JP2007312270A - カメラモジュール及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、基板と、レンズを通過した外界の映像を結像させる受光面を有し、基板上に固定される撮像デバイスとを備えたカメラモジュール及びその製造方法に関し、カメラモジュールの歩留まりを向上させることのできるカメラモジュール及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】基板11と、レンズ18及びIRフィルタ21を通過した外界の映像を結像する受光面28を有し、基板11上に固定される撮像デバイス12と、を備えたカメラモジュール10であって、基板11と撮像デバイス12との間に接着性を有した弾性部材13を設けると共に、基板本体23の上面23Aに対して受光面28が略平行となるように撮像デバイス12の位置を規制するモールド樹脂14を設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板と、レンズを通過した外界の映像を結像させる受光面を有し、基板上に固定される撮像デバイスと、を備えたカメラモジュール及びその製造方法に関する。
図1は、従来のカメラモジュールの断面図である。
図1を参照するに、従来のカメラモジュール100は、基板101と、撮像デバイス102と、レンズフォルダー103と、レンズ104と、IRフィルタ105とを有する。
基板101は、基板本体107と、複数の貫通ビア108とを有する。基板本体107は、板状とされており、複数の貫通孔107Aを有する。貫通ビア108は、貫通孔107Aに設けられている。
撮像デバイス102は、基板101とレンズフォルダー103とにより形成される空間内に収容されている。撮像デバイス102は、接着剤109を介して、基板本体107の上面107Bに固定されている。基板本体107の上面107Bに撮像デバイス102を配設する装置としては、ダイボインダーが用いられる。また、接着剤109としては、例えば、Agペーストやエポキシ樹脂等が用いられる。
撮像デバイス102は、受光面111と、外部接続端子112とを有する。受光面111は、レンズ104及びIRフィルタ105を通過した外界の映像を結像させる。受光面111は、基板本体107の上面107Bに対して略平行となるように配置される。外部接続端子112は、受光面111及び撮像デバイス102の内部回路(図示せず)と電気的に接続されている。外部接続端子112は、ワイヤ114を介して貫通ビア108と電気的に接続されている。
レンズフォルダー103は、基板101上に設けられている。レンズフォルダー103は、その上端部に絞り116を有する。絞り116は、レンズ104の上方に配置されている。レンズフォルダー103は、レンズ104及びIRフィルタ105を固定するためのものである。
レンズ104は、レンズフォルダー103の上部内壁に固定されている。レンズ104は、撮像デバイス102の受光面111と対向するように配置されている。レンズ104と受光面111との距離は、受光面111が外界の映像をピンボケすることなく、良好な状態で結像できるように、所定の焦点距離とされている。
IRフィルタ105は、レンズ104及び受光面111と対向するように、レンズフォルダー103に固定されている。IRフィルタ105は、赤外線をカットするためのフィルタである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−147032号公報
図2は、撮像デバイスが傾いた状態で基板に固定された従来のカメラモジュールの断面図である。図2において、図1に示す従来のカメラモジュール100と同一構成部分には同一符号を付す。
しかしながら、図2に示すように、撮像デバイス102が基板101に対して傾いて固定された場合、受光面111が傾斜するため、受光面111に結像される映像がピンボケして、カメラモジュール100の歩留まりが低下してしまうという問題があった。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、カメラモジュールの歩留まりを向上させることのできるカメラモジュール及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、基板と、レンズを通過した外界の映像を結像させる受光面を有し、前記基板の第1の主面に固定される撮像デバイスと、を備えたカメラモジュールであって、前記基板と前記撮像デバイスとの間に接着性を有した弾性部材を設けると共に、前記基板の前記第1の主面に対して前記受光面が略平行となるように前記撮像デバイスの位置を規制する位置規制手段を設けたことを特徴とするカメラモジュールが提供される。
