JP2009038569A - マイクロフォン装置 - Google Patents

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基光 岩本
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Abstract

【課題】電磁ノイズに対する耐性が向上したマイクロフォン装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るマイクロフォン装置1は、加えられる音圧に応じて静電容量が変化するコンデンサマイクロフォン4をゲイン変化用のインピーダンス素子として組み込んだ増幅器3と、前記増幅器3に所定周波数の交流信号を入力する交流信号源2と、前記増幅器3の出力信号を復調する復調回路5と、を備え、前記コンデンサマイクロフォン4は、前記静電容量の変化に基づくインピーダンス変化によって前記ゲインを変化させるように設けられ、これによって、前記交流信号を前記音圧に基づく音声信号で振幅変調した信号を、前記増幅器3の出力信号として得るように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロフォン装置に関し、より詳細には、コンデンサマイクロフォンを用いたマイクロフォン装置に関する。
従来、コンデンサマイクロフォンを備えたマイクロフォン装置が利用されている(例えば、特許文献1)。このようなマイクロフォン装置の回路構成例を、図6に模式的に示す。このマイクロフォン装置20では、コンデンサマイクロフォン22の一方の電極が直流電源21に接続され、他方の電極が増幅器23の入力に接続されている。等価回路図に示すように、増幅器23の入力インピーダンス24は、コンデンサマイクロフォン22と直列に接続されることになる。コンデンサマイクロフォン22に音圧が作用すると、その静電容量が振動的に変化するので、その電極間電圧Vに交流成分が発生する。この交流成分は、増幅器23から音声信号として出力される。
ところで、上記のようにコンデンサマイクロフォン22の電極間電圧Vに交流成分を発生させるためには、音圧が加えられた際に、コンデンサマイクロフォン22に蓄えられている電荷を一定に保持する必要がある。該電荷を一定に保つには、コンデンサマイクロフォン22の静電容量と増幅器23の入力インピーダンス24によって規定されるCR時定数を、対象とする音の周波数の逆数(すなわち周期)よりも十分に大きくしなければならない。したがって、上記マイクロフォン装置20では、入力インピーダンス24の大きな増幅器23を使用して、該入力インピーダンス24とコンデンサマイクロフォン22の静電容量とで上記CR時定数を大きく設定している。それ故、入力インピーダンス24を含む電圧印加ラインは、高いインピーダンスを有している。
特開2004−23202号公報
上記のように従来のマイクロフォン装置20は、電圧印加ラインのインピーダンスが高く設定されているので、該ラインに電磁ノイズがのりやすいという問題点を生じる。そこで、本発明の目的は、電磁ノイズに対する耐性が向上したマイクロフォン装置を提供することにある。
本発明は、マイクロフォン装置に係るものであり、上記目的を達成するために、加えられる音圧に応じて静電容量が変化するコンデンサマイクロフォンをゲイン変化用のインピーダンス素子として組み込んだ増幅器と、前記増幅器に所定周波数の交流信号を入力する交流信号源と、前記増幅器の出力信号を復調する復調回路と、を備え、前記コンデンサマイクロフォンは、前記静電容量の変化に基づくインピーダンス変化によって前記ゲインを変化させるように設けられ、これによって、前記交流信号を前記音圧に基づく音声信号で振幅変調した信号を、前記増幅器の出力信号として得るように構成されている。
前記交流信号の角周波数ωは、前記音圧の角周波数ω1に対して、ω>>ω1の関係を満たすように設定されている。
前記増幅器が反転増幅器であり、前記コンデンサマイクロフォンが該反転増幅器の帰還抵抗要素として設けられるように構成することができる。
前記増幅器が反転増幅器であり、前記コンデンサマイクロフォンが該反転増幅器の入力抵抗要素として設けられるように構成することができる。
前記復調回路は、前記増幅器の出力信号を包絡線検波する包絡線検波回路を備えるように構成することができる。
前記復調回路は、入力部及び/又は出力部にインピーダンス変換用のバッファを備えるように構成することができる。
本発明は、増幅器に入力した所定周波数の交流信号をコンデンサマイクロフォンのインピーダンス変化に基づいて変調し、その変調された交流信号からコンデンサマイクロフォンに加えられた音圧に基づく音声信号を復調するものである。それ故、本発明によれば、入力インピーダンスの大きな増幅器を使用して、該入力インピーダンスとコンデンサマイクロフォンの静電容量とで規定される時定数を大きくするという、前記従来技術の構成を採用する必要がなくなる。したがって、電圧印加ラインのインピーダンスを低くして、電磁ノイズに対する耐性を従来よりも向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図により説明する。図1に本実施形態に係るマイクロフォン装置の回路図を模式的に示す。本実施形態に係るマイクロフォン装置1は、交流信号源2と、該交流信号源2から出力される交流信号を入力する増幅器3と、該増幅器3の出力信号を復調する復調回路5とを備えている。増幅器3には、そのゲインを決定する受動部品の一つとして、コンデンサマイクロフォン(容量値C)4が組み込まれている。
増幅器3及び復調回路5の具体的構成例を図2に示す。本実施形態において、増幅器3は、反転増幅器としての構成を有し、その反転入力端子が入力抵抗6を介して、交流信号源2に接続されるとともに、その非反転入力端子が接地されている。また、増幅器3の出力端子と反転入力端子との間には、帰還抵抗(抵抗値R2)7とコンデンサマイクロフォン4が並列に介在されている。
