JP2009039728A - リム溶接ライン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送装置の構成及び制御を簡単化し得るとともに、搬送中におけるワークの落下を防止し得るリム溶接ライン装置を提供する。
【解決手段】プレス装置の幅決め基板部5と溶接装置のゲージブロック20間に、幅決め基板部5の厚みより薄く、かつゲージブロック20の厚みより厚い厚み幅を備えた受け渡しレール26を配設し、搬送装置により搬送されるワークWの周方向の両接合端面11,11を、幅決め基板部5の厚み幅方向の両側面12,12から、受け渡しレール26の厚み幅方向の両側面28,28を経て、ゲージブロック20の厚み幅方向の両側面29,29へと順次摺接させるようにした。これにより、該両接合端面11,11相互の離間状態が保持されるので、搬送装置はワークWを大雑把に掴んで搬送し得るものでよく、その構成及び制御を簡単化することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、円筒状に巻曲げられたリム素材であるワークの搬送時に、該ワークの周方向の両接合端面相互を離間状態に保持し得るようにしたリム溶接ライン装置に関する。
自動車用ホイールリムの製造工程にあって、円筒状に巻曲げられたリム素材であるワークの周方向の両端部を偏平化するプレス装置と、該プレス装置から次工程の溶接装置へワークを搬送する搬送装置と、該搬送装置で搬送されたワークの周方向の両接合端面相互を抵抗熱により溶接する溶接装置とを備えてなるリム溶接ライン装置が知られている(例えば特許文献1,2参照)。
かかるリム溶接ライン装置で処理されるワークは、その前工程で所定長さの矩形状に切断された金属板からなるリム素材を、その長手方向両端部が若干重なる状態で円筒状に巻曲げられたものであり、該ワークの周方向の両端面がアプセットバット溶接により溶接される接合端面となっている。
そして、該ワークは、その接合端面相互の溶接に先立って、該接合端面相互を離間させた状態でプレス装置によって周方向の両端部が偏平化された後、搬送装置によって接合端面相互の離間状態を保持した状態で溶接装置へ搬送される。ここで、溶接装置には、左右の電極間に所定の厚み幅を備えたゲージブロックが退避移動可能に配設されており、該ゲージブロックの両側面にワークの両接合端面を突き当てることにより、アプセットバット溶接時における両接合端面の位置を適正化する位置決めが行われる。このため、搬送装置によるワークの搬送時には、該ワークの両接合端面相互間の隙間を、ゲージブロックの厚み幅より広くなるように離間させて、その離間状態を保持した状態で溶接位置へ搬送し、ゲージブロックの厚み幅方向の両側面にワークの両接合端面を突き当てるようにしている。
従来の搬送装置aは、図9,図10に示すように、左右両側位置に前後一対のクランプ爪b,cを夫々備えており、この前後一対で左右両側位置に配設された各クランプ爪b,cが夫々前後左右方向に進退可能に設けられている。そして、ワークWの偏平化された両端部d,dの近傍位置で、ワークWの軸線o方向の両端面を、前後一対のクランプ爪b,cによって面当たり状態で夫々挟持するとともに、左右の各クランプ爪b,cを外側方向に移動させることによって、接合端面e,e相互を離間させ、この状態でワークWを溶接装置へ搬送し得るように構成されている。
特開平5−16036号公報 特開平7−276058号公報
ところで、上述した従来の搬送装置aにあっては、前後一対のクランプ爪b,cを左右両側位置に配設して、各クランプ爪b,cを夫々前後左右方向に進退させるようにしているため、その作動機構が複雑なものとなっていた。また、各クランプ爪b,cをワークWの軸線o方向の両端面に面当たりさせて挟持するものであるため、各クランプ爪b,cの作動制御の正確性が要求され、その作動制御が正確に行われないと、搬送中にワークWが落下してしまうという問題点があった。
