JP2008091397A - 光学素子のパッケージ構造、パッケージ製造装置およびパッケージ製造方法 - Google Patents

光学素子のパッケージ構造、パッケージ製造装置およびパッケージ製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学特性を低下させることなく製造工程を削減し得る光学素子のパッケージ構造、パッケージ製造装置およびパッケージ製造方法を提供する。
【解決手段】本第1実施形態に係るイメージセンサ10aでは、半導体チップScに入射する光の通過を可能にする窓部13を覆うように位置して半導体チップScの光学系を構成し得るレンズLeを、レンズ軸Zと光学素子の光軸Z’とをほぼ一致させて保持するレンズホルダ20を備え、これを一体に樹脂でモールドする。これにより、半導体チップScのパッケージには、レンズ軸Zと半導体チップScの光軸Z’とをほぼ一致させて保持するレンズホルダ20が一体に成形されるので、このようなレンズホルダ20を別体の部品として半導体チップScのパッケージに組み付ける必要がなくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学素子に入射する光または光学素子から出射する光の通過を可能にする開口部を有するようにこの光学素子を樹脂でモールドする光学素子のパッケージ構造、パッケージ製造装置およびパッケージ製造方法に関するものである。
CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の半導体撮像素子(光学素子)は、通常、結像光学系のレンズを介して被写体として捉えた像を受光領域に結像させている。そのため、このような撮像素子を樹脂モールドした光学素子のパッケージ構造では、例えば、下記特許文献1に開示されている「撮像素子の固定手段」のように、所定のレンズが組み付けられたレンズホルダを撮像素子の光軸に合わせて取り付け可能に構成している。
特開2001−188155号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される「撮像素子の固定手段」によると、樹脂モールドされたパッケージのほかに、レンズを保持するレンズホルダを用意してそれをパッケージに取り付ける構成を採ることから、レンズホルダに起因した種々の問題が生じる。
即ち、パッケージとレンズとの間にレンズホルダが介在するため、直接、パッケージにレンズを組み付けるパッケージ構造を採る場合に比べ、レンズホルダの組付工程が必要となる分、製造工程の増大を招くという問題がある。
また、光学特性上、撮像素子(光学素子)の光軸とレンズの軸とを高精度に一致させる必要(特に、撮像素子の受光領域を形成するXY方向について高精度の位置決めが必要)から、レンズを含めた個々の部品間に高い組付精度が要求される。このため、パッケージとレンズとの間にレンズホルダが介在する分、パッケージとレンズホルダと間、およびレンズホルダとレンズとの間、においてそれぞれ組付精度を管理しなければならず、これによっても製造工程の増大を招くという問題がある。一方、このような組付精度の管理を怠れば、撮像素子の光軸とレンズの軸のズレから光学特性が低下し得るという問題がある。
さらに、通常、レンズホルダに保持されるレンズは固定されていることから、撮像素子の光軸方向(受光領域に直交するZ方向)にレンズの位置を調節することが難しい。このため、上記特許文献1に開示されるレンズホルダでは、一度組み付けられたレンズの結像位置や焦点位置を調整することを困難にするという問題がある。
なお、このようなレンズホルダに起因する問題は、CCDやCMOSセンサ等の光学系のレンズを介して入射した光を受ける半導体撮像素子のパッケージ構造に特有のものではなく、当該レンズホルダに組み付けられたレンズを介して発光した光を出射する発光ダイオードやレーザダイオード等の半導体発光素子(光学素子)のパッケージ構造についても、同様に存在する。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、光学特性を低下させることなく製造工程を削減し得る光学素子のパッケージ構造、パッケージ製造装置およびパッケージ製造方法を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、レンズの結像位置や焦点位置を調整し得る光学素子のパッケージ構造、パッケージ製造装置およびパッケージ製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の光学素子のパッケージ構造では、光学素子に入射する光または光学素子から出射する光の通過を可能にする開口部を有するようにこの光学素子を樹脂でモールドする光学素子のパッケージ構造において、前記開口部を覆うように位置して前記光学素子の光学系を構成し得るレンズを、前記レンズの軸と前記光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部を一体に樹脂モールドして備えることを技術的特徴する。
特許請求の範囲に記載の請求項2の光学素子のパッケージ構造では、請求項1記載の光学素子のパッケージ構造において、前記保持部は、前記レンズの位置で前記光学素子の光軸方向の位置を調節可能なレンズ位置調節機構を備えることを技術的特徴する。
特許請求の範囲に記載の請求項3の光学素子のパッケージ構造では、請求項2記載の光学素子のパッケージ構造において、前記レンズ位置調節機構は、前記保持部に形成される一方のねじ溝と、前記一方のねじ溝と螺合可能に前記レンズの外周に形成される他方のねじ溝と、を備えることを技術的特徴する。
特許請求の範囲に記載の請求項4の光学素子のパッケージ構造では、請求項2記載の光学素子のパッケージ構造において、前記保持部は、前記レンズを固定可能なレンズ固定構造を備える中間部材を介して前記レンズを間接的に保持し、前記レンズ位置調節機構は、
前記保持部に形成される一方のねじ溝と、前記一方のねじ溝に螺合可能に前記中間部材の外側に形成される他方のねじ溝と、を備えることを技術的特徴する。
特許請求の範囲に記載の請求項5の光学素子のパッケージ構造では、請求項1記載の光学素子のパッケージ構造において、前記保持部は、前記レンズを固定可能なレンズ固定構造を備える中間部材を介して前記レンズを間接的に保持することを技術的特徴する。
特許請求の範囲に記載の請求項6の光学素子のパッケージ構造では、請求項5記載の光学素子のパッケージ構造において、前記中間部材の前記レンズ固定構造は、それぞれの軸をほぼ一致させた複数のレンズを固定可能に構成されることを技術的特徴する。
特許請求の範囲に記載の請求項7の光学素子のパッケージ構造では、請求項5または6記載の光学素子のパッケージ構造において、前記中間部材は、前記光学素子に入射する光または前記光学素子から出射する光を、絞る絞り構造を備えることを技術的特徴する。
特許請求の範囲に記載の請求項8の光学素子のパッケージ構造装置では、光学素子に入射する光または光学素子から出射する光の通過を可能にする開口部を形成可能にこの光学素子を樹脂でモールドする光学素子のパッケージ製造装置において、「前記開口部を形成可能な凸部」と「前記開口部を覆うように位置して前記光学素子の光学系を構成し得るレンズを前記レンズの軸と前記光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部を形成可能な凹部」とを有し前記開口部の側を樹脂モールド可能に構成される第1のキャビティを備える一の型と、前記一の型に対応して前記開口部の反対側を樹脂モールド可能に構成される第2のキャビティを備える他の型と、を備えることを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項9の光学素子のパッケージ構造装置では、請求項8記載の光学素子のパッケージ製造装置において、前記一の型は、当該一の型の一部を構成しかつ分離可能な分割型を備えており、この分割型は、前記凸部を形成可能な円錐台形状を有する円錐台形状部と、前記凹部の内壁に雌ねじ溝を形成可能な雄ねじ形状を前記円錐台形状の大径側に有する雄ねじ形状部と、を備えることを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項10の光学素子のパッケージ構造方法では、光学素子に入射する光または光学素子から出射する光の通過を可能にする開口部を形成可能にこの光学素子を樹脂でモールドする光学素子のパッケージ製造方法において、リードフレームのダイパッドにボンディングされた前記光学素子をこのリードフレームのリードにワイヤボンディングするワイヤボンディング工程と、前記ワイヤボンディング工程によってワイヤボンディングされた前記光学素子を樹脂モールド可能かつ「前記開口部」および「前記開口部を覆うように位置して前記光学素子の光学系を構成し得るレンズを前記レンズの軸と前記光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部」を形成可能に樹脂でモールドする樹脂モールド工程と、を含むことを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項11の光学素子のパッケージ構造方法では、光学素子に入射する光または光学素子から出射する光の通過を可能にする開口部を形成可能にこの光学素子を樹脂でモールドする光学素子のパッケージ製造方法において、前記光学素子がボンディングされる前のリードフレームのダイパッドとこのリードフレームのワイヤボンディングされる前のリードパッドとを避けて「前記開口部」および「前記開口部を覆うように位置して前記光学素子の光学系を構成し得るレンズを前記レンズの軸と前記光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部」を形成可能に樹脂でモールドする樹脂モールド工程と、前記樹脂モールド工程によって樹脂でモールドされた前記リードフレームのダイパッドに前記光学素子をボンディングするダイボンディング工程と、前記ダイボンディング工程によって前記ダイパッドにボンディングされた前記光学素子を前記リードパッドにワイヤボンディングするワイヤボンディング工程と、を含むことを技術的特徴とする。
