JP2020145771A - 充放電制御装置および充放電制御装置付き蓄電池 - Google Patents

充放電制御装置および充放電制御装置付き蓄電池 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチング素子がオンである間にトランスのコアに蓄積された磁気エネルギーにより、スイッチング素子がオフである間に蓄電池の充電または直流母線への電力供給を行う。【解決手段】直流母線の電圧が蓄電池30の電圧より高い場合、NMOSトランジスタ21が導通している間に充電電流が一次コイル12に流れ、トランス11のコアに磁気エネルギーが蓄積される。NMOSトランジスタ21が非導通である間にこの磁気エネルギーにより一次コイル12に逆起電力が生じ、電流が一次コイル12から蓄電池30に流れる。蓄電池30の電圧が直流母線の電圧より高い場合、PMOSトランジスタ22が導通している間に放電電流が一次コイル12に流れ、トランス11のコアに磁気エネルギーが蓄積される。PMOSトランジスタ22が非導通である間にこの磁気エネルギーにより二次コイル13に逆起電力が生じ、電流が二次コイル13から直流母線に流れる。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電池と直流母線の間に配置され、蓄電池の充放電を制御する充放電制御装置および充放電制御装置付き蓄電池に関する。
直流母線には直流電源と負荷装置が接続されており、その電圧は負荷装置が正常に動作可能な所定の範囲で変動する。このため、直流母線に蓄電池を接続する場合、直流母線の電圧と蓄電池の電圧との大小関係に応じて充電と放電を切り換えなければならない。
そして、蓄電池を充電する場合も放電させる場合も、蓄電池の劣化を防ぐために電流の大きさを制限する必要がある。これは、例えば、蓄電池と直流母線との間に直列に接続されたコイルとスイッチング素子とを配置し、スイッチング素子をPWM(Pulse Width Modulation)制御することで実現できる。先行技術文献としては、国際公開第2017/086349、特開2007−259633号公報、特許第6032516号明細書がある。
しかし、スイッチング素子がオンとなってコイルに電流が流れると、コイルが巻回されているコアに磁気エネルギーが蓄積される。この磁気エネルギーはスイッチング素子がオフとなっている間に放出する必要がある。コアから放出されるエネルギーは、例えば抵抗で消費することができるが、抵抗で消費された磁気エネルギーは無駄になる。
本発明の目的は、スイッチング素子がオンとなっている間にトランスのコアに蓄積された磁気エネルギーにより、スイッチング素子がオフとなっている間に蓄電池の充電または直流母線への電力供給を行うことができる充放電制御装置および充放電制御装置付き蓄電池を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の充放電制御装置は、
蓄電池と直流母線の間に配置され、蓄電池の充電と放電を制御する充放電制御装置であって、
少なくとも1つのスイッチング素子と制御部を有し、当該制御部が当該スイッチング素子をPWM制御することにより、前記蓄電池を充電する充電電流と前記蓄電池を放電させる放電電流に所定の制限を加える電流制限部と、
逆極性の一次コイルと二次コイルを有するトランスを備え、前記直流母線の電圧が前記蓄電池の電圧より高い場合、前記スイッチング素子が導通している間に、前記電流制限部によって制限された充電電流が当該一次コイルの一端から他端に向けて流れると共に、前記充電電流により当該トランスのコアに磁気エネルギーが蓄積され、前記スイッチング素子が非導通である間に、当該蓄積された磁気エネルギーにより前記一次コイルに生じる逆起電力によって前記蓄電池を充電する電流が前記一次コイルから前記蓄電池に流れ、一方、前記蓄電池の電圧が前記直流母線の電圧より高い場合、前記スイッチング素子が導通している間に、前記電流制限部によって制限された放電電流が当該一次コイルの他端から一端に向けて流れると共に、前記放電電流により当該トランスのコアに磁気エネルギーが蓄積され、前記スイッチング素子が非導通である間に、当該蓄積された磁気エネルギーにより前記二次コイルに生じる逆起電力によって電流が前記二次コイルから前記直流母線に流れる充放電部と、
を備える。
好ましくは、本発明の充放電制御装置は、
前記充放電部が、前記一次コイルの他端から前記蓄電池の正極に向けて電流を流す第1の整流素子と、前記二次コイルの一端から前記直流母線の高電位側に向けて電流を流す第2の整流素子とを有し、
前記一次コイルの一端が前記蓄電池の負極に接続され、前記一次コイルの他端から前記電流制限部に充電電流が流れるか、または前記電流制限部から前記一次コイルの他端に放電電流が流れ、
前記二次コイルの他端が前記直流母線の低電位側に接続される。
好ましくは、本発明の充放電制御装置は、
前記電流制限部が、
