、鋭利な刃物を用いて7行7列の要素がほぼ中央にくるように縦横2センチメートルの大きさでシリコーン樹脂シートを透明プラスチックフィルムと共に切断し、切断片をシリコンマスターから剥離した。
(培養容器の作製)
器部の底に直径14ミリメートルの貫通孔を有する35ミリメートルプラスチックディッシュを用意した。このディッシュ器部の貫通孔に蓋をする要領で、上記縦横2センチメートルのシリコーン樹脂シートを平坦な面が外側にくるようにディッシュ器部の裏面に配置し、接着剤で固定した。これにより、本発明の培養容器が完成した。
(細胞接着阻害能を有する底部)
常法により、直径31ミリメートルの丸カバーガラスを触媒量のトリエチルアミンを含むエポキシシランのトルエン溶液に一晩浸した。その後、洗浄を経てエポキシ化カバーガラスを得た。このカバーガラスを触媒量の硫酸を含むテトラエチレングリコールに浸し、80℃で1時間反応させた。その後、洗浄を経て細胞接着阻害能を有する丸カバーガラスを得た。
(培養容器の作製)
器部の底に直径27ミリメートルの貫通孔を有する35ミリメートルディッシュを用意した。接着剤を用いて、上記ディッシュの底部に上記丸カバーガラスを貼り付け容器の底とした。実施例1と同様にして、器部の底の裏面に1番から25番まで、ピッチ1ミリメートル間隔で5行5列の番号を、孔版印刷の手法で付与した。次いで、実施例1で作製した隔壁部を、実施例1と同様にして実体顕微鏡観察下、手作業によって番号の位置と隔壁の位置が合うようにアライメントをとりながら、上記ガラスボトムディッシュの器部の内面に貼り付けた。この工程では接着剤を使わず、シリコーン樹脂隔壁をディッシュのタンパク質接着阻害性ガラス底面に密着させた。これにより、本発明の培養容器が完成した。
(培養容器の作製)
カバーガラスに1番から25番まで、ピッチ1ミリメートル間隔で5行5列の番号を蒸着法を用いて付与した。市販の35ミリメートルディッシュの底の中央付近に直径500マイクロメートルでピッチ1ミリメートルの間隔で5行5列の貫通孔を機械加工により形成した。実体顕微鏡下、手作業によって番号の位置と孔の位置が合うようにアライメントをとりながら、接着剤を使ってディッシュの底の外側とカバーガラスの蒸着面と反対の面を接着した。これにより、本発明の培養容器が完成した。
図1は本発明の培養プレートの一実施形態を示す斜視図である。 図2は本発明の培養プレートの他の一実施形態を示す斜視図である。 図3は個別番号付けの一例を示す、培養プレートの上面図である。 図4は本発明の培養器具の一実施形態を示す斜視図である。 図5は本発明の培養器具の他の一実施形態を示す斜視図である。 図6は本発明の培養器具を用いて初期胚等を培養する方法を示す模式図である。 図7は本発明の培養プレートの窪み部における、底面の法線(N)と、側壁面を構成する直線(L)とがなす角度(θ)を説明する模式図である。
符号の説明
1、11、31、43、52・・・培養プレート
2、12、32、65・・・窪み部
3、13、33・・・窪み部を個別に特定する標識
4、14・・・窪み部の底面
5、15・・・窪み部の側壁面
6、16、64・・・隔壁部
7、17・・・窪み部の開放口の周縁
8、18・・・窪み部の底面の周縁
41、51、61・・・培養器具
42、62・・・培養容器
44、53、63・・・蓋
66・・・初期胚
67・・・培養液
68・・・オイル

Claims (5)

  1. 未受精卵、受精卵又は初期胚を培養するための培養プレートであって、未受精卵、受精卵又は初期胚を収容可能な複数の窪み部と、各窪み部を個別に特定する標識とを備え、前記窪み部はそれぞれ、平坦な底面と当該底面の周縁から起立した側壁面とにより画定され、前記側壁面は、前記底面と前記側壁面とがなす角度が75°以上105°以下となるように形成されていることを特徴とする前記培養プレート。
  2. 各窪み部を個別に特定する標識がそれぞれ、当該標識により特定される窪み部に未受精卵、受精卵又は初期胚を収容して顕微鏡で観察する場合に、当該未受精卵、受精卵又は初期胚と同一視野内で観察可能に表示されているか、或いは当該未受精卵、受精卵又は初期胚を観察する前後で顕微鏡の焦点位置を高さ方向に移動させることにより観察可能に表示されていることを特徴とする、請求項1記載の培養プレート。
  3. 前記窪み部の底面にタンパク質接着阻害能が付与されていることを特徴とする、請求項1又は2記載の培養プレート。
  4. 請求項1又は2記載の培養プレートを少なくとも一部に含むことを特徴とする、未受精卵、受精卵又は初期胚を培養するための培養容器。
  5. 請求項1又は2記載の培養プレートを少なくとも一部に含む培養容器と、少なくとも前記培養プレートの窪み部を含む領域を開閉可能に覆う蓋とを備えることを特徴とする、未受精卵、受精卵又は初期胚を培養するための培養器具。
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