JP2009042034A - 指針の移動機構、及び該移動機構を有した計器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペース化が可能な移動機構を有した計器装置を提供する。
【解決手段】スピードメータ1は、目盛21が設けられた文字板2と、目盛21を計測量に応じて指示する指針3と、指針3を移動させる移動機構10と、を有している。この移動機構10は、指針3が取り付けられた取付体30に連結された柔軟部材4と、柔軟部材4の一端4a側が巻き付けられた第1プーリ52と、柔軟部材4の他端4b側が巻き付けられた第2プーリ6と、第1プーリ52が柔軟部材4を巻き取る方向に回転するように第1プーリ52を付勢する、帯状の金属部材が渦巻状に巻かれて設けられたバネ7と、第2プーリ6を計測量に応じて回転させることにより、柔軟部材4をその長手方向に沿って移動させるモータ8と、柔軟部材4の移動軌跡を規定する複数のガイドプーリ12と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両、船舶等の移動体に搭載される計器装置に関し、特に、指針に指示されることにより計測量を表示する計器装置に関するものである。
車両、船舶などの移動体には、各種の計測手段が計測した複数の情報を移動体の乗員に対して表示する計器装置が搭載されている。この種の計器装置として、例えば、移動体としての車両の速度を表示するスピードメータ、エンジンの回転数を表示するタコメータ、燃料の残量を表示するフューエルゲージ、エンジンの冷却水の温度を表示するテンパラチャゲージなどを有した車両用コンビネーションメータが用いられる。
図8は、上記車両用コンビネーションメータの一形態を示すものである(例えば特許文献1を参照。)。図8に示す車両用コンビネーションメータ100は、スピードメータ100Aおよびタコメータ100Bと、これらメータ100A,100Bを収容するケース102と、により構成されている。
上記スピードメータ100Aは、図示しない文字板に設けられた円弧状の目盛を指示する指針103Aと、この指針103Aに連結された無端状の柔軟部材111Aと、この柔軟部材111Aをその長手方向(図8中矢印Eで示す。)に沿って移動させることにより指針103Aを前記目盛に沿って移動させる駆動プーリ115A及び従動プーリ118と、駆動プーリ115Aを計測量に応じて回転させるモータ113Aと、柔軟部材111Aにたるみが生じないようにこの柔軟部材111Aにテンションをかける引張手段119Aと、を有している。
上記引張手段119Aは、無端状の柔軟部材111Aの周方向外側に配されたプーリ116Aと、このプーリ116Aを柔軟部材111Aの周方向内側(図8中矢印Cで示す。)に向かって引っ張るコイルバネ117Aと、を有している。
また、上記タコメータ100Bは、図示しない文字板に設けられた円弧状の目盛を指示する指針103Bと、この指針103Bに連結された無端状の柔軟部材111Bと、この柔軟部材111Bをその長手方向(図8中矢印Fで示す。)に沿って移動させることにより指針103Bを前記目盛に沿って移動させる駆動プーリ115Bと、駆動プーリ115Bを計測量に応じて回転させるモータ113Bと、柔軟部材111Bにたるみが生じないようにこの柔軟部材111Bにテンションをかける引張手段119Bと、を有している。
上記引張手段119Bは、無端状の柔軟部材111Bの周方向外側に配されたプーリ116Bと、このプーリ116Bを柔軟部材111Bの周方向内側(図8中矢印Dで示す。)に向かって引っ張るコイルバネ117Bと、を有している。
このような車両用コンビネーションメータ100は、スピードメータ100Aを、柔軟部材111Aを用いて指針103Aを移動させる構成としているので、スピードメータ100Aの中心部分にスペースを設けることができ、このスペースにタコメータ100Bを配置することができる。また、それぞれのメータ100A,100Bが引張手段119A,119Bを有しているので、柔軟部材111A,111Bにたるみが生じることを防止できる。
特開2005−98751号公報