前記充電電流に所定の制限を加える第1のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子に、前記充電電流を流し、前記放電電流が流れることを阻止する第3の整流素子と、
前記放電電流に所定の制限を加える第2のスイッチング素子と、
前記第2のスイッチング素子に、前記放電電流を流し、前記充電電流が流れることを阻止する第4の整流素子と、
を有する。
好ましくは、本発明の充放電制御装置は、
前記電流制限部において、前記第1のスイッチング素子と前記第3の整流素子とが直列に接続された第1の直列回路と、前記第2のスイッチング素子と前記第4の整流素子とが直列に接続された第2の直列回路とが並列に前記一次コイルの他端と前記直流母線の低電位側とに接続されている。
好ましくは、本発明の充放電制御装置は、
前記電流制限部が、
前記充電電流に所定の制限を加える第3のスイッチング素子と、
前記放電電流に所定の制限を加える第4のスイッチング素子と、
前記第4のスイッチング素子をバイパスして前記充電電流を流す第5の整流素子と、
前記第3のスイッチング素子をバイパスして前記放電電流を流す第6の整流素子と、
を有する。
好ましくは、本発明の充放電制御装置は、
前記電流制限部において、前記第3のスイッチング素子と前記第6の整流素子とが並列に接続された第1の並列回路と、前記第4のスイッチング素子と前記第5の整流素子とが並列に接続された第2の並列回路とが直列に前記一次コイルの他端と前記直流母線の低電位側とに接続されている。
好ましくは、本発明の充放電制御装置は、
前記電流制限部が、
スイッチング素子を1個のみ有し、
前記充電電流が入力されるとき、前記充電電流を前記スイッチング素子に向けて流し、前記スイッチング素子によって出力される電流を前記充電電流の向きに戻し、一方、前記放電電流が入力されるとき、前記放電電流を前記スイッチング素子に向けて流し、前記スイッチング素子によって出力される電流を前記放電電流の向きに戻す電流方向変更部を有する。
好ましくは、本発明の充放電制御装置は、
前記電流方向変更部が、
アノードとカソードとがそれぞれ前記一次コイルの他端と前記スイッチング素子の入力とに接続される第1のダイオードと、
アノードとカソードとがそれぞれ前記スイッチング素子の出力と前記一次コイルの他端とに接続される第2のダイオードと、
アノードとカソードとがそれぞれ前記直流母線の低電位側と前記スイッチング素子の入力とに接続される第3のダイオードと、
アノードとカソードとがそれぞれ前記スイッチング素子の出力と前記直流母線の低電位側とに接続される第4のダイオードと、
を有する。
また、本発明の充放電制御装置付き蓄電池は、
上述した充放電制御装置と、
前記充放電制御装置に接続される蓄電池とを、
備える。
本発明によれば、スイッチング素子がオンとなっている間にトランスのコアに蓄積された磁気エネルギーにより、スイッチング素子がオフとなっている間に蓄電池の充電または直流母線への電力供給を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る充放電制御装置の構成の一例を示す図である。 図1の充放電制御装置において、直流母線の電圧が蓄電池の電圧より高い場合であってNMOSトランジスタが導通しているときに充電電流が流れる経路の一例を示す図である。 図1の充放電制御装置において、直流母線の電圧が蓄電池の電圧より高い場合であってNMOSトランジスタが非導通であるときに蓄電池を充電する電流が流れる経路の一例を示す図である。 図1の充放電制御装置において、蓄電池の電圧が直流母線の電圧より高い場合であってPMOSトランジスタが導通しているときに放電電流が流れる経路の一例を示す図である。 図1の充放電制御装置において、蓄電池の電圧が直流母線の電圧より高い場合であってPMOSトランジスタが非導通であるときに電流が流れる経路の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る充放電制御装置の構成の一例を示す図である。 図6の充放電制御装置において、直流母線の電圧が蓄電池の電圧より高い場合であって第1のNMOSトランジスタが導通しているときに充電電流が流れる経路の一例を示す図である。 図6の充放電制御装置において、蓄電池の電圧が直流母線の電圧より高い場合であって第2のNMOSトランジスタが導通しているときに放電電流が流れる経路の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る充放電制御装置の構成の一例を示す図である。 図9の充放電制御装置において、直流母線の電圧が蓄電池の電圧より高い場合であってNMOSトランジスタが導通しているときに充電電流が流れる経路の一例を示す図である。 図9の充放電制御装置において、蓄電池の電圧が直流母線の電圧より高い場合であってNMOSトランジスタが導通しているときに放電電流が流れる経路の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る充放電制御装置と充放電制御装置付き蓄電池について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る充放電制御装置1の構成の一例を示す。
