JP5059496B2 - 計器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、文字板に設けられた目盛を指針が指示することにより計測値を表示する計器装置に関するものである。
図11は、従来の車両用コンビネーションメータを説明する説明図である(特許文献1を参照。)。図11に示すように、計器装置としての車両用コンビネーションメータ100は、図示しない回路基板と、この回路基板上に配された液晶表示装置102と、この液晶表示装置102の周囲を覆うように配されたケース103と、このケース103の前方(乗員室側)に配された文字板104と、この文字板104の前方(乗員室側)に配されたベルト(柔軟部材)105と、このベルト105にホルダ106を介して固定された指針107と、ベルト105をその長手方向に移動させることで指針107を移動させる駆動装置108と、ベルト105を文字板104の円環状に形成された目盛104aに沿って案内する枠状のガイド体109と、を有している。
また、上記駆動装置108は、モータと接続された駆動ギアGと、ベルト105のたるみを吸収する複数個のテンションローラRを有している。また、上記液晶表示装置102は、文字板104の中央に設けられた貫通窓から乗員室側に露出されている。
上記車両用コンビネーションメータ100は、計測値に応じて駆動ギアGが回転しベルト105が目盛104aに沿って移動することにより、指針107が目盛104aを指示して、乗員に対して計測値を表示する。また、上記液晶表示装置102が、走行距離情報、ナビゲーション情報、シフトポジション情報、などの各種情報を表示する。
特開2005−43287号公報
しかしながら、特許文献1に示された車両用コンビネーションメータ100は、ベルト105の長さや、ベルト105を案内するガイド体109の形状、テンションローラRの配置等が、文字板104に合わせて設計されているため、文字板104のサイズや、目盛104aの配列方向が変更された場合に、これらベルト105の長さ,ガイド体109の形状,テンションローラRの配置等を新たに設計し直す必要があった。このように、従来の計器装置(車両用コンビネーションメータ100)は、形状・サイズの異なる計器装置間で部品の共通化を図ることが困難であり、このことが開発コスト及び製造コスト低減の障壁となっていた。
また、特許文献1に示された車両用コンビネーションメータ100は、ガイド体109即ち目盛104aが円環状に形成されていることでこのガイド体109にベルト105を沿わせることができる。しかし、目盛を例えばS字状や波線状に形成しようとした場合、即ち曲線と、この曲線と逆方向の曲線とを組み合わせた形状に形成しようとした場合、ベルトの一部がガイド体から浮いてしまい、即ち曲線と他の曲線との間に位置付けられたベルトが直線状に張られた状態となってしまい、目盛の配列方向に沿って指針を移動させることができないという問題があった。
したがって、本発明は、目盛の配列方向に自由度を持たせることができ、S字状や波線状に形成された目盛を有していてもこの目盛に沿って指針を移動させることができる計器装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、目盛が配列されて構成された表示部が設けられた文字板と、計測値に応じて前記表示部を指示する指針と、前記指針を前記目盛の配列方向に沿って移動させる移動機構と、を有する計器装置であって、前記表示部が、前記目盛が曲線上に配列された第1の曲線部と、前記目盛が前記第1の曲線部の延長上に配列されかつ前記第1の曲線部と逆向きの曲線上に配列された第2の曲線部と、を有しており、前記移動機構が、前記指針を取り付けた柔軟部材と、曲面が設けられ、前記柔軟部材を前記曲面の少なくとも一部に沿うように取り付けるとともに往復移動自在に取り付けたガイド部材と、前記柔軟部材を往復移動可能にする駆動源と、前記指針をスライド自在に取り付け、該指針を前記目盛の配列方向に沿って案内する案内手段と、を有し、前記ガイド部材が、前記柔軟部材を掛け渡す複数のプーリを回転自在に取り付けた複数のプーリ支持体と、これらプーリ支持体同士を互いに向きを変更自在に連結した複数の連結軸と、を有しており、前記目盛の配列方向に応じて各プーリ支持体の向きを変更することにより、前記複数のプーリを前記目盛の配列方向に沿って並ぶ向きに位置付けることを特徴とする計器装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記案内手段が、前記目盛の配列方向に沿った形状に形成され前記文字板と相対する位置に配された板状の部材で構成されており、前記指針が、前記板状の部材上を移動する車輪を有したケースに取り付けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、表示部が、目盛が曲線上に配列された第1の曲線部と、目盛が前記第1の曲線部の延長上に配列されかつ前記第1の曲線部と逆向きの曲線上に配列された第2の曲線部と、を有しており、移動機構が、指針を取り付けた柔軟部材と、曲面が設けられ、前記柔軟部材を前記曲面の少なくとも一部に沿うように取り付けるとともに往復移動自在に取り付けたガイド部材と、前記柔軟部材を往復移動可能にする駆動源と、前記指針をスライド自在に取り付け、該指針を前記目盛の配列方向に沿って案内する案内手段と、を有していることから、ガイド部材に取り付けられた柔軟部材の一部が直線状に張られた状態であっても、指針を目盛の配列方向に沿って移動させることができる。よって、目盛の配列方向に自由度を持たせることができ、S字状や波線状に形成された目盛を有していてもこの目盛に沿って指針を移動させることができる計器装置を提供することができる。
また、請求項1に記載された発明によれば、前記ガイド部材が、前記柔軟部材を掛け渡す複数のプーリを回転自在に取り付けた複数のプーリ支持体と、これらプーリ支持体同士を互いに向きを変更自在に連結した複数の連結軸と、を有しており、前記目盛の配列方向に応じて各プーリ支持体の向きを変更することにより、前記複数のプーリを前記目盛の配列方向に沿って並ぶ向きに位置付ける構成であることから、目盛の配列方向が異なる文字板同士でガイド部材を共通使用することが可能な計器装置を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記案内手段が、前記目盛の配列方向に沿った形状に形成され前記文字板と相対する位置に配された板状の部材で構成されており、前記指針が、前記板状の部材上を移動する車輪を有したケースに取り付けられていることから、指針が案内手段上をスライドする際の摩擦抵抗を低減させることができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る計器装置を図1ないし図8を参照しながら説明する。本実施形態に係る計器装置としてのスピードメータ1は、自動車等の車両に搭載されて、この車両の乗員に対して該車両の走行速度を表示するものである。
上記スピードメータ1は、図1に示すように、指標としての目盛や数字で構成される表示部3aと開口部3bとが設けられた文字板3と、計測値に応じて前記表示部3aを指示する指針41と、この指針41を表示部3aの配列方向、即ち前記目盛の配列方向、に沿って移動させる移動機構2と、を有している。
上記表示部3aは、図2に示すように、板状に形成された文字板3の乗員室側に位置付けられる面に設けられている。また、表示部3aは、曲線上に配列された前記目盛と前記数字とにより構成された第1の曲線部R1と、この第1の曲線部R1の延長上に設けられかつ第1の曲線部R1と逆向きの曲線上に配列された前記目盛と前記数字とにより構成された第2の曲線部R2と、を有している。即ち、表示部3aは、全体として逆S字状に設けられている。また、上記開口部3bは、文字板3を貫通形成され、表示部3aに沿って設けられている。
上記指針41は、長手方向の一端部から他端部に向かうに従って徐々に細くなる錐状に形成され、移動機構2の後述のケース4に取り付けられている。また、指針41は、前記ケース4との連結部分が上述した開口部3bを通されて、文字板3の手前側(乗員室側)に位置付けられている。また、この指針41は、上述した第1の曲線部R1及び第2の曲線部R2に沿って移動することによりこれら表示部3aを指示する。
上記移動機構2は、図3ないし図8に示すように、ケース4を介して指針41と連結した柔軟部材5と、文字板3の後方に配され、柔軟部材5をその長手方向に沿って移動させるガイド部材としてのプーリ集合体6と、このプーリ集合体6を構成するテンションプーリ52を回転させる駆動源としての図示しないモータと、指針41を表示部3aの配列方向に沿って案内する案内手段としてのガイド板7と、上記指針41を取り付けるケース4と、を有している。
