JP2011232207A - 指針の移動機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】ギアの歯に加わる力を少なくすることができるとともに、ギアの回転時に発生する音を小さくすることができる指針の移動機構を提供する。
【解決手段】第2プーリ6に中間ギア14と噛み合う巻き取りギア67と、巻き取りギア67と同じ回転軸を有し巻き取りギア67のピッチ円と同じ直径に形成された巻取りピッチ円輪66が設けられ、中間ギア14と同じ回転軸を有し中間ギア14のピッチ円と同じ直径に形成された中間ピッチ円輪14cが設けられて、巻取りギア67と中間ギア14の小径ギア14bとが噛み合うとともに巻取りピッチ円輪66の外周と中間ピッチ円輪14cの外周とが接触することでモータ8の駆動力を第2プーリ6に伝達する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両、船舶等の移動体に搭載される計器装置に関し、特に、計測量を指示するための指針の移動機構に関するものである。
車両、船舶などの移動体には、各種の計測手段が計測した複数の情報を移動体の乗員に対して表示する計器装置が搭載されている。この種の計器装置として、例えば、移動体としての車両の速度を表示するスピードメータ、エンジンの回転数を表示するタコメータ、燃料の残量を表示するフューエルゲージ、エンジンの冷却水の温度を表示するテンパラチャゲージなどを有した車両用コンビネーションメータが用いられる。
図7に示すスピードメータ100は、上述した車両用コンビネーションメータの一形態を示すものである。上記スピードメータ100は、目盛121が設けられた文字板102と、目盛121を計測量に応じて指示する指針103と、この指針103を移動させる移動機構110と、この移動機構110を収容する箱状に設けられたケース109と、を有している。
文字板102は、平面視半円形の板状に形成されており、中央に平面視半円形に形成された貫通窓122が設けられている。この貫通窓122は、一端が移動機構110の後述の取付体130に取り付けられた指針103を通して、該指針103を文字板102の手前側(乗員室側)に位置付ける。また、文字板102の表面に印刷された目盛121は、前記貫通窓122の外側に円弧状に延在している。このような文字板102は、上記ケース109の開口部を塞ぐ格好で該ケース109に取り付けられる。
指針103は、長手方向の一端から他端に向かうに従って徐々に細くなる錐状に形成されている。この指針103は、幅広に形成された前記一端が、後述する移動機構110の取付体130に取り付けられており、この移動機構110により目盛121の延在方向に沿って移動される。
移動機構110は、図8に示すように、上記指針103の前記一端が取り付けられた取付体130と、この取付体130の突出部131に巻き付けられることにより、この取付体130に連結された紐状の柔軟部材104と、この柔軟部材104の一端側が巻き付けられた第1プーリ152と、この第1プーリ152を回転自在に収容した収容ケース105と、柔軟部材104の他端側が巻き付けられるとともに巻き取りギア106aが一体に設けられた第2プーリ106と、第1プーリ152が柔軟部材104を巻き取る方向に回転するように第1プーリ152を付勢する付勢部材としてのバネ107と、第2プーリ106を計測量に応じて回転させることにより、柔軟部材104をその長手方向に沿って移動させるモータ108と、収容ケース105と第2プーリ106との間に設けられ、柔軟部材104の移動軌跡を規定する複数のガイドプーリ112と、モータ108の回転軸に取り付けられモータ108の回転力を中間ギア114に伝達するモータギア113と、モータギア113の回転力を巻取りギア106aに伝達する中間ギア114と、これら取付体130、収容ケース105、第2プーリ106、モータ108、複数のガイドプーリ112、モータギア113、中間ギア114が取り付けられたフレーム111と、を有している。