本発明は、搬送装置の構成及び制御を簡単化し得るとともに、搬送中におけるワークの落下を防止し得るリム溶接ライン装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、所定の厚み幅を備えた幅決め基板部の上端に広幅の押圧部が連成された昇降可能な断面T字状のプレスバーと、前記押圧部の下方に対向配置された受台部とを備え、円筒状に巻曲げられたリム素材であるワークの周方向の両接合端面を前記幅決め基板部の厚み幅方向の両側面に弾性復元力を介して当接させた状態で、押圧部と受台部とで前記ワークの周方向の両端部を挟圧して該両端部を偏平化するプレス装置と、前記幅決め基板部の延長線上に、該幅決め基板部の厚みより薄い所定の厚み幅を備えたゲージブロックが退避移動可能に配設され、前記ワークの周方向の両接合端面をゲージブロックの厚み幅方向の両側面へ突き当てて、該両接合端面の位置決めをした後、ゲージブロックを退避移動させ、両接合端面相互を圧接させた状態で通電して抵抗熱により両接合端面を溶接する溶接装置と、前記プレス装置によって周方向の両端部が偏平化されたワークを前記溶接装置へ搬送する搬送装置とを備えてなるリム溶接ライン装置において、
前記プレス装置と前記溶接装置間に、前記幅決め基板部の厚みより薄く、かつ前記ゲージブロックの厚みより厚い厚み幅を備えた受け渡しレールが配設され、前記搬送装置により搬送されるワークの周方向の両接合端面を、前記幅決め基板部の厚み幅方向の両側面から、受け渡しレールの厚み幅方向の両側面を経て、ゲージブロックの厚み幅方向の両側面へと順次摺接させて、該両接合端面相互の離間状態を保持するようにしたことを特徴とするリム溶接ライン装置である。
ここで、プレス装置により周方向の両端部が偏平化されるワークは、所定長さの矩形状金属板からなるリム素材が、周方向の両端部が若干重なる状態で円筒状に巻曲げられたものであり、周方向の両接合端面相互が離間するように拡径させると弾性復元力が生じるものとなっている。また、本発明にあって、搬送装置としては、搬送レールに沿って移動するスライド部材と、該スライド部材に昇降可能に吊設されたケーシング体と、該ケーシング体の下面側に突設されて、ワークの軸線方向に沿って進退する一対の係合爪と、該係合爪を進退駆動する駆動手段とを備え、ワークの軸線方向の両端開口部から該ワークの上部下面に前記両係合爪を差し入れて該ワークを吊持するように構成されたものが適用され得る。
前記リム溶接ライン装置にあって、受け渡しレールの、その少なくとも溶接装置側の端部が、溶接後のワークを受け渡しレール側へ移動させて行われるワークの溶接装置からの取り出し時に、該ワークと干渉しない退避位置に移動可能に設けられている構成が提案される。
ここで、受け渡しレールの溶接装置側の端部をワークと干渉しない退避位置に移動させる場合には、受け渡しレールの、プレス装置側の端部が支軸によって枢支されて溶接装置側の端部が上下方向に回動可能に設けられるとともに、該受け渡しレールの溶接装置側の端部を上下方向に回動駆動する駆動手段を備え、該駆動手段によって受け渡しレールの溶接装置側の端部を上下方向に選択的に回動駆動することにより、受け渡しレールが、その厚み幅方向の両側面に、搬送装置により搬送されるワークの周方向の両接合端面が摺接可能なセット位置と、受け渡しレールの溶接装置側の端部が下方向に傾動する退避位置とに変換可能である構成が提案される。
また、受け渡しレールの全体をワークと干渉しない退避位置に移動させる場合には、受け渡しレールが、ワークの搬送方向に沿う支軸により枢支されて該搬送方向に直交する方向に起倒可能に設けられるとともに、該受け渡しレールをその起倒方向に回動駆動する駆動手段を備え、該駆動手段によって受け渡しレールを前記起倒方向に選択的に回動駆動することにより、受け渡しレールが起立して、その厚み幅方向の両側面に、搬送装置により搬送されるワークの周方向の両接合端面が摺接可能なセット位置と、受け渡しレールが倒伏する退避位置とに変換可能である構成が提案される。