請求項1の発明では、光学素子に入射する光または光学素子から出射する光の通過を可能にする開口部を覆うように位置して光学素子の光学系を構成し得るレンズを、レンズの軸と光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部を備え、これを一体に樹脂でモールドする。これにより、光学素子のパッケージには、レンズの軸と光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部が一体に成形されるので、このような保持部を別体の部品として光学素子のパッケージに組み付ける必要がなくなる。したがって、光学素子のパッケージの製造工程において保持部の組付工程が存在しないため、光学特性を低下させることなく製造工程を削減することができる。
請求項2の発明では、保持部は、レンズの位置で光学素子の光軸方向の位置を調節可能なレンズ位置調節機構を備える。これにより、保持部が保持するレンズの光軸方向の位置を調節することもできるので、光学特性を低下させることなく製造工程を削減することができることに加え、レンズの結像位置や焦点位置を調整することもできる。
請求項3の発明では、レンズ位置調節機構は、保持部に形成される一方のねじ溝と、一方のねじ溝と螺合可能にレンズの外周に形成される他方のねじ溝と、を備える。これにより、このような一方のねじ溝と他方のねじ溝とからなるねじ機構によって、保持部が保持するレンズの光軸方向の位置を微妙に調節可能にするので、レンズの結像位置や焦点位置を微調整することができる。
請求項4の発明では、レンズ位置調節機構は、保持部に形成される一方のねじ溝と、一方のねじ溝に螺合可能に中間部材の外側に形成される他方のねじ溝と、を備える。これにより、レンズの外周にねじ溝を形成することなく、一方のねじ溝と他方のねじ溝とからなるねじ機構を構成することができるので、レンズに特殊な加工を施す必要がない。したがって、レンズの加工に伴う工数やコストを増加させることなく、レンズの結像位置や焦点位置を調整することができる。
請求項5の発明では、保持部は、レンズを固定可能なレンズ固定構造を備える中間部材を介してレンズを間接的に保持する。これにより、レンズを直接、保持部に固定しなくても良いので、レンズの外周にコバを形成する等の特殊な加工をレンズに施す必要がない。したがって、レンズの加工に伴う工数やコストを増加させることなく、レンズを保持部に取り付けることができる。
請求項6の発明では、中間部材のレンズ固定構造は、それぞれの軸をほぼ一致させた複数のレンズを固定可能に構成される。これにより、複数のレンズが必要となる場合においては、この中間部材によって各レンズの軸を合わせられるので、各レンズの軸を合わせる工数を増加させることなく、複数のレンズを保持部に取り付けることができる。
請求項7の発明では、中間部材は、光学素子に入射する光または光学素子から出射する光を、絞る絞り構造を備える。これにより、このような絞り構造を別途設けることなく、入射または出射する光を絞ることができる。したがって、レンズによるピントが合いやすくなるので、光学特性を向上させることができる。
請求項8の発明では、一の型が備える第1のキャビティは、「開口部を形成可能な凸部」と「開口部を覆うように位置して光学素子の光学系を構成し得るレンズをレンズの軸と光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部を形成可能な凹部」とを有し開口部の側を樹脂モールド可能に構成され、他の型が備える第2のキャビティは、一の型に対応して開口部の反対側を樹脂モールド可能に構成される。これにより、このような両型の間に形成される第1のキャビティおよび第2のキャビティに樹脂が充填されることで、レンズの軸と光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部が光学素子のパッケージと一体に成形されるので、このような保持部を別体の部品として当該パッケージに組み付ける必要がなくなる。したがって、光学素子のパッケージの製造工程において保持部の組付工程が存在しないため、光学特性を低下させることなく製造工程を削減することができる。
請求項9の発明では、一の型の分割型は、凸部を形成可能な円錐台形状を有する円錐台形状部と、凹部の内壁に雌ねじ溝を形成可能な雄ねじ形状を円錐台形状の大径側に有する雄ねじ形状部と、を備える。これにより、このような分割型を備えた一の型に形成される第1のキャビティに樹脂が充填されることで、凹部の内壁、つまり保持部の内壁に雌ねじ溝を形成することができるため、このような雌ねじ溝に螺合可能な雄ねじ溝が外周に形成されたレンズや中間部材を保持部にねじ結合させることができる。したがって、このようなレンズの光軸方向の位置や、保持部に保持されたレンズの光軸方向の位置を微妙に調節可能にして、レンズの結像位置や焦点位置を微調整することができる。
請求項10の発明では、ワイヤボンディング工程により、リードフレームのダイパッドにボンディングされた光学素子をこのリードフレームのリードにワイヤボンディングし、樹脂モールド工程により、ワイヤボンディング工程によってワイヤボンディングされた光学素子を樹脂モールド可能かつ「開口部」および「開口部を覆うように位置して光学素子の光学系を構成し得るレンズをレンズの軸と光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部」を形成可能に樹脂でモールドする。これにより、レンズの軸と光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部が光学素子のパッケージと一体に成形されるので、このような保持部を別体の部品として光学素子のパッケージに組み付ける必要がなくなる。したがって、光学素子のパッケージの製造工程において保持部の組付工程が存在しないため、光学特性を低下させることなく製造工程を削減することができる。
請求項11の発明では、樹脂モールド工程により、光学素子がボンディングされる前のリードフレームのダイパッドとこのリードフレームのワイヤボンディングされる前のリードパッドとを避けて「開口部」および「開口部を覆うように位置して光学素子の光学系を構成し得るレンズをレンズの軸と光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部」を形成可能に樹脂でモールドし、ダイボンディング工程により、樹脂モールド工程によって樹脂でモールドされたリードフレームのダイパッドに光学素子をボンディングし、ワイヤボンディング工程により、ダイボンディング工程によってダイパッドにボンディングされた光学素子をリードパッドにワイヤボンディングする。これにより、レンズの軸と光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部が光学素子のパッケージと一体に成形されるので、このような保持部を別体の部品として光学素子のパッケージに組み付ける必要がなくなる。また、当該パッケージが樹脂モールドされた後に、ダイパッドに光学素子がボンディングされるので、樹脂モールド工程において当該光学素子を汚損したり破損することがない。したがって、光学特性を低下させることなく製造工程を削減することができる。
以下、本発明の光学素子のパッケージ構造、光学素子のパッケージ製造装置および光学素子のパッケージ製造方法の各実施形態について図を参照して説明する。これから説明する第1実施形態〜第8実施形態では、半導体撮像素子等の半導体チップを樹脂モールドしたイメージセンサのパッケージに、本発明の光学素子のパッケージ構造を適用したもの例示して説明する。なお、半導体撮像素子は、半導体素子の製造技術を用いて集積回路化された光電変換素子のことである。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を図1に基づいて説明する。図1(A) および図1(B) に示すように、イメージセンサ10aは、ダイパッドDpに搭載された半導体チップScを樹脂でモールドしたパッケージ構造を有するもので、表側の樹脂モールド11と裏側の樹脂モールド12とによりパッケージされている。
なお、半導体チップScは、後述するように、ダイパッドDpにダイボンディングされているとともに、リードLaのリードパッドに対しワイヤボンディングされたワイヤWrが電気的に接続されている。
表側の樹脂モールド11は、半導体チップScの受光領域Ptを外部に露出し得る窓部13と、この窓部13の周囲を囲むように半導体チップScの光軸Z’に沿って延びる円筒形状のレンズホルダ20とを備えている。なお、窓部13は、特許請求の範囲に記載の「開口部」に相当し得るもので、またレンズホルダ20は、特許請求の範囲に記載の「保持部」に相当し得るものである。
また、レンズホルダ20に保持されるレンズLeは、ガラス、プラスチック等からなる収束レンズ(凸レンズ)で、半導体チップScの受光面から離隔距離dだけ離れた位置において、当該レンズLeの軸(以下「レンズ軸」という)Zの方向から入射した光による像を当該受光面で結像し得るように構成されている。
窓部13は、半導体チップScの受光領域Ptから位置が離れるほど開口径が拡がる円錐台形状の空間Sを形成し得るように構成されており、後述する第9,10実施形態等による上型の円錐台凸部により成形されるものである。このような窓部13が、半導体チップScの受光領域Pt上に存在することで、半導体チップScに入射し得る光の通過を可能にしている。
レンズホルダ20は、所定の軸長を有する円筒形状をなす筒状部で、窓部13等とともに樹脂モールド11に一体に成形されている。本第1実施形態では、周方向に90°間隔で軸方向に延びるスリットを4箇所に形成することで、径方向断面形状が円を90°に4分割した円弧状の扇形状をなす4つの円弧部21,23,25,27からなるように、レンズホルダ20を構成している。また、これら円弧部21,23,25,27の内側(内壁面)には、円筒形状の内側でレンズLeを挟持可能な保持溝22,24,26,28が形成されている。
即ち、レンズホルダ20は、窓部13を覆うように位置して半導体チップScの光学系を構成し得るレンズLeを、レンズ軸Zと半導体チップScの光軸Z’とをほぼ一致させるように保持し得るもので、例えば、半導体チップScの受光領域Ptの表面(以下「受光面」という)から離隔距離dだけ離れてレンズLeが位置するように、当該レンズLeの外周Egを径方向から挟み込むようにして挟持している。
一方、裏側の樹脂モールド12には、ダイパッドDpの裏側(半導体チップScが載置される側の反対側)の一部を外部に露出する凹部14が形成されている。この凹部14は、後述する第9,10実施形態等による下型のダイマウントにより成形されるものである。なお、以下説明する第2実施形態以降で参照される図2等においては、この凹部14の符号が省略されていることに留意されたい。
このように本第1実施形態に係るイメージセンサ10aでは、半導体チップScに入射する光の通過を可能にする窓部13を覆うように位置して半導体チップScの光学系を構成し得るレンズLeを、レンズ軸Zと光学素子の光軸Z’とをほぼ一致させて保持するレンズホルダ20を備え、これを一体に樹脂でモールドする。
これにより、半導体チップScのパッケージには、レンズ軸Zと半導体チップScの光軸Z’とをほぼ一致させて保持するレンズホルダ20が一体に成形されるので、このようなレンズホルダ20を別体の部品として半導体チップScのパッケージに組み付ける必要がなくなる。したがって、半導体チップScのパッケージの製造工程においてレンズホルダ20を組み付ける工程が必要ないので、光学特性を低下させることなく製造工程を削減することができる。
なお、本第1実施形態では、レンズホルダ20として、周方向に90°間隔で軸方向に延びるスリットを4箇所に形成して、4つの円弧部21,23,25,27からレンズホルダ20を構成したが、レンズLeを保持可能な形状であれば、これに限られることはなく、例えば、周方向に180°間隔で軸方向に延びるスリットを2箇所に形成したり、また周方向に120°間隔で軸方向に延びるスリットを3箇所に形成したものでも良い。
また、レンズホルダは、円筒形状に限られることはなく、レンズLeを内側で保持可能な形状であれば、断面形状が矩形や多角形からなる筒形状であっても良いし、また複数枚の板状部材で、それらの各辺を構成するように樹脂モールド11と一体成形しても良い。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を図2および図3に基づいて説明する。本第2実施形態は、レンズホルダ30の内周壁32に段差部34を形成している点が第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図2(A) および図2(B) に示すように、本第2実施形態に係るイメージセンサ10bを構成するレンズホルダ30は、所定の軸長を有する円筒形状をなす筒状部で、前述したレンズホルダ20と同様に、窓部13等とともに樹脂モールド11に一体に形成されている。このレンズホルダ30には、前述のレンズホルダ20のように、軸方向に延びるスリットは形成されることなく、周方向に連続した外周壁31と、その内側の内周壁32と、この内周壁32の内径よりも小径に設定された小径部33と、により構成されている。
これにより、内周壁32と小径部33との連続部分には、内周壁32の全周に亘る段差部34が形成されることから、内周壁32の内径よりも小径で小径部33の内径よりも大径のレンズLe’を当該レンズホルダ30の円筒形状内に装着することで、当該レンズLe’を保持することができる。なお、このレンズLe’は、前述したレンズLeの外周Egにコバを形成したコバ付きのものである。
本実施形態の場合、図2(B) に示すように、半導体チップScの受光領域Ptから離隔距離dだけ離れたところに段差部34が位置するように、小径部33の軸長を設定する。これにより、レンズLe’の外周Eg’、つまりコバが段差部34に係止されるように、当該レンズLe’の外周Eg’を段差部34に接着固定することで、当該レンズLe’と受光領域Ptとの間を離隔距離dに設定してレンズLe’を保持することが可能となる。
また、本実施形態の場合、図2(C) に示すイメージセンサ10b’のように、内周壁32の内径よりも小径で小径部33の内径よりも大径に形成される円環形状からなるリング35を段差部34とレンズLe’との間に介在させることによって、当該リング35の軸長(高さ)分だけ当該レンズLe’と受光領域Ptとの間を離すことが可能となる。このため、このリング35の軸長を適宜設定することで、半導体チップScの光軸Z’方向の位置、つまり離隔距離d’を任意に設定することができる。なお、このリング35と段差部34との間や、リング35とレンズLe’との間は、それぞれ接着固定されている。
なお、段差部34とレンズLe’との接着固定、リング35と段差部34と接着固定、リング35とレンズLe’との接着固定は、例えば、重力方向下側に位置するものに環状溝36を形成してその溝内に接着剤37を充填するように構成しても良い。
即ち、段差部34とレンズLe’との接着固定を例示すると、図3(A) および図3(B) に示すイメージセンサ10b”のように、段差部34の小径部33側に環状溝36を形成し、その環状溝36内に接着剤37を流し込んだ後に、当該環状溝36を塞ぐように段差部34にレンズLe’を載置することで、レンズLe’を段差部34に固定する構成を採っても良い。これにより、接着剤37が段差部34の小径部33側に流れ出にくくするので、レンズLe’の外周Eg’(コバ部)以外の部分や小径部33内に余分な接着剤37が付着することを防止することができる。
このように本第2実施形態に係るイメージセンサ10bでは、レンズホルダ30は、レンズLe’の位置で半導体チップScの光軸Z’方向の位置を調節可能なレンズ位置調節機構として、リング35を備える。これにより、レンズホルダ30が保持するレンズLe’の光軸Z’方向の位置を調節することもできるので、光学特性を低下させることなく製造工程を削減することができることに加え、レンズLe’の結像位置や焦点位置を調整することもできる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を図4に基づいて説明する。本第3実施形態は、レンズホルダ40の内周壁に雌ねじ溝42を形成している点が第2実施形態と異なる。このため、第2実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図4(A) および図4(B) に示すように、本第3実施形態に係るイメージセンサ10cを構成するレンズホルダ40は、所定の軸長を有する円筒形状をなす筒状部で、前述したレンズホルダ30と同様に、窓部13等とともに樹脂モールド11に一体に形成されている。このレンズホルダ40には、前述のレンズホルダ30のように、その内周壁の周方向に段差部34が形成される代わりに、雌ねじ溝42が全周に亘って形成されている。
これにより、このレンズホルダ40の内周壁に形成される雌ねじ溝42に螺合可能な雄ねじ溝を外周Eg”に有するレンズLe”を、当該レンズホルダ40の円筒形状内に装着することで、当該レンズLe”を保持することができる。なお、このレンズLe”は、外周Eg”に直接、雄ねじ溝を形成しているが、前述したレンズLe’のように外周Eg’にコバを形成したコバ付きのものの外周Eg’にこのような雄ねじ溝を形成しても良い。