上記構成のスピードメータ100は、モータ108と接続されている車速計測手段が計測した計測量に応じてモータ108の出力軸が回転することにより、回転力をモータギア113、中間ギア114を介して巻き取りギア106aに伝達することで第2プーリ106を回転させ、柔軟部材104をその長手方向に沿って移動させる。そして、例えば、第2プーリ106が図8の紙面方向において時計回りに回転することにより、取付体130に取り付けられた指針103が、図7中に示す目盛121の「0」を指示する位置側から「160」を指示する位置側に向かって移動する。また、第2プーリ106が反時計回りに回転することにより、指針103が目盛121の「160」を指示する位置側から「0」を指示する位置側に向かって移動する。また、この柔軟部材104は、一端が、バネ107に付勢された第1プーリ152に取り付けられているので、指針103が目盛121の「160」を指示する位置側から「0」を指示する位置側に向かって移動する際には、たるみを生じることなく第1プーリ152に巻き取られる。スピードメータ100は、こうして指針103が文字板102の目盛121を指示することにより、乗員に対して車両の速度を表示する。
特開2009−42034号公報
上述したスピードメータ100では、バネ107によって第1プーリ105側に常時柔軟部材104が引っ張られており、第2プーリ106の巻き取りギア106aに常時荷重が加わるため、ギアの歯の変形が懸念されるという問題があった。
また、巻き取りギア106aと中間ギア114の回転時に歯の接触音による騒音が発生するという問題もあった。
そこで、本発明は、ギアの歯に加わる力を少なくすることができるとともに、ギアの回転時に発生する音を小さくすることができる指針の移動機構を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、目盛を計測量に応じて指示する指針に連結された柔軟部材と、前記柔軟部材の一端側が巻き付けられた第1プーリと、前記柔軟部材の他端側が巻き付けられた第2プーリと、前記第1プーリが前記柔軟部材を巻き取る方向に回転するように当該第1プーリを付勢する第1プーリ付勢部材と、前記第2プーリを計測量に応じて回転させることにより前記柔軟部材をその長手方向に沿って移動させるモータと、を有している指針の移動機構において、前記モータの回転力を前記第2プーリに伝達するための中間ギアを有し、前記第2プーリに、該第2プーリと同じ回転軸を有し前記中間ギアと噛み合う巻き取りギアと、前記巻き取りギアと同じ回転軸を有し該巻き取りギアのピッチ円と同じ直径に形成された第1円輪部材と、が設けられ、前記中間ギアに、前記中間ギアと同じ回転軸を有し該中間ギアのピッチ円と同じ直径に形成された第2円輪部材が設けられ、前記巻取りギアと前記中間ギアとが噛み合うとともに前記第1円輪部材と前記第2円輪部材とが接触することで前記モータの回転力を前記第2プーリに伝達することを特徴とする指針の移動機構である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記中間ギアを前記第2プーリに向かって付勢する中間ギア付勢部材を有していることを特徴とするものである。
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、第2プーリに、自身と同じ回転軸を有し中間ギアと噛み合う巻き取りギアと、巻き取りギアと同じ回転軸を有し該巻き取りギアのピッチ円と同じ直径に形成された第1円輪部材と、が設けられ、中間ギアに自身と同じ回転軸を有し該中間ギアのピッチ円と同じ直径に形成された第2円輪部材が設けられて、巻取りギアと中間ギアとが噛み合うとともに第1円輪部材と第2円輪部材とが接触することでモータの駆動力を第2プーリに伝達するので、モータから第2プーリへの回転伝達をギア伝達とピッチ円輪の摩擦力伝達に分散して伝達するため、ギアにかかる力を少なくすることができる。そのため小型ギアを設定でき、省スペース化を図ることができる。また、ギアにかかる力を少なくできることからギアが発する音も小さくできる。
請求項2に記載の発明によれば、中間ギアを第2プーリに向かって付勢する付勢部材を備えているので、第1プーリのバネなどが劣化して第2プーリの巻き取り荷重が増加しても付勢手段の作用により中間ギアを第2プーリへ付勢する力が増加し第1円輪部材と第2円輪部材との摩擦力も増加するために巻き取りギアや中間ギアにかかる力を小さくすることができる。
本発明の一実施形態にかかる計器装置を示す斜視図である。 図1に示された計器装置を構成する指針の移動機構を示す斜視図である。 図2に示された指針の移動機構の分解図である。 図3に示された第1プーリと、この第1プーリを収容する保持部材とを示す分解図である。 図2のAで示された第2プーリ周辺部分の拡大図である。 図5に示された第2プーリ周辺部分の平面図である。 従来の計器装置を示す斜視図である。 図7に示された計器装置を構成する指針の移動機構を示す斜視図である。
