JP2009042447A - 静電潜像現像用トナーとそれを用いた画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガラス転移温度が20〜45℃で、体積基準におけるメディアン径(D50)が3.0〜8.0μmであり、且つ、外添剤が添加されている静電潜像現像用トナーにおいて、該外添剤が少なくともシリコーンオイル処理されたアルミナ粒子であることを特徴とする静電潜像現像用トナー。
【選択図】なし
Description
ガラス転移温度が20〜45℃で、体積基準におけるメディアン径(D50)が3.0〜8.0μmであり、且つ、外添剤が添加されている静電潜像現像用トナーにおいて、該外添剤が少なくともシリコーンオイル処理されたアルミナ粒子であることを特徴とする静電潜像現像用トナー。
前記シリコーンオイル処理されたアルミナ粒子の数平均一次粒径が、10〜50nmであることを特徴とする(1)記載の静電潜像現像用トナー。
前記シリコーンオイル処理されたアルミナ粒子の形状が、球状であることを特徴とする(1)又は(2)記載の静電潜像現像用トナー。
前記シリコーンオイル処理されたアルミナ粒子のBET比表面積が、90〜130m3/gであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項記載の静電潜像現像用トナー。
(1)〜(4)のいずれか1項記載の静電潜像現像用トナーを用いて、画像形成することを特徴とする画像形成方法。
本発明に係わるアルミナ粒子とは、Al2O3で表わされる酸化アルミニウムをさすものであり、α型アルミナ粒子、γ型アルミナ粒子が存在するが、どちらでも構わない。
また、下記一般式(2)で表されるメチルハイドロジエンポリシロキサンなども挙げられる。
さらに下記、一般式(3)で表されるメチルフェニルポリシロキサンなども挙げられる。
下記一般式(4)、(5)で表される、側鎖に窒素原子を少なくとも1つ以上有するオルガノ基を有するシリコーンオイルが挙げられる。
さらに、これらのシリコーンオイルは必要に応じて、アルキル変性、アミノ変性、エポキシ変性、エポキシ・ポリエーテル変性、カルボキシル変性、メルカプト変性、アルコール変性、フッ素変性等を行ってもよい。
P/V(P0−P)=(1/VmC)+((C−1)/VmC)(P/P0)
ただし、P0:飽和蒸気圧
Vm:単分子層吸着量、気体分子が固体表面で単分子層を形成した時の
吸着量
C :吸着熱などに関するパラメータ(>0)
そして、上式より単分子吸着量Vmを算出し、これにガス分子1個の占める断面積を掛けることにより、粒子の表面積を求めることができる。
本発明のトナーは、ガラス転移温度が20〜45℃であり、前述した外添剤を含むものである。ガラス転移温度としては、20〜40℃のものが、流動性の安定性、帯電性の安定の観点よりさらに好ましい。また、トナー粒子が、コアシェル構造をとる場合にはシェルTgがコアTgよりも10℃以上高いものが好ましく用いられる。
本発明のトナーのガラス転移温度は、DSC−7示差走査カロリメーター(パーキンエルマー製)、TAC7/DX熱分析装置コントローラー(パーキンエルマー製)を用いて行うことができる。
トナーの体積基準におけるメディアン径(D50)は、下記の測定方法にて測定して得られる。
結着樹脂を構成する重合性単量体として使用されるものは、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−クロロスチレン、3,4−ジクロロスチレン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレンの様なスチレン或いはスチレン誘導体、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル等のメタクリル酸エステル誘導体、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸フェニル等の、アクリル酸エステル誘導体、エチレン、プロピレン、イソブチレン等のオレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン等のハロゲン系ビニル類、プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等のビニルエステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルヘキシルケトン等のビニルケトン類、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物、ビニルナフタレン、ビニルピリジン等のビニル化合物類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のアクリル酸或いはメタクリル酸誘導体がありる。これらビニル系単量体は単独或いは組み合わせて使用することができる。
樹脂の分子量を調整するためには、一般的に用いられる連鎖移動剤を用いることが可能である。用いられる連鎖移動剤としては、特に限定されるものではなく例えばn−オクチルメルカプタン、n−デシルメルカプタン、tert−ドデシルメルカプタン等のメルカプタン、n−オクチル−3−メルカプトプロピオン酸エステル等のメルカプトプロピオン酸エステル、ターピノーレン、四臭化炭素及びα−メチルスチレンダイマー等が使用される。
本発明に用いられる着色剤は、上記の黒色着色剤を使用することができる。
本発明に用いられる離型剤は、公知の化合物を用いることができる。
本発明に係るトナーには、必要に応じて荷電制御剤を添加することができる。荷電制御剤としては、公知の化合物を用いることができる。
前述したアルミナ粒子のほかに添加される外添剤について説明する。
次に、トナーの作製方法について説明する。
(1)離型剤をラジカル重合性単量体に溶解或いは分散する溶解/分散工程
(2)離型剤を溶解/分散させた重合性単量体溶液を溶液媒体中で液滴化し、ミニエマルジョン重合して樹脂粒子の分散液を調製する重合工程
(3)含有する溶液媒体中で着色剤を分散させる着色剤分散工程
(4)溶液媒体中で樹脂粒子と着色剤粒子を会合させて会合粒子を得る凝集・融着工程
(5)会合粒子を熱エネルギーにより熟成して形状を調整しトナー粒子とする熟成工程
(6)トナー粒子の分散液を、冷却する冷却工程
(7)冷却されたトナー粒子の分散液から当該トナー粒子を固液分離し、当該トナー母体から界面活性剤などを除去する洗浄工程
(8)洗浄処理されたトナー粒子を、乾燥する乾燥工程
(9)乾燥処理されたトナー粒子に、外添剤を添加する工程
以下、各工程について説明する。
この工程は、ラジカル重合性単量体に離型剤を溶解或いは分散させて、当該離型剤のラジカル重合性単量体溶液を調製する工程である。
この重合工程の好適な一例においては、界面活性剤を含有した溶液媒体中に、前記離型剤を溶解或いは分散したラジカル重合性単量体溶液を添加し、機械的エネルギーを加えて液滴を形成させ、次いで水溶性のラジカル重合開始剤からのラジカルにより当該液滴中において重合反応を進行させる。尚、前記溶液媒体中に、核粒子として樹脂粒子を添加しておいても良い。
この工程は、界面活性剤を含有する溶液媒体中に着色剤粒子を添加し、分散装置を用いて着色剤粒子を溶液媒体中に分散させる工程である。
凝集工程は、重合工程により得られた樹脂粒子と着色剤粒子を用いて着色粒子を形成する工程である。又、当該凝集工程においては、樹脂粒子や着色剤粒子とともに、離型剤粒子や荷電制御剤などの内添剤粒子なども凝集させることができる。
熟成は、熱エネルギー(加熱)により行う方法が好ましい。
この工程は、前記トナー粒子の分散液を冷却処理(急冷処理)する工程である。冷却処理条件としては、1〜20℃/minの冷却速度で冷却する。冷却処理方法としては特に限定されるものではなく、反応容器の外部より冷媒を導入して冷却する方法や、冷水を直接反応系に投入して冷却する方法を例示することができる。
この固液分離・洗浄工程では、上記の工程で所定温度まで冷却されたトナー粒子の分散液から当該トナー粒子を固液分離する固液分離処理と、固液分離されたトナーケーキ(ウェット状態にあるトナー粒子をケーキ状に凝集させた集合物)から界面活性剤や塩析剤などの付着物、熟成工程で用いたアルカリ剤を除去する洗浄処理とが施される。
