JP2009040243A - モード切換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車が走行すると、操作又は表示が制限されるモードに切り換わるカーナビゲーション装置(カーナビ)等に適用され、そのモードを任意に切り換える装置であって、モード切り換えのための操作用スイッチを別途設けることを不要としたモード切換装置を提供する。
【解決手段】モード切換装置1は、自動車の車速パルス信号等に基づいて自動車が走行中であるかを判定するカーナビ10に適用され、複数の電装品が接続された電装品制御ネットワーク(Can bus等)20が構築された自動車に搭載されることを前提とする。モード切換装置1は、既定の操作に応じて電装品制御ネットワーク20に流される操作コードを検出し、カーナビ10への車速パルス信号の入力のON/OFFを切り換える。つまり、操作用スイッチによるのではなく、電装品制御ネットワーク20に接続された電装品での既定の操作により、カーナビ10のモードが切り換えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の走行中に、全ての機能が使用可能なフルモードから特定の機能の使用が制限される特定機能制限モードへ移行する電装品(例えば、カーナビゲーション装置、テレビジョン装置、DVD装置(以下、カーナビゲーション装置等という。))に対して適用されるものであり、そのモード間の移行を任意に切り換えることができるモード切換装置に関する。
近年、自動車には、カーナビゲーション装置等、画像や映像などの情報を液晶モニターに表示する電装品が装備されるようになっており、運転者や同乗者は、カーナビゲーション装置で目的地までの行程を調べたり、テレビジョン装置やDVD装置で音楽や映像を視聴したりできる。
そして、カーナビゲーション装置によって、現在地や目的地までの行程を知ることができるので、地図を開いて現在地を探し出したり目的地までの行程を検討したりする必要もなくなり不案内な地域でも道に迷わずに運転できるようになった。また、テレビジョン装置やDVD装置によって、車内でも家内にいるときのようにテレビ番組、映画などが楽しめるようになった。
ところで、上記のカーナビゲーション装置等の電装品には、運転の安全性を考慮して、電装品の機能を働かせるための操作を制限する操作制限機能や、液晶モニターへの表示を制限する表示制限機能が備えられている場合が多い。
操作制限機能とは、自動車が走行中であるとき、カーナビゲーション装置等の機能を動作させるための操作の全部又は一部を受け付けさせずに無効とするものである。例えば、カーナビゲーション装置においては目的地を設定する場合、設定画面が液晶モニターに表示されるが、自動車の走行中は、その液晶モニターに表示される設定画面に従った操作が受け付けられずに無効とされる。この操作制限機能により、運転中にカーナビゲーション装置の操作を行えなくし、運転者を運転に集中させることができる。
表示制限機能とは、自動車が走行中であるとき、カーナビゲーション装置等の液晶モニターに表示させる画像や映像を表示させなくしたり、画像の一部を省略したり簡略化したりする機能である。この表示制限機能により、運転者が液晶モニターに映し出される地図画像に注視することが防止される。例えば、カーナビゲーション装置においては、自動車の走行中は、液晶モニターに表示される地図画像の背景画が省略される。この表示制限機能により、運転中のカーナビゲーション装置への注視を防止している。
すなわち、カーナビゲーション装置等の電装品では、自動車の走行中は、操作制限機能や表示制限機能などにより運転者の運転操作の支障となる特定の機能(カーナビゲーション装置における設定機能、DVD装置における映像表示機能、テレビジョン装置において受信したテレビ放送を表示するテレビ放送表示機能等。以下、特定機能ともいう。)が制限され、全ての機能が使用可能なフルモードから、特定の機能が制限される特定機能制限モードに移行することとなる。そして、操作制限機能や表示制限機能などにより特定の機能が制限されることにより、運転者がカーナビゲーション装置等の操作に捉われてしまうことや映像画面を運転者が注視してしまうことを防止している。
ところが、カーナビゲーション装置の特定機能制限モードへの移行は、自動車が走行中であるという条件さえ満たされれば一律に実行されるものであるため、運転者以外の他の搭乗者がいる場合であっても、自動車の走行中はカーナビゲーション装置を操作することができないといった問題があった。そのため、搭乗者の有無に拘わらず、目的地の設定を変更する場合は、その都度停車場所を探して一旦停車し、その操作制限機能が回復する状態にしなければ、目的地の変更を行うことができなかった。
また、テレビジョン装置やDVD装置の場合もカーナビゲーション装置の場合と同様、これらの装置の特定機能制限モードへの移行は、自動車が走行中であるという条件さえ満たされれば一律に実行され、テレビジョン装置やDVD装置の表示制限機能が動作してしまうので、長時間の移動の場合などにおいて搭乗者にテレビ放送や映画を視聴させたい場合であっても、これらを搭乗者に視聴させることができなかった。
そこで、このような問題を解決するために、特定機能の制限を解除することができるカーナビゲーション装置が提案されている(例えば、特許文献1)。このカーナビゲーション装置には、走行中での操作(特定機能)を制限する操作制御回路と、その操作制限を解除するための解除用スイッチが設けられ、外部に設けられた解除用スイッチを押すことにより操作制限が解除されるように構成されている。このカーナビゲーション装置の解除用スイッチは、当初からカーナビゲーション装置に備え付けられている。
他方、カーナビゲーション装置の操作制限機能を解除することができる、外付けのモード切換装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
このモード切換装置は、カーナビゲーション装置が、車速パルス信号やGPS信号により自動車が走行状態であるか否かを判定しその操作制限機能を動作させるものであることを利用しており、カーナビゲーション装置への車速パルスやGPS信号の入力をON/OFFすることにより、カーナビゲーション装置の操作制限機能の動作を制御している。
このモード切換装置は、カーナビゲーション装置に接続される、車速パルス信号を伝達する車速パルス信号ケーブルや、GPS信号を伝達するGPS信号ケーブルのそれぞれのケーブルの途中に設けられる。そして、その車速パルス信号やGPS信号のカーナビゲーション装置への入力を、それぞれON/OFFする構成とされる。
具体的には、モード切換装置は、車速パルス信号ケーブルとGPS信号ケーブルとをそれぞれ導通状態と遮断状態との間で切り換える切換回路と、その切換回路の状態を切り換えるための切換スイッチとを備えており、そして、切換スイッチの操作により、車速パルス信号ケーブルとGPS信号ケーブルを導通状態又は遮断状態とすることで、車速パルス信号とGPS信号のカーナビゲーション装置への入力を強制的にON/OFFするものとして構成される。
このような構成により、自動車が走行状態であっても車速パルス信号やGPS信号の入力を強制的にOFFとすることで自動車が走行中であっても、切換スイッチにより車速パルス信号ケーブルとGPS信号ケーブルを遮断状態として車速パルス信号やGPS信号の入力をOFFとすることで、カーナビゲーション装置に擬似的に停車中であると判定させることができ、これによって、カーナビゲーション装置の操作制限機能が制御される。
特開平5−164565号公報 登録実用新案第3098428号公報
ところが、特許文献1又は2のいずれの技術であっても、解除用スイッチ又は切換スイッチを車内のいずれかの場所に設置する必要があり、車内の内装デザインが損なわれる場合があった。また、内装デザインが損なわれないように、助手席の前に設けられているグローブボックスの内部に解除用スイッチ又は切換スイッチを配置して外からは見えないようにすることもできるが、グローブボックスに小物を入れた拍子にスイッチがオンされ勝手にスイッチがON又はOFFとなってしまう虞があるので、このような方法によって上記の問題が解決されるものではなかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、自動車の走行中に、全ての機能が使用可能なフルモードから特定の機能の使用が制限される特定機能制限モードへ移行する電装品のそのモードを、任意に切り換えることができるモード切換装置であって、モード切り換えのための操作用スイッチを別途設けることを不要として、スイッチにより車内デザインが損なわれることがないモード切換装置を提供することを目的とする。
