JP2009032121A - 色生成支援装置及び色生成支援プログラム - Google Patents

色生成支援装置及び色生成支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】数値表現を使用することなく色生成を容易にする色生成支援装置及び色生成支援プログラムを提供する。
【解決手段】色生成支援装置は、コンピュータ用カラーパレットとして機能する色生成画面に定義された混色作業領域において、任意の位置に生成された所定のタイル要素を注目タイル要素として設定する。注目タイル要素が第1属性又は第2属性のいずれであるかを判別する。第2属性の注目タイル要素の周囲に2つ以上の他のタイル要素が配置されているか否かを検出するとともに、他のタイル要素の各々が第1属性又は第2属性のいずれであるかを判別する。2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素の色彩値及び配置関係に基づく混色値を算出し、算出した混色値で第2属性の注目タイル要素の色彩値を決定する。
【選択図】図7

Description

本発明は、コンピュータの画像表示に係る色の生成に関し、特に色生成支援装置及び色生成支援プログラムに関する。
現在、最も使用されているコンピュータでの色の選択方法は、カラーパレットから所望の色を選択する方法が用いられている。カラーパレットには、特定の色見本、色を色相と彩度の2次元で表した色彩環から選択するもの、RGB値・HSL値等を直接数値入力するものがある。代表的なものに、色を色相順に縦横に並べたカラーチャート、円形に並べたカラーチャート(カラーホイール)より任意の点をクリックして色を選ぶパレット、スライダインターフェースでRGB値(又はHSL値)の値を変更し、色の設定ができるRGBスライダ(又はHSLスライダ)がある。以下、RGB値(又はHSL値)などの色の値を総括して色彩値とも称する。
コンピュータでの色選択作業には、単に情報を区別する為にカラーチャートから色を選ぶ第1の方法(ビジネスグラフ等)、色彩の表現に最もふさわしい色を十分な考慮によってカラーチャートから色を選ぶ第2の方法(クリエイティブな色選択作業)の双方が考えられる。これら従来のインターフェースは、スライド機能や数値表現機能によって色選択作業を効率的に実行するのに適した構成となっている。
尚、物理的なオブジェクトを入力インターフェースとするタンジブルインターフェースを用いることで、数値入力を用いずに、子供でも簡単に色の選択・設定が実行できる色選択システムがある。例えば、I/O Bruchと称される色選択システムは、小型カメラを内蔵した筆インターフェースを用いて、ダイレクトに身の回りの物理的なオブジェクトの色を選択し、その選択した色を用いてコンピュータ画面上で描画ができる(例えば、非特許文献1参照)。また、live Picと称される色選択システムは、筆状のペンインターフェースを用いて、6色のパレットから色を選択し、その選択した色を用いてコンピュータ画面上で描画ができる(例えば、非特許文献2参照)。色の選択方法は、絵の具と同様に筆でパレットの色を付けて選択する。これらのタンジブルなシステムでは、色生成作業は利用者にとって直感的で分かりやすいと云える。
K. Ryokai, S. Marti and H. Ishii, "I/O Bruch: Drawing with Everyday Objects as Ink", Proceedings of Conference on Human Factors in Computing Systems (CHI 2004), USA, ACM press, April 24-2, 2004, pp. 1-8. 桂 信、外3名、"ライブピック"、[online]、エンターテイメントコンピューテイング(2006)、[平成19年5月17日検索]、〈UHL: http://www.imgl.sfc.keio.ac.jp/cinema/〉
