JP2009038195A - 発光装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い放熱効果を得ることができる大型のステムを備えた発光装置、および、簡易で、短時間に行なうことができ、半導体発光素子が高温処理にさらされる時間を低減することができる大型のステムを備えた発光装置の製造方法について提供する。
【解決手段】半導体発光素子とステムとを備え、該ステムは、第1ブロックおよび第1ブロックが嵌入した第2ブロックを含み、該半導体発光素子は、第1ブロック上に接合された発光装置に関する。また、該発光装置の製造方法であって、半導体発光素子を第1ブロック上に接合する接合工程と、第1ブロックを第2ブロックに嵌めこむ嵌入工程とを備える発光装置の製造方法に関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高い放熱効果を得ることができるステムを備えた発光装置、およびその簡易な製造方法に関するものである。
現在、各種産業分野において、半導体レーザチップまたは高出力のLEDチップなどの半導体発光素子を備える半導体発光装置が用いられている。
図7は、半導体発光素子を備える従来の半導体発光装置の断面図である。従来の半導体発光装置は、例えば図7に示されるような構造になっている。該半導体発光装置は、金属製のステム501と、該ステム501上にサブマウント502を介してマウントされている半導体発光素子503と、該半導体発光素子503を保護するために該ステム501上に設置されたキャップ504とを備える。
そして、適宜ステム501には、絶縁ハーメチックシール等によってピン506が固定されている。なお、ステム501とピン506とが、電気的に共通している場合には、ピン506は、ステム501に直接固定されている。また、ピン506と半導体発光素子503とは電流導入のため、適宜ワイヤで接続される(ワイヤは図示せず)。
半導体発光素子503は、ステム501上に設置されたキャップ504によって気密封止されている。キャップ504には、半導体発光素子503からの光を取り出すための光透過窓505が設けれ、気密化のために、該光透過窓505にガラス507が接着されている。キャップ504は、電気抵抗溶接などによりステム501上に設置される。また、通常ステム501の平面形状は円形である。
図7に示したような半導体発光装置は、順次以下のような工程を経て製造される。まず、ハンダなどの低融点金属によって、半導体発光素子503をサブマウント502に接合する、第1接合工程を行なう。次に、該サブマウント502をハンダによってステム501に接合する第2接合工程を行なう。次に、ピン506と半導体発光素子503との間の電気的導通を確保するためにワイヤで双方を接続する。そして、最後にガラス507が接着されたキャップ504を電気抵抗溶接によってステム501に設置して、半導体発光素子503を気密封止する。
図7に示すような半導体発光装置は、キャップ504によって半導体発光素子を収納され、気密封止されている。キャップ504の設置は、半導体発光装置の取り扱いを簡便にし、半導体発光素子503を保護し、半導体発光装置の動作時において半導体発光素子503から発生する熱を効率よく放散させる役割を有している。
ここで、特に、近年においては、数100mA以上の大電流を投入して短波長(青色〜紫外)の光を発する半導体レーザチップまたはLEDチップなどの半導体発光素子503を備えた半導体発光装置が検討されている。これは、該半導体発光装置をより出力の大きな照明用途等に用いるためである。したがって、更に高い半導体発光素子503の放熱効果を有する半導体発光装置が求められている。
そこで、例えば、特許文献1には、アイレッドと、該アイレッド上に載置されるヒートシンクとを含むステム構造を備える発光装置であって、該ヒートシンクを2つ設けることで放熱性を向上した発光装置が開示されている。
また、高出力で短波長の光を発する半導体発光素子503は、外気と接していると、雰囲気中の浮遊物質と化合したり、焼け付けを起こしたりし、特性が劣化してしまう。これは、該半導体発光素子の高エネルギーかつ高出力の光によるものである。そこで、半導体発光装置において半導体発光素子503は確実に気密封止することにより、劣化を防止することが重要になる。
図7に示すような半導体発光装置において、更に高い半導体発光素子の放熱効果を得るためには、ステム501を大型化することは有効な方法である。また、上述の高出力の大型の半導体発光装置を得るためにも、ステム501を大型化することは有効な方法である。現在、半導体発光素子503として窒化物半導体レーザを備える半導体発光装置において、標準的に用いられているステム501は、φ5.6mmの金属製のものであり、その重量は0.4g以下である。例えば、1A以上の大電流を投入するような大型の高出力の半導体発光装置においては、上述したφ5.6mmの金属製のステム501の10倍以上の容量を有するステム(以下、大型ステムという)を備える必要がある。
ここで、上述の第2接合工程において、ハンダはあらかじめ、ステム501あるいはサブマウント502に積層されているか、もしくは、箔の状態で半導体発光素子503の接合部分に置かれている。そして、ステム501が加熱されてハンダが溶解し、ステム501上にサブマウント502が位置決めされて固定され、該ステム501を冷却することにより、ステム501上に半導体発光素子503が接合される。より具体的には、上述の第2接合工程は、300℃程度であり、該第2接合工程の後にステム501を少なくとも100℃程度にまで冷却する。
