JP2009036777A - 蛍光検出チップ - Google Patents

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Abstract

【課題】光の強度の差によるスポット同士間でのコントラストを明確にする。
【解決手段】本発明に係る蛍光検出チップとしてのDNAチップ4は、表面にプローブがスポット2として固定され、撮像デバイス3の表面側から励起光が照射されるものである。照射された励起光は、撮像デバイス3内を通過するように伝播して撮像デバイス3の裏面に入射するが、撮像デバイス3の裏面側には再入射抑止部材が設けられているので、当該励起光が光電変換素子に再度入射するのを抑止できる。
【選択図】 図13

Description

本発明は、蛍光物質が標識された検体の生体分子とチップ上に固定されたプローブとがハイブリダイゼーションしたときに、プローブとハイブリダイゼーションした検体の生体分子から発された蛍光を検出する蛍光検出チップに関する。
DNA(DeoxyriboNucleic Acid)チップ、蛋白質チップその他のバイオチップは検体の生物学的性質を特定するのに非常に重要な役割を担っており、今日ではHIV(Human Immunodeficiency Virus)や癌の研究分野にも応用されている。そのようなバイオチップを用いた生体分子検出装置の例が特許文献1に開示されている。特許文献1では、バイオチップが複数の領域に分割され、各領域に互いに異なる貴金属微粒子とプローブ(互いに異なるDNAや蛋白質など)が配されている(段落番号0004後半,図4参照)。そして、このようなバイオチップ上でプローブと生体分子との特異的結合反応(ハイブリダイゼーション)をおこなってからそのバイオチップを光学測定装置に設置し、当該バイオチップ上で光学検出ヘッドを走査してその光学特性を検出し、検体の生物学的性質を特定しようとしている(段落番号0005実施例1,図5参照)。
しかしながら、特許文献1に開示されたバイオチップでは、プローブと検体の生体分子とのハイブリダイゼーションをおこなった後に、バイオチップ上を光学検出ヘッドで走査しなければならないため、その走査操作に時間・手間が掛かり、当該走査操作に精度も要求される。
そこでそのような不都合を解消するため、本出願人は、文献公知の発明ではないが、マトリクス状に配置した複数の光電変換素子(光学的センサ)上にプローブをスポットとしてそれぞれ配置したバイオチップを開発している。このバイオチップによれば、蛍光物質を標識した検体の生体分子と各スポットのプローブとをハイブリダイゼーションさせてから励起光を照射すると、プローブとハイブリダイゼーションした検体の生体分子の蛍光物質から蛍光が発されるので、その蛍光を発したスポットの直下の光電変換素子で当該蛍光を検出することができる。そのため、上記のように、光学検出ヘッドによる走査操作は不要であり、光電変換素子による検出結果から容易かつ迅速に検体の生物学的性質を特定することができる。
特開2002−228662号公報(図4,図5参照)
本出願人の開発したバイオチップでは、蛍光物質から発された蛍光の波長域に対して受光感度を高く設定しているが、この蛍光の波長域と照射した励起光の波長域とが近似しすぎていると、検体の生体分子とハイブリダイゼーションしたプローブを含むスポットと、そうでないスポット(検体の生体分子とハイブリダイゼーションしなかったプローブを含むスポット)とで、各光電変換素子に入射する光の受光感度の差が明確に現れない場合があり、その結果、検体の生物学的性質を正確に特定することができない可能性がある。
本発明の目的は、各光電変換素子に入射する光の強度の差を明確にすることである。
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明の蛍光検出チップは、
表面側にプローブがスポットとして固定され、複数の光電変換素子を有する撮像デバイスと、
前記撮像デバイスの裏面側に設けられ、前記撮像デバイスの表面側から入射した励起光が前記光電変換素子に再度入射するのを抑止する再入射抑止部材と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の蛍光検出チップにおいて、
前記撮像デバイスは、透明基板の表面上に互いに離間して配置され、前記励起光に対して遮光性のボトムゲート電極、光に感度を示す半導体膜、光透過性のトップゲート電極がこの順に積層されてなる複数の光電変換素子を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の蛍光検出チップにおいて、
