JP2009033824A - 充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】充電終了検出時の電流値をより大きな値として充電終了検出のための構成を安価とし、また、検出精度を高くする。
【解決手段】電源回路の出力によって、定電流定電圧方式で2次電池BATを充電する。定電流制御を行うための抵抗R21と直列に充電終了検出用抵抗R22を接続する。抵抗R21およびR22の直列接続で生じる電圧V2122が充電終了検出電圧として使用される。充電終了検出電流Isの値が小さい場合でも、検出電圧V2122が比較的大きな値となり、検出電圧V2122および基準電圧REF2と比較するために安価なコンパレータを使用でき、検出を高精度で行うことが可能となる。
【選択図】図4

Description

この発明は、二次電池の電池パックを充電する充電装置に関する。
従来から商用電源によって2次電池を充電する充電装置が知られている。この発明の発明者は、先に、充電装置としては、下記の特許文献1に記載のものを提案している。
特許第3430264号(特開平6−14473号公報)
図1は、特許文献1に記載の充電装置と同様の構成を示す。商用の交流(以下、ACと適宜称する)電源が入力フィルタ1および整流回路2によって、DC電源へ変換される。パルス幅変調制御回路3、トランジスタQ1、トランスT1によってスイッチング電源が構成される。スイッチング素子としてのトランジスタQ1がパルス幅変調制御回路3の出力パルスによって例えば100kHzでもってスイッチング動作を行う。トランスT1の3次巻線N3に接続されたダイオードD1およびコンデンサC1の整流出力がパルス幅変調制御回路3の電源として供給される。
1次巻線N1に流れる電流をトランジスタQ1が制御し、2次巻線N2および3次巻線N3に電力が誘起される。2次巻線N2から誘起された電圧をダイオードD2およびコンデンサC2で整流し、整流出力Voが得られる。整流出力VoがFET−F1、FET−F2およびトランジスタTr1等で構成されるスイッチ部4を介して出力端子5a(+側)および5b(−側)に取り出される。
出力端子5aおよび5bに2次電池例えばリチウムイオン2次電池BATが接続されている。2次電池BATは、充電装置に対して装着/離脱可能に取り付けられる。2次電池BATが装着/離脱を検出するスイッチSWが設けられている。2次電池BATが装着されると、スイッチSWがオンし、2次電池BATが装着されたことを示すL(ローレベルを意味する。以下同様)の検出信号Battがマイクロコンピュータで構成されるコントローラ11に供給される。
また、整流出力Voが抵抗R7および抵抗R8によって抵抗分圧されてオペアンプAMP1のー端子に入力される。一方、オペアンプAMP1の+端子には基準電圧REF1が入力されており、基準電圧REF1と出力電圧Voと比較され、基準電圧との誤差信号がダイオードD3を介してホトカプラPH1に供給される。
ホトカプラPH1の2次側から1次側に伝達された誤差信号がパルス幅変調制御回路3に供給され、パルス幅変調制御回路3によって、トランジスタQ1の出力パルスのON期間を制御して、2次側への電力を制御し、2次側の基準電圧により設定された出力電圧が取り出されるように制御される。
また,出力(充電)電流Ioが抵抗R2によって検出される。抵抗R2の負荷側(出力側)端子が抵抗R5を介してオペアンプAMP2の−端子に供給される。また、オペアンプAMP2の+端子には、基準電圧REF1を抵抗R4とR6とで分圧した電圧が供給され、オペアンプAMP2の+端子の電圧を上昇させている。
出力電流Ioが流れることによって、抵抗R2に出力電流Ioによる電圧降下が生じる。その結果、抵抗R4とR6とで抵抗分圧された電圧が下降する。さらに、出力電流Ioが増加すると、オペアンプAMP2の+端子がさらに電圧降下する。オペアンプAMP2の+端子は、その−端子と同電圧以下になることによって、オペアンプAMP2の出力信号がH(ハイレベルを意味する。以下同様)からLに変化する。