本発明は、上述したように、幅決め基板部を備えたプレス装置とゲージブロックを備えた溶接装置間に、幅決め基板部の厚みより薄く、かつゲージブロックの厚みより厚い厚み幅を備えた受け渡しレールが配設され、搬送装置により搬送されるワークの周方向の両接合端面を、幅決め基板部の厚み幅方向の両側面から、受け渡しレールの厚み幅方向の両側面を経て、ゲージブロックの厚み幅方向の両側面へと順次摺接させて、該両接合端面相互の離間状態を保持するようにしたから、従来のように、搬送装置の4つのクランプ爪でワークを挟持して、その接合端面相互を離間させる必要がない。これにより、搬送装置はワークを大雑把に掴んで搬送し得るものでよいため、その構成及び制御を簡単化することができる。ここで、搬送装置としては、ワークの軸線方向に沿って進退する一対の係合爪と、該係合爪を進退駆動する駆動手段とを備え、円筒状に巻曲げられたワークの軸線方向の両端開口部から該ワークの上部下面に前記両係合爪を差し入れて該ワークを吊持するように構成されたものが適用され得るので、一対の係合爪をワークの軸線方向の両端部に係合させてワークを吊持することにより、搬送中におけるワークの落下を防止することができる。
また、受け渡しレールの厚み幅を、幅決め基板部の厚みより薄く、かつゲージブロックの厚みより厚くなるようにしていることにより、ワークをプレス装置から溶接装置に搬送するに際して、順に厚み幅が薄くなる幅決め基板部、受け渡しレール、ゲージブロック間でワークの移行を円滑に行わせることができる。
また、前記受け渡しレールの、その少なくとも溶接装置側の端部が、溶接後のワークを受け渡しレール側へ移動させて行われるワークの溶接装置からの取り出し時に、該ワークと干渉しない退避位置に移動可能に設けられている構成にあっては、受け渡しレールをワークと干渉しない退避位置に移動させることにより、溶接後のワークの溶接装置からの取り出しを円滑に行うことができる。
また、受け渡しレールの、プレス装置側の端部が支軸によって枢支されて溶接装置側の端部が上下方向に回動可能に設けられるとともに、該受け渡しレールの溶接装置側の端部を上下方向に回動駆動する駆動手段を備え、該駆動手段によって受け渡しレールの溶接装置側の端部を上下方向に選択的に回動駆動することにより、受け渡しレールが、その厚み幅方向の両側面に、搬送装置により搬送されるワークの周方向の両接合端面が摺接可能なセット位置と、受け渡しレールの溶接装置側の端部が下方向に傾動する退避位置とに変換可能である構成にあっては、受け渡しレールを溶接装置側の端部が下方向に傾動する退避位置に変換することにより、受け渡しレールの溶接装置側の端部をワークと干渉しない退避位置に移動させることができ、この状態で、溶接後のワークの溶接装置からの取り出しを円滑に行うことができる。
さらに、受け渡しレールが、ワークの搬送方向に沿う支軸により枢支されて該搬送方向に直交する方向に起倒可能に設けられるとともに、該受け渡しレールをその起倒方向に回動駆動する駆動手段を備え、該駆動手段によって受け渡しレールを前記起倒方向に選択的に回動駆動することにより、受け渡しレールが起立して、その厚み幅方向の両側面に、搬送装置により搬送されるワークの周方向の両接合端面が摺接可能なセット位置と、受け渡しレールが倒伏する退避位置とに変換可能である構成にあっては、受け渡しレールの全体をワークと干渉しない退避位置に移動させることができ、この状態で、溶接後のワークの溶接装置からの取り出しを円滑に行うことができる。
本発明にかかるリム溶接ライン装置の実施形態を、以下の各実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は、本発明にかかるリム溶接ライン装置1の第一実施例を示す。該リム溶接ライン装置1は、図1に示すように、ワークWの周方向の両端部を偏平化するプレス装置2と、該プレス装置2から溶接装置4へワークWを搬送する搬送装置3と、該搬送装置3で搬送されたワークWの周方向の両接合端面相互を溶接する溶接装置4とを備えている。