本発明に係るモード切換装置は、車内から操作される複数の第1の電装品と、車両が運転状態にあることを示す運転信号が外部から入力され車両が走行中であると判定されると、すべての機能が使用可能なフルモードから、すべての機能のうち走行中に運転者の運転操作の支障となる特定の機能が制限される特定機能制限モードに移行する第2の電装品と、前記第1及び第2の電装品のうち少なくとも第1の電装品のすべてを制御する電装品制御ネットワークと、を備えた車両に搭載され、前記第2の電装品の前記2つのモードを切り換え制御するモード切換装置であって、前記第2の電装品への前記運転信号の入力をON/OFFする運転信号入力切換手段と、前記第1の電装品が操作される度に該電装品から前記電装品制御ネットワークに送出される操作コードのうち、既定の操作コードが電装品制御ネットワーク内を流れたとき、この既定操作コードを検知して前記運転信号入力切換手段に切換指示信号を送出する切換制御手段とを備え、前記複数の第1の電装品のうち、既定の操作が行われると前記既定操作コードを前記電装品制御ネットワークに送出することとされた特定の電装品において既定の操作が行われることにより、該特定の電装品から既定操作コードが前記電装品制御ネットワークに送出され、該既定操作コードが前記切換制御手段により検知されると、該切換制御手段から送出される切換指示信号を受けた前記運転信号入力切換手段により前記運転信号の第2の電装品への入力のON/OFFが切り換えられ、これにより第2の電装品の前記2つのモードが順次切り換えられることを特徴とする。
本発明に係るモード切換装置によれば、電装品制御ネットワークに接続された特定の電装品において行われる特定の操作によって、第2の電装品(外部から入力される運転信号(車速パルス等)に基づいて自動車が走行中であるか否かを判定するもの。例えば、カーナビゲーション装置。)の2つのモードを順次切り換えることができる。
また、モード切換装置は、第2の電装品の2つのモードを切り換えるために車内に設けられるものであるが、モードの切り換えは、電装品制御ネットワークに接続された電装品における既定の操作により行われるものであることから、車内に別途、モード切り換えのためのスイッチが配置されることはない。従って、モード切換装置を自動車に設置しても切換スイッチにより車内デザインが損なわれることもない。
本発明に係る他のモード切換装置は、車内から操作される複数の第1の電装品と、車両が運転状態にあることを示す運転信号が外部から入力され車両が走行中であると判定されると、すべての機能が使用可能なフルモードから、すべての機能のうち走行中に運転者の運転操作の支障となる特定の機能が制限される特定機能制限モードに移行する第2の電装品と、前記第1及び第2の電装品のすべてを制御する電装品制御ネットワークと、を備えた車両に搭載され、前記第2の電装品の前記2つのモードを切り換え制御するモード切換装置であって、前記第2の電装品への前記運転信号の入力をON/OFFする運転信号入力切換手段と、前記第1又は第2の電装品が操作される度に該電装品から前記電装品制御ネットワークに送出される操作コードのうち、既定の操作コードが電装品制御ネットワーク内を流れたとき、この既定操作コードを検知して前記運転信号入力切換手段に切換指示信号を送出する切換制御手段とを備え、前記複数の第1又は第2の電装品のうち、既定の操作が行われると前記既定操作コードを前記電装品制御ネットワークに送出することとされた特定の電装品において既定の操作が行われることにより、該特定の電装品から既定操作コードが前記電装品制御ネットワークに送出され、該既定操作コードが前記切換制御手段により検知されると、該切換制御手段から送出される切換指示信号を受けた前記運転信号入力切換手段により前記運転信号の第2の電装品への入力のON/OFFが切り換えられ、これにより第2の電装品の前記2つのモードが順次切り換えられることを特徴とする。
本発明に係るモード切換装置によれば、電装品制御ネットワークに接続された特定の電装品において行われる特定の操作によって、第2の電装品(外部から入力される運転信号(車速パルス等)に基づいて自動車が走行中であるか否かを判定するものであって、電装品制御ネットワークに接続されるもの。)の2つのモードを順次切り換えることができる。
当該発明に係るモード切換装置に適用される第2の電装品は、上記のモード切換装置とは異なり、電装品制御ネットワークに接続される。そのため、当該第2の電装品を既定の操作を行うための特定の電装品に設定して、モード切換装置を構成することができる。
また、本発明に係るモード切換装置では、上記の構成において、前記運転信号の入力がOFFとされたときから既定時間を計測する時間計測手段を更に備え、前記時間計測手段により既定時間が計測されたときに、前記切換制御手段から切換指示信号が送出されることを特徴としてもよい。
このような構成によれば、既定の操作が行われたときから設定時間の経過後、自動的に第2の電装品への運転信号の入力状態が元の状態に戻される。従って、一旦行われた第2の電装品への運転信号の入力状態(ON状態又はOFF状態)の切換を元の状態に戻すために、あらためて既定の操作を行う必要がなくなる。
また、本発明に係るモード切換装置は、助手席又は後部座席の搭乗者の有無を検知する搭乗者検知装置を備えた車両に搭載される場合、上記の構成のモード切換装置において、前記搭乗者検知装置から出力された搭乗者検知信号が受信されている間のみ、前記切換制御手段からの切換指示信号の送出が可能とされたことを特徴としてもよい。
このような構成によれば、自動車に搭乗者がいる場合に限り切換制御手段から切換指示信号が送出されるので、自動車に搭乗者がいない場合は第2の電装品への運転信号の入力のON/OFFが切り換えられない。
すなわち、このようなモード切換装置によれば、自動車に搭乗者がいる場合に限り、第2の電装品の2つのモードの切換が可能とされることから、自動車に運転者しかいない場合に、既定の操作が行われても第2の電装品の2つのモードの切換を行うことができない。従って、自動車の走行中は車内に運転者しかいない場合は、第2の電装品のモードの切換を行うことができないということを運転者に認識させることができるので、運転中に第2の電装品の操作を行う(又は第2の電装品の使用する)という不注意を予め防止することができる。
本発明に係るモード切換装置は、電装品制御ネットワークと、前記電装品制御ネットワークに接続された複数の第1の電装品と、前記電装品制御ネットワークに接続され、車両が走行状態にあることを示す走行信号コードが前記電装品制御ネットワークから検出されると、すべての機能が使用可能なフルモードから、すべての機能のうち走行中に運転者の運転操作の支障となる特定の機能が制限される特定機能制限モードに移行する第2の電装品と、を備えた車両に搭載され、前記第2の電装品の前記2つのモードを切り換え制御するモード切換装置であって、前記電装品制御ネットワーク上に流れる走行信号コードを、車両が停車状態であることを示す停車信号コードに書き換え、又は、前記電装品制御ネットワーク上に流れる停車信号コードを走行信号コードに書き換えるコード書換手段と、前記第1又は第2の電装品が操作される度に該電装品から前記電装品制御ネットワークに送出される操作コードのうち、既定の操作コードが電装品制御ネットワーク内を流れたとき、この既定操作コードを検知して前記コード書換手段に書換指示信号を送出する書換制御手段とを備え、前記第1又は第2の電装品のうち、既定の操作が行われると前記既定操作コードを前記電装品制御ネットワークに送出することとされた特定の電装品において既定の操作が行われることにより、該特定の電装品から既定操作コードが前記電装品制御ネットワークに送出され、該既定操作コードが前記書換制御手段により検知されると、該書換制御手段から送出される書換指示信号を受けた前記コード書換手段により走行信号コードが停車信号コードへと又は停車信号コードが走行信号コードへと書き換えられ、これにより第2の電装品の前記2つのモードが順次切り換えられることを特徴とする。