しかしながら、前述した第1及び第2の方法において、スライド機能を用いる場合にはコンピュータ用マウスにより操作したスライド機能の移動量が色の変化に反映されることになるが、マウス操作で少しだけ移動させることは難しく、色の調整が困難である。また、数値表現機能を用いる場合には、数値入力による色の設定で、数値を例えば「1」だけ変化させても視覚的に色の変化が認知できないことが多く、色の調整が困難である。更に、利用者は数値と色の対応を理解して、数字から色をイメージすることは容易ではない。一例を挙げると、例えば紫(青と赤の混色)やピンク(赤と白の混色)などの色を、どのように生成し、どの色からどのぐらい混色させたかという情報を理解することが困難である。
また、コンピュータ上では、色彩空間という3次元空間を特殊な投影法を用いて2次元に変換している。その為、利用者は、色彩空間を表す投影表現において縦軸が何をさしているかなど、2次元で表示された色空間の仕組みを直感的に理解できず、マウスの移動方向を定めることは容易ではない。その為、一般的な利用者が持つ色彩感覚とは異なり、直感的に理解することが容易ではなく、システムの提示する色空間と利用者の持つ色彩イメージとの間にギャップが生じ、色生成のためのシステム理解を困難にさせている。更に、色生成作業においてスライド機能や数値表現を用いる場合、RGBの各色の正確な量は分かるが、やはり色の専門知識を要する。
即ち、カラーチャートや数値による色設定の習得には、色彩学の知識が必要である。しかし、一般利用者において、専門知識を学習するまでの動機づけが難しい。更に、色の選択機能は、お年寄りから子供まで幅広い利用者が利用するため、学習が困難な利用者もある。描画に特化したソフトウェアでは、コンピュータの画面上で、絵の具のように色を自由に混ぜ合わせることができるパレットウィンドウを表示させるものもある。しかし、どの色をどのくらい混色したかという色生成過程は、実際の絵の具のように筆に取った絵の具の量やパレットに残された色生成過程のように物理的に理解できることと比較して、従来のパレットウィンドウで、視覚的に認識することは難しい。
前述したタンジブルなシステムでは、色生成作業は利用者にとって直感的で分かりやすい。しかし、特別な装置を必要とする色選択システムであるため、コンピュータ画面上で実用的に使用できるという汎用性に欠ける。
そこで、利用者が容易に色生成又は色選択するためのシステムを理解でき、より利用者の色彩イメージに適合する色を再現しやすくするように、システムの提示する色空間と利用者の持つ色彩イメージのギャップを低減させるシステムが必要である。また、色の調整が容易に実行可能なマウス操作の簡便化、そして専門的知識の学習が不要なシステムが必要である。更に、利用者が色生成過程で使用した色、色生成された色、及びその色生成過程を数値表現なしに表現するシステムが必要である。
そこで、以下の課題を解決することが望まれる。
第1に、システムの提示する色空間と利用者が持つ色彩イメージのギャップを小さくすること。
第2に、専門知識を要する色の数値表現を使用しないこと。
第3に、混色した色の量や色生成過程を利用者が視覚的に容易に認識できるようにすること。
本発明の目的は、数値表現を使用することなく色生成を容易にする色生成支援装置及び色生成支援プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、コンピュータ利用者にとって、色を表示する所定の領域でタイル状の色片で表されるカラー要素(以下、簡単のためタイル要素と称する)を用いて混色範囲を所定の混色作業領域で任意に設定できるようにし、その混色範囲内の任意の位置に配置された「タイル要素」について、その「タイル要素」の配置により生成される色及び色生成過程が視覚的に分かりやすい態様で表現するために、その「タイル要素」の位置と混色作業領域内の他の「タイル要素」との距離に応じて自動的に混色する色生成支援装置を提供する。