該第2接合工程において、標準的に用いられているφ5.6mmの金属製のステム501の場合には1〜2分で冷却可能である。しかし、大型ステムでは、エアーの吹き付けのような通常の冷却方法で、10〜20分以上の時間を、第2接合工程における冷却のために必要とすることが見込まれる。つまり、ステムを単純に大型化すると、該冷却のプロセスに時間がかかる。該冷却に時間がかかると、半導体発光装置の生産のリードタイムが悪くなるだけでなく、半導体発光素子503が100℃を超える温度にさらされる時間が長くなることから特性が劣化する怖れがある。
上述した、特許文献1において、放熱性を向上した大型化したステムを含む発光装置および、大型化したステムを含む発光装置の製造工程、例えば接合工程の改良等については、開示されていない。
また、該第2接合工程を、ハンダ以外の銀ペースト等のような有機系の材料を用いて接着剤で固定するように変更すれば、ハンダを用いた場合よりも低い温度で半導体発光素子をステムに接合させることができる。しかし、このような有機系の材料は、蒸散により封止内部の汚染を引き起こすので、高出力で短波長の光を発する半導体発光装置に用いることができない。
以上の理由から、ステムを大型化することは困難であった。
特開2004−103735号公報
本発明の目的は、高い放熱効果を得ることができる大型のステムを備えた発光装置、および、簡易で、短時間に行なうことができ、半導体発光素子が高温処理にさらされる時間を低減することができる大型のステムを備えた発光装置の製造方法について提供することである。
本発明は、半導体発光素子とステムとを備え、該ステムは、第1ブロックおよび第1ブロックが嵌入した第2ブロックを含み、該半導体発光素子は、第1ブロック上に接合された発光装置に関する。
また、本発明の発光装置において、第1ブロック上に、または第2ブロック上に、キャップをさらに備えていることが好ましい。
また、本発明の発光装置において、キャップは、半導体発光素子からの発光を外部に取り出す光透過窓を有することが好ましい。
また、本発明の発光装置において、半導体発光素子は、窒化物半導体発光素子であることが好ましい。
また、本発明の発光装置において、半導体発光素子は、青色から紫外領域で発光するものであることが好ましい。
また、本発明の発光装置において、半導体発光素子は、半導体レーザであることが好ましい。
また、本発明は、上述の発光装置の製造方法であって、半導体発光素子を第1ブロック上に接合する接合工程と、第1ブロックを第2ブロックに嵌めこむ嵌入工程とを備える発光装置の製造方法に関する。
また、本発明は、上述の発光装置の製造方法であって、半導体発光素子を第1ブロック上に接合する接合工程と、第1ブロックを第2ブロックに嵌めこむ嵌入工程と、第1ブロック上に、または第2ブロック上に、キャップを設置する設置工程とを備える発光装置の製造方法に関する。
また、本発明の発光装置の製造方法において、接合工程、嵌入工程、設置工程の工程順で行なわれることが好ましい。
また、本発明の発光装置の製造方法において、嵌入工程は、第1ブロックを第2ブロックに圧入して行われることが好ましい。
また、本発明の発光装置の製造方法において、設置工程は、電気抵抗溶接により行われることが好ましい。
また、本発明の発光装置の製造方法において、半導体発光素子は、気密封止されることが好ましい。
本発明において用語は、一般的には以下の意味に使用する。但し、本発明の目的の範囲においてこの意味に限定されるものではない。
「半導体発光素子」とは、半導体材料で構成された発光部を有する発光デバイスであり、例えば、窒化物系半導体レーザ素子、LED素子などの公知のものを適宜用いることが可能である。
「ステム」とは、半導体発光素子を搭載する部分としての平坦部が適宜付設され、(1)外部の電極と電気的に接続するためのピンを接続されるもの、または、(2)該ピンが接続されたもの、(1)、(2)双方を示すものとする。該平坦部には半導体発光素子が搭載され、該ピンと半導体発光素子とが電気的に接続される。ステムには、一般的に、銅または鉄を主体とする金属で構成され、また、表面に金属膜がめっき形成されたものを用いることができる。このめっき形成される金属膜としては、ニッケル(Ni)膜と金(Au)膜との積層膜を用いることができる。半導体発光素子を搭載する部分としての平坦部は、光の出射方向を所要の方向に向けるために、適宜ステムの突出部に設けられることもある。
「サブマウント」とは、半導体発光素子を積載するための部品を意味している。サブマウント102を構成する材料として、一般的に知られている放熱材料を用いることができる。例えば、サブマウント102を構成する材料として、銀(Ag)、銅(Cu)、CuW、BeO、鉄(Fe)、アルミナ(Al23)、シリコン(Si)、窒化アルミニウム(AlN)、炭化ケイ素(SiC)、立方晶窒化硼素(cubic Boron Nitride:cBN)、CuMo、ダイヤモンドなどを用いることができる。