本発明によれば、基板と撮像デバイスとの間に接着性を有した弾性部材を設けると共に、撮像デバイスの位置を規制する位置規制手段を設けることにより、基板の第1の主面に対して受光面を略平行にすることが可能となるため、カメラモジュールの歩留まりを向上させることができる。
本発明の他の観点によれば、基板と、レンズを通過した外界の映像を結像させる受光面を有し、前記基板の第1の主面に固定される撮像デバイスと、を備えたカメラモジュールの製造方法であって、前記基板上に接着性を有した弾性部材を介して、前記撮像デバイスを接着する撮像デバイス接着工程と、前記撮像デバイス接着工程後に、金型を用いて、前記撮像デバイスを前記基板に固定するモールド樹脂を形成するモールド樹脂形成工程とを含むことを特徴とするカメラモジュールの製造方法が提供される。
本発明によれば、接着性を有した弾性部材により基板の第1の主面に撮像デバイスを接着後に、金型を用いて、撮像デバイスを前記基板に固定するモールド樹脂を形成することにより、金型を押圧するときの略均一な圧力がモールド樹脂を介して、撮像デバイスに与えられる。これにより、基板の第1の主面に対して受光面を略平行にすることが可能となるため、カメラモジュールの歩留まりを向上させることができる。
本発明によれば、カメラモジュールの歩留まりを向上させることができる。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュール(撮像装置)の断面図である。
図3を参照するに、第1の実施の形態のカメラモジュール10は、基板11と、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像デバイス12と、弾性部材13と、位置規制手段であるモールド樹脂14と、レンズフォルダー16と、レンズ支持体17と、レンズ18と、IRフィルタ21とを有する。
基板11は、基板本体23と、複数の貫通ビア24とを有する。基板本体23は、板状とされており、複数の貫通孔25を有する。貫通ビア24は、貫通孔25に設けられている。貫通ビア24は、ワイヤ27と接続されている。貫通ビア24は、ワイヤ27を介して、撮像デバイス12と電気的に接続されている。
撮像デバイス12は、接着性を有した弾性部材13により基板本体23の上面23A(基板11の第1の主面に相当する)に固定されている。撮像デバイス12は、基板11とレンズフォルダー16とにより形成される空間に収容されている。撮像デバイス12は、受光面28と、外部接続端子29とを有する。
受光面28は、撮像デバイス12の上面12A側に設けられている。受光面28は、IRフィルタ21を介して、レンズ18と対向するように配置されている。受光面28は、レンズ18及びIRフィルタ21を通過した外界の映像を結像させるためのものである。受光面28は、基板本体23の上面23Aに対して略平行とされている。
外部接続端子29は、撮像デバイス12の内部回路(図示せず)及び受光面28と電気的に接続されている。外部接続端子29は、ワイヤ27を介して、貫通ビア24と電気的に接続されている。つまり、撮像デバイス12は、基板11に対してワイヤボンディング接続されている。
弾性部材13は、基板本体23と撮像デバイス12との間に設けられている。弾性部材13は、弾性と接着性とを有する部材である。弾性部材13は、基板本体23に撮像デバイス12を接着すると共に、撮像デバイス12に外力が与えられた際、撮像デバイス12の傾き(受光面28の傾き)を可変にするための部材である。弾性部材13としては、例えば、粉末状のウレタンを含有した樹脂や、発泡ゴム等を用いることができる。粉末状のウレタンを含有させる樹脂としては、例えば、エポキシ系樹脂を用いることができる。
図4は、モールド樹脂が設けられた撮像デバイス及び基板の平面図である。図4において、第1の実施の形態のカメラモジュール10と同一構成部分には同一符号を付す。また、図4では、撮像デバイス12の外形位置を点線で示す。
図3及び図4を参照して、位置規制手段であるモールド樹脂14について説明する。モールド樹脂14は、撮像デバイス12の上面12A及び側面12Bから基板本体23の上面23Aに亘るように設けられている。モールド樹脂14は、受光面28を露出する開口部31を有する。開口部31は、外界の映像を受光面28に通過させるためのものである。モールド樹脂14は、金型により成型された樹脂である。モールド樹脂14は、撮像デバイス12の位置を規制した状態で、撮像デバイス12を基板本体23に固定している。これにより、受光面28は、基板本体23の上面23A(基板11の第1の主面に相当する)に対して略平行とされている。モールド樹脂14としては、例えば、エポキシ系樹脂やポリイミド系樹脂等を用いることができる。
