JP2004080774A - イメージセンサモジュールの製造方法 - Google Patents

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坂本 雄二
Hisayoshi Fujimoto
藤本 久義
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Abstract

【課題】 ピントずれが少なく、鮮明な撮像画像を得ることができるイメージセンサモジュールの製造方法を提供すること。
【解決手段】 主面2aを上にして基板1上に搭載されたイメージセンサチップ2と、このイメージセンサチップ2の主面2aの上方にレンズ面3aが位置するレンズユニット3とを備えたイメージセンサモジュールの製造方法であって、ハンドリング装置7を用いてレンズユニット3と一体となったレンズホルダ4を吸着保持し、イメージセンサチップ2の主面2aに対するレンズ面3aの高さ調整を行い、そのレンズ面3aを高さ調整後の位置に保った状態で紫外線硬化樹脂8を用いてレンズホルダ4を基板1上に接着固定する。
【選択図】 図6

Description

 本願発明は、たとえばデジタルカメラやカメラ付きの携帯電話などに内蔵されるイメージセンサモジュールの製造方法に関する。
 従来より、撮像装置においては、光学的な像を電気信号としての画像として変換取得するための部品として、イメージセンサモジュールが広く用いられている(たとえば、特許文献1参照。)。図22は、そのようなイメージセンサモジュールの一例を示す断面図である。この図に示すイメージセンサモジュールは、主面102aを上にして基板101上に搭載されたイメージセンサチップ102、イメージセンサチップ102の主面102aの上方にレンズ面103aが位置するレンズユニット103、レンズユニット103を収容保持した状態で基板101上に接合されたレンズホルダ104、およびレンズユニット103のレンズ面103aを覆って絞り機能を果たすレンズカバー105などを有している。
 このようなイメージセンサモジュールの製造にあたっては、光学的観点によりレンズ面103aからイメージセンサチップ102までの距離tが非常に重要とされ、レンズユニット103やレンズホルダ104について極めて高い寸法精度や取り付け精度が要求される。そのため、レンズホルダ104を基板101上に接合する前には、あらかじめレンズユニット103をレンズホルダ104に正確に組み付けて一体化するようにしている。レンズホルダ104は、最終的には接着剤などを用いて基板101上に接合され、これによりレンズ面103aが所定の高さに位置決めされる。
特開平10−41492号(図1)
 しかしながら、上記したようにレンズユニット103をレンズホルダ104に正確に組み付けて一体化しようとしても、結局のところ、基板101とレンズホルダ104との接合部位にわずかながらもばらつきが生じるので、レンズ面103aからイメージセンサチップ102までの距離tが長すぎたり短すぎることがあった。
 より具体的には、単に接着剤などを用いて基板101とレンズホルダ104とを接合する従来の製造方法では、基板101とレンズホルダ104との接合間隔が正確に規定されず、また、接着前と後では接合間隔が多少変化するためにイメージセンサチップ102に対するレンズ面103aの高さがモジュールごとに微妙に異なってしまっていた。つまり、レンズ面103aが所定の高さに合っていないイメージセンサモジュールでは、ピントが若干ずれるためにイメージセンサチップ102上に鮮明な像を結像させることができず、撮像画像が不鮮明になるという問題があった。
 本願発明は、このような事情のもとに考えだされたものであって、ピントずれが少なく、鮮明な撮像画像を得ることができるイメージセンサモジュールの製造方法を提供することを課題としている。
 本願発明では、上記した課題を解決すべく、次の技術的手段を講じている。
 すなわち、本願発明により提供されるイメージセンサモジュールの製造方法は、主面を上にして基板上に搭載されたイメージセンサチップと、このイメージセンサチップの主面の上方にレンズ面が位置するレンズユニットとを備えたイメージセンサモジュールの製造方法であって、上記イメージセンサチップの主面に対する上記レンズ面の高さ調整をする工程と、上記レンズ面を上記高さ調整後の位置に固定保持する工程とを含むことを特徴としている。
 本願発明によれば、イメージセンサチップの主面に対してレンズユニットのレンズ面の高さ調整を行い、そのレンズ面を高さ調整後の位置に固定保持することにより、最終的な完成品としてもレンズ面を所定の高さに保ったイメージセンサモジュールが得られるので、そうして得られたイメージセンサモジュールでは、イメージセンサチップ上の所定の高さに位置合わせされたレンズ面を通して正確にピントを合わせることができ、鮮明な撮像画像を得ることができる。
 本願発明の好ましい実施の形態においては、上記レンズ面の高さ調整工程は、上記レンズ面を通して上記イメージセンサチップにテストチャートを撮像させつつ、このテストチャートの撮像画像が最適となるように上記レンズ面を上記基板の厚み方向に変位させることにより行う構成とすることができる。