本実施形態の場合、図4(B) に示すように、半導体チップScの受光領域Ptから離隔距離dだけ離れたところにレンズLe”が位置するように、当該レンズLe”を周方向に回して位置を設定したり、また図4(C) に示すイメージセンサ10c’のように、半導体チップScの受光領域Ptから離隔距離d’だけ離れたところにレンズLe”が位置するように位置を設定することが可能となる。つまり、このようなねじ機構によって、レンズLe”のレンズ軸Z方向の位置を微妙に調節することができる。
このように本第3実施形態に係るイメージセンサ10cでは、レンズ位置調節機構として、レンズホルダ40に形成される雌ねじ溝42と、雌ねじ溝42と螺合可能にレンズLe”の外周Eg”に形成される雄ねじ溝と、を備える。これにより、このような雌ねじ溝42と雄ねじ溝とからなるねじ機構によって、レンズホルダ40が保持するレンズLe”のレンズ軸Z方向の位置を微妙に調節可能にするので、レンズLe”の結像位置や焦点位置を微調整することができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を図5に基づいて説明する。本第4実施形態は、レンズホルダ50の内周壁52に段差部を形成することなく、またこのレンズホルダ50内に装着可能なバレル53を備え、このバレル53にレンズLeを固定することで、当該レンズホルダ50がバレル53を介してレンズLeを間接的に保持している点が第2実施形態と異なる。このため、第2実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図5(A) および図5(B) に示すように、本第4実施形態に係るイメージセンサ10dを構成するレンズホルダ50は、所定の軸長を有する円筒形状をなす筒状部で、前述したレンズホルダ30と同様に、窓部13等とともに樹脂モールド11に一体に成形されている。このレンズホルダ50には、前述のレンズホルダ30のように、その内周壁52の周方向に段差部34が形成されることはない。
これに対し、バレル53は、レンズホルダ50の内径よりも僅かに小径に外径が設定された外周壁54を有するとともに、一端側に、レンズホルダ50の内径よりも大径に設定された円環状のフランジ部53aを有する円筒部材である。このバレル53には、その内周壁55に円環状に形成された環状溝56が形成されており、バレル53の内径よりも僅かに大径に形成されてレンズLeの外周Egがこの環状溝56に係止されることで、レンズホルダ50の内周壁55にレンズLeが保持されて固定される。
これにより、このようなバレル53をレンズホルダ50内に装着、即ちフランジ部53aが形成されていないバレル53の他端側をレンズホルダ50内に挿入した後、フランジ部53aをレンズホルダ50に接着固定することで、バレル53を介してレンズLeを間接的に保持することができる。
本実施形態の場合、図5(B) に示すように、半導体チップScの受光領域Ptから離隔距離dだけ離れたところにバレル53の環状溝56が位置するように、バレル53の軸長を設定する。これにより、当該バレル53の環状溝56に係止されたレンズLeと受光領域Ptとの間を離隔距離dに設定してレンズLeを保持することが可能となる。
また、本実施形態の場合、図5(C) に示すイメージセンサ10d’のように、レンズホルダ50の内径・外径とほぼ同様に内径・外径が設定された円環形状からなるリング57を、レンズホルダ50とバレル53のフランジ部53aとの間に介在させることによって、当該リング57の軸長(高さ)分だけ当該レンズLeと受光領域Ptとの間を離すことが可能となる。このため、このリング57の軸長を適宜設定することで、半導体チップScの光軸Z’方向の位置、つまり離隔距離d’を任意に設定することができる。なお、このリング57とレンズホルダ50との間や、リング57とバレル53との間は、それぞれ接着固定されている。
このように本第4実施形態に係るイメージセンサ10dでは、レンズホルダ50は、レンズLeを固定可能な環状溝56を備えるバレル53を介してレンズLeを間接的に保持する。これにより、レンズLeを直接、レンズホルダ50に固定しなくても良いので、レンズLeの外周Egにコバを形成する等の特殊な加工をレンズLeに施す必要がない。したがって、レンズLeの加工に伴う工数やコストを増加させることなく、レンズLeをレンズホルダ50に取り付けることができる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を図6に基づいて説明する。本第5実施形態は、レンズホルダ60の内周壁に雌ねじ溝62を形成し、またこれに螺合可能な雄ねじ溝64をバレル53の外周壁54に形成している点が第4実施形態と異なる。このため、第4実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図6(A) および図6(B) に示すように、本第5実施形態に係るイメージセンサ10eを構成するレンズホルダ60は、所定の軸長を有する円筒形状をなす筒状部で、前述したレンズホルダ50と同様に、窓部13等とともに樹脂モールド11に一体に形成されている。このレンズホルダ60には、前述のレンズホルダ50とは異なり、その内周壁には雌ねじ溝62が全周に亘って形成されている。
これにより、このレンズホルダ60の内周壁に形成される雌ねじ溝62に螺合可能な雄ねじ溝64を外周壁に有するバレル63を、当該レンズホルダ60の円筒形状内に装着することで、当該バレル63を介してレンズLeを間接的に保持することができる。
本実施形態の場合、図6(B) に示すように、半導体チップScの受光領域Ptから離隔距離dだけ離れたところにレンズLeが位置するように、バレル63を周方向に回して位置を設定したり、また図6(C) に示すイメージセンサ10e’のように、半導体チップScの受光領域Ptから離隔距離d’だけ離れたところにレンズLeが位置するように位置を設定することが可能となる。つまり、このようなねじ機構によって、レンズLeのレンズ軸Z方向の位置を微妙に調節することができる。
このように本第5実施形態に係るイメージセンサ10eでは、レンズ位置調節機構として、レンズホルダ60に形成される雌ねじ溝62と、この雌ねじ溝62に螺合可能にバレル63の外側に形成される雄ねじ溝64と、を備える。これにより、レンズLeの外周Egにねじ溝を形成することなく、レンズホルダ60の雌ねじ溝62とバレル63の雄ねじ溝64とからなるねじ機構を構成することができるので、レンズLeに特殊な加工を施す必要がない。したがって、レンズLeの加工に伴う工数やコストを増加させることなく、レンズLeの結像位置や焦点位置を調整することができる。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を図7に基づいて説明する。本第6実施形態は、バレル73やバレル73’に2枚のレンズLeを固定可能である点が第4実施形態や第5実施形態と異なる。このため、第4,5実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図7(A) および図7(B) に示すように、本第6実施形態に係るイメージセンサ10fを構成するレンズホルダ70は、所定の軸長を有する円筒形状をなす筒状部で、前述したレンズホルダ50と同様に、窓部13等とともに樹脂モールド11に一体に成形されている。一方、バレル73も、バレル53と同様に、レンズホルダ70の内径よりも僅かに小径に外径が設定された外周壁54を有するとともに、一端側に、レンズホルダ70の内径よりも大径に設定された円環状のフランジ部53aを有する円筒部材である。
このバレル73には、その内周壁55の軸方向に異なった位置に、2つの円環状の環状溝76,77がほぼ平行に形成されており、バレル73の内径よりも僅かに大径に形成されてレンズLea,Lebのそれぞれの外周Ega,Egbがこれらの環状溝76,77に係止されることで、レンズホルダ70の内周壁55にこれらのレンズLea,Lebがそれぞのレンズ軸Za’,Zb’をほぼ一致させて保持、固定される。
これにより、このようなバレル73をレンズホルダ70内に装着、即ちフランジ部53aが形成されていないバレル73の他端側をレンズホルダ70内に挿入した後、フランジ部53aをレンズホルダ70に接着固定することで、バレル73を介して、レンズ軸Za’,Zb’の一致した2枚のレンズLea,Lebを間接的に保持することができる。
また、図7(C) に示すように、本第6実施形態に係る他のイメージセンサ10gでは、レンズホルダ70の内周壁に雌ねじ溝62を全周に亘って形成し、またこの雌ねじ溝62に螺合可能な雄ねじ溝64をバレル73’の外周壁に形成する。そして、このようなバレル73’をレンズホルダ70の円筒形状内に装着することで、バレル73’を介して、レンズ軸Za’,Zb’の一致した2枚のレンズLea,Lebを間接的に保持することができるとともに、このようなねじ機構によって、レンズLea,Lebのレンズ軸Za’,Zb’方向の位置を微妙に調節することができる。
このように本第6実施形態に係るイメージセンサ10fでは、バレル73のレンズ固定構造として、それぞれのレンズ軸Za’,Zb’をほぼ一致させた複数のレンズLea,Lebを固定可能に構成される。これにより、複数のレンズLea,Lebが必要となる場合においては、このバレル73によって各レンズLea,Lebのレンズ軸Za’,Zb’を合わせられるので、各レンズLea,Lebのレンズ軸Za’,Zb’を合わせる工数を増加させることなく、複数のレンズLea,Lebをレンズホルダ70に取り付けることができる。
