JP2009049239A - Led発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズ面の焦点位置が変動できる構成のLED発光装置を得る。
【解決手段】 レンズ体11に段状の複数の段付ピン13A、13Bを設ける。この段付ピン13A、13Bは段部の数が少なくとも1つ有した段付ピンで、段部の形状が同一形状、同一寸法である段付ピンがレンズ面12を挟んで対向する位置に少なくとも一対有する。また、段部の数の異なるものが少なくとも2種有する。基板1にはレンズ体11の段付ピン13A、13Bと係合する複数の孔2A、2Bを設ける。そして、レンズ体11の段付ピン13A、13Bの所定のピン径と該ピン径に適合する基板の孔2A、2Bを係合させることによってレンズ面の焦点位置が決まる。また、レンズ体を回転させて段付ピンに係合する孔を変えることによってレンズ面の焦点位置を変動させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、LED発光装置に関し、特に、レンズを備えて集光性を高めたLED発光装置に関する。
今日、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)はパソコンなどのコンピュータ分野、ファクシミリや携帯電話などの通信機器分野、複写機やプリンタなどの事務用機器分野、冷蔵庫や電子レンジなどの家電製品分野など、様々な分野の製品に用いられてきている。
また、LEDは小型であることから、レンズなどの集光機能を付加してカメラ機能付き携帯電話機のフラッシュ光源としても利用されてきている。レンズとLEDを組み合わせてフラッシュ光源として用いるLED発光装置の従来技術の構造としては、例えば、下記の特許文献1に示された構造のLED発光装置もその一つに挙げられる。
特開2004−327955号公報
図21、図22は上記特許文献1に示されたLEDランプの要部断面図と回路基板に実装された発光体の平面図である。特許文献1に示されたLEDランプ141は回路基板122に発光体127が設けられ、発光体127の外周域を囲うようにしてすり鉢状の凹部132をなして反射面133を有した反射枠体131を設け、その上にレンズであるところの凸面146を設けたレンズ体144を設けた構成をなしている。そして、レンズ体144と発光体127との間に空気層140を設け、この空気層140とつながる空気孔145を設けた構造を取っている。
また、回路基板122上に設けた発光体127は3個のLED素子128a、128b、128cを設けており、LED素子128aは回路基板122に配設したアノード電極A1、カソード電極K1とボンディングワイヤを介して接続され、同様にして、LED素子128bは回路基板122に配設したアノード電極A2、カソード電極K2とボンディングワイヤを介して接続され、LED素子128cは回路基板122に配設したアノード電極A3、カソード電極K3とボンディングワイヤを介して接続されている。そして、3個のLED素子128a、128b、128cを透明な樹脂材129で封止した構成をなしている。
特許文献1によれば、このような構成をなすことにより、3個のLED素子から出射される光は反射枠体131の反射面133からの反射により発光体127の正面方向の発光輝度が各段と向上し、更に、レンズ体144の凸面146で集光されるので正面方向への放射光量のアップが図れるとしている。また、レンズ体144の下に空気層140を設けることで屈折率の変化により集光性をより高めることができるとされている。
ところで、フラッシュ光源として用いるLEDランプは照明体(被照明物のことを云い、以降、照明体と云う)をより明るく照明することが求められる。そのため、LEDランプのレンズからの出射光は照明体に向かって平行に出射する平行光線や照明体に集光する集光光線などの配光特性を持った光が出射するようなランプ構造を取ることが必要とされ、レンズの焦点位置と発光体の配設位置との位置関係を考慮した構造を取ることが求められる。引用文献1の構造の下においては、レンズ体144の焦点方向の位置が発光体127の位置から大きくずれているような場合は配光特性が悪化してしまう。
また、LEDの構造やLEDの実装構造の相異によって、目標とする配光特性が得られないことも多く、このような場合は、LEDの構造やLEDの実装構造に合わせて目標とする配光特性が得られるレンズ体を個々に用意する必要があった。レンズ体は射出成形方法で形成していることから、レンズ体の金型も個々に製作する必要があった。このため、レンズ体の金型を数多く用意する必要があり、金型コストの面で非常に高くなると云う問題を有する。
本発明は、上記の課題に鑑みて成されたもので、LEDの構造やLEDの実装構造の相異に余り影響を受けずに汎用して用いることのできるレンズ体を備えたLED発光装置の構成を見出して金型の種類を最小限に押さえて金型コストのダウンを図ると共に、目標とする配光特性を持った出射光を得て照明体を明るく照明することを目的とするものである。
上記の課題を解決するための手段として、本発明の請求項1に記載のLED発光装置の特徴は、基板上に発光素子と封止樹脂からなる発光層を設けて形成したLEDの光出射側の上部にレンズ面を有するレンズ体を備えて、前記基板をマザーボードに実装するLED発光装置において、前記基板と前記レンズ体に、又は、前記マザーボードと前記レンズ体に前記レンズ面の焦点位置を変動できるレンズ焦点位置変動手段を設けたことを特徴とするものである。
この発明によれば、基板とレンズ体に、あるいは、マザーボードとレンズ体にレンズ焦点位置変動手段を設けてレンズ面の焦点位置が変動できるようにすれば、レンズ面の焦点位置とLEDの発光層の位置との位置関係を自由に制御することができる。つまり、レンズ面の焦点位置の自由な制御によって、レンズ面の正面方向に集光する配光特性を持った出射光量を増やすことができるようになり、レンズの正面方向での光度を高める効果を生む。そして、照明体を明るく照明することができる。
また、本発明の請求項2に記載のLED発光装置の特徴は、前記基板と前記レンズ体との間に、すり鉢状の中空部を有して内周面が反射面をなした反射枠を設けたことを特徴とするものである。
この発明によれば、発光素子の外周域を反射枠で囲う構造をなすと共に反射枠がレンズ体に隣接する配置構造をなす。発光素子を反射枠の反射面で囲い、そして、レンズ体が反射面に隣接することで、発光素子からの出射光で反射枠の反射面に入射する光はその反射面で反射されてレンズ体のレンズ面に入射する。損失する光は非常に少なくなって光の利用効率が高められ、集光する光量が増えて光度が高められる。
また、本発明の請求項3に記載のLED発光装置の特徴は、前記基板に代えて前記反射枠と前記レンズ体に前記レンズ面の焦点位置を変動できるレンズ焦点位置変動手段を設けたことを特徴とするものである。
この発明によれば、反射枠とレンズ体は隣接配置構造をなし、基板とレンズ体は反射枠を挟んで離れた配置構造となる。基板に代えて反射枠とレンズ体の隣接構成部品にレンズ焦点位置変動手段を設けることにより変動手段そのものの構造が安定し、得られる品質も安定する。また、変動手段そのものの構造も小型にできるメリットも生む。また、LED発光装置の組立上で反射枠とレンズ体のユニット化も可能になり、品質安定と歩留まり向上などの効果も生む。
