JP2009045896A - アンダーカット部を有する椀状物品の射出成形方法。 - Google Patents

アンダーカット部を有する椀状物品の射出成形方法。 Download PDF

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Kenichi Hirayama
謙一 平山
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Abstract

【課題】糸尻部にアンダーカット部を有していると共に、胴部にアンダーカット部がある樹脂製椀状物品を射出成形する。
【解決手段】型開きと同時にストリッパープレート4が押圧され、キャビティプレート14に当接させ、ストリッパープレート4とキャビティプレート14の連結を保持し、次に突出しロッド31を元の位置まで退動させると、スプリング36により突出しプレート10を下方変位させると同時にボルト38によりストリッパープレート4がキャビティプレートから引き離され、更に、導入孔27から加圧流体あるいは加圧粉体を注入し樹脂成形品をコア11に付着させ、更に続いて、型開きを復旧してコア11が退動する一方、パーティングロック機構の連結を解除し、コア11が退動すると突出しロッド31が進動し、突出しプレート10を突き出し、リターンピン9がストリッパープレート4を突出して樹脂成形品をコア11から引き離す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アンダーカット部を有する樹脂製椀状物品を射出成形法により成形するための製造方法に関するものである。
射出成形法は、熱可塑性樹脂の成形に用いられる代表的なものとして広く知られている。この射出成形法では、樹脂の量を成形サイクルごとに計量する必要がなく、樹脂原料をホッパーに投入すれば、連続自動的に成形する事ができ、効率よく製品を大量生産することができるという特徴がある。また、射出成形法には所謂射出成形機が使用されるが、その射出成形機は構造上大きく二種類に分けることができる。先ず第一には、プランジャータイプと呼ばれるものであるが、これは、ピストン式に前進、後退ができるようになっている機構があって、プランジャーによって樹脂が前方に押出されるものである。ここで、樹脂は加熱されたシリンダーとトーピドとの間を通って溶融されノズルの先から金型の中に押し出されるものであり、このプランジャータイプは小型の射出成形機に多く見うけられる。次に、もう一方のタイプはスクリュウタイプのものである。ここで、樹脂はスクリュウの溝を通って前進するにつれて後退し、溶融した樹脂は過熱筒の中に溜まるようになり、一回の射出量に充分なだけ蓄積されると、スクリュウが前進して、溶融樹脂が金型の中に押し出されるものであり、このスクリュウタイプのものは、樹脂と顔料の混練が良く、射出圧が高く、可塑化能力が大きいので広く普及しているものである。
一方、上記射出成形法に用いられる金型を射出成形用金型と称している。この射出成形用金型は射出成形の心臓部であり、当該金型の設計の良し悪しが製品の良し悪しを左右するといわれている。例えば、成形品端部への樹脂のはみ出しをバリと称するが、これは主として金型のパーティング面の密着性不良が原因である。その他、成形品表面の窪みである所謂ひけ、成形品のそり、曲がり捻れ、射出された樹脂が合流した合わせ目で筋状の文様を作るウェルドライン、樹脂の充填不足、成形品のすり傷、割れ、クラック、白化、焼け、黒条なども上記金型の不適正な設計が原因であることが指摘されている。ここで一般的な射出成形用金型の基本構造は、固定側金型と可動側金型で構成されており、その型合わせ面間に所定の形状に設計されたコアとキャビティによって形成された空間部に所定の溶融樹脂を導く流路が備えられている。ここで、一般的に溶融樹脂は射出成形機のノズルから、スプルー、ランナー、ゲート、キャビティの順に射出されるものである。更にここで、上記スプルーの付け方によって一段スプルー金型と二段スプルー金型に分けることができ、一段スプルー金型はツープレート金型といわれ、スプルーが1段目だけであって、金型が開くパーティング面が一箇所であり、その金型はコアとキャビティの二枚のプレートから成っている。一方、二段スプルー金型はスリープレート金型ともいわれ、スプルーが二段になっており溶融樹脂は一段目のスプルーを通った後、ランナーを経由して二段目のスプルーを通ってキャビティに至るようになっている。ここでの金型は、コア、キャビティ、スプルー板の三枚から成っている。