次に、本発明の一実施形態を図1ないし図6を参照して説明する。図1に示すスピードメータ1は、車両としての自動車のインパネ等に取り付けられて、自動車の乗員に対して当該自動車の速度を表示する計器装置である。
スピードメータ1は、目盛21が設けられた文字板2と、目盛21を計測量に応じて指示する指針3と、この指針3を移動させる移動機構10と、この移動機構10を収容する箱状に設けられたケース9と、を有している。
文字板2は、平面視半円形の板状に形成されており、中央に平面視半円形に形成された貫通窓22が設けられている。この貫通窓22は、一端が移動機構10の後述の取付体30に取り付けられた指針3を通して、該指針3を文字板2の手前側(乗員室側)に位置付ける。また、文字板2の表面に印刷された目盛21は、前記貫通窓22の外側に円弧状に延在している。このような文字板2は、上記ケース9の開口部を塞ぐ格好で該ケース9に取り付けられる。
指針3は、長手方向の一端から他端に向かうに従って徐々に細くなる錐状に形成されている。この指針3は、幅広に形成された前記一端が、後述する移動機構10の取付体30に取り付けられており、この移動機構10により目盛21の延在方向に沿って移動される。
移動機構10は、図2及び図3に示すように、指針3の一端が取り付けられた取付体30と、この取付体30の突出部31に巻き付けられることにより、この取付体30に連結された紐状の柔軟部材4と、この柔軟部材4の一端4a側が巻き付けられた第1プーリ52(図4を参照)と、この第1プーリ52を回転自在に収容した収容ケース5と、柔軟部材4の他端側が巻き付けられた第2プーリ6と、第1プーリ52が柔軟部材4を巻き取る方向に回転するように、第1プーリ52を付勢するバネ7と、第2プーリ6を計測量に応じて回転させることにより、柔軟部材4をその長手方向に沿って移動させるモータ8と、収容ケース5と第2プーリ6との間に設けられ、柔軟部材4の移動軌跡を規定する複数のガイドプーリ12と、モータ8の回転力を中間ギア14に伝達するモータギア13及びモータギア13の回転力を第2プーリ6に設けられた巻取りギア67に伝達する中間ギア14が設けられるテンションアーム15と、テンションアーム15に設けられた中間ギア14を第2プーリの方向へ付勢するテンションばね16と、これら取付体30、収容ケース5、第2プーリ6、モータ8、複数のガイドプーリ12、テンションアーム15、テンションばね16が取り付けられたフレーム11と、を有している。
フレーム11は、合成樹脂で構成されており、図3に示すように、収容ケース5を取り付ける第1取付部11bと、第2プーリ6及びモータ8やテンションアーム15などを取り付ける第2取付部11cと、直線状に延びて第1取付部11bと第2取付部11cとを連結した直線部11aと、この直線部11aと間隔をあけて設けられかつ、円弧状に延びて第1取付部11bと第2取付部11cとを連結し、複数のガイドプーリ12を取り付けるガイドプーリ取付部11dと、を有している。
取付体30は、フレーム11のガイドプーリ取付部11d上をスライド自在に設けられている。
柔軟部材4は、綿糸等で形成された断面丸型の紐である。また、本発明では、柔軟部材4は、綿、麻、化学繊維、合成樹脂などの絶縁性物質で構成されていることが望ましいが、本発明の柔軟部材はこれに限らず、例えば帯状であっても良い。
収容ケース5は、合成樹脂で構成されており、図4に示すように、箱状に設けられたケース本体51と、このケース本体51に嵌め込まれることにより、このケース本体51に設けられた開口部を塞ぐ蓋53と、を有している。
ケース本体51は、平面視円形に形成された板状の底板54と、この底板54の外縁から立設した筒状の周壁55と、この周壁55の底板54から離れた縁部に設けられた、該縁部から凹の凹部55aと、底板54の中央から周壁55と同方向に立設した円柱状の中心柱56と、この中心柱56の外周面に設けられたバネ7の他端部7bを差し込むためのスリット56aと、を有している。