また、本発明の請求項4に記載のLED発光装置の特徴は、前記レンズ焦点位置変動手段は前記レンズ体に設けた段状の複数の段付ピンと前記基板又は前記マザーボード、又は反射枠に設けた前記段付ピンと係合する複数の孔とからなり、前記段付ピンの所定のピン径と該ピン径に適合する孔を係合させることによって前記レンズ面の焦点位置が決まることを特徴とするものである。
この発明によれば、レンズ焦点位置変動手段はレンズ体に設けた段状の複数の段付ピンと、この段付ピンと係合する基板又はマザーボード、又は反射枠に設けた複数の孔とからなる。そして、段付ピンの所定のピン径と該ピン径に適合する孔を係合させることによってレンズ面の焦点位置が決まる。段付ピンは形状的にシンプルであり、また、レンズ体と射出成形時に一体的に形成することができるので形成が非常に容易である。また、基板やマザーボード、反射枠に設ける孔も形状がシンプルであるので形成が容易である。例えば、基板をMID(Molding Interconnect Device)基板で形成すると孔を含めて一体的に形成することができる。反射枠に設ける場合も射出成形方法などで孔を含めて一体的に形成できる。何れも形成が容易であることからコスト的にも安くできる。また、所定のピン径に適合する孔を選んでピンと孔を係合させることで焦点位置が決まるので作業方法が簡単である。構造がシンプルであることから安いコストでレンズ焦点位置変動の構造が得られる。
また、本発明の請求項5に記載のLED発光装置の特徴は、前記段付ピンは、段部の数が少なくとも1つ有した段付ピンであり、該段部の形状が同一形状、同一寸法である段付ピンが前記レンズ面を挟んで対向する位置に少なくとも一対有することを特徴とするものである。
この発明によれば、レンズ焦点位置は少なくとも2箇所で支持されて、レンズ体と基板、あるいは、レンズ体とマザーボード、あるいは、レンズ体と反射枠の平行性は保持される。このため、レンズ焦点位置は容易に動くことがなく、また、発光層の垂直方向に対してレンズ体のレンズ面が傾いたり、横にずれたりすることが起きない。常時安定した状態の集光特性が得られる。
また、本発明の請求項6に記載のLED発光装置の特徴は、前記段付ピンは、段部の数の異なるものが少なくとも2種有することを特徴とするものである。
この発明によれば、段部の数の異なるものが少なくとも2種有することは、例えば、段部が1段の段付ピンと段部が2段の段付ピンの2種類の段付ピンが設けられていると、レンズ焦点位置は1段の段付ピンで設定される位置と、2段の段付ピンで設定される位置の2箇所得られる。つまり、レンズ焦点位置を2箇所に変動して設定することができる。また、段部の数の異なるものが3種あるとレンズ焦点位置を3箇所に変動できる。焦点位置が変動できることでLEDの構造やLEDの実装構造などに拘わらず汎用可能なレンズ体が得られる。
また、本発明の請求項7に記載のLED発光装置の特徴は、前記レンズ体を所定の方向に向けて前記レンズ体の段付ピンと前記基板又は前記マザーボード、又は前記反射枠の孔を係合させることによって前記レンズ面の第1の焦点位置が決まり、前記レンズ体を所定の方向から90°回転した方向で前記レンズ体の段付ピンと前記基板又は前記マザーボード、又は前記反射枠の孔を係合させることによって前記レンズ面の第2の焦点位置が決まり、前記レンズ体を90°回転させることによって変動できる焦点位置が2箇所得られることを特徴とするものである。
この発明によれば、変動できる焦点位置が2箇所得られる。変動できる変動量は段部の段差寸法で決められるので変動量の設定は自由に決められる。LEDの構造やLEDの実装構造が異なる2つの種類にレンズ体の共通使用が可能になる。また、変動できる焦点位置が2箇所の場合は段付ピンの数も少なくて良いので製作面での容易さや品質面での安定性などの効果を得る。
また、本発明の請求項8に記載のLED発光装置の特徴は、前記レンズ体を所定の方向に向けて前記レンズ体の段付ピンと前記基板又は前記マザーボード、又は前記反射枠の孔を係合させることによって前記レンズ面の第1の焦点位置が決まり、前記レンズ体を所定の角度回転した方向で前記レンズ体の段付ピンと前記基板又は前記マザーボード、又は前記反射枠の孔を係合させることによって前記レンズ面の第2の焦点位置が決まり、順次前記レンズ体を所定の角度回転させて前記レンズ体の段付ピンと前記基板又は前記マザーボード、又は前記反射枠の孔を係合させることによって変動できる焦点位置が複数得られることを特徴とするものである。
この発明によれば、変動できる焦点位置が複数得られる。微少範囲での変動も可能になり、また、LEDの構造やLEDの実装構造が異なるものでも広く対応できるようになる。
また、本発明の請求項9に記載のLED発光装置の特徴は、前記発光素子は前記基板上に少なくとも1個搭載していることを特徴とするとするものである。
この発明によれば、発光素子が1個でも適用できるし、また、複数個用いた場合でも適用できる。発光素子の個数が増えることでレンズ面から集光して出射する出射光量が増え、光度を高められて明るさが増す。
以上、それぞれの発明の構成の下での作用・効果を詳細に説明したが、本発明によれば、レンズ体はLEDの構造やLEDの実装構造などに影響を受けずに汎用して用いることができる。そして、金型のコストダウンの効果を生む。また、レンズによる集光特性を高めて光度が高く、明るい発光装置が得られる。また、副次的には在庫削減などの効果も生むことができる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態と云う)について図を用いながら説明する。
(第1実施形態)
最初に、図1〜図6を用いて本発明の第1実施形態に係るLED発光装置を説明する。なお、図1は本発明の第1実施形態に係るLED発光装置の平面図、図2は図1におけるLED発光装置の要部断面図、図3は図2におけるLEDの平面図、図4は図1におけるレンズ体の裏面図、図5は第1実施形態に係るLED発光装置の作用・効果を説明する模式的に示した説明図、図6は焦点位置を変えたときの要部断面図を示している。
第1実施形態に係るLED発光装置20−1は、図2に示すように、基板1上に発光層5を設けたLED10と、LED10の光出射側(上面側)に設けた凸なるレンズ面12を有するレンズ体11とから構成している。
レンズ体11は、図1、図4に示すように、正四角形なる形状をなしており、上面の光出射側の面には凸球面状のレンズ面12を設けており、下面(裏面)側の四隅には第1の段付ピン13Aと第2の段付ピン13Bからなる2種類の段状の段付ピンを設けている。この第1の段付ピン13Aはレンズ面12を挟んで対向して一対あり、同様に、第2の段付ピン13Bもレンズ面12を挟んで対向して一対ある。対向して設けられた一対の第1の段付ピン13Aは同一形状、同一寸法をなしており、一対の第2の段付ピン13Bも同様に同一形状、同一寸法をなしている。そして、それぞれ一対からなる2種類の段付ピンは同一間隔の配置をなしている。
第1の段付ピン13Aは、図2に示すように、レンズ体11の下面(裏面)側から1段目の段部13a1、2段目の段部13a2、3段目の段部13a3からなっており、それぞれピン径を異にして繋がって下面側から突出している。一方、第2の段付ピン13Bは1段目の段部13b1、2段目の段部13b2からなっており、ピン径を異にして下面側から突出している。
なお、第1の段付ピン13Aの1段目の段部13a1の段差(丈)寸法は第2の段付ピン13Bの1段目の段部13b1の段差(丈)寸法と同一寸法をなしており、また、第1の段付ピン13Aの3段目の段部13a3のピン径と第2の段付ピン13Bの2段目の段部13b2のピン径は同一寸法をなしている。