上記柔軟部材5は、合成樹脂で構成された自由に形を変えることができる断面丸型の紐である。この柔軟部材5は、その中央部が後述のケース4に巻き付けられてケース4即ち指針41と連結しており、後述のプーリ集合体6の各プーリ61,52に掛け渡されている。
また、本発明の柔軟部材5は、綿、麻、化学繊維、合成樹脂などの絶縁性物質で構成されていることが望ましい。また、本実施形態の柔軟部材5は断面丸型の紐状であるが、本発明の柔軟部材はこれに限らず、例えば帯状であっても良い。
上記プーリ集合体6は、プーリ支持体としての複数の第1プーリ支持体62と、複数の第2プーリ支持体63と、第3プーリ支持体50と、を有している。
上記第1プーリ支持体62は、図4及び図6に示すように、互いに相対して配された互いに形状が等しい一対の取付板62a,62bと、これら取付板62a,62b同士を連結した3本の軸部64と、軸部64に回転自在に支持された3つのプーリ61と、を有している。
上記一対の取付板62a,62bは、平面視が略三角形の板である。また、上記軸部64は、円柱状に形成されており、その一端部が、一方の取付板62bの3つの角部にそれぞれ取り付けられている。また、他方の取付板62aの3つの角部には、軸部64の他端部が嵌め込まれる穴65がそれぞれ設けられている。そして、軸部64の他端部が他方の取付板62aの穴65に嵌め込まれることにより、軸部64を介して一対の取付板62a,62b同士が互いに固定される。
上記プーリ61は、円筒状に形成されており、その内側61aに上記軸部64が通されて一対の取付板62a,62bの間に回転自在に位置付けられる。また、プーリ61は、その外周面に溝61bが設けられている。この溝61bには柔軟部材5が沿わされる。
上記第2プーリ支持体63は、図4及び図6に示すように、互いに相対して配された互いに形状が等しい一対の取付板63a,63bと、これら取付板63a,63b同士を連結した1本の軸部64と、軸部64に回転自在に支持された1つのプーリ61と、を有している。
上記一対の取付板63a,63bは、平面視が略三角形の板である。また、上記軸部64は、その一端部が、一方の取付板63bの3つの角部のうち中央に位置する角部に取り付けられている。また、この3つの角部のうち軸部64が取り付けられた角部以外の2つの角部には、上述した第1プーリ支持体62の軸部64が通される穴65がそれぞれ設けられている。また、他方の取付板63aの3つの角部には、一端部が一方の取付板63bに取り付けられた軸部64の他端部が嵌め込まれる1つの穴65と、上述した第1プーリ支持体62の軸部64が通される穴65と、がそれぞれ設けられている。
そして、一対の取付板63a,63b同士は、一方の取付板63bに取り付けられた軸部64の他端部が他方の取付板63aの穴65に嵌め込まれることにより、この軸部64を介して互いに固定される。また、上記プーリ61は、その内側61aに、一端部が一方の取付板63bに取り付けられた軸部64が通されて一対の取付板63a,63bの間に回転自在に位置付けられる。
そして、一対の取付板63a,63bの前記軸部64の両側に位置する穴65に、上述した第1プーリ支持体62の軸部64が通されることにより、第1プーリ支持体62と第2プーリ支持体63とが互いに軸部64を中心として回動自在に連結される。即ち、第1プーリ支持体62と第2プーリ支持体63とが互いに向きを変更自在に連結される。こうして、第1プーリ支持体62と第2プーリ支持体63とが互いに隣り合って交互に配されて、複数の第1プーリ支持体62と複数の第2プーリ支持体63とが互いに連結されている。また、第1プーリ支持体62の軸部64は、特許請求の範囲に記載した連結軸をなしている。
なお、複数の第2プーリ支持体63のうち、最も端に位置付けられた第2プーリ支持体63の一方の取付板63bは、第1プーリ支持体62と重ならない角部にさらに軸部64が取り付けられている。この軸部64にはプーリ61が取り付けられる。即ち、最も端に位置付けられた第2プーリ支持体63は、2本の軸部64と2つのプーリ61とを有している。
上記第3プーリ支持体50は、図4に示すように、最も端に位置付けられた第2プーリ支持体63とこの第2プーリ支持体63の軸部64を介して互いに向きを変更自在に連結されている。この第3プーリ支持体50は、前記第2プーリ支持体63と連結された箱状の取付ケース51と、中心軸55を介して取付ケース51に回転自在に取り付けられたプーリとしてのテンションプーリ52と、を有している。