また、本第6実施形態に係る他のイメージセンサ10gでは、レンズ位置調節機構として、レンズホルダ70に形成される雌ねじ溝62と、この雌ねじ溝62に螺合可能にバレル73’の外側に形成される雄ねじ溝64と、を備えることにより、複数のレンズLea,Lebのそれぞれの外周Ega,Egbにねじ溝を形成することなく、レンズホルダ70の雌ねじ溝62とバレル73’の雄ねじ溝64とからなるねじ機構を構成することができるので、これらのレンズLea,Lebに特殊な加工を施す必要がない。したがって、レンズLea,Lebの加工に伴う工数やコストを増加させることなく、レンズLea,Lebの結像位置や焦点位置を調整することができる。
[第7実施形態]
次に、第7実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を図8に基づいて説明する。本第7実施形態は、バレル83やバレル83’が絞り板85,86を備えている点が第6実施形態と異なる。このため、第6実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図8(A) および図8(B) に示すように、本第7実施形態に係るイメージセンサ10hを構成するレンズホルダ80は、所定の軸長を有する円筒形状をなす筒状部で、前述したレンズホルダ70と同様に、窓部13等とともに樹脂モールド11に一体に成形されている。一方、バレル83も、バレル73と同様に、レンズホルダ80の内径よりも僅かに小径に外径が設定された外周壁54を有するとともに、一端側に、レンズホルダ80の内径よりも大径に設定された円環状のフランジ部53aを有する円筒部材である。
このバレル83には、その内周壁55の軸方向に異なった位置に、2つの円環状の環状溝76,77がほぼ平行に形成されているほか、ドーナッツ形状の円板からなる2枚の絞り板85,86が内周壁55からそれぞれ径方向内側に向かって突出するように形成されている。即ち、環状溝76に係止されるレンズLeaに入射側に位置するように絞り板85が形成されており、またこのレンズLeaの出射側で、環状溝78に係止されるレンズLebに入射側に位置するように絞り板86が形成されている。
これにより、このような絞り板85,86を有するバレル83をレンズホルダ80内に装着、即ちフランジ部53aが形成されていないバレル83の他端側をレンズホルダ80内に挿入した後、フランジ部53aをレンズホルダ80に接着固定することで、バレル83を介して、レンズ軸Za’,Zb’の一致した2枚のレンズLea,Lebを間接的に保持することができるばかでなく、それぞれのレンズLea,Lebに入射する外来光を絞り板85,86によって絞ることができる。したがって、レンズLea,Lebによるピントが合いやすくなるので、光学特性を向上させることができる。
また、図8(C) に示すように、本第7実施形態に係る他のイメージセンサ10iでは、レンズホルダ80の内周壁に雌ねじ溝62を全周に亘って形成し、またこの雌ねじ溝62に螺合可能な雄ねじ溝64を、絞り板85,86が設けられたバレル83’の外周壁に形成する。そして、このような絞り板85,86付きのバレル83’をレンズホルダ80の円筒形状内に装着することで、バレル83’を介して、レンズ軸Za’,Zb’の一致した2枚のレンズLea,Lebを間接的に保持することができるとともに、このようなねじ機構によって、レンズLea,Lebのレンズ軸Za’,Zb’方向の位置を微妙に調節することができる。
なお、このような絞り板85,86は、半導体チップScが発光ダイオード等の半導体発光素子である場合には、レンズLea,Lebを介して出射する出力光を当該絞り板85,86によって絞ることができる。したがって、照射範囲をシャープにしてピンスポット状に絞りやすくなるので、光学特性を向上させることができる。
このように本第7実施形態に係るイメージセンサ10h,10iでは、バレル83,83’は、半導体チップScに入射する光や半導体チップScから出射する光を絞る絞り板85,86を備える。これにより、このような絞り板85,86を別途設けることなく、入射光や出射光を絞ることができるため、レンズLea,Lebによるピントが合いやすくなったり、ピンスポット状にしやすくなるので、光学特性を向上させることができる。
[第8実施形態]
次に、第8実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を図9に基づいて説明する。本第8実施形態は、樹脂モールド11の窓部13よりも小径にバレル93の内径を設定している点が第6実施形態のイメージセンサ10fと異なる。このため、第6実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図9(A) および図9(B) に示すように、本第8実施形態に係るイメージセンサ10jを構成するレンズホルダ90は、所定の軸長を有する円筒形状をなす筒状部で、前述した第6実施形態のレンズホルダ70と同様に、窓部13等とともに樹脂モールド11に一体に成形されている。
一方、バレル93は、第6実施形態のバレル73の筒形状部の肉厚を厚く設定した形状、即ちその内径が樹脂モールド11の窓部13よりも小径に形成されており、内周壁95の一部が窓部13の内側に覆い被さるように延長されたスカート98を備えている。
また、バレル93の一端側にはフランジ部93aが形成されており、このフランジ部93aと反対側の他端側には、接着剤99が充填され得る環状凹部93bが形成されている。なお、バレル93の内周壁95に形成される環状溝96,97は、第6実施形態のバレル73の環状溝76,77と同様に形成されている。
このように本第8実施形態に係るイメージセンサ10jでは、バレル93の他端側に、環状凹部93bを形成するとともに窓部13の内側に覆い被さるように延長されたスカート98を形成したので、この他端側に形成される環状凹部93b内に接着剤99を充填することで、たとえ接着剤99がこの環状凹部93bから溢れ出しても、窓部13の内側に位置するスカート98が窓部13内への接着剤99の侵入を阻止することが可能となる。したがって、バレル93をその他端側で接着する構成を採っても、接着剤99が窓部13内に付着することによる品質の劣化を防止することができる。
[第9実施形態]
続いて、第9実施形態および第10実施形態では、固体撮像素子等の半導体チップを樹脂モールドによりパッケージするモールド成形装置に、本発明の光学素子のパッケージ製造装置を適用したものを例示して説明する。
まず、第9実施形態として、本発明の光学素子のパッケージ製造装置を図10および図11に基づいて説明する。なお、本第9実施形態では、前述した第2実施形態に係るイメージセンサ10bを樹脂モールド成形する場合を例示して説明する。
図10に示すように、モールド成形装置100aは、リードフレームLfのダイパッドDpに搭載された半導体チップScを樹脂でモールドする半導体製造装置で、上型101、加圧装置102、下型103、基台104等から構成されている。なお、図10に示す半導体チップScは、ダイパッドDp上にダイボンディングされており、またリードフレームLfのリードLaには、ワイヤボンディングされたワイヤWrが接続されている。
上型101は、前述したイメージセンサ10bの樹脂モールド11、つまり半導体チップScの表面側(受光部Pt側)のモールド形状を樹脂成形可能に構成される金型で、加圧装置102および図略のガイド装置によって上下動可能に構成されている。
即ち、上型101の内側には、図2等に示すイメージセンサ10bの上半分にあたる樹脂モールド11を樹脂成形可能に窪んだ上部キャビティ101aが形成されているとともに、この上部キャビティ101aのほぼ中央には、台形柱形状をなして突出する円錐台凸部101bが形成されている。
この円錐台凸部101bは、イメージセンサ10bの窓部13を形成可能にするもので、その頂部に相当する凸頂部101b’の形状が窓部13の形状となる。またこの窓部13は、半導体チップScを外部に露出させる開口部に相当する。凸頂部101b’の高さは、上型101の当接面101xよりも半導体チップScの厚さ相当分だけ低く設定されている。
また、図11(A) に示すように、上部キャビティ101aの円錐台凸部101bの周囲には、円環状凹部101c,101dが当該円錐台凸部101bとほぼ同心状に形成されている。これら円環状凹部101c,101dは、前述したイメージセンサ10bのレンズホルダ30を形成可能にするもので、円環状凹部101cよりも内周側に位置する円環状凹部101dの方を、凹部の深さを浅く設定することで、レンズホルダ30の段差部34を形成可能にしている。なお、符号101yは、樹脂モールドを形成するための樹脂材料(例えばエポキシ樹脂)を外部から注入するためランナー(溝)を示す。また、上型101には、上部キャビティ101a内の空気を外部に逃がし得る図略の通気孔が形成されている。
一方、下型103は、イメージセンサ10bの樹脂モールド12、つまり半導体チップScの裏側(ダイパッドDp側)のモールド形状を樹脂成形可能に構成される金型で、基台104に固定されており、この基台104は、モールド成形装置20の基準面に固定されている。