レンズ面12と一対の第1の段付ピン13A、一対の第2の段付ピン13Bを設けたレンズ体11はアクリル樹脂やポリカーボネイト樹脂などの耐熱性、耐衝撃性、耐光性などに優れた透明樹脂を用いて射出成形方法で形成することができる。また、シリコン樹脂で形成することもでき、シリコン樹脂を用いたレンズ体11は長期信頼性の高い長寿命のレンズ体が得られる。
次に、LED10は基板1上に発光層5を設けた構成をなすが、図3に示すように、基板1上に3個の発光素子6a、6b、6cが絶縁性接着剤を介して搭載されている。第1実施形態では、3個の発光素子6a、6b、6cは白色発光の素子を用いているが、白色に限らず他の発光色のものでも構わない。また、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3種類の発光素子を用いたものでも構わない。R、G、Bの発光素子を用いると混色によって白色発光が得られる。発光素子は仕様に応じて選択すると良い。また、発光素子の数は求める明るさなどに応じて設定すると良い。
基板1には電極が設けられている。3つの発光素子のそれぞれに、発光素子のアノード電極と導通を取るためのアノード用電極と発光素子のカソード電極と導通を取るためのカソード用電極が設けられている。発光素子6aにはアノード用電極3A1、カソード用電極3K1が形成され、ボンディングワイヤ7を介して接続されている。同様に、発光素子6bにはアノード用電極3A2、カソード用電極3K2が形成され、発光素子6cにはアノード用電極3A3、カソード用電極3K3が形成されている。そして、ボンディングワイヤ7を介して接続されている。
ボンディングワイヤ7を介してそれぞれの電極と接続された3つの発光素子6a、6b、6cは封止樹脂8によって封止されている。そして、この3つの発光素子6a、6b、6cとボンディングワイヤ7と封止樹脂8とで発光層5を構成している。
基板1はガラスエポキシ樹脂やBTレジンなどから形成しており、第1実施形態においては、レンズ体11と同じ大きさの正四角形の形状をなしている。そして、上記で述べた電極の他に、四隅に孔2Aと孔2Bをそれぞれ対向して一対設けている。孔2Aはレンズ体11に設けた第1の段付ピン13Aの2段目の段部13a2のピン径と係合する孔で、適度の係合代を持った孔径をなしている。また、孔2Bはレンズ体11に設けた第2の段付ピン13Bの2段目の段部13b2のピン径と係合する孔で、適度の係合代を持った孔径をなしている。なお、この孔2Bは第1の段付ピン13Aの3段目の段部13a3のピン径とも係合する。
係合方法としては接着整合による係合、嵌合による係合などの方法が取れるが、作業性や品質の安定性などの面から見ると接着整合による係合方法の方が好ましい。
なお、基板1をMID基板で構成すると孔2A、2Bは射出成形で形成することができる。
次に、レンズ体11と基板1との組付けについて図2を用いて説明する。レンズ体11の一対の第1の段付ピン13Aは基板1の一対の孔2Aと係合している。これは、第1の段付ピン13Aの2段目の段部13a2のピン径が孔2Aと係合できる寸法をなしていることによる。また、レンズ体11の一対の第2の段付ピン13Bは基板1の一対の孔2Bと係合している。これは、第2の段付ピン13Bの2段目の段部13b2のピン径が孔2Bと係合できる寸法をなしていることによる。このように、レンズ体11の一対の第1の段付ピン13Aは基板1の一対の孔2Aと係合し、一対の第2の段付ピン13Bは基板1の一対の孔2Bと係合する。そして、レンズ体11と基板1は四隅の4箇所で固定される。
以上の構成をなしたLED発光装置の作用・効果を図5でもって説明する。図5において、Pはレンズ面12の焦点位置を示している。第1実施形態においては、焦点位置Pは発光層5の部位の位置にくるように設定している。矢印で示した線は発光層5の部位に位置された焦点位置Pから出射した出射光の進路を示している。レンズ面12から外に出射するときには平行光線となって出射する。レンズ面12の焦点位置Pが発光層5の部位にくるとレンズ面12から出射する平行光線の光量が多くなる。そして、平行光線の出射量が多くなってレンズ面12の正面方向での光度が高められ、明るさが増して照明体(被照明物)を明るく照明する。
一般に、照明体をより明るく照明するには照明体に多くの光量が集光するようにすることが必要で、例えば、照明体に平行光線を与える方法や照明体に集光する集光光線を与える方法などが取れる。第1実施形態では、発光層の部位にレンズ面の焦点位置を持ってくることで平行光線の光量が多く現れるようにし、レンズ面12から出射する平行光を増すことで光度を高め、明るさを増すようにしている。
なお、レンズ体11に設ける第1の段付ピン13Aと第2の段付ピン13Bは発光層5の位置から遠のいた位置に持ってくるのが好ましく、その意味で、第1実施形態においては、レンズ体11の四隅の角部に設けている。第1の段付ピン13Aや第2の段付ピン13Bからの反射光の影響度合いをできるだけ少なくしている。
図5において、h1は第1の段付ピン13Aの1段目の段部13a1、第2の段付ピン13Bの1段目の段部13b1の段差(丈)寸法を示しており、段部13a1の段差(丈)寸法と段部13b1の段差(丈)寸法は同一寸法をなしている。これにより、レンズ体11は基板1や発光層5と平行に、そして、レンズ面12の中心が発光層5の中心の位置に配される。レンズ体11が発光層5と平行に配されることでレンズ面12の傾きが起きず、レンズ面12での正常な屈折が起きてレンズ面12の正面方向に平行光が出射する。また、レンズ面12の中心が発光層5の中心の位置に配されることでレンズ面12に入射する光量が増え、光の利用効率が高められる。
レンズ面12の焦点位置は球面の曲率半径、レンズ体11の材料の屈折率などによって決まる。また、レンズ面12の焦点位置に対する発光層5の位置との位置関係は、図2に示す構造の下においては、段部13a1と段部13b1の段差寸法h1が関係してくる。段差寸法h1はLEDの構造や加工精度、後述する焦点距離の変動量、等々を考慮して適宜に設定するようにする。
レンズ面12の焦点位置はレンズ体11の第1の段付ピン13A、第2の段付ピンと係合する基板1の孔を変えることによって焦点位置を変えることができる。焦点位置を変えたときの状態を図6でもって説明する。
図2に示すレンズ体11を90°回転すると図6に示すレンズ体11の配置構造が得られる。図6において、レンズ体11の第1の段付ピン13Aが基板1の孔2B側に配置され、第2の段付ピン13Bが基板1の孔2A側に配置される。そして、第1の段付ピン13Aの3段目の段部13a3のピン径が基板1の孔2Bに係合する。一方、孔2A側の第2の段付ピン13Bは2段目の段部13bのピン径が孔2Aの孔径に対して小さいので浮いた状態でフリーの状態になる。
しかしながら、基板1の孔2Bと係合する第1の段付ピン13Aは、図4に示すように、対角上に一対あり、また、孔2Bも、図3に示すように、対角上に一対あるので、レンズ体11は基板1と対角の2箇所で固定されて支持されることになる。このため、2箇所で支持されることで確実な固定が得られ、また、レンズ体11と基板1並びに発光層5との平行性は維持される。
図6において、h2は第1の段付ピン13Aの2段目の段部13a2の段差(丈)寸法を示している。レンズ面12の焦点位置Pは、図5に示した構造と比較すると、発光層5からh2寸法分だけ上側に上がった位置にくる。焦点位置Pが発光層5より上側の位置にくると、レンズ面12で屈折する光はレンズ面12の中心軸に向かって屈折する光が多く現れるようになる。つまり、レンズ面12の中心軸に集光する光量が増える。この場合に照明体との距離関係が影響するが、その集光光量が照明体に集光するようになると照明体の明るさは増大する。