更に、上記スプルー、ランナー、ゲートの一般的な形態について説明すると、先ずスプルーは射出成形機のノズルに接する部分からランナーに至るまでの樹脂通路であり、断面が円形である。このスプルーにおけるノズル側の径は成形機のノズルの径に比べわずかに大きく設計されていると共に、上記のノズル側の径よりもランナー側の径を1ミリメートル程大きくしている。また、成形後スプルーを金型から抜きやすくするために2度から4度のテ―パを付ける他、ゼット型ピンや逆テ―パなどのスプルーロックを付けることがある。次に、ランナーは溶融樹脂が上記説明のスプルーからゲートに至るまでの中間通路であり、その断面は円形もしくは半円ないし台形である。特に多数個取りの金型ではキャビティとランナーの配置が重要であり、溶融樹脂がキャビティに同時に且つ均等に流入するように設計されなければならない。またゲートは、溶融樹脂がランナーからキャビティに流入する入口であるが、成形品の形状、外観、品質などから種々のゲートが案出されている。そのゲートとしては、最も一般的なダイレクトゲートをはじめ、サイドゲート、オーバーラップゲート、ファンゲート、フィルムゲート、ディスクゲート、リングゲート、タブゲート、サブマリンゲート、ピンポイントゲート、傘ゲート等の多種のゲートが知られている。
ところで、上記のような射出成形法によって成形された樹脂成形品の中には、通常の一方向の金型の移動では当該成形品の型抜きができない所謂アンダーカット部を有した椀状物品が含まれている。ここで、椀状物品におけるアンダーカット部は、大きく二つのパターンに分かれ、先ずその一つは糸尻部分である。即ち、椀状物品の糸尻部が基部に比べ先端周縁方向に徐々に拡張して設計が成されている場合であり、もう一つは、椀状物品の椀本体の開口径に比べ椀胴体部径の方が大きく設計されている場合である。一方、従来アンダーカット部を有した樹脂成形品を成形する場合には、例えば斜めガイドピン(アンギュラーピン)方式が知られている。この構造は、金型にスライドコアを採用して割型構造としたもので、アンギュラーピンを金型の開閉方向に移動すると連動して上記スライドコアが金型の開閉方向に対して垂直方向に移動するようにして、アンダーカット部の型抜きができるようにしたものである。またこの他、上記スライドコアを油圧シリンダーやエアシリンダーなどのアクチュエーターで動かす方式のもの、小型のスライドコアを動かすためにカムガイドやスプリングを採用した方式のもの、小さなアンダーカット部を抜くものとして案出された斜め溝方式などが知られている。しかしながら、これらの方式では、金型の可動型を進退動させるためのアクチュエーターの他に、装置全体が複雑化すると共に大型化するという問題点があった。
而して、本発明者は、金型構造の改良の点から特開平10―166401号(特許第2858308号)として「アンダーカット部を有する椀状物品の成形用金型」を開示し、更に、その後の継続的な研究の結果、改良すべき問題点の発見に伴い特開2001―334559号(特許第3421948号)として「アンダーカット部を有する椀状物品の射出成形方法」を開示している。ここで、上記特開2001―334559号に係る発明は、椀状物品の糸尻部にアンダーカット部を有すると共に、胴部のアンダーカットが大きい所謂布袋形状のものや、金型のコア、キャビティプレートに凹凸状の模様が刻設されていると共に、胴部にアンダーカット部を有する樹脂製椀状物品を射出成形しても、椀状物品の外側開口縁部に割れが生じたり、あるいは設計どおりの肉厚が得られないなどの問題のない、アンダーカット部を有する椀状物品の射出成形方法を提供することを目的とするものであった。
一方、本発明者は、その後もアンダーカットを有する樹脂製椀状物品の射出成形法についての継続的な実験と研究を行い、従来にない安定的なアンダーカット部を有する椀状物品の射出成形法を創出するに至ったものであり、本発明者は当該成形法の創出による知見に基づき成されたものである。
特開平10―166401号 特開2001―334559号