本発明に係るモード切換装置によれば、電装品制御ネットワークに接続された特定の電装品において行われる特定の操作によって、第2の電装品(電装品制御ネットワークから、車両が走行状態にあることを示す走行信号コードを検出するもの。例えば、テレビジョン装置。)の2つのモードを順次切り換えることができる。
また、モード切換装置は、第2の電装品の2つのモードを切り換えるために車内に設けられるものであるが、モードの切り換えは、電装品制御ネットワークに接続された電装品における既定の操作により行われるものであることから、車内に別途、モード切り換えのためのスイッチが配置されることはない。従って、モード切換装置を自動車に設置しても切換スイッチにより車内デザインが損なわれることもない。
また、本発明に係るモード切換装置では、上記の構成において、前記走行信号コードが前記停車信号コードに書き換えられたときから既定時間を計測する時間計測手段を更に備え、前記時間計測手段により既定時間が計測されたときに、前記書換制御手段から書換指示信号が送出されることを特徴としてもよい。
このような構成によれば、既定の操作が行われたときから設定時間の経過後、自動的に、停車信号コードが走行信号コードに書き換えられる。従って、走行信号コードを書き換え前の状態に戻すために、あらためて既定の操作を行う必要がなくなる。
本発明に係るモード切換装置は、助手席又は後部座席の搭乗者の有無を検知する搭乗者検知装置を備えた車両に搭載される場合、上記のモード切換装置において、前記搭乗者検知装置から出力された搭乗者検知信号が受信されている間のみ、前記書換制御手段からの書換指示信号の送出が可能とされたことを特徴としてもよい。
このような構成によれば、自動車に搭乗者がいる場合に限り書換制御手段から書換指示信号が送出されるので、自動車に搭乗者がいない場合は走行信号コードが書き換えられない。
すなわち、このようなモード切換装置によれば、自動車に搭乗者がいる場合に限り、第2の電装品の2つのモードの切換が可能とされることから、自動車に運転者しかいない場合には、既定の操作が行われても第2の電装品の2つのモードの切換を行うことができない。従って、自動車の走行中は車内に運転者しかいない場合は、第2の電装品のモードの切換を行うことができないということを運転者に認識させることができるので、運転中に第2の電装品の操作を行う(又は第2の電装品の使用する)という不注意を予め防止することができる。
本発明に係るモード切換装置は、車内から操作される複数の第1の電装品と、すべての機能が使用可能なフルモードから、すべての機能のうち走行中に運転者の運転操作の支障となる特定の機能が制限される特定機能制限モードに移行する第2の電装品と、前記第1及び第2の電装品のうち少なくとも第1の電装品のすべてを制御する電装品制御ネットワークと、を備えた車両に搭載されることを前提とし、この第2の電装品に適用される。
このモード切換装置によれば、電装品制御ネットワークに接続された特定の電装品において行われる特定の操作によって、第2の電装品の2つのモードを順次切り換えることができる。
また、モード切換装置は、第2の電装品の2つのモードを切り換えるために車内に設けられるものであるが、モードの切り換えは、電装品制御ネットワークに接続された電装品における既定の操作により行われるものであることから、車内に別途、モード切り換えのためのスイッチが配置されることはない。従って、モード切換装置を自動車に設置しても切換スイッチにより車内デザインが損なわれることもない。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<モード切換装置の適用対象及びその前提条件>
本実施の形態に係るモード切換装置は、自動車の走行中に、すべての機能が使用可能なフルモードから、すべての機能のうち走行中に運転者の運転操作の支障となる特定の機能が制限される特定機能制限モードに移行する、カーナビゲーション装置、テレビジョン装置、DVD装置等(以下、カーナビゲーション装置等という。)に適用されものであり、カーナビゲーション装置等をフルモードから特定機能制限モードへの移行を制御するものである。なお、ここでいうフルモードとは、走行中に運転者の支障となる特定機能が制限されずに他の機能とともに使用可能な状態をいう。
また、モード切換装置のカーナビゲーション装置等への適用は、その前提として、カーナビゲーション装置等が、電装品制御ネットワーク(一般的には、車内ネットワーク、車内LANともいう。)が構築された自動車に搭載されることを条件としている。なお、モード切換装置は、電装品制御ネットワークが構築されている車両であれば、自動車に限らずトラックやバスなどの車両にも適用される。なお、いずれの場合であってもモード切換装置の構成は同様である。
電装品制御ネットワークとは、各端末をプロトコルにより制御する車内LAN(Local Area Network)であり、例えば、Can Bus(Controller Area Network bus)、Flex Ray、LIN(Local Interconnect Network)、MOST(Media Oriented System Transport)等の規格があるが、本実施の形態に係るモード切換装置は、規格によってその適用が限定されるものではない。
電装品制御ネットワークには、例えば、FMチューナ装置、空調装置など電気的に制御される電装品が接続される。電装品制御ネットワークに接続された電装品は、電装品制御ネットワークから必要な情報をコードで取得したり、制御管理に必要な情報をコードで電装品制御ネットワークに送出したりするように構成されている。電装品制御ネットワーク上に流れるコードは、電装品制御ネットワーク上の各電装品の操作、動作、状態等に対応して個々に定められている。
例えば、電装品制御ネットワークに接続されたカーナビゲーション装置は、目的地設定等の操作が行われると、その操作に対応した操作コードが電装品制御ネットワークに送出されるように構成されている。また、テレビジョン装置は、電装品制御ネットワークから、自動車の走行状態又は停車状態を示す運転信号コードを取得するように構成されている。
なお、電装品制御ネットワークに接続されている電装品であって、車内から操作できるもの、例えば、FMチューナ装置のように操作ボタンがインスツルメントパネル側に配置され、車内から操作することができるものを、本実施の形態では第1の電装品(第1の電装品には、以下に示す第2の電装品は含まれないものとする。)という。
<実施の形態1>
図1は、電装品制御ネットワークには接続されないカーナビゲーション装置に適用される、モード切換装置の概略構成図である。図2は、電装品制御ネットワークに接続されるカーナビゲーション装置に適用される、モード切換装置の概略構成図である。
本実施の形態に係るモード切換装置1は、車速パルス信号、GPS信号、サイドブレーキ信号などの運転信号(自動車が運転状態であることを示す信号。運転状態には走行状態と停車状態とを含む。)に基づいて自動車が走行中であるか否かを判定しフルモードから特定機能制限モードへの移行を行う電装品(以下、第2の電装品という。)、例えば、カーナビゲーション装置10に適用される。
なお、本実施の形態のモード切換装置1が適用されるカーナビゲーション装置10は、電装品制御ネットワーク20に接続されないものでも(図1参照)、電装品制御ネットワーク20に接続されるものでもよい(図2参照)。
以下、本実施の形態に係るモード切換装置1が適用されるカーナビゲーション装置10について説明する。
[カーナビゲーション装置]
カーナビゲーション装置(第2の電装品)10には、操作を制限する操作制限機能や表示部への表示を制限する表示制限機能が備えられている。
操作制限機能とは、自動車が走行中であるとき、カーナビゲーション装置の機能を動作させるための操作の全部又は一部を受け付けさせずに無効とするものである。例えば、自動車が走行中であるときは、操作制限機能により、カーナビゲーション装置10の設定画面に従って行われる目的地の設定変更のための操作が受け付けられずに無効とされる。
表示制限機能とは、自動車が走行中であるとき、カーナビゲーション装置の液晶モニターに表示させる地図画像を表示させなくしたり、地図画像の一部を省略したり画像を簡略化したりする機能である。例えば、自動車が走行中であるとき、表示制限機能により、カーナビゲーション装置10の液晶モニターに表示される地図画像の背景図が省略される。これにより、液晶モニターを注視しなくても運転者に地図の内容を瞬間的に認識させることができるようにしている。