オペアンプAMP2の出力信号がダイオードD4およびホトカプラPH1を介してパルス幅変調制御回路3に供給され、電圧制御と同様に、1次側のパルス幅変調回路3によって電力制御が行われる。すなわち、抵抗R2に流れる電流量によってオペアンプAMP2の+端子が電圧降下してその−端子と比較され、抵抗R2に生じる電圧を一定に制御するように、出力電流量が制御される。このように、出力電流が一定値に制御される。
コントローラ11に対しては、出力電圧Voをレギュレータ12によって安定化した所定の電圧が電源電圧として供給される。また、コントローラ11に対して充電動作の状態を表すための表示部としてのLED(Light Emitting Diode)13が接続されている。
スイッチ部4は、コントローラ11が出力するドライブパルス信号DR1,DR2,DR3によって駆動される。2次電池BATの装着を検出信号Battによってコントローラ11が検出すると、充電動作が開始され、電池電圧Vbattを監視しながら所定の充電動作がなされる。
上述した充電装置は、定電流充電と定電圧充電とを組合せたCC・CV(Constant Current Constant Voltage:定電流定電圧)充電方式でもって2次電池BATを充電する。図2は、上述した充電装置の出力特性を示す。横軸が充電電流であり、縦軸が充電電圧である。充電装置は、先ず、例えば1.0Aの定電流制御の動作を行い、次に、出力電圧例えば4.2Vの定電圧制御の動作を行う。充電当初の初期充電モードでは、初期充電電流Ifによる充電がなされる。電圧が急速切替電圧例えば2.7Vに達すると、急速充電モードに切り替わる。
図3は、充電時の充電電圧および充電電流の時間変化(充電カーブ)を示す。例えば電池電圧が定電圧制御電圧(例えば4.2V)以下の領域では、定電流制御が行われ、一定の電流(例えば1.0A)によって定電流充電を行う。充電によって電池電圧(内部起電力)が上昇し、電池電圧が4.2Vに達すると、充電装置が定電圧制御の動作に切り換わり、次第に充電電流が減少する。そして、充電電流が設定された充電終了検出値Isに達したことを検出すると、充電終了が検出される。この時点からフロートタイマーを開始してタイムアウトまで充電して電池への充電を停止する。充電終了が検出された時点からも多少の容量の増加が可能なためにフロートタイマーを使用して充電がなされる。
図1の構成において、定電流充電を行っている場合では、オペアンプAMP2の出力がダイオードD4を経由してフォトカプラPH1に供給され、出力電流が定電流となるように電源が制御される。定電圧充電を行っている場合では、オペアンプAMP1の出力がダイオードD3を経由してフォトカプラPH1に供給され、オペアンプAMP1の出力によって出力電圧Voが所定の電圧となるように電源が制御される。図1の構成における電流検出抵抗R2の負荷側の一端がコンパレータ6の−端子に接続され、その他端が基準電圧REF2の−側に接続され、基準電圧REF2の+側がコンパレータ6の+端子に接続される。抵抗R2によって充電電流が電圧へ変換され、その電圧が基準電圧REF2と比較される。充電電流が減少すると、コンパレータ6の+端子の基準電圧の方がその−端子の検出電圧より大となり、コンパレータ6の出力Csが反転する。コンパレータ6の出力Csがコントローラ11に供給され、コントローラ11が充電終了を検出する。
このように充電終了を検出する従来の充電装置は、充電終了検出用の基準電圧REF2を設ける必要があり、また、充電終了検出用のコンパレータ6として、オフセット電圧の小さい高精度オフセットのコンパレータを使用する必要があり,高価な部品を必要とする問題があった。
また、下記の特許文献2にも、同様の充電装置が記載されている。
特開2007−20299号公報
特許文献2に記載の構成においては、充電電流が減少し、ある設定値以下になると、充電電流検出抵抗値をより抵抗値が大きくなるように切り換えて、電流の検出感度を高くする方法が提案されている。この場合、抵抗値を切り換える切り換えスイッチを設ける必要があり、そのスイッチに例えばFET素子を使用すると、抵抗値のかなり小さなFETを選択することが必要となり、高価なFETを必要とする問題があった。