上記取付ケース51は、その中央部に、上記中心軸55が通される穴が設けられている。またこの中心軸55は、取付ケース51内に配された一端部がテンションプーリ52と連結し、取付ケース51外に配された他端部が上記モータの出力軸と連結している。またこのモータは、図示しない制御部に接続されており、測定値に応じて制御部から発せられる信号に基づいて、前記中心軸55と連結された出力軸を回転させる。
上記テンションプーリ52は、円形の板状に形成されて中心に上記中心軸55が取り付けられた底面と、底面の外縁から立設して全体として筒状に形成された外周面と、を有したプーリ本体53と、底面から立設した円柱状の固定部56と、底面から立設した円柱状の第2固定部54と、外周面に設けられた切り欠き57,58と、コイルスプリング59と、を有している。
上記プーリ本体53は、その外周即ち上記外周面に柔軟部材5の一端部側と他端部側とが巻き付けられている。また、指針41が表示部3aの0(ゼロ)kmを示す位置に位置付けられた状態では、柔軟部材5の指針41が160kmを示す位置側に向かって移動する際にプーリ本体53から引き出される側の端部側が、指針41の移動量よりも長い長さでプーリ本体53に巻き付けられている。
上記固定部56は、輪状に形成された柔軟部材5の一端部が引っ掛けられる。
上記第2固定部54は、リング状に形成されたコイルスプリング59の他端部が引っ掛けられる。
上記切り欠き57は、プーリ本体53の外周面に巻き付けられた柔軟部材5の他端部を外周面の内側に引き込むためのものである。また、上記切り欠き58は、プーリ本体53の外周面に巻き付けられた柔軟部材5の一端部を外周面の内側に引き込むためのものである。
上記コイルスプリング59は、その伸縮方向に沿った一端部に、上記切り欠き57を通されてプーリ本体53の外周面の内側に引き込まれた柔軟部材5の他端部が取り付けられている。また、コイルスプリング59の伸縮方向に沿った他端部は、上述したようにリング状に形成されて上記第2固定部54に引っ掛けられている。
上述した構成のプーリ集合体6は、各プーリ支持体62,63,50の向きを調整し、複数のプーリ61及びテンションプーリ52を表示部3aの配列方向に沿って並ぶ向きに位置付けている。また、本実施形態においては、テンションプーリ52寄りのプーリ61が表示部3aの0(ゼロ)kmを示す位置と相対して配されており、テンションプーリ52から最も離れたプーリ61が表示部3aの160kmを示す位置と相対して配されている。また、テンションプーリ52は、表示部3aの0(ゼロ)kmを示す位置の仮想延長上で第2の曲線部R2から離れた側の位置と相対して配されている。即ち、プーリ集合体6は、複数のプーリ61の外周面が表示部3a(目盛)の配列方向と平行な仮想曲面(特許請求の範囲に記載した「曲面」に相当する。)上に位置付けられている。
そして、上述した柔軟部材5は、図5に示すように、その一端部が固定部56に引っ掛けられてその一端側がプーリ本体53の外周面に巻き付けられ、そして、その中央部がテンションプーリ52寄りに位置付けられたプーリ61とテンションプーリ52から最も離れたプーリ61とに亘って複数のプーリ61間を掛け渡され、かつ、このテンションプーリ52から最も離れたプーリ61でU字状に折り返されて該プーリ61とテンションプーリ52寄りに位置付けられたプーリ61とに亘って複数のプーリ61間を掛け渡され、そして、その他端部側がテンションプーリ52の外周面に巻き付けられて切り欠き57を通され、そして、その他端部がコイルスプリング59を介して第2固定部54に固定されている。また、このコイルスプリング59が柔軟部材5の他端部を引っ張ることにより、この柔軟部材5のたるみが吸収されて張られた状態となる。
そして、上記モータと連結されたテンションプーリ52が中心軸55を中心に時計回りまたは反時計回りに回転することにより、柔軟部材5の中央部が複数のプーリ61上をその長手方向に沿って往復移動するとともに、柔軟部材5に取り付けられた指針41が、テンションプーリ52寄りのプーリ61と相対する位置から前記最も離れたプーリ61と相対する位置に亘って、即ち第1の曲線部R1から第2の曲線部R2に亘って、往復移動する。