即ち、本発明による色生成支援装置は、操作部、記憶部及び表示部を有するコンピュータによって構成され、コンピュータ用カラーパレットとして機能する色生成画面を前記表示部に表示して、色生成を支援する色生成支援装置であって、カラーパレットのカラー要素は、タイル状の色片として表わされるタイル要素で定義され、複数のタイル要素を配置するための平面を分割した混色作業領域を含む複数の操作領域が、前記色生成画面内に定義され、各操作領域のタイル要素は、前記操作部からの利用者の操作に応じて、各操作領域を移動可能に定義され、且つ、移動されたタイル要素について、所定の操作領域に複製可能に定義され、前記混色作業領域の任意の位置に生成されたタイル要素は、前記操作部からの利用者の操作に応じて、該タイル要素の現在色を保持する旨を表す第1属性及び該タイル要素の現在色を該タイル要素の周囲に存在する他のタイル要素に基づいて混色処理した色彩値に変換する旨を表す第2属性のいずれかに設定可能に定義されている場合に、前記混色作業領域の任意の位置に生成された所定のタイル要素を注目タイル要素として設定する注目タイル要素設定手段と、前記注目タイル要素が第1属性又は第2属性のいずれであるかを判別する注目タイル要素属性判別手段と、前記注目タイル要素属性判別手段によって前記注目タイル要素が第2属性であると判別された場合に、前記注目タイル要素の周囲に2つ以上の他のタイル要素が配置されているか否かを判別するとともに、前記他のタイル要素の各々が第1属性又は第2属性のいずれであるかを判別するタイル要素配置判別手段と、前記タイル要素配置判別手段によって判別した2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素の各々の色彩値及び配置関係に基づく混色値を算出し、算出した混色値で前記第2属性の注目タイル要素を表示する混色決定手段とを備えていることを特徴とする。
また、本発明による色生成支援装置は、前記混色決定手段は、前記タイル要素配置判別手段による判別結果に基づいて、固定又は更新可能な所定の混色方式に従って前記混色値を算出する第1混色手段と、前記タイル要素配置判別手段による判別結果に基づいて、前記注目タイル要素に対して前記分割した平面の一列上で最も近接する前記2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素の各々の色彩値に基づいて、前記注目タイル要素に対する距離に応じて所定の加重計算により前記混色値を算出する第2混色手段とを有することを特徴とする。
また、本発明による色生成支援装置は、前記操作部からの利用者の操作に応じてON又はOFFで切替可能とするグラデーション機能ボタンが、前記色生成画面内に更に定義されており、前記混色決定手段は、前記タイル要素配置判別手段による判別結果に基づいて、前記グラデーション機能ボタンがONの時のみ、前記注目タイル要素に対して所定の距離で前記分割した平面の一列上に存在する他のタイル要素と前記注目タイル要素との間に、前記他のタイル要素の各々の色彩値及び前記第2混色手段により決定された注目タイル要素の色彩値から、所定の加重計算により算出した混色値で表示する新たなタイル要素を生成するタイル要素生成手段を更に有することを特徴とする。
また、本発明による色生成支援装置は、前記混色方式は、加法混色、減法混色、平均混色又は予め定義されるアルゴリズムに従う混色法のうち、少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、前述した色生成支援装置として機能するコンピュータに各手段に対応するステップを実行させるための色生成支援プログラムとしても特徴付けられる。
本発明によれば、数値表現を使用せずとも、利用者は視覚的に混色した色の量や色生成過程を容易に認識可能となる。
以下、本発明による実施例の色生成支援装置について詳細に説明する。まず、理解を容易とするため、本発明による実施例の色生成支援装置の概要を説明する。
(色生成支援装置の概要)
本発明による実施例の色生成支援装置によれば、まず、システムの提示する色空間と利用者の持つ色彩イメージのギャップを小さくするために、利用者による従来の色空間の設定手法を改善する。即ち、利用者は、カラーパレットから所望の色を選択するのではなく、各利用者のイメージに合った色空間を構築して、自ら作成した色を選択することができるようにする。また、色を選択するだけでなく、複数の色を混色して所望の色を生成できるようにする。利用者が作成した色は、保存・再加工することも可能とする。