プレス装置2は、図1,図2に示すように、所定の厚み幅を備えた幅決め基板部5の上端に広幅の押圧部6が連成された断面T字状のプレスバー7と、前記押圧部6の下方に対向配置された受台部8とを備えており、油圧シリンダ9によってプレスバー7が昇降駆動されるようになっている。ここで、プレス装置2により周方向の両端部10,10が偏平化されるワークWは、所定長さの矩形状金属板からなるリム素材を、図3(A)に示すように、周方向の両端部10,10が若干重なる状態で円筒状に巻曲げられたものであり、図3(B)に示すように、周方向の両接合端面11,11相互が離間するように拡径させることにより弾性復元力が生じるものとなっている。そして、図示しない拡径装置によってワークWを拡径させ、図2に示すように、ワークWの周方向の両接合端面11,11(図3(B)参照)を、その弾性復元力を介して前記幅決め基板部5の厚み幅方向の両側面12,12に当接させた状態で、油圧シリンダ9の駆動を介してプレスバー7を下降させて、押圧部6と受台部8とで前記ワークWの周方向の両端部10,10を挟圧することにより、該両端部10,10を偏平化するように構成されている。
前記搬送装置3は、上記のようにプレス装置2によって周方向の両端部10,10が偏平化されたワークWを、次工程の溶接装置4へ搬送するものであって、図1に示すように、搬送レール13に沿って移動するスライド部材14と、該スライド部材14に油圧シリンダ15を介して昇降可能に吊設されたケーシング体16と、該ケーシング体16の下面側に突設されて、ワークWの軸線方向に沿って進退する一対の係合爪17,17と、該係合爪17,17を進退駆動する図示しない駆動手段とを備えており、ワークWの軸線方向の両端開口部から該ワークWの上部下面に前記両係合爪17,17を差し入れて該ワークWを吊持するように構成されている。
また、前記溶接装置4は、ワークWの周方向の両接合端面11,11(図3(B)参照)をアプセットバット溶接、即ち、両接合端面11,11相互を圧接させた状態で低電圧・大電流を流して抵抗熱により両接合端面11,11を相互に接合するものであり、図1,図4に示すように、左右の上部電極18a,18bと、夫々の上部電極18a,18bの下方に対向配置された左右の下部電極19a,19bとを備えている。前記幅決め基板部5の延長線上に一致する下部電極19a,19b間の中央位置には、前記幅決め基板部5の厚みより薄い所定の厚み幅を備えたゲージブロック20が配設されている。該ゲージブロック20は、油圧シリンダ21により昇降駆動され、ワークWの両接合端面11,11の溶接時に、該油圧シリンダ21の駆動を介して下降して、下部電極19a,19bと干渉しない退避位置に移動するようになっている。
上部電極18a,18bは、上部電極支持部材22a,22bの下部に配設されており、下部電極19a,19bは、下部電極支持部材23a,23bの上部に配設されている。また、上部電極支持部材22a,22bは、油圧シリンダ24(図1参照)によって一体的に昇降駆動される。そして、その昇降駆動によって上部電極18a,18bが一体的に昇降し、下部電極19a,19bに対して近接したり、離間したりするようになっている。
また、左右の一側に位置する上部電極支持部材22aと下部電極支持部材23aは、図示省略されているが連係して左右方向に移動可能に設けられており、油圧シリンダ25(図4参照)によって左右方向へ一体的に進退駆動される。これによって、一方の上部電極18aと下部電極19aが、他方の上部電極18bと下部電極19bに対して近接したり、離間したりするようになっている。
さらに、プレス装置2と溶接装置4間には受け渡しレール26が配設されている。この受け渡しレール26は、本発明の要部にかかるものであり、詳しくは後述する。