 このような構成によれば、上記レンズ面を通して上記テストチャートにピントが合うように上記レンズ面を移動させることにより、ピントが最も良く合う高さに上記レンズ面を留めた状態で、上記レンズ面を固定保持することができる。したがって、上記レンズユニット、レンズホルダおよび基板の製作精度に対する要求を緩和しつつ、鮮明な撮像画像を得ることができる。
 本願発明の好ましい実施の形態においては、上記レンズ面の高さ調整工程は、上記基板に対し、上記レンズユニットを収容保持したレンズホルダを移動させることにより行い、上記レンズ面の固定保持工程は、上記レンズホルダを上記基板に即時硬化性の接着剤を用いて接合する処理を含む。即時硬化性の接着剤は、光硬化樹脂であることが望ましい。
 このような構成によれば、上記レンズホルダを上記基板に速やかに接合可能である。非即時硬化性の接着剤を用いて接合する場合には、接着剤が硬化するまでに長時間を要し、またその硬化の進行に伴って接着対象物に位置ずれなどを生じさせるが、即時硬化性の接着剤を用いれば、固定作業の迅速化が図れ、また、上記レンズ面は、ピントが最も良く合う位置から不当にずれる虞れが少ない。したがって、鮮明な撮像画像が得られる所定の高さにレンズ面を適切に位置合わせすることができる。また、光硬化樹脂によれば、所定の光を照射することのみにより即時硬化させることが可能であり、上記固定保持を容易に行なうことができる。
 本願発明の好ましい実施の形態においては、上記レンズ面の固定保持工程は、上記レンズホルダを上記基板に弾性接着材を用いて接合する処理をさらに含む。このような構成によれば、上記即時硬化性の接着剤の使用量を少なくすることができる。上記即時硬化性の接着剤は、硬化後に振動を受けた場合などに一部が剥離して塵埃となる可能性が高い。一方、上記弾性接着材は、上記即時硬化性の接着剤と比べて、伸びおよび絞りが大きく、粉塵が発生する虞れが少ない。したがって、上記イメージセンサモジュールが取付けられた機器の内部が上記塵埃により汚染されることを適切に抑制することができる。
 本願発明のさらに好ましい実施の形態においては、上記弾性接着材を用いた接合処理においては、上記レンズホルダの下端部の略全周を上記基板の上面に接合する。このような構成によれば、上記レンズホルダを、上記弾性接着材により上記基板に対して高い気密性で確実に接合することができる。また、上記即時硬化性の接着剤の使用量をさらに少なくし、塵埃による汚染を抑制するのに好適である。
 本願発明の好ましい実施の形態においては、上記レンズユニットの下端部には、上記基板と略平行に延出する複数のフランジ部を設けておき、上記即時硬化性の接着剤を用いた接合処理においては、上記各フランジ部を上記基板に接合する。上記即時硬化性の接着剤は、光硬化性の樹脂であることが望ましい。このような構成によれば、上記フランジ部は、上記レンズユニットから延出しているために、上記即時硬化性の接着剤を塗布する際の作業性が良い。特に、上記即時硬化性の接着剤として光硬化性の樹脂を用いた場合には、この光硬化樹脂は、外部に露出するように塗布されることとなり、即時硬化させるための所定の光を適切に照射可能である。したがって、レンズ面の位置合わせを速やかにかつ確実に行なうことができる。また、上記フランジ部の表面は種々の方向を向く複数の面であるために、これらの面を利用した接合は、接合強度を高める上で有利である。
 本願発明の好ましい実施の形態においては、上記レンズ面の高さ調整工程は、上記レンズユニットを収容保持するために上記基板に固定されたレンズホルダに対し、上記レンズユニットを移動させることにより行い、上記レンズ面の固定保持工程は、上記レンズユニットを上記レンズホルダに対して即時硬化性の接着剤を用いて接合することにより行う。この場合も即時硬化性の接着剤は、光硬化樹脂であることが望ましい。
 このような構成によっても、ピントが最も良く合う位置にレンズユニットを速やかにかつ正確に接着固定することができ、鮮明な撮像画像が得られるイメージセンサモジュールを製造可能である。
 本願発明の好ましい実施の形態においては、上記レンズユニットを、その一部が上記レンズホルダの上面から突出する構成としておき、上記レンズユニットの上記レンズホルダに対する接合においては、上記レンズユニットの側面を、上記レンズホルダの上面に即時硬化性の接着剤を用いて接合する。この場合も即時硬化性の接着剤は、光硬化樹脂であるのが望ましい。このような構成によれば、上記光硬化樹脂は、外部に露出するように塗布されることとなり、即時硬化させるための所定の光を適切に照射可能である。したがって、レンズ面の位置合わせを速やかにかつ正確に行なうことができる。
 本願発明の好ましい実施の形態においては、上記レンズユニットを、上記基板または上記イメージセンサチップに直接搭載可能な構造としておき、上記レンズ面の高さ調整工程は、上記基板または上記イメージセンサチップに対し、上記レンズユニットを移動させることにより行い、上記レンズ面の固定保持工程は、上記レンズユニットを上記基板または上記イメージセンサチップに対して即時硬化性の接着剤を用いて接合することにより行う。この場合も即時硬化性の接着剤は、光硬化樹脂であるのが望ましい。このような構成によれば、レンズホルダの構造を簡略化し、イメージセンサモジュールの小型化を図ることができる。
