JP2007185110A - 細胞培養容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ミネラルオイルを用いずに効率的に細胞を培養でき、培養する細胞を種類ごとに区別できると共に、個々にも区別しやすい細胞培養容器を提供すること。
【解決手段】上面が開口した容器本体1と、容器本体1の上面を覆う蓋とから成り、容器本体1中に複数のウェル4,4’を設け、少なくとも一部のウェル4の底面に複数の細胞培養穴5を形成する。細胞培養穴5は、底部に近づくに従って径小となるテーパー状に形成すると良い。細胞培養穴5は縦横複数列に配列し、ウェル4の底面中心に対して一側へ偏って配置することがある。各細胞培養穴5に臨んだ位置において、ウェル4の底部には、細胞培養穴5を特定する符号6をそれぞれ表示しても良い。
【選択図】図2
【解決手段】上面が開口した容器本体1と、容器本体1の上面を覆う蓋とから成り、容器本体1中に複数のウェル4,4’を設け、少なくとも一部のウェル4の底面に複数の細胞培養穴5を形成する。細胞培養穴5は、底部に近づくに従って径小となるテーパー状に形成すると良い。細胞培養穴5は縦横複数列に配列し、ウェル4の底面中心に対して一側へ偏って配置することがある。各細胞培養穴5に臨んだ位置において、ウェル4の底部には、細胞培養穴5を特定する符号6をそれぞれ表示しても良い。
【選択図】図2
Description
本発明は、細胞培養容器に関する。
体外受精や顕微受精においては、容器中に培養液のドロップを作り、これをミネラルオイルでカバーし、培養液ドロップ中に卵・胚を入れて体外培養することが多い。
ミネラルオイルでカバーすることにより、培養液の蒸発を避け、pHと浸透圧を安定させることが可能であり、顕微操作が容易となる他、マイクロドロップによる乏精子症患者の媒精、培養液の節約などの利点がある。
また、良好胚を選別するための卵の形態学的評価、前核期の核小体評価、多核胚評価を行うには、個々の卵を区別して培養しなければならないが、ミネラルオイルを用いると、容器の底部に形成された培養液のドロップが非常に小さくて済むので、各ドロップ間の間隔を広くすることができ、この結果、細胞が多少動いても混じりにくく、一つの容器で培養しても比較的容易に細胞同士を区別することができた。
ミネラルオイルでカバーすることにより、培養液の蒸発を避け、pHと浸透圧を安定させることが可能であり、顕微操作が容易となる他、マイクロドロップによる乏精子症患者の媒精、培養液の節約などの利点がある。
また、良好胚を選別するための卵の形態学的評価、前核期の核小体評価、多核胚評価を行うには、個々の卵を区別して培養しなければならないが、ミネラルオイルを用いると、容器の底部に形成された培養液のドロップが非常に小さくて済むので、各ドロップ間の間隔を広くすることができ、この結果、細胞が多少動いても混じりにくく、一つの容器で培養しても比較的容易に細胞同士を区別することができた。
ところが、メーカー保証のミネラルオイルであっても、品質管理が難しいためしばしば劣化し、ミネラルオイルの品質低下によって培養中の全胚が死滅することもある。
このことから、ミネラルオイルを使用せずに培養するほうが安全であるといえるが、ミネラルオイルを用いずに、一つの容器中で多数の細胞を培養しようとすると、細胞どうしが混じり合って互いに選別できなくなるのを避けるために、多数の容器に分けて培養しなければならず、また、培養液の蒸発を見込んで大量の培養液を必要とし、非常に効率が悪い。
このことから、ミネラルオイルを使用せずに培養するほうが安全であるといえるが、ミネラルオイルを用いずに、一つの容器中で多数の細胞を培養しようとすると、細胞どうしが混じり合って互いに選別できなくなるのを避けるために、多数の容器に分けて培養しなければならず、また、培養液の蒸発を見込んで大量の培養液を必要とし、非常に効率が悪い。