LEDの構造が異なるものであっても、h2の寸法を適宜に設定して焦点位置を設定することで、平行光線や集光光線などの配光特性を持つ出射光を得ることができる。
図6に示す構造は、図2で示したレンズ体11の配置方向に対してレンズ体11を丁度90°回転した配置方向での構造になっており、図5で示した焦点位置Pを第1の焦点位置とすると、図6で示すように、レンズ体11を90°回転してレンズ体11と基板1とを組付けることによって第2の焦点位置Pが得られる。このように、レンズ体11を90°回転してレンズ体11と基板1とを組付けることによって変動できる焦点位置は図5と図6で示す2箇所が得られる。
焦点位置Pの位置変動できる量は第1の段付ピン13Aの2段目の段部13a2の段差寸法h2で決まる。この段差寸法h2は適用するLEDの構造、加工精度、目標とする配光特性等々を考慮して設定するようにする。
以上述べたように、第1実施形態においては、レンズ体11に2種類の段付ピン13A、13Bをそれぞれ一対設け、また、基板1に段付ピン13A、13Bと係合する2種類の孔2A、2Bを設けてレンズ体11の組付け方向を変えることによってレンズ面12の焦点位置は2箇所に変動できる。つまり、レンズ体11の2種類の段付ピン13A、13Bと基板1の2種類の孔2A、2Bはレンズ面12の焦点位置を変動できるレンズ焦点位置変動手段としての働きをなしている。
また、以上の構成をなすことにより、レンズ面の焦点位置を2箇所に変動でき、1種類のレンズ体で2つの異なる構造のLEDに適用することができる。つまり、レンズ体の部品共用が可能になる。従って、2種類のレンズ体を作る必要がなく、レンズ体の成形金型のコストダウンが可能になる。また、部品の共用で在庫削減などの効果も得る。更に、平行光の出射光量が増えるのでレンズ面の正面方向の光度が高められ、明るい照明が得られる。また、段付ピンの形状や孔の形状は非常に簡単(シンプル)な形状であるため金型の製作や射出成形での部品製作も容易となり、品質面での安定性も得られる。また、レンズ体と基板との組付けは静合接着作業でできるので作業が容易である。
なお、第1実施形態においては、発光素子を3個用いてLEDを構成したが、発光素子は特に3個に限るものではなく、1個でも2個でも良く、また、4個以上用いても良いものである。数を多く用いると光度が高められて明るさが増すようになる。また、第1実施形態においては、3個の発光素子それぞれにアノード用電極、カソード用電極を基板に設けた構成を取ったものであるが、アノード用電極とカソード用電極はそれぞれ1つ設けて、並列的な接続方法を取って電極を共用する構成にすることも可能である。
また、図6においては、レンズ体11を90°回転した位置での図5に示した基板1との係合構造を示したものであるが、構造の異なるLEDを用いる場合においては、第1の段付ピン13Aの3段目の段部13a3のピン径に係合する孔と第2の段付ピン13Bの2段目の段部13b2のピン径に係合する孔を設けた基板を用いれば良い。つまり、第1の段付ピン13Aの3段目の段部13a3のピン径と第2の段付ピン13Bの2段目の段部13b2のピン径とは同じ寸法であるから、同じ孔径の孔を四隅に設けた基板を用いれば良い。四隅の4箇所で基板とレンズ体11を固定することで図6で示した係合構造より更に固定力の強い安定した係合構造が得られる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るLED発光装置について図7を用いて説明する。なお、図7は本発明の第2実施形態に係るLED発光装置の要部断面図を示している。第2実施形態のLED発光装置は前述の第1実施形態のLED発光装置20−1に反射枠を設けた構成をなす。
図7において、前述の第1実施形態での構成部品と同じ仕様をなす構成部品は同一符号を付している。図7より、第2実施形態のLED発光装置20−2は、レンズ体11と基板1との間に、発光層5の周りを囲うようにテーパ斜面なる反射面15Cを有したリング状の反射枠15を配設している。そして、反射枠15の上側にレンズ体11を配設し、基板1と固定している。
レンズ体11、基板1などについては前述の第1実施形態で詳しく説明したのでここでの説明は省略し、ここでは反射枠15を主体に説明する。
第2実施形態での反射枠15は中央にすり鉢状の中空部15Dを有したリング状の形状をなし、また、内周面はテーパ斜面なる反射面15Cを有している。
この反射枠15はアクリル樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などの耐熱性、耐衝撃性、耐光性、耐湿性、耐薬品性などに優れた樹脂でもって射出成形方法で形成し、内周面にはAl、Agなどの高反射率の金属膜を設けて高反射率の反射面15Cに仕上げている。
そして、この反射枠15は絶縁性接着剤などを介して基板1に接着固定している。
中空部15Dの中央にはLED10の発光層5が配置される。この反射枠15は発光層5から出射した光で反射枠15に入射する光やレンズ体11から反射される光を反射面15Cで反射させ、レンズ体11に入射させる働きをなしている。
反射枠15を設けることで、レンズ面12の正面方向に出射する出射光量が各段に増え、光の利用効率が高められて明るさを増す効果を得る。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るLED発光装置について図8〜図12を用いて説明する。なお、図8は本発明の第3実施形態に係るLED発光装置の平面図、図9は図8におけるB−B断面図、図10は図8におけるC−C断面図、図11の(a)はレンズ体の裏面図、図11の(b)は反射枠の平面図、図12は焦点位置を変えたときの要部断面図を示している。
第3実施形態に係るLED発光装置40は、図10に示すように、基板21上に発光層25を設けたLED30と、発光層25の外周に配置されてすり鉢状の中空部35Dを有して内周面が反射面35Cをなした反射枠35と、この反射枠35の上部に設けた凸球面状のレンズ面32を有するレンズ体31とから構成している。
レンズ体31は、図8、図10、図11の(a)に示すように、正四角形なる形状をなしており、上面側の光出射側に凸球面状のレンズ面32を設けており、裏面(下面)側に4つの外辺に沿って第1の段付ピン33Aと第2の段付ピン33Bを同一間隔に設けている。この第1の段付ピン33Aはレンズ面32を挟んで対角上に対向して一対(計2個)あり、第2の段付ピン33Bもレンズ面32を挟んで対向して三対(計6個)ある。対向して設けられた一対の第1の段付ピン33Aは同一形状、同一寸法をなしており、同様に、対向して設けられた三対の第2の段付ピン33Bも同一形状、同一寸法をなしている。
第1の段付ピン33Aは、図9に示すように、1段目の段部33a1と2段目の段部33a2と3段目の段部33a3の3つの段部を持っており、それぞれピン径を異にして繋がった形状をなしている。一方、第2の段付ピン33Bは1段目の段部33b1と2段目の段部33b2を持った形状をなしている。なお、第1の段付ピン33Aの1段目の段部33a1と第2の段付ピン33Bの1段目の段部33b1の段差(丈)寸法は同一寸法をなしている。また、第1の段付ピン33Aの3段目の段部33a3のピン径と第2の段付ピン33Bの2段目の段部33b2のピン径は同一寸法をなしている。この第1の段付ピン33Aや第2の段付ピン33Bはレンズ体31の射出成形での成形時に一体的に形成している。
