JP2016027332A - 非接触型検電器及び検電方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】直流電圧によって充電される充電部の充電状態を検出する検電器に、直流電圧によって充電される充電部の正極性直流電圧の電界により静電誘導される負の電荷が帯電する検出用電極および該検出用電極に接続された可変容量手段と、該可変容量手段の容量値が変化されることで前記検出用電極の帯電状態に応じて振幅あるいは周波数が変化した交流信号を出力する機能を備える検出部と、交流信号の振幅あるいは周波数に基づいて前記充電部が充電状態であるか否かを判別する判定部と、を設けるようにした。
【選択図】図1
Description
また、検電器では、検出対象の電圧が高圧の場合、安全性を高めるために充電部(架線)に対して非接触で充電状態を検出できることが望まれる。しかしながら、直流電圧の検電器を充電部に接触させない非接触型とする場合には、検出感度を高めることが困難であるという課題があった。
該先願発明は、検出対象の直流電圧が、商用交流電源すなわち電力会社から供給される交流電圧から直流電圧に変換されたものであるため、直流電圧には元の交流の周波数に基づいて生じる高調波周波数成分が含まれていることに着目して、直流電圧に含まれている交流信号を、キャパシタンス(静電容量)を介して受信する受信部と、受信した信号に含まれる高調波周波数成分を抽出してその信号強度に基づいて架線の充電状態を検出する検出部とを検電器に設けるようにしたものである。
直流電圧によって充電される充電部の充電状態を検出する検電器であって、
前記充電部の正極性直流電圧の電界により静電誘導される負の電荷が帯電する検出用電極および該検出用電極に接続された可変容量手段と、該可変容量手段の容量値が変化されることで前記検出用電極の帯電状態に応じて振幅が変化した交流信号を出力する機能を備える検出部と、
前記交流信号の振幅の大きさに基づいて前記充電部が充電状態であるか否かを判別する判定部と、を備えるようにした。
このような構成によれば、検出用電極の帯電状態に応じて振幅が変化した交流信号の周波数に対応した信号の振幅を知ることができ、それによって精度の高い判定が可能となる。
所定の周波数は、前記遮蔽板の単位時間当たりの回転数の整数倍に設定されているように構成する。
かかる構成によれば、検出用電極と遮蔽板の対向面積や遮蔽板の回転数を変更することが容易であり、それによって検出用電極の帯電状態に応じて振幅を有する交流信号の周波数を任意に設定することができる。
前記検出用電極に直流結合およびコンデンサ(蓄電器)による交流結合で接続された一対の可変容量素子と、正弦波を発生する正弦波発生手段とを備え、前記一対可変容量素子の制御端子に正弦波がそれぞれ入力されることで容量値が変化するように構成され、
前記検出部の出力側あるいは前記判定部の入力側に、前記一対の可変容量素子の各充電電圧がコンデンサ(蓄電器)による交流結合にて入力端子にそれぞれ入力された差動増幅回路を備えるように構成してもよい。
前記一対の可変容量素子の充電電圧を積分する積分回路と、
前記積分回路の出力電圧が前記一対の可変容量素子および前記正弦波発生手段に基準電位として印加されるように構成する。
かかる構成によれば、検出素子(可変容量素子)の検出端子(電極)と基準電位(GND2)との間の電位差を常にゼロに保つようにフィードバック制御が行われることとなる。その結果、漏れ電流により検出対象の誘導電荷が中和されてしまうのを防止することができる。
前記直流電圧は交流電圧から変換された電圧であり、
前記検出部は、前記交流電圧の基本波および高調波周波数成分を除去もしくは減衰する受動狭帯域フィルタを備え、
前記所定の周波数は、前記交流電圧の基本波および高調波周波数による影響を受けにくい周波数に設定されているように構成する。
ここで、「交流電圧」は、一般には商用交流電圧である。また、「受動狭帯域フィルタ」としては、例えば2−T(ツインT)のようなノッチフィルタがある。このような構成によれば、直流電圧に変換される前の交流電圧の周波数成分による影響を排除した精度の高い停電/活線判定が可能となる。
前記判定部は、前記検出部から出力される信号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換手段と、
前記アナログ−ディジタル変換手段により変換された信号から前記所定の周波数に相当する成分を抽出する離散フーリエ変換手段と、を備えるように構成する。
かかる構成によれば、検出用電極の帯電状態に応じて振幅が変化する交流信号の周波数に対応した信号成分をより正確に抽出してその信号成分の振幅の大きさを知ることができ、それによって精度の高い停電/活線判定が可能となる。なお、離散フーリエ変換手段は、前記検出部から出力される信号成分のうち基本波のみに応答する単一周波数対応の簡略化したものでよい。