従来、組織培養培地又は細胞培養挿入部を受け入れるための開口部を有する複数のウェルを有する培養容器アセンブリが知られている(特許文献1参照)。
しかし、この容器を用いてミネラルオイルで被覆せずに細胞を培養しようとすると、各細胞を個別に識別するためには、大きいウェル一つで一個の細胞を培養することしかできず、多数の細胞を培養する場合は多くの容器を必要とする。
しかし、この容器を用いてミネラルオイルで被覆せずに細胞を培養しようとすると、各細胞を個別に識別するためには、大きいウェル一つで一個の細胞を培養することしかできず、多数の細胞を培養する場合は多くの容器を必要とする。
また、一枚のプレートに複数列の小さいウェルを設けた組織培養デバイスが公知である(特許文献2参照)。
この組織デバイスによれば、一部のウェル中で細胞を培養し、他のウェルで洗浄を行うことができるが、全てのウェルが同じように配列されているので、培養される細胞の種類(採取状況、採取時期等)別に区画することができず、細胞の種類とウェルの位置との対応関係がわかり難い。
さらに、培養液が蒸発しやすく、浸透圧が安定し難い。
この組織デバイスによれば、一部のウェル中で細胞を培養し、他のウェルで洗浄を行うことができるが、全てのウェルが同じように配列されているので、培養される細胞の種類(採取状況、採取時期等)別に区画することができず、細胞の種類とウェルの位置との対応関係がわかり難い。
さらに、培養液が蒸発しやすく、浸透圧が安定し難い。
本発明が解決しようとする課題は、ミネラルオイルを用いずに効率的に細胞を培養でき、培養する細胞を種類ごとに区別できると共に、個々にも区別しやすい細胞培養容器を提供することにある。
本発明の細胞培養容器は、上面が開口した容器本体と、該容器本体の上面を覆う蓋とから成り、前記容器本体中に複数のウェルを設け、少なくとも一部のウェルの底面に、複数の細胞培養穴を形成して成る。
一つの卵(胚)、一つの細胞を培養液と共に細胞培養穴へ投入して培養する。必要であれば一部のウェルには細胞培養穴を形成せず、細胞培養穴を形成していないウェルは、培養液を交換する場合などの洗浄用として利用する。
一つの卵(胚)、一つの細胞を培養液と共に細胞培養穴へ投入して培養する。必要であれば一部のウェルには細胞培養穴を形成せず、細胞培養穴を形成していないウェルは、培養液を交換する場合などの洗浄用として利用する。
前記細胞培養穴は、底部に近づくに従って径小となるテーパー状に形成するのが望ましい。
前記細胞培養穴は縦横複数列に配列されると共に、ウェルの底面中心に対して一側へ偏って配置しても良い。
各細胞培養穴に臨んだ位置において、前記ウェルの底部には、前記細胞培養穴を特定する符号をそれぞれ表示すると良い。
前記細胞培養穴は縦横複数列に配列されると共に、ウェルの底面中心に対して一側へ偏って配置しても良い。
各細胞培養穴に臨んだ位置において、前記ウェルの底部には、前記細胞培養穴を特定する符号をそれぞれ表示すると良い。
請求項1に係る発明によれば、ウェルの底面に形成された複数の細胞培養穴において細胞培養を行うので、採取状況、採取時期等の細胞の種類をウェルごとに区分けできると共に、細胞培養穴によって細胞を個々に選別することができる。
また、ウェルの底面に設けた微小な細胞培養穴内で培養するため、培養液の蒸発が抑えられ、ミネラルオイルを用いなくても少量の培養液で培養することができ、ひいては、ミネラルオイルの酸化、過酸化によって細胞がダメージを受けるのを防ぐことが可能となる。
また、ウェルの底面に設けた微小な細胞培養穴内で培養するため、培養液の蒸発が抑えられ、ミネラルオイルを用いなくても少量の培養液で培養することができ、ひいては、ミネラルオイルの酸化、過酸化によって細胞がダメージを受けるのを防ぐことが可能となる。