LED30は基板21上に発光層25を設けた構成をなしている。第3実施形態での発光層25は前述の第1実施形態の発光層と同じ仕様のものから形成している。即ち、白色発光の発光素子を3個、基板21上に絶縁性接着剤を介して搭載し、また、基板21には発光素子のアノード電極、カソード電極と接続するアノード用電極、カソード用電極の三対を設け、それぞれ3個の発光素子とボンディングワイヤを介して電極と接続している。そして、封止樹脂でもって3個の発光素子を封止している。
この発光層25は反射枠35のすり鉢状の中空部35Dの中央の位置にくるように配置している。
反射枠35はアクリル樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などの耐熱性、耐衝撃性、耐光性、耐湿性、耐薬品性などに優れた樹脂でもって射出成形方法で形成している。図11の(b)に示すように、その中央部にはすり鉢状の中空部35Dを有し、内周面は高反射率の反射面35Cに仕上げている。また、4つの外辺に沿って、レンズ体31に設けた第1の段付ピン33A、第2の段付ピン33Bと同じ位置でもって孔径の異なる2種類の孔35A、35Bを設けている。
孔35Aは対角上の2つの隅に対向して一対(計2個)あり、孔35Bは対向して三対(計6個)設けている。孔35Aはレンズ体31の第1の段付ピン33Aの2段目の段部33a2のピン径と適度な係合代をもって係合する孔で、孔35Bは第2の段付ピン33Bの2段の段部33b2のピン径と適度な係合代をもって係合する孔になっている。また、この孔35Bは第1の段付ピン33Aの3段目の段部33a3のピン径とも適度な係合代をもって係合する。
この反射枠35は絶縁性接着剤を介して基板21上に固定される。
第3実施形態では、レンズ体31は反射枠35に組付け固定する構成をなしている。レンズ体31と反射枠35との固定は、図9に示すように、第1の段付ピン33Aと孔35Aとは2段目の段部33a2のピン径と孔35Aを係合し、第2の段付ピン33Bと孔35Bとは2段目の段部33b2のピン径と孔35Bを係合して固定している。つまり、8個の段付ピンが全て孔と係合している。そして、この時において、図示はしていないが、レンズ体31のレンズ面32の焦点位置は発光層25の部位、またはその近傍に位置するような構造をなしている。レンズ面32の焦点位置が発光層25の部位、またはその近傍に位置するような配置構造を取ることによって、レンズ面32からの平行光線の出射光が増す。
このような構造をなすことによって、反射枠35の反射面で反射された光がレンズ面32に入射するので光の利用効率は一段と高められる。そして、レンズ面32から出射する平行光線の光量も増大するので前述の第1実施形態での照明明るさより更に明るい照明が得られる。
レンズ面32の焦点位置はレンズ体31の第1の段付ピン33A、第2の段付ピン33Bと係合する反射枠35の孔を変えることによって焦点位置を変動することができる。図12はレンズ体31を90°回転させてレンズ体31と反射枠35とを係合させた構造を示している。即ち、図9で示したレンズ体31の位置をレンズ体31のみ90°方向を回転し、反射枠35と係合させた時の図9と同じ場所における構造を示したものである。
図12において、レンズ体31を90°回転すると、第1の段付ピン33Aの位置は図中左側の孔35Bの位置にくる。そして、孔35Bとは3段目の段部33a3のピン径が孔35Bと係合する。図中中央の孔35Bには第2の段付ピン33Bがくる。孔35Bは第2の段付ピン33Bの2段目の段部33b2のピン径が係合する孔になっているので、段部33b2のピンが途中まで入った状態で係合する。図中右側の孔35Aの位置には第2の段付ピン33Bがくる。孔35Aは第1の段付ピン33Aの2段目の段部33a2のピン径と係合する孔径をなすため第2の段付ピン33Bの2段目の段部33b2のピン径より大きい孔になっている。このため、第2の段付ピン33Bの2段目の段部33b2は孔35Aで保持されることなく宙に浮いたフリーの状態で配置される。
以上のことから、レンズ体31と反射枠35との係合位置は、図9の構造と比較すると、第1の段付ピン33Aの2段目の段部33a2の段差寸法分、反射枠35から上方に上がった位置で係合し、レンズ体31は反射枠35に固定支持される。段付ピンと孔との係合箇所は6箇所であるが、一対の第1の段付ピン33Aの対角上の2箇所で完全に落ち着きをもって密着係合されるのでレンズ体31は平行状態で安定した固定が行われる。
また、レンズ体31は、図9の構造と比較すると、第1の段付ピン33Aの2段目の段部33a2の段差寸法分、反射枠35から上方に上がった位置で固定されるため、図示はしていないが、レンズ面32の焦点位置は段部33a2の段差寸法分だけ位置が上に移動する。つまり、図9の構造におけるレンズ面32の焦点位置を第1の焦点位置とすると、レンズ体31を90°回転して組付けた位置におけるレンズ面32の第2の焦点位置は、第1の焦点位置より段部33a2の段差寸法分だけ上方に上がった位置に変動する。
第3実施形態においては、反射枠35を設けて、反射枠35とレンズ体31と係合させる構造を取った。反射枠35の反射面からの反射光がレンズ体31に入射し、そして、レンズ面32で屈折を起こして集光して出射する。反射枠35とレンズ体31が近接しているため反射面からの反射光の多くがレンズ面32に入射するようになり、損失する光量は少なくなって光の利用効率は高められる。また、平行光の光量も多くなり照明の明るさを増す効果を生む。
また、第3実施形態でのLED発光装置40の製造方法は次の2通りの方法が取れる。第1の方法は、LED30の基板21に貼付け固定した反射枠35にレンズ体31を係合固定してレンズ体を組付ける方法である。第2の方法は、前もってレンズ体31を係合固定した反射枠35をLED30の基板21に貼付け固定する方法である。レンズ体31の平行性などの品質面や作業の作業性から見ると、上記第2の方法が第1の方法より好ましいと云える。つまり、レンズ体31を反射枠35に組付けてユニット化し、そのユニットをLED30と貼付けてLED発光装置40を形成する方法が可能となり、作業の容易性や歩留まり向上などの効果を生むことができる。
また、焦点位置を変動した場合でも6箇所での係合構造が取れるので安定した強固な固定が得られる。なお、第3実施形態においては、第1の段付ピン33Aを2個、第2の段付ピン33Bを6個の計8個の係合構造を取ったが、前述の第1実施形態の如く段付ピンを4個設けた構造であっても何ら支障はないものである。
なお、第3実施形態におけるレンズ体31の2種類の段付ピン33A、33Bとこの2種類の段付ピンと係合する反射枠35の2種類の孔35A、35Bは、レンズ体31を90°回転して組付け位置を変えることによって焦点位置が変動して2箇所得られる。つまり、レンズ面32の焦点位置を変動させるレンズ焦点位置変動手段としての働きをなしている。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係るLED発光装置について図13〜図15を用いて説明する。なお、図13は本発明の第3実施形態に係るLED発光装置の要部断面図、図14は図13におけるマザーボードの要部平面図を示している。また、図15は図13に示すレンズ体の組付け位置を変えることによって別な発光装置の構造に適用した第4実施形態の応用例の要部断面図を示している。