蓋53は、平面視が円形の板状に設けられている。この蓋53のケース本体51と当接する縁部には、該縁部から凹の第2凹部53aが設けられている。この第2凹部53aは、蓋53がケース本体51に嵌め込まれることにより、凹部55aと重なり、収容ケース5の内部と外部とに亘って連通した柔軟部材通し孔13(図3を参照。)を構成する。この柔軟部材通し孔13には、柔軟部材4が移動自在に通される。
第1プーリ52は、合成樹脂で構成されており、ケース本体51の底板54に重ねられた底板57と、この底板57の中央に設けられた、中心柱56が通される円形の中心柱通し孔57aと、底板57の外縁から立設した筒状の周壁58と、この周壁58に設けられたバネ7の一端部7aを差し込むためのスリット58aと、周壁58に設けられた柔軟部材4が通される貫通孔58bと、を有している。
また、上述した柔軟部材4は、一端4a側の部分が柔軟部材通し孔13を通されて収容ケース5内に位置付けられ、第1プーリ52の周壁58に巻き付けられている。この柔軟部材4の巻き付け量は、指針3が目盛21の「0」を指示する位置に位置付けられた状態において、指針3の移動量以上の長さとする。また、一端4aは、貫通孔58bを通されて第1プーリ52の内側に引き込まれ、この一端4aに結び目が設けられることにより貫通孔58bから抜け出ることなく、第1プーリ52に取り付けられている。
そして、第1プーリ52が、図4の紙面方向において、中心柱56を中心として時計回りに回転することにより、柔軟部材4が収容ケース5内に引き込まれて第1プーリ52に巻き取られる。これと逆に、柔軟部材4を収容ケース5外に引き出すことにより、第1プーリ52が中心柱56を中心として反時計回りに回転する。
バネ7は、ステンレス等の金属部材により構成され帯状に形成されている。また、このバネ7は、長手方向の他端部7bを中心として反時計回り方向に渦巻き状に巻かれた状態で、第1プーリ52の周壁58の内側に収容されている。そして、このように渦巻状に巻かれた当該バネ7の径方向外側に位置付けられた、長手方向の一端部7aが、スリット58aから周壁58の外側に引き出されて、周壁58の外表面に取り付けられているとともに、他端部7bが、第1プーリ52の中心柱通し孔57aを通された中心柱56のスリット56aに差し込まれて、この中心柱56に取り付けられている。
上述したように第1プーリ52及び収容ケース5に取り付けられたバネ7は、柔軟部材4が収容ケース5から引き出される方向に第1プーリ52が回転すると、即ち第1プーリ52が上述した反時計回りに回転すると、上記一端部7aがこの第1プーリ52とともに反時計回りに移動するので、巻き数が増えるとともに撓み量が大きくなって、元の形状に戻ろうとする力即ち弾性復元力を生じる。そして、この弾性復元力により、バネ7は、第1プーリ52を、柔軟部材4を巻き取る方向、即ち時計回り、に回転するように付勢する第1プーリ付勢部材として機能する。
第2プーリ6は、合成樹脂で構成されており、図3などに示すように、平面視が環状に設けられた板状の底板63と、この底板63の外縁から立設した筒状の周壁64と、底板63の内縁から周壁64と同方向に立設して第2取付部11cに立設した回転軸68が取り付けられる筒状の回転軸取付部65と、底板63の周壁64が立設した位置から周方向に連なり後述する巻き取りギア67のピッチ円と同じ直径に形成された第1円輪部材としての巻き取りピッチ円輪66と、巻き取りピッチ円輪66の周壁64とは逆方向に隣接して形成され、巻き取りピッチ円輪66と同じ回転軸を持つ巻取りギア67とを有している。即ち、巻き取りピッチ円輪66と巻き取りギア67は第2プーリ6に一体に形成されている。また、回転軸取付部65は、回転軸68を内側に通すことで第2プーリ6、即ち巻き取りピッチ円輪66と巻き取りギア67が回転自在に取り付けられる。また、第2プーリ6が取り付けられる回転軸68は、第1プーリ52の回転軸と互いに平行に設けられている。
また、第2プーリ6には、柔軟部材4の他端4b側の部分が、図示しない固定部などによって固定されて周壁64に巻き付けられている。
モータ8は、自動車に搭載された図示しない車速計測手段と接続されている。また、モータ8は、この車速計測手段が計測した計測量に応じて回転する出力軸81を有している。このようなモータ8は、図3に示すように、第2取付部11cにねじで固定されて取り付けられるとともに、出力軸81が、第2取付部11cに設けられた出力軸通し孔82及びテンションアーム15に設けられた貫通孔15aに通される。そして、出力軸通し孔82及び貫通孔15aに通された出力軸81に、後述するモータギア13が取り付けられる。また、第2プーリ6の回転中心軸、即ち回転軸68と、モータ8の出力軸81とは互いに平行に設けられている。