請求項2に係る発明によれば、細胞培養穴内に細胞及び培養液を投入しやすい。また、均一径の円筒形と比較して影や反射部分ができにくいので、顕微鏡下での観察が容易となる。
請求項3に係る発明によれば、細胞及び培養液を細胞培養穴へ投入する際に、ピペット等の器具を利き手で持って傾斜させ、その先端を細胞培養穴へ合わせることができるので、器具操作が容易となる。
請求項4に係る発明によれば、一目でどの細胞培養穴であるのかを識別できるので、培養されている細胞をいっそう簡単に区別できる。
請求項3に係る発明によれば、細胞及び培養液を細胞培養穴へ投入する際に、ピペット等の器具を利き手で持って傾斜させ、その先端を細胞培養穴へ合わせることができるので、器具操作が容易となる。
請求項4に係る発明によれば、一目でどの細胞培養穴であるのかを識別できるので、培養されている細胞をいっそう簡単に区別できる。
本発明の細胞培養容器は、容器本体中に複数のウェルを設け、培養用のウェルの底面に、それぞれ1個の細胞と培養液を投入するための細胞培養穴を複数形成して成る。細胞培養穴を形成しないウェルは洗浄用として用いることができる。
細胞培養穴の寸法は、培養しようとする細胞の大きさに応じて変えることができ、細胞培養穴の数は、細胞培養穴とウェルの寸法によって任意に変更できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
細胞培養穴の寸法は、培養しようとする細胞の大きさに応じて変えることができ、細胞培養穴の数は、細胞培養穴とウェルの寸法によって任意に変更できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明の実施例1を示す。
細胞培養容器は、図1に示すように、それぞれ透明プラスチックを素材とする容器本体1と、蓋7とから成る。
容器本体1は、角形の底面2の周縁に側壁3を起立して、上面が開口した箱型に形成され、容器本体1の上面は蓋7によって覆うようになっている。
図2に示すように、容器本体1の底面2には、4個のウェル4,4’が設けられる。ウェル4,4’は、それぞれ直径約16mm、高さ10mm程度で、上面が開口した円筒形に形成され、2個のウェル4は培養用であって、残り2個のウェル4’は洗浄用である。
細胞培養容器は、図1に示すように、それぞれ透明プラスチックを素材とする容器本体1と、蓋7とから成る。
容器本体1は、角形の底面2の周縁に側壁3を起立して、上面が開口した箱型に形成され、容器本体1の上面は蓋7によって覆うようになっている。
図2に示すように、容器本体1の底面2には、4個のウェル4,4’が設けられる。ウェル4,4’は、それぞれ直径約16mm、高さ10mm程度で、上面が開口した円筒形に形成され、2個のウェル4は培養用であって、残り2個のウェル4’は洗浄用である。
図3及び図4に示すように、培養用のウェル4の底面には、それぞれ16個の細胞培養穴5が形成される。
図5に示すように、細胞培養穴5は、直径約1.4mm、深さ約1.7mmで、上面が開口した円筒形に形成される。
また、細胞培養穴5は、図3に示すように、縦4列横4列に配列され、細胞培養穴5の列群はウェル4の底面中心に対して偏った位置に配置されている。図2及び図3中、縦列における細胞培養穴5間の間隔は0.6mm、横列における細胞培養穴5間の間隔は0.4mmであり、最も左側の縦列とウェル4の内周左端部との距離は3.2mm、最も右側の縦列とウェル4の内周右端部との距離は6.0mmである。即ち、細胞培養穴5の列群は、ウェル4の底面中心に対して左側へ偏っている。
図5に示すように、細胞培養穴5は、直径約1.4mm、深さ約1.7mmで、上面が開口した円筒形に形成される。