 本願発明の好ましい実施の形態においては、上記光硬化樹脂は、紫外線硬化樹脂である。さらに、上記紫外線硬化樹脂は、加熱硬化性、湿気硬化性、および嫌気硬化性のうち少なくとも一つをさらに有するものであってもよい。このような構成によれば、上記紫外線硬化樹脂は、可視光によっては硬化されず、紫外線を照射することにより、速やかに硬化させて接合することが可能であり便利である。また、たとえば、加熱硬化性をさらに有する紫外線硬化樹脂を用いれば、紫外線硬化の性質を利用して速やかに固定保持し、その後に、接合箇所を加熱することにより、紫外線の照射が困難な接合箇所についても確実な接合を行なうことができる。
 本願発明のその他の特徴および利点については、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明らかとなるであろう。
 以下、本願発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
 なお、本願発明に係るイメージセンサモジュールの製造方法の説明に先立ち、製造対象となるイメージセンサモジュールの構成を図1を参照して簡単に説明する。図1に示すイメージセンサモジュールは、たとえばデジタルカメラやカメラ付きの携帯電話などに内蔵されるものであって、基板1、イメージセンサチップ2、レンズユニット3、レンズホルダ4、絞り部5、および光学フィルタ6などを具備して構成されている。レンズユニット3は、第1および第2の単体レンズ3X,3Yを組み合わせたものである。
 基板1は、たとえばプリント配線基板であり、その上面1aにイメージセンサチップ2が搭載される。特に図示しないが基板1の下面1bには、スルーホールを介してランドに導通する複数の端子が設けられており、これらの端子を介してイメージセンサチップ2からの出力信号が外部に取り出される。
 イメージセンサチップ2は、たとえばCCD型あるいはCMOS型の固体撮像デバイスを備えている。イメージセンサチップ2の主面2aには、特に図示しないがレンズユニット3を透過してきた光を受ける受光部が設けられており、この主面2aを上にしてイメージセンサチップ2が基板1の上面1aに接合されている。また、イメージセンサチップ2は、ワイヤボンディングにより多数のワイヤ2bを介して基板1上の図示しないランドに電気的に接続されている。
 レンズユニット3は、イメージセンサチップ2に近い方の第1の単体レンズ3Xの上に第2の単体レンズ3Yを重ね合わせた構造を有している。第1および第2の単体レンズ3X,3Yは、たとえば透明な合成樹脂製で当初は個別に形成されるが、互いに精度良く組み合わされることでレンズユニット3となり、このレンズユニット3が一部品として取り扱われる。レンズユニット3の全体形状について見ると、イメージセンサチップ2側に向いて凸状に湾曲する凸レンズ面3a、凸レンズ面3aとは反対側の入射レンズ面3b、および凸レンズ面3aより外側の周部分をなす外周部3cがある。これらのうち、特に凸レンズ面3aは、イメージセンサチップ2の主面2aを基準面とした場合、その高さが光学的観点から非常に重要とされる。この点を重視して第1の実施形態では、製造方法に特別な工夫を凝らしているが、これについては後述する。
 レンズホルダ4は、遮光性のあるたとえば合成樹脂製であり、概ね円筒状に形成されている。レンズホルダ4の内部には、上から順に上段部4a、中間段部4b、下段部4cが形成されており、これらの段部4a,4b,4cに絞り部5、レンズユニット3、光学フィルタ6が設けられている。このようなレンズホルダ4は、レンズユニット3を収容保持しつつイメージセンサチップ2全体を覆うような姿勢でその底面4dが基板1上に接着固定され、これにより外部からの光が絞り部5、レンズユニット3、光学フィルタ6を通じてイメージセンサチップ2まで達するようにされている。
 絞り部5は、レンズユニット3に進入する光を絞るための部材であり、ユニット3の入射レンズ面3bに光を導く開口部5aを有している。この絞り部5は、薄板状の部材により構成することが可能であるが、これに代えてレンズユニット3の入射レンズ面3bに対して遮光性を有する塗装膜を形成することにより構成することもできる。
 光学フィルタ6は、レンズホルダ4の下段部4cに接合され、レンズユニット3とイメージセンサチップ2との間に位置している。光学フィルタ6としては、たとえば赤外線遮断フィルタが用いられる。この赤外線遮断フィルタによれば、レンズユニット3を透過してきた光から赤外線がカットされるため、鮮明な撮像画像を得るのに役立つ。
 次に、本実施形態に係るイメージセンサモジュールの製造方法について、図2〜図6を参照しつつ説明する。
 図1のイメージセンサモジュールを製造するには、まず、図2に示すように、レンズホルダ4の下段部4cに光学フィルタ6を接合する。次に、図3に示すように、レンズホルダ4の中段部4bにレンズユニット3を接合する。このとき、レンズユニット3は、凸レンズ面3aを下向きにしてレンズホルダ4に精度良く組み付けられる。これにより、レンズユニット3は、入射レンズ面3bがレンズホルダ4の上面と平行な姿勢でレンズホルダ4の内部に収容保持される。