第4実施形態のLED発光装置60は、図13に示すように、基板41と発光層45からなるLED50を開口穴57Cを設けたマザーボード57の下面57E側に取付け、マザーボード57の上面57D側に凸球面状のレンズ面52を有するレンズ体51を取付けた構成をなしている。LED50の発光層45はマザーボード57の開口穴57Cの中央に配置され、そして、開口穴57Cの上部に、つまり、発光層45の上部にレンズ体51のレンズ面52がくる配置形態をなしている。基板41とマザーボード57の取付けは半田付けなどを介して行われる。また、レンズ体51とマザーボード57との取付けは、レンズ体51に設けた第1の段付ピン53A、第2の段付ピン53Bと、マザーボード57に設けた孔57A、57Bとの係合によって固定している。
発光層45の中心部はほぼ開口穴57Cの中心部に配置され、また、発光層45の中心部はレンズ面52の中心部の軸上にくるように配置されている。また、凸球面状をなすレンズ面52の焦点位置は発光層45の部位、またはその近傍の位置にくるようになっている。
レンズ体51は、前述の第1実施形態でのレンズ体の構成と同様な構成をなしている。つまり、正四角形の形状をなしており、光出射面側に凸球面なるレンズ面52を有している。また、裏面側(下面側)の四隅には第1の段付ピン53Aが対角上に対向して一対有し、同様に、第2の段付ピン53Bが対角上に対向して一対有している。
段付ピン53Aは1段目の段部53a1、2段目の段部53a2、3段目の段部53a3とからなっている。また、第2の段付ピン53Bは1段目の段部53b1と2段目の段部53b2とからなっている。
そして、ここでの第1の段付ピン53Aの3段目の段部53a3のピン径は第2の段付ピン53Bの2段目の段部53b2のピン径と同じ寸法をなしている。また、第1の段付ピン53Aの1段目の段部53a1と第2の段付ピン53Bの1段目の段部53b1の段差(丈)寸法は同じ寸法をなしている。
次に、マザーボード57は、図14に示すように、LED50の発光層45が配置される開口穴57Cが設けられ、開口穴57Cの周り4箇所、正四角形をなす位置に、一対の孔57Aと一対の孔57Bが設けられている。一対の孔57Aは第1の段付ピン53Aの2段目の段部53a2のピン径が係合する孔で、一対の孔57Bは第2の段付ピン53Bの2段目の段部53b2のピン径が係合する孔になっている。なお、孔57Bは第1の段付ピン53Aの3段目の段部53a3のピン径が係合できる孔にもなっている。
図13において、レンズ体51の一対の第1の段付ピン53Aの2段目の段部53b2のピン径とマザーボード57の一対の孔57Aと係合し、一対の第2の段付ピン53Bの2段目の段部53b2のピン径と一対の孔57Bとが係合してマザーボード57にレンズ体51が組付け固定される。図13において、Pはレンズ面52の焦点位置を示している。レンズ体51がマザーボード57に固定された状態においては、レンズ面52の焦点位置Pは発光層45の部位、またはその近傍の位置にくるようになっている。
第4実施形態においては、発光層45は前述の第1実施形態で用いた発光層と同じ仕様のものを用いている。上記の構成をなすLED発光装置60は、レンズ面52の焦点位置が発光層45の部位、または近傍の位置にきていることで、レンズ面52から出射する平行光線の光量が多くなり、レンズ面12の正面方向での光度が高められて明るさが増す。
また、レンズ体51をLEDに配設できない構造の場合は、上記の構造を取ることによってLEDに配設した構造のものと同じ効果を得ることができる。
次に、第4実施形態の応用として、レンズ体51の組み付け位置を変えることによって別な発光装置の構造に適用した応用例を図15を用いて説明する。図15に示すLED発光装置80は、マザーボード77の上面側に基板61と発光層65からなるLED70が設けられている。また、マザーボード77にはレンズ体51が設けられている。ここでのレンズ体51は図13で示したレンズ体51を90°方向を回転させてマザーボード77に組付けている。
マザーボード77には、LED70から外れた位置にあって、レンズ体51を90°方向を回転する前の状態での一対の第1の段付ピン53Aと一対の第2の段付ピン53Bに対応した位置に、それぞれ一対の孔77A、77Bを設けている。
ここで、レンズ体51を90°回転させると、孔77Bの所にレンズ体51の第1の段付ピン53Aがくる。また、孔77Aの所には第2の段付ピン53Bがくる。
そして、孔77Bにはレンズ体51の第1の段付ピン53Aの3段目の段部53a3のピン径が係合する。
一方、孔77Aの部位には第2の段付ピン53Bがくるが、第2の段付ピン53Bの2段目の段部53b2のピン径が孔77Aの孔径より小さいために第2の段付ピン53Bは孔77Aに保持されずにフリーの状態になる。
孔77Bにはレンズ体51の第1の段付ピン53Aの3段目の段部53a3のピン径が係合するが、この孔77Bは対向して2箇所に一対あるので、2箇所の孔77Bでもってレンズ体51Aの一対の第1の段付ピン53Aがマザーボード77に固定さる。2箇所でレンズ体51を支持固定することでレンズ体51はマザーボード77と平行性が維持され、そして、基板61に設けた発光層65とも平行性が維持される。
なお、図15に示すマザーボード77は孔77Aと孔77Bはそれぞれ一対設けているものであるが、孔77Bを4個設けたもので4箇所で一対の第1の段付ピン53Aと一対の第2の段付ピン53Bを係合する構造を取っても良い。4箇所で固定するとより強固なレンズ体51の支持構造が得られる。
図15において、Pはレンズ面52の焦点位置を示している。図15に示す構造でのレンズ面52の焦点位置Pは、図13に示す構造でのレンズ面52の焦点位置Pと比較すると第1の段付ピン53Aの2段目の段部53a2の段差(丈)寸法分だけ上方に位置が変動する。マザーボードの上面側にLEDを配設する構造のものであっても、第1の段付ピン53Aの2段目の段部53a2の段差(丈)寸法の設定によって、図15に示すごとく、レンズ面の焦点位置を発光層の部位、またはその近傍の位置にもってくることができる。
上記に述べたように、LEDのマザーボードへの取付け構造の異なるものであっても2段目の段部53a2の段差(丈)寸法を適宜な値に設定することで焦点位置を変動させることができ、レンズ体を共通で使用することが可能になる。そして、新たにレンズ体を設ける必要はなくなるので金型コストを安くすることができる。また、納期短縮や在庫削減などの副次的効果も生まれる。
また、図15の構造の中で、LED70とレンズ体51との間に前述の第2実施形態で説明したリング状の反射枠を配設する構造を取ることも可能である。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に係るLED発光装置について図16〜図20を用いて説明する。なお、図16は本発明の第5実施形態に係るLED発光装置の平面図、図17は図16におけるLED発光装置の要部断面図、図18は図17におけるレンズ体の裏面図と基板の平面図で、図18の(a)はレンズ体の裏面図、図18の(b)は基板の平面図を示している。図19は図16におけるレンズ体の位置を30°回転させて組付けたときの要部断面図で、図20は図19におけるレンズ体の位置を更に30°回転させて組付けたときの要部断面図である。