高い放熱効果を得ることができる大型のステムを備えた発光装置、および、簡易で、短時間に行なうことができ、半導体発光素子の高温処理に有する時間を低減することができ、大型のステムを備えた発光装置の製造方法について提供するができる。本発明の製造方法によると、該高温処理による該半導体発光素子の性能低下を抑制することができ、製造工程を短縮できることから、歩留りが向上する。
以下、本願の図面において、同一の符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。また、図面における長さ、大きさ、幅などの寸法関係は、図面の明瞭化と簡略化のために適宜に変更されており、実際の寸法を表してはいない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の発光装置の第1実施形態を示す断面図である。また、図2は、本発明の発光装置の第1実施形態を示す平面図である。まず、図1および図2に基づいて本発明における発光装置の基本的な構造について説明する。
本実施形態の発光装置は、図1に示すように、第1ブロック101および該第1ブロック101が嵌入した第2ブロック110を含むステムと、該第1ブロック101上に接合された半導体発光素子103とを備える。また、該発光装置は、第2ブロック110上に設置されたキャップ104とを備えることが好ましい。半導体発光素子103は、サブマウント102を介して第1ブロック101に接合されている。サブマウント102と半導体発光素子103とは、ハンダで接合されており、また、該サブマウント102と第1ブロック101とは、ハンダで接合されている。ステムとしての第1ブロック101は、平面方向から見ると円盤状の形態である。そして、第1ブロック101は、半導体発光素子103を積載し、接合するための突出部を備える。該突出部によって半導体発光素子103を第1ブロックの基準面つまり、半導体発光素子103の底面に対して垂直方向にレーザを射出するように第1ブロック101に接合されている。
本発明において、キャップ104の形態は、特に限定されず、例えば全てガラスで形成されたものであっても良い。ただし、本実施形態において、好ましい該キャップ104の構造は、強度が確保でき、溶接により容易に接合が可能な材料であるコバールなどで形成され、発光装置における半導体発光素子103からの発光を外部に取り出す光透過窓105が設けられている構造である。本発明の発光装置が、外部からの衝撃に対して高い強度を有することができるためである。そして、光透過窓105が設けられている構造である場合には、半導体発光素子103を気密封止するために、該光透過窓105にガラス107が接着されていることが好ましい。そして、半導体発光素子103から放出されたレーザは、光透過窓105から発光装置の外部に放出される。
半導体発光素子103の正負の電気的接続は、ワイヤやサブマウント102を通じて、適宜行われ、通常のステムの場合と同様、最終的にピン106のいくつかと半導体発光素子103とは電気的に導通している。そして、設置されたキャップ104の内部は、外気と遮断され、気密封止となっている。該内部は、半導体発光素子への焼きつきやコンタミネーションを防止するために有機系やシリコン系の不純物が十分に除去され、水分も除去された乾燥空気や、不活性ガスで充填されていることが好ましい。
第2ブロック110には、第1ブロック101を嵌入するための穴が備えられている。該穴の形状は、第1ブロック101の外形が嵌って固定することができ、第1ブロック101の外形の形状と略同じである必要がある。例えば、第1ブロック101の外形が、正方形である場合には、第2ブロック110における該穴は、同様の正方形であることが好ましい。第1ブロック101と第2ブロック110とが密着固定されない場合には、第1ブロック101と第2ブロック110との間を低融点ガラスなどの材料で補填することが好ましい。また、第1ブロック101が円形である場合には、その直径と第2ブロックにおける該穴の直径は略同じであることが好ましい。第1ブロックと第2ブロック110との間が密着していない場合には、熱伝達が滞り、高い放熱性を得ることができない虞があるためである。
また、本実施形態の発光装置において、第1ブロック101は、図2に示すように第2ブロック110の中央部付近に固定されていることが好ましい。そして、第2ブロック110には、ネジなどで他のものに固定する際に用いるための孔111が適宜設けられていることが好ましい。
本発明において、第1ブロック101の形状は、上面方向から見て、φ1〜20mm(主材料が鉄および銅で作製された場合0.05〜2g)のものが好ましく、φ2〜8mm(主材料が鉄および銅で作製された場合0.1〜0.5g)のものが特に好ましい。ただし、該形状は特に限定されない。また、第1ブロック101を断面方向から見て、突出部を除いた部分の厚みは、0.5〜5mmであることが好ましく、0.8〜3mmであることが特に好ましい。また、該厚みは、一定であることが好ましい。
第1ブロック101の該大きさが、上述する範囲であることが好ましい理由は、後述する製造工程において記載するとおり、接合工程において、操作が簡易化、短縮化されるためである。