したがって、この発明の目的は、充電終了を検出するための構成として高価な素子或いは切り換えスイッチを必要とせず、ローコストに構成することができる充電装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明は、交流入力を直流出力に変換する電源回路により2次電池を充電し、電源回路の出力特性が定電流制御および定電圧制御特性とされた充電装置であって、
定電流制御検出用第1の抵抗と、充電終了を検出する充電終了検出用第2の抵抗とが直列に充電電流の電流路に挿入され、
第1の抵抗に発生する第1の検出電圧によって定電流制御を行い、
第1の抵抗および第2の抵抗の直列抵抗に発生する第2の検出電圧をコンパレータにて基準電圧と比較し、第2の検出電圧が基準電圧より小となることを充電終了として検出するようにした充電装置である。
この発明では、充電終了時の電流検出値を大きくすることが可能となり、オフセットの小さい高価なコンパレータを使用する必要がなく、ローコストな構成を実現でき、また、基準電圧REF2の設定も容易とできる。
また、この発明は、定電流制御用の検出抵抗と充電終了検出用抵抗とを直列に接続するので、内部の基準電圧値を変更することなく、各抵抗の抵抗値の設定によって、定電流制御の電流値と充電終了検出の電流値とを独立して設定することができ、電流設定に対しての設計の自由度が拡大し、設定が容易となる利点がある。
さらに、この発明は、充電終了検出用の抵抗と並列にダイオードを接続することによって、この抵抗に発生する電圧がダイオードの順方向電圧降下以上になった場合に、ダイオードを介して電流をバイパスするので、抵抗損失を低減させることができる。
以下、図4を参照しながらこの発明の一実施形態について説明する。図4に示す充電装置は、上述した図1に示す従来の充電装置を改良した構成を有し、定電流充電と定電圧充電とを組合せたCC・CV(Constant Current Constant Voltage:定電流定電圧)充電方式でもって2次電池BATを充電する。ダイオードD2およびコンデンサC2により整流された出力電圧Voがスイッチ部4を介して2次電池BATの両端に印加される。
抵抗R7、抵抗R8、オペアンプAMP1および基準電圧REF1によって出力電圧Voの変動が検出され、パルス幅変調制御回路3によって、出力電圧Voが所望の電圧となるように制御される。
この発明の一実施の形態では、充電電流検出抵抗R21に対して直列に充電終了検出抵抗R22を接続する。また、抵抗R22と並列で、充電電流Ioに対して順方向の極性でもってダイオード例えばショットキーダイオードD5が接続される。
抵抗R21が従来構成(図1)における抵抗R2に相当する。すなわち、抵抗R21の負荷側(出力側)端子が抵抗R5を介してオペアンプAMP2の−端子に供給され、オペアンプAMP2の+端子には、基準電圧REF1を抵抗R4とR6とで分圧した電圧が供給され、オペアンプAMP2の+端子の電圧を上昇させている。
出力(充電)電流Ioが流れることによって、抵抗R21に出力電流による電圧降下が生じる。その結果、抵抗R4とR6とで抵抗分圧された電圧が下降する。さらに、出力電流Ioが増加すると、オペアンプAMP2の+端子がさらに電圧降下する。オペアンプAMP2の+端子は、その−端子と同電圧以下になることによって、オペアンプAMP2の出力信号がHからLに変化する。
オペアンプAMP2の出力信号がダイオードD4およびホトカプラPH1を介してパルス幅変調制御回路3に供給され、電圧制御と同様に、1次側のパルス幅変調回路3によって電力制御が行われる。すなわち、抵抗R21に流れる電流量によってオペアンプAMP2の+端子が電圧降下してその−端子と比較され、抵抗R21に生じる電圧を一定に制御するように、出力電流量が制御される。このように、出力電流が一定値に制御される。
抵抗R22の電源側(入力側)の一端が基準電圧REF2の−側と接続され、基準電圧REF2の+側がコンパレータ6の+端子に入力される。コンパレータ6の−端子が抵抗R21の負荷側(出力側)の一端と接続される。コンパレータ6の比較出力Csがコントローラ11に対して供給される。