操作制限機能や表示制限機能などの制限機能は、カーナビゲーション装置10にケーブルを介して入力される車速パルス信号、GPS信号、サイドブレーキ信号などの信号に基づいて起動される。具体的には、カーナビゲーション装置10は、車速パルス信号、GPS信号、サイドブレーキ信号に基づいて自動車が走行状態であるか停車状態であるか判定し、走行状態であると判定した場合は、操作制限機能又は/及び表示制限機能を動作させ、他方、停車状態であると判定した場合は、操作制限機能又は/及び表示制限機能の動作を停止させる。
すなわち、カーナビゲーション装置10は、自動車が走行中である場合は、操作制限機能や表示制限機能などにより運転者の運転操作の支障となる特定の機能(目的地の設定機能、地図表示機能)の一部又は全部が制限され、全ての機能が使用可能なフルモードから、特定の機能が制限される特定機能制限モードに移行するものである。そして、このような機能により、運転者がカーナビゲーション装置の操作に捉われてしまうことや、運転者が液晶モニターを注視することを防止している。
[モード切換装置]
本実施の形態に係るモード切換装置1は、電装品制御ネットワーク20が搭載された自動車に搭載されるものである。この電装品制御ネットワーク20には、車内から操作される複数の第1の電装品が接続されている。
モード切換装置1は、カーナビゲーション装置10への運転信号の入力をON/OFFする運転信号入力切換手段2と、第1の電装品が操作される度にこの電装品から電装品制御ネットワーク20に送出される操作コードのうち、既定の操作コード(既定操作コードともいう。)が電装品制御ネットワーク20内を流れたとき、この既定操作コードを検知して運転信号入力切換手段2に切換指示信号を送出する切換制御手段5とからなる。
以下、モード切換装置1の各構成要素について説明する。
運転信号入力切換手段2は、カーナビゲーション装置10への運転信号(車速パルス信号、GPS信号、サイドブレーキ信号など)の入力をON/OFFするものである。そして、カーナビゲーション装置10への運転信号の入力をOFFとすることにより、自動車が停車状態であるとカーナビゲーション装置10に擬似的に判定させるものである。
具体的には、運転信号入力切換手段2は、車速パルス信号を伝達する車速パルス信号ケーブル18a、サイドブレーキ信号を伝達するサイドブレーキ信号ケーブル18b、GPS信号を伝達するGPS信号ケーブル18c等、自動車の走行状態又は停止状態を示す運転信号を伝達するための運転信号ケーブル18の途中にそれぞれ設けられ、運転信号が伝達される導通状態(ON状態)としたり、運転信号が伝達されない遮断状態(OFF状態)としたりするものとして構成される。
運転信号ケーブル18における運転信号の伝達状態の切換は、機械式リレー、ソリッドステートリレー、ICに代表される半導体素子等により構成され、車速パルス信号ケーブル18a、サイドブレーキ信号ケーブル18b、GPS信号ケーブル18cの途中にそれぞれ接続される。そして、運転信号入力切換手段2は、制御手段4(後述)からの切換指示信号により、これらのリレー7をON、OFFさせて運転信号ケーブル18を導通状態としたり遮断状態としたりするものとして構成される。
リレー7の切換状態は、自動車が走行状態であるか停車状態であるか否かに拘わらず、通常は、導通状態(ON状態)とされている。そして、制御手段4から、切換指示信号を受けた場合に、その切換状態が変更される。例えば、運転信号ケーブル18が導通状態であった場合には遮断状態(OFF状態)とされ、運転信号ケーブル18が遮断状態であった場合には導通状態(ON状態)とされる。
また、運転信号入力切換手段2は、上記とは異なる他の構成としてもよい。例えば、上記構成において、カーナビゲーション装置10への運転信号の入力をOFFとする場合において、運転信号ケーブル18を遮断状態とする代わりに、自動車の停車状態を示す擬似停止信号を入力するように構成してもよい。
具体的には、運転信号入力切換手段2は、車速パルスケーブル18a、サイドブレーキ信号ケーブル18b、GPS信号ケーブル18c等の運転信号ケーブル18の途中にそれぞれ設けられ、運転信号ケーブル18を運転信号の伝達が可能なように導通状態(ON状態)としたり、擬似的停止信号を入力させる状態(OFF状態)としたりするものとして構成される。つまり、運転信号入力切換手段2は、カーナビゲーション装置10に入力される信号を、実際の運転信号と擬似的停止信号とで切り換えるものとして構成される。
擬似停止信号は、停車状態の車速パルス又は停車状態のサイドブレーキ信号を模して形成される。そして、擬似停止信号をカーナビゲーション装置10に入力させることにより、カーナビゲーション装置10に、自動車が停車状態であると認識させる。このような方法によれば、自動車が停止状態であるとカーナビゲーション装置10に安定して認識させることができる。
運転信号の入力の切換は、上記した方法と同様に、機械式リレー、ソリッドステートリレー、ICに代表される半導体素子等により構成される。また、リレー7の切換状態は、自動車が走行状態であるか停車状態であるか否かに拘わらず、通常は、実際の運転信号がカーナビゲーション装置10に入力される状態とされている。そして、制御手段4から、切換指示信号を受けた場合に、その切換状態が変更される。例えば、運転信号ケーブル18が導通状態であった場合には擬似的停止信号が入力される状態(OFF状態)とされ、擬似的停止信号が入力されている状態であった場合には運転信号ケーブル18が導通状態(ON状態、すなわち実際の運転信号が入力される状態)とされる。
切換制御手段5は、電装品制御ネットワーク20内を流れる既定操作コードを検出して運転信号入力切換手段2に切換指示信号を送出するものであり、そして、その構成の主要部は、既定操作コードを検出するコード検出手段3と、切換指示信号を送出する制御手段4とからなる。
コード検出手段3は、電装品制御ネットワーク20に接続され、電装品制御ネットワーク20に流れるコードの中から予め登録された既定操作コードを検出し、既定操作コードを検出した場合は、その旨を制御手段4に伝達するものである。なお、CAN BUSなどの電装品制御ネットワーク20では、電装品制御ネットワーク20上のいずれの場所であっても電装品制御ネットワーク20上に流れるあらゆるコードを取得することができるので、このコード検出手段3を配置する場所は電装品制御ネットワーク20上で限定されない。
既定操作コードとは、電装品制御ネットワーク20に接続されている特定の第1の電装品の所定の操作に対応する操作コードであり、その所定の操作は任意に定めることができる。例えば、電装品制御ネットワーク20上の第1の電装品のうちいずれか1つを特定の電装品として選択し、その電装品における特定の操作(既定の操作)を選択することにより定められ、その特定の操作に対応する操作コードが既定操作コードとして登録される。すなわち、登録される操作コードは、特定の電装品における特定の操作と一対一で対応するものである。なお、ここで特定される操作(既定の操作)は、電装品制御ネットワーク20上に接続された電装品であって車内から操作できるものに対する操作であれば、どのような操作でもよい。
具体的には、モード切換装置1により制御されるカーナビゲーション装置10が電装品制御ネットワークに接続されない場合は、他の電装品(第1の電装品)のいずれかが特定の電装品として選択される。例えば、特定の電装品としてFMチューナ装置13が選択され、FMチューナ装置13においてそのコントローラ装置により電源をONとする操作が特定の操作として選択され、その操作に対応する操作コードが既定操作コードとして登録される。このような設定の場合、FMチューナ装置13に対して電源をONとする操作を行えば、コード検出手段3により、その操作に対応する操作コードが検出されることとなる(図1参照)。
また、モード切換装置1により制御されるカーナビゲーション装置10が電装品制御ネットワークに接続される場合は、カーナビゲーション装置10自体を特定の電装品として選択してもよい。この場合は、例えば、そのカーナビゲーション装置10においてコントローラ装置によって行われる目的地設定画面への切り換え操作が特定の操作(既定の操作)として選択され、その操作に対応する操作コードが既定操作コードとして登録される。このような設定の場合、カーナビゲーション装置10に対してコントローラ装置により目的地設定画面に切り換える操作を行えば、コード検出手段3により、その操作に対応する操作コードが検出されることとなる(図2参照)。