充放電制御装置1は、充放電部10と、電流制限部20とを有する。
また、充放電制御装置1は、端子DC+と端子DC−を有する。端子DC+と端子DC−とは、それぞれ直流母線の高電位側と低電位側とに接続される。直流母線には直流電源と負荷装置が接続されており、その電圧は負荷装置が正常に動作可能な所定の範囲で変動する。充放電制御装置1は、蓄電池30と直流母線との間に配置され、蓄電池30の充電と放電を制御する。充放電制御装置1と蓄電池30は、充放電制御装置付き蓄電池を構成する。
充放電部10は、トランス11と、ダイオードD1と、ダイオードD2とを有する。
トランス11は、コア、および逆極性となるようにコアに巻回された一次コイル12と二次コイル13とを有する。一次コイル12の一端は、蓄電池30の負極に接続される。一次コイル12の他端は、ダイオードD1を介して蓄電池30の正極と端子DC+に接続される。すなわち、ダイオードD1のアノードとカソードとは、それぞれ一次コイル12の他端と蓄電池30の正極とに接続される。ダイオードD1は、一次コイル12の他端から蓄電池30の正極に向けて電流を流す。二次コイル13の一端は、ダイオードD2を介して蓄電池30の正極と端子DC+に接続される。すなわち、ダイオードD2のアノードとカソードとは、それぞれ二次コイル13の一端と端子DC+に接続される。ダイオードD2は、二次コイル13の一端から端子DC+(直流母線の高電位側)に向けて電流を流す。二次コイル13の他端は、端子DC−(直流母線の低電位側)に接続される。
なお、ダイオードD1は本発明の第1の整流素子の例であり、ダイオードD2は本発明の第2の整流素子の例である。
電流制限部20は、NMOSトランジスタ21と、PMOSトランジスタ22と、制御部23と、ダイオードD3と、ダイオードD4とを有する。
ダイオードD3のアノードとカソードとは、それぞれ一次コイル12の他端とNMOSトランジスタ21のドレインとに接続される。NMOSトランジスタ21のソースは、端子DC−に接続される。ダイオードD4のアノードとカソードとは、それぞれPMOSトランジスタ22のドレインと一次コイル12の他端とに接続される。PMOSトランジスタ22のソースは、端子DC−に接続される。
すなわち、電流制限部20において、NMOSトランジスタ21の電流路(ドレイン・ソース間)とダイオードD3とが直列に接続された第1の直列回路と、PMOSトランジスタ22の電流路(ドレイン・ソース間)とダイオードD4とが直列に接続された第2の直列回路とが並列に一次コイル12の他端と端子DC−(直流母線の低電位側)とに接続される。
制御部23は、PWM(Pulse Width Modulation)信号であるPWM1とPWM2を出力する。PWM1は、NMOSトランジスタ21のゲートに入力される。PWM2は、PMOSトランジスタ22のゲートに入力される。PWM1とPWM2は、ハイレベル(高電位)とローレベル(低電位)を繰り返すパルス電圧である。NMOSトランジスタ21は、PWM1がハイレベルのときに電流路が導通する。PMOSトランジスタ22は、PWM2がローレベルのときに電流路が導通する。
なお、NMOSトランジスタ21は本発明の第1のスイッチング素子の例であり、ダイオードD3は本発明の第3の整流素子の例であり、PMOSトランジスタ22は本発明の第2のスイッチング素子の例であり、ダイオードD4は本発明の第4の整流素子の例である。また、第2のスイッチング素子としてPMOSトランジスタ22ではなく、NMOSトランジスタを用いることもできる。
次に、充放電制御装置1の動作について説明する。
制御部23は、NMOSトランジスタ21とPMOSトランジスタ23とをそれぞれPWM制御する。図2に示すように、充電電流i1はNMOSトランジスタ21の電流路を流れる。制御部23は、PWM1のデューティ比を変化させることにより、充電電流i1に所定の制限を加える。また、図4に示すように、放電電流i3はPMOSトランジスタ22の電流路を流れる。制御部23は、PWM2のデューティ比を変化させることにより、放電電流i3に所定の制限を加える。ここで、所定の制限とは、例えば、充電電流i1と放電電流i3の最大値または平均値を所定の大きさ以下に制限する、充電電流i1と放電電流i3を一定の大きさとする、蓄電池30が過充電のときに充電電流i1を0にする、蓄電池30が過放電のときに放電電流i3を0にする等である。
充放電制御装置1は、蓄電池30を流れる電流の値を測定するための図示しない電流測定回路を有する。制御部23は、測定された電流の値に応じて充電電流i1と放電電流i3の最大値または平均値が所定の大きさ以下となるように制御したり、充電電流i1と放電電流i3が一定の大きさになるように制御したりする。