出力電流Ioが大きい場合には、コンパレータ6の比較出力CsがLであり、出力電流Ioが設定した電流値例えば0.1Aより小となると、コンパレータ6の比較出力がHとなり、充電終了検出モードとなる。
スイッチ部4に含まれるトランジスタTr1、FET−F1、FET−F2は、コントローラ11から出力されるドライブ信号DR1,DR2,DR3によってそれぞれスイッチングされる。コントローラ11には、2次電池BATが装着されているか否かを示すスイッチSWの発生する検出信号Battが供給される。また、直列接続されたFET−F1およびFET−F2の接続点から電池電圧Vbattが取り出され、電池電圧Vbattがコントローラ11に対して供給される。コントローラ11に対して充電状態を表示するLED13が接続されている。
コントローラ11による充電制御について図5のフローチャートを参照して説明する。スイッチSWによって2次電池BATの装着が検出されると、検出信号BattがLとなり、充電動作が開始する。
ステップS1において、ドライブ信号DR1がHとされてFET−F1がOFFし、ドライブ信号DR2がLとされてFET−F2がONし、ドライブ信号DR3がLとされてトランジスタTr1がONする。したがって、トランジスタTr1、抵抗R10およびFET−F2を通じて2次電池BATが初期充電される。初期充電モードでは、スタンバイ状態では消灯していたLED13が点灯される。
初期充電電流Ifは、下記の式(1)で表される。式(1)において、Vtrは、トランジスタTr1のエミッタ・コレクタ間電圧である。
If=(Vo−Vtr)/R10 (1)
ステップS2において、電池電圧Vbattが所定電圧例えば2.7Vより大となったか否かが判定される。電池電圧Vbattが所定電圧例えば2.7Vより大と判定されると、ステップS3において、急速タイマーを起動して急速充電モードへ移行する。
急速充電モード(ステップS4)では、ドライブ信号DR1がLとされてFET−F1がONし、ドライブ信号DR2がLとされてFET−F2がONし、ドライブ信号DR3がHとされてトランジスタTr1がOFFする。したがって、FET−F1およびFET−FF2を通じて2次電池BATが充電される。急速充電モードでは、LED13が引き続き点灯する。
急速充電モードでは、ステップS5において、急速タイマーが終了したか否かが判定され、急速タイマーが終了していないと判定された場合には、ステップS6において、充電終了が判定される。充電電流が所定値例えば0.1Aより小となり、充電終了と判定されると、コンパレータ6の検出信号CsがHとなる。急速タイマーが終了せず、また、充電終了が検出されない場合には、ステップS4の急速充電モードが継続する。
ステップS5において、急速タイマーが終了したと判定されるか、またはステップS6において充電終了が検出されると、ステップS7の充電終了検出モードへ移行する。充電終了検出モードでは、ドライブ信号DR1がLとされてFET−F1がONし、ドライブ信号DR2がLとされてFET−F2がONし、ドライブ信号DR3がHとされてトランジスタTr1がOFFし、フロート充電のタイマー(フロートタイマー)が起動する。したがって、FET−F1およびFET−FF2を通じて2次電池BATが充電される。充電終了検出モードにおいては、LED13が消灯される。ユーザに対して充電の終了がLED13の消灯によって通知される。
ステップS8において、フロートタイマーが終了(タイムアウト)したか否かが判定される。フロートタイマーが終了したと判定されると、ステップS9の充電停止モードへ移行する。充電停止モードでは、ドライブ信号DR1がHとされてFET−F1がOFFし、ドライブ信号DR2がHとされてFET−F2がOFFし、ドライブ信号DR3がHとされてトランジスタTr1がOFFする。スイッチ部4のOFFによって、充電電流が遮断され、2次電池BATに対する充電が停止する。LED13は、引き続き消灯状態である。
