JP2009036418A - 空気調和装置 - Google Patents

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Takuro Nishihara
卓郎 西原
Hiroaki Usui
宏明 薄井
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Toru Arakawa
徹 荒川
Hiroyuki Kobayashi
弘幸 小林
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Abstract

【課題】室内ユニットに取り付けられるオプション装置の各種状態を簡易な構成で調整することのできる空気調和装置を提供する。
【解決手段】被調和室の天井面に形成された開口部102に配置される室内ユニット2は、室内熱交換器21および送風ファン22を収容するとともに、開口部102に配置される筐体20と、筐体20に取り付け自在に設けられるオプション装置150と、筐体20の下面に装着される化粧パネル30とを備え、化粧パネル30は、化粧パネル本体30aと、コーナパネル30cとを有し、このコーナパネル30cの裏側に、当該オプション装置150の状態調整を行う状態調整装置が設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、加湿器や空気除菌装置等をオプション装置として取り付け容易な天井埋込型の空気調和装置に関する。
従来、加湿器や空気除菌装置等の各種の装置をオプション装置として取り付けるのを容易にするために、室内ユニットの筐体の側板にノックアウトホール部を備えた天井埋込型の空気調和装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この様な空気調和装置によれば、通常は標準仕様の室内ユニットとして使用することができ、側板のノックアウトホール部を開口させた場合には、オプション機能が付加された室内ユニットとして使用することができる。また、室内ユニットを設置した後であっても比較的簡易にオプション装置を取り付けることができるため、手間やコストを増加させずに、商品としての空気調和装置の多様化を図ることができる。
なお、空気除菌装置としては、水道水等を用いて電気分解を行い、次亜塩素酸等の活性酸素種を含む電解水を不織布等からなる加湿エレメント(濾材、気液接触部材)などに供給して、この加湿エレメントに供給された電解水にウィルス等を接触させ、ウィルス等の空中浮遊微生物を不活化することなどにより、空気を除菌する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−235177号公報 特開2002−181358号公報
ところで、上述したような除菌装置では、電極間の通電状態(供給電力量(電流値、通電時間等))が等しい場合、電気分解に供する水道水等の水質によって、電解水の生成状況が異なってくる。例えば、都市部と山間部では水道水に含まれる塩化物イオン等の電解質濃度が異なるため、出荷時に予め標準的な水道水の水質に基づいて設定された電流値で、電極間に所定の通電時間、電力を供給しても水質によっては空気除菌に必要な所定の濃度の活性酸素種を含む電解水を生成することができない場合がある。このため、空気除菌装置を設置する際には、その地域における水道水の水質に応じて電極間の通電状態を変更する必要があった。しかしながら、オプション装置は天井裏に配置されるため、オプション装置自体に通電状態を調整する手段を設けたとしても、これを調整するためには天井裏に入る必要があり、非常に面倒であった。
本発明の課題は、室内ユニットに取り付けられるオプション装置の各種状態を簡易な構成で調整することのできる空気調和装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の空気調和装置は、被調和室の天井面に形成された開口部に配置される室内ユニットを備える空気調和装置であって、前記室内ユニットは、室内熱交換器および送風機を収容するとともに、前記開口部に配置される筐体と、前記筐体に設けられ、前記送風機により前記筐体内に吸い込まれた空気を除菌する除菌装置と、前記筐体の下面に装着される化粧パネルと、を備え、前記化粧パネルは、化粧パネル本体と、この化粧パネル本体に脱着自在に設けられるコーナパネルとを有し、前記コーナパネルの裏側には、前記除菌装置の動作状態を調整する状態調整装置が設けられていること、を特徴とする。
上記構成によれば、コーナパネルに設けられた状態調整装置により、オプション装置の運転状態を天井裏に入らずに調整することができる。また、室内ユニットに取り付けられるオプション装置の状態調整を行う状態調整装置が化粧パネル本体に着脱自在に設けられるコーナパネルに設けられる。このため、オプション装置を取り付けるか否かによらず、化粧パネル本体を共通化することができ、オプション装置が取り付けられた場合には状態調整装置が設けられたコーナパネルを化粧パネル本体に装着させればよい。したがって、室内ユニットを遠隔操作するためのリモートコントローラや空気調和装置を制御する集中制御装置、室内ユニット本体に対する設計変更等を行うことなく、簡易な構成でオプション装置の各種状態を調整することができる。
また、上記構成において、前記状態調整装置は状態調整を行うための操作がなされる操作部を有し、当該操作部は前記コーナパネルの裏面に設けられていること、を特徴とする。
上記構成によれば、コーナパネルの裏面に操作部を設けることにより、メンテナンス担当者以外の人間が不用意に操作部を操作してしまうことを防止できる。
また、上記構成において、前記除菌装置は、水を電気分解して電解水を生成する電解水生成部と、この電解水生成部から供給された電解水と前記送風機により前記筐体内に吸い込まれた空気とを接触させる空気除菌部とを備え、前記状態調整装置は、前記電解水生成部を通過する水の単位量に対して流れる電気量を調整すること、を特徴とする。
上記構成によれば、例えば、水の流量を一定に制御するとともに、電解水生成部に流れる電流が所望の値になるように制御すればよいので、簡易な制御により、使用する水の種類によらず活性酸素種の発生を一定に保つことができる。このため、設置環境に応じた適切な調整を行うことができる。
また、上記構成において、前記コーナパネルには前記除菌装置の状態報知を行う状態報知装置をさらに有し、前記状態調整装置と前記除菌装置を接続する接続ケーブルおよび前記状態報知装置と前記除菌装置を接続する接続ケーブルは一体形成されていること、を特徴とする。
上記構成によれば、報知装置と基板等の部品を共通化するとともに、ケーブルを一体化することができる。このため、製造コストを低減することができるとともに、空気調和装置を設置する際の作業を簡易にすることができる。
本発明によれば、化粧パネル本体に脱着自在に設けられるコーナパネルにオプション装置の状態調整を行う状態調整装置を設ける構成としているので、室内ユニットに取り付けられるオプション装置の各種状態を簡易な構成で調整することができる。
以下、本発明の一実施の形態を説明する。図1に、本実施の形態の空気調和装置100の概略構成を示す。図1に示す空気調和装置100は、四方向吹き出し型の天井埋込型空気調和装置である。
まず、図1を参照して空気調和装置100の概略構成を説明する。この空気調和装置100は、被調和室の外に設置される上記室外ユニット1と、被調和室内に設置される上記室内ユニット2とを備えた分離型のヒートポンプ式空気調和装置であり、室内ユニット2が配置された被調和室を空調(冷房及び暖房)するものである。室内ユニット2の筐体20にはオプション装置が取り付け可能に構成されており、本実施の形態ではオプション装置として、空気除菌装置150(請求項中「除菌装置」に対応)が取り付けられている。