また、本発明のプーリ集合体6は、各プーリ支持体62,63,50同士を互いに向きを変更自在に連結していることから、表示部3aの配列方向に応じて各プーリ支持体62,63,50の向きを変更することにより、複数のプーリ61,52を表示部3aの配列方向に沿って並ぶ向きに位置付けることができる。よって、プーリ集合体6を、表示部の配列方向が表示部3aと異なる文字板3以外の文字板にも共通使用することができる。
上記ガイド板7は、表示部3aの配列方向に沿って延びた板状の部材で構成されている。即ち、ガイド板7は、図5に示すように、平面視が逆S字状に形成されている。このガイド板7は、複数のプーリ61,52が表示部3aの配列方向に沿って並ぶ位置に位置付けられた上記プーリ集合体6と図示しない固定手段により互いに固定される。このガイド板7は、後述のケース4をスライド自在に取り付け、ケース4に取り付けられた指針41を前記表示部3aの配列方向に沿って案内する。
上記ケース4は、図7及び図8に示すように、指針41の一端部と連なった指針取付部40と、ケース本体部42と、3つの車輪43,44,45と、コイルスプリング24と、を有している。
上記指針取付部40は、指針41と連なりかつ指針41の長手方向に沿って延びた正面壁40aと、正面壁40aの指針41の長手方向一端部寄りの端部から指針41と離れる側に突出した上壁40bと、正面壁40aの指針41の他端部寄りの端部から指針41と離れる側に突出した車輪取付部40cと、上壁40bから車輪取付部40cと離れた側に突出した突出部40dと、を有している。
上記ケース本体部42は、中央部に上記指針取付部40を位置付けるための凹部21が形成された板状の正面壁42aと、正面壁42aの互いの間に凹部21を位置付ける位置から立設しかつ互いに近づく方向に延びた2対の係止爪22と、凹部21に設けられ、上記指針取付部40がケース本体部42に取り付けられた状態で上壁40bと相対する下壁23と、正面壁42aの指針41の長手方向一端部寄りの端部から指針41と離れる側に立設した立設壁42bと、立設壁42bから正面壁42aと離れた側に突出した柔軟部材取付部46と、立設壁42bの正面壁42aと離れた外縁部でかつ指針41の幅方向に沿った両端部から正面壁42aと相対する方向にそれぞれ突出した一対の突出部47と、を有している。
このような指針取付部40は、正面壁40aと正面壁42aとが互いに相対する向きで、かつ、上壁40bと下壁23とが互いに相対する向きで、2対の係止爪22の間に圧入されてケース本体部42の凹部21に位置付けられる。そして、この凹部21と正面壁40aとの間に形成される空間に上記コイルスプリング24が収容される。このコイルスプリング24は、その伸縮方向に沿った両端部それぞれが、上壁40bと下壁23とに弾性的に接触して、突出部40dを凹部21を構成する側壁に向かって押し付ける。さらに、このコイルスプリング24は、互いの間にガイド板7を挟む位置に設けられた車輪43,44と、車輪45と、を互いに近づく方向に付勢する。
上記3つの車輪43,44,45は、それぞれ、軸芯43b,44b,45bと、これら軸芯43b,44b,45bに回転自在に取り付けられた車輪本体43a,44a,45aと、を有している。また、これら車輪本体43a,44a,45aは、図8などに示すように、軸芯43b,44b,45bの長手方向に沿った中央部が小径に形成された鼓型に形成されており、この中央部がガイド板7の幅方向に沿った縁部の端面に沿うように形成されている。
また、3つの車輪43,44,45のうち2つの車輪43,44は、軸芯43b,44bが、正面壁42aと突出部47との互いに相対する位置にそれぞれ設けられた一対の軸芯取付穴48に通されて、ケース本体部42の指針41の幅方向に沿った両端部でかつ指針41の長手方向に沿った一端部側の位置にそれぞれ取り付けられている。
また、3つの車輪43,44,45のうち1つの車輪45は、上述した車輪取付部40cに取り付けられている。この車輪取付部40cは、車輪本体45aを収容するための収容凹部25と、収容凹部25を構成する互いに相対する壁にそれぞれ設けられた一対の軸芯取付穴26と、を有している。そして、この収容凹部25に車輪本体45aが位置付けられかつ軸芯取付穴26に軸芯45bが通されて、指針取付部40の指針41の幅方向に沿った中央部でかつ指針41の長手方向に沿った他端部側の位置に設けられた前記車輪取付部40cに車輪45が取り付けられている。即ち、3つの車輪43,44,45は、車輪43,44と車輪45とが、指針41の長手方向に沿って互いに間隔をあけて相対する位置に設けられている。