かかる溶接装置4によってワークWの周方向の両接合端面11,11相互を溶接するには、図4に示すように、ワークWの周方向の両接合端面11,11(図3(B)参照)をゲージブロック20の厚み幅方向の両側面へ突き当てて、該両接合端面11,11の位置決めをする。この位置決めによって両接合端面11,11相互が平行となり、また、該両接合端面11,11が上部電極18a,18b及び下部電極19a,19bに対して平行となり、さらに上下の電極(上部電極18aと下部電極19a及び上部電極18bと下部電極19b)でワークWの周方向の両端部10,10を挟持した時の該電極からの各接合端面11,11までの突出幅が均一となる。このように、両接合端面11,11の位置決めをすることにより、アプセットバット溶接による溶接品質が向上し、その後の種々の加工行程において溶接部に割れが生じることがない。
そして、上記のように両接合端面11,11を位置決めした後、油圧シリンダ24(図1参照)を駆動して、上部電極18a,18bを下降させ、該上部電極18a,18bと下部電極19a,19bとによってワークWの両端部10,10を挟持させる。次に、この挟持状態を維持したままで、油圧シリンダ25(図4参照)を駆動して、上部電極支持部材22a及び下部電極支持部材23aを図4において若干右側方向に後退移動させ、一側の上部電極18a及び下部電極19aをゲージブロック20から離間させる。これにより、ゲージブロック20の退避移動が容易となる。
次いで、油圧シリンダ21を駆動して、ゲージブロック20を下降させ、下部電極19a,19bと干渉しない退避位置に移動させる。この状態で、前記油圧シリンダ25によって上部電極支持部材22a及び下部電極支持部材23aを図4において左側方向に進出移動させ、ワークWの周方向の両接合端面11,11(図3(B)参照)を相互に圧接させて、左右の電極(上部電極18a及び下部電極19aと、上部電極18b及び下部電極19b)に図示しない電流制御装置によって通電することにより、両接合端面11,11相互が抵抗熱により溶接される。
溶接終了後、ワークWは水平回動するワーク取り出し装置27に挟持されて、受け渡しレール26側に回動させるようにして溶接装置4から取り出される。
次に、本発明の要部について説明する。
前記プレス装置2と前記溶接装置4間には、前記幅決め基板部5の延長線上に位置させて受け渡しレール26が配設されている。ここで、幅決め基板部5の上端、受け渡しレール26の上端、ゲージブロック20の上端は略同一高さ位置に一列状に並ぶように配設されている。該受け渡しレール26は、図5に示すように、前記幅決め基板部5の厚みより薄く、かつ前記ゲージブロック20の厚みより厚い厚み幅を備えており、ワークWより硬い金属によって板状に形成されている。また、幅決め基板部5と受け渡しレール26、及び該受け渡しレール26とゲージブロック20の端部相互の間隔は、夫々ワークWの軸線方向の長さ寸法より狭い間隔に設定されている。そして、前記搬送装置3により搬送されるワークWの周方向の両接合端面11,11を、前記幅決め基板部5の厚み幅方向の両側面12,12から、受け渡しレール26の厚み幅方向の両側面28,28を経て、ゲージブロック20の厚み幅方向の両側面29,29へと順次摺接させて、該両接合端面11,11相互の離間状態を保持するようになっている。
また、この第一実施例にあっては、受け渡しレール26のプレス装置2側の端部が、図1に示すように、支軸30によって枢支されて、溶接装置4側の端部が上下方向に回動可能に設けられており、エアシリンダ31からなる駆動手段によって溶接装置4側の端部を上下方向に選択的に回動駆動することにより、受け渡しレール26が、その厚み幅方向の両側面28,28に、搬送装置3により搬送されるワークWの周方向の両接合端面11,11を摺接させ得るセット位置と、受け渡しレール26の溶接装置4側の端部が下方向に傾動して、該端部が、溶接装置4から取り出される溶接後のワークWと干渉しない退避位置とに変換されるようになっている。
かかる構成にあって、搬送装置3によりワークWをプレス装置2から溶接装置4へ搬送するに際して、該ワークWの周方向の両接合端面11,11が、幅決め基板部5の厚み幅方向の両側面12,12から、受け渡しレール26の厚み幅方向の両側面28,28を経て、ゲージブロック20の厚み幅方向の両側面29,29へと順次摺接することにより、該両接合端面11,11相互の離間状態が保持されるので、従来のように、搬送装置の4つのクランプ爪b,c,b,c(図10参照)でワークWを挟持して、その接合端面11,11相互を離間させる必要がない。これにより、搬送装置3はワークWを大雑把に掴んで搬送し得るものでよいため、その構成及び制御を簡単化することができる。