室外ユニット1は、図1に示すように、室外冷媒配管10に圧縮機11が配設され、この圧縮機11には、その吸込側にアキュムレータ12が接続され、その吐出側には四方弁13と室外熱交換器14と電動膨張弁15とが順に接続されている。また、室外ユニット1には、室外熱交換器14へ向かって送風する室外ファン16が配設されている。
室内ユニット2は、空気の吸込口31および吹出口32を備えた筐体20内に、室内熱交換器21と、空気の吸込口31から吹出口32に向けて筐体20内に空気を導通させる送風ファン22とを備える。さらに、室内ユニット2には、送風ファン22により筐体20内に導入される空気を除菌する空気除菌装置150が上述の通りオプション装置として取り付けられている。この空気除菌装置150は、室内ユニット2に導入される空気に活性酸素種を含む電解水を接触させて空気の除菌を行う空気除菌ユニット4と、所定のイオン種を含む水を電気分解し、活性酸素種を含む電解水を生成して空気除菌ユニット4に供給する電解水生成ユニット5と、制御ユニット6とを備える。
室外ユニット1の室外冷媒配管10と室内ユニット2の室内冷媒配管33とは連結配管34を介して連結されており、これら室外ユニット1および室内ユニット2は、室内ユニット2に内蔵される制御基板7の制御の下に運転される。
制御基板7は、図示しないCPUと、CPUにより実行される制御プログラム、及び、この制御プログラムに係る制御用データ等を格納したROMと、CPUにより処理されるプログラムや各種データを一時的に記憶するRAMとを備える。さらに、制御基板7は、室内ユニット2の装置外のリモコン装置(図示略)から送信される赤外線信号を受信する赤外線受信部を備える。CPUは、赤外線受信部により受信した赤外線信号に基づき、上記リモコン装置による指示を受け、この指示に従ってROM内に格納した制御プログラムを読み出し、RAMに展開して実行することにより、空気調和装置100全体の制御を行う。
空気調和装置100では、四方弁13を切り換えることにより冷媒回路100aを流れる冷媒の流れを切り換えて冷房運転と暖房運転とを切り換えるよう構成されている。冷房運転時には図中に示す実線矢印の方向に冷媒が流れ、暖房運転時には破線矢印の方向に冷媒が流れる。
制御基板7では、リモコン装置等から入力された空調指示信号に基づき、冷房運転時には、四方弁13を冷房運転側に切り換えるように制御し、暖房運転時には四方弁13を暖房運転側に切り換えるように制御する。これにより、冷房運転時には圧縮機11から吐出された高圧の冷媒がアキュムレータ12を経て室外熱交換器14に達し、室外熱交換器14において凝縮されて電動膨張弁15に送られる。この高圧の冷媒は電動膨張弁15を通過して膨張し、室内熱交換器21において気化された後に圧縮機11の吸込側に戻る。一方、暖房運転時には、圧縮機11から吐出された高圧の冷媒が室外冷媒配管10を経て室内熱交換器21に送られ、室内熱交換器21において凝縮し、電動膨張弁15に送られる。この冷媒は電動膨張弁15において膨張して室外熱交換器14に送られ、室外熱交換器14で気化して、四方弁13を介してアキュムレータ12に送られ、圧縮機11の吸込側に戻る。
図1には1台の室外ユニット1に対して、1台の室内ユニット2が接続された状態を示しているが、本実施の形態の空気調和装置100は、1台の室外ユニット1に対して、複数台の室内ユニット2を連結配管34を介して接続することができる。この場合、複数台の室内ユニットを制御する集中制御装置8が設けられ、制御基板7は、集中制御装置8から送られる制御信号に基づいて、室内ユニット2内の各種制御動作を行う。
また、制御基板7は、空気除菌装置150の制御ユニット6に対して空気除菌運転開始信号、空気除菌運転停止信号等の各種制御信号を送信し、空気除菌装置150に対して空気除菌運転を開始させたり停止させたりする。
次に、室内ユニット2の具体的構成例を示す。
図2に、室内ユニット2の外観構成例を示す。但し、図2において冷媒配管等33は図示略している。また、図3に、本発明の実施形態に係る空気調和装置100に使用される室内ユニット2が、天井に埋め込まれた状態を示す側断面図を示す。また、図4に、筐体20から化粧パネル30を取り外した状態を示す。
図2および図4に示すように、筐体20の四隅(コーナ部)には、吊り金具103が取り付けられている。室内ユニット2は、図3に示すように、室外ユニット1が設置される建屋の天井板101に略四角形に形成された天井孔(請求項中「開口部」に対応)102に、被調和室側から天井板101の裏側に埋め込まれ、天井裏から垂下する吊りボルト104に吊り金具(請求項中「止着部」に対応)103が止着されることにより、天井空間に吊り下げられるようになっている。筐体20の下面(被調和室側)には化粧パネル30が装着されている。
化粧パネル30は、図2および図4に示すように、平面視において略矩形、より具体的には略正方形に形成される。化粧パネル30は、化粧パネル本体30aと、この化粧パネル本体30aに脱着自在に設けられるコーナパネル30cとを備えており、この化粧パネル30によって筐体20の開口面および天井孔102の周囲が覆われている。すなわち、化粧パネル30の面積は筐体20の下面面積よりも大きく構成される。また、化粧パネル本体30aには、平面視における略中央部に位置する吸込口31と、化粧パネル30の四辺の近傍に、それぞれの辺に沿って長尺に形成された吹出口32とが形成されている。吹出口32は、筐体20の側板20a、20e(図6参照)にほぼ平行に延びており、室内熱交換器21を通過した空気が効率よく排出される構成となっている。
コーナパネル30cは、化粧パネル本体30aの四隅に形成された開口部30b(請求項中「切り欠き部」に対応)に係止爪30e(図5参照)等により脱着自在に設けられている。この開口部30bは、図2および図4に示すように、吊り金具103の下方に位置しており、このコーナパネル30cを取り外すことにより、取り付け業者は開口部30bから手を挿入して吊り金具103を把持することができるようになっている。これにより、取り付け業者は化粧パネル本体30aを筐体20に装着させた状態で、筐体20の位置決めを行ったり、吊りボルト104を吊り金具103に止着させる作業を行ったりすることができるようになっている。
また、吸込口31には吸込グリル31aが脱着自在に取り付けられ、吸込グリル31aの内側、すなわち天井板101の裏側には、この吸込口31を通じて筐体20内に流入する空気中に含まれる塵埃を除去するフィルタ35が装着されている。本構成では、室内ユニット2は、この吸込口31から被調和室内の空気を筐体20の内部へ吸い込み、筐体20内で空気の熱交換を行った後、四つの吹出口32から被調和室内に向けて空気を四方向に吹き出すようになっている。
本実施の形態の室内ユニット2は、図2および図4に示すように、このコーナパネル30cの一つに空気除菌装置150(オプション装置)の状態報知を行う状態報知装置200が設けられている。状態報知装置200が設けられたコーナパネル30cは、予め状態報知装置200付きのコーナパネル30c(30d)として部品化されており、空気除菌装置150が室内ユニット2に取り付けられたときに通常のコーナパネル30cに置き換えられるものである。また、コーナパネル30dの裏面(コーナパネル30dが取り付けられた場合に天井側を向く面)には後述する状態調整装置が設けられている。この状態調整装置を調整することにより、空気除菌装置150の制御状態(電解条件)を調整することができる。
図5に示すように、状態報知装置200は、コーナパネル30cの被調和室側の面に3つの発光素子211、212、213が一列に配置されており、化粧パネル30のデザイン的なポイントともなっている。発光素子211、212、213としては、例えば、発光ダイオード(LED)を用いることができる。発光素子211、212、213の発光色は同一色であってもよいし異なる色であってもよい。3つの発光素子211、212、213のうち、一の発光素子211は後述する運転状態報知用発光素子であり、空気除菌装置150が運転されている場合に点灯される。他の二つの発光素子212、213は後述する異常状態報知用発光素子であり、空気除菌装置150の異常が検出された場合に、点灯されるものである。なお、これらの発光素子211、212、213の点灯パターンについては後述する。状態報知装置200が設けられたコーナパネル30dにはサービススイッチ240が設けられており、このサービススイッチ240についても後述する。
図6は、コーナパネル30dの裏面(被調和室と反対側の面)の構造を示す斜視図である。コーナパネル30dの裏面の各頂点付近には、係止爪30e〜30hがそれぞれ設けられている。これらの係止爪30e〜30hが開口部30bと係合することにより、コーナパネル30dが化粧パネル本体30aに固定される。コーナパネル30dの略中央付近には、カバー300がネジ穴301に挿入されたネジ310によって固定されている。このカバー300は、図7に示すように破線で示す基板320を覆っている。
基板320には、図7にその一部を拡大して示すように、コネクタ330およびロータリースイッチ340(請求項中「操作部」、「状態調整装置」に対応)その他の部品が配置されている。また、基板320の上辺(図7中上側の辺)の中央付近には、略半円形の切り欠き321が設けられており、ネジ310が螺合されるネジ穴30jを有する突起部30iが当該部分に嵌入される。また、基板320の右上部(図7中右上の部分)には係止爪30kが係合される切り欠き322が形成されている。ロータリースイッチ340は、その略中央に形成されている回転操作つまみ341を、「0」〜「9」によって示される電解条件指定番号342を参照しながら回転させ、所定の番号を矢印によって選択することにより、空気除菌装置150の電解条件を設定することができる。本実施の形態では、回転操作つまみ341を所定の角度ずつ回転操作をすることにより、「0」〜「9」のいずれかの電解条件指定番号を選択することができるようになっている。ロータリースイッチ340は、選択された電解条件指定番号に応じた情報を出力し、空気除菌装置150に供給する。空気除菌装置150の電解ユニット制御部155(後述する)は、ロータリースイッチ340から供給された情報に対応付けられた通電状態となるように、例えば、電極間に印加される電圧を調整する。
具体的には、各電解条件指定番号には所定の通電状態が対応付けられており、これは電解条件指定番号が大きくなるにつれて、例えば、水道水の単位体積あたりに流れる電気量(=電流×時間)が段階的に増加するようになっている。回転操作つまみ341は、出荷時には、例えば、電解条件指定番号が中間の番号である「5」に合わせられており、空気調和装置100の設置地域における水道水の水質等、電気分解に供する水のイオン種濃度に応じて、電解条件指定番号を変更操作することにより、電極間の通電状態が変更される。このとき、水道水の単位体積あたりに流れる電気量を変えるためには、水道水の流量が一定の場合には、電極に印加する電圧を変化させることにより実現できる。また、逆に電気量が一定である場合には、流量を増減することにより水道水の単位体積あたりに流れる電気量を変化させることができる。
また、「0」〜「9」の電解条件指定番号のうちの一部に対して上記のように電極への供給電力量が段階的に変更するように対応付けておき、残りの一部の電解条件指定番号に対しては例えば特殊な運転モード時における所定の通電状態に対応付けるようにしてもよい。この様な特殊な運転モードとして、例えば、電極に堆積したスケール等を除去させるために極性を反転させて電極間に通電を行うスケール除去運転モードや、通常よりも活性酸素種の濃度の濃い電解水を生成して、後述する気液接触部材としてのエレメント41等に供給することによりエレメント41等の清掃を行うクリーニングモードなどが挙げられる。
基板320には、前述したロータリースイッチ340以外にも、状態調整装置を構成する他の回路と、状態報知装置200を構成する回路とが設けられている。なお、以下では、これらの回路を総称して状態報知調整装置250と呼ぶ。コネクタ330は、状態報知調整装置250を構成する状態報知装置200と、状態調整装置のそれぞれが有する信号線に対して、後述する接続ケーブル350を接続するための接続端子である。
図8は、コーナパネル30dを開口部30bに取り付ける際の各部の状態を示す図である。この図8に示すように、コーナパネル30dを開口部30bに取り付ける際には、係止爪30e〜30hが開口部30bの周辺に設けられた係止部(不図示)と係合するように嵌合される。このとき、基板320のコネクタ330と、空気除菌装置150とを接続する接続ケーブル350(およびコネクタ351)は、開口部30bから筐体20の側板20aに沿って配置される。また、接続ケーブル350は、ある程度余裕を持つようにその長さが設定されているので(例えば、1m以上の余裕を持つように設定されているので)、取り付け作業を円滑に行うことができる。
次に、図3、図4および図9を参照して室内ユニット2の内部構成を説明する。
但し、図9は、筐体20の内部の構成を示す分解斜視図であり、図9では、図2〜図5に対して上下方向を逆に示している。
筐体20の側板20aの内面には、図3および図9に示すように、発泡スチロール製の断熱体23が設けられている。また、筐体20の天板20bの内側には、モータ22aが固定され、このモータ22aのシャフトには羽根車22bが取り付けられており、これらが送風ファン(送風機)22を構成している。この送風ファン22を取り囲むように曲げられた室内熱交換器21が上記発泡スチロール製の断熱体23の内側に配置されている(図3参照)。この室内熱交換器21には、送風ファン22により吸込口31から吸い込まれた空気が供給され、室内熱交換器21により熱交換された空気が各吹出口32から吹き出されるように構成されている。
図9に示すように、室内熱交換器21は、筐体20の側板20a、20eに沿った形状を有し、これら側板20a、20eに対向する面は平らになっている。室内熱交換器21の下方には、この室内熱交換器21から流下する結露水(ドレン水)を受ける発泡スチロール製のドレンパン24が配置され、このドレンパン24の外周は筐体20の内面にほぼ接している。ドレンパン24には、図3に示すように、室内熱交換器21の一隅部に相当する位置にドレンポンプ27が配設され、ドレンパン24に貯留したドレン水はドレンポンプ27により汲み上げられる。ドレンポンプ27により汲み上げられたドレン水は、ドレンホース接続口28に接続されドレンホース(図示略)を通じて、室内ユニット2の外部に排出される。また、切り欠き部20fには、室内熱交換器21から延びる連結配管(冷媒配管)34(図1)が通っている。
ドレンパン24には、化粧パネル30の吸込口31および吹出口32に対応する位置に吸込開口25及び吹出開口26が設けられている。吸込開口25は、図3および図4に示すように、略矩形に形成されたドレンパン24の中央に平面視略円形に形成されている。また、吹出開口26はドレンパン24の四辺に沿ってそれぞれ形成されている。ドレンパン24の吹出開口26は、室内熱交換器21の平らな部分に対応する位置にあり、この吹出開口26から上述した吹出口32を通って、被調和室内に向けて空気が吹き出される。
また、ドレンパン24の下部には、図4および図9に示すように、電装箱70が配置されており、この電装箱70内に制御基板7が収容される。
次に、筐体20に対する空気除菌装置150の取り付け構造を説明する。
筐体20は、被調和室側の面(図3,4では下側の面)が開口した多角形状の箱形に形成されている。具体的には、図9に示すように、筐体20は、略長方形の3枚の側板20aと、同じく略長方形の1枚の側板20eと、これら側板20a、20eが接続される天板20bとを備える。上記各側板20aの間には、それぞれ別の平板20gが介在されており、これら側板及び平板20gは、全体として略八角形の枠を形成する。