 さらに、図4に示すように、レンズホルダ4の上段部4aとレンズユニット3の入射レンズ面3b上には、レンズユニット3の入射レンズ面3bから凸レンズ面3aへと光を導く開口部5aを有するように絞り部5を設ける。これにより、レンズホルダ4に対し、レンズユニット3、絞り部5、ならびに光学フィルタ6が固定して組み付けられたものが得られる。
 レンズホルダ4は、イメージセンサチップ2が搭載された基板1に接合されるが、このとき、このレンズホルダ4は、図5に示すように、ハンドリング装置7により吸着保持された状態で、イメージセンサチップ2上から基板1の上面1aに向けて近づけられる。基板1の上面1aにおける接合箇所には、即時硬化性の接着剤としての紫外線硬化樹脂8があらかじめ塗布されている。なお、本願発明でいう即時硬化性の接着剤とは、接着対象物どうしを所望の状態で速やかに固定保持するという使用目的を達成し得るように、充分に短い時間で硬化し接着可能なものをいい、紫外線硬化樹脂に加え、たとえばシアノアクリレート系接着剤なども含む概念である。
 ハンドリング装置7は、吸着ユニット7Xおよび本体ユニット7Yのほか、図外の真空ポンプや駆動機構などにより構成される。吸着ユニット7Xには、レンズホルダ4や絞り部5の上面に接して吸引作用により密着する多数の吸引口7aや、後述するテストチャートを絞り部5、レンズユニット3、光学フィルタ6を通じてイメージセサチップ2に撮像させるための中央開口部7bが形成されている。一方、本体ユニット7Yにも、上記と同様の理由で中央開口部7cが形成されているほか、真空ポンプの接続口7dから吸着ユニット7Xの吸引口7aまでの流路をなす溝7eや、駆動機構に連結するためのアーム7fが形成されている。このような吸着ユニット7Xおよび本体ユニット7Yは、中央開口部7b,7c同士や吸引口7aと溝7eとを連接させるようにして一体化されている。このようなハンドリング装置7によれば、上記真空ポンプを作動させると、吸引口7aから溝7eを通じて接続口7dの方面へと空気の流れが生じ、これにより吸引口7a付近では負圧が発生することでレンズホルダ4が保持される。こうしてレンズホルダ4を保持した状態の吸着ユニット7Xおよび本体ユニット7Yは、アーム7fを介して駆動機構によりイメージセンサチップ2の上方の所定位置まで移動させられ、さらにそれから下方に移動させられる結果、レンズホルダ4の底面4dが紫外線硬化樹脂8にめり込んだ状態とされる。
 本実施形態においては、図6に示すように、レンズホルダ4の高さを微調整しつつテストチャート9の撮像を行なう。そして、そのピントが最も良く合う位置にレンズホルダ4を留めたままの状態で、紫外線硬化樹脂8を硬化させる。
 より具体的には、ハンドリング装置7がレンズホルダ4を保持しつつ、レンズホルダ4の底面4dが紫外線硬化樹脂8にめり込んだ状態で、レンズホルダ4の移動を一旦停止させる。この際、レンズユニット3の凸レンズ面3aは、イメージセンサチップ2の主面2aに対して最もピントが合う高さに停止しているとは限らない。そのために、レンズホルダ4の高さについて、以下の微調整をさらに行なう。
 まず、本体ユニット7Yの上方でイメージセンサチップ2から一定距離の高さに、テストチャート9を配置する。このテストチャート9としては、たとえばピント調整用パターンが映し出された液晶ディスプレイを用いることができる。次に、一旦停止させたレンズホルダ4を、ハンドリング装置7により上下方向に往復移動させつつ、イメージセンサチップ2を一時的に作動させて、テストチャート9を撮像する。イメージセンサチップ2の出力信号は外部に取り出され、テストチャート9の撮像画像が図外のモニタに映し出される。この撮像画像が鮮明であれば、ピントが良く合っていると判断することにより、テストチャート9に最もピントが合うレンズホルダ4の高さが特定される。そして、ハンドリング装置7による上下移動を停止し、レンズホルダ4を、最もピントが合う高さに保持する。このとき、レンズホルダ4の底面4dは、紫外線硬化樹脂8にめり込みつつも基板1の上面1aから若干浮いた状態にあるのが望ましい。これにより、レンズユニット3の凸レンズ面3aがイメージセンサチップ2の主面2aに対して適切な高さに保たれる。
 そうして、最もピントが合う高さにレンズホルダ4を留めた状態で紫外線硬化樹脂8に紫外線を数秒程度照射する。その結果、紫外線硬化樹脂8が直ちに硬化し、レンズホルダ4の基板1への接着固定が速やかに完了する。そのために、上記接着固定に引き続いて、ハンドリング装置7の吸引動作を停止し、ハンドリング装置7によるレンズホルダ4の保持を解いた後も、レンズホルダ4の位置が不当にずれる虞れが少ない。したがって、レンズユニット3の凸レンズ面3aがイメージセンサチップ2の主面2aに対して適切な高さに保たれたままの状態とされる。また、上記紫外線照射からレンズホルダ4の保持を解くまでに、長時間を要することが無く、作業時間の短縮が図られる。なお、紫外線硬化樹脂8をより完全に硬化させるべく、加熱硬化性をさらに有する紫外線硬化樹脂を用いて、上記紫外線照射を行った後さらに加熱処理を行うようにしても良い。本実施形態においては、基板1としては、いわゆる集合基板が用いられており、上記一連の工程を繰り返すことにより、基板1上には複数のイメージセンサチップ2およびレンズホルダ4などが設けられる。そして最終的には基板1をカットして図1に示すようなイメージセンサモジュールの完成品が得られる。