このようなコード検出手段3は、マイクロコンピュータと、既定操作コードを記憶(登録)できるRAM(Random Access Memory)などの記憶装置により構成され、そして、電装品制御ネットワーク20に流れるコードと、RAMに登録された操作コードとを随時比較して既定操作コードを検出するものとされている。なお、既定操作コードを検出するために、電装品制御ネットワーク20に流れるあらゆるコードはコード検出手段3に導き入れられるが、比較処理されたあとは、電装品制御ネットワーク20に再送出される。
制御手段4は、コード検出手段3により既定操作コードが検出された場合に、運転信号入力切換手段2に切り換えを行うように運転信号入力切換手段2に切換指示信号を送出するものである。
上記のコード検出手段3と制御手段4とから主要部が構成される切換制御手段5は、つまり、特定の電装品において行われる既定の操作により、運転信号入力切換手段2に切換指示信号を送出するという機能を有する。
以上の構成より、電装品制御ネットワーク20に接続された複数の第1又は第2の電装品のうち、特定の電装品において既定の操作が行われると、モード切換装置1では、その既定の操作に対応する既定操作コードが切換制御手段5により検出され、切換制御手段5から切換指示信号が送出され、そして、運転信号入力切換手段2によりカーナビゲーション装置10(第2の電装品)への運転信号の入力のON/OFFが切り換えられる。そして、このカーナビゲーション装置10への運転信号の入力のON/OFFにより、カーナビゲーション装置10の2つのモード(フルモードと特定機能制限モード)が切り換えられることとなる。
すなわち、モード切換装置1によれば、電装品制御ネットワーク20に接続された特定の電装品において特定の操作を行うことによって、カーナビゲーション装置10の2つのモードを順次切り換えることができる。
また、モード切換装置1は、カーナビゲーション装置10の2つのモードを切り換えるために車内に設けられるものであるが、モードの切り換えは、電装品制御ネットワーク20に接続された電装品(第1の電装品、又は、カーナビゲーション装置10)における既定の操作により行われるものであることから、車内に別途、モード切り換えのためのスイッチが配置されることはない。従って、モード切換装置1を自動車に設置しても切換スイッチにより車内デザインが損なわれることもない。
[切換制限機能]
以上のモード切換装置1では、特定の電装品に対して既定の操作を行うことにより、常に、運転信号入力切換手段2によりカーナビゲーション装置10への運転信号の入力のON/OFFが切り換えられるように構成されている。そのため、既定の操作を行えば、自動車が停車状態であっても、運転信号入力切換手段2により運転信号のカーナビゲーション装置10への入力のON/OFFが切り換えられる。そこで、このような事態を防止するために、自動車が走行状態である場合に限って、切換制御手段5からの切換指示信号の送出を可能とする切換制限機能(以下、第1切換制限機能という。)を設けてもよい。
具体的には、モード切換装置1には、上記の構成の他に、自動車が走行状態であるかを判定するとともに自動車が走行中であると判定した場合は走行状態検知信号を送出する走行状態検知手段が備えられ、他方、制御手段4は、走行状態検知信号を受けている場合に限り、運転信号入力切換手段2への切換指示信号を送出し得るように構成される。
走行状態検知手段は、例えば、車速パルス信号ケーブルからの車速パルスに基づいて自動車が走行状態であるかを判定する構成としてもよいし、又、電装品制御ネットワーク20から走行状態又は停車状態を示す運転信号コードを取得して自動車の走行状態を判定する構成としてもよい。
このような構成によれば、モード切換装置1は、自動車が停車状態である場合、誤操作によりカーナビゲーション装置10のモード切換のための既定の操作が行われたとき、その既定の操作に対応する既定操作コードがコード検出手段3により検出されることとなるが、制御手段4は、走行状態検知信号を受信していない状態にあり、切換指示信号が送出されないので、自動車の停車中において、カーナビゲーション装置10への運転信号の入力のON/OFFが切り換えられてしまうことがなくなる。
[自動復帰モード切換装置について]
更に、モード切換装置1には、カーナビゲーション装置10への運転信号の入力をOFFとした状態を、所定時間経過後に自動的に、カーナビゲーション装置10への運転信号の入力をONとした状態に戻す自動復帰機能を設けてもよい。
具体的には、モード切換装置1には、切換制御手段5により操作コードが検出されたときから予め設定された設定時間を計測する時間計測手段8が更に設けられ、他方、制御手段4は、設定時間の経過後に、運転信号入力切換手段2の切換を指示する切換指示信号を形成するように構成され、そして、操作コードが検出されたときから設定時間の経過後、自動的にカーナビゲーション装置10への運転信号の入力状態が元の状態に戻るようにされる。
このような構成によれば、既定の操作が行われたときから設定時間の経過後、自動的にカーナビゲーション装置10への運転信号の入力状態が元の状態に戻るので、一旦行われたカーナビゲーション装置10への運転信号の入力状態(ON状態又はOFF状態)の切換を元の状態に戻すために、あらためて既定の操作を行う必要がない。
[搭乗者検知装置が装備された自動車に搭載されるモード切換装置について]
自動車に、助手席又は後部座席にいる搭乗者を検知するための搭乗者検知装置が装備されている場合には、搭乗者が検知された場合に限り、切換制御手段5からの切換指示信号の送出を可能とする切換制限機能(以下、第2切換制限機能という。)を設けてもよい。搭乗者検知装置としては、例えば、プレッシャスイッチがある。プレッシャスイッチは、搭乗者が助手席に座ったときの座席への圧力を感知するものである。
このモード切換装置1は、上記に示したモード切換装置1の構成の他に、搭乗者検知装置から送出される搭乗者検知信号を受信する受信部が備えられ、他方、制御手段4は、搭乗者検知信号が入力されている間のみ、切換制御手段5からの切換指示信号の送出が可能となるように構成される。
なお、搭乗者検知装置が電装品制御ネットワーク20に接続されるものであって、搭乗者を検知したことを示す搭乗者検知信号コードを電装品制御ネットワーク20に送出するものである場合には、このモード切換装置1は、搭乗者検知信号コードを電装品制御ネットワーク20から取得する構成とされる。
このような構成によれば、自動車に搭乗者がいる場合に限り切換制御手段5から切換指示信号が送出されるので、自動車に搭乗者がいない場合は、特定の電装品で既定の操作が行われたとしてもカーナビゲーション装置10への運転信号の入力のON/OFFとが切り換えられないこととなる。
すなわち、このようなモード切換装置1によれば、自動車に搭乗者がいる場合に限り、カーナビゲーション装置10の2つのモードの切換が可能とされることから、自動車に運転者しかいない場合には、既定の操作が行われてもカーナビゲーション装置10の2つのモードの切換を行えないようにすることができ、これにより、カーナビゲーション装置10のモード切換ができないということを運転者に知らしめることができるので、運転中にカーナビゲーション装置10を操作するという不注意の発生を予め防止することができる。
[モード切換装置の動作について]
次に、実施の形態1に係るモード切換装置1の動作について説明する。
ここで説明するモード切換装置1は、自動車が走行状態である場合に限り切換制御手段5からの切換指示信号の送出を可能とした第1切換制限機能と、搭乗者を検知した場合に限り切換制御手段5からの切換指示信号の送出を可能とする第2切換制限機能と、を設けたものである。
図3は、本実施の形態に係るモード切換装置の動作のフロー図である。
まず、モード切換装置1は、既定の操作が行われたとき、コード検出手段3により既定操作コードを検出する。このとき、走行状態検知手段により自動車が走行状態であるか否か確認される(S1)。
自動車が走行状態でないと判定された場合には、フローが終了する(S1:NO)。これにより、走行状態でない場合、すなわち自動車が停車している場合には、運転信号入力切換手段2によりカーナビゲーション装置10への運転信号の入力が切り換えられることはない。