図9に示すように、3枚の側板20aには、それぞれノックアウトホール部20cが形成されている。このノックアウトホール部20cは、側板20aの一部を構成する一枚の板により塞がれた略長方形の孔であり、必要に応じて押し込むことにより上記孔を塞ぐ板が脱落して開口部20dが形成される。この開口部20dには、空気除菌ユニット4を外側から差し込むことにより、上記した空気除菌装置150が取り付けられる。本実施形態では、3枚の側板20aのうち、ドレンポンプ27が配設される一隅部に近接する1枚の側板20aのノックアウトホール部20cを開口させ、この開口部20dに空気除菌装置150が取り付けられている。このように、3枚の側板20aには、すべてノックアウトホール部20cが形成されているため、側板20aの任意の位置に空気除菌装置150を取り付けることが可能となり、室内ユニット2が設置される周囲の環境に応じて、空気除菌装置150の取り付け位置を選択することができる。
但し、側板20eの一端側には、室内ユニット2内の室内熱交換器21に接続される室内冷媒配管33等を導くための切り欠き部20fが形成され、他端側には、後述するドレンポンプ27によって汲み上げられたドレン水を外部に排出するためのドレンホース接続口28が設けられている。
次に、空気除菌装置150について説明する。図10は、空気除菌装置150を背面側から見た斜視図であり、図11は、空気除菌装置150を正面側から見た斜視図である。
空気除菌装置150は、図10及び図11に示すように、筐体20の開口部20d(図5)を塞ぐベース板(板状部材)3を備え、このベース板3の筐体20の内側に臨む面3Aに空気除菌ユニット4(請求項中「空気除菌部」に対応)が配置され、このベース板3の筐体20の外側に臨む面3Bに電解水生成ユニット5(請求項中「電解水生成部」に対応)と、この電解水生成ユニット5を制御する制御ユニット6とが配置されている。本構成では、筐体20の外側から、開口部20dに空気除菌ユニット4を差し込み、ベース板3と側板20aとを固定して室内ユニット2に取り付けることで、開口部20dが閉鎖される。
図10に示す空気除菌ユニット4は、保水性の高いエレメント(気液接触部材)41と、このエレメント41の上部に取り付けられる分散皿(電解水供給部)42と、エレメント41の下部に取り付けられる電解水トレイ(水受皿)43とを備える。空気除菌ユニット4は、図10に示すように、取付金具44により、ベース板3との間に所定の間隔を空けた位置で当該ベース板3に支持されており、このベース板3と空気除菌ユニット4との間には、発泡スチロール製の断熱体45が設けられている。
空気除菌ユニット4を開口部20dに差し込んで固定した状態では、図3に示すように、空気除菌ユニット4が室内熱交換器21に隣り合うように位置する。この空気除菌ユニット4は、室内熱交換器21の外側に位置するので、送風ファン22によって送風され、室内熱交換器21を通過した空気が空気除菌ユニット4のエレメント41に吹き付けられる。この空気は、エレメント41を通ることにより除菌され、空気除菌ユニット4とベース板3との間を下方に流れて、化粧パネル30に形成された吹出口32から、被調和室に吹き出される。また、ベース板3には、断熱体45が配設されており、エレメント41を通った空気は、断熱体45と空気除菌ユニット4との間を下方に流れるので、空気除菌装置150における空気の温度変化は最小限に抑えられる。
エレメント41は、例えば、アクリル繊維やポリエステル繊維等で作成された不織布(フィルタ部材、濾材)で構成される。エレメント41の素材としては、電解水に対する反応性の少ない素材が好ましく、上記のアクリル繊維、ポリエステル繊維の他、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等)、塩化ビニル樹脂、フッ素系樹脂(PTFE、PFA、ETFE等)、セルロース系材料またはセラミックス系材料等を用いることができる。
本実施形態では、エレメント41に親水処理を施すことなどにより、電解水に対する親和性を高めている。これにより、エレメント41における保水性・湿潤性が保たれ、エレメント41に導入された空気を確実に電解水に接触させて空気の除菌効率を高めている。また、エレメント41の上方にはエレメント41と同様の素材を用いて構成される分流シートが載置されており、分流シートを介して電解水をエレメント41に滴下することによって、エレメント41の全域に電解水を浸透させることができるようになっている。
分散皿42は、図10に示すように、後述する電解ユニット51から電解水注入チューブ(供給管)52を介して供給される電解水を、エレメント41に滴下させるものである。この分散皿42の長手方向の一端部42Aには、電解水注入チューブ52が接続される接続口42Bが形成されている。
また、分散皿42の底面には、電解水をエレメント41に滴下し、エレメント41に分散・浸潤させるための孔(図示略)が、多数形成されている。この分散皿42からエレメント41に分流シートを介して電解水を滴下することで、エレメント41全体に均一に電解水が供給される。電解水注入チューブ52は、電解ユニット51において生成された電解水を分散皿42に導く管である。
電解水トレイ43は、分散皿42からエレメント41に供給された電解水がエレメント41から流下(排出)した場合に、この電解水を受けるためのトレイである。電解水トレイ43は、エレメント41よりも長手方向(幅方向)に長く形成され、この電解水トレイ43の両端部43A、43Bはそれぞれエレメント41の両端よりも突出している。一方の端部43Aには排水口46が形成され、電解水トレイ43で受けた電解水は、この排水口46を通じてドレンパン24上に排出される。
また、他方の端部43Bは、分散皿42に形成された接続口42Bの下方に位置しており、この他方の端部43B上には、上記接続口42Bに接続された電解水注入チューブ52が延在している。これによれば、接続口42Bにおいて、電解水注入チューブ52から電解水が漏れた場合であっても、この漏れた電解水は電解水トレイ43の他方の端部43Bで受けられるため水漏れが防止される。なお、電解水注入チューブ52は、他方の端部43Bのベース板3に対向する面43B1とベース板3とを貫通し、このベース板3の表面(すなわち、筐体20の外側に臨む面)3B側に延出している。
制御ユニット6は、図11に示すように、電装基板61を備え、この電装基板61は電装ボックス62に収容されている。この電装ボックス62は、前面が開口したボックス本体62Aと、この前面を覆う蓋体62Bとを備え、ボックス本体62Aは、取付金具63により、ベース板3との間に所定の間隔を空けた位置で当該ベース板3に支持されている。これによれば、電装ボックス62をベース板3に直に取り付ける場合に比べて、伝熱面積が拡大され、伝熱面積が拡大された分だけ電装基板61の冷却効率を向上できる。
電装基板61は、図示しないCPUと、CPUにより実行される制御プログラム、及び、この制御プログラムに係る制御用データ等を格納したROMと、CPUにより処理されるプログラムや各種データを一時的に記憶するRAMとを備えている。CPUは、ROM内の制御プログラムに従って、後述する電解ユニット51内の電極53a、53bに対する通電制御、水道水制御弁55の開閉制御等の各種制御を行う。例えば、CPUは、電解ユニット51において所定の濃度の電解水を生成させるため、この濃度に対応する電流密度で電極53a、53bに電流を流す。また、例えば、CPUは、電解ユニット51に対して水を供給するため、水道水制御弁55を開閉する。CPUは、電極53a、53bに対する通電制御、水道水制御弁55に対する開閉制御等の各種制御を行うために、空気除菌装置150内の各部に設けられた状態検出用のセンサからセンサ入力を受ける。