また、第1ブロック101の大きさと、第2ブロック110の大きさとの関係において、第2ブロック110の体積は、第1ブロック101の5〜1000倍であることが好ましい。第2ブロック110の上面方向から見た形状は、図2においては長方形であるが、特に限定はされず、第1ブロック101および第2ブロック110で構成されるステムの用途に応じて適宜選択することができる。第2ブロック110の断面方向から見た厚みは、第1ブロック101の厚みと同程度であるか、それより大きいことが好ましく、0.9〜3倍程度であることが好ましい。また、該厚みは、一定であることが好ましい。第1ブロック101と第2ブロック110との大きさを上述の範囲で選択することで、ステムとしての放熱性を向上することができるためである。また、第2ブロック110の大きさを適宜調整することにより、ステム自体を所望の大きさに容易に設計することが可能であり、従来のステムより簡易的に大型化することができる。
ステムを構成する第1ブロック101と第2ブロック110とは、金属で形成されていることが好ましい。第1ブロック101の材料については、鉄、銅、アルミニウムおよび真鍮等を主成分とすることができ、鉄およびアルミニウムであることが特に好ましい。鉄またはアルミニウムを主成分とする金属は、加工が容易でありコストが低いためである。ただし、第1ブロック101、特に第1ブロック101の突出部における材料を銅とすることによって、該突出部に接合される半導体発光素子103からの放熱の面では、上述した鉄およびアルミニウムよりも有利となる。第2ブロック110の材料については、アルミニウムなどのやわらかい金属を主成分とする材料であることが好ましい。また、第2ブロック110において第1ブロック101と接する箇所のみ、第2ブロック110の材料と部分的に異なる材料とすることもできる。そして、第1ブロック101の材料と第2ブロック110の材料とは、同じ材料であっても良いが、第1ブロック101と第2ブロック110との固定を圧入で行なうことを考慮すると、第1ブロック101の材料と第2ブロック110の材料とで硬度が異なり、圧入の際に塑性変形が起こることが好ましい。具体的には、ビッカーズ硬度(JISZ2244)の測定において、硬度差Hv100以上とすることができる。また、本実施形態のステムは、鉄で作製された第1ブロック101と、それよりも硬度の小さいアルミニウムで作製された第2ブロック110との組合せからなることができる。また、第1ブロック101と第2ブロック110との材料の組合せは、鉄と銅との組合せ、ステンレスとアルミニウムとの組合せなどを採用することもできる。第1ブロック101のサイズが第2ブロック110のサイズよりも小さいことを考慮すると、第1ブロック101側を硬度の高い側とすることが、第1ブロック101の精度維持の点から好ましい。
また、第1ブロック101および第2ブロック110の一方が他の一方より柔らかい金属であることが好ましいため、たとえば第2ブロックにおいて嵌入部分の材料のみを部分的に第1ブロックより柔らかい材料で構成することがより好ましい。
半導体発光素子103は、窒化物半導体レーザ素子であることが好ましい。窒化物半導体レーザ素子は、短波長での発光が可能であり、波長変換により白色光が得られるなど、照明用途に向いており、発光装置を大型化することが必要な発光源としての利用が見込まれるからである。なお、該窒化物半導体レーザ素子は、波長300〜480nmの紫外から青色の短波長領域で発光するものであることが好ましく、波長380〜480nmで発光することが特に好ましい。なお、波長は、例えばJISZ8722に準拠して測定することができる。
次に、本実施形態の発光装置の製造方法について図1を参照して説明する。
≪接合工程≫
始めに、半導体発光素子103を第1ブロック101上に接合する接合工程について説明する。本発明における接合工程では、(1)または(2)のいずれかの工程を行なう。
(1)半導体発光素子103を第1ブロック101上に直接接合する。
(2)半導体発光素子103をサブマウント102に接合してから該サブマウント102を第1ブロット101上に接合する。
そこで、以下、(2)の工程を例に説明する。
該(2)の工程の場合には、半導体発光素子103が直接搭載される面を有するサブマウント102の加工精度および電極積層の調整、ならびにハンダ接合が容易である。また、サブマウント102を絶縁性とすると、ステム(第1ブロック101および第2ブロック110)と半導体発光素子103とを簡易的に絶縁できる。
まず、半導体発光素子103をサブマウント102の上にハンダ接合する第1接合を行なう。このとき、ハンダを加熱するために、例えばサブマウント102を加熱する温度は、250〜500℃とすることが好ましい。ハンダを加熱する温度が、250℃未満であるような低融点のハンダを用いる場合には、接合強度が不十分となる虞があり、500℃を超える場合には、半導体発光素子103が劣化する虞があるからである。上述のハンダ接合の後、サブマウント102および半導体発光素子103を冷却する。冷却には例えば、エアー吹付などを用いることができる。
次に、半導体発光素子103が搭載されたサブマウント102を第1ブロック101にハンダ接合する第2接合を行なう。第1ブロック101には、例えば、あらかじめピン106が絶縁性のハーメチックシールで固定され、あるいは、直接第1ブロック101に固定されている。第1ブロック101の平面形状は、円形状である。ハンダ接合は、ダイボンディング方式で行なう。したがって、該ハンダを加熱するために、第1ブロック101を加熱する方法の他、レーザ加熱の方法を用いることができる。