即ち、図11(B) に示すように、下型103の内側には、図2等に示すイメージセンサ10bの下半分にあたる樹脂モールド12を樹脂成形可能に窪んだ下部キャビティ103aが形成されているとともに、この下部キャビティ103aのほぼ中央には、円錐台形状をなして突出するダイマウント103bが形成されている。
このダイマウント103bは、その凸頂部103b’により、半導体チップScが搭載されたダイパッドDpをその下方からを支持可能にするもので、これにより後述するように、半導体チップScが上型101の円錐台凸部101bにより加圧されても下部キャビティ103a側に押し出されないようにしている。なお、ダイマウント103bの高さ、つまり凸頂部103b’の位置は、下型103の当接面103xと面一になるように設定されている。なお、この下型103にも、下部キャビティ103a内の空気を外部に逃がし得る図略の通気孔が形成されている。
このようにモールド成形装置100aを構成することにより、リードフレームLfにダイボンドされた半導体チップScを当該モールド成形装置100aにセットすることで、例えば、図10(A) 〜図10(C) に示すような各工程を経て樹脂モールドされることによってイメージセンサ10bとして完成される(図10(D) 参照)。なお、これから説明する樹脂注入工程の前には、ダイパッドDpにダイボンドされまたリードLaにワイヤボンディングされた半導体チップScが搭載されたリードフレームLfを、モールド成形装置100aにセットするリードフレームセット工程が存在している。
即ち、図10(A) に示す樹脂注入工程では、上型101のランナー101yを介して、上部キャビティ101aおよび下部キャビティ103aに樹脂材料を注入する。このとき上型101による加圧力は、上部キャビティ101aおよび下部キャビティ103aに充填される樹脂材料が両型101,103外に漏れ出ない十分な圧力で加圧されるが、本第9実施形態では、樹脂材料が漏れ出ない圧力で、かつ、円錐台凸部101bにより加圧される受光部Ptが当該加圧によって損傷しない程度の圧力に設定されている。なお、上型101および下型103に形成される図略の通気孔から上部キャビティ101aや下部キャビティ103a内の空気が外部に抜けるので、樹脂材料の注入を容易にしている。
図10(A) に示す樹脂注入工程により樹脂材料の充填が完了すると、次に、樹脂材料が硬化することによって樹脂モールド化された半導体チップScおよびリードフレームLfを、図10(B) に示す型抜き工程により上型101および下型103から取り出す。
このようにして型抜きされた樹脂モールド11,12は、図10(C) に示すように、まだダイバーを介してリードフレームLfに接続されているため、ダイバーカット工程により上型101のランナー101y部分により形成された不要な樹脂モールド部分15や、リードLaを切断して除去し、さらにフォーミング工程によりリードLaを所定形状にフォーミングする。
これにより、図10(D) に示すように、半導体チップScの受光部Ptを外部に露出し得る窓部13やその周囲に位置するレンズホルダ30が一体成形された樹脂モールド11のイメージセンサ10bの樹脂モールドが完成する。なお、この10(D) に示すイメージセンサ10bは、レンズホルダ30にレンズLeを組み付ける前のものであることに留意されたい。
なお、この例では、SOP(Small Outline Package)型のイメージセンサを例示したが、勿論、SOJ(Small Outline J-leaded)型やDIP(Dual In-line Package)型のイメージセンサDvであっても同様に上述した各工程が適用できる。
このように本第9実施形態に係るモールド成形装置100aでは、上型101が備える上部キャビティ101aは、「樹脂モールド11の窓部13を形成可能な円錐台凸部101b」と「樹脂モールド11の窓部13を覆うように位置して半導体チップScの光学系を構成し得るレンズLeをレンズ軸Zと半導体チップScの光軸Z’をほぼ一致させて保持するレンズホルダ30を形成可能な円環状凹部101c,101d」とを有し窓部13の側を樹脂モールド可能に構成され、下型103が備える下部キャビティ103aは、上型101に対応して窓部13の反対側の樹脂モールド12を樹脂モールド可能に構成される。これにより、このような両型101,103の間に形成される上部キャビティ101aおよび下部キャビティ103aに樹脂が充填されることで、レンズLeのレンズ軸Zと半導体チップScの光軸Z’とをほぼ一致させて保持するレンズホルダ30が半導体チップScのパッケージと一体に成形されるので、このようなレンズホルダ30を別体の部品として当該パッケージに組み付ける必要がなくなる。したがって、半導体チップScのパッケージの製造工程においてレンズホルダ30の組付工程が存在しないため、光学特性を低下させることなく製造工程を削減することができる。
なお、上述した第9実施形態のモールド成形装置100aでは、第2実施形態に係るイメージセンサ10bを樹脂モールドする場合を例示して説明したが、既に説明した他の各実施形態に係るイメージセンサ10a,10d,10f,10h,10jを樹脂モールドする場合についても、同様に適用することができる。
[第10実施形態]
次に、第10実施形態に係る光学素子のパッケージ製造装置を図12および図13に基づいて説明する。本第10実施形態は、上型111の一部を入れ子型112で構成している点が第9実施形態と異なる。このため、第9実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図12および図13に示すように、本第10実施形態に係るモールド成形装置100bは、上型111として、第9実施形態で説明した円錐台凸部101bおよびその周囲を形成する入れ子型112を備えている。
上型111は、上部キャビティ101aのほぼ中央に、円環状凹部101cの内側に連通して貫通する穴部101eが形成されている。この穴部101eは、入れ子型112を着脱自在に構成されるものである。
入れ子型112は、第3実施形態に係るイメージセンサ10cの樹脂モールド11の、窓部13を形成可能な円錐台凸部112aおよびレンズホルダ40の雌ねじ溝42を形成可能な雄ねじ溝112bを有しており、前述した上型111の穴部101eに対して着脱自在に構成されている。
このようにモールド成形装置100bを構成することにより、リードフレームLfにダイボンドされた半導体チップScを当該モールド成形装置100aにセットすることで、例えば、図12(A) 〜図12(C) に示すような各工程を経て樹脂モールドされることによってイメージセンサ10cとして完成される。なお、これから説明する樹脂注入工程の前には、ダイパッドDpにダイボンドされまたリードLaにワイヤボンディングされた半導体チップScが搭載されたリードフレームLfを、モールド成形装置100bにセットするリードフレームセット工程が存在している。
即ち、図12(A) に示す樹脂注入工程では、入れ子型112を装着した状態の上型111のランナー101yを介して、上部キャビティ101aおよび下部キャビティ103aに樹脂材料を注入する。このとき上型111による加圧力は、上部キャビティ101aおよび下部キャビティ103aに充填される樹脂材料が両型111,103外に漏れ出ない十分な圧力で加圧される。
図12(A) に示す樹脂注入工程により樹脂材料の充填が完了すると、次に、樹脂材料が硬化して樹脂モールド化された半導体チップScおよびリードフレームLfから、図12(B) に示す入れ子型分離工程により入れ子型112を抜く。このとき、入れ子型112には、その周囲に雄ねじ溝112bが形成されていることから、上型111に対して当該入れ子型112を回転させながら徐々に抜くことで、樹脂モールド11のレンズホルダ40に形成された雌ねじ溝42を破損することなく上型111から入れ子型112を分離することができる。
図12(B) に示す入れ子型分離工程により入れ子型112が分離されると、図12(C) に示す型抜き工程により上型111および下型103から樹脂モールドされた樹脂モールド11、12を取り出す。このようにして型抜きされた樹脂モールド11,12は、前述したように、図10(C) に示すダイバーカット工程やフォーミング工程により、不要な樹脂モールド部分15やリードLaが除去されたり、またリードLaが所定形状にフォーミングされて、第3実施形態に係るイメージセンサ10cの樹脂モールドが完成する。
このように本第10実施形態に係るモールド成形装置100bでは、上型111の入れ子型112は、窓部13を成形するための凸部を形成可能な円錐台形状を有する円錐台凸部112aと、レンズホルダ40を成形するための凹部の内壁に雌ねじ溝42を形成可能な雄ねじ形状を円錐台形状の大径側に有する雄ねじ溝112bと、を備える。これにより、このような入れ子型112を備えた上型111に形成される上部キャビティ101aに樹脂が充填されることで、凹部の内壁、つまりレンズホルダ40(60)の内壁に雌ねじ溝42(63)を形成することができるため、このような雌ねじ溝42(62)に螺合可能な雄ねじ溝が外周に形成されたレンズLe”やバレル63をレンズホルダ40(60)にねじ結合させることができる。したがって、このようなレンズLe”の光軸Z’方向の位置や、レンズホルダ40(60)に保持されたレンズLe”,Leの光軸Z’方向の位置を微妙に調節可能にして、レンズLe”,Leの結像位置や焦点位置を微調整することができる。