また、搬送装置3としては、ワークWの軸線方向に沿って進退する一対の係合爪17,17と、該係合爪17,17を進退駆動する駆動手段とを備え、円筒状に巻曲げられたワークWの軸線方向の両端開口部から該ワークWの上部下面に前記両係合爪17,17を差し入れて該ワークWを吊持するように構成されたものが適用され得るので、一対の係合爪17,17をワークWの軸線方向の両端開口部に係合させてワークWを吊持することにより、搬送中におけるワークWの落下を防止することができる。
また、受け渡しレール26の厚み幅を、幅決め基板部5の厚みより薄く、かつゲージブロック20の厚みより厚くなるようにしていることにより、ワークWをプレス装置2から溶接装置4へ搬送するに際して、幅決め基板部5、受け渡しレール26、ゲージブロック20の厚み幅が順に薄くなるので、該幅決め基板部5、受け渡しレール26、ゲージブロック20間でのワークWの移行を円滑に行わせることができる。
また、受け渡しレール26の、プレス装置2側の端部を支軸30によって枢支して溶接装置4側の端部を上下方向に回動可能に設けるとともに、該受け渡しレール26の溶接装置4側の端部を上下方向に回動駆動する駆動手段を設け、該駆動手段によって受け渡しレール26の溶接装置4側の端部を上下方向に選択的に回動駆動させるようにしたから、受け渡しレール26を溶接装置4側の端部が下方向に傾動する退避位置に変換することにより、受け渡しレール26の溶接装置4側の端部をワークWと干渉しない退避位置に移動させることができ、この状態で、溶接後のワークWの溶接装置4からの取り出しを円滑に行うことができる。
図6,図7は、第二実施例を示し、この第二実施例では、受け渡しレール26が、ワークWの搬送方向に沿う支軸32により枢支されて該搬送方向に直交する方向に起倒可能に設けられており、エアシリンダ33からなる駆動手段によって受け渡しレール26を前記起倒方向に選択的に回動駆動することにより、図7(A)に示すように、受け渡しレール26が起立して、その厚み幅方向の両側面28,28に、搬送装置3により搬送されるワークWの周方向の両接合端面11,11が摺接可能なセット位置と、図7(B)に示すように、受け渡しレール26が倒伏して、溶接装置4から取り出される溶接後のワークWと干渉しない退避位置とに変換されるようになっている。
かかる構成にあっては、受け渡しレール26の全体をワークWと干渉しない退避位置に移動させることができ、この状態で、溶接後のワークWの溶接装置4からの取り出しを円滑に行うことができる。
図8は、第三実施例を示し、この第三実施例では、受け渡しレール26がエアシリンダ34からなる駆動手段によって昇降可能に設けられており、該駆動手段によって受け渡しレール26を選択的に昇降駆動することにより、受け渡しレール26が上昇して、その厚み幅方向の両側面28,28(図5参照)に、搬送装置3により搬送されるワークWの周方向の両接合端面11,11が摺接可能なセット位置と、受け渡しレール26が下降して、溶接装置4から取り出される溶接後のワークWと干渉しない退避位置とに変換されるようになっている。
かかる構成にあっても、受け渡しレール26の全体をワークWと干渉しない退避位置に移動させることができ、この状態で、溶接後のワークWの溶接装置4からの取り出しを円滑に行うことができる。
尚、上述した各実施例にあって、受け渡しレール26の駆動手段は、エアシリンダ31,33,34に代えて油圧シリンダを用いることも可能である。