ハンダ接合される際の例えば、第1ブロック101が加熱される温度は、半導体発光素子103とサブマウント102とをハンダ接合したときと同様に、250〜500℃とすることが好ましい。該ハンダ接合の後、半導体発光素子103と、該半導体発光素子103が接合された第1ブロック101と、サブマウント102とを冷却する。このとき、半導体発光素子103の特性に影響を与えない100℃以下温度にまで冷却する。本実施形態の発光装置によると、第1ブロック101は、0.05〜2gであるため、例えば300℃から100℃にまで冷却するために要する時間は、2分程度以下で可能である。
ここで、第2接合の場合には、ハンダ接合の際の加熱温度を第1接合の場合と同様に行なうことができるが、該加熱温度よりも低温に設定することも可能である。第2接合の際の加熱温度および加熱時間は、加熱によってサブマウント102から半導体発光素子103が剥がれない条件を適宜検討し、設定することができる。
≪嵌入工程≫
第1ブロック101を第2ブロック110に嵌入して、第1ブロック101および第2ブロック110を固定する。嵌入は、圧入によって行なわれることが好ましい。また、圧入は、例えば、第2ブロック110の断面方向から見たときの下面(図1において、ピン106設置面)から上面の方向に、押し込むことで行なわれることが好ましい。
第1ブロック101の外形は、第2ブロック110の穴の形状よりわずかに大きくしておき、第1ブロック101を穴に押し込む。第1ブロック101および第2ブロック110は、金属でできているので、弾性変形して密着し固定される。以下、第1ブロック101の上面方向からみた形状が円形であり、第2ブロック110の該穴も、第1ブロック101の形状に対応した円形である場合について説明する。
第1ブロック101と第2ブロック110との固定を圧入により行なうと、これらが構成するステムを高温に加熱することなく、かつ、放熱性を保ったまま固定できるので好ましい。さらに、第1ブロック101と第2ブロック110との境界部分を低融点ガラスなどで覆い、第1ブロック101と第2ブロック110とをより完全に密着させることも可能である。また、嵌入は、圧入によらず、例えばレーザ溶接などの、局地的な加熱により、第1ブロック101に接合された半導体発光素子103に高温が及ばないよう固定することも可能である。
該直径の差は、10〜100μmであることが好ましく、10〜20μmであることが特に好ましい。100μmより大きい場合には、第1ブロック101が、第2ブロック110に嵌入しにくい虞があり、10μmより小さい場合には、第1ブロック101と第2ブロック110とが密着することができない虞があるためである。また、本実施の形態においては、単純な側面を有する円形の穴に単純な側面を有する円柱を嵌入することを例に説明したが、接触する側面同士に噛み合い構造を設けて気密をより高めることが特に好ましい。
それから、嵌入工程の後、適宜半導体発光素子103について通電のためにワイヤボンディングを行なう。本実施形態においては、半導体発光素子103と導電のために接続するピン106が第1ブロック101に形成されている。
≪設置工程≫
本実施形態においては、設置工程において、半導体発光素子103からの発光を外部に取り出すための光透過窓105を設けたキャップ104を、第2ブロック110上に、設置することが好ましい。光透過窓105は、ガラス107が接着していることが好ましい。該キャップ104の設置は、電流抵抗溶接により行なわれることが好ましい。気密を保った状態で接合できる理由からである。
本工程によって、半導体発光素子103を、気密封入することができる。気密封入することで、半導体発光素子103が、浮遊物質と化合したり、焼け付けを起こしたりすることに由来する、半導体発光素子103の劣化を防止することができる。
本実施形態において、接合工程の後に嵌入工程を行なうことが好ましい。第1ブロック101は、ステム全体と比較して体積が小さいため、上述の接合工程における加熱および冷却に要する時間を短縮することができるためである。したがって、半導体発光素子103が、高温、例えば100℃を超える温度でさらされる時間を短縮することができる。このため、高温で長時間さらされることによる、半導体発光素子103の劣化を抑制することができるため、発光装置の寿命が長くなり、また、発光装置の信頼性が向上する。なお、嵌入工程によって第1ブロックと第2ブロックとを固定した後に、接合工程を行なって半導体発光素子103を第1ブロック101にハンダ接合した場合には、ステムの冷却に10分以上要する。その結果、接合工程に要する時間が増加して生産性が非常に悪化したほかに、半導体発光素子103の電圧が上昇するなどの特性の劣化が生じる虞がある。
また、本実施形態の嵌入工程において、第1ブロック101は、第2ブロック110に圧入により固定するので、第1ブロック101と第2ブロック110との間の熱伝導は良好であり、放熱のための十分なボリュームを持つステムとすることができる。
また、本実施形態において、発光装置の製造は、接合工程、嵌入工程、設置工程の工程順で行なわれることが好ましい。仮に、設置工程の後に、第2ブロック110に第1ブロック101を圧入する嵌入工程を行なうと、その際キャップ104に歪がかかることで、ガラス107の割れが発生してしまう虞がある。