ダイオードD3は、NMOSトランジスタ21に充電電流i1を流し、放電電流i3が流れることを阻止する。このため、蓄電池30を充電するとき、PWM1だけでなく、PWM2もハイレベルとローレベルを繰り返してもよい。また、ダイオードD4は、PMOSトランジスタ22に放電電流i3を流し、充電電流i1が流れることを阻止する。このため、蓄電池30を放電させるとき、PWM2だけでなく、PWM1もハイレベルとローレベルを繰り返してもよい。PWM1とPWM2が両方ともハイレベルとローレベルを繰り返しているときに蓄電池30の電圧と直流母線の電圧との大小関係が変化した場合、蓄電池30の充電と放電は瞬時に切り替わる。
また、充放電制御装置1は、蓄電池30の正極端子と負極端子の間の電圧の値を測定するための図示しない電圧測定回路を有する。
制御部23は、蓄電池30の正極端子と負極端子の間の電圧が所定の過充電電圧まで上昇したとき、PWM1をローレベルに固定してNMOSトランジスタ21をオフにし、充電電流i1を0にする。このとき、PWM2がハイレベルとローレベルを繰り返していると、直流母線の電圧が低下したときに蓄電池30は瞬時に放電を始める。
制御部23は、蓄電池30の正極端子と負極端子の間の電圧が所定の過放電電圧まで低下したとき、PWM2をハイレベルに固定してPMOSトランジスタ22をオフにし、放電電流i3を0にする。このとき、PWM1がハイレベルとローレベルを繰り返していると、直流母線の電圧が上昇したときに蓄電池30の充電が瞬時に開始される。
図2に示すように、直流母線の電圧(端子DC+と端子DC−間の電圧)が蓄電池30の電圧より高い場合に、NMOSトランジスタ21の電流路が導通している間、充電電流i1が流れる。充電電流i1は、まず端子DC+(直流母線の高電位側)から蓄電池30の正極に流れる。次に、充電電流i1は、蓄電池30の負極から一次コイル12の一端に流れ、一次コイル12を経て一次コイル12の他端からダイオードD3に流れる。そして、充電電流i1は、NMOSトランジスタ21の電流路を通って端子DC−(直流母線の低電位側)に流れる。充電電流i1が一次コイル12の一端から他端に向けて流れる間に、充電電流i1によってトランス11のコアに磁気エネルギーが蓄積される。
図3に示すように、NMOSトランジスタ21が非導通になると、トランス11のコアに蓄積された磁気エネルギーにより、一次コイル12に逆起電力が生じ、蓄電池30を充電する電流i2が一次コイル12から蓄電池30に流れる。電流i2は、一次コイル12の他端からダイオードD1を通って蓄電池30の正極に流れ、蓄電池30の負極から一次コイル12の一端に流れる。このとき、二次コイル13に電流が流れることは、ダイオードD2によって阻止される。
図4に示すように、蓄電池30の電圧が直流母線の電圧(端子DC+と端子DC−間の電圧)より高い場合、PMOSトランジスタ22が導通している間に、放電電流i3が流れる。放電電流i3は、まず端子DC−(直流母線の低電位側)からPMOSトランジスタ22に流れる。PMOSトランジスタ22の電流路を流れた放電電流i3は、ダイオードD4を通って一次コイル12の他端に流れる。次に、放電電流i3は、一次コイル12を経て、蓄電池30の負極に流れる。放電電流i3が一次コイル12の他端から一端に向けて流れる間に、放電電流i3によってトランス11のコアに磁気エネルギーが蓄積される。
そして、放電電流i3は、蓄電池30の正極から端子DC+(直流母線の高電位側)に流れる。
図5に示すように、PMOSトランジスタ22が非導通になると、トランス11のコアに蓄積された磁気エネルギーにより、二次コイル13に逆起電力が生じ、電流i4が二次コイル13から直流母線に流れる。電流i4は、端子DC−(直流母線の低電位側)から二次コイル13の他端に流れ、二次コイル13の一端からダイオードD2を通って端子DC+(直流母線の高電位側)に流れる。このとき、一次コイル12に電流が流れることは、ダイオードD1によって阻止される。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る充放電制御装置2の構成の一例を示す。
充放電制御装置2は、充放電部10と、電流制限部40とを有する。
充放電制御装置2も、充放電制御装置1と同様に、蓄電池30と直流母線との間に配置され、蓄電池30の充電と放電を制御する。充放電制御装置2と蓄電池30は、充放電制御装置付き蓄電池を構成する。充放電部10の構成は、充放電制御装置1と充放電制御装置2で同一である。
電流制限部40は、NMOSトランジスタ41と、NMOSトランジスタ42と、制御部43と、ダイオードD5と、ダイオードD6とを有する。
NMOSトランジスタ41のドレインとソースは、それぞれ一次コイル12の他端とNMOSトランジスタ42のソースとに接続される。NMOSトランジスタ42のドレインは、端子DC−に接続される。ダイオードD5のアノードとカソードとは、それぞれNMOSトランジスタ42のソースとドレインとに接続される。ダイオードD6のアノードとカソードとは、それぞれNMOSトランジスタ41のソースとドレインとに接続される。