復調回路5は、入力部及び出力部にそれぞれインピーダンス変換用のバッファ8及び9を設けるとともに、これらのバッファ8、9間にダイオード10、コンデンサ11及び抵抗12からなる包絡線検波回路13を設けた構成を有する。バッファ8の入力端子には、前記増幅器3の出力が接続されている。
本実施形態に係るマイクロフォン装置1の作用について、以下に説明する。上記増幅器3は、コンデンサマイクロフォン4と帰還抵抗7との並列合成インピーダンスと、入力抵抗6の抵抗値R1に基づいて、そのゲインが決定される。ここで、前記交流信号の角周波数をωとすると、増幅器3のゲインGは、
Figure 2009038569
と表される。
ここで、ω<<1/CR2という条件では、下記(2)式の関係が成立し、またω>>1/CR2という条件では、下記(3)式の関係が成立することになる。
Figure 2009038569
交流信号源2から出力される交流信号の角周波数ωが1/CR2よりも十分に大きいとすると、上記(3)式に基づき、ゲインの絶対値が、
Figure 2009038569
と表される。
ここで、コンデンサマイクロフォン4に角周波数ω1の音圧が作用して、コンデンサマイクロフォン4の電極間距離tがt=t0(1+0.5*sin(ω1t))に変化したとすると、該コンデンサマイクロフォン4の静電容量Cは以下のように表される。
Figure 2009038569
ただし、C0は音圧が加わらない状態でのコンデンサマイクロフォン4の静電容量である。したがって、ゲインの絶対値は、
Figure 2009038569
で与えられる。なお、従来の交流解析手法により上記(1)式を得るためには、Cが近似的に定数とみなせる必要がある。すなわち、音圧の角周波数ω1と、前記交流信号の角周波数ωとが、ω>>ω1の関係を満たす必要がある。
入力信号の振幅を0.1V、周波数を1MHz、入力抵抗6の抵抗値R1を10kΩ、帰還抵抗7の抵抗値R2を100kΩ、C0を3pFとし、コンデンサマイクロフォン4に加わる音圧の周波数を1KHzとすると、増幅器3の出力信号Voutは、
out=0.53×sin(2π×106×t)×(1+0.5×sin(2π×103×t))となる。図3は、Voutの時間波形を示している。なお、図3では、明瞭化のために、被変調波(交流信号源2の出力信号)の周期を実際の周期よりも大きくして示している。図4に、図3に示した時間波形の部分拡大図を示す。
以上の説明から明らかなように、上記増幅器3の出力信号Voutは、コンデンサマイクロフォン4に加わる音圧変化に対応した該コンデンサマイクロフォン4のインピーダンス変化に基づいて、より詳細には、上記インピーダンス変化による増幅器3のゲイン変化に基づいて、交流信号源2の出力信号を変調したものである。上記出力信号Voutは、復調回路5に入力されて復調される。すなわち、この出力信号Voutは、バッファ8を通った後、前記包絡線検波回路13により包絡線検波される。それによって、信号Vout中に含まれる周波数1MHzの信号が除去される。したがって、包絡線検波回路13からは、前記コンデンサマイクロフォン4に加えられた音圧の変化に対応する信号が出力される。そして、この信号は、バッファ9を介して取り出される。図5には、バッファ9の出力信号が例示されている。
このようにして、本実施形態に係るマイクロフォン装置1は、コンデンサマイクロフォン4のインピーダンス変化を利用して該コンデンサマイクロフォン4に入力される音を電気信号に変換して取り出すことができる。先に述べたように、従来のマイクロフォン装置は、コンデンサマイクロフォンの電極間に生じる交流電圧信号をそのまま音声信号として取り出すように構成されているので、増幅器の入力インピーダンスをハイインピーダンスにして、この入力インピーダンスとマイクロフォンコンデンサとで規定されるCR時定数を大きくする必要がある。これに対して、上記実施形態に係るマイクロフォン装置1は、コンデンサマイクロフォン4のインピーダンスの変化を利用する原理上、入力インピーダンスをハイインピーダンスにする必要がない。したがって、電圧印加ラインのインピーダンスを低くして、電磁ノイズに対する耐性を向上することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、他の態様も採用し得る。すなわち、上記実施形態では、コンデンサマイクロフォン4を増幅器3における帰還抵抗(インピーダンス)要素として設けることにより増幅器3のゲインを変化させているが、このコンデンサマイクロフォン4を増幅器3における入力部の抵抗(インピーダンス)要素として設けることによって、増幅器3のゲインを変化させることも可能である。
例えば、図2において、コンデンサマイクロフォン4を、帰還抵抗7ではなく入力抵抗6に並列に接続すればよい。この場合、上記(1)式に相当する増幅器のゲインGは下式となる。
Figure 2009038569
この構成に関しては、(7)式をもとに図2に示す上記実施形態と同様に考えることができるので、詳細な説明は省略する。
本発明に係るマイクロフォン装置の基本概念を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るマイクロフォン装置の構成を示す回路図である。 コンデンサマイクロフォンのインピーダンス変化に基づく信号によって振幅変調された信号を示す波形図である。 図3の部分拡大図である。 復調された信号を示す波形図である。 従来のマイクロフォン装置の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 マイクロフォン装置
2 交流信号源
3 増幅器
4 コンデンサマイクロフォン
5 復調回路
6 入力抵抗
7 帰還抵抗
8 バッファ
9 バッファ
13 包絡線検波回路