前記再入射抑止部材は、前記撮像デバイスの受光面に対して傾斜した反射面を有していることを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、撮像デバイスの表面側から照射された励起光は、撮像デバイス内を通過するように伝播して撮像デバイスの裏面に入射するが、撮像デバイスの裏面側には再入射抑止部材が設けられているので、当該励起光が光電変換素子に再度入射するのを抑止できる。そのため、蛍光物質を標識した検体の生体分子とスポットのプローブとをハイブリダイゼーションさせて励起光を照射すると、励起光が光電変換素子に再度入射するのが抑止され、蛍光の光量と励起光の光量のS/N比を高くすることができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
なお、下記実施形態では、本発明に係る蛍光検出チップをDNAチップに適用した例を主に開示している。
[第1の実施の形態]
図1は塩基配列特定支援システム1の概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように、塩基配列特定支援システム1は、予め塩基配列が特定されたDNA溶液(以下「プローブ」という。)をスポット2としてダブルゲートトランジスタアレイチップ3の表面上に点在させたDNAチップ4と、DNAチップ4の裏面(底面)から紫外線を励起光として照射する光源5と、DNAチップ4による検出結果を解析・分析するコンピュータ6とを、有している。
図2はダブルゲートトランジスタアレイチップ3の等価回路を示す回路図である。
図2に示すように、ダブルゲートトランジスタアレイチップ3は、複数のダブルゲートトランジスタ20,20,…を透明基板35(図4参照)上にマトリクス状に配列したものである。各ダブルゲートトランジスタ20は一画素を構成する光電変換素子であり、透明基板35は光透過性及び絶縁性を有し、石英ガラス等といったガラス基板又はポリカーボネート、PMMA(polymethyl methacrylate)等といったプラスチック基板である。
図3はダブルゲートトランジスタ20の電極構造を示した平面図であり、図4は図3のI−I断面図である。
図3及び図4に示すように、ダブルゲートトランジスタ20,20,…はそれぞれ、透明基板35上に形成されたボトムゲート電極21と、ボトムゲート電極21上に形成されたボトムゲート絶縁膜22と、ボトムゲート電極21に対向するとともにボトムゲート絶縁膜22をボトムゲート電極21と挟む真性な半導体膜23と、半導体膜23の中央部上に形成されたチャネル保護膜24と、半導体膜23の両端部上に互いに離間して形成された不純物半導体膜25,26と、不純物半導体膜25上に形成されたソース電極27と、不純物半導体膜26上に形成されたドレイン電極28と、ソース電極27及びドレイン電極28上に形成されたトップゲート絶縁膜29と、半導体膜23に対向するとともにトップゲート絶縁膜29及びチャネル保護膜24を半導体膜23と挟むトップゲート電極30とを、具備している。
ボトムゲート電極21は、ダブルゲートトランジスタ20ごとに透明基板35上に形成されている。また、図2に示すように、透明基板35上には縦方向(列方向)に延在する複数本のボトムゲートライン41,41,…が形成されており、縦方向に配列された同一の列のダブルゲートトランジスタ20,20,…の何れのボトムゲート電極21も共通のボトムゲートライン41と一体となって形成されている。ボトムゲート電極21及びボトムゲートライン41は、導電性及び遮光性を有し、例えばクロム、クロム合金、アルミ若しくはアルミ合金又はこれらの合金からなる。
図3及び図4に示すように、ボトムゲート絶縁膜22は、全てのダブルゲートトランジスタ20,20,…に共通して形成されており、ダブルゲートトランジスタ20,20,…のボトムゲート電極21及びボトムゲートライン41,41,…をまとめて被覆している。ボトムゲート絶縁膜22は、絶縁性及び光透過性を有し、例えば窒化シリコン(SiN)又は酸化シリコン(SiO2)からなる。
ボトムゲート絶縁膜22上には、半導体膜23がダブルゲートトランジスタ20ごとに形成されている。半導体膜23は、平面視して略矩形状を呈しており、受光した光量に応じた量の電子−正孔対を生成するアモルファスシリコン又はポリシリコンで形成された層である。半導体膜23上には、チャネル保護膜24が形成されている。チャネル保護膜24は、絶縁性及び光透過性を有し、例えば窒化シリコン又は酸化シリコンからなる。チャネル保護膜24は、パターニングに用いられるエッチャントから半導体膜23の界面を保護するものである。半導体膜23に光が入射すると、入射した光量に従った量の電子−正孔対がチャネル保護膜24と半導体膜23との界面付近を中心に発生するようになっている。この場合、半導体膜23側にはキャリアとして正孔が発生し、チャネル保護膜24側には電子が発生する。