自動車が走行状態であると判定された場合には、搭乗者検知装置から送出される搭乗者検知信号の有無が確認される(S2)。搭乗者検知信号がない場合は、フローが終了する(S2:NO)。これにより、搭乗者がいない場合には、運転信号入力切換手段2によりカーナビゲーション装置10への運転信号の入力が切り換えられることはない。
搭乗者検知信号がある場合、カーナビゲーション装置10への運転信号の入力状態が確認され、カーナビゲーション装置10への運転信号の入力がON状態であるときはOFF状態とされ、OFF状態のときはON状態とされる(S3)。
以上の動作フローにより、自動車に運転者以外の搭乗者がいる場合には、自動車が走行中に既定の操作が行われると、カーナビゲーション装置10が特定機能制限モードからフルモードへと切り換えられる。これにより、自動車に運転者以外の搭乗者がいる場合は、その搭乗者にカーナビゲーション装置10を操作させることができるので、一旦停車する必要がなくなる。また、運転者以外の搭乗者がいる場合にのみカーナビゲーション装置10のモードの切換が可能であるから、自動車に運転者しかいない場合はカーナビゲーション装置10のモードの切換ができず、また、自動車の走行中はカーナビゲーション装置10のモードの切換を行うことができないということを運転者に認識させることができるので、運転中にカーナビゲーション装置10を操作するという不注意を予め防止することができる。
<実施の形態2>
図4は、電装品制御ネットワークから運転信号コードを取得するテレビジョン装置に適用される、モード切換装置の概略構成図である。
本実施の形態に係るモード切換装置1は、自動車が運転状態であることを示す運転信号コード(走行信号コード、停車信号コード等)を電装品制御ネットワーク20から取得し、その運転信号コードに基づいて自動車が走行中であるか否かを判定し、フルモードから特定機能制限モードへの移行を行う電装品(以下、第2の電装品という。)、例えば、テレビジョン装置11に適用される。
以下、本実施の形態に係るモード切換装置1が適用されるテレビジョン装置11について説明する。
[テレビジョン装置]
テレビジョン装置(第2の電装品)11には、液晶モニターへの表示を制限する表示制限機能が備えられている。表示制限機能とは、自動車が走行中である場合に、テレビ放送を液晶モニターに表示させなくする機能である。
この表示制限機能は、テレビジョン装置11に電装品制御ネットワーク20を介して取得される運転信号コードに基づいて起動される。具体的には、テレビジョン装置11は、運転信号コードに基づいて自動車が走行状態であるか停車状態であるか判定し、走行状態であると判定した場合は、表示制限機能を動作させる。また、停車状態であると判定した場合は、表示制限機能が動作しているときその動作を停止させる。
すなわち、テレビジョン装置11は、自動車が走行状態である場合は、表示制限機能により、運転操作の支障となる特定の機能(テレビ放送表示機能等)が制限され、全ての機能が使用可能なフルモードから、特定の機能が制限される特定機能制限モードへと移行するものである。そして、このような機能により、運転者がテレビジョン装置11の液晶モニターを注視することを防止している。
[モード切換装置]
本実施の形態に係るモード切換装置1は、電装品制御ネットワーク20が搭載された自動車に搭載されるものである。この電装品制御ネットワーク20には、車内から操作される複数の第1の電装品が接続される。
モード切換装置1は、電装品制御ネットワーク20上に流れる走行信号コードを、自動車が停車状態であることを示す停車信号コードに書き換えたり、電装品制御ネットワーク20上に流れる停車信号コードを走行信号コードに書き換えたりするコード書換手段9と、第1又は第2の電装品が操作される度にこの電装品から電装品制御ネットワーク20に送出される操作コードのうち、既定操作コードが電装品制御ネットワーク20内を流れたとき、この既定操作コードを検知してコード書換手段9に書換指示信号を送出する書換制御手段51とからなる。
以下、モード切換装置1の各構成要素について説明する。
コード書換手段9は、自動車が走行状態であることを示す走行信号コードを、自動車が停車状態であることを示す停車信号コードに書き換え、又は、電装品制御ネットワーク20上に流れる停車信号コードを走行信号コードに書き換えるものである。そして、走行信号コードを停車信号コードに書き換えることにより、自動車が停車状態であるとテレビジョン装置11に擬似的に判定させるものである。なお、走行信号コードの書き換えは、その走行信号コードを利用する他の電装品にも影響を与えるため、書き換える走行信号コードは、テレビジョン装置11等のオーディオ機器にのみ用いられる走行信号コードを書き換えることが好ましい。
書換制御手段51は、電装品制御ネットワーク20内を流れる既定操作コードを検出してコード書換手段9に書換指示信号を送出するものであり、そして、その構成の主要部は、既定操作コードを検出するコード検出手段3と、書換指示信号を送出する制御手段4とからなる。
コード検出手段3は、電装品制御ネットワーク20に接続され、電装品制御ネットワーク20に流れるコードの中から予め登録された既定操作コードを検出し、既定操作コードを検出した場合は、その旨を制御手段4に伝達するものである。その構成は、実施の形態1のコード検出手段と同様であるので、説明は省略する。
制御手段4は、コード検出手段3により既定操作コードが検出された場合に、コード書換手段9に走行信号コード又は停車信号コードの書換を行うように書換指示信号をコード書換手段9に送出するものである。
以上の構成より、電装品制御ネットワーク20に接続された第1の電装品又は第2の電装品(テレビジョン装置11)のうち、特定の電装品において既定の操作が行われると、モード切換装置1では、その既定の操作に対応する既定操作コードが書換制御手段51により検出され、書換制御手段51から書換指示信号が送出され、そして、コード書換手段9により走行信号コードが停車信号コードへと書き換えられ、又は停車信号コードが走行信号コードへと書き換えられる。そして、この書換により、テレビジョン装置11の2つのモード(フルモードと特定機能制限モード)が切り換えられることとなる。
すなわち、モード切換装置1によれば、電装品制御ネットワーク20に接続された特定の電装品において特定の操作を行うことによって、テレビジョン装置11の2つのモードを順次切り換えることができる。
また、モード切換装置1は、テレビジョン装置11の2つのモードを切り換えるために車内に設けられるものであるが、モードの切り換えは、電装品制御ネットワーク20に接続された電装品(第1の電装品、又は、テレビジョン装置11)における既定の操作により行われるものであることから、車内に別途、モード切り換えのためのスイッチが配置されることはない。従って、モード切換装置1を自動車に設置しても切換スイッチにより車内デザインが損なわれることもない。
なお、本実施の形態のモード切換装置1において、自動車が走行状態である場合に限って、コード書換手段9によるコードの書換を可能とする第1書換制限機能を設けてもよい。また、走行信号コードを停車信号コードに書き換えたときから設定時間の経過後、自動的にその停車信号コードを走行信号コードに書き換え、自動的にテレビジョン装置11のモードを元に戻す自動復帰機能を設けてもよい。
更に、自動車に、助手席又は後部座席にいる搭乗者を検知するための搭乗者検知装置が装備されている場合には、モード切換装置1に、搭乗者が検知された場合に限り、書換制御手段51からの書換指示信号の送出を可能とする第2書換制限機能を設けてもよい。
以上の第1書換制限機能、自動復帰機能、第2書換制限機能の各構成は、実施の形態1で示した第1切換制限機能、自動復帰機能、第2切換制限機能と同様であるので、その説明は省略する。
[実施の形態2に示したモード切換装置の動作について]
次に、実施の形態2に係るモード切換装置1の動作について説明する。
ここで説明するモード切換装置1は、自動車が走行状態である場合に限ってコード書換手段9によるコードの書換を可能とする第1書換制限機能と、搭乗者が検知された場合に限りモード切換装置1に書換制御手段51からの書換指示信号の送出を可能とする第2書換制限機能と、を設けたものである。