この工程は、洗浄処理されたトナーケーキを乾燥処理し、乾燥されたトナー粒子を得る工程である。この工程で使用される乾燥機としては、スプレードライヤー、真空凍結乾燥機、減圧乾燥機などを挙げることができ、静置棚乾燥機、移動式棚乾燥機、流動層乾燥機、回転式乾燥機、撹拌式乾燥機などを使用することが好ましい。乾燥された着色粒子の水分は、5質量%以下であることが好ましく、更に好ましくは2質量%以下とされる。尚、乾燥処理されたトナー粒子同士が、弱い粒子間引力で凝集している場合には、当該凝集体を解砕処理しても良い。ここに、解砕処理装置としては、ジェットミル、ヘンシェルミキサー、コーヒーミル、フードプロセッサー等の機械式の解砕装置を使用することができる。
この工程は、トナー粒子に本発明に係る2種以上の外添剤を混合してトナーを作製する工程である。外添剤の混合装置としては、ヘンシェルミキサー、コーヒーミル等の機械式の混合装置を使用することができる。
本発明のトナーは、一成分現像剤、二成分現像剤として用いることができる。
次に、本発明のトナーを用いてトナー画像を形成する画像形成方法、画像形成装置について説明する。
本発明に用いる転写材は、トナー画像を保持する支持体で、通常画像支持体、記録材或いは転写紙と通常よばれるものである。具体的には薄紙から厚紙までの普通紙や上質紙、アート紙やコート紙等の塗工された印刷用紙、市販されている和紙やはがき用紙、OHP用のプラスチックフィルム、布等の各種転写材を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
(コア用樹脂粒子の調製)
《コア用樹脂粒子1の調製》
(1)第1段重合
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器において、スチレン110.9質量部、n−ブチルアクリレート52.8質量部、メタクリル酸12.3質量部の混合液に離型剤としてパラフィンワックス「HNP−57」(日本精鑞社製)を93.8質量部添加し、80℃に加温し溶解した。
上記のようにして得られた「樹脂粒子C1」に、過硫酸カリウム5.1質量部をイオン交換水197質量部に溶解させた開始剤溶液を添加し、80℃の温度条件下にスチレン282.2質量部、n−ブチルアクリレート134.4質量部、メタクリル酸31.4質量部、n−オクチルメルカプタン4.93質量部からなる単量体混合液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、2時間にわたり加熱撹拌することにより第2段重合(外層の形成)を行った後、28℃まで冷却し、「コア用樹脂粒子1」を得た。
コア用樹脂粒子1の調製において、第1段重合におけるモノマー量を、スチレン90.8質量部、n−ブチルアクリレート72.7質量部、メタクリル酸12.3質量部に、第2段重合におけるモノマー量をスチレン274.1質量部、n−ブチルアクリレート168.6質量部、メタクリル酸5.2質量部に変更する他は同様にして「コア用樹脂粒子2」を得た。この樹脂粒子重量平均分子量は22,000、質量平均粒径は180nm、Tgは20.1℃であった。
コア用樹脂粒子1の調製において、第1段重合におけるモノマー量を、スチレン115.3質量部、n−ブチルアクリレート48.4質量部、メタクリル酸12.3質量部に、第2段重合におけるモノマー量をスチレン293.4質量部、n−ブチルアクリレート123.2質量部、メタクリル酸31.4質量部に変更する他は同様にして「コア用樹脂粒子3」を得た。この樹脂粒子重量平均分子量は22,500、質量平均粒径は180nm、Tgは44℃であった。
コア用樹脂粒子1の調製において、第1段重合におけるモノマー量を、スチレン119.7質量部、n−ブチルアクリレート44質量部、メタクリル酸12.3質量部に、第2段重合におけるモノマー量をスチレン304.6質量部、n−ブチルアクリレート112質量部、メタクリル酸31.4質量部に変更する他は同様にして「コア用樹脂粒子4」を得た。この樹脂の重量平均分子量は22,500、質量平均粒径は180nm、Tgは49℃であった。