直流電圧によって充電される充電部の充電状態を検出する検電方法であって、
前記充電部の正極性直流電圧の電界により静電誘導される負の電荷が帯電する検出用電極の帯電状態に応じて所定の属性が変化した交流信号を生成する検出過程と、
前記検出過程により生成される前記交流信号の前記所定の属性に基づいて前記充電部が充電状態であるか否かを判別する判定過程と、を含むようにしたものである。
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態における検電器(電界検出方式非接触型検電器)の構成を示すブロック図である。
図1に示す検電器100は、直流送電システムを構成する送電用の架線200に直流が給電されているか否かを、検出対象の架線に電極を近づけた際に電極に帯電される電荷の量を検出することで停電/活線(架線の充電の有無)を検出する電界検出方式の非接触型検電器であり、電界検出部110、ろ波部120、停電/活線を判定する判定部130、出力部140及び電源部150を備える。
送電用架線の電界検出では絶対的な電位ではなく2点の電位差を検出すれば良いので、検電器100の本体は、大地GNDに電気的に接続すなわち接地されていても良いし、接地されていないつまり検電器内部の電位を基準電位として電界の大きさ(強さ)を検出しても良い。
ろ波部120(図1)は、架線に給電される直流電圧の元になる商用交流電源の周波数およびその二次高調波成分を除去もしくは低減するノッチフィルタ(受動狭帯域フィルタ)121と、該ノッチフィルタ121を介して入力される信号を増幅するアンプ(直流増幅器)122と、該アンプ122の出力信号から不要周波数成分(特に隣接する加圧中の架線から漏れる商用交流電源の周波数の6倍や12倍の周波数成分)を除去もしくは低減するローパスフィルタ(LPF)123などからなる。
なお、AD変換器131の入力側には、AD変換器131のサンプリング周波数の1/2以下に帯域制限するように、低域通過フィルタを入れるようにしても良い。サンプリング周波数の1/2というのは理想値で、実際には1/3に制限するのがよい。
ここで、AD変換器131のサンプリング周波数として8kHz程度を選択したとすると、AD変換器131の入力側の低域通過フィルタのカットオフ周波数は約2.6kHzとなり、この周波数以下に帯域制限するようになるので、中波ラジオ放送波の妨害も受けにくくなるという利点がある。
電源部150は、バッテリーから給電される電力により、各部を機能させる際に必要とされる内部電源電圧や基準電位、バイアス電位を生成する。
すると、固定電極113に集まる負の電荷の量が増加したり減少したりする。そのため、回転遮蔽板111の回転速度が一定であると、固定電極113の帯電電荷量が所定の周期で変動し、この電荷量の周期的変動で電圧が周期的に変化し、その電圧の変化がコンデンサ114を介してアンプ122の入力端子に伝達され、増幅される。その結果、アンプ122からは三角波状に変化する電圧が出力されることとなる。
また、本実施形態の検電器においては、ノッチフィルタ121とローパスフィルタ123により、アンプ122の出力電圧からは商用交流電源の周波数成分およびその高調波成分が除去される。
また、本実施形態の検電器は、検出対象の架線の真下に持って来る必要はなく、検出部の電極が架線から見えるような姿勢すなわち架線から大地に向う電気力線と交差する姿勢に保持すれば、どのような位置であっても検出することができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図3は、第2実施形態における検電器(誘導電荷検出方式非接触型検電器)の構成を示すブロック図である。
図3に示す検電器100は、第1実施形態(図1)の検電器と同様に、直流送電システムを構成する送電用の架線200に直流が給電されているか否かを、検出対象の架線に電極を近づけた際に電極に静電誘導される電荷の量を検出することで停電/活線(架線の充電の有無)を検出する電界検出方式の非接触型検電器であり、電界検出部110、判定部130、出力部140及び電源部150を備える。
検電器100の本体は接地されていても良いし、接地されていなくても良い。なお、実際の作業では、検電器は作業員もしくは作業用機械が保持することとなるので、検電器100の本体は大地とほぼ同一電位となる。
出力部140は、検出値の大きさを表示する表示器141、アラーム音を発生する発音装置142、表示器141や発音装置142を駆動する駆動回路143などからなる。
電源部150は、バッテリーから給電される電力により、各部を機能させる際に必要とされる内部電源電圧や基準電位、バイアス電位を生成する。
