JP2009041495A - エンジンのバランサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンのバランサ装置において、オイルストレーナを車両減速時にオイルが集まる位置に配設してオイル切れを防止し、且つポンプ室とストレーナとの間に吸入通路や吐出通路を曲げずに配設する空間を確保でき、また、オイルポンプの駆動損失を低減し、しかも、バランサ装置の小型化を図り、バランサ装置のエンジンヘの搭載性を向上させることにある。
【解決手段】ポンプ室を2本のバランサシャフトのうち車両後方側のバランサシャフトの側に配設する一方、吸入通路にオイルを吸入するオイルストレーナを2本のバランサシャフトのうち車両前方側のバランサシャフトの軸心よりも車両前方側に配設し、ポンプ室の周方向の一側に吸入通路と吐出通路とを鉛直方向に重ね、且つ吸入通路と吐出通路とをポンプ室から車両前方に直線的に延びる状態で配設している。
【選択図】図1

Description

この発明は、エンジンのバランサ装置に係り、特にオイルポンプを一体的にしたエンジンのバランサ装置に関する。
車両用エンジンとしての、例えば、4サイクル4気筒エンジンにおいては、そのレイアウト上、ピストン・コネクティングロッド系の重心に2次の慣性力を生じるものである。
この2次の慣性力を打ち消す手段として、エンジンには、エンジン回転数の2倍の速度(倍速)でバランサシャフトを回転させるバランサ装置を備えている。
このバランサ装置の設置方法にあっては、一般的に、バランサ装置をシリンダブロックに一体化させる方法や、バランサ装置をクランクシャフト直下でクランクロアケースあるいはオイルパンに取り付ける方法がある。
このバランサ装置をクランクシャフト直下でクランクロアケースあるいはオイルパンに取り付ける設置方法の場合、コンパクト化を図るために、バランサ装置とオイルポンプとを一体化させるレイアウトがある。
このようなレイアウトにおいて、オイルポンプのポンプロータは、バランサシャフトと同軸で回転するのが一般的であり、エンジン回転数の2倍の速度で回転させる必要がある。よって、ポンプロータの前後のオイル通路である吸入通路や吐出通路は、極力オイル流れに対し、スムーズに構成する必要がある。
従来、エンジン用つり合い装置には、オイルポンプの吐出圧を調整するリリーフバルブの受容部をハウジングに一体的に設けるとともに、吸入通路の延長線上を避けた位置にリリーフバルブを配設することにより、油路構成の簡略化、装置全体のコンパクト化を図るものである。
エンジン用つり合い装置のハウジングには、2つのバランサシャフトのうちの低い側のバランサシャフトの下方位置にオイルストレーナの取付部を一体形成することにより、小型化を図るものがある。
特開2003−129816号公報 特開2003−113898号公報
ところで、従来、バランサ装置とオイルポンプとを一体化させてレイアウトをした場合に、コンパクト化を図る必要があることから、ポンプロータの前後の吸入通路や吐出通路のオイル通路をスムーズに構成するのが困難であり、オイルポンプの吐出性能が低下するとともに、オイルポンプの駆動損失(駆動ロス)が増加する問題があった。
また、横置き(FF)のエンジンの場合、オイルストレーナを、車両減速時のエア吸い込みを避けるように、車両前方に配置すると良いが、この場合、オイルストレーナまでのオイル通路が長くなり、バランサ装置のエンジンへの搭載性が悪化する問題があった。
そこで、この発明の目的は、オイルポンプの吐出性能を向上させ、且つエンジンへの搭載性を向上させることができるエンジンのバランサ装置を提供することにある。
この発明は、シリンダ軸線を車両前方に傾斜させたシリンダブロックの下方にはクランクシャフトの倍速で回転する2本のバランサシャフトを収容するハウジングを配設し、このハウジングの長手方向端部に前記バランサシャフトによって駆動されるオイルポンプを取り付け、前記ハウジングに前記オイルポンプのポンプ室とこのポンプ室にオイルを吸入する吸入通路と前記ポンプ室からオイルを吐出する吐出通路とを形成したエンジンのバランサ装置において、前記ポンプ室を前記2本のバランサシャフトのうち車両後方側のバランサシャフトの側に配設する一方、前記吸入通路にオイルを吸入するオイルストレーナを前記2本のバランサシャフトのうち車両前方側のバランサシャフトの軸心よりも車両前方側に配設し、前記ポンプ室の周方向の一側に前記吸入通路と前記吐出通路とを鉛直方向に重ね、且つ前記吸入通路と前記吐出通路とを前記ポンプ室から車両前方に直線的に延びる状態で配設したことを特徴とする。