最初に、第5実施形態でのLED発光装置100は、四角形なる基板81上に発光層85を設けて形成したLED90と、このLED90上に設けたレンズ体91とから構成している。そして、ここでのレンズ体91は、図16に示すように、円形形状をなし、LED90の四角形状の基板81に組付けている。
レンズ体91は、図17に示すように、上面側である光出射面側は凸球面状のレンズ面92をなしている。また、裏面(下面)側には、図18の(a)の裏面図に示すように、外周に沿って第1の段付ピン93A、第2の段付ピン93B、第3の段付ピン93Cなる
3種類の段付ピンが時計回りに(第1の段付ピン93A、第2の段付ピン93B、第3の段付ピン93Cの並ぶ順序はレンズ体91の裏面側から見ると時計回りに並んでいるが、レンズ体91の光出射側から見ると反時計回りで並んでいる)順次30°の角度間隔を持って設けられている。第1の段付ピン93Aはレンズ面92を挟んで対向して二対、計4個あり、同様に、第2の段付ピン93Bも対向して二対、第3の段付ピン93Cも対向して二対ある。
第1の段付ピン93Aは、図17に示すように、4段をなした段付ピンで、1段目の段部93a1、2段目の段部93a2、3段目の段部93a3、4段目の段部93a4を有しており、それぞれの段部は異なるピン径をなしている。
また、第2の段付ピン93Bは、3段をなした段付ピンで、1段目の段部93b1、2段目の段部93b2、3段目の段部93b3を有しており、それぞれの段部は異なるピン径をなしている。
また、第3の段付ピン93Cは、2段をなした段付ピンで、1段目の段部93c1、2段目の段部93c2を有しており、それぞれの段部は異なるピン径をなしている。
なお、第1の段付ピン93A、第2の段付ピン93B、第3の段付ピン93Cのそれぞれの1段目の段部93a1、93b1、93c1の段差(段部の丈)寸法は同一寸法をなしており、第1の段付ピン93Aの2段目の段部93a2までの段差寸法(1段目の段部93a1の段差寸法と2段目の段部93a2の段差寸法を加えたもの)は第2の段付ピン93Bの2段目の段部93b2までの段差寸法と同じ寸法をなしている。
また、第1の段付ピン93Aの3段目の段部93a3のピン径と第2の段付ピン93Bの2段目の段部93b2のピン径は同一になっており、第1の段付ピン93Aの4段目の段部93a4のピン径、第2の段付ピン93Bの3段目の段部93b3のピン径、第3の段付ピン93Cの2段目の段部93c2のピン径は同一になっている。
一方、発光層85を備えたLED90の基板81には、図18の(b)に示すように、レンズ体91の第1の段付ピン93A、第2の段付ピン93B、第3の段付ピン93Cと係合する3種類の孔82A、82B、82Cが、反時計回りに30°角度間隔に順次設けられている。
孔82Aは第1の段付ピン93Aの2段目の段部93a2のピン径と適度な係合代をもって係合(嵌合)する。
また、孔82Bは第2の段付ピン93Bの2段目の段部93b2のピン径と適度な係合代をもって係合(嵌合)する。また、この孔82Bは第1の段付ピン93Aの3段目の段部93a3のピン径とも係合する。
また、孔82Cは第3の段付ピン93Cの2段目の段部93c2のピン径と適度な係合代をもって係合(嵌合)する。また、この孔82Cは第1の段付ピン93Aの4段目の段部93a4のピン径、第2の段付ピン93Bの3段目の段部93b3のピン径とも係合する。
以上の構成をなしたレンズ体91と基板81は、図17に示すように、レンズ体91の第1の段付ピン93Aは基板81の孔82Aに、第2の段付ピン93Bは孔82Bに、第3の段付ピン93Cは孔82Cに係合し、12箇所の全ての段付ピンと孔が係合して固定されている。そして、レンズ体91は基板81との平行性を保持して基板81に支持されている。
そして、レンズ体91のレンズ面92の焦点位置は、第1の段付ピン93A、第2の段付ピン93B、第3の段付ピン93Cのそれぞれの1段目の段部93a1、93b1、93c1の段差寸法の設定によって所望の配光特性が得られる位置にくるようにしている。
上記の構成をなすLED発光装置100において、基板81の孔に係合するレンズ体91の段付ピンの位置を変えて基板81とレンズ体91を組付けることによってレンズ面92の焦点位置を変動させることができる。図17に示した段付ピンと孔との係合構造におけるレンズ面92の焦点位置を第1の焦点位置とすると、基板81の孔に係合するレンズ体91の段付ピンの位置を図19、図20に示すごとくに変えることによって第2の焦点位置、第3の焦点位置を得ることができる。
図19に示したレンズ体91と基板81の組付構造は、基板81はそのままの状態にして、図17に示す位置のレンズ体91を30°回転させ、30°回転させた位置で基板81と組付けた構造を示している。レンズ体91の3種類の段付ピンと基板81の3種類の孔を30°角度間隔に設けているため、30°を回転する所定の角度としている。
レンズ体91を図17に示した位置から30°回転させると、図19に示すように、レンズ体91の第1の段付ピン93Aは基板81の孔82Bの位置にくる。また、第2の段付ピン93Bは孔82Cの位置に、第3の段付ピン93Cは孔82Aの位置にくる。
そして、第1の段付ピン93Aは3段目の段部93a3のピン径が孔82Bと係合する。また、第2の段付ピン93Bは3段目の段部93b3のピン径が孔82Cと係合する。第3の段付ピン93Cは2段目の段部93c2のピン径が孔82Aより小さいので、係合せずに浮いた状態のフリーの状態になる。
かくして、第1の段付ピン93Aと孔82Bが係合し、第2の段付ピン93Bと孔82Cが係合する。第1の段付ピン93Aと第2の段付ピン93Bはそれぞれ二対あるので計8箇所での係合が得られる。
そして、第1の段付ピン93Aの2段目の段部93a2までの段差寸法と第2の段付ピン93Bの2段目の段部93b2までの段差寸法は同じ寸法をなしていることから、レンズ体91の平行性は保持される。また、8箇所での固定支持により固定強度も保持される。
レンズ体91を30°回転した位置での上記の組付構造をなした場合のレンズ面の第2の焦点位置は、図17の組付構造での第1の焦点位置と比べると、第1の段付ピン93Aの2段目の段部93a2の段差寸法(これは、第2の段付ピン93Bの2段目の段差93b2の段差寸法と同じであるが)分だけ焦点位置が上方に変動する。
次に、図20に示したレンズ体91と基板81の組付構造は、基板81はそのままの状態にして、レンズ体91を図19で示した位置より更に30°回転させ、30°回転させた位置で基板81と組付けた構造を示している。
レンズ体91を図19に示した位置から更に30°回転させると、図20に示すように、レンズ体91の第1の段付ピン93Aは基板81の孔82Cの位置にくる。また、第2の段付ピン93Bは孔82Aの位置に、第3の段付ピン93Cは孔82Bの位置にくる。
そして、第1の段付ピン93Aは4段目の段部93a4のピン径が孔82Cと係合する。なお、第2の段付ピン93Bの3段目の段部93b3のピン径が孔82Aより小さく、第3の段付ピン93Cの2段目の段部93c2のピン径が孔82Bより小さいので、係合せずに浮いた状態のフリーの状態になる。
かくして、第1の段付ピン93Aのみが孔82Cと係合する。そして、第1の段付ピン93Aは二対あるので90°間隔での4箇所での係合固定が得られる。
レンズ体91の平行性や固定強度などは4箇所での係合固定により保持される。
レンズ体91を更に30°回転した方向での図20で示す組付構造をなした場合のレンズ面の第3の焦点位置は、図19の組付構造での第2の焦点位置と比べると、第1の段付ピン93Aの3段目の段部93a3の段差寸法分だけ焦点位置が上方に変動する。