しかしながら、前述した車両用コンビネーションメータ100は、各メータ100A,100Bの文字板サイズによって柔軟部材111A,111Bの長さが設定されることから、文字板サイズの異なる各メータ100A,100B間で部品(即ち柔軟部材)の共通化を図ることが難しかった。また、プーリ116A,116Bとは別に設けられた引張手段119A,119Bにより、柔軟部材111A,111Bの緩みを吸収する構造であることから、部品点数が増えるとともに装置が大型化するという問題があった。また、無端状の柔軟部材111A,111Bを用いていることから、これら柔軟部材111A,111Bを環状に張り巡らせた状態で配索せねばならず、前記目盛の設けられていない所にまで柔軟部材111A,111Bが配索されるので、装置が大型化するという問題があった。
そこで、本発明は、柔軟部材により指針を移動させる移動機構であって、省スペース化が可能な移動機構、及び該移動機構を有した計器装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載された発明は、目盛を、計測量に応じて指示する指針を移動させる移動機構であって、前記指針に連結された柔軟部材と、前記柔軟部材の一端側が巻き付けられた第1プーリと、前記柔軟部材の他端側が巻き付けられた第2プーリと、前記第1プーリが前記柔軟部材を巻き取る方向に回転するように、当該第1プーリを付勢する付勢部材と、前記第2プーリを前記計測量に応じて回転させることにより、前記柔軟部材をその長手方向に沿って移動させるモータと、を有していることを特徴とする移動機構である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記付勢部材が、帯状の金属部材が渦巻状に巻かれて設けられたバネであり、前記バネの一端部が前記第1プーリに組み付けられ、かつ、他端部が前記第1プーリに対して固定されており、前記柔軟部材が前記第1プーリから引き出される方向に当該第1プーリが回転すると、前記バネの巻き数が増えて、当該バネが、弾性復元力により前記第1プーリを、前記柔軟部材を巻き取る方向に回転するように付勢することを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載された発明において、前記バネが、前記柔軟部材が巻き付けられた前記第1プーリの周壁の内側に収容されており、そして、当該バネの径方向外側に位置付けられた前記一端部が、前記周壁に取り付けられ、かつ、当該バネの中心に位置付けられた前記他端部が、前記第1プーリの保持部材に取り付けられていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、目盛が設けられた文字板と、前記目盛を計測量に応じて指示する指針と、該指針を移動させる移動機構と、を有した計器装置において、前記移動機構として、請求項1ないし請求項3のうち1項に記載の移動機構を有していることを特徴とする計器装置である。
請求項1に記載された発明によれば、指針に連結された柔軟部材と、前記柔軟部材の一端側が巻き付けられた第1プーリと、前記柔軟部材の他端側が巻き付けられた第2プーリと、前記第1プーリが前記柔軟部材を巻き取る方向に回転するように、当該第1プーリを付勢する付勢部材と、前記第2プーリを前記計測量に応じて回転させることにより、前記柔軟部材をその長手方向に沿って移動させるモータと、を有していることから、簡素な構成によって前記柔軟部材をたるみなく移動させることができ、省スペース化が可能な移動機構を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記付勢部材が、帯状の金属部材が渦巻状に巻かれて設けられたバネであり、前記バネの一端部が前記第1プーリに組み付けられ、かつ、他端部が前記第1プーリに対して固定されており、前記柔軟部材が前記第1プーリから引き出される方向に当該第1プーリが回転すると、前記バネの巻き数が増えて、当該バネが、弾性復元力により前記第1プーリを、前記柔軟部材を巻き取る方向に回転するように付勢することから、簡素な構成によって前記柔軟部材をたるみなく移動させることができ、省スペース化が可能な移動機構を提供することができる。
請求項3に記載された発明によれば、前記バネが、前記柔軟部材が巻き付けられた前記第1プーリの周壁の内側に収容されており、そして、当該バネの径方向外側に位置付けられた前記一端部が、前記周壁に取り付けられ、かつ、当該バネの中心に位置付けられた前記他端部が、前記第1プーリの保持部材に取り付けられていることから、さらに省スペース化が可能な移動機構を提供することができる。