上記記載のように、本発明者はアンダーカット部を有する椀状物品の成形法に対しての継続的な研究の成果として、特開平10―166401号、更には特開2001―334559号を開示しており、本発明に係るアンダーカット部を有する椀状物品の射出成形方法は、従来の成形法とは異なる技術的手段によって、安定的にアンダーカット部を有する椀状物品を成形するための成形法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係るアンダーカット部を有する椀状物品の射出成形方法は、閉じた金型に溶融樹脂を充填して、当該樹脂の冷却を待って金型の型開きを行い樹脂成形品を得る射出成形方法において、上記金型が、椀状物品の外側部を画成する固定型と椀状物品の内側部を画成する可動型と、当該固定型と可動型との間にストリッパープレートを介設した成形用金型であって、本体上面より外側に伸展して鍔部が周設形成されると共に、上記椀状物品の糸尻内側面並びにピンポイントゲートが穿設された糸尻内底面を画成する入子の鍔部下面と当該入子の鍔部下面が当接し、上記椀状物品の椀本体外側面及び糸尻外側面を画成するキャビティプレート上面の相互にパッキング溝が刻設され、当該パッキング溝に環状のパッキング部材が封入されている一方、上記入子の鍔部が上記キャビティプレートと遊びをもってボルト留めして挿設され、また、上記キャビティプレートには上記入子に形成された鍔部下面の周刻されたパッキング溝よりも離隔した内側の鍔部下面位置に、機外からの加圧流体あるいは加圧粉体を導入する導入孔が穿設され、続いて突出しロッドの上方進動により上記ストリッパープレートを上方に突出しすると共に、植設されたリターンピンを巻回し、プレート上面と、上面にボルトを植設された可動側型板下面間にスプリングが介装された突出しプレートを配置した射出成形用金型を用い、当該金型における当該ストリッパープレートと当該ストリッパープレートの上面に当接するキャビティプレート、当該キャビティプレートと当該キャビティプレートの上面に当接するランナーストリッパープレートを、更に当該ランナーストリッパープレートと当該ランナーストリッパープレートの上面に当接する固定側取付板をパーティングロックで直結した上記金型の型開きにおいて、リミットスイッチあるいは位置センサーなどの電気的制御回路を含んだ金型開閉制御装置の作動により、先ず成形完了後、型開きと同時に上記突出しロッドが上方進動し、上記突出しプレートを押し出すことにより、植設されているリターンピンが上記ストリッパープレートを押圧してキャビティプレートに当接させると同時にパーティングロック機構がストリッパープレートとキャビティプレートの連結を保持し、更に可動型側を所定距離退動させコアを所定下方に変位させて停止し、次に上記突出しロッドを元の位置まで下方退動させると、上記スプリングの復元力により上記リターンピンを植設した突出しプレートを下方変位させると同時に上記可動側型板に植設されたボルトがストリッパープレートをキャビティプレートから引き離し、更に上記導入孔から加圧流体あるいは加圧粉体を注入し樹脂成形品をキャビティプレートから押し抜きして対向側のコアに付着させ、更に続いて、上記型開きを復旧してコアが更に退動する一方、上記可動側の変位制限により、キャビティプレートとランナーストリッパープレート間、そしてランナーストリッパープレートと固定側取付板間のパーティングロック機構の連結を解除し、続いてまた、コアが退動して所定位置に到達すると突出しロッドが上方に進動し、リターンピンを植設した突出しプレートを突出し、これより上記リターンピンがストリッパープレートを上方に突出して上記樹脂成形品をコアから引き離すことを要旨とする。
前述の特開平10―166401号においては、金型の型開きにおいて、リミットスイッチあるいは位置センサーなどの電気的制御回路を含んだ金型開閉制御装置の作動によって、金型内の樹脂成形品を固定型のキャビティプレートに残したまま、可動型のストリッパープレート及びコアを所定下方に変位させた後一時的に停止させ、ここで機外からの加圧流体あるいは加圧粉体をキャビティプレートと入子間に注入して、上記樹脂製椀状物品を糸尻側から押抜きするようにしたので、開口内側に弾性変形しながらその押出しに随伴した後復元可能であり、キャビティプレートのパーティングエッジ部により形成される樹脂製椀状物品の開口縁部に働く剪断力を緩和することができるので、当該樹脂製椀状物品のエッジ状のパーティングライン部に対する食い込みを解消することができるものであったのに対して、本願発明に係るアンダーカット部を有する椀状物品の射出成形方法では、ストリッパープレートを固定側に残したまま、コアだけを下方に変位させるようにしている。このように、ストリッパープレートを固定型側に残したままコアだけを下方に変位させることによって、キャビティプレート内に残置される樹脂成形品に対するコア引抜きの際の変形を更に緩和することができるので、樹脂製品としての精度の向上と胴体部位に木目模様や絵模様等を現出するアンダーカットの場合には、当該模様を鮮明に再現できるという効果がある。