図5は、本実施の形態に係るモード切換装置の動作のフロー図である。
まず、モード切換装置1は、既定の操作が行われたとき、コード検出手段3により既定操作コードを検出する。このとき、走行状態検知手段により自動車が走行状態であるか否か確認される(S1)。
自動車が走行状態でないと判定された場合には、フローが終了する(S1:NO)。これにより、走行状態でない場合、すなわち自動車が停車している場合には、コード書換手段9により運転信号コードが書き換えられることはない。
自動車が走行状態であると判定された場合には、搭乗者検知装置から送出される搭乗者検知信号の有無が確認される(S2)。搭乗者検知信号がない場合は、フローが終了する(S2:NO)。これにより、搭乗者がいない場合には、コード書換手段9により運転信号コードが書き換えられることはない。
搭乗者検知信号がある場合、電装品制御ネットワーク20に流れる運転信号コードの内容が確認され、運転信号コードが自動車の走行状態を示す走行信号コードである場合は停車信号コードに書き換えられる。また、運転信号コードが自動車が停車状態を示す停車信号コードである場合は走行信号コードに書き換えられる(S3)。
以上の動作フローにより、自動車に運転者以外の搭乗者がいる場合には、自動車が走行中に既定の操作が行われると、テレビジョン装置11が特定機能制限モードからフルモードへと切り換えられる。これにより、自動車に運転者以外の搭乗者がいる場合は、その搭乗者にテレビジョン装置11でテレビ放送を視聴させることができる。また、運転者以外の搭乗者がいる場合にのみテレビジョン装置11のモードの切換が可能であるから、自動車に運転者しかいない場合はテレビジョン装置11のモードの切換ができず、また、自動車の走行中はテレビジョン装置11のモードの切換を行うことができないということを運転者に認識させることができるので、運転中にテレビジョン装置11の視聴を行うという不注意を予め防止することができる。
<実施の形態3>
図6は、複数の電装品のそれぞれのモードを切り換えるモード切換装置の概略構成図である。
本実施の形態に係るモード切換装置1は、運転信号に基づいて自動車が走行中であるか否かを判定しフルモードから特定機能制限モードへの移行を行うカーナビゲーション装置10、電装品制御ネットワーク20から取得した運転信号コードに基づいて自動車が走行中であるか否かを判定しフルモードから特定機能制限モードへの移行を行うテレビジョン装置11、など複数の第2の電装品(図6では、カーナビゲーション装置10、テレビジョン装置11、DVD装置12が第2の電装品として示されている。)の各モードをそれぞれ切り換えるものである。
本実施の形態に係るモード切換装置1は、電装品制御ネットワーク20が搭載された自動車に搭載されるものである。この電装品制御ネットワーク20には、車内から操作される複数の第1の電装品が接続される。
また、モード切換装置1は、カーナビゲーション装置10への運転信号の入力をON/OFFする運転信号入力切換手段2と、電装品制御ネットワーク20上に流れる走行信号コードを、自動車が停車状態であることを示す停車信号コードに書き換え、又は、電装品制御ネットワーク20上に流れる停車信号コードを走行信号コードに書き換えるコード書換手段9と、第1又は第2の電装品が操作される度にこの電装品から電装品制御ネットワーク20に送出される操作コードのうち、既定操作コードが電装品制御ネットワーク20内を流れたとき、この既定操作コードを検知し、各既定操作コードに応じて運転信号入力切換手段2に切換指示信号を送出し又はコード書換手段9に書換指示信号を送出する切換書換制御手段52とからなる。
運転信号入力切換手段2は、カーナビゲーション装置10への運転信号の入力をON/OFFするものである。そして、カーナビゲーション装置10への運転信号をOFFとすることにより、自動車が停車状態であるとカーナビゲーション装置10に擬似的に判定させるものである。
コード書換手段9は、自動車が走行状態であることを示す走行信号コードを、自動車が停車状態であることを示す停車信号コードに書き換え、又は、電装品制御ネットワーク20上に流れる停車信号コードを走行信号コードに書き換えるものである。そして、走行信号コードを停車信号コードに書き換えることにより、自動車が停車状態であるとテレビジョン装置等に擬似的に判定させるものである。
切換書換制御手段52は、電装品制御ネットワーク20内を流れる既定操作コードを検出し、その既定操作コードからいずれの第2の電装品のモードの切り換えを指示するものであるかを判別し、その既定操作コードに応じて、運転信号入力切換手段2に切換指示信号を送出し、又はコード書換手段9に書換指示信号を送出するものである。
切換書換制御手段52の構成は、既定操作コードを検出するコード検出手段3と、検出された既定操作コードに基づいていずれの第2の電装品のモードの切り換えを指示するものであるかを判別し切換指示信号又は書換指示信号を送出する制御手段4とからなる。
コード検出手段3は、電装品制御ネットワーク20に接続され、電装品制御ネットワーク20に流れるコードの中から予め登録された既定操作コードを検出し、既定操作コードを検出した場合は、その旨を制御手段4に伝達するものである。
操作コードは、カーナビゲーション装置10、テレビジョン装置11、DVD装置12とを独立に制御するために、それぞれ異なるコードが登録される。これにより、カーナビゲーション10、テレビジョン装置11、DVD装置12が個別にモード切換が行えるようにされる。
操作コードとして、カーナビゲーション装置10のモードの切換のための既定の操作に対応した操作コード、テレビジョン装置11のモードの切換のための既定の操作に対応した操作コード、DVD装置12のモードの切換のための既定の操作に対応した操作コードが、それぞれ登録されている。また、これらの操作コードに対して、各操作コードが検出されたことを示す検出信号がそれぞれに対して割り当てられ、操作コードが検出された場合にはそれぞれに応じた検出信号が制御手段4に伝達されるように構成されている。
例えば、コード検出装置3において、カーナビゲーション装置10のモードの切換のために登録された操作コード(以下、第1操作コードという。)が検知された場合は、第1操作コードが検知された旨を示す第1検出信号が制御手段4に伝達される。また、テレビジョン装置11のモードの切換のために登録された操作コード(以下、第2操作コードという。)が検知された場合は、第2操作コードが検知された旨を示す第2検出信号が制御手段4に伝達される。また、DVD装置12のモードの切換のために登録された操作コード(以下、第3操作コードという。)が検知された場合は、第3操作コードが検知された旨を示す第3検出信号が制御手段4に伝達される。
制御手段4は、コード検出手段3により既定操作コードが検出された場合に、検出された既定操作コードに基づいていずれの第2の電装品のモード切換を指示するものであるかを判別し、その操作コードに応じて、運転信号入力切換手段2に切り換えを行うように運転信号入力切換手段2に切換指示信号を送出したり、コード書換手段9に運転信号コードの書換を行うように書換指示信号をコード書換手段9に送出したりするものである。
なお、テレビジョン装置11とDVD装置12はともに電装品制御ネットワーク20から運転信号コードを取得し自動車が走行中であるか否かを判定するものであるが、その判定のための運転信号コードは、両者ともに同一のものを用いている場合は、その共通の運転信号コードが既定の操作により書き換えられることとなる。他方、テレビジョン装置11とDVD装置12は、異なる運転信号コードを用いている場合には、各装置に対応して、既定の操作に対応する操作コードが登録され、これに応じてそれぞれ操作コードが書き換えられるように設定される。
以上の構成より、モード切換装置1によれば、電装品制御ネットワーク20に接続された特定の電装品において既定の操作を行うことによって、カーナビゲーション装置10、テレビジョン装置11、DVD装置12など複数の第2の電装品のそれぞれのモードを個別に切り換えることができる。
なお、本実施の形態のモード切換装置1において、自動車が走行状態である場合に限って、運転信号入力切換手段2の動作を可能とする第1切換制限機能や、コード書換手段9によるコードの書換を可能とする第1書換制限機能を設けてもよい。