(第2実施形態)
図3は、本発明の発光装置の第2実施形態を示す断面図である。以下、図3に基づいて該発光装置の構造について説明する。
本実施形態の発光装置は、第1ブロック201および該第1ブロック201が嵌入した第2ブロック210を含むステムと、該第1ブロック201上に接合された半導体発光素子203とを備える。そして、該発光装置は、第2ブロック210上に設置されたキャップ204をさらに備えることが好ましい。半導体発光素子203は、サブマウント202を介して第1ブロック201に接合されている。サブマウント202と半導体発光素子203とは、ハンダで接合されており、また、該サブマウント202と第1ブロック201とは、ハンダで接合されている。該キャップ204には、発光装置における半導体発光素子203からの発光を外部に取り出す光透過窓105が設けられている。そして、気密封止のために、該光透過窓205にガラス207が接着されている。
つまり、本実施形態の発光装置は、ピン206を第2ブロック210側に設ける以外は、第1実施形態と同様の構造であり、第1実施形態と同様の製造工程によって作製される。
半導体発光素子203の正負の電気的接続は、ワイヤやサブマウント202を通じて、適宜行われ、通常のステムの場合と同様、最終的にピン206のいくつかに導通している。
また、本実施形態において、ステム等の材料は、第1実施形態で記載したものを同様のものを用いることができる。
図3に示す発光装置は、ピン206が、第2ブロック210に形成されていることで第1ブロックをより小さく形成できる利点を有する。
(第3実施形態)
図4は、本発明の発光装置の第3実施形態を示す断面図である。また、図5は、本発明の発光装置の第3実施形態を示す平面図である。まず、図4および図5に基づいて該発光装置の構造について説明する。
本実施形態の発光装置は、第1ブロック301および該第1ブロック301が嵌入した第2ブロック310を含むステムと、該第1ブロック301上に接合された半導体発光素子303とを備える。そして、該発光装置は、第2ブロック310上に設置されたキャップ304をさらに備えることが好ましい。半導体発光素子303は、サブマウント302を介して第1ブロック301に接合されている。サブマウント302と半導体発光素子303とは、ハンダで接合されており、また、該サブマウント302と第1ブロック301とは、ハンダで接合されている。該キャップ304には、発光装置における半導体発光素子303からの発光を外部に取り出す光透過窓305が設けられている。そして、気密封止のために、該光透過窓205にガラス207が接着されている。
つまり、本実施形態の発光装置は、キャップ304を第1ブロック301側に設ける以外は、第1実施形態と同様の構造であり、第1実施形態と同様の製造工程によって作製される。
半導体発光素子303の正負の電気的接続は、ワイヤやサブマウント302を通じて、適宜行われ、通常のステムの場合と同様、最終的にピン306のいくつかに導通している。
図5に示すように本実施形態の発光装置は、キャップ304内の領域が、第1ブロック301と第2ブロック310との境界を含んでいないので、該境界に生じるリークをより抑制することができる。
(第4実施形態)
図6は、本発明の発光装置の第4実施形態を示す断面図である。以下、図6に基づいて本実施形態の発光装置の構造について説明する。
本実施形態の発光装置は、第1ブロック401および該第1ブロック401が嵌入した第2ブロック410を含むステムと、該第1ブロック401上に接合された半導体発光素子403とを備える。該発光装置は、第2ブロック410上に設置されたキャップ404をさらに備えることが好ましい。半導体発光素子403は、サブマウント402を介して第1ブロック401に接合されている。サブマウント402と半導体発光素子403とは、ハンダで接合されており、また、該サブマウント402と第1ブロック401とは、ハンダで接合されている。該キャップ404には、発光装置における半導体発光素子403からの発光を外部に取り出す光透過窓405が設けられている。そして、気密封止のために、該光透過窓405にガラス407が接着されている。
半導体発光素子403の正負の電気的接続は、ワイヤやサブマウント402を通じて、適宜行われ、通常のステムの場合と同様、最終的にピン406のいくつかに導通している。
そして、本実施形態の発光装置は、さらに立上ミラー408を備え、かつ第1ブロック401に半導体発光素子403を接合するための突出部を有しない以外は、第1実施形態と同様の構造であり、第1実施形態と同様の製造工程によって作製される。
本実施形態の発光装置は、半導体発光素子403から出射した光が、90°折り曲げられて、キャップ408の光透過窓405より出射するように設計されている。そのため、第1ブロック401に突出部を設けて半導体発光素子403から出射する光をステムの底面に対して垂直とする必要はない。これにより、第1ブロック401の平面状に半導体発光素子403を接続することができるので、半導体発光素子402の放熱が効率よくなされる。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例]
(実施例1)
図1および図2を参照して本実施例について説明する。