すなわち、電流制限部40において、NMOSトランジスタ41とダイオードD6とが並列に接続された第1の並列回路と、NMOSトランジスタ42とダイオードD5とが並列に接続された第2の並列回路とが直列に一次コイル12の他端と端子DC−(直流母線の低電位側)とに接続される。
制御部43は、PWM信号であるPWM3とPWM4を出力する。PWM3は、NMOSトランジスタ41のゲートに入力される。PWM4は、NMOSトランジスタ42のゲートに入力される。PWM3とPWM4は、ハイレベル(高電位)とローレベル(低電位)を繰り返すパルス電圧である。NMOSトランジスタ41は、PWM3がハイレベルのときに電流路が導通する。NMOSトランジスタ42は、PWM4がハイレベルのときに電流路が導通する。
なお、NMOSトランジスタ41は本発明の第3のスイッチング素子の例であり、ダイオードD5は本発明の第5の整流素子の例であり、NMOSトランジスタ42は本発明の第4のスイッチング素子の例であり、ダイオードD6は本発明の第6の整流素子の例である。
次に、充放電制御装置2の動作について説明する。
制御部43は、NMOSトランジスタ41とNMOSトランジスタ42とをそれぞれPWM制御する。図7に示すように、充電電流i5はNMOSトランジスタ41の電流路とダイオードD5を流れる。ダイオードD5は、NMOSトランジスタ42をバイパスして充電電流i5を流す。制御部43は、PWM3のデューティ比を変化させることにより、充電電流i5に所定の制限を加える。また、図8に示すように、放電電流i6はNMOSトランジスタ42の電流路とダイオードD6を流れる。ダイオードD6は、NMOSトランジスタ41をバイパスして放電電流i6を流す。制御部43は、PWM4のデューティ比を変化させることにより、放電電流i6に所定の制限を加える。ここで、所定の制限とは、例えば、充電電流i5と放電電流i6の最大値または平均値を所定の大きさ以下に制限する、充電電流i5と放電電流i6を一定の大きさとする、蓄電池30が過充電のときに充電電流i5を0にする、蓄電池30が過放電のときに放電電流i6を0にする等である。
充放電制御装置2は、蓄電池30を流れる電流の値を測定するための図示しない電流測定回路を有する。制御部43は、測定された電流の値に応じて充電電流i5と放電電流i6の最大値または平均値が所定の大きさ以下となるように制御したり、充電電流i5と放電電流i6が一定の大きさになるように制御したりする。
上述したように、ダイオードD5は、NMOSトランジスタ42をバイパスして充電電流i5を流す。このため、蓄電池30を充電するとき、PWM3だけでなく、PWM4もハイレベルとローレベルを繰り返してもよい。また、ダイオードD6は、NMOSトランジスタ41をバイパスして放電電流i6を流す。このため、蓄電池30を放電させるとき、PWM4だけでなく、PWM3もハイレベルとローレベルを繰り返してもよい。PWM3とPWM4が両方ともハイレベルとローレベルを繰り返しているときに蓄電池30の電圧と直流母線の電圧との大小関係が変化した場合、蓄電池30の充電と放電は瞬時に切り替わる。
また、充放電制御装置2は、蓄電池30の正極端子と負極端子の間の電圧の値を測定するための図示しない電圧測定回路を有する。
制御部43は、蓄電池30の正極端子と負極端子の間の電圧が所定の過充電電圧まで上昇したとき、PWM3をローレベルに固定してNMOSトランジスタ41をオフにし、充電電流i5を0にする。このとき、PWM4がハイレベルとローレベルを繰り返していると、直流母線の電圧が低下したときに蓄電池30は瞬時に放電を始める。
制御部43は、蓄電池30の正極端子と負極端子の間の電圧が所定の過放電電圧まで低下したとき、PWM4をローレベルに固定してNMOSトランジスタ42をオフにし、放電電流i6を0にする。このとき、PWM3がハイレベルとローレベルを繰り返していると、直流母線の電圧が上昇したときに蓄電池30の充電が瞬時に開始される。
図7に示すように、直流母線の電圧(端子DC+と端子DC−間の電圧)が蓄電池30の電圧より高い場合に、NMOSトランジスタ41の電流路が導通している間、充電電流i5が流れる。充電電流i5は、まず端子DC+(直流母線の高電位側)から蓄電池30の正極に流れる。次に、充電電流i5は、蓄電池30の負極から一次コイル12の一端に流れ、一次コイル12を経て一次コイル12の他端からNMOSトランジスタ41に流れる。そして、充電電流i5は、NMOSトランジスタ41の電流路とダイオードD5を通って端子DC−(直流母線の低電位側)に流れる。充電電流i5が一次コイル12の一端から他端に向けて流れる間に、充電電流i5によってトランス11のコアに磁気エネルギーが蓄積される。
NMOSトランジスタ41が導通から非導通に変化したときの動作は、第1の実施形態に係る充放電制御装置1と同様である。すなわち、図3に示したように、トランス11のコアに蓄積された磁気エネルギーにより、一次コイル12に逆起電力が生じ、蓄電池30を充電する電流i2が一次コイル12から蓄電池30に流れる。