 このように、上記製造方法により得られたイメージセンサモジュールでは、イメージセンサチップ2上の適切な高さに位置合わせされたレンズユニット3の凸レンズ面3aなどを通して正確にピントを合わせることができ、鮮明な撮像画像が得られるイメージセンサモジュールをできる限り短い時間で効率良く製造することができる。
 次に、本願発明の第2の実施形態について図7〜図11を参照しつつ説明する。なお、図7以降の図面においては、上記第1の実施形態と同一または類似の要素には、上記第1の実施形態と同一の符号を付しており、上記第1の実施形態と同様の点については、適宜説明を省略する。
 本実施形態において製造対象となるイメージセンサモジュールの構成を図7および図8に示す。図示されたイメージセンサモジュールにおいては、レンズホルダ14は、2つのフランジ部14eを備えている。これらのフランジ部14eは、レンズホルダ14の両側面の下端部に設けられており、基板11の上面11aに対して平行に延出している。フランジ部14eは、後述するように、レンズホルダ14を基板11に対して接合するために利用されるものである。
 次に、上記イメージセンサモジュールの製造方法について、図9〜図11を参照しつつ説明する。本実施形態においては、レンズホルダ14の基板11に対する接合のために、紫外線硬化樹脂に加えて弾性接着材が用いられており、この点が上記第1の実施形態とは相違する。なお、本願発明でいう弾性接着材とは、一定条件下で硬化する性質を利用して複数の部材を接合するために用いられる材料であって、硬化後においても機械的性質である伸びおよび絞りが大きい、いわゆる弾性体としての性質を有する材料をいう。
 本実施形態においては、図9に示すように、基板11の上面11aにおける接合箇所に、シリコーン系樹脂19をあらかじめ塗布しておく。シリコーン系樹脂19は、本願発明でいう弾性接着材の一例に相当するものである。レンズホルダ14を下降させて、フランジ部14eを除く底面14dが、シリコーン系樹脂19にめり込んだ状態とする。そして、図10に示すように、レンズホルダ14についてピント合わせを行い、ピントが最も良く合う位置にレンズホルダ14を留めたままの状態で紫外線硬化樹脂18をフランジ部14eを覆うようにポッティングし、この紫外線硬化樹脂18に紫外線を数秒程度照射する。その結果、紫外線硬化樹脂18が直ちに硬化することでフランジ部14eが基板11に対して接着固定される。なお、紫外線硬化樹脂18をポッティングした後に、上記ピント合わせを行い、その後に紫外線硬化樹脂18を硬化させるようにしても良い。
 この紫外線硬化樹脂18による接合は、レンズホルダ14のうち2つのフランジ部14eのみを基板11に対して接合するものであり、少なくともシリコーン系樹脂19による接合が完了するまでの期間において、レンズホルダ14を最もピントの合う状態に保持しておくことを目的とする。フランジ部14eは、種々の方向を向く複数の表面を有しているために、これらの表面を利用した接合は、接合強度の向上が図られており、上記目的が達成されている。一方、紫外線硬化樹脂18を用いた接合と並行して、シリコーン系樹脂19が、時間の経過とともに次第に硬化し、レンズホルダ14のうちフランジ部14eを除く底面14dが、シリコーン系樹脂19により基板11に対して接着固定される。そして、最終的には、図11によく表われているように、シリコーン系樹脂19によりレンズホルダ14の下端部の略全周が基板11に接合されることとなる。この後は、上記第1の実施形態と同様の方法により、図7に示すようなイメージセンサモジュールの完成品が得られる。
 このように上記製造方法によれば、レンズホルダ14は、比較的少量の紫外線硬化樹脂18により最もピントの合う状態で速やかに固定され、弾性接着材19により固定の確実化が図られる。一般的に紫外線硬化樹脂18は、硬化後において靭性の小さい、いわゆる脆性材料となるものが多い。このような材料が用いられた接合部は、たとえば強い振動を受けて、その微小部分が剥離する場合がある。このような剥離した微小部分は、塵埃となり、イメージセンサモジュール自体、もしくはイメージセンサモジュールが取付けられた機器の内部を汚染する虞れがある。一方、シリコーン系樹脂などの弾性接着材は、硬化後において伸びおよび絞りの大きい、いわゆる弾性体となるため、たとえば強い振動を受けても、その振動にあわせて適当に変形可能であり、その一部が剥離することが容易には生じない。しかも、本実施形態においては、フランジ部14eのみを紫外線硬化樹脂18により接合することにより、紫外線硬化樹脂18の使用量を必要最低限なものとすることができる。したがって、剥離による塵埃の発生が抑制され、上記機器内部などの汚染を防止可能である。