Claims (6)

  1. 加えられる音圧に応じて静電容量が変化するコンデンサマイクロフォンをゲイン変化用のインピーダンス素子として組み込んだ増幅器と、
    前記増幅器に所定周波数の交流信号を入力する交流信号源と、
    前記増幅器の出力信号を復調する復調回路と、を備え、
    前記コンデンサマイクロフォンは、前記静電容量の変化に基づくインピーダンス変化によって前記ゲインを変化させるように設けられ、これによって、前記交流信号を前記音圧に基づく音声信号で振幅変調した信号を、前記増幅器の出力信号として得るようにしたことを特徴とする、マイクロフォン装置。
  2. 前記交流信号の角周波数ωは、前記音圧の角周波数ω1に対して、ω>>ω1の関係を満たすように設定されていることを特徴とする、請求項1に記載のマイクロフォン装置。
  3. 前記増幅器が反転増幅器であり、前記コンデンサマイクロフォンが該反転増幅器の帰還インピーダンス要素として設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のマイクロフォン装置。
  4. 前記増幅器が反転増幅器であり、前記コンデンサマイクロフォンが該反転増幅器の入力部のインピーダンス要素として設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のマイクロフォン装置。
  5. 前記復調回路は、前記増幅器の出力信号を包絡線検波する包絡線検波回路を備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のマイクロフォン装置。
  6. 前記復調回路は、入力部及び/又は出力部にインピーダンス変換用のバッファを備えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のマイクロフォン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011161738A1 (ja) * 2010-06-24 2011-12-29 パナソニック株式会社 センサー

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