この発明のエンジンのバランサ装置は、オイルポンプのポンプロータの前後のオイル通路を曲げが少なく且つ場所をとらない構造とすることで、オイルポンプの吐出性能を向上させ、且つバランサ装置のエンジンへの搭載性を向上させることができる
この発明は、オイルポンプの吐出性能を向上させ、且つバランサ装置のエンジンへの搭載性を向上させる目的を、オイルポンプのポンプロータの前後のオイル通路を曲げが少なく且つ場所をとらない構造として実現するものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。
図1〜図4は、この発明の実施例を示すものである。
図1、図2において、1は車両用の4サイクル4気筒エンジン(以下「エンジン」という)である。このエンジン1は、シリンダ2を形成したシリンダブロック3と、このシリンダブロック3の下面に装着したクランクロアケース4と、このクランクロアケース4の下面に装着したオイルパン5と、シリンダブロック3の上面に装着したシリンダヘッド6とを備えている。
シリンダブロック3とクランクロアケース4との間には、クランクシャフト7が軸支されている。このクランクシャフト7には、コネクティングロッド8を介してシリンダブロック3のシリンダ2内で往復動するピストン9が連結している。
図1に示すように、エンジン1は、シリンダブロック3のシリンダ2のシリンダ軸線CLが垂直線Vに対してクランク軸心Oから角度θだけ車両前方に傾斜し且つ横置き(FF)状態で車両に搭載される。
図1に示すように、エンジン1のシリンダブロック3の下方、つまり、クランクロアケース4の下面でオイルパン5内には、バランサ装置10が配設される。このバランサ装置10は、ピストン9・コネクティングロッド8系の重心の2次の慣性力を打ち消す手段である。
このバランサ装置10は、図3、図4に示すように、ハウジング11を備えている。このハウジング11は、アッパハウジング12とロアハウジング13とからなり、クランクシャフト7の2倍の速度(倍速)で回転する2本の第1バランサシャフト(ドライブシャフト)14・第2バランサシャフト(ドリブンシャフト)15を収容している。
この第1バランサシャフト14・第2バランサシャフト15は、クランクシャフト7の下方において各軸線C1・C2がクランクシャフト7と夫々平行に延びるように配設され、また、クランクロアケース4とオイルパン5との合わせ面に対して平行に延びるように配設される。
また、第1バランサシャフト14は、第2バランサシャフト15よりも車両前方側に配設されている。よって、第1バランサシャフト14は、車両前方側のバランサシャフトとなり、第2バランサシャフト15は、車両後方側のバランサシャフトとなる。
図4のバランサ装置のロアハウジング13を取り外した状態の底面図に示すように、アッパハウジング12は、車両幅方向に延びる第1バランサシャフト14・第2バランサシャフト15を軸支するように、所定間隔で車両前後方向に延びる右側軸支部16と左側軸支部17とを備えている。
右側軸支部16には、第1バランサシャフト14の右側を軸支する第1右側軸受部18と、第2バランサシャフト15の右側を軸支する第2右側軸受部19と、第1右側軸受部18に連設して第1右側ボルト孔20を形成した第1右側エンジン取付ボス21と、第2右側軸受部19に連設して第2右側ボルト孔22を形成した第2右側エンジン取付ボス23とを備えている。第1右側ボルト孔20には、第1右側取付ボルト24が挿着される。第2右側ボルト孔22には、第2右側取付ボルト25が挿着される。
左側軸支部17には、第1バランサシャフト14の左側を軸支する第1左側軸受部26と、第2バランサシャフト15の左側を軸支する第2左側軸受部27と、第1左側軸受部26に連設して第1左側ボルト孔28を形成した第1左側エンジン取付ボス29と、第2左側軸受部27に連設して第2左側ボルト孔30を形成した第2左側エンジン取付ボス31とを備えている。第1左側ボルト孔28には、第1左側取付ボルト32が挿着される。第2左側ボルト孔30には、第2左側取付ボルト33が挿着される。