以上、図17、図19、図20をもってレンズ体91を所定の位置から2回に渡って30°づつ回転して基板81と組付けることによってレンズ面92の焦点位置を3箇所に変動できることを説明した。
レンズ体91の形状の異なる段付ピンの数を更に増やことによってレンズ面92の焦点位置の変動を更に増やすことができる。
そして、構造の異なる幾種類ものLEDに対して1種類のレンズ体で対応することが可能になる。構造の異なるLED毎にレンズ体を設ける必要がなくなり、金型のコストダウン効果を得ることができる。また、副次的には手番短縮や在庫削減などの効果も得ることができる。
第5実施形態においては、レンズ体と基板との組付構造を示したものであるが、前述の第3実施形態で示した如く反射枠を用いて反射枠とレンズ体を組付けする構造を取っても良く、また、前述の第4実施形態で示した如くマザーボードとの組付けする構造を取っても良い。
以上、第1実施形態から第5実施形態までレンズ体のレンズ面は凸球面状のレンズで説明したが、レンズ体にフレネルレンズを用いた場合でも同様に適用できるものである。フレネルレンズを用いた場合は薄型化の効果も得られる。
本発明の第1実施形態に係るLED発光装置の平面図である。 図1におけるLED発光装置の要部断面図である。 図2におけるLEDの平面図である。 図1におけるレンズ体の裏面図である。 第1実施形態に係るLED発光装置の作用・効果を説明する模式的に示した説明図である。 焦点位置を変えたときの要部断面図である。 本発明の第2実施形態に係るLED発光装置の要部断面図である。 本発明の第3実施形態に係るLED発光装置の平面図である。 図8におけるB−B断面図である。 図8におけるC−C断面図である。 図10におけるレンズ体の裏面図と反射枠の平面図で、図11の(a)はレンズ体の裏面図、図11の(b)は反射枠の平面図である。 焦点位置を変えたときの要部断面図を示している。 本発明の第3実施形態に係るLED発光装置の要部断面図である。 図13におけるマザーボードの要部平面図である。 図13に示すレンズ体の組付け位置を変えることによって別な発光装置の構造に適用した第3実施形態の応用例の要部断面図である。 本発明の第5実施形態に係るLED発光装置の平面図である。 図16におけるLED発光装置の要部断面図である。 図17におけるレンズ体の裏面図と基板の平面図で、図18の(a)はレンズ体の裏面図、図18の(b)は基板の平面図である。 図16におけるレンズ体の位置を30°回転させて組付けたときの要部断面図である。 図19におけるレンズ体の位置を更に30°回転させて組付けたときの要部断面図である。 従来技術として、特許文献1に示されたLEDランプの要部断面図である。 図21における回路基板に実装された発光体の平面図である
符号の説明
1、21、41、61、81 基板
2A、2B、35A、35B、57A、57B、77A、77B、82A、82B、82C 孔
3A1、3A2、3A3 アノード用電極
3K1、3K2、3K3 カソード用電極
5、25、45、65、85 発光層
6a、6b、6c 発光素子
7 ボンディングワイヤ
8 封止樹脂
10、30、50、70、90 LED
11、31、51、91 レンズ体
12、32、52、92 レンズ面
13A、33A、53A、93A 第1の段付ピン
13B、33B、53B、93B 第2の段付ピン
93C 第3の段付ピン
13a1、13b1、33a1、33b1、53a1、53b1、93a1、93b1、93c1 1段目の段部
13a2、13b2、33a2、33b2、53a2、53b2、93a2、93b2、93c2 2段目の段部
13a3、33a3、53a3、93a3、93b3 3段目の段部
93a4 4段目の段部
15、35 反射枠
15C、35C 反射面
15D、35D 中空部
20−1、20−2、40、60、80、100 LED発光装置
57、77 マザーボード
57C 開口穴
57D 上面
57E 下面

Claims (9)

  1. 基板上に発光素子と封止樹脂からなる発光層を設けて形成したLEDの光出射側の上部にレンズ面を有するレンズ体を備えて、前記基板をマザーボードに実装するLED発光装置において、
    前記基板と前記レンズ体に、又は、前記マザーボードと前記レンズ体に前記レンズ面の焦点位置を変動できるレンズ焦点位置変動手段を設けたことを特徴とするLED発光装置。
  2. 前記基板と前記レンズ体との間に、すり鉢状の中空部を有して内周面が反射面をなした反射枠を設けたことを特徴とする請求項1に記載のLED発光装置。
  3. 前記基板に代えて前記反射枠と前記レンズ体に前記レンズ面の焦点位置を変動できるレンズ焦点位置変動手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のLED発光装置。
  4. 前記レンズ焦点位置変動手段は前記レンズ体に設けた段状の複数の段付ピンと前記基板又は前記マザーボード、又は前記反射枠に設けた前記段付ピンと係合する複数の孔とからなり、前記段付ピンの所定のピン径と該ピン径に適合する前記孔を係合させることによって前記レンズ面の焦点位置が決まることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のLED発光装置。
  5. 前記段付ピンは、段部の数が少なくとも1つ有した段付ピンであり、該段部の形状が同一形状、同一寸法である段付ピンが前記レンズ面を挟んで対向する位置に少なくとも一対有することを特徴とする請求項4に記載のLED発光装置。
  6. 前記段付ピンは、段部の数の異なるものが少なくとも2種有することを特徴とする請求項4又は5に記載のLED発光装置。
  7. 前記レンズ体を所定の方向に向けて前記レンズ体の段付ピンと前記基板又は前記マザーボード、又は前記反射枠の孔を係合させることによって前記レンズ面の第1の焦点位置が決まり、前記レンズ体を所定の方向から90°回転した方向で前記レンズ体の段付ピンと前記基板又は前記マザーボード、又は前記反射枠の孔を係合させることによって前記レンズ面の第2の焦点位置が決まり、前記レンズ体を90°回転させることによって変動できる焦点位置が2箇所得られることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のLED発光装置。
  8. 前記レンズ体を所定の方向に向けて前記レンズ体の段付ピンと前記基板又は前記マザーボード、又は前記反射枠の孔を係合させることによって前記レンズ面の第1の焦点位置が決まり、前記レンズ体を所定の角度回転した方向で前記レンズ体の段付ピンと前記基板又は前記マザーボード、又は前記反射枠の孔を係合させることによって前記レンズ面の第2の焦点位置が決まり、順次前記レンズ体を所定の角度回転させて前記レンズ体の段付ピンと前記基板又は前記マザーボード、又は前記反射枠の孔を係合させることによって変動できる焦点位置が複数得られることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のLED発光装置。
  9. 前記発光素子は前記基板上に少なくとも1個搭載していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のLED発光装置。
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