さらに、電装基板61のCPUは制御基板7のCPUに通信回線等(図示略)を介して接続されており、制御基板7から入力される指示、例えば上記リモコン装置において入力された指示に従って、上記制御を実行する。これにより、例えば、当該空気調和装置100(室内ユニット2)の冷房・暖房運転に連動して、或いは独立して空気除菌ユニット4に電解水を供給させることが可能となる。また、電装基板61のCPUは状態報知調整装置250と接続ケーブル350を介して接続されており、状態報知装置200の発光素子211、212、213に対する点灯指示信号を送信する。これにより、状態報知装置200では発光素子211、212、213を発光させて空気除菌装置150の各種状態をユーザ等に対して報知する。また、電装基板61のCPUは、ロータリースイッチ340の回転操作つまみ341の設定値を取得し、当該設定値に応じて電極53a、53bに対する通電制御を行う。
一方、電解水生成ユニット5は、電解ユニット51と、この電解ユニット51の上流側に配置される減圧弁54及び水道水制御弁55とを備える。これら電解ユニット51、減圧弁54及び水道水制御弁55は、ベース板3に取り付けられた支持板56上に載置され、この支持板56には、上方から略箱状のカバー体57が被せられる。これにより、電解ユニット51、減圧弁54及び水道水制御弁55は、支持板56とカバー体57とで形成されるボックス58内に収容される。
減圧弁54は、電解ユニット51に供給される水(例えば、水道水)の圧力変動を抑制し、供給される水量を略一定に保つものであり、この減圧弁54の上流側には、外部の給水源に接続される給水口54Aが形成されている。ここで、給水口54Aに接続されて、電解ユニット51に水を供給する給水源は、市水(水道水)或いは給水槽等に貯留された水等のいずれであってもよい。この給水槽等に貯留される水とは、水道水等のように塩化物イオン等のイオン種が予め含有されている水であってもよいし、井戸水等のイオン種濃度の希薄な水であってもよい。本実施形態では、これらを総称して水という。
水道水制御弁55は、制御ユニット6の制御により開閉される電磁弁である。また、電解ユニット51に接続された電解水注入チューブ52は、上記電装ボックス62の下方を通過した後に、ベース板3を貫通し、このベース板3の裏面(すなわち、筐体20の内側に望む面)3Aに延出する。これによれば、空気除菌ユニット4側に延在する電解水注入チューブ52の長さを最小限に抑えることができるため、エレメント41の通風抵抗の低減を図ることができる。また、本実施形態では、電解ユニット51はベース板3の一面に配置され、ベース板3の反対側の面に配置されたエレメント41に近接しているので、電解水注入チューブ52を介して活性酸素種を含む電解水をただちにエレメント41に供給することができる。
電解ユニット51は、図12に示すように、水道水等の水が供給される電解ユニット本体51Aを有する。この電解ユニット本体51Aの内部には、少なくとも一対の電極53a、53bが配設され、これら電極53a、53b間に電圧を印加することにより、水を電気分解して活性酸素種を含む電解水を生成させる。
ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質のことであり、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシルラジカル、或いは過酸化水素といった、いわゆる狭義の活性酸素に、オゾン、次亜ハロゲン酸等といった、いわゆる広義の活性酸素を含めたものとする。
電極53a、53bは、例えば、ベースがチタン(Ti)で皮膜層がイリジウム(Ir)、白金(Pt)から構成された2枚の電極板である。
上記電極53a、53b間に電圧を印加すると、カソード電極では、水中の水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH-)とが下記式(1)に示すように反応する。
4H++4e-+(4OH-)→2H2+(4OH-) ・・・(1)
一方、アノード電極(陽極)では、下記式(2)に示すように水が電気分解される。
2H2O→4H++O2+4e- ・・・(2)
とともに、アノード電極においては、水に含まれる塩素イオン(塩化物イオン:Cl-)が下記式(3)に示すように反応し、塩素(Cl2)が発生する。
2Cl-→Cl2+2e- ・・・(3)
さらに、この塩素は下記式(4)に示すように水と反応し、次亜塩素酸(HClO)と塩化水素(HCl)が発生する。
Cl2+H2O→HClO+HCl ・・・(4)
この構成では、電極53a、53b間に通電することで、殺菌力の大きい次亜塩素酸(HClO)等の活性酸素種が発生し、この活性酸素種を含んだ電解水がエレメント41に供給される。この状態で、エレメント41に空気を通過させることにより、当該エレメント41を通過する空気中に浮遊するウィルス等を不活化させて、空気を除菌することができ、さらにエレメント41自体における雑菌の繁殖を防止できる。
また、空気中の臭気等の原因物質であるガス状物質も、エレメント41を通過する際に、電解水に溶解したり、電解水に含まれる次亜塩素酸等の活性酸素種と反応したりして、空気中から除去されるので、エレメント41によって脱臭が可能である。
さらに、電極53a、53b間に所定の電流密度の電流(例えば、20mA/cm2等)を通電すると、水の電気分解によって所定の濃度の活性酸素種(例えば、遊離残留塩素濃度1mg/l等)を含む電解水を生成することができる。また、ロータリースイッチ340の回転操作つまみ341を操作して電流値を変更することにより、電解水中の活性酸素種の濃度を変化させることが可能であり、具体的な例としては、電流値を小さくした場合には電解水の次亜塩素酸の濃度を低くすることができ、電流値を大きくした場合には電解水の次亜塩素酸の濃度を高くすることができる。
以上の様に構成された空気調和装置100によれば、室内熱交換器21及び送風ファン22を備える天井埋込型の空気調和装置100の室内ユニット2において、電解水に浸潤されるエレメント41を、室内熱交換器21を通過した空気が通るので、冷房または暖房により温度調整された空気に含まれるウィルス等を不活化し、或いは除去することができる。これにより、空気調和装置100に空気の除菌機能を持たせることができ、被調和室内の床面における設置スペースの制約を受けずに、空気の清浄化を実現できる。
ところで、空気除菌装置150では、上述したように、空気除菌運転の際に電解ユニット51内の電極53a、53bへの通電、水道水制御弁55の開閉等が行われるが、使用時にこれらの動作に各種の不具合が生じる場合がある。また、空気除菌装置150は、使用により経年劣化する消耗部材(例えば、エレメント41、電極53a、53b)がある。そこで、空気除菌装置150は、これらの状態をユーザに報知すべく、自己の装置の状態に応じた点灯指示信号を状態報知装置200に出力して、状態報知装置200において空気除菌装置150の状態に応じた報知が行われるように状態報知装置200の報知制御を行っている。
次に、図13を参照して、空気除菌装置150による状態報知調整装置250の状態報知動作および状態調整動作について説明する。まず、図13を参照して、当該報知制御に係る空気除菌装置150および状態報知調整装置250の機能的構成について説明する。
状態報知調整装置250は、複数の発光素子(但し、図示例では3つの発光素子211、212、213)と、これらの発光素子211、212、213の発光制御を行うLED駆動回路235と、サービススイッチ(SW)240と、ロータリースイッチ(RSW)340と、空気除菌装置150との接続インターフェースである接続インターフェース部230(請求項中「状態調整装置」に対応)とを有している。