次に、機外からの加圧流体あるいは加圧粉体がキャビティプレートに穿設された導入孔から当該キャビティプレートと入子間に注入されるように設定されており、当該加圧流体あるいは加圧粉体は、上記入子の鍔部下面を押上げるよう作用する。これにより、キャビティプレート上面及び入子鍔部下面に設けられた相互のパッキング溝は当接を解きボルト留めの遊び幅をもって離隔されるが、パッキング溝に封入のパッキング部材は当該パッキング溝に挟着されたまま復元し、パッキング溝の離隔空間を密封し、上記機外から送出の加圧流体あるいは加圧粉体による加圧を保持するようになる。而してこれにより、樹脂製椀状物品の糸尻内底面及び糸尻内側面に上記加圧流体あるいは加圧粉体による加圧を付加し、アンダーカット部を有する樹脂製椀状物品をキャビティプレートから押抜きし、離隔対向している可動型のコアに付着させるようにする。
続いて、可動型が更に下方に退動すると、上記金型は金型開閉制御装置の作動によって上記可動型の下方離間が所定変位を超えた段階で、パーティングロックによって連結されている上記ストリッパープレートとキャビティプレート、上記キャビティプレートとランナーストリッパープレート、上記ランナーストリッパープレートと固定側取付板の連結が解除される。
続いてまた、上記「課題を解決する手段」の要旨に係るアンダーカット部を有する椀状物品の射出成形方法においては、スプリングをリターンピンに巻き回しすると共に突出しプレート上面と可動側型板下面に介装していることから、機外からの加圧流体あるいは加圧粉体を送り出してアンダーカット部を有する樹脂製椀状物品をキャビティプレートから押抜きし、離隔対向している可動型のコアに付着させる際、上記スプリングによってストリッパープレート及び可動側型板の両者が所定離間することにより、上記樹脂製椀状物品の可動型のコアに対する抱き付きを浅く留めることができるという効果がある。
一方、製品のコストダウンを図るために成形品に対する成形材料を抑制したり、成形サイクルを短縮するために、成形品の胴体部位の肉厚を薄くする手段が検討される。ここで従来、成形品の胴体部位の肉厚を薄く設定するためには、コアの抜き勾配を小さくする方法が最も有効な手段と考えられている。そこで、従来のストリッパープレート及びコアを下方に変位させる方法によって、コアの抜き勾配を小さく設定した場合には、当該コアが下方変位すると同時に、コアに抱き付いている成形品がキャビティから抜け出てしまい、パーティングエッジによる成形品への食い込みラインが発生するという支障があり、コアの抜き勾配をあまり小さく設定できなかった。また、成形品の胴体部位に木目模様や絵模様等がある場合も、コアの抜き勾配をあまり小さく設定すると、パーティングエッジにより上記模様の削り取りが発生するという支障があった。一方そこで、本発明によれば、コアだけを最初に下方変位させることにより椀状物品の内側を空洞化できるので、加圧流体あるいは加圧粉体により押抜きしても、上記椀状物品がキャビティプレートから抜ける際の抵抗が極めて少なく、上記従来方法における支障をきたすことがないという効果がある。そして、本発明に係る方法によれば、コアの抜き勾配を小さく設定することが可能となることから、成形品の胴体部位の肉厚を薄くすること、即ち、成形材料を低減してコストの削減を実現すること、更には成形サイクルを短縮してコストダウンを実現することができるという効果もある。
以下、図面を参照しながら、更に本発明を実施するための最良の形態について説明するものとする。