なお、上述した第10実施形態のモールド成形装置100bでは、第3実施形態に係るイメージセンサ10cを樹脂モールドする場合を例示して説明したが、既に説明した他の各実施形態に係るイメージセンサ10e,10g,10iを樹脂モールドする場合についても、同様に適用することができる。
[第11実施形態]
続いて、第11実施形態および第12実施形態では、固体撮像素子等の半導体チップを樹脂モールドしたイメージセンサのパッケージ製造工程に、本発明の光学素子のパッケージ製造方法を適用したものを例示して説明する。
まず、第11実施形態として、本発明の光学素子のパッケージ製造方法を図14に基づいて説明する。図14(A) に示すように、半導体チップScの位置決め工程では、ボンディング装置200にセットされたリードフレームLfのダイパッドDp上に、半導体チップScを位置決めする。次に図14(B) に示すダイボンディング工程では、ダイパッドDpに半導体チップScをダイボンドする。
続く図14(C) に示すワイヤボンディング工程では、ダイボンディング工程でボンディングされた半導体チップScとリードフレームLfのリードLaとの間をワイヤWrでワイヤボンディングする。これにより、リードフレームLfには半導体チップScが搭載されるので、図14(D) に示すように、第9実施形態で説明したモールド成形装置100aに当該リードフレームLfをセットする。
この後は、既に、図10(A) 〜図10(D) を参照して説明したように、樹脂注入工程(図10(A) )、型抜き工程(図10(B) )、ダイバーカット工程(図10(C) )およびフォーミング工程(図10(D) )を経てイメージセンサ10bの樹脂モールドが完成する。
このように第11実施形態に係るイメージセンサのパッケージ製造方法では、ワイヤボンディング工程により、リードフレームLfのダイパッドDpにボンディングされた半導体チップScをこのリードフレームLfのリードLaにワイヤボンディングし、樹脂モールド工程により、ワイヤボンディング工程によってワイヤボンディングされた半導体チップScを樹脂モールド可能かつ「樹脂モールド11の窓部13」および「窓部13を覆うように位置して半導体チップScの光学系を構成し得るレンズLeをレンズ軸Zと半導体チップScの光軸Z’とをほぼ一致させて保持するレンズホルダ30」を形成可能に樹脂でモールドする。これにより、レンズLeのレンズ軸Zと半導体チップScの光軸Z’とをほぼ一致させて保持するレンズホルダ30が半導体チップScのパッケージと一体に成形されるので、このようなレンズホルダ30を別体の部品として半導体チップScのパッケージに組み付ける必要がなくなる。したがって、半導体チップScのパッケージの製造工程において保持部の組付工程が存在しないため、光学特性を低下させることなく製造工程を削減することができる。
なお、上述した第11実施形態に係るイメージセンサのパッケージ製造方法では、第2実施形態に係るイメージセンサ10bを樹脂モールドする場合を例示して説明したが、既に説明した他の各実施形態に係るイメージセンサ10a,10d,10f,10h,10jを樹脂モールドする場合についても、同様に適用することができる。
また、上型101に代えて入れ子型112を着脱自在な上型111を用いることで、既に説明した他の各実施形態に係るイメージセンサ10e,10g,10iを樹脂モールドする場合についても、同様に適用することができる。
[第12実施形態]
次に、第12実施形態に係る光学素子のパッケージ製造方法を図15に基づいて説明する。本第12実施形態は、樹脂モールド11,12を成形した後に、ダイパッドDpに半導体チップScをダイボンディングしさらにワイヤボンディングする点が第11実施形態と異なる。このため、第11実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
なお、本第12実施形態に係るパッケージ製造方法では、上型101’として、前述した上型101の円錐台凸部101bよりも凸頂部101b’が「α」に拡大された円錐台凸部101fを用いる。このため、上型101’により成形された樹脂モールド11のレンズホルダ30’は、上型101で形成されたレンズホルダ30よりも円筒部が大径に形成されている。これにより、半導体チップScがボンディングされる前のリードフレームLfのダイパッドDpとこのリードフレームLfのワイヤボンディングされる前のリードパッドLpとを避けて樹脂モールドすることが可能となる。
図15(A) に示すように、まずリードフレームセット工程により、半導体チップSc等が搭載されていないリードフレームLfを、上型101’と下型103との間の所定位置にセットする。次に図15(B) に示す樹脂材料注入工程では、上型101’のランナー101yを介して、上部キャビティ101aおよび下部キャビティ103aに樹脂材料を注入する。このときリードフレームLfには、半導体チップScが搭載されていないため、充填される樹脂材料が両型101’,103外に漏れ出ない十分な圧力で加圧される。
そして、樹脂材料が硬化した後、型抜き工程により上型101’および下型103から型抜きされると、図15(C) に示すように、半導体チップScの位置決め工程により、ダイパッドDp上に半導体チップScが位置決めされた後、図15(D) に示すダイボンディング工程により半導体チップScがダイパッドDpにダイボンドされる。
ダイパッドDpに半導体チップScがダイボンドされると、図15(E) に示すワイヤボンディング工程により、半導体チップScとリードパッドLPと間をワイヤWrでワイヤボンディングする。この後は、既に、図10(C) および図10(D) を参照して説明したように、ダイバーカット工程(図10(C) )およびフォーミング工程(図10(D) )を経てイメージセンサの樹脂モールドが完成する。
このように第12実施形態に係るイメージセンサのパッケージ製造方法では、樹脂材料注入工程により、半導体チップScがボンディングされる前のリードフレームLfのダイパッドDpとこのリードフレームLfのワイヤボンディングされる前のリードパッドLpとを避けて樹脂モールド11の窓部13’およびこの窓部13’を覆うように位置して半導体チップScの光学系を構成し得るレンズLeをレンズ軸Zと半導体チップScの光軸Z’とをほぼ一致させて保持するレンズホルダ30’を形成可能に樹脂でモールドし、ダイボンディング工程により、樹脂材料注入工程によって樹脂でモールドされたリードフレームLfのダイパッドDpに半導体チップScをボンディングし、ワイヤボンディング工程により、ダイボンディング工程によってダイパッドDpにボンディングされた半導体チップScをリードパッドLpにワイヤボンディングする。これにより、レンズLeのレンズ軸Zと半導体チップScの光軸Z’とをほぼ一致させて保持するレンズホルダ30’が半導体チップScのパッケージと一体に成形されるので、このようなレンズホルダ30’を別体の部品として半導体チップScのパッケージに組み付ける必要がなくなる。また、当該パッケージが樹脂モールドされた後に、ダイパッドDpに半導体チップScがボンディングされるので、樹脂材注入工程において当該半導体チップScを汚損したり破損することがない。したがって、光学特性を低下させることなく製造工程を削減することができる。
また、上型101’に代えて入れ子型112を着脱自在な上型111を用いることで、既に説明した他の各実施形態に係るイメージセンサ10cのようにレンズホルダに雌ねじ溝を形成した樹脂モールドの場合についても、同様に適用することができる。
なお、上述した第11,12実施形態では、樹脂モールドされたパッケージとして、SOP型のものを例示したが、SOJ型やDIP型のパッケージであっても同様に上述した製造方法を適用することができ、同様の作用・効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を示す図で、図1(A) は平面図、図1(B) は図1(A) に示すIB線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を示す図で、図2(A) は平面図、図2(B) は図2(A) に示すIIB線断面図、図2(C) はレンズの位置を変更した場合におけるIIB線断面図である。 第2実施形態のレンズの取付構造の例を示す図で、図3(A) は図2(A) に示すIIB線断面相当の断面図、図3(B) は図3(A) に示すIIIB線内拡大図である。 本発明の第3実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を示す図で、図4(A) は平面図、図4(B) は図4(A) に示すIVB線断面図、図4(C) はレンズの位置を変更した場合におけるIVB線断面図である。 本発明の第4実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を示す図で、図5(A) は平面図、図5(B) は図5(A) に示すVB線断面図、図5(C) はレンズの位置を変更した場合におけるVB線断面図である。 