また、細胞培養穴5は、図3に示すように、縦4列横4列に配列され、細胞培養穴5の列群はウェル4の底面中心に対して偏った位置に配置されている。図2及び図3中、縦列における細胞培養穴5間の間隔は0.6mm、横列における細胞培養穴5間の間隔は0.4mmであり、最も左側の縦列とウェル4の内周左端部との距離は3.2mm、最も右側の縦列とウェル4の内周右端部との距離は6.0mmである。即ち、細胞培養穴5の列群は、ウェル4の底面中心に対して左側へ偏っている。
このように細胞培養穴5を一側へ偏って配置すると、ピペットを用いて細胞培養穴5へ細胞及び培養液を投入する際に、細胞培養穴5の列群が利き手と逆側に位置するよう容器本体1を設置し、利き手で持ったピペットを傾斜させてその先端を細胞培養穴5へ合わせることができるので、ピペットの先端を目で確認しながら、ピペットを安定して操作することが可能となる。
図3に示すように、培養用のウェル4の底面には、各細胞培養穴5に臨んだ位置に、細胞培養穴5を特定する数字、英文字等の符号6をそれぞれ表示してある。
従って、一目見ただけで細胞培養穴5を識別でき、細胞培養穴とそこで培養されている細胞との対応関係を明らかにしておけば、簡単に個々の細胞を区別できる。
なお、容器本体1の底面2或いは側壁3の上面において、各ウェル4,4’に臨んだ位置には、ウェル4,4’を特定する符号6’をそれぞれ表示すると良い。
従って、一目見ただけで細胞培養穴5を識別でき、細胞培養穴とそこで培養されている細胞との対応関係を明らかにしておけば、簡単に個々の細胞を区別できる。
なお、容器本体1の底面2或いは側壁3の上面において、各ウェル4,4’に臨んだ位置には、ウェル4,4’を特定する符号6’をそれぞれ表示すると良い。
この細胞培養容器を用いて細胞を培養するには、ミネラルオイルを用いずに、細胞と培養液をウェル4の細胞培養穴5に投入する。この時、細胞の採取状況、採取時期等の種類ごとにウェル4を分け、一つの細胞培養穴5には基本的に一つの細胞を投入して、各細胞を区別する。
培養後、或いは、培養液の交換時には、細胞を細胞培養穴5から取り出して洗浄用のウェル4’に移動し、適宜培養液等を用いて洗浄する。
培養後、或いは、培養液の交換時には、細胞を細胞培養穴5から取り出して洗浄用のウェル4’に移動し、適宜培養液等を用いて洗浄する。
図6及び図7は、本発明の実施例2を示す。
細胞培養装置において、培養用のウェル4の底面に設けられた細胞培養穴5は、底部に近づくに従って径小となるテーパー状に形成される。細胞培養穴5の上面開口部の直径は約1.4mm、底部の直径は約0.8mm、高さは約1.7mmである。
細胞培養穴5を上面開口部が径大なテーパー状としたので、小さい細胞培養穴5であっても細胞及び培養液を投入しやすい。また、均一な太さの円筒形に比べて影や反射する部分が生じ難いので、培養中の細胞を顕微鏡で観察しやすい。
その他の構成、及び、培養方法は実施例1とほぼ同様なので、詳細な説明は省略する。
細胞培養装置において、培養用のウェル4の底面に設けられた細胞培養穴5は、底部に近づくに従って径小となるテーパー状に形成される。細胞培養穴5の上面開口部の直径は約1.4mm、底部の直径は約0.8mm、高さは約1.7mmである。
細胞培養穴5を上面開口部が径大なテーパー状としたので、小さい細胞培養穴5であっても細胞及び培養液を投入しやすい。また、均一な太さの円筒形に比べて影や反射する部分が生じ難いので、培養中の細胞を顕微鏡で観察しやすい。
その他の構成、及び、培養方法は実施例1とほぼ同様なので、詳細な説明は省略する。
図8及び図9は、本発明の実施例3を示す。
この細胞培養容器は、顆粒膜細胞のついた卵のような比較的大きい細胞を培養するのに適しており、培養用のウェル4の底面には、4個の細胞培養穴5が縦横2列に設けられる。これらの細胞培養穴5は、底部に近づくに従って径小となるテーパー状に形成される。細胞培養穴5の上面開口部の直径は約5.0mm、底部の直径は約4.0mm、高さは約2.0mmである。