先ず、図1は発明に係るアンダーカット部を有する椀状物品の成形用金型を射出成形機に取り付け、型締めして射出完了した際の当該成形用金型の断面図である。図示のように、椀状物品の外側部を画成する固定型2と椀状物品の内側部を画成する可動型3と、当該固定型2と可動型3との間にストリッパープレート4を介設した成形用金型1であって、本体上面より外側に伸展して鍔部が周刻形成されると共に、上記椀状物品の糸尻30内側面並びにピンポイントゲート23が穿設された糸尻30内底面を画成する入子鍔部16下面と、当該入子鍔部16下面が当接し、上記椀状物品の椀本体外側面及び糸尻30外側面を画成するキャビティプレート14上面の相互にパッキング溝24が刻設され、当該パッキング溝24に環状のパッキング部材25が封入されている一方、上記入子鍔部16が上記キャビティプレート14と遊びをもってボルト留めして挿設され、また、上記キャビティプレート14には上記入子17に形成された入子鍔部16下面に周刻されたパッキング溝24よりも離隔した内側の入子鍔部16下面位置に、機外からの加圧流体あるいは加圧粉体を導入する導入孔27が穿設され、続いて突出しロッド31の上方進動により上記ストリッパープレート4を上方に突出しすると共に、植設されたリターンピン9を巻き回し、プレート上面と、上面にボルト38を植設した可動側型板8下面間にスプリング36が介装された突出しプレート10を配置した射出成形用金型1を用い、当該金型1における当該ストリッパープレート4と当該ストリッパープレート4の上面に当接するキャビティプレート14、当該キャビティプレート14と当該キャビティプレート14の上面に当接するランナーストリッパープレート13を、更に当該ランナーストリッパープレート13と、当該ランナーストリッパープレート13の上面に当接する固定側取付板12をパーティングロック機構33で直結した上記金型1の型開きにおいて、リミットスイッチあるいは位置センサーなどの電気的制御回路を含んだ金型開閉制御装置の作動により、先ず成形完了後、型開きと同時に上記突出しロッド31が上方進動し上記突出しプレート10を押出すことにより植設されているリターンピン9が上記ストリッパープレート4を押出してキャビティプレート14に当接し同時にパーティングロック機構33がストリッパープレート4とキャビティプレート14の連結を保持し、更に可動型3を所定距離退動させコア11を所定下方に変位させて停止し、次に上記突出しロッド31を元の位置まで下方退動させる一方上記可動型3の変位制限により、上記スプリング36の復元力により上記リターンピン9を植設した突出しプレート10が下方変位すると同時にボルト38が上記ストリッパープレート4とキャビティプレート14のパーティングロック機構の連結を解除してストリッパープレート4を下方変位させる一方、上記導入孔27から加圧流体あるいは加圧粉体を注入し樹脂成形品をキャビティプレート14から押抜きして対向側のコア11に付着させ、更に続いて、上記型開きを復旧してコア11がさらに退動する一方、上記可動型3の変位制限により、キャビティプレート14とランナーストリッパープレート13間、そしてランナーストリッパープレート13と固定側取付板12間のパーティングロック機構の連結を解除し、続いてまた、コア11が退動して所定位置に到達すると突出しロッド31が上方に進動し、リターンピン9を植設した突出しプレート10を突出し、これより上記リターンピン9がストリッパープレート4を上方に突出して上記樹脂成形品をコアから引き離す。
以下、図面を参照しながら、更に本発明の実施例に基づき本発明を詳説するものとする。
先ず、図1は本発明に係るアンダーカット部を有する椀状物品の成形用金型を射出成形機に取り付け、型締めして射出完了した際の当該成形用金型の断面図である。ここで本発明に係る成形用金型1は、成形椀状物品28の外側部を画成する固定型2と成形椀状物品28の内側部を画成する可動型3との間にストリッパープレート4を介設したものであると共に、固定側取付板12とランナーストリッパープレート13間、当該ランナーストリッパープレート13とキャビティプレート14間並びにキャビティプレート14とストリッパープレート4間にパーティングロック33とパーティングロック用ブッシュ32から成るパーティングロック機構を介在させ、更にまた、上面にボルト38を植設した可動側型板8とキャビティプレート14並びにランナーストリッパープレート13とキャビティプレート14を引張りリンク34及び引張りリンク用リテーナ35により連結機構を介在させたものである。更に図示より、上記可動型3は、アクチュエータ(図示せず)により上下動自在であると共にロッド遊挿孔5を有した可動側取付板6と、上面にボルト38を植設した可動側型板8を貫通し先端がストリッパープレート4下面に固着されていると共に植設されたリターンピン9を巻き回し、プレート上面と上面にボルト38を植設した可動側型板8下面間にスプリング36が介装された突出しプレート10と、更にスペーサーブロック7を介してその上面に固定される可動側型板8と、続いて可動側型板8の上面側に固定され上記成形椀状物品28の椀本体29内側面を画成するコア11から構成されている。