半導体膜23の一端部上には、不純物半導体膜25が一部チャネル保護膜24に重なるようにして形成されており、半導体膜23の他端部上には、不純物半導体膜26が一部チャネル保護膜24に重なるようにして形成されている。不純物半導体膜25,26は、ダブルゲートトランジスタ20ごとにパターニングされている。各不純物半導体膜25,26は、n型の不純物イオンを含むアモルファスシリコン(n+シリコン)からなる。
不純物半導体膜25上には、ダブルゲートトランジスタ20ごとにパターニングされたソース電極27が形成されている。不純物半導体膜26上には、ダブルゲートトランジスタ20ごとにパターニングされたドレイン電極28が形成されている。また、図2に示すように、横方向(行方向)に延在する複数本のソースライン42,42,…及びドレインライン43,43,…がボトムゲート絶縁膜22上に形成されている。横方向に配列された同一の行のダブルゲートトランジスタ20,20,…の何れのソース電極27も共通のソースライン42と一体に形成されており、横方向に配列された同一の行のダブルゲートトランジスタ20,20,…の何れのドレイン電極28も共通のドレインライン43と一体に形成されている。ソース電極27、ドレイン電極28、ソースライン42及びドレインライン43は、導電性及び遮光性を有しており、例えばクロム、クロム合金、アルミ若しくはアルミ合金又はこれらの合金からなる。
図3及び図4に示すように、トップゲート絶縁膜29は、全てのダブルゲートトランジスタ20,20,…に共通して形成されており、ダブルゲートトランジスタ20,20,…のチャネル保護膜24、ソース電極27及びドレイン電極28並びにソースライン42,42,…及びドレインライン43,43,…をまとめて被覆している。トップゲート絶縁膜29は、絶縁性及び光透過性を有し、例えば窒化シリコン又は酸化シリコンからなる。
トップゲート絶縁膜29上には、ダブルゲートトランジスタ20ごとにパターニングされたトップゲート電極30が形成されている。また、図2に示すように、トップゲート絶縁膜29上には縦方向に延在する複数本のトップゲートライン44,44,…が形成されており、縦方向に配列された同一の列のダブルゲートトランジスタ20,20,…の何れのトップゲート電極30も共通のトップゲートライン44と一体に形成されている。トップゲート電極30及びトップゲートライン44は、導電性及び光透過性を有し、例えば、酸化インジウム、酸化亜鉛若しくは酸化スズ又はこれらのうちの少なくとも一つを含む混合物(例えば、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、亜鉛ドープ酸化インジウム)で形成されている。
図3及び図4に示すように、保護層としての保護絶縁層31は、ダブルゲートトランジスタ20,20,…のトップゲート電極30及びトップゲートライン44,44,…をまとめて被覆している。保護絶縁層31は、絶縁性及び光透過性を有し、窒化シリコン又は酸化シリコンからなる。
以上のように構成されたダブルゲートトランジスタアレイチップ3は、保護絶縁層31の表面を受光面としており、各ダブルゲートトランジスタ20は半導体膜23において受光した光量を電気信号に変換するように設けられている。ダブルゲートトランジスタアレイチップ3の受光面上には導電体層32及びオーバーコート層33がこの順に積層され、オーバーコート層33上にスポット2が固定されている。
保護絶縁層31上に形成された導電体層32は、導電性及び光透過性を有し、例えば、酸化インジウム、酸化亜鉛若しくは酸化スズ又はこれらのうちの少なくとも1つを含む混合物で形成されている。
導電体層32上には、光透過性を有したオーバーコート層33が形成されている。このオーバーコート層33は、導電体層32を保護したり、スポット2をダブルゲートトランジスタアレイチップ3の受光面に固定したりするものである。
ここで、図5にDNAチップ4の平面図を示す。図5に示すように、複数のスポット2,2,…は各ダブルゲートトランジスタ20の間の位置に等間隔をあけた状態でそれぞれ配置されており、各スポット2に着目すると、各スポット2は4つのダブルゲートトランジスタ20に囲まれたほぼ中心位置に配置されている。各スポット2は、平面視して、透明基板35、ボトムゲート絶縁膜22、トップゲート絶縁膜29、トップゲート電極30、保護絶縁層31、導電体層32及びオーバーコート層33のいずれも光透過性を有する膜又は層が積層された構造上に配置されており、遮光性のボトムゲート電極21、ソース電極27、ドレイン電極28、ボトムゲートライン41、ソースライン42及びドレインライン43とは重ならない位置に配置されている。そのため、各スポット2は、光源5の励起光を遮光されない状態で受光することができるようになっている。
