JP2009035186A - トラクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トラクタ1の操縦部への乗降時に作業者の体重を支えるためのアシストグリップ31において、前記アシストグリップ31の左右両端をハンドル11前方に設けるダッシュボード10の上面に開口した孔10aに貫通し、該アシストグリップ両端基部31bをダッシュボード10内に設けたステー部42に締結部材にて固定するものとした。また、前記ステー部42には、前記アシストグリップ両端基部31bを嵌合させるための嵌合部42aを一体的に形成し、前記アシストグリップ両端基部31bが前記嵌合部42aに嵌合して配設される構成とした。
【選択図】図6
Description
しかし操縦部への乗車、または降車に際しては、片手で前記アシストグリップを握り、他方の手でハンドルを握る場合が多い。この時ハンドルは固定されていない為に、乗降時に身体の体重をかけたり、力を入れたりするとハンドルが回転してしまい、思わぬ方向へ身体が倒れたり、急に捩じられたりすることがあった。
そこで本発明においては、作業者が、容易に操縦部へ乗車、または降車する為の、アシストグリップの提供を課題とする。
図1は本発明の一実施例に係るトラクタの全体的な構成を示した斜視図である。
図2は同じく側面図である。
図3は(a)は本実施例に係るアシストグリップの正面図、(b)は図3(a)中A−A線断面図である。
図4は本実施例に係るアシストグリップの使用状態を示した後方斜視図である。
図5は本実施例に係るアシストグリップの使用状態を示した平面図である。
図6は本実施例に係るアシストグリップの取付状態を示した後方斜視図である。
図7は本実施例に係るアシストグリップの取付部分を示した拡大後方斜視図である。
図8は本実施例に係るアシストグリップの取付部分を示した正面断面図である。
まず図1及び図2により、トラクタ1の全体構造について説明する。図1は本発明の一実施例に係るトラクタの全体的な構成を示した斜視図、図2は同じく側面図である。
トラクタ1は、エンジンフレーム2の上部前側にはエンジン部3が配設され、その後方に操縦部4が配設されている。前記エンジンフレーム2の前下部には、フロントアクスルケース5が左右揺動自在に配設され、該フロントアクスルケース5に軸支された前車軸(図示せず)の両端には、前輪6・6が軸支されている。一方、前記エンジンフレーム2の後方には、ミッションケースが配設され、該ミッションケースの後部両側には、リアクスルケースに軸支された後車軸18が設けられている。そして、該後車軸18の両端部には、後輪7・7が軸支されている。
前記ボンネット9の後方には、樹脂製素材のダッシュボード10が配設され、その内部には、燃料タンク等が収納されている。また、ダッシュボード10の上後部には、ハンドル軸を挿通するための開口部が設けられ、該ハンドル軸の上端にハンドル11が固設されている。また、該ハンドル11の前方には、回転数計や燃料計や警報ランプ等を配備した表示パネル12が配設され、該表示パネル12の前方、即ち前記ダッシュボード10の上前部には、本発明に係るアシストグリップ(前アシストグリップ)31が固設されている。つまり、座席シート13前方であって表示パネル12を備え、ハンドル軸を挿通するダッシュボード10の前上部にアシストグリップ31が配置されている。また、前記ダッシュボード10の後方には、座席シート13が配設され、該座席シート13の両側部には、アシストグリップ(横アシストグリップ)16・16が配置されている。該座席シート13とダッシュボード10の間の下部には、ステップ14が設けられており、これらハンドル11、座席シート13等により、操縦部4が構成されている。
尚、座席シート13の後方には、安全フレーム15が立設されている。
次に、本発明に係るアシストグリップ31の構成について、図3乃至図5を用いて説明する。図3(a)は本実施例に係るアシストグリップの正面図、(b)は図3(a)中A−A線断面図、図4は本実施例に係るアシストグリップの使用状態を示した後方斜視図、図5は本実施例に係るアシストグリップの使用状態を示した平面図である。
前記延出部31aと左右一対の基部31bとは一体として形成され、その内部はボルト31cの嵌装部分を除いて、図3(a)・図3(b)に示す破線部分の内側が中空に形成される。このように形成されることにより、軽量化・低コスト化・形状の自由化を図ることができる。
換言すると、ハンドル11の上端の略前方に延出部31aの上端が位置するように構成している。こうして、延出部31aの左右中央部の上端はハンドル11の上端よりも高くなるように配置し、また、延出部31aの左右幅はハンドル11の左右幅より長くダッシュボード10の左右幅と略同じ、或いは、短く構成して、延出部31aを上方や側方より容易に握れるようにするとともに、延出部31aと安全フレーム15により作業者の安全空間を形成している。
また、図5に示すようにアシストグリップ31の上部は平面視において円弧状に構成しており、ハンドル11と略同心円状として、延出部31aとハンドル11との間に所定の空間Cを形成して、ハンドル操作の邪魔にならないようにし、かつ、延出部31aの上部を上から容易に握れるようにしている。
さらに、延出部31aは側面視においてダッシュボード10上で上後方へ傾斜させ、この傾斜を前記表示パネル12の上部カバーの傾斜に合わせることで違和感なく意匠性を向上させている。