一方、上記固定型2は、固定側取付板12の下面に配置されるランナーストリッパープレート13と、続いてランナーストリッパープレート13の下面側に配置されて成形椀状物品28の椀本体29外側面及び糸尻30の外側面を画成するキャビティプレート14と、キャビティプレート14の上面側から挿設され、入子本体15の上面から外側に伸展して入子鍔部16が周設形成されて上記キャビティプレート14の上面と共に均平な上面を形成し、上記成形椀状物品28の糸尻30の内底面及び内側面を画成する入子17より構成される。ここで、上記固定側取付板12の上面には射出ノズル(図示せず)先端を密着当接する当接凹部18が形成されると共に当接凹部18の中心から固定側取付板12の下面まで上下に貫通してスプルー19の一部が形成されるスプルー孔基部20が穿設され、またスプルー孔基部20に下方連接してランナーストリッパープレート13においても上下に貫通してスプルー19の一部が形成されるスプルー孔胴部21が穿設され、更にまた、スプルー孔胴部21に下方連接して入子17においてもその上面から下方近傍までスプルー19の一部を形成するスプルー孔頭部22が穿設され、更に続いて、スプルー孔頭部22先端と入子17下面間にピンポイントゲート23が穿設されている。他方図示のように、キャビティプレート14と入子17は、入子17の入子鍔部16下面及び当該入子鍔部16に当接するキャビティプレート14上面に周刻された相互のパッキング溝24に環状パッキング部材25を封入の上、入子17の入子鍔部16においてキャビティプレート14と遊びをもって植設されたボルト26によりボルト留めされることで挿設されている。また、キャビティプレート14には機外からの加圧流体あるいは加圧粉体を、入子17に形成された入子鍔部16下面に周刻されたパッキング溝24よりも離隔した内側の入子鍔部16下面位置に導入する導入孔27が穿設されたものである。以上のような本発明に係るアンダーカット部を有する椀状物品の成形用金型1に射出された溶融樹脂は、上記ピンポイントゲート23から成形空間内に流入されて冷却固化される。ここで、上記成形椀状物品28は、椀状物品の糸尻部及び胴部にアンダーカット部が生じる形状によるものであり、通常このような成形物品を射出成形する場合には、アンギュラーピンなどの要素により金型の方開き方向に対し垂直に金型がスライドするような割型構造にする必要があった。
次に、図2は本発明に係る成形用金型の型開きにおける第一過程を示した断面図である。ここで、この第一過程においては、型開きと同時に上記突出しロッド31が上方進動し上記突出しプレート10を押出すことにより、植設されているリターンピン9が上記ストリッパープレート4を押圧してキャビティプレート14に当接すると同時にパーティングロック機構33がストリッパープレート4とキャビティプレート14の連結を保持した状態で、可動型3を所定距離下方に変位させた際の当該成形用金型1の断面図である。また、固定型2に対して可動型3を下方に変位させるとアンダーカット部を有する成形椀状物品28は固定型2に残置された状態のままで、当該成形椀状物品28の椀本体29における内側面を画成したコア11を含む可動型3が所定範囲下方退動する。
更に、図3は本発明に係る成形用金型の型開きにおける第二過程を示した断面図である。ここでは、キャビティプレート14とストリッパープレート4間のロックを解除した状態を示している。図示のように、突出しロッド31を元の位置まで下方退動させる一方上記可動型3の変位制限により、上記スプリング36の復元力によって上記リターンピン9を植設した突出しプレート10も元の位置に戻ると同時に上記可動型に植設されたボルト38も追動作用して上記ストリッパープレート4とキャビティプレート14間のパーティングロック機構の連結が解除された状態となる。