 また、レンズホルダ14の下端部の略全周が、基板1に対して上記シリコーン系樹脂19により接合される。そのために、レンズホルダ14は、その内部が高い気密性を有するように、確実に接合可能である。したがって、塵埃が外部から上記イメージセンサモジュール内部に侵入することなどによる汚染を防止するのに好ましい。
 なお、本実施形態においてはフランジ部14eを利用して、紫外線硬化樹脂18による接合が行なわれているが、本願発明はこれに限定されない。たとえば、レンズホルダにはフランジ部が設けられない構成とし、フランジ部に代えてレンズホルダの下端部の側面を利用して、紫外線硬化樹脂による接合を行なっても良い。
 次に、本願発明の第3の実施形態について図12〜図15を参照しつつ説明する。
 本実施形態において製造対象となるイメージセンサモジュールを図12に示す。図示されたイメージセンサモジュールにおいては、レンズユニット23が第1および第2の単体レンズ23X,23Yと、絞り部としての機能を兼ねた瓶蓋状のレンズキャップ23Zとを一体化した構造を有する。
 図12のイメージセンサモジュールを製造するには、まず、図13に示すように、レンズキャップ23Zの内部に第1および第2の単体レンズ23X,23Yをはめ合わせてレンズユニット23を形成しておく。また、図14に示すように、レンズホルダ24についても、下段部24cに光学フィルタ26をすでに接合した状態で底面24dを基板21上の所定箇所にあらかじめ接合しておく。
 本実施形態においては、レンズユニット23は、基板21上のレンズホルダ24に対して接合される。レンズホルダ24の内部における接合箇所に、即時硬化性の接着剤としての紫外線硬化樹脂28をあらかじめ塗布しておく。この紫外線硬化樹脂28は、加熱硬化性をさらに有するものである。そして、図15に示すように、レンズユニット23についてピント合わせを行い、ピントが最も良く合う位置にレンズユニット23を留めたままの状態で紫外線を数秒照射し、紫外線硬化樹脂28を硬化させる。この後に、紫外線硬化樹脂28の加熱硬化性を利用して、より確実に硬化させるべく加熱処理を行う。最終的には基板21をカットして図12に示すようなイメージセンサモジュールの完成品が得られる。
 このように、上記製造方法により得られたイメージセンサモジュールによっても、イメージセンサチップ22上の適切な高さに位置合わせされたレンズユニット23の凸レンズ面23aなどを通して正確にピントを合わせることができ、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、レンズユニット23とレンズホルダ24とに挟まれた広い領域が、加熱硬化性を有する紫外線硬化樹脂28によって接合されるために、レンズユニット23をより確実に固定保持することができる。加熱硬化性を有する紫外線硬化樹脂28を用いれば、レンズユニット23とレンズホルダ24とに挟まれた領域のように、外部に露出していないために紫外線の照射が困難である領域であっても、加熱硬化させることにより適切な接合が可能である。なお、紫外線硬化樹脂28は、加熱硬化性に代えて、湿気硬化性もしくは嫌気硬化性を有するものであっても良い。このような紫外線硬化樹脂を用いた場合には、接合箇所を加熱することに代えて、湿度の高い状態に保持すること、もしくは接合面どうしに挟まれた状態におくなどして空気との接触を遮断することにより、確実な硬化が期待できる。
 さらに、本願発明の第4の実施形態について図16〜図18を参照しつつ説明する。
 本実施形態の製造対象となるイメージセンサモジュールを図16に示す。図示されたイメージセンサモジュールにおいては、レンズホルダ34の上面34fのうち、一部がレンズホルダ34の内側に向けて傾斜した傾斜面34f’とされている。また、レンズユニット33は、その一部がレンズホルダ34の上面34fから突出する構成とされている。
 上記イメージセンサモジュールを製造するには、図17に示すように、レンズユニット33を下降させて、レンズホルダ34に対して勘合させる。次に図18に示すように、紫外線硬化樹脂38を傾斜面34f’とレンズユニット33の側面33dとに挟まれた空間にポッティングする。そして、レンズユニット33についてピント合わせを行い、このレンズユニット33をピントが最も良く合う位置に留めたままの状態で、紫外線硬化樹脂38に紫外線を照射して硬化させる。そして、最終的には図16に示すようなイメージセンサモジュールの完成品が得られる。
 このように本実施形態によれば、紫外線硬化樹脂38は、傾斜面34f’と側面33dとに挟まれた空間にポッティングされるために、外部に露出することとなり、紫外線を容易かつ確実に照射可能である。したがって、紫外線硬化性のみを有する紫外線硬化樹脂38によって、適切な接合を行なうことができる。紫外線硬化性のみを有する紫外線硬化樹脂38による接合は、たとえば加熱処理などを追加して行なうことを必要としないために作業時間の短縮に有利である。また、加熱硬化性などをさらに有する紫外線硬化樹脂を用いる場合と比べて、接着剤のコストの抑制を図ることができる。
 さらに、本願発明の第5の実施形態について図19〜図21を参照しつつ説明する。