図2、図4、図9に示す3つの発光素子211、212、213のうち、一の発光素子211を運転状態報知用発光素子(以下、運転LED211)とし、他の一つの発光素子212を第一の異常状態報知用発光素子(以下、第一の警報LED212)とし、残りの一つの発光素子213を第二の異常状態報知用発光素子(以下、第二の警報LED213)とする。運転LED211は、基本的には空気除菌装置150が何らかの態様で運転されている場合に点灯され、空気除菌装置150の運転が停止中である場合や異常が発生している場合には消灯されるものである。第一の警報LED212および第二の警報LED213は、空気除菌装置150に異常が発生した場合や、通常の空気除菌運転とは異なる運転モードで空気除菌装置150が運転を行っている場合にその旨を報知すべく点灯されるものである。
LED駆動回路235は、空気除菌装置150から接続インターフェース部230を介して入力される点灯指示信号に応じて、所定の点灯パターンとなるように各発光素子211、212、213の発光制御を行う。
サービススイッチ240は、ユーザ又はメンテナンス管理者等により押下操作されるもので、このサービススイッチ240を押下操作することにより、空気除菌装置150の運転状態をメンテナンスモードに移行させたり、強制電解モードに移行させたりすることができる。ここで、メンテナンスモードとは、消耗部材であるエレメント41や電極53a、53bを交換した際に、これらを使用した累積時間をクリアにする際に使用する運転モードであり、強制電解モードとメンテナンス業者等がメンテナンスを行う際に、電解ユニット51において活性酸素種の生成が行われているか確認するために、強制的に電解ユニット51内において電解水を生成させる際に使用するモードである。例えば、サービススイッチ240を一度押下した場合には、メンテナンスモードとなり、サービススイッチ240を通常の押下時間よりも長く押下した場合、すなわち長押しをした場合には強制電解モードとなる。
ロータリースイッチ340は、回転操作つまみ341の設定角度に応じた信号を生成し、接続インターフェース部230を介して、空気除菌装置150に供給する。空気除菌装置150は、ロータリースイッチ340からの信号に応じて、電極53a、53bに流れる電流を制御する。なお、接続インターフェース部230と、LED駆動回路235と、LED211〜213と、ロータリースイッチ340と、サービススイッチ240は、図7に示す基板320上に設けられている。
次に、空気除菌装置150の機能的構成を説明する。空気除菌装置150の電装基板61には、機能的構成として、状態報知調整装置250との接続インターフェースである接続インターフェース部151と、空気除菌装置150の各種状態を検出する状態検出部152と、状態検出部152により検出された状態に応じた点灯パターン情報を記憶する点灯パターン情報記憶部153と、状態検出部152により検出された状態に応じた点灯パターンを点灯パターン情報記憶部153から読み出して、点灯指示信号を生成し、接続インターフェース部151を介して状態報知調整装置250に出力する点灯指示信号生成部154と、ロータリースイッチ340の設定状態に応じて、電極53a,53bに流れる電流を制御する電解ユニット制御部155とを有している。
状態検出部152は、空気除菌装置150の運転状態(異常の有無を含む)を検出する運転状態検出部152aと、消耗部材の交換時期の到来を検出する交換時期検出部152bとを有している。
運転状態検出部152aは、空気除菌装置150の運転状態を検出するために各部に設けられた各種センサ(図示略)からセンサ入力を受け、これらのセンサ入力に基づいて、空気除菌装置150の運転状態を検出する。運転状態検出部152aにより空気除菌装置150の運転状態に異常が発生したことが検出された場合、運転状態の異常の内容に応じた異常発生信号を点灯指示信号生成部154に出力する。運転状態の異常の種類としては、電解ユニット51内の水温異常(例えば、水温が50℃以上等)、電極53a、53bに対する通電異常(導電率異常、電解電流値異常)、給水異常等がある。水温異常は電解ユニット51内に配置される温度センサにより検出することができる。
また、導電率異常は電流値検出計により検出される電流値により判別される。具体的には、電極53a、53bに通電した際に、電極53a、53b間に印加する電圧値を最大(90%以上)としても電流値検出計により検出された電流値が50mA未満である場合に、導電率異常が検出される。
さらに、給水異常は電解ユニット51内に配置される水位センサにより検出できる。これらの各種センサは、制御ユニット6が電極53a、53bに対する通電制御や水道水制御弁55の開閉制御等を行うために設けられたセンサを用いることができる。
交換時期検出部152bは、エレメント41の交換時期の到来や電極53a、53bの交換時期の到来を検出するものである。例えば、エレメント41の使用時間をカウントし、カウントされた使用時間の累積時間が予め設定された交換期間に達した場合に、点灯指示信号生成部154に対してエレメント41の交換時期が到来したことを示す信号を出力する。また、交換時期検出部152bは、電極53a、53bの通電時間をカウントし、カウントされた通電時間の累積時間が予め設定された交換期間に達した場合に、点灯指示信号生成部154に対して電極53a、53bの交換時期が到来したことを示す信号を出力する。
点灯パターン情報記憶部153に記憶される点灯パターン情報は、空気除菌装置150の所定の状態に対して所定の点灯パターンを対応付けたものである。すなわち、空気除菌装置150の状態毎に異なる点灯パターンが対応付けられている。この点灯パターン情報に従って、状態報知装置200に設けられた各発光素子211、212、213は点灯、消灯、あるいは点滅される。ここで、点滅の際の点滅パターンは空気除菌装置150の各種状態に応じて設定されており、例えば、異常発生時には異常の内容に応じた点滅パターンがそれぞれ対応付けられている。これにより、メンテナンス業者等は、状態報知装置200を視認することにより空気除菌装置150の異常の内容を把握することができるようになっている。
点灯指示信号生成部154は、上述したように、状態検出部152から入力される空気除菌装置150の各種状態に応じた点灯パターンで各発光素子211、212、213が点灯されるように点灯指示信号を生成して、接続インターフェース部151を介して状態報知調整装置250に出力するものである。
次に、ロータリースイッチ340に関する動作を説明する。まず、取り付けの際の初期設定の際の動作について説明する。初期設定では、取り付け業者が、空気調和装置100を取り付ける際に、電気分解に供する水道水等の水質に応じて、ロータリースイッチ340の回転操作つまみ341を調整する。すなわち、取り付け業者は、コーナパネル30dを取り外した状態で化粧パネル本体30aを筐体20に取り付けた後、設置された場所に応じて、回転操作つまみ341を調整する。具体的には、例えば、水道水に含まれる塩化物イオン等の電解質濃度が高い地域では、回転操作つまみ341により小さい値の電解条件指定番号(例えば、3,4)を選択する。また、塩化物イオン等の電解質濃度が低い地域では、回転操作つまみ341により大きい値の電解条件指定番号(例えば、6,7)を選択する。このようにして回転操作341が調整されると、ロータリースイッチ340は回転操作つまみ341による設定値に応じた情報を接続インターフェース部230に供給する。接続インターフェース部230では、ロータリースイッチ340からの情報に基づいた信号を生成し、空気除菌装置150に当該信号を供給する。空気除菌装置150では、接続インターフェース部151が当該信号を受信し、電解ユニット制御部155に供給する。電解ユニット制御部155は、接続インターフェース部151から供給された信号に基づいて、電極53a、53bに所定の電流を流す。より詳細には、電解ユニット制御部155は、電極53a、53b間を通過する水の単位体積に対して流れる電気量(=電流×時間)が、回転操作つまみ341の設定値に対応する値となるように制御する。流量が一定である場合には電極53a、53bに印加する電圧を調整すればよい。これにより、電極53a、53bの間を流れる水は、その中に含まれている塩化物イオン等の電解濃度によらず、略一定の濃度の活性酸素種を含む電解水となる。すなわち、電解水のウィルスに対する除菌効果は、使用する水の種類によらず、略一定となる。そして、調整が完了すると、取り付け業者は、カバー300をネジ310によって取り付けた後、接続ケーブル350を開口部30bから内部に押し込みながら、コーナパネル30dを開口部30bに取り付ける。回転操作つまみ341は、コーナパネル30dの裏面に配置されているので、ユーザにはアクセスしにくいことから、ユーザが回転操作つまみ341を不用意に調整してしまうことはない。