ところで、一般的な(Windows(登録商標)などの)カラーパレットでは、カラーチャートを拡大していくと、格子状に並んだカラー要素にそれぞれ色が割り当てられて表示されている。しかし、その色の配置は固定されており、色どうしの距離は設計者によって決められたものである。一方、一般に用いられる絵の具は、混色したい色を選択してパレットに出し、各色好きな量だけ混ぜ合わせ色を作りあげるものである。絵の具の実体をパレットに置くということは、利用者自身が色空間の使用する範囲を設定し、直接的に極小的な色空間を拡大して操作していることに相当すると考えられる。その為、操作に対する結果との対応が明確に理解でき分かりやすいと云える。
そこで、本発明による実施例の色生成支援装置では、この絵の具の特徴を適用し、コンピュータ画面上において、利用者がカラー要素となる所定の色片(後述するタイル要素)を移動させて色と色の距離を自由に変更できるような操作環境を設け、利用者自身が色の空間設定をできるようにする。即ち、コンピュータの表示部に色生成作業(色の混色作業を含む)を行う混色作業領域を定義して確保する。このように、利用者自身の色空間のイメージや利用者自身の知識に基づき、複数の色の付いた色片を、その混色作業領域内の任意の位置に配置することができるようにし、同様に配置された他の色片との距離とその色に基づいて、利用者によって選択される色片の色を自動算出し、混色結果を表示するようにする。
これにより、色の数値表現が不要な、新しい色構成の表現方法を実現でき、且つ、色の作成過程や混色作業に使用した色を視覚的に容易に認識して、数値表現では困難であった色の微調整を容易に実行可能なインターフェースを実現できるようになる。
例えば、混色作業領域に表される格子状に並んだ色片は、タイルを並べたようにも見える。その様子は、色の付いたタイルを並べて、模様や絵を作るタイル遊びを想起させる。タイル遊びには、視覚的・感覚的に色や空間認識を促進させる効果があると言われている。タイルを平面的に並べることにより、タイル間に空間が生じ距離が表現され、またその色生成過程も同時に示される。その為、子供でも数値的な表現を用いずとも、タイルどうしの距離を直感的に理解でき、創作過程も視覚的に確認できる。
そこで、本発明による実施例の色生成支援装置では、このタイルの効果を利用し、混色作業領域に表される格子状に並んだ色片を、カラー要素を表すタイル要素として定義して、タイル要素を色片のメタファとする後述の「タイルインターフェース」を採用している。混色作業領域でタイルインターフェースを操作することより、色の数値表現を使用せずに、色の距離や空間、作成過程の視覚的な表現を実現することができる。また、タイル要素の大きさは一定である為、マウス操作等でタイル要素を微量移動させる必要がなく、微調整も容易に実行できる。
本発明による実施例の色生成支援装置を利用する利用者は、「タイル要素」を用いて混色処理する範囲をコンピュータの表示部画面上に任意に設定できる。また、その混色処理する範囲内の任意の位置を選択して、さらにタイル要素を配置することにより、その位置と混色作業領域内の他のタイル要素との距離に応じて色生成支援装置が自動的に混色する。更に、そのタイル要素の配置により混色した色又は混色過程を利用者は容易に認識できる。タイル要素は、後述するが、簡単に転換できる2種の層性(以下、第1属性のタイル要素を「表タイル」、及び第2属性のタイル要素を「裏タイル」と称する)を有する。「表タイル」は、該表タイルの周囲のタイル要素の影響を受けず色が固定される。また、「裏タイル」は、該裏タイルの周囲のタイル要素の色、及びそれらとの距離に応じて自動的に色彩値を変化させる。従って、本発明による実施例の色生成支援装置は、利用者により「表タイル」と「裏タイル」とを使い分けるように操作された上で、利用者が所望する色の作成を支援する。
次に、本発明による実施例の色生成支援装置の構成について詳細に説明する。
(色生成支援装置の全体構成)
図1に、本発明による一実施例の色生成支援装置として機能するコンピュータシステムを示す。色生成支援装置は、好適に汎用のコンピュータ110を用いたコンピュータシステム101で実現することができ、そのようなコンピュータシステム101は、操作部(例えば、キーボード112、マウス113など)、表示部111及び記憶部118を有する。利用者は、操作部を利用してコンピュータシステム101を操作する。尚、マウス113を用いて操作することをマウス操作、ドラッグ操作、クリック操作等の用語を用いて説明するが、一般的に当業者が理解する操作と同義である。