請求項4に記載された発明によれば、請求項1ないし請求項3のうち1項に記載の移動機構を有していることから、省スペース化が可能で、レイアウト自由度の高い計器装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る計器装置としてのスピードメータを図1ないし図6を参照しながら説明する。図1に示すスピードメータ1は、前記車両としての自動車のインパネ等に取り付けられて、前記自動車の乗員に対して当該自動車の速度を表示する装置である。
上記スピードメータ1は、目盛21が設けられた文字板2と、目盛21を計測量に応じて指示する指針3と、この指針3を移動させる移動機構10と、この移動機構10を収容する箱状に設けられたケース9と、を有している。
上記文字板2は、平面視半円形の板状に形成されており、中央に平面視半円形に形成された貫通窓22が設けられている。この貫通窓22は、一端が移動機構10の後述の取付体30に取り付けられた指針3を通して、該指針3を文字板2の手前側(乗員室側)に位置付ける。また、文字板2の表面に印刷された目盛21は、前記貫通窓22の外側に円弧状に延在している。このような文字板2は、上記ケース9の開口部を塞ぐ格好で該ケース9に取り付けられる。
上記指針3は、長手方向の一端から他端に向かうに従って徐々に細くなる錐状に形成されている。この指針3は、幅広に形成された前記一端が、後述する移動機構10の取付体30に取り付けられており、この移動機構10により目盛21の延在方向に沿って移動される。
上記移動機構10は、図2及び図3に示すように、上記指針3の前記一端が取り付けられた取付体30と、この取付体30の突出部31に巻き付けられることにより、この取付体30に連結された紐状の柔軟部材4と、この柔軟部材4の一端4a側が巻き付けられた第1プーリ52(図4を参照。)と、この第1プーリ52を回転自在に収容した保持部材としての収容ケース5と、柔軟部材4の他端4b側が巻き付けられた第2プーリ6と、第1プーリ52が柔軟部材4を巻き取る方向に回転するように、第1プーリ52を付勢する付勢部材としてのバネ7と、第2プーリ6を計測量に応じて回転させることにより、柔軟部材4をその長手方向に沿って移動させるモータ8と、収容ケース5と第2プーリ6との間に設けられ、柔軟部材4の移動軌跡を規定する複数のガイドプーリ12と、これら取付体30、収容ケース5、第2プーリ6、モータ8、複数のガイドプーリ12、が取り付けられたフレーム11と、を有している。
上記フレーム11は、合成樹脂で構成されており、図3に示すように、収容ケース5を取り付ける第1取付部11bと、第2プーリ6及びモータ8を取り付ける第2取付部11cと、直線状に延びて第1取付部11bと第2取付部11cとを連結した直線部11aと、この直線部11aと間隔をあけて設けられかつ、円弧状に延びて第1取付部11bと第2取付部11cとを連結し、複数のガイドプーリ12を取り付けるガイドプーリ取付部11dと、を有している。
上記取付体30は、上記フレーム11のガイドプーリ取付部11d上をスライド自在に設けられている。
上記柔軟部材4は、綿糸等で形成された断面丸型の紐である。また、本発明では、柔軟部材4は、綿、麻、化学繊維、合成樹脂などの絶縁性物質で構成されていることが望まししいが、本発明の柔軟部材はこれに限らず、例えば帯状であっても良い。
上記収容ケース5は、合成樹脂で構成されており、図4に示すように、箱状に設けられたケース本体51と、このケース本体51に嵌め込まれることにより、このケース本体51に設けられた開口部を塞ぐ蓋53と、を有している。
上記ケース本体51は、平面視円形に形成された板状の底板54と、この底板54の外縁から立設した筒状の周壁55と、この周壁55の底板54から離れた縁部に設けられた、該縁部から凹の凹部55aと、底板54の中央から周壁55と同方向に立設した円柱状の中心柱56と、この中心柱56の外周面に設けられたバネ7の他端部7bを差し込むためのスリット56aと、を有している。