複数のガイドプーリ12は、互いに間隔をあけて、ガイドプーリ取付部11dに回転自在に取り付けられている。これらガイドプーリ12は、外周面上に柔軟部材4を位置付けて、この柔軟部材4の移動に応じて回転することにより、少ない摩擦抵抗で柔軟部材4を目盛21の延在方向に沿って移動させる。
テンションアーム15は、略L字状に形成されている。テンションアーム15の一端部には後述する中間ギア14を回転自在に取り付ける回転軸15bが形成され、他端部には後述するテンションばね16の一端が取り付けられるばね取付部15cが形成され、一端部と他端部の中間部、つまりL字の2辺が直交している位置には上述したモータ8の出力軸81を通す貫通孔15aが形成されている。また、テンションアーム15は、貫通孔15aにモータ8の出力軸81が通されることで貫通孔15aを中心に回転自在にフレーム11に取り付けられる。
貫通孔15aには上述したようにモータ8の出力軸81が通されて、モータギア13が取り付けられる。モータギア13は、その回転軸にモータ8の出力軸81が取り付けられているので、モータ8が動作して出力軸81が回転するとモータギア13も回転する。
回転軸15bは、テンションアーム15の一端部に円柱状に形成され上述したように中間ギア14が回転自在に取り付けられる。中間ギア14は、図5に示すように、モータギア13と噛み合う大径ギア14aと、大径ギア14aに隣接するとともに大径ギア14aよりも径の小さい小径ギア14bと、小径ギア14bのピッチ円と同じ直径に形成され小径ギア14bの大径ギア14aとは反対側に隣接して設けられている第2円輪部材としての中間ピッチ円輪14cが形成されている。なお、小径ギア14bは巻き取りギア67と噛み合う。また、中間ギア14は大径ギア14aと小径ギア14bと中間ピッチ円輪14cとが同じ回転軸を有するように一体に形成されている。
テンションばね16は、例えば針金などの金属がコイル状に巻かれたコイルバネであり、一端がテンションアーム15の取付部15cに取り付けられるとともに、他端がフレーム11の第2取付部11cのばね取付部16aに取り付けられる。
このテンションばね16によってテンションアーム15の他端部がばね取付部16aの方向に引っ張られるため、図6に示すようにテンションアーム15が貫通孔15aを中心として回転し、テンションアーム15の一端部、即ち中間ギア14が第2プーリ6に押し付けられる方向(矢印Xの方向)へ付勢されるために、巻き取りギア67と小径ギア14bが確実に噛み合うとともに、巻き取りピッチ円輪66の外周と中間ピッチ円輪14cの外周とが確実に接触する。即ち、テンションアーム15とテンションばね16とで中間ギア付勢部材を構成している。
上述したモータ8と接続されたモータギア13は、モータ8の出力軸81が図3の紙面方向において、時計回りに回転することにより中間ギア14を反時計回りに回転させ、中間ギア14が反時計回りに回転することにより第2プーリ6が時計回りに回転して、柔軟部材4を周壁64に巻き付ける格好で該柔軟部材4を巻き取る。このことにより、取付体30が第2プーリ6側に移動されるとともに、収容ケース5から柔軟部材4が引き出される。これと逆に、出力軸81が反時計回りに回転することにより、周壁64に巻き付けられた柔軟部材4が第2プーリ6から第1プーリ52側に送り出される。
このとき、モータ8の回転力は、モータギア13へ伝達され中間ギア14に伝達されて巻き取りギア67に伝達される(第2プーリ6に伝達)というギアにより伝達する経路と、モータギア13へ伝達され中間ピッチ円輪14b(中間ギア14)に伝達されて巻き取りピッチ円輪66に伝達される(第2プーリ6に伝達)という円輪同士の摩擦力によって伝達する経路の2つによって伝達される。そのために、第2プーリを回転させる回転力が2つの経路に分散するために、巻き取りギア67にかかる力を小さくすることができる。