次に、本発明に係るアシストグリップ31の取付について、図6乃至図8を用いて説明する。
アシストグリップ31は、ダッシュボード10に直接取付けることも可能であるが、別体として、ダッシュボード10に開口した孔10aに前記基部31bを挿通し、ダッシュボード10内に配置した取付部材(本実施例ではラジエータブラケット41に設けられたステー部42)に着脱自在に取付けることが好ましい。以下、その詳細を説明する。
なお、本実施例ではボルト31cをアシストグリップ31に嵌装し、ナット32で下方から締結する構成としているが、アシストグリップ31の基部31bに雌ねじ部を形成し、下方よりボルトを螺入させて締結する構成にすることも可能である。
これにより、アシストグリップ31をダッシュボード10に直接取付ける場合に比べ、剛性を高めて強固に固定することができ、より大きな力に対して支えることができる。
これにより、簡単な構成で位置決めができ、取付が容易になると共に、アシストグリップ31とステー部42との接続部の接触面積が大きくなり、単位面積あたりの荷重を小さくできるので、耐加重性・耐久性を向上させることができる。
4 操縦部
10 ダッシュボード
11 ハンドル
12 表示パネル
31 アシストグリップ
41 ラジエータブラケット
42 ステー部
Claims (5)
- トラクタの操縦部への乗降時に作業者の体重を支えるためのアシストグリップにおいて、
前記アシストグリップの左右両端をハンドル前方に設けるダッシュボードの上面に開口した孔に貫通し、
該アシストグリップ両端基部をダッシュボード内に設けた取付部材に固定することを特徴とする、トラクタ。 - 請求項1に記載のトラクタであって、
前記取付部材に、前記アシストグリップ両端基部を嵌合させるための嵌合部を一体的に形成したことを特徴とする、トラクタ。 - 請求項2に記載のトラクタであって、
前記嵌合部内に上下方向に孔を開口し、
前記アシストグリップ両端基部に固定部材を下方に突設し、
前記固定部材を前記孔に挿入して、締結部材にて前記アシストグリップを固定したことを特徴とする、トラクタ。 - 請求項3に記載のトラクタであって、
前記孔を複数開口し、
前記固定部材を複数設け、
前記固定部材を前記孔にそれぞれ挿入して、締結部材にて前記アシストグリップを固定したことを特徴とする、トラクタ。 - 請求項2乃至請求項4の何れか一項に記載のトラクタであって、
前記アシストグリップを中空の合成樹脂で形成したことを特徴とする、トラクタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007202358A JP2009035186A (ja) | 2007-08-02 | 2007-08-02 | トラクタ |
US11/877,602 US7604277B2 (en) | 2005-12-28 | 2007-10-23 | Working vehicle equipped with assist grip |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007202358A JP2009035186A (ja) | 2007-08-02 | 2007-08-02 | トラクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009035186A true JP2009035186A (ja) | 2009-02-19 |
Family
ID=40437485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007202358A Pending JP2009035186A (ja) | 2005-12-28 | 2007-08-02 | トラクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009035186A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016084053A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08119019A (ja) * | 1994-10-24 | 1996-05-14 | Kasai Kogyo Co Ltd | ドアグリップの取付構造 |
JP2004106622A (ja) * | 2002-09-17 | 2004-04-08 | Kanto Auto Works Ltd | 自動車 |
WO2007077793A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Yanmar Co., Ltd. | トラクタ |
-
2007
- 2007-08-02 JP JP2007202358A patent/JP2009035186A/ja active Pending
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WO2007077793A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Yanmar Co., Ltd. | トラクタ |
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