図6Aに示すように、電池電圧が定電圧制御電圧(例えば4.2V)以下の領域では、定電流制御が行われ、一定の充電電流(例えば1.0A)によって定電流充電を行う。充電によって電池電圧(内部起電力)が上昇し、電池電圧Vが4.2Vに達すると、充電装置が定電圧制御の動作に切り換わり、次第に充電電流が減少する。そして、充電電流が設定された充電終了検出値に達したことを検出すると、充電終了が検出される。この時点からフロートタイマーを起動してタイムアウトまで充電して電池への充電を停止する。このような充電動作は、図1に示す充電装置と同様である。
図6Bは、充電電流検出抵抗R21の両端電圧の変化と、充電電流検出抵抗R21および充電終了検出抵抗R22の直列回路(充電終了検出回路)の両端電圧の変化とを示す。一例として、R21=0.1Ω、R22=0.9Ω、急速充電電流Ic=1.0A、充電終了の電流Is=0.1Aとする。
充電電流が1.0A一定の定電流制御の期間では、抵抗R21で(検出電圧V21=Ic×R21=1.0A×0.1Ω=0.1V)の電圧降下が生じる。この0.1VがオペアンプAMP2の+端子に入力される基準電圧と同一電圧となっており、抵抗R21に充電電流1.0Aが流れて、オペアンプAMP2の+端子が降下し、オペアンプAMP2の−端子と同一電位となって、充電電流1.0Aを一定にするように電力制御が行われる。
また、この時に抵抗R21およびR22の直列回路で生じる電圧降下(検出電圧V2122=Ic×(R21+R22)=1.0A×(0.1+0.9)Ω=1.0V)となる。この電圧は、基準電圧REF2の−端子側に供給されている。抵抗R21とR22の直列抵抗間に生じる検出電圧V2122がコンパレータ6にて基準電圧REF2と比較される。抵抗直列回路は、抵抗R21と比較して抵抗値が大となるので、検出電圧V2122が検出電圧V21より大となる。定電流充電では、コンパレータ6の出力CsがLである。
定電流充電から定電圧充電に移行すると、充電電流が徐々に減少し、検出電圧V2122が低下する。充電電流が充電終了電流Is=0.1A以下になると、(V2122=0.1A×(0.1+0.9)Ω=0.1V)となる。この電圧と同一電圧がコンパレータ6の+端子側に接続されている基準電圧REF2となる。この場合、コンパレータ6の出力がLからHに変化する。コントローラ11がコントローラ6の出力がLからHに変化したと判断すると、充電終了検出モードの動作に移行する。
ここで、図1に示す従来の充電装置において、定電流Icおよび充電終了電流Isを抵抗R2で検出する場合について、上述した条件と同一で検討する。抵抗R2=R21=0.1Ωとし、抵抗R2における電圧降下をV2とする。充電終了時の電流値Is=V2/R2であるので、(V2=Is×R2=0.1A×0.1Ω=0.01V)となる。
この電圧値は、上述したこの発明の一実施の形態における電圧値V2122=0.1Vと比較すると、1/10の値である。このことは、充電終了検出用の基準電圧REF2を非常に小さく設定することが必要とされ、コンパレータ6として、オフセット電圧の小さい高精度オフセットのコンパレータを使用する必要があり,高価な部品を必要とする。この発明の一実施の形態は、かかる問題を解決することができ、充電終了検出の精度を高くすることができる。
さらに、この発明の一実施の形態では、ショットキーダイオードD5を抵抗R22と並列に接続しているので、抵抗R22における電力損失を低減することができる。図6Bに示す検出電圧V2122は、ショットキーダイオードD5を接続していない場合のものであり、定電流制御時にV2122=0.9Vである。ショットキーダイオードD5の順方向電圧降下Vfは、例えば0.4Vであり、図7に示すように、ショットキーダイオードD5によって検出電圧V2122が0.4V以下に抑えられる。その結果、抵抗R22における損失を1/2以下へ減少させることができる。なお、ショットキーダイオード以外のダイオードを使用しても良いが、順方向電圧降下がなるべく小さいことが損失を抑える点で好ましい。
上述したこの発明の一実施の形態は、下記の効果を奏する。