図8に示すように、蓄電池30の電圧が直流母線の電圧(端子DC+と端子DC−間の電圧)より高い場合、NMOSトランジスタ42が導通している間に、放電電流i6が流れる。放電電流i6は、まず端子DC−(直流母線の低電位側)からNMOSトランジスタ42に流れる。そして、放電電流i6は、NMOSトランジスタ42の電流路とダイオードD6を通って一次コイル12の他端に流れる。次に、放電電流i6は、一次コイル12を経て、蓄電池30の負極に流れる。放電電流i6が一次コイル12の他端から一端に向けて流れる間に、放電電流i6によってトランス11のコアに磁気エネルギーが蓄積される。
NMOSトランジスタ42が導通から非導通に変化したときの動作は、第1の実施形態に係る充放電制御装置1と同様である。すなわち、図5に示したように、トランス11のコアに蓄積された磁気エネルギーにより、二次コイル13に逆起電力が生じ、電流i4が二次コイル13から直流母線に流れる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る充放電制御装置3の構成の一例を示す。
充放電制御装置3は、充放電部10と、電流制限部50とを有する。
充放電制御装置3も、充放電制御装置1と同様に、蓄電池30と直流母線との間に配置され、蓄電池30の充電と放電を制御する。充放電制御装置3と蓄電池30は、充放電制御装置付き蓄電池を構成する。充放電部10の構成は、充放電制御装置1と充放電制御装置3で同一である。
電流制限部50は、NMOSトランジスタ51と、電流方向変更部52と、制御部53とを有する。
電流方向変更部52は、ダイオードD7と、ダイオードD8と、ダイオードD9と、ダイオードD10を有するダイオードブリッジ回路である。
ダイオードD7のアノードは、一次コイル12の他端およびダイオードD8のカソードに接続されている。ダイオードD7のカソードは、NMOSトランジスタ51のドレイン(電流路の入力)およびダイオードD9のカソードに接続されている。
ダイオードD8のアノードは、NMOSトランジスタ51のソース(電流路の出力)およびダイオードD10のアノードに接続されている。ダイオードD8のカソードは一次コイル12の他端およびダイオードD7のアノードと接続されている。
ダイオードD9のアノードは、端子DC−(直流母線の低電位側)およびダイオードD10のカソードに接続されている。ダイオードD9のカソードは、NMOSトランジスタ51のソースおよびダイオードD10のカソードと接続されている。
ダイオードD10のアノードは、NMOSトランジスタ51のソースおよびダイオードD8のアノードに接続されている。ダイオードD10のカソードは、端子DC−(直流母線の低電位側)およびダイオードD9のアノードに接続されている。
なお、NMOSトランジスタ51は本発明のスイッチング素子の例であり、ダイオードD7は本発明の第1のダイオードの例であり、ダイオードD8は本発明の第2のダイオードの例であり、ダイオードD9は本発明の第3のダイオードの例であり、ダイオードD10は本発明の第4のダイオードの例である。
制御部53は、PWM信号であるPWM5を出力する。PWM5は、NMOSトランジスタ51のゲートに入力される。PWM5は、ハイレベル(高電位)とローレベル(低電位)を繰り返すパルス電圧である。NMOSトランジスタ51は、PWM5がハイレベルのときに電流路が導通する。
次に、充放電制御装置3の動作について説明する。
図10に示すように、電流方向変更部52は、充電電流i7が入力されるとき、充電電流i7をNMOSトランジスタ51に向けて流し、NMOSトランジスタ51によって出力される電流を充電電流i7の向きに戻す。また、図11に示すように、放電電流i8が入力されるとき、放電電流i8をNMOSトランジスタ51に向けて流し、NMOSトランジスタ51によって出力される電流を放電電流i8の向きに戻す。蓄電池30の電圧と直流母線の電圧との大小関係が変化した場合、蓄電池30の充電と放電は瞬時に切り替わる。
制御部53は、NMOSトランジスタ51をPWM制御する。制御部53は、PWM5のデューティ比を変化させることにより、充電電流i7と放電電流i8に所定の制限を加える。ここで、所定の制限とは、例えば、充電電流i7と放電電流i8の最大値または平均値を所定の大きさ以下に制限する、充電電流i7と放電電流i8を一定の大きさとする、蓄電池30が過充電のときに充電電流i7を0にする、蓄電池30が過放電のときに放電電流i8を0にする等である。
充放電制御装置3は、蓄電池30を流れる電流の値を測定するための図示しない電流測定回路を有する。制御部53は、測定された電流の値に応じて充電電流i7と放電電流i8の最大値または平均値が所定の大きさ以下となるように制御したり、充電電流i7と放電電流i8を一定の大きさになるように制御したりする。
また、充放電制御装置3は、蓄電池30の正極端子と負極端子の間の電圧の値を測定するための図示しない電圧測定回路を有する。制御部53は、蓄電池30の正極端子と負極端子の間の電圧が所定の過充電電圧まで上昇したとき、PWM5をローレベルに固定してNMOSトランジスタ51をオフにし、充電電流i7を0にする。また、制御部53は、蓄電池30の正極端子と負極端子の間の電圧が所定の過放電電圧まで低下したとき、PWM5をローレベルに固定してNMOSトランジスタ51をオフにし、放電電流i8を0にする。