なお、第2実施形態においても、AD変換器131の入力側に、AD変換器131のサンプリング周波数の1/2(あるいは1/3)以下に帯域制限する低域通過フィルタを入れるようにするのが良い。これにより、中波ラジオ放送波の妨害も受けにくくすることができる。
本実施形態の電界検出部110においては、架線200の下方に形成される電場に固定電極113が置かれることによって、電界の強さに応じて静電誘導される直流的な電荷量と変位電流に基づく交流的な電荷量の大きさに応じた電位が検出される。
さらに、本実施形態の電界検出部110においては、一対の可変容量素子116A,116Bの容量値がサイン波発生器117によって正弦波状に変化されることによって、第1実施形態の検電器において、回転遮蔽板111の羽根が固定電極113へ向う電気力線を遮蔽したり透過させたりして固定電極113に静電誘導される電荷量を変化させるのと同等な結果が得られる。ただし、半導体を用いた可変容量素子を正弦波交流電圧で駆動しても一般的には非線形性があるため出力は完全な正弦波とはならず高調波を含む歪波となるので、後段でAD変換する際はAD変換器のサンプリング周波数の1/2未満に帯域制限してエイリアスを防止する必要がある。
本発明の検電器のように、電極に静電誘導される電荷の量を検出することで停電/活線(架線の充電の有無)を検出する電界検出方式の検電器の場合、検電器を検出対象の架線の電場内に持ち込んだ直後は検出電極に電界の強さに応じた電荷が静電誘導されるが、検出電極に接続される実際のアンプの入力インピーダンスは無限大にすることはできず有限の値を持つこととなる。そのため、時間が経過するとリークにより電極から電荷が抜けてしまい、正確な検出が行えない。
バイアス電流に起因するリーク電流は差動増幅器118の2つの入力端子においても生じているので可変容量素子116A,116Bと差動増幅器118の2つの入力端子も蓄電器119Aおよび119Bを用いた交流結合とする。
さらに、第1実施形態の検電器とは異なり、メカ的な可動部分がないため、故障が少ないとともに、製品間の性能バラツキも小さくできるという利点がある。
また、ノッチフィルタを2個用いることで可変容量素子116Aおよび116Bがノッチフィルタに及ぼす影響を軽減できる利点がある。
なお、図3の検電器においても、可変容量素子116B側の直流感度をなくすため、畜電器119Cと可変容量素子116Bとの接続点と回路内部の基準電位点との間に抵抗器を入れるようにしてもよい。また、図3および図4の検電器においてもは、可変容量116A,116Bの前段に入れる抵抗器R4a,R4bの抵抗値は図7の変形例の場合の約2倍とするのがよい。
上記第1実施形態や第2実施形態の検電器においては、検出素子(可変容量素子116A,116B)の検出端子としてのゲート電極と基準電位(接地電位GND2)との間に電位差があると、可変容量素子116A,116Bの半導体基板やノッチフィルタを構成する容量素子、回路基板等に含まれるリークパスを介して漏れ電流が流れ、この漏れ電流により検出対象の誘導電荷が中和されてしまうおそれがある。しかも、この現象は気温が高いほど顕著に表れることが分かった。
積分回路を設けるのは、可変容量素子116A側回路、116B側回路からの交流信号の振幅差がゼロになるまで、CRの時定数と振幅差に比例して決まる速度(スルーレイト)で出力を変え続けるとともに、交流信号の振幅差がゼロである限り出力を保持し続けるためである。
上記のような構成を有する第3実施形態の検電器によれば、第1実施形態や第2実施形態では不可能だった測定対象電圧の極性の判別をすることができるようになる。
また、内部接地電位GND2を固定電極113の電圧と同一電位となるように制御することで漏れ電流をゼロにすることができ、図7の実施例では有限だった誘導電荷が中和されるまでの時間、すなわち検出保持時間を理論上はほぼ無限大にすることができるようになる。
また、前記実施例は基本的な例を説明したものであって、前記フィードバック制御系の応答速度を改善したい場合はPID(Proportional Integral Derivative)調節器を用いると良い。RMS−DCコンバータを用いる際はサイン波発生器117の基本波のみに応答するように入力側に低域通過フィルタを用いるなどすると良い。単一周波数離散フーリエ変換手法を使用する場合は、単一周波数離散フーリエ変換そのものの特性が超狭帯域バンドパスフィルタあるいは品質係数Qの大きな共振回路として動作するので、そのような配慮は不要となる。ただしAD変換の際のエイリアス防止は別途配慮する必要がある。さらに、検出系回路の特性によっては116A系(主系)と116B系(副系)の出力の積分器への入力を入れ替える必要がある。