このようなケース4は、柔軟部材取付部46に設けられた溝46aに上記柔軟部材5の中央部が巻き付けられることにより柔軟部材5に取り付けられる。また、このケース4は、車輪43,44と車輪45との間に上記ガイド板7を通すことによってガイド板7にスライド自在に取り付けられる。即ち、ガイド板7に取り付けられたケース4は、指針41の長手方向がガイド板7の幅方向と一致し、ガイド板7の幅方向両端部に位置する縁部上を車輪43,44,45が移動する。即ちケース4は、柔軟部材5がプーリ集合体6によりその長手方向に沿って移動されるのに同期して移動するとともに、ガイド板7の長手方向、即ち表示部3aの配列方向、に沿って案内されて移動する。
また、本発明のケース4は、3つの車輪43,44,45を設けていることにより、ガイド板7との摩擦抵抗が低減され、少ない力でケース4を移動させることができる。また、本発明のケース4は、互いの間にガイド板7を挟む位置に設けられた車輪43,44と、車輪45と、を互いに近づく方向に付勢するコイルスプリング24を有していることにより、ケース4をガイド板7にスライド自在に取り付けることができるとともに、ケース4とガイド板7との間に生じるがたつきを吸収することができる。また、車両走行時に振動が加えられてもケース4とガイド板7とががたつくことが防止される。このことによって、ケース4のスライド動作をスムーズにすることができ、指針41の指示精度を向上させることができる。
また、本実施形態において、上記柔軟部材5は、第2の曲線部R2の長手方向に沿って配された複数のプーリ61に掛け渡された部分が図5に示すようにこれらプーリ61の溝61bから上方に離れて直線状に張られた状態であるが、本発明では、上述したガイド板7を設けていることにより、ケース4即ち指針41を表示部3aの配列方向に沿って、即ち第1の曲線部R1及び第2の曲線部R2に沿って、移動させることができる。即ち、ケース4が第2の曲線部R2と相対する位置に位置付けられる際には、この第2の曲線部R2と相対する位置に位置付けられかつケース4と連結した柔軟部材5が、上記プーリ61の溝61bに近づく方向に引っ張られた状態となる。なお、本実施形態のスピードメータ1は、上述したようにコイルスプリング59を有しているので、このコイルスプリング59が伸びることにより柔軟部材5を上記プーリ61の溝61bに近づく方向に引っ張ることが可能になる。
上述した構成のスピードメータ1は、図示しない計器ケースに収容されて車両に搭載され、移動機構2のモータが図示しない制御装置に接続される。そして、この制御装置から出力される信号に基づいて、前記モータがテンションプーリ52を回転させて複数のプーリ61,52に掛け渡された柔軟部材5を移動させ、これに同期して柔軟部材5に連結されたケース4即ち指針41がガイド板7により表示部3aの配列方向に沿って案内されながら移動して、計測値に応じて表示部3aを指示することにより、この車両の乗員に対して該車両の走行速度を表示する。
また、上述した移動機構2は、図9及び図10に示された、スピードメータ1に用いられる文字板3以外の文字板3’や文字板3’’を用いたスピードメータに用いることが可能である。
図9に示された文字板3’は、曲線上に配列された前記目盛と前記数字とにより構成された第3の曲線部R3と、この第3の曲線部R3の延長上に設けられかつ直線上に配列された前記目盛と前記数字とにより構成された第1の直線部S1と、この第1の直線部S1の延長上に設けられかつ第3の曲線部R3と逆向きの曲線上に配列された前記目盛と前記数字とにより構成された第4の曲線部R4と、この第4の曲線部R4の延長上に設けられかつ第4の曲線部R4と逆向きの曲線上に配列された前記目盛と前記数字とにより構成された第5の曲線部R5と、この第5の曲線部R5の延長上に設けられかつ直線上に配列された前記目盛と前記数字とにより構成された第2の直線部S2と、を有した表示部3a’と、この表示部3a’に沿って設けられた開口部3b’と、が設けられている。