また、カーナビゲーション装置10への運転信号の入力をOFFとした状態を、所定時間経過後に自動的に、カーナビゲーション装置10への運転信号の入力をONとする状態にする、自動復帰機能を設けてもよい。また、走行信号コードを停車信号コードに書き換えたときから設定時間の経過後、自動的にその停車信号コードを走行信号コードに書き換えて自動的にテレビジョンのモードを元に戻す、自動復帰機能を設けてもよい。
更に、自動車に、助手席又は後部座席にいる搭乗者を検知するための搭乗者検知装置15が装備されている場合には、搭乗者が検知された場合に限り、切換書換制御手段52からの書換指示信号や切換指示信号の送出を可能とする、第2切換書換制限機能を設けてもよい。
以上の第1切換制限機能、第1書換制限機能、自動復帰機能、第2切換書換制限機能の各構成は、実施の形態1で示した第1切換制限機能、自動復帰機能、第2切換制限機能と同様であるので、その説明は省略する。
電装品制御ネットワークには接続されないカーナビゲーション装置に適用さ れる、モード切換装置の概略構成図である。 電装品制御ネットワークに接続されるカーナビゲーション装置に適用される、モード切換装置の概略構成図である。 実施の形態1に係るモード切換装置の動作のフロー図である。 電装品制御ネットワークから運転信号コードを取得するテレビジョン装置に適用される、モード切換装置の概略構成図である。 実施の形態2に係るモード切換装置の動作のフロー図である。 複数の電装品のそれぞれのモードを切り換えるモード切換装置の概略構成図である。
符号の説明
1 モード切換装置
2 運転信号入力切換手段
3 コード検出手段
4 制御手段
5 切換制御手段
51 書換制御手段
52 切換書換制御手段
8 時間計測手段
9 コード書換手段
10 カーナビゲーション装置
11 テレビジョン装置
12 DVD装置
20 電装品制御ネットワーク

Claims (7)

  1. 車内から操作される複数の第1の電装品と、
    車両が運転状態にあることを示す運転信号が外部から入力され車両が走行中であると判定されると、すべての機能が使用可能なフルモードから、すべての機能のうち走行中に運転者の運転操作の支障となる特定の機能が制限される特定機能制限モードに移行する第2の電装品と、
    前記第1及び第2の電装品のうち少なくとも第1の電装品のすべてを制御する電装品制御ネットワークと、
    を備えた車両に搭載され、前記第2の電装品の前記2つのモードを切り換え制御するモード切換装置であって、
    前記第2の電装品への前記運転信号の入力をON/OFFする運転信号入力切換手段と、
    前記第1の電装品が操作される度に該電装品から前記電装品制御ネットワークに送出される操作コードのうち、既定の操作コードが電装品制御ネットワーク内を流れたとき、この既定操作コードを検知して前記運転信号入力切換手段に切換指示信号を送出する切換制御手段とを備え、
    前記複数の第1の電装品のうち、既定の操作が行われると前記既定操作コードを前記電装品制御ネットワークに送出することとされた特定の電装品において既定の操作が行われることにより、該特定の電装品から既定操作コードが前記電装品制御ネットワークに送出され、該既定操作コードが前記切換制御手段により検知されると、該切換制御手段から送出される切換指示信号を受けた前記運転信号入力切換手段により前記運転信号の第2の電装品への入力のON/OFFが切り換えられ、これにより第2の電装品の前記2つのモードが順次切り換えられることを特徴とするモード切換装置。
  2. 車内から操作される複数の第1の電装品と、
    車両が運転状態にあることを示す運転信号が外部から入力され車両が走行中であると判定されると、すべての機能が使用可能なフルモードから、すべての機能のうち走行中に運転者の運転操作の支障となる特定の機能が制限される特定機能制限モードに移行する第2の電装品と、
    前記第1及び第2の電装品のすべてを制御する電装品制御ネットワークと、
    を備えた車両に搭載され、前記第2の電装品の前記2つのモードを切り換え制御するモード切換装置であって、
    前記第2の電装品への前記運転信号の入力をON/OFFする運転信号入力切換手段と、
    前記第1又は第2の電装品が操作される度に該電装品から前記電装品制御ネットワークに送出される操作コードのうち、既定の操作コードが電装品制御ネットワーク内を流れたとき、この既定操作コードを検知して前記運転信号入力切換手段に切換指示信号を送出する切換制御手段とを備え、
    前記複数の第1又は第2の電装品のうち、既定の操作が行われると前記既定操作コードを前記電装品制御ネットワークに送出することとされた特定の電装品において既定の操作が行われることにより、該特定の電装品から既定操作コードが前記電装品制御ネットワークに送出され、該既定操作コードが前記切換制御手段により検知されると、該切換制御手段から送出される切換指示信号を受けた前記運転信号入力切換手段により前記運転信号の第2の電装品への入力のON/OFFが切り換えられ、これにより第2の電装品の前記2つのモードが順次切り換えられることを特徴とするモード切換装置。
  3. 請求項1又は2に記載のモード切換装置において、
    前記運転信号の入力がOFFとされたときから既定時間を計測する時間計測手段を更に備え、
    前記時間計測手段により既定時間が計測されたときに、前記切換制御手段から切換指示信号が送出されることを特徴とするモード切換装置。
  4. 助手席又は後部座席の搭乗者の有無を検知する搭乗者検知装置を備えた車両に搭載される、請求項1乃至3のいずれか一つに記載のモード切換装置において、
    前記搭乗者検知装置から出力された搭乗者検知信号が受信されている間のみ、前記切換制御手段からの切換指示信号の送出が可能とされたことを特徴とするモード切換装置。
  5. 電装品制御ネットワークと、
    前記電装品制御ネットワークに接続された複数の第1の電装品と、
    前記電装品制御ネットワークに接続され、車両が走行状態にあることを示す走行信号コードが前記電装品制御ネットワークから検出されると、すべての機能が使用可能なフルモードから、すべての機能のうち走行中に運転者の運転操作の支障となる特定の機能が制限される特定機能制限モードに移行する第2の電装品と、
    を備えた車両に搭載され、前記第2の電装品の前記2つのモードを切り換え制御するモード切換装置であって、
    前記電装品制御ネットワーク上に流れる走行信号コードを、車両が停車状態であることを示す停車信号コードに書き換え、又は、前記電装品制御ネットワーク上に流れる停車信号コードを走行信号コードに書き換えるコード書換手段と、
    前記第1又は第2の電装品が操作される度に該電装品から前記電装品制御ネットワークに送出される操作コードのうち、既定の操作コードが電装品制御ネットワーク内を流れたとき、この既定操作コードを検知して前記コード書換手段に書換指示信号を送出する書換制御手段とを備え、
    前記第1又は第2の電装品のうち、既定の操作が行われると前記既定操作コードを前記電装品制御ネットワークに送出することとされた特定の電装品において既定の操作が行われることにより、該特定の電装品から既定操作コードが前記電装品制御ネットワークに送出され、該既定操作コードが前記書換制御手段により検知されると、該書換制御手段から送出される書換指示信号を受けた前記コード書換手段により走行信号コードが停車信号コードへと又は停車信号コードが走行信号コードへと書き換えられ、これにより第2の電装品の前記2つのモードが順次切り換えられることを特徴とするモード切換装置。
  6. 請求項5に記載のモード切換装置において、
    前記走行信号コードが前記停車信号コードに書き換えられたときから既定時間を計測する時間計測手段を更に備え、
    前記時間計測手段により既定時間が計測されたときに、前記書換制御手段から書換指示信号が送出されることを特徴とするモード切換装置。
  7. 助手席又は後部座席の搭乗者の有無を検知する搭乗者検知装置を備えた車両に搭載される、請求項5又は6に記載のモード切換装置において、
    前記搭乗者検知装置から出力された搭乗者検知信号が受信されている間のみ、前記書換制御手段からの書換指示信号の送出が可能とされたことを特徴とするモード切換装置。
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