まず、ステムを構成する第1ブロック101と第2ブロック110とを準備した。第1ブロック101は、鉄で作製された0.3gのもの(φ4mm、突出部を除いた部分(以下「基部」という)の厚さ1.5mm)を準備した。第2ブロック110は、鉄で作製された10gのもの(厚さ2mm)を準備した。
また、図2に示すように第1ブロック101が、第2ブロック110の中央部付近に固定されるように、第2ブロック110における第1ブロック101を嵌入のための穴を設計したものを準備した。ステムを構成する第1ブロック101には、あらかじめ、ピン106が絶縁性のハーメチックシールされ、一部は直接、第1ブロック101に固定されているものを用いた。第1ブロック101の平面形状は、円形状とした。
半導体発光素子103には、波長450nmの光を発する窒化物半導体レーザ素子を用いた。以下、本実施例においては、「接合工程」、「嵌入工程」そして、「設置工程」の順で発光装置を製造した。
≪接合工程≫
まず、半導体発光素子103をサブマウント102の上にハンダ接合する第1接合を行なった。ハンダ接合の際、ハンダを熱するためにサブマウント102を加熱する温度は、300℃とした。ハンダ接合の後、サブマウント102および半導体発光素子103をエアー吹付で冷却した。
次に、半導体発光素子103が搭載されたサブマウント102を第1ブロック101にハンダ接合する第2接合を行なった。
ハンダ接合される際の第1ブロック101を加熱する温度は、半導体発光素子103とサブマウント102とをハンダ接合したときと同様に、300℃とした。該ハンダ接合の後、サブマウント102、半導体発光素子103および第1ブロック101をエアー吹付で冷却した。第1ブロック101の温度が100℃まで冷却するのに、1分程度を要した。
≪嵌入工程≫
第1ブロック101を第2ブロック110に嵌入し、固定した。このとき、第1ブロック101の外形を、第2ブロック110の穴の直径より30μm大きくしておき、第1ブロック101を穴に圧入することで嵌入した。第1ブロック101と第2ブロック110とは、金属でできているので、弾性変形して密着した。
それから、嵌入工程の後、半導体発光素子103について通電のためにワイヤボンディングを行なった。
≪設置工程≫
本実施形態においては、設置工程において、半導体発光素子103からの発光を外部に取り出すための光透過窓105を設けたキャップ104を、第2ブロック110上に、電流抵抗溶接によって設置した。以上より、半導体発光素子103は、キャップ104によって、気密封入された。
(比較例1)
本比較例においては、ステムとして、鉄で作製された10gのもの(基部厚さ2mm)を用いて、「接合工程」を行ない、そして「設置工程」の順で発光装置を製造した以外は、実施例1と同様に行なった。
大型のステムは、「接合工程」において、ハンダ接合後の該ステムの冷却に10分以上を要した。つまり、半導体発光素子が高温にさらされる時間が長くなり、このことに起因して半導体発光素子の電圧が上昇し、特性が劣化した。また、歩留りが低下した。
(実施例2)
以下、図3を参照して、本実施例について説明する。
まず、ステムを構成する第1ブロック201と第2ブロック210とを準備した。第1ブロック201は、鉄で作製された0.2gのもの(φ2mm、基部厚さ1mm)のものを準備した。第2ブロック210は、銅で作製された20gのもの(厚さ1.5mm)を準備した。
また、図2に示すように第1ブロック201は第2ブロック210の中央部付近に固定されるよう設計されたものを準備した。ステムを構成する第1ブロック201には、あらかじめ、ピン206が絶縁性のハーメチックシールされ、一部は直接、第2ブロック201に固定されているものを用いた。
ここで、本実施例の発光装置においては、ステムに設置されるピン206は第2ブロック210側に設けた。第1ブロック201の平面形状は、円形状とした。
また、半導体発光素子203には、波長410nmの光を発する窒化物半導体レーザ素子を用いた。
そして、接合工程、嵌入工程、および設置工程については、実施例1と同様にして行なった。
(実施例3)
以下、図4および図5を参照して説明する。
まず、ステムを構成する第1ブロック301と第2ブロック310とを準備した。第1ブロック301は、鉄で作製された0.3gのもの(φ5mm、基部厚さ1.5mm)を準備した。第2ブロック310は、アルミニウムで作製された30gのもの(厚さ3mm)を準備した。
また、図4に示すように第1ブロック301は第2ブロック310の中央部付近に固定されるよう設計されたものを準備した。ステムを構成する第1ブロック301には、あらかじめ、ピン306が絶縁性のハーメチックシールされ、一部は直接、第1ブロック301に固定されているものを用いた。
また、半導体発光素子303には、波長400nmの光を発する窒化物半導体レーザ素子を用いた。
そして、接合工程、嵌入工程、および設置工程については、実施例1と同様にして行なった。
ただし、本実施例において実施例1と異なる点としては、キャップ304を、第1ブロック301に設置した。
図5に示すように本実施形態の発光装置は、キャップ304内の領域が、第1ブロック301と第2ブロック310との境界を含んでいないので、該境界に生じるリークをより抑制することができた。
(実施例4)
以下、図6を参照して、本実施例について説明する。