このように、基板本体23と撮像デバイス12との間に弾性部材13を設けると共に、金型を用いて成型されるモールド樹脂14により、受光面28が基板本体23の上面23A(基板11の第1の主面に相当する)に対して略平行となるように撮像デバイス12を基板本体23に固定することで、受光面28に結像される映像がピンボケすることがなくなるため、カメラモジュール10の歩留まりを向上させることができる。
次いで、図3を参照して、レンズフォルダー16、レンズ支持体17、レンズ18、IRフィルタ21の順に説明する。
レンズフォルダー16は、撮像デバイス収容部33と、レンズ支持体装着部34とを有する。撮像デバイス収容部33は、撮像デバイス12を収容するように、基板11上に設けられている。撮像デバイス収容部33の上部には、レンズ18を通過した外界からの映像を受光面28に導くための開口部33Aが形成されている。
レンズ支持体装着部34は、撮像デバイス収容部33の上端部に設けられている。レンズ支持体装着部34は、撮像デバイス収容部33と一体的に構成されている。レンズ支持体装着部34は、円筒形状とされている。レンズ支持体装着部34の内壁には、螺旋状の突起34Aが形成されている。螺旋状の突起34Aは、レンズ支持体17の外壁に形成された螺旋状の突起17A間に位置する溝と係合するものである。つまり、螺旋状の突起34Aは、ネジである。レンズ支持体装着部34の内壁には、レンズ支持体17が装着される。レンズ支持体装着部34は、レンズ18と受光面28との距離を調整可能な状態でレンズ支持体17を支持するためのものである。
レンズ支持体17は、レンズ18と受光面28との距離を調整可能な状態で、レンズ支持体装着部34に支持されている。レンズ支持体17は、絞り36と、レンズ固定部37と、開口部38と、螺旋状の突起17Aとを有する。レンズ固定部37は、レンズ18を固定するためのものである。開口部38は、レンズ18の下面側を露出している。開口部38は、絞り36及びレンズ18を通過した外界からの映像をIRフィルタ21に導入するためのものである。螺旋状の突起17Aは、レンズ支持体17の外壁に形成されている。螺旋状の突起17Aは、
螺旋状の突起34A間に位置する溝と係合している。
上記構成とされたレンズ支持体17をレンズ支持体装着部34の内壁に装着して、レンズ支持体17を回転させることで、レンズ18と受光面28との距離が所定の焦点距離となるように調整することができる。
レンズ18は、レンズ支持体17のレンズ固定部37に固定されている。IRフィルタ21は、開口部33Aを塞ぐように撮像デバイス収容部33に設けられている。IRフィルタ21は、赤外線が多い環境において、撮像デバイス12の電荷が飽和して、画像が真っ白になるのを防ぐためのフィルタである。
本実施の形態のカメラモジュールによれば、基板本体23と撮像デバイス12との間に弾性部材13を設けると共に、金型を用いて成型されるモールド樹脂14により、受光面28が基板本体23の上面23A(基板11の第1の主面に相当する)に対して略平行となるように撮像デバイス12を基板本体23に固定することで、受光面28に結像される映像がピンボケすることがなくなるため、カメラモジュール10の歩留まりを向上させることができる。
また、撮像デバイス12が傾いて基板11上に接着されたとしても、撮像デバイス12が金型41により押圧された際に、弾性部材12が傾きを吸収し、受光面28を基板本体23の上面23Aに対して略平行状態に矯正でき、かつ、モールド樹脂14により固定するため、略平行状態を維持することができる。
図5〜図10は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの製造工程を示す図である。図5〜図10において、第1の実施の形態のカメラモジュール10と同一構成部分には同一符号を付す。
図5〜図10を参照して、第1の実施の形態のカメラモジュール10の製造方法について説明する。始めに、図5に示す工程では、基板11上に接着性を有した弾性部材13を介して撮像デバイス12を接着する(撮像デバイス接着工程)。
弾性部材13は、弾力性と接着性とを有する部材である。弾性部材13は、基板本体23に撮像デバイス12を接着すると共に、撮像デバイス12に外力が加えられた際、撮像デバイス12の傾き(受光面28の傾き)を可変にするための部材である。弾性部材13としては、例えば、粉末状のウレタンを含有した樹脂や、発泡ゴム等を用いることができる。粉末状のウレタンを含有させる樹脂としては、例えば、エポキシ系樹脂を用いることができる。
次いで、図6に示す工程では、貫通ビア24とパッド29とをワイヤ27で接続して、基板11と撮像デバイス12とを電気的に接続する(ワイヤボンディング接続)。