また、細胞培養穴5は大きいので、ピペット操作のために一側へ偏らせる必要は無く、隣接する細胞培養穴5間の距離は10mm、縦列及び横列からこの列に直交するウェル内径端部までの距離は25mmとしてある。
その他の構成は実施例1及び2とほぼ同様である。
この細胞培養容器は、顆粒膜細胞のついた卵のような比較的大きい細胞を培養するのに適しており、培養用のウェル4の底面には、4個の細胞培養穴5が縦横2列に設けられる。これらの細胞培養穴5は、底部に近づくに従って径小となるテーパー状に形成される。細胞培養穴5の上面開口部の直径は約5.0mm、底部の直径は約4.0mm、高さは約2.0mmである。
また、細胞培養穴5は大きいので、ピペット操作のために一側へ偏らせる必要は無く、隣接する細胞培養穴5間の距離は10mm、縦列及び横列からこの列に直交するウェル内径端部までの距離は25mmとしてある。
その他の構成は実施例1及び2とほぼ同様である。
この細胞培養容器を用いて顆粒膜細胞のついた卵を培養するには、卵を培養用ウェル4の細胞培養穴5に一つずつ投入する。そして、精子を加えて受精させた後、精子が出す酵素によって顆粒膜細胞が溶かされるまで、ミネラルオイルで被覆せずに培養する。
次に、胚を細胞培養穴5から取り出し、洗浄用のウェル4’に移動して洗浄してから、実施例1又は実施例2に記載した細胞培養容器の細胞培養穴5へ移し変え、培養液を交換してミネラルオイルを用いずに培養する。
次に、胚を細胞培養穴5から取り出し、洗浄用のウェル4’に移動して洗浄してから、実施例1又は実施例2に記載した細胞培養容器の細胞培養穴5へ移し変え、培養液を交換してミネラルオイルを用いずに培養する。
1 容器本体
2 底面
3 側壁
4 培養用ウェル
4’ 洗浄用ウェル
5 細胞培養穴
6,6’ 符号
7 蓋
2 底面
3 側壁
4 培養用ウェル
4’ 洗浄用ウェル
5 細胞培養穴
6,6’ 符号
7 蓋
Claims (4)
- 上面が開口した容器本体と、該容器本体の上面を覆う蓋とから成り、前記容器本体中に複数のウェルを設け、少なくとも一部のウェルの底面に、複数の細胞培養穴を形成したことを特徴とする細胞培養容器。
- 前記細胞培養穴は、底部に近づくに従って径小となるテーパー状に形成されている請求項1に記載された細胞培養容器。
- 前記細胞培養穴は縦横複数列に配列されると共に、ウェルの底面中心に対して一側へ偏って配置されている請求項1又は2に記載された細胞培養容器。
- 各細胞培養穴に臨んだ位置において、前記ウェルの底部には、前記細胞培養穴を特定する符号がそれぞれ表示されている請求項1〜3のいずれかに記載された細胞培養容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006003516A JP2007185110A (ja) | 2006-01-11 | 2006-01-11 | 細胞培養容器 |
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JP2006003516A Pending JP2007185110A (ja) | 2006-01-11 | 2006-01-11 | 細胞培養容器 |
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- 2006-01-11 JP JP2006003516A patent/JP2007185110A/ja active Pending
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