なお、図示しないが、ロアハウジング13は、アッパハウジング12の右側軸支部16と左側軸支部17とに対応する右側軸支部と左側軸支部とを備えている。
第1バランサシャフト14は、第1右側軸受部18に軸支される第1右側ジャーナル部34と、第1左側軸受部26に軸支される第1左側ジャーナル部35と、第1右側ジャーナル部34と第1左側ジャーナル部35間で且つ第1右側ジャーナル部34側の第1バランサギヤ36及び第1左側ジャーナル部35側の第1中央側バランサウエイト37と、第1右側ジャーナル部34よりも車両右方でハウジング11から突出して延びる延長軸部38の先端にスプロケット取付ボルト39で取り付けられたバランサスプロケット40と、第1左側ジャーナル部35よりも車両左方で片持ち状態に支持される第1端側バランサウエイト41とを備えている。
第2バランサシャフト15は、第2右側軸受部19に軸支される第2右側ジャーナル部42と、第2左側軸受部27に軸支される第2左側ジャーナル部43と、第2右側ジャーナル部42と第2左側ジャーナル部43間で且つ第2右側ジャーナル部42側で前記第1バランサギヤ36に噛み合う第2バランサギヤ44及び第2左側ジャーナル部43側の第2中央側バランサウエイト45と、第2左側ジャーナル部43よりも車両左方で片持ち状態に支持される第2端側バランサウエイト46とを備えている。
第1バランサシャフト14のバランサスプロケット40には、図1に示すように、バランサチェーン47が巻き掛けられている。また、このバランサチェーン47は、クランクシャフト7に取り付けたクランクスプロケット48に連結している。
この場合、バランサスプロケット40の歯数は、クランクスプロケット48の歯数の半分に設定される。よって、クランクシャフト7の回転がバランサチェーン47を介してバランサスプロケット40に伝達されたときに、このバランサスプロケット40は、クランクシャフト7のクランクスプロケット48の回転数の2倍、つまり、エンジン回転数の2倍で回転する。これにより、バランサスプロケット40を備えた第1バランサシャフト14は、エンジン回転数の2倍の速度(倍速)で回転するとともに、この第1バランサシャフト14に第1バランサギヤ36及び第2バランサギヤ44を介して1対1の回転数比で連結した第2バランサシャフト15は、第1バランサシャフト14と同様に、エンジン回転数の2倍の速度(倍速)で回転する。これにより、エンジン1が発生する2次起振力、つまり、ピストン9・コネクティングロッド8系の重心の2次の慣性力を打ち消すことができる。
図2に示すように、ロアクランクケース4には、右側端面で、バランサチェーン47のチェーンテンショナ49がテンショナ取付ボルト50・50で取り付けられている。
図1に示すように、ハウジング11の長手方向端部、つまり、ハウジング11の右側端部には、バランサシャフトとしての第2バランサシャフト15によって駆動されるオイルポンプ51が取り付けられる。つまり、このオイルポンプ51は、バランサ装置10のバランサチェーン47側のハウジング11の車両右方の右側端面に一体的に設けられる。
このオイルポンプ51は、図3、図4に示すように、ハウジング11に直接付設されるオイルポンプケース52と、このオイルポンプケース52に車両右方から付設されるオイルポンプカバー53とを備えている。
また、このオイルポンプ51は、ポンプロータとして、第2バランサシャフト15の右側端に取り付けたインナロータ54と、このインナロータ54の外周側で噛み合って回転するアウタロータ55とを備える。
これにより、このオイルポンプ51は、第1バランサシャフト14の回転に伴って第1バランサギヤ36及び第2バランサギヤ44が回転すると、この第2バランサシャフト15に取り付けたインナロータ54及びアウタロータ55の回転によって駆動される。よって、インナロータ54及びアウタロータ55は、第2バランサシャフト15と共に回転することから、エンジン回転数の2倍の速度(倍速)となり、高速回転となる。
図1に示すように、ハウジング11には、オイルポンプ51のポンプ室56と、このポンプ室56にオイルを吸入する吸入通路57と、ポンプ室56からオイルを吐出する吐出通路58とが形成される。