上記構成のスピードメータ1は、車速計測手段が計測した計測量に応じてモータ8の出力軸81が回転することにより、モータギア13と中間ギア14とを介して第2プーリ6を回転させ、柔軟部材4をその長手方向に沿って移動させる。そして、例えば、第2プーリ6が時計回りに回転することにより、取付体30に取り付けられた指針3が、図1中に示す目盛21の「0」を指示する位置側から「160」を指示する位置側に向かって移動する。また、第2プーリ6が反時計回りに回転することにより、指針3が目盛21の「160」を指示する位置側から「0」を指示する位置側に向かって移動する。また、この柔軟部材4は、一端4aが、上述したように、バネ7に付勢された第1プーリ52に取り付けられているので、指針3が目盛21の「160」を指示する位置側から「0」を指示する位置側に向かって移動する際には、たるみを生じることなく第1プーリ52に巻き取られる。スピードメータ1は、こうして指針3が文字板2の目盛21を指示することにより、乗員に対して前記自動車の速度を表示する。
本実施形態によれば、第2プーリ6に中間ギア14と噛み合う巻き取りギア67と、巻き取りギア67と同じ回転軸を有し巻き取りギア67のピッチ円と同じ直径に形成された巻取りピッチ円輪66が設けられ、中間ギア14と同じ回転軸を有し中間ギア14のピッチ円と同じ直径に形成された中間ピッチ円輪14cが設けられて、巻取りギア67と中間ギア14の小径ギア14bとが噛み合うとともに巻取りピッチ円輪66の外周と中間ピッチ円輪14cの外周とが接触することでモータ8の駆動力を第2プーリ6に伝達するので、モータ8から第2プーリ6への回転力の伝達をギア伝達とピッチ円輪の摩擦力伝達に分散して伝達するため、ギアにかかる力を少なくすることができる。そのため、小型ギアを設定でき、省スペース化を図ることができる。また、ギアにかかる力を少なくできることからギアが発する音を小さくできる。
また、中間ギア14を第2プーリ6に向かって付勢するテンションアーム15とテンションばね16とを有しているので、第1プーリ52のバネ7などが劣化して第2プーリ6の巻き取り荷重が増加してもテンションアーム15とテンションばね16の作用により中間ギア14を第2プーリ6へ付勢する力が増加し巻取りピッチ円輪66と中間ピッチ円輪14cとの摩擦力も増加するために巻き取りギア67や第2ギア14bにかかる力を小さくすることができる。
なお、巻き取りピッチ円輪66と中間ピッチ円輪14cは、上述した実施形態では円盤状に形成されていたが、巻き取りギア67と小径ギア14bのそれぞれと同じピッチ円である外周同士が接触すればよいので例えば円環状に形成しても良い。勿論双方が円盤状、円環状である必要は無く、一方が円盤状で他方が円環状であってもよい。
また、上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
3 指針
4 柔軟部材
6 第2プーリ
7 バネ(第1プーリ付勢部材)
8 モータ
10 移動機構(指針の移動機構)
14 中間ギア
14b 小径ギア
14c 中間ピッチ円輪(第2円輪部材)
15 テンションアーム(中間ギア付勢部材)
16 テンションばね(中間ギア付勢部材)
52 第1プーリ
66 巻き取りピッチ円輪(第1円輪部材)
67 巻き取りギア

Claims (2)

  1. 目盛を計測量に応じて指示する指針に連結された柔軟部材と、前記柔軟部材の一端側が巻き付けられた第1プーリと、前記柔軟部材の他端側が巻き付けられた第2プーリと、前記第1プーリが前記柔軟部材を巻き取る方向に回転するように当該第1プーリを付勢する第1プーリ付勢部材と、前記第2プーリを計測量に応じて回転させることにより前記柔軟部材をその長手方向に沿って移動させるモータと、を有している指針の移動機構において、
    前記モータの回転力を前記第2プーリに伝達するための中間ギアを有し、
    前記第2プーリに、該第2プーリと同じ回転軸を有し前記中間ギアと噛み合う巻き取りギアと、前記巻き取りギアと同じ回転軸を有し該巻き取りギアのピッチ円と同じ直径に形成された第1円輪部材と、が設けられ、
    前記中間ギアに、前記中間ギアと同じ回転軸を有し該中間ギアのピッチ円と同じ直径に形成された第2円輪部材が設けられ、
    前記巻取りギアと前記中間ギアとが噛み合うとともに前記第1円輪部材と前記第2円輪部材とが接触することで前記モータの回転力を前記第2プーリに伝達する
    ことを特徴とする指針の移動機構。
  2. 前記中間ギアを前記第2プーリに向かって付勢する中間ギア付勢部材を有していることを特徴とする請求項1に記載の指針の移動機構。
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