 本実施形態の製造対象となるイメージセンサモジュールを図19に示す。図示されたイメージセンサモジュールにおいては、レンズユニット43は、第1の単体レンズ43Xから下方に延び出た底面43dを直接イメージセンサチップ42の主面42aに接着するようにして固定されている。ハウジング44は、レンズユニット43の上からはめ合わされ、底面44dを基板41上に接合することにより固定されている。
 上記イメージセンサモジュールを製造するには、図20に示すように、イメージセンサチップ42の主面42aにおける接合箇所に、即時硬化性の接着剤としての紫外線硬化樹脂48をあらかじめ塗布しておく。そして、レンズユニット43についてピント合わせを行い、ピントが最も良く合う位置にレンズユニット43を留めたままの状態で紫外線を照射して紫外線硬化樹脂48を硬化させる。この後に、図21に示すようにハウジング44を基板41に接合する。このようにして、最終的に図19に示すようなイメージセンサモジュールの完成品が得られる。
 このように、上記製造方法により得られたイメージセンサモジュールによっても、イメージセンサチップ42上の適切な高さに位置合わせされたレンズユニット43の凸レンズ面43aなどを通して正確にピントを合わせることができ、上記第1ないし第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。
 なお、本願発明は、上記の各実施形態に限定されるものではない。
 第5の実施形態の変形例としては、レンズユニット43とハウジング44とをあらかじめ組み付けておき、それをハンドリング装置7で吸着保持しながらテストチャート9を用いてピント合わせを行う。そして、最もピントが合う高さが決まった後、紫外線を照射することにより紫外線硬化樹脂48を介してハウジング44の底面44dを基板41上に接合するようにしても良い。
 さらには、ハンドリング装置7を用いた吸着保持やピント合わせについては同様としつつも、レンズユニット43やハウジング44を一回り大きい構造としてレンズユニット43の底面43dを紫外線硬化樹脂48の塗布部分に接合するようにしても良い。これらの変形例によっても、上記第1ないし第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。
 ハンドリング装置7は、イメージセンサチップ2,12,22,32,42がテストチャート9を撮像できる形状であれば、たとえばロボットアームなどを介して直接レンズユニット3,13,23,33,43を把持するものとしても良い。
 本願発明でいう光硬化樹脂は、紫外線硬化樹脂に限定されない。たとえば、可視光硬化樹脂を用いてもかまわない。また、即時硬化性の接着剤としては、光硬化樹脂に限定されず、本願発明の意図する効果が発揮されるように十分速やかに接合対象物を接合可能なものであれば良い。
本願発明の第1の実施形態に係るイメージセンサモジュールの断面構造を示す断面図である。 図1のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 図1のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 図1のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 図1のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 図1のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 第2の実施形態に係るイメージセンサモジュールの断面構造を示す断面図である。 図7のイメージセンサモジュールの平面図である。 図7のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 図7のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 図7のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 第3の実施形態に係るイメージセンサモジュールの断面構造を示す断面図である。 図12のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 図12のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 図13のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 第4の実施形態に係るイメージセンサモジュールの断面構造を示す断面図である。 図16のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 図16のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 第5の実施形態に係るイメージセンサモジュールの断面構造を示す断面図である。 図19のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 図19のイメージセンサモジュールを製造するプロセスを説明するための説明図である。 イメージセンサモジュールの一例を示す断面図である。