ポンプ室56は、図1に示すように、2本のバランサシャフトのうち車両後方側のバランサシャフトである第2バランサシャフト15の側に配設される。
吸入通路57と吐出通路58とは、オイルポンプケース52とオイルポンプカバー53の内部でクランクロアケース4の下面と平行に配設した隔壁59によって隔離されて上下2段に形成、つまり、吸入通路57が下側に形成されるとともに、吐出通路58が上側に形成され、そして、車両前後方向に比較的長い所定距離で略直線状に車両前後方向に形成されている。
このような構造により、オイルポンプ51のポンプ室56の前後(上流及び下流)のオイル通路である吸入通路57及び吐出通路58は、曲がりの少ないスムーズな形となり、オイルポンプ51が高速回転で駆動されても、オイル流れに抵抗を生じさせないようにすることができる。
吸入通路57にオイルを吸入するオイルストレーナ60は、図1に示すように、2本のバランサシャフトのうち車両前方側のバランサシャフトである第1バランサシャフト14の軸心C1よりも車両前方側に配設され、且つオイルポンプケース52の車両前側部に取り付けられている。このように、オイルストレーナ60をオイルパン5内で第1バランサシャフト14よりも車両前方側(エンジン1の右側)にレイアウトすることで、エンジン1が横置き(FF)の場合に、オイルストレーナ60は、車両減速Gがかかったときに、確実にオイルを吸入できる。
このオイルストレーナ60には、オイルポンプケース52内に形成された吸入通路57に連通するオイル入口部61に接続したオイル吸入管62が連結している。このオイル吸入管62は、オイルストレーナ60のパイプ部を構成するものであり、図1に示すように、第1バランサシャフト14よりも車両前方側(エンジン1の右側)にレイアウトされる。
このような構成により、オイルストレーナ60を、曲げの少ない吸入通路57とオイル吸入管62を介して第1バランサシャフト14よりも車両前方側(エンジン1の右側)にレイアウトすることが可能となる。
また、オイルポンプケース52には、吐出通路58に連通したオイル出口部63が形成され、さらに、このオイル出口部63に接続した筒状の連結部64が上方に連結している。この連結部64は、シリンダブロック3との連結をする機能を有し、また、図3、図4に示すように、第1右側エンジン取付ボス21に連結した支持部65で支持されている。
また、オイルポンプカバー53には、車両前方側で、リリーフバルブ受容部66が連結部64に並んで設けられている。
従って、図1に示すように、オイルパン5内のオイルEOは、オイルストレーナ60から吸い込まれ、オイル吸入管62を経て吸入通路57からポンプ室56に至り、そして、このポンプ室56から吐出通路58及び連結部64を経てエンジン1の内部に供給される。
この場合、上記のオイルストレーナ60及びオイル吸入管62を第1バランサシャフト14よりも車両前方側(エンジン1の右側)にレイアウトすることにより、吸入通路57及び吐出通路58の曲がりを少なくし、且つこれらの通路をバランサ装置10のハウジング11の端部に効率的に配設できる。
また、図1に示すように、ポンプ室56の周方向の一側には、吸入通路57と吐出通路58とが鉛直方向に重ねられている。また、吸入通路57と吐出通路58とは、ポンプ室56から第1バランサシャフト14よりも車両前方側(エンジン1の右側)に直線的に延びる状態で配設されている。
この結果、この実施例においては、ポンプ室56を2本のバランサシャフトのうち車両後方側のバランサシャフトである第2バランサシャフト15の側に配設する一方、吸入通路57にオイルを吸入するオイルストレーナ60を2本のバランサシャフトのうち車両前方側のバランサシャフトである第1バランサシャフト14の軸心C1よりも車両前方側に配設したことで、図1に示すように、横置き(FF)のエンジン1の場合に、オイルストレーナ60を車両減速時にオイルが集まる位置に配設してオイル切れを防止し、且つポンプ室56とオイルストレーナ60との間に吸入通路57や吐出通路58を曲げずに配設する空間を確保できる。