続いて更に、図4は本発明に係る成形用金型の型開きにおける第三過程を示した断面図である。上記の第二過程で可動型3が更に所定範囲下方に退動すると、機外からの加圧流体あるいは加圧粉体がキャビティプレート14に穿設された導入孔27より送出されるようになっている。これによって、上記送出された加圧流体あるいは加圧粉体は可動型3の下方変位に伴い、入子17の入子鍔部16においてキャビティプレート14と遊びをもってボルト26によりボルト留めされ挿設されていることから、入子17上面に対してキャビティプレート14上面及び入子鍔部16下面に設けられた相互のパッキング溝24は当接を解き上記遊び幅をもって離隔されるが、パッキング溝24に封入のパッキング部材25は、当該離隔と共にパッキング溝24の離隔空間を密封し、機外から送出の加圧流体あるいは加圧粉体による加圧を保持する。これにより、冷却固化形成された成形椀状物品28の糸尻30内底面及び糸尻30内側面に上記加圧流体あるいは加圧粉体による加圧が付加され、成形椀状物品28のアンダーカット部として形成された糸尻30を損なうことなく良好にキャビティプレート14から押し抜きできると共に、当該加圧による押出しにおいて、成形後の樹脂製椀状物品28の胴部にアンダーカット部が形成されていても、予めコア11を下方へ退動させているので、当該椀状物品28が開口内側に弾性変形しながらその押出しに随伴した後復元可能であり、勿論言うまでもなくコア11に強く付着しエッジ状のパーティングライン部に食い込んでしまうこともないので、成形椀状物品28の開口縁部に割れが生じたり、あるいは当初設計の肉厚が得られずに不良成形されるということもない。またここで、上記のように固定側型2から押し抜きされた成形椀状物品28は上記加圧によって押出され、図示のようにストリッパープレート4の上方で当接することからコア11の長さ方向約三分の一程度までの位置で付着した状態となる。そして、更に可動型3を下方変位させると、キャビティプレート14と可動側型板8間に介在されている引張りリンク34と引張りリンクリテーナ35が作用し、キャビティプレート14とランナーストリッパープレート13間に介在されているパーティングロック32及びパーティングロック用ブッシュ33から成るパーティングロック機構が解除され、固定型2側のキャビティプレート14及び入子17が可動型3の退動に追動するようになる。そして更にまた、可動型3の下方退動に所定の離隔距離をもって固定型2を追動させるようになり、次にランナーストリッパープレート13と固定側取付板12間に介在されているパーティングロック32及びパーティングロック用ブッシュ33から成るパーティングロック機構が解除され、固定型2側のランナーストリッパープレート13も可動型3の退動に随伴するようになる。ここで、図示のようにスプルー19はランナーストリッパープレート13に残置された状態で引抜かれるようになる。その他図示において、上記ボルト留めの上下方向の遊び幅は0.1〜5ミリメートル程度と設定できると共に、機外からの加圧流体あるいは加圧粉体の圧力を0.1〜50キログラム/平方センチメートル程度と設定することができる。そして、上記加圧流体あるいは加圧粉体の送出は、キャビティプレート14から上記椀状物品28を押抜きし、その送出と停止の制御には公知のタイマー制御などを使用することができる。
続いて、図5は本発明に係る成形用金型の型開きにおける第四過程を示した断面図である。上記図4の状態から更に可動型3が更に下方に退動して所定位置に到達すると、突出しロッド31が上方進動するように設定されており、これによってリターンピン9を植設した突出しプレート10が上方進動し、上記リターンピン9先端が固着されているストリッパープレート4の下面を突出して、図示のように成形椀状物品28をコアから離脱するようになる。
本発明は、上記に詳述したように構成されていることから、以下に記載されるような利用可能性が考えられる。
本発明に係るアンダーカット部を有する椀状物品の射出成形方法によれば、成形用の金型を特殊な割型構造にして、別個のシリンダーアクチュエーターなどの駆動手段と共に、スライドコア及びアンギュラーピンなどから成る複雑な機構を付帯せずとも、椀状物品の糸尻部にアンダーカット部を有していると共に、胴部にアンダーカットがある所謂布袋形状の樹脂製椀状物品や、射出成形用金型のコア、キャビティに凹凸の模様が刻設されていると共に胴部にアンダーカット部を有する樹脂製椀状物品であっても、複雑な金型構造とせずに良好に射出成形でき、その利用可能性は広いと考えられる。
また、上記に付帯して、金型構造及びその金型の型開き機構を複雑にすることがないので成形製品のコストを抑制することができると共に、射出成形装置の作動信頼性が改善され、成形製品の歩留まり率も向上される。
本発明に係るアンダーカット部を有する椀状物品の成形用金型を射出成形機に取り付け、型締めして射出完了した際の当該成形用金型の断面図。 本発明に係る成形用金型の型開きにおける第一過程を示した断面図。 本発明に係る成形用金型の型開きにおける第二過程を示した断面図。 本発明に係る成形用金型の型開きにおける第三過程を示した断面図。 本発明に係る成形用金型の型開きにおける第四過程を示した断面図。