上記蓋53は、平面視が円形の板状に設けられている。この蓋53のケース本体51と当接する縁部には、該縁部から凹の第2凹部53aが設けられている。この第2凹部53aは、蓋53がケース本体51に嵌め込まれることにより、上記凹部55aと重なり、収容ケース5の内部と外部とに亘って連通した柔軟部材通し孔13(図3を参照。)を構成する。この柔軟部材通し孔13には、柔軟部材4が移動自在に通される。
上記第1プーリ52は、合成樹脂で構成されており、上記ケース本体51の底板54に重ねられた底板57と、この底板57の中央に設けられた、上記中心柱56が通される円形の中心柱通し孔57aと、底板57の外縁から立設した筒状の周壁58と、この周壁58に設けられたバネ7の一端部7aを差し込むためのスリット58aと、周壁58に設けられた柔軟部材4が通される貫通孔58bと、を有している。
また、上述した柔軟部材4は、一端4a側の部分が柔軟部材通し孔13を通されて収容ケース5内に位置付けられ、第1プーリ52の周壁58に巻き付けられている。この柔軟部材4の巻き付け量は、指針3が目盛21の「0」を指示する位置に位置付けられた状態において、指針3の移動量以上の長さとする。また、一端4aは、貫通孔58bを通されて第1プーリ52の内側に引き込まれ、この一端4aに結び目が設けられることにより貫通孔58bから抜け出ることなく、第1プーリ52に取り付けられている。
そして、上記第1プーリ52が、図4の紙面方向において、中心柱56を中心として時計回りに回転することにより、柔軟部材4が収容ケース5内に引き込まれて第1プーリ52に巻き取られる。これと逆に、柔軟部材4を収容ケース5外に引き出すことにより、第1プーリ52が中心柱56を中心として反時計回りに回転する。
上記バネ7は、ステンレス等の金属部材により構成され帯状に形成されている。また、このバネ7は、長手方向の他端部7bを中心として反時計回り方向に渦巻き状に巻かれた状態で、上記第1プーリ52の周壁58の内側に収容されている。そして、このように渦巻状に巻かれた当該バネ7の径方向外側に位置付けられた、長手方向の一端部7aが、上記スリット58aから周壁58の外側に引き出されて、周壁58の外表面に取り付けられているとともに、前記他端部7bが、第1プーリ52の中心柱通し孔57aを通された上記中心柱56のスリット56aに差し込まれて、この中心柱56に取り付けられている。
上述したように第1プーリ52及び収容ケース5に取り付けられたバネ7は、柔軟部材4が収容ケース5から引き出される方向に第1プーリ52が回転すると、即ち第1プーリ52が上述した反時計回りに回転すると、上記一端部7aがこの第1プーリ52とともに反時計回りに移動するので、巻き数が増えるとともに撓み量が大きくなって、元の形状に戻ろうとする力即ち弾性復元力を生じる。そして、この弾性復元力により、バネ7は、第1プーリ52を、柔軟部材4を巻き取る方向、即ち時計回り、に回転するように付勢する。
上記第2プーリ6は、合成樹脂で構成されており、図3に示すように、プーリ本体61と、長さ調節部62と、を有している。
上記プーリ本体61は、平面視が環状に設けられた板状の底板63と、この底板63の外縁から立設した筒状の周壁64と、この周壁64の底板63から離れた縁部が切り欠かれて設けられた、柔軟部材4が通される切り欠き64aと、底板63の内縁から周壁64と同方向に立設した、モータ8の出力軸81が取り付けられる筒状の出力軸取付部65と、底板63から出力軸取付部65と同方向に立設した円柱状の一対の係止柱66と、を有している。また、前記モータ8の出力軸81は、出力軸取付部65の内側に圧入されて、この出力軸取付部65に取り付けられる。
上記長さ調節部62は、図5及び図6などに示すように、平面視が環状に設けられた板状の底板67と、この底板67の外縁から立設した筒状の周壁68と、この周壁68に設けられた柔軟部材4が通される貫通孔68aと、底板67の内縁から周壁68と同方向に立設した、上記出力軸取付部65が通される筒状の出力軸取付部通し部69と、底板67に、前記出力軸取付部通し部69を囲むように設けられた6個の係止柱通し孔67aと、を有している。
また、長さ調節部62は、上記プーリ本体61の周壁64と出力軸取付部65との間に収容されるとともに、出力軸取付部通し部69の内側に出力軸取付部65が通され、係止柱通し孔67aに上記係止柱66が通されて、プーリ本体61に取り付けられる。