次いで、図7に示す工程では、図6に示す構造体上に金型41を押し当てて、撮像デバイス12の上面12A及び側面12Bから基板本体23の上面23Aに亘るようにモールド樹脂14を形成する(モールド樹脂形成工程)。
このように、金型41を用いてモールド樹脂14を形成する場合、金型41の上面41Aには略均一な圧力Pが印加される。金型41は、凹部42,44と、突出部43とを有する。凹部42は、モールド樹脂14が形成される領域である。突出部43は、モールド樹脂14に開口部31を形成するためのものである。突出部43は、撮像デバイス12の上面12Aと接触する。凹部44は、突出部43に設けられており、受光面28と対向するように配置されている。凹部44は、金型41が受光面28に接触して、受光面28が破損することを防止するためのものである。
このように、基板本体23と撮像デバイス12との間に接着性を有した弾性部材13を形成する工程と、金型41を用いて撮像デバイス12を基板本体23に固定するモールド樹脂14を形成する工程とを設けることにより、金型41を押圧するときの略均一な圧力Pがモールド樹脂14を介して、撮像デバイス12に与えられるため、受光面28を基板本体23の上面23Aに対して略平行にした状態で、撮像デバイス12の位置を固定(規制)することが可能となる。これにより、受光面28に結像される映像がピンボケすることがなくなるため、カメラモジュール10の歩留まりを向上させることができる。
次いで、図8に示す工程では、金型41を取り外す。次いで、図9に示す工程では、レンズ16を備えたレンズ支持体17をレンズフォルダー16に装着し、IRフィルタ21をレンズフォルダー16に固定する。
次いで、図10に示す工程では、図8に示す構造体上に図9に示す構造体を固定する。これにより、カメラモジュール10が製造される。
本実施の形態のカメラモジュールの製造方法によれば、基板本体23と撮像デバイス12との間に接着性を有した弾性部材13を形成する工程と、金型41を用いて撮像デバイス12を基板本体23に固定するモールド樹脂14を形成する工程とを設けることにより、金型41を押圧するときの略均一な圧力Pがモールド樹脂14を介して、撮像デバイス12に与えられるため、受光面28を基板本体23の上面23Aに対して略平行にした状態で、撮像デバイス12の位置を固定(規制)することが可能となる。これにより、受光面28に結像される映像がピンボケすることがなくなるため、カメラモジュール10の歩留まりを向上させることができる。
なお、本実施の形態のカメラモジュール10において、基板11上に抵抗やコンデンサ等の受動部品を設けてもよい。また、基板本体23上にビア24と接続される配線パターンを設け、ワイヤ27を介して、この配線パターンと撮像デバイス12とを電気的に接続してもよい。
(第2の実施の形態)
図11は、本発明の第2の実施の形態に係るカメラモジュールの断面図である。図11において、第1の実施の形態のカメラモジュール10と同一構成部分には同一符号を付す。
図11を参照するに、第2の実施の形態のカメラモジュール50は、第1の実施の形態のカメラモジュール10に設けられたモールド樹脂14及びレンズフォルダー16の代わりに、レンズフォルダー51を設けた以外はカメラモジュール10と同様に構成される。レンズフォルダー51は、撮像デバイス収容部33と、レンズ支持体装着部34と、位置規制手段である押さえ部材52とを有する。
図12は、図11に示すカメラモジュールに設けられた押さえ部材の形状を説明するための図である。
図11及び図12を参照して、位置規制手段である押さえ部材52について説明する。押さえ部材52は、撮像デバイス12と対向する部分の撮像デバイス収容部33に設けられている。押さえ部材52は、円筒形状とされており、受光面28を囲むように配置されている。押さえ部材52は、撮像デバイス収容部33と一体的に構成されている。押さえ部材52の下端部52Aは、撮像デバイス12の上面12Aと接触している。押さえ部材52は、その下端部52Aにより撮像デバイス12の上面12Aを押さえることで、基板本体23の上面23A(基板11の第1の主面)に対して受光面28が略平行となるように撮像デバイス12の位置を規制するための部材である。なお、レンズフォルダー51は、射出成型により形成され、射出成型時に、押さえ部材52も一体的に形成される。
本実施の形態のカメラモジュールによれば、基板本体23と撮像デバイス12との間に接着性を有した弾性部材13を設けると共に、撮像デバイス収容部33に撮像デバイス12の上面12Aを押さえる押さえ部材52を設けることにより、基板本体23の上面23A(基板11の第1の主面)に対して受光面28が略平行となるように撮像デバイス12の位置を規制することが可能となる。これにより、受光面28に結像される映像がピンボケすることがなくなるため、カメラモジュール50の歩留まりを向上させることができる。