符号の説明
1 本発明に係る成形用金型
2 固定型
3 可動型
4 ストリッパープレート
5 ロッド遊挿孔
6 可動側取付板
7 スペーサーブロック
8 可動側型板
9 リターンピン
10 突出しプレート
11 コア
12 固定側取付板
13 ランナーストリッパープレート
14 キャビティプレート
15 入子本体
16 入子鍔部
17 入子
18 当接凹部
19 スプルー
20 スプルー孔基部
21 スプルー孔胴部
22 スプルー孔頭部
23 ピンポイントゲート
24 パッキング溝
25 パッキング部材
26 ボルト
27 導入孔
28 成形椀状物品
29 椀本体
30 糸尻
31 突出しロッド
32 パーティングロック用ブッシュ
33 パーティングロック
34 引張りリンク
35 引張りリンク用リテーナ
36 スプリング
37 キャビティ
38 ボルト

Claims (1)

  1. 閉じた金型に溶融樹脂を充填して、当該樹脂の冷却を待って金型の型開きを行い樹脂成形品を得る射出成形方法において、上記金型が、椀状物品の外側部を画成する固定型と椀状物品の内側部を画成する可動型と、当該固定型と可動型との間にストリッパープレートを介設した成形用金型であって、本体上面より外側に伸展して鍔部が周設形成されると共に、上記椀状物品の糸尻内側面並びにピンポイントゲートが穿設された糸尻内底面を画成する入子の鍔部下面と当該入子の鍔部下面が当接し、上記椀状物品の椀本体外側面及び糸尻外側面を画成するキャビティプレート上面の相互にパッキング溝が刻設され、当該パッキング溝に環状のパッキング部材が封入されている一方、上記入子の鍔部が上記キャビティプレートと遊びをもってボルト留めして挿設され、また、上記キャビティプレートには上記入子に形成された鍔部下面の周刻されたパッキング溝よりも離隔した内側の鍔部下面位置に、機外からの加圧流体あるいは加圧粉体を導入する導入孔が穿設され、続いて突出しロッドの上方進動により上記ストリッパープレートを上方に突出しすると共に、植設されたリターンピンを巻回し、プレート上面と、上面にボルトが植設された可動側型板下面間にスプリングが介装された突出しプレートを配置した射出成形用金型を用い、当該金型における当該ストリッパープレートと当該ストリッパープレートの上面に当接するキャビティプレート、当該キャビティプレートと当該キャビティプレートの上面に当接するランナーストリッパープレートを、更に当該ランナーストリッパープレートと当該ランナーストリッパープレートの上面に当接する固定側取付板をパーティングロックで直結した上記金型の型開きにおいて、リミットスイッチあるいは位置センサーなどの電気的制御回路を含んだ金型開閉制御装置の作動により、先ず成形完了後、型開きと同時に上記突出しロッドが上方進動し、上記突出しプレートを押し出すことにより、植設されているリターンピンが上記ストリッパープレートを押圧してキャビティプレートに当接させると同時にパーティングロック機構がストリッパープレートとキャビティプレートの連結を保持し、更に可動型側を所定距離退動させてコアを所定下方に変位させて停止し、次に上記突出しロッドを元の位置まで下方退動させる一方、上記可動型の変位制限により上記スプリングの復元力により可動側型板に植設されているボルトがストリッパープレートとキャビティプレート間のパーティングロック機構の連結を解除し、上記リターンピンを植設した突出しプレートを下方変位させ、更に上記導入孔から加圧流体あるいは加圧粉体を注入し樹脂成形品をキャビティプレートから押し抜きして対向側のコアに付着させ、更に続いて、上記型開きを復旧してコアを更に退動する一方、上記可動側の変位制限により、上記キャビティプレートとランナーストリッパープレート間、そして上記ランナーストリッパープレートと固定側取付板間のパーティングロック機構の連結を解除し、続いてまた、コアが退動して所定位置に到達すると突出しロッドが上方に進動し、リターンピンを植設した突出しプレートを突出し、これより上記リターンピンがストリッパープレートを上方に突出して上記成形品をコアから引き離すことを特徴とする、アンダーカットを有する椀状物品の射出成形方法。
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