また、図1に示すように、ポンプ室56の周方向の一側に吸入通路57と吐出通路58とを鉛直方向に重ね、且つ吸入通路57と吐出通路58とがポンプ室56から車両前方側に直線的に延びる状態で配設したことで、ポンプ室56に連通する吸入通路57と吐出通路58とをできる限り直線的な形状とし、クランクシャフト7の倍速で回転するオイルポンプ51の駆動損失を低減することができる。また、直線的な形状の吸入通路57と吐出通路58とをポンプ室56の周方向に集約してバランサ装置10の小型化を図り、バランサ装置10のエンジン1ヘの搭載性を向上させることができる。
更に、図1に示すように、吸入通路57及び吐出通路58は、第1バランサシャフト14の軸心C1と第2バランサシャフト15の軸心C2とを通る直線Lを挟む上下両側に配設されている。これにより、直線状の吸入通路57及び吐出通路58を第1バランサシャフト14及び第2バランサシャフト15の上下にバランス良く配設し、バランサ装置10の小型化が図り、バランサ装置10のエンジン1ヘの搭載性を向上させることができる。
更にまた、図1に示すように、吐出通路58を吸入通路57の上側に配設し、吐出通路58の下流端部をシリンダブロック3内のオイル通路にシリンダ軸線CL方向に延びる筒状の連結部64を介して連結した。これにより、吸入通路57及び吐出通路58の通路構造を簡素化してオイルポンプ51の駆動損失を低減することができる。また、吐出通路58をシリンダブロック3に連結する連結部64によって吸入通路57の車両前端部をシリンダブロック3に支持し、専用の支持部を削減でき、バランサ装置10の小型化が図れ、エンジン1ヘの搭載性を向上させることができる。
オイルポンプのポンプロータの前後のオイル通路を曲げが少なく且つ場所をとらない形に構成することを、他のエンジンにも適用することも可能である。
車両に傾斜した状態で搭載されたエンジンの断面図である。 バランサ装置を備えたエンジンの斜め下方からの斜視図である。 バランサ装置の斜め上方からの斜視図である。 ロアハウジングを取り外した状態のバランサ装置の底面図である。
符号の説明
1 エンジン
2 シリンダ
3 シリンダブロック
4 クランクロアケース
5 オイルパン
6 シリンダヘッド
7 クランクシャフト
8 コネクティングロッド
9 ピストン
10 バランサ装置
11 ハウジング
12 アッパハウジング
13 ロアハウジング
14 第1バランサシャフト
15 第2バランサシャフト
36 第1バランサギヤ
40 バランサスプロケット
44 第2バランサギヤ
47 バランサチェーン
48 クランクスプロケット
51 オイルポンプ
52 オイルポンプケース
53 オイルポンプカバー
54 インナロータ
55 アウタロータ
56 ポンプ室
57 吸入通路
58 吐出通路
60 オイルストレーナ
62 オイル吸入管
64 連結部

Claims (3)

  1. シリンダ軸線を車両前方に傾斜させたシリンダブロックの下方にはクランクシャフトの倍速で回転する2本のバランサシャフトを収容するハウジングを配設し、このハウジングの長手方向端部に前記バランサシャフトによって駆動されるオイルポンプを取り付け、前記ハウジングに前記オイルポンプのポンプ室とこのポンプ室にオイルを吸入する吸入通路と前記ポンプ室からオイルを吐出する吐出通路とを形成したエンジンのバランサ装置において、前記ポンプ室を前記2本のバランサシャフトのうち車両後方側のバランサシャフトの側に配設する一方、前記吸入通路にオイルを吸入するオイルストレーナを前記2本のバランサシャフトのうち車両前方側のバランサシャフトの軸心よりも車両前方側に配設し、前記ポンプ室の周方向の一側に前記吸入通路と前記吐出通路とを鉛直方向に重ね、且つ前記吸入通路と前記吐出通路とを前記ポンプ室から車両前方に直線的に延びる状態で配設したことを特徴とするエンジンのバランサ装置。
  2. 前記吸入通路及び前記吐出通路は、前記2つのバランサシャフトの軸心を通る直線を挟む上下両側に配設したことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのバランサ装置。
  3. 前記吐出通路を前記吸入通路の上側に配設し、前記吐出通路の下流端部を前記シリンダブロックのオイル通路にシリンダ軸線方向に延びる筒状の連結部を介して連結したことを特徴とする請求項2に記載のエンジンのバランサ装置。
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