図2に示すように、ダブルゲートトランジスタアレイチップ3には、各ダブルゲートトランジスタ20を駆動させる駆動回路70が内蔵されている。駆動回路70はトップゲートドライバ74、ボトムゲートドライバ75及びドレインドライバ76から構成されている。
ダブルゲートトランジスタアレイチップ3のトップゲートライン44,44,…はトップゲートドライバ74の端子にそれぞれ接続されている。ダブルゲートトランジスタアレイチップ3のボトムゲートライン41,41,…はボトムゲートドライバ75の端子にそれぞれ接続されている。ダブルゲートトランジスタアレイチップ3のドレインライン43,43,…はドレインドライバ76の端子にそれぞれ接続されている。また、ダブルゲートトランジスタアレイチップ3のソースライン42,42,…は一定電圧源に接続され、この例では接地されている。
トップゲートドライバ74は、シフトレジスタである。つまり、図6のタイミングチャートに示すように、トップゲートドライバ74は、トップゲートライン44,44,…にリセットパルスを順次出力するようになっている。リセットパルスのレベルは+5〔V〕のハイレベルである。一方、トップゲートドライバ74は、リセットパルスを出力しない時にローレベルの−20〔V〕の電位をそれぞれのトップゲートライン44に印加するようになっている。
ボトムゲートドライバ75は、シフトレジスタである。つまり、ボトムゲートライン41,41,…にリードパルスを順次出力するようになっている。リードパルスのレベルは+10〔V〕のハイレベルであり、リードパルスが出力されていない時のレベルは±0〔V〕のローレベルである。
トップゲートドライバ74が任意の列のトップゲートライン44にリセットパルスを出力した後にキャリア蓄積期間を経てボトムゲートドライバ75が同じ列のボトムゲートライン41にリードパルスを出力するように、トップゲートドライバ74及びボトムゲートドライバ75は出力信号をシフトするようになっている。つまり、各列では、リードパルスが出力されるタイミングは、リセットパルスが出力されるタイミングより遅れている。また、任意の列のトップゲートライン44へのリセットパルスの入力が開始してから、同じ列のボトムゲートライン41へのリードパルスの入力が終了するまでの期間は、その列の選択期間である。リセットパルスのレベルは+5〔V〕のハイレベルであり、リセットパルスが出力されていない時のレベルは−20〔V〕のローレベルである。
ドレインドライバ76は、それぞれの列の選択期間において、リセットパルスが出力されてからリードパルスが出力されるまでの間に、全てのドレインライン43,43,…にプリチャージパルスを出力するようになっている。プリチャージパルスのレベルは+10〔V〕のハイレベルであり、プリチャージパルスが出力されていない時のレベルは±0〔V〕のローレベルである。また、ドレインドライバ76は、プリチャージパルスの出力後にパラレル式のドレインライン43,43,…の電圧を増幅し、ドレインライン43,43,…の増幅電圧を順次シリアル式でコンピュータ6に出力するようになっている。
このようにダブルゲートトランジスタアレイチップ3は、各ダブルゲートトランジスタ20をマトリクス状に配置した基板と駆動回路70とを一体的に形成した駆動回路付撮像デバイスであり、塩基配列特定支援システム1においては光源5の照射範囲内の所定位置に設置されるようになっている。また光源5は、励起光がダブルゲートトランジスタアレイチップ3の表面に対して全反射しにくい角度で入射するよう設置されている。そしてダブルゲートトランジスタアレイチップ3上に複数のスポット2を固定したDNAチップ4は、塩基配列特定支援システム1において光源5の照射範囲内の所定位置から取替え自在に設置されている。またDNAチップ4は消耗品であり、検体遺伝子を滴下させて以下に説明する動作が完了した使用済みのDNAチップ4を新たなDNAチップ4に交換して用いられる。光源5の照射範囲内にDNAチップ4が設置された場合、ダブルゲートトランジスタアレイチップ3の受光面が光源5に対して相対し、更に、駆動回路70がコンピュータ6に接続される。
図7はコンピュータ6の回路構成を示すブロック図である。
図7に示すように、コンピュータ6はCPU(Central Processing Unit)7,ROM(Read Only Memory)8,RAM(Random Access Memory)9などから構成されている。CPU7は、ROM8に記録されたプログラムをRAM9に展開してそのプログラムにしたがう処理を実行するようになっている。具体的にコンピュータ6にはDNAチップ4の駆動回路70及び光源5が接続されており、コンピュータ6のCPU7は、RAM9を作業領域としてROM8のプログラムにしたがう処理を実行してDNAチップ4の駆動回路70及び光源5を制御し、DNAチップ4の各ダブルゲートトランジスタ20で受光した光量に応じた画像をモニタ(図1参照)に表示させるようになっている。