コア用樹脂粒子1の調製において、第1段重合におけるモノマー量を、スチレン103.5質量部、n−ブチルアクリレート70.4質量部、メタクリル酸2.1質量部に、第2段重合におけるモノマー量をスチレン263.4質量部、n−ブチルアクリレート179.2質量部、メタクリル酸5.4質量部に変更する他は同様にして「コア用樹脂粒子5」を得た。この樹脂粒子重量平均分子量は22,500、質量平均粒径は180nm、Tgは18℃であった。
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を付けた反応容器にポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム2.0質量部をイオン交換水3000質量部に溶解させた界面活性剤溶液を仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。
(着色剤分散液C1の作製)
着色剤分散液Bk1の作製において、着色剤「リーガル330R」(キャボット社製)420質量部を「C.I.ピグメントブルー15:3」の210質量部に変更した以外は同様にして着色剤粒子の分散液を調製した。これを、「着色剤分散液C1」とする。この着色剤分散液中の着色剤粒子の平均分散径を動的光散乱式粒度分析計「マイクロトラックUPA150」(日機装(株)製)を用いて測定したところ、150nmであった。
(着色粒子1の作製)
《コア部の形成》
420.7質量部(固形分換算)の「コア用樹脂粒子1」とイオン交換水900質量部と「着色剤粒子分散液C1」200質量部とを、温度センサー、冷却管、窒素導入装置、撹拌装置を取り付けた反応容器に入れて撹拌した。容器内の温度を30℃に調製した後、この溶液に5モル/Lの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを9に調整した。
次いで、65℃において「シェル用樹脂粒子」を50質量部(固形分換算)添加し、更に塩化マグネシウム・6水和物2質量部をイオン交換水1000質量部に溶解した水溶液を、10分間かけて添加した後、70℃(シェル化温度)まで昇温し、1時間にわたり撹拌を継続し、「コア部1」の表面に「シェル用樹脂粒子」の粒子を融着させた後、75℃で20分熟成処理を行い、シェル層を形成した。
トナー母体粒子を含有する水溶液をバスケット型遠心分離機「MARKIII 型式番号60×40」(松本機械社製)で固液分離し、トナー母体粒子のウェットケーキを形成した。該ウェットケーキを、前記バスケット型遠心分離機で濾液の電気伝導度が5μS/cmになるまで水洗浄し、その後「フラッシュジェットドライヤー」(セイシン企業社製)に移し、水分量が0.5質量%となるまで乾燥して「着色粒子1」を作製した。着色粒子1は、コア・シェル構造を有する体積基準におけるメディアン径(D50)が6.5μm、Tgが39.5℃の粒子であった。
「着色粒子1」の作製において、「コア用樹脂粒子1」に代えて「コア用樹脂粒子2」420.7質量部(固形分換算)に変更するほかは同様にして、「着色粒子2」を作製した。
「着色粒子1」の作製において、「コア用樹脂粒子1」に代えて「コア用樹脂粒子3」420.7質量部(固形分換算)に変更するほかは同様にして、「着色粒子3」を作製した。
「着色粒子1」の作製において、「コア用樹脂粒子1」に代えて「コア用樹脂粒子4」420.7質量部(固形分換算)に変更するほかは同様にして、「着色粒子2」を作製した。
「着色粒子1」の作製において、「コア用樹脂粒子1」に代えて「コア用樹脂粒子5」420.7質量部(固形分換算)に変更するほかは同様にして、「着色粒子5」を作製した。
「着色粒子1」の作製において、塩析/融着(会合・融着)工程時に2.9μmのコア粒子を作製し、シェル層を形成させて、3.0μmのコア・シェル構造の着色粒子6を得た。
「着色粒子1」の作製において、塩析/融着(会合・融着)工程時に7.8μmのコア粒子を作製し、シェル層を形成させて、8.0μmのコア・シェル構造の着色粒子7を得た。
(外添剤1の作製)