また、充放電制御装置3は、蓄電池30の正極端子と負極端子の間の電圧の値を測定するための図示しない電圧測定回路を有する。
制御部53は、蓄電池30の正極端子と負極端子の間の電圧が所定の過充電電圧まで上昇したとき、PWM5をローレベルに固定してNMOSトランジスタ51をオフにし、充電電流i5を0にする。また、制御部53は、蓄電池30の正極端子と負極端子の間の電圧が所定の過放電電圧まで低下したとき、PWM5をローレベルに固定してNMOSトランジスタ51をオフにし、放電電流i6を0にする。
図10に示すように、直流母線の電圧(端子DC+と端子DC−間の電圧)が蓄電池30の電圧より高い場合に、NMOSトランジスタ51の電流路が導通している間、充電電流i7が流れる。充電電流i7は、まず端子DC+(直流母線の高電位側)から蓄電池30の正極に流れる。次に、充電電流i7は、蓄電池30の負極から一次コイル12の一端に流れ、一次コイル12を経て一次コイル12の他端から電流方向変更部52に流れる。充電電流i7が一次コイル12の一端から他端に向けて流れる間に、充電電流i7によってトランス11のコアに磁気エネルギーが蓄積される。
電流方向変更部52において、充電電流i7はダイオードD7のアノードとダイオードD8のカソードとの接続部分に流れ込む。次に、充電電流i7はダイオードD7のカソードからNMOSトランジスタ51のドレイン(電流路の入力)に流れる。次に、充電電流i7は、NMOSトランジスタ51のソース(電流路の出力)からダイオードD10のアノードに流れる。そして、充電電流i7は、ダイオードD10のカソードから端子DC−に流れる。
NMOSトランジスタ51が導通から非導通に変化したときの動作は、第1の実施形態に係る充放電制御装置1と同様である。すなわち、図3に示したように、トランス11のコアに蓄積された磁気エネルギーにより、一次コイル12に逆起電力が生じ、蓄電池30を充電する電流i2が一次コイル12から蓄電池30に流れる。
図11に示すように、蓄電池30の電圧が直流母線の電圧(端子DC+と端子DC−間の電圧)より高い場合、NMOSトランジスタ51が導通している間に、放電電流i8が流れる。放電電流i8は、まず端子DC−(直流母線の低電位側)から電流方向変更部52に流れる。電流方向変更部52において、放電電流i8はダイオードD9のアノードに入力される。次に、放電電流i8はダイオードD9のカソードからNMOSトランジスタ51のドレイン(電流路の入力)に流れる。放電電流i8は、NMOSトランジスタ51のソース(電流路の出力)からダイオードD8のアノードに流れる。そして、放電電流i8は、ダイオードD8のカソードから、一次コイル12の他端に流れる。
次に、放電電流i8は、一次コイル12を経て、蓄電池30の負極に流れる。放電電流i8が一次コイル12の他端から一端に向けて流れる間に、放電電流i8によってトランス11のコアに磁気エネルギーが蓄積される。
NMOSトランジスタ51が導通から非導通に変化したときの動作は、第1の実施形態に係る充放電制御装置1と同様である。すなわち、図5に示したように、トランス11のコアに蓄積された磁気エネルギーにより、二次コイル13に逆起電力が生じ、電流i4が二次コイル13から直流母線に流れる。
なお、上述した実施形態では、電流制限部が充放電部と端子DC−(直流母線の低電位側)との間に配置されている例を示したが、電流制限部を充放電部とDC+(直流母線の高電位側)との間に配置することもできる。
以上説明したように、本発明によれば、スイッチング素子がオンとなっている間にトランスのコアに蓄積された磁気エネルギーにより、スイッチング素子がオフとなっている間に蓄電池の充電または直流母線への電力供給を行うことができ、エネルギーを有効に利用することができる。
また、蓄電池の電圧と直流母線の電圧との大小関係が変化した場合、蓄電池の充電と放電を瞬時に切り替えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、設計または製造上の都合やその他の要因によって必要となる様々な修正や組み合わせは、請求項に記載されている発明や発明の実施形態に記載されている具体例に対応する発明の範囲に含まれる。
1,2,3…充放電制御装置、10…充放電部、11…トランス、12…一次コイル、13…二次コイル、20…電流制限部、21…NMOSトランジスタ、22…PMOSトランジスタ、、23…制御部、30…蓄電池、40…電流制限部、41,42…NMOSトランジスタ、43…制御部、50…電流制限部、5…NMOSトランジスタ、52…電流方向変更部、D1〜D10…ダイオード

Claims (9)

  1. 蓄電池と直流母線の間に配置され、蓄電池の充電と放電を制御する充放電制御装置であって、