次に、塩基配列特定支援システム1の作用について説明する。
始めに、DNAチップ4を塩基配列特定支援システム1の所定位置に設置する前に、作業者は、PCR(Polymerase Chain Reaction)増幅後に蛍光物質が標識された検体遺伝子(検体のDNA)をDNAチップ4の各スポット2に滴下して、その検体遺伝子と既知の一本鎖DNAの集合体である各スポット2のプローブとがハイブリダイゼーションを引き起こすことができるように温度制御や検体遺伝子の電気泳動を適宜行う。ハイブリダイゼーションが完了するように動作完了したら、作業者は、DNAチップ4の複数のスポット2,2,…を点在させた面を洗浄する。この状態において、スポット2のプローブのうち検体遺伝子に対し相補性を有する塩基配列のものがあれば、検体遺伝子はそのプローブと結合し、相補性を有しないスポット2のプローブでは、検体遺伝子はそのプローブとは結合せずにDNAチップ4上から洗い流されている。
その後、作業者は、DNAチップ4のダブルゲートトランジスタアレイチップ3の受光面を光源5に対向させ、各スポット2のプローブと検体遺伝子とのハイブリダイゼーション工程をおこなわせたDNAチップ4を塩基配列特定支援システム1の所定位置に設置し、DNAチップ4の駆動回路70とコンピュータ6とを接続する。この状態において、作業者がコンピュータ6を起動すると、コンピュータ6は、CPU7がROM8からプログラムを読み出してそのプログラムにしたがう処理をおこなう。
具体的には、CPU7が光源5を制御して光源5を点灯させ、ダブルゲートトランジスタアレイチップ3の裏面から励起光を照射する。光源5から出射された励起光は、ダブルゲートトランジスタアレイチップ3の透明基板35に入射し、その後透明基板35上に積層された各層を透過して各スポット2に入射する。これにより、複数のスポット2,2,…のうち、検体遺伝子とプローブとがハイブリダイゼーションしたスポット2があれば、検体遺伝子に標識された蛍光物質から蛍光(主に可視光)が放射状に発され、検体遺伝子がプローブとハイブリダイゼーションしなかったスポット2では蛍光が発しない。そのため、検体遺伝子とプローブとがハイブリダイゼーションしたスポット2の近傍のダブルゲートトランジスタ20には高強度の蛍光が入射し、検体遺伝子とプローブとがハイブリダイゼーションしなかったスポット2の近傍のダブルゲートトランジスタ20には蛍光がほとんど入射しない。
次に、CPU7が駆動回路70(トップゲートドライバ74、ボトムゲートドライバ75及びドレインドライバ76)を制御する。すると、駆動回路70がダブルゲートトランジスタアレイチップ3を駆動し、ダブルゲートトランジスタアレイチップ3が撮像動作をおこなう。これにより、ダブルゲートトランジスタアレイチップ3がダブルゲートトランジスタ20,20,…のそれぞれで光量を検知し、ドレインドライバ76がダブルゲートトランジスタ20,20,…のそれぞれの光量を増幅電圧としてコンピュータ6に順次出力する。
駆動回路70の動作について説明する。CPU7がトップゲートドライバ74を制御すると、トップゲートドライバ74がトップゲートライン44,44,…に順次リセットパルスを出力する。また、CPU7がボトムゲートドライバ75を制御すると、ボトムゲートドライバ75がボトムゲートライン41,41,41,…に順次リードパルスを出力する。また、CPU7がドレインドライバ76を制御すると、ドレインドライバ76が、各列(図2中縦方向のライン)でリセットパルスが出力されているリセット期間と各列でリードパルスが出力されている期間との間に、プリチャージパルスを全てのドレインライン43,43,…に出力する。
任意の列の各ダブルゲートトランジスタ20の動作について詳細に説明する。ダブルゲートトランジスタアレイチップ3においてダブルゲートトランジスタ20,20,…がm列(m>1)存在してそのk列目(1<k<m)に着目して説明すると、図6に示すように、トップゲートドライバ74がk列目のトップゲートライン44にリセットパルスを出力すると、k列目のトップゲートライン44がハイレベルになる。k列目のトップゲートライン44がハイレベルになっている間(この期間を「リセット期間」という。)、k列目の各ダブルゲートトランジスタ20では、半導体膜23とチャネル保護膜24との界面近傍に蓄積されたキャリア(ここでは、正孔である。)が、トップゲート電極30の電圧により反発して吐出される。