1)定電流制御のための電流検出抵抗R21に対して直列に抵抗R22を接続し、この直列回路の抵抗(R21+R22)に発生する電圧をコンパレータにおいて基準電圧REF2と比較するので、充電終了時の検出値を大きくすることが可能となり、通常のオフセットのコンパレータを使用することができ、基準電圧REF2の設定も容易となる。
2)定電圧制御の電流は、抵抗R21の抵抗値によって設定することができ、充電終了検出の電流値も直列に接続する抵抗R22の抵抗値によって設定することができ、内部の基準電圧の値を変更することなく、電流設定の自由度が拡大し、回路設計が容易となる利点がある。
3)充電終了用に直列に追加する抵抗R22と並列にダイオードD5を接続することによって、抵抗R22に発生する電圧がダイオードの順方向電圧降下以上になった場合に、ダイオードを介して電流をバイパスすることによって、抵抗R22で発生する損失を抑えることができる。充電電流が比較的大きい場合には、抵抗R22で発生する損失を低減することによる利点が大きい。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、一実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば複数本の2次電池を充電しても良く、充電電圧および充電電流を出力する電源回路としては、一実施の形態に示される構成以外のものを使用しても良い。
従来の充電装置の一例の接続図である。 従来の充電装置の出力特性を示す略線図である。 従来の充電装置の充電時の電圧および電流変化を示す略線図である。 この発明の一実施形態による充電装置の接続図である。 この発明の一実施形態における動作の流れを説明するためのフローチャートである。 この発明の一実施形態における充電時の各部の電圧および電流変化を示す略線図である。 この発明の一実施形態においてショットキーダイオードを接続した場合の各部の電圧および電流変化を示す略線図である。
符号の説明
2 整流回路
3 パルス幅変調制御回路
4 スイッチ部
5a +側電源出力端子
5b −側電源入力端子
6 コンパレータ
11 コントローラ
BAT 2次電池
AMP1,AMP2 オペアンプ
R21 充電電流検出抵抗
R22 充電終了検出抵抗
D5 ショットキーダイオード

Claims (6)

  1. 交流入力を直流出力に変換する電源回路により2次電池を充電し、上記電源回路の出力特性が定電流制御および定電圧制御特性とされた充電装置であって、
    定電流制御検出用第1の抵抗と、充電終了を検出する充電終了検出用第2の抵抗とが直列に充電電流の電流路に挿入され、
    上記第1の抵抗に発生する第1の検出電圧によって定電流制御を行い、
    上記第1の抵抗および上記第2の抵抗の直列抵抗に発生する第2の検出電圧をコンパレータにて基準電圧と比較し、上記第2の検出電圧が上記基準電圧より小となることを充電終了として検出するようにした充電装置。
  2. 上記第2の抵抗と並列に充電電流に対して順方向のダイオードを接続し、
    上記第2の抵抗に発生する電圧が上記ダイオードの順方向電圧降下以上になった場合に、上記充電電流を上記ダイオードによってバイパスすることによって、上記第2の抵抗の損失を低減した請求項1記載の充電装置。
  3. 上記ダイオードがショットキーダイオードである請求項2記載の充電装置。
  4. 上記電源回路の出力電圧から第3の検出電圧を生成し、上記第3の検出電圧によって定電圧制御を行う請求項1記載の充電装置。
  5. 上記第1の抵抗の抵抗値によって、定電流制御の電流値が設定され、上記第1の抵抗および上記第2の抵抗の直列抵抗の抵抗値によって、充電終了検出の電流値が設定される請求項1記載の充電装置。
  6. 上記電源回路の電力制御のためにパルス幅変調制御回路を有し、
    上記パルス幅変調制御回路と上記第1および第2の抵抗の間がトランスによって絶縁され、
    上記第1の検出電圧がホトカプラを介して上記パルス幅変調制御回路に供給される請求項1記載の充電装置。
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