    少なくとも1つのスイッチング素子と制御部を有し、当該制御部が当該スイッチング素子をPWM制御することにより、前記蓄電池を充電する充電電流と前記蓄電池を放電させる放電電流に所定の制限を加える電流制限部と、
    逆極性の一次コイルと二次コイルを有するトランスを備え、前記直流母線の電圧が前記蓄電池の電圧より高い場合、前記スイッチング素子が導通している間に、前記電流制限部によって制限された充電電流が当該一次コイルの一端から他端に向けて流れると共に、前記充電電流により当該トランスのコアに磁気エネルギーが蓄積され、前記スイッチング素子が非導通である間に、当該蓄積された磁気エネルギーにより前記一次コイルに生じる逆起電力によって前記蓄電池を充電する電流が前記一次コイルから前記蓄電池に流れ、一方、前記蓄電池の電圧が前記直流母線の電圧より高い場合、前記スイッチング素子が導通している間に、前記電流制限部によって制限された放電電流が当該一次コイルの他端から一端に向けて流れると共に、前記放電電流により当該トランスのコアに磁気エネルギーが蓄積され、前記スイッチング素子が非導通である間に、当該蓄積された磁気エネルギーにより前記二次コイルに生じる逆起電力によって電流が前記二次コイルから前記直流母線に流れる充放電部と、
    を備える充放電制御装置。
  2. 前記充放電部が、前記一次コイルの他端から前記蓄電池の正極に向けて電流を流す第1の整流素子と、前記二次コイルの一端から前記直流母線の高電位側に向けて電流を流す第2の整流素子とを有し、
    前記一次コイルの一端が前記蓄電池の負極に接続され、前記一次コイルの他端から前記電流制限部に充電電流が流れるか、または前記電流制限部から前記一次コイルの他端に放電電流が流れ、
    前記二次コイルの他端が前記直流母線の低電位側に接続される、
    請求項1に記載の充放電制御装置。
  3. 前記電流制限部が、
    前記充電電流に所定の制限を加える第1のスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子に、前記充電電流を流し、前記放電電流が流れることを阻止する第3の整流素子と、
    前記放電電流に所定の制限を加える第2のスイッチング素子と、
    前記第2のスイッチング素子に、前記放電電流を流し、前記充電電流が流れることを阻止する第4の整流素子と、
    を有する請求項1または2に記載の充放電制御装置。
  4. 前記電流制限部において、前記第1のスイッチング素子と前記第3の整流素子とが直列に接続された第1の直列回路と、前記第2のスイッチング素子と前記第4の整流素子とが直列に接続された第2の直列回路とが並列に前記一次コイルの他端と前記直流母線の低電位側とに接続されている請求項3に記載の充放電制御装置。
  5. 前記電流制限部が、
    前記充電電流に所定の制限を加える第3のスイッチング素子と、
    前記放電電流に所定の制限を加える第4のスイッチング素子と、
    前記第4のスイッチング素子をバイパスして前記充電電流を流す第5の整流素子と、
    前記第3のスイッチング素子をバイパスして前記放電電流を流す第6の整流素子と、
    を有する請求項1または2に記載の充放電制御装置。
  6. 前記電流制限部において、前記第3のスイッチング素子と前記第6の整流素子とが並列に接続された第1の並列回路と、前記第4のスイッチング素子と前記第5の整流素子とが並列に接続された第2の並列回路とが直列に前記一次コイルの他端と前記直流母線の低電位側とに接続されている請求項5に記載の充放電制御装置。
  7. 前記電流制限部が、
    スイッチング素子を1個のみ有し、
    前記充電電流が入力されるとき、前記充電電流を前記スイッチング素子に向けて流し、前記スイッチング素子によって出力される電流を前記充電電流の向きに戻し、一方、前記放電電流が入力されるとき、前記放電電流を前記スイッチング素子に向けて流し、前記スイッチング素子によって出力される電流を前記放電電流の向きに戻す電流方向変更部を有する、
    請求項1または2に記載の充放電制御装置。
  8. 前記電流方向変更部が、
    アノードとカソードとがそれぞれ前記一次コイルの他端と前記スイッチング素子の入力とに接続される第1のダイオードと、
    アノードとカソードとがそれぞれ前記スイッチング素子の出力と前記一次コイルの他端とに接続される第2のダイオードと、
    アノードとカソードとがそれぞれ前記直流母線の低電位側と前記スイッチング素子の入力とに接続される第3のダイオードと、
    アノードとカソードとがそれぞれ前記スイッチング素子の出力と前記直流母線の低電位側とに接続される第4のダイオードと、
    を有する請求項7に記載の充放電制御装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の充放電制御装置と、
    前記充放電制御装置に接続される蓄電池とを、
    備える充放電制御装置付き蓄電池。
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