次に、トップゲートドライバ74がk列目のトップゲートライン44にリセットパルスを出力することを終了する。k列目のトップゲートライン44のリセットパルスが終了してから、k列目のボトムゲートライン41にリードパルスが出力されるまでの間(この期間を「キャリア蓄積期間」という。)、光量に従った量の電子−正孔対が半導体膜23内で生成され、そのうちの正孔がトップゲート電極30の電界により半導体膜23とチャネル保護膜24との界面近傍に蓄積される。
次に、キャリア蓄積期間中に、ドレインドライバ76が全てのドレインライン43,43,…にプリチャージパルスを出力する。プリチャージパルスが出力されている間(この期間を「プリチャージ期間」という。)では、k列目の各ダブルゲートトランジスタ20においては、トップゲート電極30に印加されている電位が−20〔V〕であり、ボトムゲート電極21に印加されている電位が±0〔V〕であるため、たとえ半導体膜23とチャネル保護膜24との界面近傍に蓄積された正孔の電荷だけではゲート−ソース間電位が低いので半導体膜23にはチャネルが形成されず、ドレイン電極28とソース電極27との間に電流は流れない。プリチャージ期間において、ドレイン電極28とソース電極27との間に電流が流れないため、ドレインライン43,43,…に出力されたプリチャージパルスによってk列目の各ダブルゲートトランジスタ20のドレイン電極28に電荷がチャージされる。
次に、ドレインドライバ76がプリチャージパルスの出力を終了するとともに、ボトムゲートドライバ75がk列目のボトムゲートライン41にリードパルスを出力する。ボトムゲートドライバ75がk列目のボトムゲートライン41にリードパルスを出力している間(この期間を「リード期間」という。)では、k列目の各ダブルゲートトランジスタ20のボトムゲート電極21に+10〔V〕の電位が印加されているため、k列目の各ダブルゲートトランジスタ20がオン状態になる。
リード期間においては、キャリア蓄積期間において蓄積されたキャリアがトップゲート電極30とボトムゲート電極21との間の電圧を緩和するように働くため、ボトムゲート電極21とトップゲート電極30との間の電圧により半導体膜23にチャネルが形成されて、ドレイン電極28からソース電極27に電流が流れるようになる。従って、リード期間では、ドレインライン43,43,…の電圧は、ドレイン−ソース間電流によって時間の経過とともに徐々に低下する傾向を示す。
ここで、キャリア蓄積期間において半導体膜23に入射した光量が多くなるにつれて、蓄積されるキャリアも多くなり、蓄積されるキャリアが多くなるにつれて、リード期間においてドレイン電極28からソース電極27に流れる電流のレベルも大きくなる。従って、リード期間におけるドレインライン43,43,…の電圧の変化傾向は、キャリア蓄積期間で半導体膜23に入射した光量に深く関連する。そして、ドレインドライバ76が、k列目のリード期間から次の(k+1)列目のプリチャージ期間までの間に、リード期間が開始してから所定の時間経過後のドレインライン43,43,…の電圧を検出する。これにより、ドレインライン43,43,…の光量が電圧に換算される。そして、ドレインドライバ76は、パラレル式のドレインライン43,43,…の電圧を増幅し、ドレインライン43,43,…の増幅電圧を順次シリアル式でコンピュータ6に出力する。
上述したk列目の一連の処理を1サイクルとして、同じ処理が列ごとに順次繰り返される。これにより、全てのダブルゲートトランジスタ20,20,…の増幅電圧がコンピュータ6に順次出力される。
コンピュータ6は、CPU7がドレインドライバ76から順次入力された増幅電圧を画像データに変換する処理をおこない、DNAチップ4による検体遺伝子の検出結果を画像としてモニタに表示させる。これにより、作業者は、モニタに表示された当該画像から検体遺伝子の塩基配列を特定することができる。つまり、コンピュータ6のモニタに表示された画像においては、検体遺伝子とプローブとがハイブリダイゼーションしたスポット2に対応する部分が点状に明るく表示され、検体遺伝子がプローブとハイブリダイゼーションしなかったスポット2に対応する部分は暗く表示される。
以上の本第1の実施形態では、光源5から照射された励起光は、ダブルゲートトランジスタ20が設けられている領域では、遮光性のボトムゲート電極21によって遮光されるので、直接的に半導体膜23に入射することはない。そして各ダブルゲートトランジスタ20のあいだの位置に各スポット2が配置されているため(図5参照)、光源5から照射された励起光は、遮光性の層(ボトムゲート電極21、ソース電極27、ドレイン電極28、ボトムゲートライン41、ソースライン42及びドレインライン43)により遮光されずにダブルゲートトランジスタアレイチップ3間を通過するように各スポット2まで伝播する。