続いて、初期設定以降に、何らかの原因により、活性酸素種の濃度を調整する必要が生じたとする。具体的には、例えば、ユーザが臭いに敏感であるために運転時に臭いを感じたり、使用環境等に起因して効果を実感しにくかったりした場合である。あるいは、長期間の運転によりメンテナンスモードによる運転が必要になった場合であり、具体的には、例えば、電極に堆積したスケール等を除去させるために極性を反転させて電極間に通電を行うスケール除去運転モードで運転する場合や、通常よりも活性酸素種の濃度の濃い電解水を生成して、エレメント41等に供給することによりエレメント41等の清掃を行うクリーニングモードで運転する場合などが挙げられる。
このような場合、取り付け業者またはメンテナンス業者(以下、単に「作業者」と称する)は、先ず、コーナパネル30dを化粧パネル本体30aから取り外す。そして、ネジ310を図示せぬドライバによって回して取り外した後、カバー300を取り外す。これにより、ロータリースイッチ340が現れる。次に、作業者は、ロータリースイッチ340の回転操作つまみ341を所定の方向に所定の角度だけ回動させる。例えば、濃度を下げる場合には、現在の値よりも小さい値の電解条件指定番号が選択されるように回転操作つまみ341を動かし、濃度を上げる場合には、現在の値よりも大きい値の電解条件指定番号が選択されるように回転操作つまみ341を動かす。また、前述したスケール除去運転モードや、クリーニングモードで運転する場合には、これらのモードに対応する位置に回転操作つまみ341を設定する。
なお、接続ケーブル350は十分な長さが確保されている(例えば、余分な長さが1m以上確保されている)ので、このような作業を行う場合、作業者は、コーナパネル30dを取り付け位置から十分に低い位置に下ろして作業を行うことができる。このため、作業者は、回転操作つまみ341の調整を容易に行うことができる。
ロータリースイッチ340の回転操作つまみ341が再度調整されると、ロータリースイッチ340は新たな設定値に対応する情報を出力し、接続インターフェース部230に供給する。接続インターフェース部230は、供給された情報に対応する信号を生成し、接続ケーブル350を介して信号を空気除菌装置150に供給する。空気除菌装置150では、接続インターフェース部151がこの信号を受信し、電解ユニット制御部155に供給する。電解ユニット制御部155は、供給された信号に基づいて、電極53a、53bの間に流れる電流を新たな設定値に応じて増減させる。この結果、電解水中の活性酸素種の濃度が増減するので、目的に応じて活性酸素種の濃度を変更することができる。
そして、調整が完了すると、カバー300をネジ310によって固定するとともに、図8に示すように、接続ケーブル350を開口部30bの内部に押し込みながらコーナパネル30dを開口部30bに装着する。これにより、調整作業が完了する。この際、作業者は、天井裏に入る必要がないため、簡単な道具(例えば、脚立とドライバ)だけで調整を行うことができる。また、装置の一部(コーナパネル30d)のみを着脱するだけで調整を行うことができるので、調整にかかる時間を短縮し、結果として、メンテナンスのコストを低減できる。
以上、説明した本実施の形態によれば、化粧パネル本体30aに着脱可能なコーナパネル30dにロータリースイッチ340を設け、空気除菌装置150における活性酸素種の濃度を調整できるようにしたので、作業者は天井裏に入ることなく、簡易に調整を行うことができる。また、接続ケーブル350の長さを十分に確保するようにしたので、作業者は作業を一層容易に行うことができる。
また、以上の実施の形態では、ロータリースイッチ340を状態報知装置200と同じ基板320上に設けるとともに、一体形成された接続ケーブル350によって空気除菌装置150と接続するようにしたので、部品を共通化することにより、部品点数を減らし、結果として、装置の製造コストを低減することができる。さらに、状態調整装置の一部としてのロータリースイッチ340を状態報知装置200と同一のコーナパネル30dに設けることにより、例えば、LED211〜213の状態を参照しながら、ロータリースイッチ340を調整することができるので、調整作業を容易に行うことができる。
また、以上の実施の形態では、ロータリースイッチ340をコーナパネル30dの裏側に設けるとともに、カバー300によって覆うようにしたので、ユーザは容易にこの部分にアクセスすることができないことから、ユーザによってロータリースイッチ340が誤って操作され、活性酸素種の濃度が変化し、その結果、効果が薄れたり、臭いが発生したりすることを防止できる。
また、本実施の形態では、化粧パネル本体30aの四隅に着脱自在に設けられるコーナパネル30cの一つに設けられた状態報知調整装置250により、オプション装置としての空気除菌装置150の運転状態や異常の有無、消耗部材の交換時期の到来(メンテナンス時期の到来)等の各種状態を表示させるとともに、活性酸素種の濃度を調整可能とした、このため、空気除菌装置150を取り付けるか否かによらず、化粧パネル本体30aを空気除菌装置150が取り付けられない室内ユニット2と共通化することができる。そして、空気除菌装置150がオプションとして室内ユニット2に取り付けられた場合には状態報知調整装置250が設けられたコーナパネル30dを、通常のコーナパネル30cに置き換えて化粧パネル本体30aに装着させればよい。したがって、室内ユニット2を遠隔操作するためのリモートコントローラや空気調和装置100を制御する集中制御装置8、室内ユニット2本体に対する設計変更等を行うことなく、簡易な構成でオプション装置としての空気除菌装置150の各種状態を報知および制御することができる。
また、この様に構成された既存の室内ユニット2に対してオプション装置としての空気除菌装置150を取り付けた場合、既存のコーナパネル30cの一つをオプション装置に応じた状態報知調整装置250を有するコーナパネル30dに置き換えればよいので、コーナパネル30dをオプション装置の付随部品として部品化することができ、簡易な構成でオプション装置の各種状態を表示することができる。
以上、上記実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記実施形態では、活性酸素種として次亜塩素酸を発生させる構成について説明したが、活性酸素種としてオゾン(O3)や過酸化水素(H22)を発生させる構成としても良い。この場合、電極53a、53bとして白金タンタル電極を用いると、イオン種が希薄な水からでも、電気分解により高効率に安定して活性酸素種を生成できる。
すなわち、電極53a、53b間に通電することにより、アノード電極では、下記式(5)〜(7)に示す反応が起こり、オゾンが生成される。
2H2O→4H++O2+4e- ・・・(5)
3H2O→O3+6H++6e- ・・・(6)
2H2O→O3+4H++4e- ・・・(7)
一方、カソード電極では、下記式(8)及び(9)に示す反応が起こり、電極反応により生成したO2と溶液中のH+とが結合して、過酸化水素(H22)が生成される。
4H++4e-+(4OH-)→2H2+(4OH-) ・・・(8)
2 -+e-+2H+→H22 ・・・(9)