また、上述した柔軟部材4は、他端4b側の部分が切り欠き64aを通されてプーリ本体61の周壁64の内側に位置付けられ、長さ調節部62の周壁68に巻き付けられている。この柔軟部材4の巻き付け量は、上述した第1プーリ52とプーリ本体61との間に張り巡らされる柔軟部材4にたるみが生じない長さとする。即ち、柔軟部材4の余長分とする。また、他端4bは、貫通孔68aを通されて長さ調節部62の内側に引き込まれ、この他端4bに結び目が設けられることにより貫通孔68aから抜け出ることなく、長さ調節部62に取り付けられている。
また、上記6個の係止柱通し孔67aは、上記出力軸取付部通し部69を互いの間に位置付けて互いに相対した、6個の係止柱通し孔67aのうち2個の係止柱通し孔67aに、上記係止柱66が通される。これら係止柱66が通される2個の係止柱通し孔67aは、柔軟部材4の上述した余長に応じて選択される。
このように、本発明では、柔軟部材4の余長部分を巻き付ける長さ調節部62と、一対の係止柱66と、を有しているので、文字板2のサイズが異なるスピードメータ1間で、共通の柔軟部材4を用いることができ、量産効果によりコストの低減を図ることができる。
上記モータ8は、前記自動車に搭載された図示しない車速計測手段と接続されている。また、モータ8は、この車速計測手段が計測した計測量に応じて回転する上記出力軸81を有している。このようなモータ8は、図3に示すように、第2取付部11cにねじ固定されて取り付けられるとともに、出力軸81が、第2取付部11cに設けられた出力軸通し孔82に通される。そして、この出力軸81が上述したように出力軸取付部65に取り付けられることにより、上述した第2プーリ6を第2取付部11cに回転自在に取り付ける。また、第2プーリ6の回転中心軸と、第1プーリ52の回転中心軸とは互いに平行に設けられている。
上述したモータ8と接続された上記第2プーリ6は、出力軸81が、図3の紙面方向において、反時計回りに回転することにより、柔軟部材4を周壁64に巻き付ける格好で該柔軟部材4を巻き取る。このことにより、取付体30が第2プーリ6側に移動されるとともに、収容ケース5から柔軟部材4が引き出される。これと逆に、出力軸81が、時計回りに回転することにより、周壁64に巻き付けられた柔軟部材4が第2プーリ6から第1プーリ52側に送り出される。
上記複数のガイドプーリ12は、互いに間隔をあけて、上記ガイドプーリ取付部11dに回転自在に取り付けられている。これらガイドプーリ12は、外周面上に柔軟部材4を位置付けて、この柔軟部材4の移動に応じて回転することにより、少ない摩擦抵抗で柔軟部材4を目盛21の延在方向に沿って移動させる。
上記構成のスピードメータ1は、上記車速計測手段が計測した計測量に応じてモータ8の出力軸81が回転することにより、第2プーリ6を回転させ、柔軟部材4をその長手方向に沿って移動させる。そして、例えば、第2プーリ6が反時計回りに回転することにより、取付体30に取り付けられた指針3が、図1中に示す目盛21の「0」を指示する位置側から「160」を指示する位置側に向かって移動する。また、第2プーリ6が時計回りに回転することにより、指針3が目盛21の「160」を指示する位置側から「0」を指示する位置側に向かって移動する。また、この柔軟部材4は、一端4aが、上述したように、バネ7に付勢された第1プーリ52に取り付けられているので、指針3が目盛21の「160」を指示する位置側から「0」を指示する位置側に向かって移動する際には、たるみを生じることなく第1プーリ52に巻き取られる。スピードメータ1は、こうして指針3が文字板2の目盛21を指示することにより、乗員に対して前記自動車の速度を表示する。
本実施形態によれば、第1プーリ52の内側にバネ7を組み込んだことにより、簡素な構成の移動機構10によって柔軟部材4をたるみなく移動させることができ、省スペース化が可能なスピードメータ1を提供することができる。また、この移動機構10の中央部にスペースを設けることができるので、このスペースに、例えばタコメータ、フューエルゲージ、テンパラチャゲージなどスピードメータ1以外のメータ・ゲージ類を配置することができ、レイアウト自由度の高いスピードメータ1を提供することができる。