そのため、検体遺伝子とプローブとをハイブリダイゼーションさせて励起光を照射すると、検体遺伝子とハイブリダイゼーションしたプローブを含むスポット2からは強度の大きい蛍光が発される。このとき、スポット2での蛍光の伝播方向はランダムなために、その一部がチャネル保護膜24、トップゲート絶縁膜29、トップゲート電極30、保護絶縁層31、導電体層32、オーバーコート層33の間の界面で全反射を繰り返して半導体膜23に入射する。これに対して、検体遺伝子とハイブリダイゼーションしなかったプローブを含むスポット2では、励起光がそのまま当該スポット2を素通りしてしまう。
これにより、各ダブルゲートトランジスタ20に入射する光の強度は、蛍光では強く、励起光では弱くなり、その光の強度の差を明確にすることができ、ひいては各ダブルゲートトランジスタ20の検出結果に起因するモニタ上での画像の蛍光と励起光とのコントラストの差を明確化することができる。
なお、本第1の実施形態では、DNAチップ4上において各スポット2を4つのダブルゲートトランジスタ20のあいだのほぼ中心位置に配置した例を示した(図5参照)が、図8に示すように、ボトムゲートライン41に沿う各ダブルゲートトランジスタ20のあいだにスポット2をそれぞれ配置してもよいし、図9に示すように、ソースライン42又はドレインライン43に沿う各ダブルゲートトランジスタ20のあいだにスポット2をそれぞれ配置してもよい。この場合にも、各スポット2は、各ダブルゲートトランジスタ20上にスポット2を配置するよりも、光源5から励起光の照射を強く受けるため、検体遺伝子とプローブとがハイブリダイゼーションしたスポット2とそうでないスポット2とで、発される光の強度の差を明確化することができる。
[第2の実施の形態]
本第2の実施形態における塩基配列特定支援システム1は、上記第1の実施形態における塩基配列特定支援システム1とほぼ同様の構成を有している。したがって本第2の実施形態では、上記第1の実施形態で説明した構成要素に図1〜図9と同様の符号を付してその構成要素の詳細な説明を省略している。
本第2の実施形態における塩基配列特定支援システム1が第1の実施形態と異なるのは、下記の通りである。
第1に、図10に示すように、光源5がDNAチップ4の表面上に配置されており、光源5から照射される励起光が、ダブルゲートトランジスタアレイチップ3を透過せずにそのまま各スポット2に伝播するようになっている。
第2に、図11に示すように、保護絶縁層31上に励起光遮蔽層34が積層され、励起光遮蔽層34上に導電体層32が積層されている。すなわち、保護絶縁層31と導電体層32とのあいだに励起光遮蔽層34が介在している。励起光遮蔽層34は酸化チタン(TiO2)からなり、励起光を遮蔽する性質を有し、可視光を透過する性質を有する。
第3に、図12に示すように、各スポット2が、オーバーコート層33(図4参照)の表面であってダブルゲートトランジスタ20の直上に配置されている。
第4に、図13に示すように、再入射抑止部材としての透明基板35は、裏面35aがダブルゲートトランジスタアレイチップ3の受光面(保護絶縁層31の表面)に対して傾斜した反射面になっている。これにより、ダブルゲートトランジスタアレイチップ3の内部を透過するように伝播した光(スポット2から発される蛍光や励起光遮蔽層34を僅かに透過した励起光)を透明基板35の裏面35aで反射させ、その光が各ダブルゲートトランジスタ20に再入射するのを抑止するようになっている。
なお、透明基板35の裏面35aは、図13に示す構成に代えて、例えば図14に示すように多数の反射面から構成されてもよい。
このような構成を備える本第2の実施形態の塩基配列特定支援システム1においては、上記第1の実施形態の場合とほぼ同様の手順・処理にしたがって、DNAチップ4による検体遺伝子の検出結果が画像としてコンピュータ6のモニタに表示され、作業者は、当該画像から検体遺伝子の塩基配列を特定することができるようになっている。
本第2の実施形態における塩基配列特定支援システム1が上記第1の実施形態における塩基配列特定支援システム1の作用と異なるのは、光源5から出射した励起光がDNAチップ4の表面から入射する点である。すなわち、図10に示すように、光源5がDNAチップ4の表面上に配置されているため、光源5から出射した励起光のうちその一部は、大気中を伝播してそのまま各スポット2に入射し、それ以外は、ダブルゲートトランジスタアレイ3の表面上で各スポット2間を通過してダブルゲートトランジスタアレイチップ3内に入射し、その内部において励起光遮蔽層34でその後の伝播が遮蔽される。