この構成では、電極53a、53bに通電することにより、殺菌力の大きいオゾンや過酸化水素が発生し、これらオゾンや過酸化水素を含んだ電解水を作ることができる。そして、この電解水中におけるオゾンもしくは過酸化水素の濃度を、対象ウィルス等を不活化させる濃度に調整し、この濃度の電解水が供給されたエレメント41に空気を通過させることにより、空気中に浮遊する対象ウィルス等を不活化することができる。また、臭気等のガス状物質もエレメント41を通過する際に、電解水に溶解したり、電解水中のオゾンまたは過酸化水素と反応したりすることにより、空気中から除去されるため、脱臭することができる。
また、室内ユニット2では、イオン種が希薄な水(純水、精製水、井戸水、一部の水道水等を含む)を用いた場合も同様の反応を起こさせることが可能である。すなわち、イオン種が希薄な水にハロゲン化合物(食塩等)を添加すれば、上記式(3)及び(4)と同様の反応が起こり、活性酸素種を得ることができる。つまり、空気除菌装置150は、塩素化合物が十分に添加された水道水に限らず、他の水を用いた場合であっても、十分な空気清浄効果(ウィルス等の不活化、殺菌、脱臭等)を発揮できる。
この場合、電解ユニット51に導入される水に、薬剤(ハロゲン化合物等)が供給される構成とすればよい。例えば、上記薬剤を供給する薬剤供給装置を室内ユニット2に設けてもよく、この薬剤供給装置は、給水口54Aから電解ユニット51に至る経路上において薬剤を注入するものであってもよいし、電解ユニット51に直接薬剤を注入する構成としてもよい。
ここで、薬剤としては食塩または食塩水を用いることができる。例えば、電解ユニット51中の食塩水の濃度を2〜3%(重量パーセント)程度に調整すれば、電解ユニット51において食塩水を電気分解することにより次亜塩素酸もしくは過酸化水素を含んだ電解水(0.5〜1%)を生成できる。この構成によれば、電解ユニット51に導入される水中のイオン種が希薄な場合でも、食塩または食塩水を添加することにより、イオン種を増加させて、水の電気分解時に、高効率に安定して活性酸素種を生成できる。
また、上記実施の形態では、活性酸素種の濃度を調整する状態調整装置の操作部としては、ロータリースイッチ340を利用するようにしたが、これ以外にも、例えば、ロータリーエンコーダ、リニアエンコーダ、可変抵抗等を利用するようにしてもよい。また、以上の実施の形態では、濃度調整は9つの値のいずれかを選択する形態としたが、これ以外の数であったり、あるいは、可変抵抗等のように無限の段階から選択したりするようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、ロータリースイッチ340は、基板320に設けてカバー300によって覆うようにしたが、カバー300を用いないでそのままの状態としてもよい。あるいは、カバー300の一部に穴を設けて、この穴からロータリースイッチ340の回転操作つまみ341を調整できるようにしてもよい。さらに、コーナパネル30cの一部に穴を開けて、当該穴から回転操作つまみ341を調整できるようにしてもよい。
また、上記実施の形態において、ロータリースイッチ340は、状態報知装置200と同一のコーナパネル30dおよび基板320上に設けるようにしたが、これらを異なるコーナパネルに設けたり、同一のコーナパネルの異なる基板上に設けたりすることも可能である。
また、上記実施の形態において、ドレンパン24を構成する材料や室内熱交換器21の形状等の細部構成については、任意に変更可能であることは勿論である。
また、上述した実施形態では、空気調和装置100として天井埋込型空気調和装置を例示したが、これに限らず、天井板101から室内ユニット2の筐体20を備えるユニット本体が吊り下げられた天井吊型空気調和装置や、室内ユニット2の筐体20を備えるユニット本体が空調室の壁に取り付けられる壁掛型空気調和装置に適用することもできる。
本発明の実施形態における空気調和装置の概略構成を示す図である。 室内ユニットの外観構成図である。 室内ユニットの断面図である。 室内ユニットの一部分解斜視図である。 状態報知装置が設けられたコーナパネルを示す図である。 コーナパネルの裏側の状態を示す図である。 コーナパネルに取り付けられた基板の状態を示す図である。 コーナパネルを開口部に取り付ける際の状態を示す図である。 室内ユニットの筐体内の構成を示す分解斜視図である。 空気除菌装置を背面側から見た斜視図である。 空気除菌装置を正面側から見た斜視図である。 電解ユニットの構成図である。 空気除菌装置および状態報知装置の機能的構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 室外ユニット、2 室内ユニット、3 ベース板、4 空気除菌ユニット(空気除菌部)、5 電解水生成ユニット(電解水生成部)、6 制御ユニット、7 制御基板、8 集中制御装置、10 室外冷媒配管、11 圧縮機、12 アキュムレータ、13 四方弁、14 室外熱交換器、20 筐体、20c ノックアウトホール部、21 室内熱交換器、22 送風ファン(送風機)、30 化粧パネル、30a 化粧パネル本体、30b 開口部(切り欠き部)、30c コーナパネル、41 エレメント、42 分散皿、43 電解水トレイ、51 電解ユニット、53a,53b 電極、55 水道水制御弁、61 電装基板、62 電装ボックス、100 空気調和装置、100a 冷媒回路、101 天井板、102 天井孔(開口部)、103 吊り金具(止着部)、104 吊りボルト、150 空気除菌装置(除菌装置)、151 接続インターフェース部、152 状態検出部、152a 運転状態検出部、152b 交換時期検出部、153 点灯パターン情報記憶部、154 点灯指示信号生成部、200 状態報知装置、211〜213 発光素子、220 基板、230 接続インターフェース部(状態調整装置)、340 ロータリースイッチ(状態調整装置、操作部)、350 接続ケーブル。

Claims (4)

  1. 被調和室の天井面に形成された開口部に配置される室内ユニットを備える空気調和装置であって、
    前記室内ユニットは、
    室内熱交換器および送風機を収容するとともに、前記開口部に配置される筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記送風機により前記筐体内に吸い込まれた空気を除菌する除菌装置と、
    前記筐体の下面に装着される化粧パネルと、
    を備え、
    前記化粧パネルは、化粧パネル本体と、この化粧パネル本体に脱着自在に設けられるコーナパネルとを有し、
    前記コーナパネルの裏側には、前記除菌装置の動作状態を調整する状態調整装置が設けられていること、
    を特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1記載の空気調和装置において、
    前記状態調整装置は状態調整を行うための操作がなされる操作部を有し、当該操作部は前記コーナパネルの裏面に設けられていること、
    を特徴とする空気調和装置。
  3. 請求項1又は2記載の空気調和装置において、
    前記除菌装置は、水を電気分解して電解水を生成する電解水生成部と、この電解水生成部から供給された電解水と前記送風機により前記筐体内に吸い込まれた空気とを接触させる空気除菌部とを備え、
    前記状態調整装置は、前記電解水生成部を通過する水の単位量に対して流れる電気量を調整すること、
    を特徴とする空気調和装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和装置において、
    前記コーナパネルには前記除菌装置の状態報知を行う状態報知装置をさらに有し、
    前記状態調整装置と前記除菌装置を接続する接続ケーブルおよび前記状態報知装置と前記除菌装置を接続する接続ケーブルは一体形成されていること、
    を特徴とする空気調和装置。
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