また、本実施形態によれば、柔軟部材4をループ状に形成しておらず、一端4aと他端4bとを離した構成とし、さらに、柔軟部材4の余長部分を巻き付ける長さ調節部62と、一対の係止柱66と、を有しているので、文字板2のサイズが異なるスピードメータ1間で、共通の柔軟部材4を用いることができ、量産効果によりスピードメータ1のコストの低減を図ることができる。
また、上述した実施形態では、フレーム11の強度を考慮して、第1取付部11bと第2取付部11cとを連結した直線部11aを設けていたが、この直線部11aは本発明の必須の構成ではなく、省略することが可能である。この場合、移動機構10の中央部にさらに広いスペースを設けることができるので、さらにレイアウト自由度の高いスピードメータ1を提供することができる。
また、上述した実施形態では、第2プーリ6がプーリ本体61と長さ調節部62とを有していたが、この長さ調節部62は、本発明の必須の構成ではなく、省略することが可能である。この場合の第2プーリ6Aは、図7に示すように、プーリ本体61の周壁64に貫通孔64bを設け、この貫通孔64bからプーリ本体61の内側に柔軟部材4の他端4bを引き込んで、この他端4bに結び目を設けるなどしてプーリ本体61に取り付けるようにすれば良い。また、図7において、上述した実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
また、上述した実施形態では、計器装置として、スピードメータ1を例に挙げて説明したが、本発明の計器装置はスピードメータ1に限定されず、例えばタコメータ等の各種メータに適用することが可能である。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施の形態に係る計器装置を示す斜視図である。 図1に示された計器装置を構成する移動機構を示す斜視図である。 図2に示された移動機構の分解図である。 図3に示された第1プーリと、この第1プーリを収容する保持部材とを示す分解斜視図である。 図3に示された第2プーリを構成する長さ調節部を示す斜視図である。 図5に示された長さ調節部の平面図である。 図3に示された第2プーリの変形例を示す斜視図である。 従来の計器装置を示す断面図である。
符号の説明
1 スピードメータ(計器装置)
2 文字板
3 指針
4 柔軟部材
5 収容ケース(保持部材)
6,6A 第2プーリ
7 バネ(付勢部材)
8 モータ
10 移動機構
21 目盛
52 第1プーリ
58 周壁

Claims (4)

  1. 目盛を計測量に応じて指示する指針を移動させる移動機構であって、
    前記指針に連結された柔軟部材と、
    前記柔軟部材の一端側が巻き付けられた第1プーリと、
    前記柔軟部材の他端側が巻き付けられた第2プーリと、
    前記第1プーリが前記柔軟部材を巻き取る方向に回転するように、当該第1プーリを付勢する付勢部材と、
    前記第2プーリを前記計測量に応じて回転させることにより、前記柔軟部材をその長手方向に沿って移動させるモータと、を有していることを特徴とする移動機構。
  2. 前記付勢部材が、帯状の金属部材が渦巻状に巻かれて設けられたバネであり、
    前記バネ7の一端部が前記第1プーリに取り付けられ、かつ、他端部が前記第1プーリに対して固定されており、
    前記柔軟部材が前記第1プーリから引き出される方向に当該第1プーリが回転すると、前記バネの巻き数が増えて、当該バネが、弾性復元力により前記第1プーリを、前記柔軟部材を巻き取る方向に回転するように付勢することを特徴とする請求項1に記載の移動機構。
  3. 前記バネが、前記柔軟部材が巻き付けられた前記第1プーリの周壁の内側に収容されており、そして、
    当該バネの径方向外側に位置付けられた前記一端部が、前記周壁に取り付けられ、かつ、当該バネの中心に位置付けられた前記他端部が、前記第1プーリの保持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の移動機構。
  4. 目盛が設けられた文字板と、前記目盛を計測量に応じて指示する指針と、該指針を移動させる移動機構と、を有した計器装置において、
    前記移動機構として、請求項1ないし請求項3のうち1項に記載の移動機構を有していることを特徴とする計器装置。
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