本発明の第5実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を示す図で、図6(A) は平面図、図6(B) は図6(A) に示すVIB線断面図、図6(C) はレンズの位置を変更した場合におけるVIB線断面図である。 本発明の第6実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を示す図で、図7(A) は平面図、図7(B) は図7(A) に示すVIIB線断面図、図7(C) は改変例でVIIB線断面相当の断面図である。 本発明の第7実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を示す図で、図8(A) は平面図、図8(B) は図8(A) に示すVIIIB線断面図、図8(C) は改変例でVIIIB線断面相当の断面図である。 本発明の第8実施形態に係る光学素子のパッケージ構造を示す図で、図9(A) は断面図、図9(B) は図9(A) に示すIXB線内拡大図である。 本発明の第9実施形態に係る光学素子のパッケージ製造装置および同パッケージの製造工程を示す図で、図10(A) は樹脂材料注入工程、図10(B) は型抜き工程、図10(C) はダイバーカット工程、図10(D) はフォーミング工程、をそれぞれ示す説明図である。 第9実施形態のパッケージ製造装置を構成する上型・下型の構成例を示す図で、図11(A) は上型を内側方向から見た平面図、図11(B) は下型を内側方向から見た平面図である。 本発明の第10実施形態に係る光学素子のパッケージ製造装置および同パッケージの製造工程を示す図で、図12(A) は樹脂材料注入工程、図12(B) は入れ子型分離工程、図12(C) は型抜き工程、をそれぞれ示す説明図である。 第10実施形態のパッケージ製造装置を構成する上型の構成例を示す図で、図13(A) は入れ子型付きの上型を内側方向から見た平面図、図13(B) は入れ子型を外した上型を内側方向から見た平面図である。 本発明の第11実施形態に係る光学素子のパッケージ製造方法を示す図で、図14(A) は半導体チップの位置決め工程、図14(B) はダイボンディング工程、図14(C) はワイヤボンディング工程、図14(D) はリードフレームセット工程、図14(E) は樹脂材料注入工程、をそれぞれ示す説明図である。 本発明の第12実施形態に係る光学素子のパッケージ製造方法を示す図で、図15(A) はリードフレームセット工程、図15(B) は樹脂材料注入工程、図15(C) は半導体チップの位置決め工程、図15(D) はダイボンディング工程、図15(E) はワイヤボンディング工程、をそれぞれ示す説明図である。
符号の説明
10a、10b、10b’、10b”、10c、10c’、10d、10d’、10e、10e’、10f、10g、10h、10i、10j…イメージセンサ
11、12…樹脂モールド
13、13’…窓部(開口部)
14…凹部
20、30、40、50、60、70、80、90…レンズホルダ
34…段差部
35…リング(レンズ位置調節機構)
36…環状溝
37…接着剤
42…雌ねじ溝(レンズ位置調節機構、一方のねじ溝)
53、63、73、83、93…バレル(中間部材)
85、86…絞り板
100a、100b…モールド成形装置(パッケージ製造装置)
101、111…上型(一の型)
101a…上部キャビティ(第1のキャビティ)
101b…円錐台凸部(凸部)
101c、101d…円環状凹部(凹部)
101f…円錐台凸部(凸部)
103…下型1(他の型)
103a…下部キャビティ(第2のキャビティ)
112…入れ子型1(分割型)
112a…円錐台凸部(凸部)
112b…雄ねじ溝(雄ねじ形状部)
Eg、Eg’…外周(レンズの外周)
Eg”…外周(レンズ位置調節機構、他方のねじ溝)
Le、Le’、Le”、Lea、Leb…レンズ
Lf…リードフレーム
Lp…リードパッド
Pt…受光領域
S…空間
Sc…半導体チップ(光学素子)
Wr…ワイヤ
Z…レンズ軸(レンズの軸)
Z’…光軸(光学素子の光軸)
d、d’…離隔距離

Claims (11)

  1. 光学素子に入射する光または光学素子から出射する光の通過を可能にする開口部を有するようにこの光学素子を樹脂でモールドする光学素子のパッケージ構造において、
    前記開口部を覆うように位置して前記光学素子の光学系を構成し得るレンズを、前記レンズの軸と前記光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部を一体に樹脂モールドして備えることを特徴する光学素子のパッケージ構造。
  2. 前記保持部は、前記レンズの位置で前記光学素子の光軸方向の位置を調節可能なレンズ位置調節機構を備えることを特徴する請求項1記載の光学素子のパッケージ構造。
  3. 前記レンズ位置調節機構は、
    前記保持部に形成される一方のねじ溝と、
    前記一方のねじ溝と螺合可能に前記レンズの外周に形成される他方のねじ溝と、
    を備えることを特徴する請求項2記載の光学素子のパッケージ構造。
  4. 前記保持部は、前記レンズを固定可能なレンズ固定構造を備える中間部材を介して前記レンズを間接的に保持し、
    前記レンズ位置調節機構は、
    前記保持部に形成される一方のねじ溝と、
    前記一方のねじ溝に螺合可能に前記中間部材の外側に形成される他方のねじ溝と、
    を備えることを特徴する請求項2記載の光学素子のパッケージ構造。
  5. 前記保持部は、前記レンズを固定可能なレンズ固定構造を備える中間部材を介して前記レンズを間接的に保持することを特徴する請求項1記載の光学素子のパッケージ構造。
  6. 前記中間部材の前記レンズ固定構造は、それぞれの軸をほぼ一致させた複数のレンズを固定可能に構成されることを特徴する請求項5記載の光学素子のパッケージ構造。
  7. 前記中間部材は、前記光学素子に入射する光または前記光学素子から出射する光を、絞る絞り構造を備えることを特徴する請求項5または6記載の光学素子のパッケージ構造。
  8. 光学素子に入射する光または光学素子から出射する光の通過を可能にする開口部を形成可能にこの光学素子を樹脂でモールドする光学素子のパッケージ製造装置において、
    「前記開口部を形成可能な凸部」と「前記開口部を覆うように位置して前記光学素子の光学系を構成し得るレンズを前記レンズの軸と前記光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部を形成可能な凹部」とを有し前記開口部の側を樹脂モールド可能に構成される第1のキャビティを備える一の型と、
    前記一の型に対応して前記開口部の反対側を樹脂モールド可能に構成される第2のキャビティを備える他の型と、
    を備えることを特徴とする光学素子のパッケージ製造装置。
  9. 前記一の型は、当該一の型の一部を構成しかつ分離可能な分割型を備えており、
    この分割型は、
    前記凸部を形成可能な円錐台形状を有する円錐台形状部と、
    前記凹部の内壁に雌ねじ溝を形成可能な雄ねじ形状を前記円錐台形状の大径側に有する雄ねじ形状部と、
    を備えることを特徴とする請求項8記載の光学素子のパッケージ製造装置。
  10. 光学素子に入射する光または光学素子から出射する光の通過を可能にする開口部を形成可能にこの光学素子を樹脂でモールドする光学素子のパッケージ製造方法において、
    リードフレームのダイパッドにボンディングされた前記光学素子をこのリードフレームのリードにワイヤボンディングするワイヤボンディング工程と、
    前記ワイヤボンディング工程によってワイヤボンディングされた前記光学素子を樹脂モールド可能かつ「前記開口部」および「前記開口部を覆うように位置して前記光学素子の光学系を構成し得るレンズを前記レンズの軸と前記光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部」を形成可能に樹脂でモールドする樹脂モールド工程と、
    を含むことを特徴とする光学素子のパッケージ製造方法。
  11. 光学素子に入射する光または光学素子から出射する光の通過を可能にする開口部を形成可能にこの光学素子を樹脂でモールドする光学素子のパッケージ製造方法において、
    前記光学素子がボンディングされる前のリードフレームのダイパッドとこのリードフレームのワイヤボンディングされる前のリードパッドとを避けて「前記開口部」および「前記開口部を覆うように位置して前記光学素子の光学系を構成し得るレンズを前記レンズの軸と前記光学素子の光軸とをほぼ一致させて保持する保持部」を形成可能に樹脂でモールドする樹脂モールド工程と、
    前記樹脂モールド工程によって樹脂でモールドされた前記リードフレームのダイパッドに前記光学素子をボンディングするダイボンディング工程と、
    前記ダイボンディング工程によって前記ダイパッドにボンディングされた前記光学素子を前記リードパッドにワイヤボンディングするワイヤボンディング工程と、
    を含むことを特徴とする光学素子のパッケージ製造方法。
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