図10に示された文字板3’’は、曲線上に配列された前記目盛と前記数字とにより構成された第6の曲線部R6と、この第6の曲線部R6の延長上に設けられかつ直線上に配列された前記目盛と前記数字とにより構成された第3の直線部S3と、この第3の直線部S3の延長上に設けられかつ第6の曲線部R6と逆向きの曲線上に配列された前記目盛と前記数字とにより構成された第7の曲線部R7と、を有した表示部3a’’と、この表示部3a’’に沿って設けられた開口部3b’’と、が設けられている。
本実施形態によれば、表示部3aの配列方向、即ち目盛の配列方向、に自由度を持たせることができ、S字状や波線状に形成された表示部3aを有していてもこの表示部3aに沿って指針41を移動させることができ、省スペースであり、そして指針41をスムーズかつ精度良く動作させることができる移動機構2を有したスピードメータ1を提供することができる。またこの移動機構2が省スペースな構成であることから、スピードメータ1のレイアウト自由度・デザイン自由度を向上させることができる。さらに、表示部3a,3a’,3a’’の配列方向、即ち目盛の配列方向、が異なる文字板3,3’,3’’同士でプーリ集合体6の共通化を図ることが可能なスピードメータ1を提供することができる。
また、上述した実施形態では、計器装置として、車両に搭載されるスピードメータ1を例にあげて説明したが、本発明は、車両用の計器装置に限らず他の分野で用いられる計器装置にも適用することができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施の形態にかかる計器装置を示す斜視図である。 図1に示された計器装置の文字板を示す平面図である。 図1に示された計器装置の移動機構を示す斜視図である。 図3に示された移動機構の分解図である。 図3に示された移動機構の動作を説明するための説明図である。 図4に示された移動機構を構成するプーリ集合体の分解図である。 図4に示された移動機構を構成するケースの分解図である。 図3のA-A線に沿った断面図である。 本発明の計器装置として用いることが可能な他の文字板を示す平面図である。 本発明の計器装置として用いることが可能なさらに他の文字板を示す平面図である。 従来の車両用コンビネーションメータを説明する説明図である。
符号の説明
1 スピードメータ(計器装置)
2 移動機構
3 文字板
3a 表示部
4 ケース
5 柔軟部材
6 プーリ集合体(ガイド部材)
7 ガイド板(案内手段)
41 指針
43,44,45 車輪
50 第3プーリ支持体(プーリ支持体)
52 テンションプーリ(プーリ)
61 プーリ
62 第1プーリ支持体(プーリ支持体)
63 第2プーリ支持体(プーリ支持体)
64 連結軸
R1 第1の曲線部
R2 第2の曲線部

Claims (2)

  1. 目盛が配列されて構成された表示部が設けられた文字板と、計測値に応じて前記表示部を指示する指針と、前記指針を前記目盛の配列方向に沿って移動させる移動機構と、を有する計器装置であって、
    前記表示部が、前記目盛が曲線上に配列された第1の曲線部と、前記目盛が前記第1の曲線部の延長上に配列されかつ前記第1の曲線部と逆向きの曲線上に配列された第2の曲線部と、を有しており、
    前記移動機構が、
    前記指針を取り付けた柔軟部材と、
    曲面が設けられ、前記柔軟部材を前記曲面の少なくとも一部に沿うように取り付けるとともに往復移動自在に取り付けたガイド部材と、
    前記柔軟部材を往復移動可能にする駆動源と、
    前記指針をスライド自在に取り付け、該指針を前記目盛の配列方向に沿って案内する案内手段と、を有し、
    前記ガイド部材が、
    前記柔軟部材を掛け渡す複数のプーリを回転自在に取り付けた複数のプーリ支持体と、これらプーリ支持体同士を互いに向きを変更自在に連結した複数の連結軸と、を有しており、
    前記目盛の配列方向に応じて各プーリ支持体の向きを変更することにより、前記複数のプーリを前記目盛の配列方向に沿って並ぶ向きに位置付ける
    ことを特徴とする器装置。
  2. 前記案内手段が、前記目盛の配列方向に沿った形状に形成され前記文字板と相対する位置に配された板状の部材で構成されており、
    前記指針が、前記板状の部材上を移動する車輪を有したケースに取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
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