まず、ステムを構成する第1ブロック401と第2ブロック410とを準備した。第1ブロック401は、鉄で作製された0.3gのもの(φ3mm、基部厚さ3mm)を準備した。第2ブロック410は、銅で作製された約20gのもの(φ2.5mm)を準備した。
また、図6に示すように第1ブロック401は第2ブロック410の中央部付近に固定されるよう設計されたものを準備した。ステムを構成する第1ブロック401には、あらかじめ、ピン406が絶縁性のハーメチックシールされ、一部は直接、第1ブロック401に固定されているものを用いた。
また、半導体発光素子403には、波長480nmの光を発する窒化物半導体レーザ素子を用いた。
そして、接合工程、嵌入工程、および設置工程については、実施例1と同様にして行なった。
ここで、本実施例においては、第1ブロック401上に、さらに、立上ミラー408を備えた。そして、半導体発光素子403から出射した光は、90°折り曲げられて、キャップ408の光透過窓405より出射するように設計したものを用いた。
なお、実施例1〜4は、発光素子に半導体レーザを用いたが、これをLEDチップに変更しても、同様の効果が確認された。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の発光装置は、半導体レーザ装置、例えば、単体の半導体レーザ装置、複数の半導体レーザチップを備えた半導体レーザ装置、駆動もしくは信号検出等の処理のためのICチップと一体化してパッケージされたオプトエレクトロニクスIC装置、導波路あるいは微小光学素子と一体化してパッケージされた複合光学装置などに応用可能である。本発明の発光装置は、LED装置、例えば、単体のLED装置、複数のLEDチップを備えたLED装置、駆動もしくは信号検出等の処理のためのICチップと一体化してパッケージされたオプトエレクトロニクスIC装置、導波路あるいは微小光学素子と一体化してパッケージされた複合光学装置などに応用可能である。さらには、上述した装置を備えた光記録システム、光ディスクシステムや、紫外から緑色領域の光源システムなどに応用可能である。
本発明の発光装置の第1実施形態を示す断面図である。 本発明の発光装置の第1実施形態を示す平面図である。 本発明の発光装置の第2実施形態を示す断面図である。 本発明の発光装置の第3実施形態を示す断面図である。 本発明の発光装置の第3実施形態を示す平面図である。 本発明の発光装置の第4実施形態を示す断面図である。 半導体発光素子を備える従来の半導体発光装置の断面図である。
符号の説明
101,201,301,401 第1ブロック、102,202,302,402,502 サブマウント、103,203,303,403,503 半導体発光素子、104,204,304,404,504 キャップ、105,205,305,405,505 光透過窓、106,206,306,406,506 ピン、107,207,307,407,507 ガラス、110,210,310,410 第2ブロック、111 孔、408 立上ミラー、501 ステム。

Claims (12)

  1. 半導体発光素子と、ステムとを備え、
    前記ステムは、第1ブロックおよび前記第1ブロックが嵌入した第2ブロックを含み、
    前記半導体発光素子は、前記第1ブロック上に接合された発光装置。
  2. 前記第1ブロック上に、または前記第2ブロック上に、キャップをさらに備えた請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記キャップは、前記半導体発光素子からの発光を外部に取り出す光透過窓を有する請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記半導体発光素子は、窒化物半導体発光素子である請求項1〜3のいずれかに記載の発光装置。
  5. 前記半導体発光素子は、青色から紫外領域で発光する請求項1〜4のいずれかに記載の発光装置。
  6. 前記半導体発光素子は、半導体レーザである請求項4または5に記載の発光装置。
  7. 請求項1に記載の発光装置の製造方法であって、
    前記半導体発光素子を、前記第1ブロック上に接合する、接合工程と、
    前記第1ブロックを前記第2ブロックに嵌めこむ、嵌入工程と、を備える発光装置の製造方法。
  8. 請求項2に記載の発光装置の製造方法であって、
    前記半導体発光素子を、前記第1ブロック上に接合する、接合工程と、
    前記第1ブロックを前記第2ブロックに嵌めこむ、嵌入工程と、
    前記第1ブロック上に、または前記第2ブロック上に、前記キャップを設置する設置工程と、を備える発光装置の製造方法。
  9. 前記接合工程、前記嵌入工程、前記設置工程の工程順で行なわれる請求項8に記載の発光装置の製造方法。
  10. 前記嵌入工程は、前記第1ブロックを前記第2ブロックに圧入して行われる請求項7〜9のいずれかに記載の発光装置の製造方法。
  11. 前記設置工程は、電気抵抗溶接により行われる請求項8〜10のいずれかに記載の発光装置の製造方法。
  12. 前記半導体発光素子は、気密封止される請求項7〜11のいずれかに記載の発光装置の製造方法。
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