ここで、上記第1の実施形態の場合と同様に、各スポット2に励起光が入射すると、検体遺伝子とプローブとがハイブリダイゼーションしたスポット2では、検体遺伝子に標識された蛍光物質から蛍光が発され、そのスポット2の近傍のダブルゲートトランジスタ20に高強度の蛍光が入射するが、検体遺伝子の蛍光物質から発された蛍光の一部や励起光遮蔽層34を僅かに透過した励起光は、ダブルゲートトランジスタアレイチップ3を構成する各層を透過して透明基板35の裏面35aで反射し、ダブルゲートトランジスタアレイチップ3の外部に出射されるようになっている。
以上の本第2の実施形態では、透明基板35の裏面35aがダブルゲートトランジスタアレイチップ3の受光面に対して傾斜した反射面とされているため、光源5から照射された励起光は、透明基板35の裏面35aで反射して各ダブルゲートトランジスタ20に入射することなくダブルゲートトランジスタアレイチップ3の外部に出射される。これにより、ダブルゲートトランジスタアレイチップ3の外部に出射された励起光がダブルゲートトランジスタ20に再度入射するのを抑止でき、ダブルゲートトランジスタ20の励起光の検知光量に対する蛍光の検知光量の比率となるS/N比を高くすることができる。
なお、本第2の実施形態では、透明基板35の裏面35aを反射面として(図13及び図14参照)ダブルゲートトランジスタアレイチップ3の内部を透過した励起光が各ダブルゲートトランジスタ20に入射するのを抑止したが、このような構成に代えて、透明基板35の表面(ボトムゲート電極21などと接触する面)上又は裏面35a上に光反射性のシートや光吸収性のシートなどを配してもよい。
また、本第1及び第2の各実施形態では、本発明に係る蛍光検出チップをDNAチップ4に適用した例を開示したが、本発明に係る蛍光検出チップは、これのみに限定されず、蛋白質チップその他のバイオチップに適用されてもよい。
塩基配列特定支援システムの概略構成を示す図面である。 ダブルゲートトランジスタアレイチップの等価回路を示す回路図である。 ダブルゲートトランジスタの電極構造を示した平面図である。 図3のI−I断面図である。 DNAチップの平面図である。 ダブルゲートトランジスタアレイチップに出力される電気信号のレベル推移を示すタイミングチャートである。 コンピュータの回路構成を示すブロック図である。 図5のDNAチップの変形例を示す図面である。 図5のDNAチップの変形例を示す図面である。 第2の実施形態における塩基配列特定支援システムの概略構成を示す図面である。 第2の実施形態におけるダブルゲートトランジスタの積層構造を示す断面図である。 第2の実施形態におけるDNAチップの平面図である。 第2の実施形態におけるDNAチップの透明基板の一形態を示す側面図である。 図13とは異なる透明基板の他形態を示す側面図である。
符号の説明
1 塩基配列特定支援システム
2 スポット
3 ダブルゲートトランジスタアレイチップ(撮像デバイス)
4 DNAチップ(蛍光検出チップ)
5 光源
6 コンピュータ
7 CPU
8 ROM
9 RAM
20 ダブルゲートトランジスタ(光電変換素子)
21 ボトムゲート電極
22 ボトムゲート絶縁膜
23 半導体膜
24 チャネル保護膜
25,26 不純物半導体膜
27 ソース電極
28 ドレイン電極
29 トップゲート絶縁膜
30 トップゲート電極
31 保護絶縁層(保護層)
32 導電体層
33 オーバーコート層
34 励起光遮蔽層
35 透明基板
35a 裏面
41 ボトムゲートライン
42 ソースライン
43 ドレインライン
70 駆動回路
74 トップゲートドライバ
75 ボトムゲートドライバ
76 ドレインドライバ

Claims (3)

  1. 表面側にプローブがスポットとして固定され、複数の光電変換素子を有する撮像デバイスと、
    前記撮像デバイスの裏面側に設けられ、前記撮像デバイスの表面側から入射した励起光が前記光電変換素子に再度入射するのを抑止する再入射抑止部材と、
    を備えることを特徴とする蛍光検出チップ。
  2. 前記撮像デバイスは、透明基板の表面上に互いに離間して配置され、前記励起光に対して遮光性のボトムゲート電極、光に感度を示す半導体膜、光透過性のトップゲート電極がこの順に積層されてなる複数の光電変換素子を備えることを特徴とする、請求項1に記載の蛍光検出チップ。
  3. 前記再入射抑止部材は、前記撮像デバイスの受光面に対して傾斜した反射面を有していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の蛍光検出チップ。
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