第一実施例にかかるリム溶接ライン装置1の正面図である。 プレス装置2の側面図である。 (A)は円筒状に巻曲げられたワークWの正面図、(B)は拡径されたワークの正面図である。 溶接装置4の側面図である。 幅決め基板部5、受け渡しレール26、ゲージブロック20の配置関係を示す横断面図である。 第二実施例にかかる受け渡しレール26を備えたリム溶接ライン装置1の正面図である。 同上の受け渡しレール26の作用説明図である。 第三実施例にかかる受け渡しレール26を備えたリム溶接ライン装置1の正面図である。 従来構成のクランプ爪b,cを備えた搬送装置aの側面図である。 同上のクランプ爪b,cの作用説明図である。
符号の説明
1 リム溶接ライン装置
2 プレス装置
3 搬送装置
4 溶接装置
5 幅決め基板部
6 押圧部
7 プレスバー
8 受台部
10 両端部
11 接合端面
12 両側面
20 ゲージブロック
26 受け渡しレール
28 両側面
29 両側面
30 支軸
31 エアシリンダ(駆動手段)
32 支軸
33 エアシリンダ(駆動手段)
W ワーク

Claims (4)

  1. 所定の厚み幅を備えた幅決め基板部の上端に広幅の押圧部が連成された昇降可能な断面T字状のプレスバーと、前記押圧部の下方に対向配置された受台部とを備え、円筒状に巻曲げられたリム素材であるワークの周方向の両接合端面を前記幅決め基板部の厚み幅方向の両側面に弾性復元力を介して当接させた状態で、押圧部と受台部とで前記ワークの周方向の両端部を挟圧して該両端部を偏平化するプレス装置と、
    前記幅決め基板部の延長線上に、該幅決め基板部の厚みより薄い所定の厚み幅を備えたゲージブロックが退避移動可能に配設され、前記ワークの周方向の両接合端面をゲージブロックの厚み幅方向の両側面へ突き当てて、該両接合端面の位置決めをした後、ゲージブロックを退避移動させ、該両接合端面相互を圧接させた状態で通電して抵抗熱により両接合端面を溶接する溶接装置と、
    前記プレス装置によって周方向の両端部が偏平化されたワークを前記溶接装置へ搬送する搬送装置と
    を備えてなるリム溶接ライン装置において、
    前記プレス装置と前記溶接装置間に、前記幅決め基板部の厚みより薄く、かつ前記ゲージブロックの厚みより厚い厚み幅を備えた受け渡しレールが配設され、前記搬送装置により搬送されるワークの周方向の両接合端面を、前記幅決め基板部の厚み幅方向の両側面から、受け渡しレールの厚み幅方向の両側面を経て、ゲージブロックの厚み幅方向の両側面へと順次摺接させて、該両接合端面相互の離間状態を保持するようにしたことを特徴とするリム溶接ライン装置。
  2. 受け渡しレールの、その少なくとも溶接装置側の端部が、溶接後のワークを受け渡しレール側へ移動させて行われるワークの溶接装置からの取り出し時に、該ワークと干渉しない退避位置に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のリム溶接ライン装置。
  3. 受け渡しレールの、プレス装置側の端部が支軸によって枢支されて溶接装置側の端部が上下方向に回動可能に設けられるとともに、該受け渡しレールの溶接装置側の端部を上下方向に回動駆動する駆動手段を備え、該駆動手段によって受け渡しレールの溶接装置側の端部を上下方向に選択的に回動駆動することにより、受け渡しレールが、その厚み幅方向の両側面に、搬送装置により搬送されるワークの周方向の両接合端面が摺接可能なセット位置と、受け渡しレールの溶接装置側の端部が下方向に傾動する退避位置とに変換可能であることを特徴とする請求項2記載のリム溶接ライン装置。
  4. 受け渡しレールが、ワークの搬送方向に沿う支軸により枢支されて該搬送方向に直交する方向に起倒可能に設けられるとともに、該受け渡しレールをその起倒方向に回動駆動する駆動手段を備え、該駆動手段によって受け渡しレールを前記起倒方向に選択的に回動駆動することにより、受け渡しレールが起立して、その厚み幅方向の両側面に、搬送装置により搬送されるワークの周方向の両接合端面が摺接可能なセット位置と、受け渡しレールが倒伏する退避位置とに変換可能であることを特徴とする請求項2記載のリム溶接ライン装置。
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