このような変形例では、検出素子(およびその付随あるいは系統回路、ノッチフィルタ115などのこと)からの漏れ電流をゼロにはできないが、1/2に削減することができる。帰還量は例に挙げた1/2に限定されず制御系の特性に合わせて発振しない範囲の最大値(安定領域の最大値)など任意にできる。帰還量を1/2より大きくする場合は帰還量そのものや帰還量を帰還率で除した値を測定値とするとよい。
また、前記実施形態の検電器では、可変容量手段を構成する電極または可変容量素子に接続されたアンプから、電極の帯電状態に応じた大きさの振幅を有する交流信号を出力させるように構成したが、例えば、電界検出部の固定電極の帯電状態に応じた電圧を生成する手段(容量素子)と、電圧で発振周波数を制御するVCOのような可変周波数発振手段を用いて、電界検出部で検出した電界強度に応じて周波数が変化する交流信号を出力させるように検電器を構成することも可能である。
110 電界検出部
111 回転遮蔽板(可変容量手段)
113 固定電極
116A,116B 可変容量素子(可変容量手段)
120 ろ波部
128 積分回路を構成する演算増幅器
130 停電/活線判定部
132 離散フーリエ変換部(周波数抽出手段)
140 出力部
150 電源部
Claims (8)
- 直流電圧によって充電される充電部の充電状態を検出する検電器であって、
前記充電部の正極性直流電圧の電界により静電誘導される負の電荷が帯電する検出用電極および該検出用電極に接続された可変容量手段と、該可変容量手段の容量値が変化されることで前記検出用電極の帯電状態に応じて振幅が変化した交流信号を出力する機能を備える検出部と、
前記交流信号の振幅の大きさに基づいて前記充電部が充電状態であるか否かを判別する判定部と、
を備えたことを特徴とする非接触型検電器。 - 前記判定部は、前記検出部から出力される前記交流信号の変動成分のうち所定の周波数の信号成分を抽出する周波数抽出手段を有し、該周波数抽出手段により抽出された周波数の信号成分の大きさに基づいて前記充電部が充電状態であるか否かを判別する機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の非接触型検電器。
- 前記可変容量手段は、前記検出用電極と対向するように設けられた遮蔽板と、該遮蔽板を回転させる駆動手段とを備え、前記検出用電極と前記遮蔽板の対向面積が変化することで容量値が変化するように構成され、
所定の周波数は、前記遮蔽板の単位時間当たりの回転数の整数倍に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の非接触型検電器。 - 前記可変容量手段は、前記検出用電極に直流結合および交流結合で接続された一対の可変容量素子と、正弦波を発生する正弦波発生手段とを備え、前記一対の可変容量素子の制御端子に正弦波がそれぞれ入力されることで容量値が変化するように構成され、
前記検出部の出力側あるいは前記判定部の入力側に、
前記一対の可変容量素子の各充電電圧がコンデンサによる交流結合にて入力端子にそれぞれ入力された差動増幅回路を備えていることを特徴とする請求項2に記載の非接触型検電器。 - 前記一対の可変容量素子の充電電圧を積分回路と、
前記積分回路の出力電圧が前記一対の可変容量素子および前記正弦波発生手段に基準電位として印加されるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の非接触型検電器。 - 前記直流電圧は交流電圧から変換された電圧であり、
前記検出部は、前記交流電圧の基本波および高調波周波数成分を除去もしくは減衰する受動狭帯域フィルタを備え、
前記所定の周波数は、前記交流電圧の基本波および高調波周波数による影響を受けにくい周波数に設定されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の非接触型検電器。 - 前記判定部は、前記検出部から出力される信号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換手段と、
前記アナログ−ディジタル変換手段により変換された信号から前記所定の周波数に相当する成分を抽出する離散フーリエ変換手段と、を備えることを特徴とする請求項6に記載の非接触型検電器。 - 直流電圧によって充電される充電部の充電状態を検出する検電方法であって、
前記充電部の正極性直流電圧の電界により静電誘導される負の電荷が帯電する検出用電極の帯電状態に応じて所定の属性が変化した交流信号を生成する検出過程と、
前記検出過程により生成される前記交流信号の前記所定の属性に基づいて前記充電部が充電状態であるか否かを判別する判定過程と、
を含むことを特徴とする検電方法。
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