符号の説明
 1,11,21,31,41      基板
 2,12,22,32,42      イメージセンサチップ
 2a,12a,22a,32a,42a 主面
 3,13,23,33,43      レンズユニット
 3a,13a,23a,33a,43a 凸レンズ面
 3X,13X,23X,33X,43X 第1の単体レンズ
 3Y,13Y,23Y,33Y,43Y 第2の単体レンズ
 33d                レンズユニットの側面
 23Z,33Z            レンズキャップ
 4,14,24,34         レンズホルダ
 44                 ハウジング
 14e                フランジ部
 34f                レンズホルダの上面
 34f’               レンズホルダの上向き傾斜面
 5,15,23Z,33Z,43Z   絞り部
 6,16,26,36         光学フィルタ
 7                  ハンドリング装置
 8,18,28,38,48      紫外線硬化樹脂(即時硬化性の接着剤)
 19                 シリコーン系樹脂(弾性接着材)
 9                  テストチャート

Claims (12)

  1.  主面を上にして基板上に搭載されたイメージセンサチップと、このイメージセンサチップの主面の上方にレンズ面が位置するレンズユニットとを備えたイメージセンサモジュールの製造方法であって、
     上記イメージセンサチップの主面に対する上記レンズ面の高さ調整をする工程と、
     上記レンズ面を上記高さ調整後の位置に固定保持する工程と、
     を含むことを特徴とする、イメージセンサモジュールの製造方法。
  2.  上記レンズ面の高さ調整工程は、上記レンズ面を通して上記イメージセンサチップにテストチャートを撮像させつつ、このテストチャートの撮像画像が最適となるように上記レンズ面を上記基板の厚み方向に変位させることにより行う、請求項1に記載のイメージセンサモジュールの製造方法。
  3.  上記レンズ面の高さ調整工程は、上記基板に対し、上記レンズユニットを収容保持したレンズホルダを移動させることにより行い、
     上記レンズ面の固定保持工程は、上記レンズホルダを上記基板に即時硬化性の接着剤を用いて接合する処理を含む、請求項1または2に記載のイメージセンサモジュールの製造方法。
  4.  上記レンズ面の固定保持工程は、上記レンズホルダを上記基板に弾性接着材を用いて接合する処理をさらに含む、請求項3に記載のイメージセンサモジュールの製造方法。
  5.  上記弾性接着材を用いた接合処理においては、上記レンズホルダの下端部の略全周を上記基板の上面に接合する、請求項4に記載のイメージセンサモジュールの製造方法。
  6.  上記レンズユニットの下端部には、上記基板と略平行に延出する複数のフランジ部を設けておき、
     上記即時硬化性の接着剤を用いた接合処理においては、上記各フランジ部を上記基板に接合する、請求項4または5に記載のイメージセンサモジュールの製造方法。
  7.  上記レンズ面の高さ調整工程は、上記レンズユニットを収容保持するために上記基板に固定されたレンズホルダに対し、上記レンズユニットを移動させることにより行い、
     上記レンズ面の固定保持工程は、上記レンズユニットを上記レンズホルダに対して即時硬化性の接着剤を用いて接合することにより行う、請求項1または2に記載のイメージセンサモジュールの製造方法。
  8.  上記レンズユニットを、その一部が上記レンズホルダの上面から突出する構成としておき、
     上記レンズユニットの上記レンズホルダに対する接合においては、上記レンズユニットの側面を、上記レンズホルダの上面に即時硬化性の接着剤を用いて接合する、請求項7に記載のイメージセンサモジュールの製造方法。
  9.  上記レンズユニットを、上記基板または上記イメージセンサチップに直接搭載可能な構造としておき、
     上記レンズ面の高さ調整工程は、上記基板または上記イメージセンサチップに対し、上記レンズユニットを移動させることにより行い、
     上記レンズ面の固定保持工程は、上記レンズユニットを上記基板または上記イメージセンサチップに対して即時硬化性の接着剤を用いて接合することにより行う、請求項1または2に記載のイメージセンサモジュールの製造方法。
  10.  上記即時硬化性の接着剤は、光硬化樹脂である、請求項3ないし9のいずれかに記載のイメージセンサモジュールの製造方法。
  11.  上記光硬化樹脂は、紫外線硬化樹脂である、請求項10に記載のイメージセンサモジュールの製造方法。
  12.  上記紫外線硬化樹脂は、加熱硬化性、湿気硬化性、および嫌気硬化性のうち少なくとも一つをさらに有する、請求項11に記載のイメージセンサモジュールの製造方法。
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