また、撮像デバイス12が傾いて基板11上に接着されたとしても、撮像デバイス12が押さえ部材52により押圧された際に、弾性部材13が傾きを吸収し、受光面28を基板本体23の上面23Aに対して略平行状態に矯正することができる。
なお、基板本体23上にビア24と接続される配線パターンを設け、ワイヤ27を介して、この配線パターンと撮像デバイス12とを電気的に接続してもよい。
図13は、本発明の第2の実施の形態の変形例に係るカメラモジュールの断面図である。図13において、第2の実施の形態のカメラモジュール50と同一構成部分には同一符号を付す。
図13を参照するに、第2の実施の形態の変形例のカメラモジュール60は、第2の実施の形態のカメラモジュール50に設けられたレンズフォルダー51の代わりに、レンズフォルダー61を設けた以外はカメラモジュール50と同様に構成される。レンズフォルダー61は、撮像デバイス収容部33と、レンズ支持体装着部34と、位置規制手段である複数の押さえ部材62とを有する。
図14は、図13に示すカメラモジュールに設けられた押さえ部材の形状を説明するための図である。
図13及び図14を参照して、位置規制手段である押さえ部材62について説明する。押さえ部材62は、撮像デバイス12と対向する部分の撮像デバイス収容部33に複数(図14の場合は4つ)設けられている。複数の押さえ部材62は、棒状とされている。複数の押さえ部材62は、撮像デバイス収容部33と一体的に構成されている。複数の押さえ部材62は、その下端部62Aにより撮像デバイス12の上面12Aを押さえることで、基板本体23の上面23A(基板11の第1の主面)に対して受光面28が略平行となるように撮像デバイス12の位置を規制するための部材である。なお、レンズフォルダー61は、射出成型により形成され、射出成型時に、押さえ部材62も一体的に形成される。
このような押さえ部材62を複数備えたカメラモジュール60においても、第2の実施の形態のカメラモジュール50と同様な効果を得ることができる。
カメラモジュール60においても、撮像デバイス12が傾いて基板11上に接着されたとしても、撮像デバイス12が押さえ部材62により押圧された際に、弾性部材13が傾きを吸収し、受光面28を基板本体23の上面23Aに対して略平行状態に矯正することができる。
なお、基板本体23上にビア24と接続される配線パターンを設け、ワイヤ27を介して、この配線パターンと撮像デバイス12とを電気的に接続してもよい。
図15及び図16は、本発明の第2の実施の形態に係るカメラモジュールの製造工程を示す図である。
図15及び図16を参照して、第2の実施の形態のカメラモジュール50の製造方法について説明する。始めに、第1の実施の形態で説明した図5及び図6に示す工程と同様な手法により、図6に示す構造体を形成する。次いで、図15に示す工程では、レンズ16を備えたレンズ支持体17をレンズフォルダー51に装着し、IRフィルタ21をレンズフォルダー51に固定する。
次いで、図16に示す工程では、図6に示す構造体上に図15に示す構造体を固定することで、カメラモジュール50が製造される。このとき、レンズフォルダー51に設けられた押さえ部材52により、撮像デバイス12の上面12Aが押さえられるため、受光面28は基板本体23の上面23A(基板11の第1の主面に相当する)に対して略平行となる。
本実施の形態のカメラモジュールの製造方法によれば、基板本体23と撮像デバイス12との間に接着性を有した弾性部材13を形成し、レンズフォルダー51に設けられた押さえ部材52により撮像デバイス12の上面12Aを押さえることにより、基板本体23の上面23A(基板11の第1の主面)に対して受光面28が略平行となるように撮像デバイス12の位置を規制することが可能となる。これにより、受光面28に結像される映像がピンボケすることがなくなるため、カメラモジュール50の歩留まりを向上させることができる。
なお、第2の実施の形態の変形例のカメラモジュール60についても、カメラモジュール50の製造方法と同様な手法により製造することができる。
また、第2の実施の形態のカメラモジュール50では、円筒形状の押さえ部材52を例に挙げて説明したが、押さえ部材52の形状はこれに限定されない。
さらに、第2の実施の形態の変形例のカメラモジュール60では、押さえ部材62を4つ設けた場合を例に挙げて説明したが、押さえ部材62の数はこれに限定されない。レンズフォルダー61に形成する押さえ部材62の数は、3つでもよいし、4つ以上でもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明によれば基板と、基板と、レンズを通過した外界の映像を結像させる受光面を有し、基板上に固定される撮像デバイスと、を備えたカメラモジュール及びその製造方法に適用できる。