ジメチルポリシロキサン15質量部を含むヘキサン溶液中に、アルミナ粒子(数平均一次粒径11nm、球状)100質量部を加え、350℃で疎水化処理を行った。処理後にピンミルを用いて周速50m/秒の条件で解砕処理を行い、更に分級処理を行って粒度調整をし、「表1」に示す外添剤1を得た。
表1に示したアルミナ粒子に、表1に示した表面処理剤、添加量に変更するほかは外添剤1の作製と同様にして、外添剤2〜7の作製を行った。
(トナー1の作製)
上記で作製した「着色粒子1」100質量部に対し、「表2」に示した外添剤1を3.0質量%「ヘンシェルミキサー」(三井三池化工社製)を用いて、周速35m/secで30分間混合して、「トナー1」を作製した。
トナー1の作製例において、トナー母体粒子と、外添剤1を「表3」に示したものに変更するほかは同様にして、トナー2〜13を作製した。
上記トナーの各々に対してシリコーン樹脂を被覆した体積平均メディアン径(D50)40μmのフェライトキャリアを混合し、トナー濃度が5質量%の「現像剤1〜13」を調製した。
評価用の画像形成装置として、「bizhub PRO C500(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)」を準備した。評価は、前記画像形成装置に上記で作製した各現像剤をシアン現像機に順次搭載し、プリントを行って評価した。
5000枚プリント後のシアン現像剤20gを20mlガラス製容器に入れ、毎分200回、振り角度45度、アーム50cmで20分間、下記の二つの環境(低温低湿環境、高温高湿環境)で振った後、ブローオフ法で帯電量を測定した。
高温高湿環境:30℃、85%RH雰囲気に設定
低温低湿環境での帯電量と高温高湿環境での帯電量の差により、下記のようにランク評価した。
◎:5μC/g未満(優良)
○:5μC/g〜15μC/g未満(良好)
△:15μC/g〜20μC/g未満(実用可)
×:20μC/g以上(実用不可)
(トナー流動性)
流動性の指標として川北式かさ密度測定機(IH2000型)により嵩密度を求めた。具体的な嵩密度の測定法は以下のとおりである。
◎:0.370以上 (良好)
○:0.340〜0.370 (実用可)
×:0.340以下 (実用不可)高温高湿下に於いて転写不良が発生する。
キャリア19gとトナー1gを20mlガラス製容器に入れ、毎分200回、振り角度45度、アーム50cmで3分間、20分間下記の環境(高温高湿環境)で振った後、ブローオフ法で帯電量を測定し、3分値を20分値を測定した。
高温高湿環境での3分値と20分値の帯電量の比(3分値/20分値)により、下記のようにランク評価した。
○:0.7〜0.8 良
×:0.7以下 不可
評価結果を「表4」に示す。
4Y、4M、4C、4K 現像手段
5Y、5M、5C、5K 1次転写手段としての1次転写ローラ
5A 2次転写手段としての2次転写ローラ
6Y、6M、6C、6K クリーニング手段
7 無端ベルト状中間転写体ユニット
Claims (5)
- ガラス転移温度が20〜45℃で、体積基準におけるメディアン径(D50)が3.0〜8.0μmであり、且つ、外添剤が添加されている静電潜像現像用トナーにおいて、該外添剤が少なくともシリコーンオイル処理されたアルミナ粒子であることを特徴とする静電潜像現像用トナー。
- 前記シリコーンオイル処理されたアルミナ粒子の数平均一次粒径が、10〜50nmであることを特徴とする請求項1記載の静電潜像現像用トナー。
- 前記シリコーンオイル処理されたアルミナ粒子の形状が、球状であることを特徴とする請求項1又は2記載の静電潜像現像用トナー。
- 前記シリコーンオイル処理されたアルミナ粒子のBET比表面積が、90〜130m3/gであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の静電潜像現像用トナー。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載の静電潜像現像用トナーを用いて、画像形成することを特徴とする画像形成方法。
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