従来のカメラモジュールの断面図である。 撮像デバイスが傾いた状態で基板に固定された従来のカメラモジュールの断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの断面図である。 モールド樹脂が設けられた撮像デバイス及び基板の平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの製造工程を示す図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの製造工程を示す図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの製造工程を示す図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの製造工程を示す図(その4)である。 本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの製造工程を示す図(その5)である。 本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの製造工程を示す図(その6)である。 本発明の第2の実施の形態に係るカメラモジュールの断面図である。 図11に示すカメラモジュールに設けられた押さえ部材の形状を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係るカメラモジュールの断面図である。 図13に示すカメラモジュールに設けられた押さえ部材の形状を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係るカメラモジュールの製造工程を示す図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態に係るカメラモジュールの製造工程を示す図(その2)である。
符号の説明
10,50,60 カメラモジュール
11 基板
12 撮像デバイス
12A,23A,41A 上面
12B 側面
13 弾性部材
14 モールド樹脂
16,51,61 レンズフォルダー
17 レンズ支持体
17A,34A 突起
18 レンズ
21 IRフィルタ
23 基板本体
24 ビア
25 貫通孔
27 ワイヤ
28 受光面
29 外部接続端子
31,33A,38 開口部
33 撮像デバイス収容部
34 レンズ支持体装着部
36 絞り
37 レンズ固定部
41 金型
42,44 凹部
43 突出部
52,62 押さえ部材
52A,62A 下端部
P 圧力

Claims (4)

  1. 基板と、レンズを通過した外界の映像を結像させる受光面を有し、前記基板の第1の主面に固定される撮像デバイスと、を備えたカメラモジュールであって、
    前記基板と前記撮像デバイスとの間に接着性を有した弾性部材を設けると共に、前記基板の前記第1の主面に対して前記受光面が略平行となるように前記撮像デバイスの位置を規制する位置規制手段を設けたことを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記位置規制手段は、金型により形成されたモールド樹脂であり、
    前記モールド樹脂は、前記撮像デバイスを前記基板に固定するように設けられていることを特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
  3. 前記基板上に設けられ、前記撮像デバイスを囲むと共に、前記レンズを保持するレンズフォルダーを有し、
    前記位置規制手段は、前記撮像デバイスと対向する前記レンズフォルダーに設けられた押さえ部材であり、
    前記押さえ部材は、前記受光面側の前記撮像デバイスの面を押さえることを特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
  4. 基板と、レンズを通過した外界の映像を結像させる受光面を有し、前記基板の第1の主面に固定される撮像デバイスと、を備えたカメラモジュールの製造方法であって、
    前記基板上に接着性を有した弾性部材を介して、前記撮像デバイスを接着する撮像デバイス接着工程と、
    前記撮像デバイス接着工程後に、金型を用いて、前記撮像デバイスを前記基板に固定するモールド樹脂を形成するモールド樹脂形成工程と、を含むことを特徴とするカメラモジュールの製造方法。
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