記憶部118には、色生成支援プログラム118aが格納されており、制御部117(例えば、中央演算処理装置(CPU))により色生成支援プログラム118aを実行して、コンピュータ用カラーパレットとして機能する色生成画面1(後述するパレットウィンドウ)を表示部111に表示して、利用者の色生成を支援するようにコンピュータシステム101を制御する。制御部117の制御により表示部111に色生成画面1を表示するために、コンピュータ110には表示部111を制御するデバイスドライバ116が設けられており、操作部からの操作指令は、入出力ポート115を介して制御部117により制御される。
図2に、本発明による一実施例の色生成支援装置に係る色生成作業手順を示す。また、本発明による混色手法を有する色生成支援装置は、カラーパレットとして機能する色生成画面1(以下、タイルパレット(Tile Palette)とも称する)を、制御部117の制御により表示部111に表示させることにより、利用者に対して色生成作業を支援するインターフェースとして機能する。また、図3に、本発明による一実施例の色生成支援装置における色生成画面の一例を示す。
図2において、利用者はコンピュータ110を起動し、記憶部118に格納されている色生成支援プログラム118aを起動してカラーパレットとして機能する色生成画面1を表示部111に表示させる(ステップS1)。
次に、図3に示すように(後述で詳細に説明される)、利用者は、色生成画面1内に設けられている、現在色を表す現在色表示領域5(図3に示す「今の色」領域)、基本色タイル要素表示領域6、混色履歴表示領域12、OS装備色設定機能(OS装備色設定ボタン4)のうち、いずれかから色生成作業の元となる色彩色を有するタイル要素を選択し(ステップS2)、ドラッグ操作して混色作業領域7の任意の位置に1つ以上複製する(ステップS4)。
ここで、混色作業領域7の任意の位置に複製された1つ以上のタイル要素は、色生成画面1内に設けられている、混色方式選択領域2又はグラデーション機能の選択条件に従って、タイル要素の属性(即ち、裏タイル又は表タイル)に応じた混色計算が自動的に為される(ステップS3)。
次に、利用者はマウス操作して、混色作業領域7内の任意の位置にあるタイル要素を、被作成色を表示する被作成色表示領域15(図3に示す「新しい色」領域)に複製する(ステップS5)。被作成色表示領域15に複写されたタイル要素は、改めて色生成作業に用いることができ(ステップS2)、或いは又、記憶部118に記憶しておくことができる(ステップS6)。記憶部118に所定のデータ形式(例えば、タイル要素毎に関連付けたRGB値)で記憶されたタイル要素の色彩値を、改めて色生成作業に用いることもできる(ステップS8)。このようにして、利用者は、多岐に渡る方法で、視覚的に容易に理解しながら色生成作業を行うことができる(ステップS7)。
次に、図3を参照しながら、色生成支援装置の各手段について説明する。色生成支援装置は、カラーパレットとして機能する色生成画面1をコンピュータシステム101の表示部111に表示させ、色生成作業を支援する装置であり、利用者に対して色生成を支援するインターフェースとして機能する。図3に示すように、カラーパレットとして機能する色生成画面1は、表示部111においてウィンドウ表示される。
カラーパレットとして機能する色生成画面1のカラー要素は、タイル状の色片として表されるタイル要素で定義されている。
色生成画面1には、混色作業領域7、基本色タイル要素表示領域6、現在色表示領域5、被作成色表示領域15、混色方式選択領域2、一時タイル要素保存領域9、混色履歴表示領域12、及びタイル要素削除領域10などの操作領域が設けられている。各操作領域のタイル要素は、コンピュータシステム101の操作部からの利用者の操作に応じて、各操作領域を移動可能に定義され、且つ、移動されたタイル要素について、混色作業領域7、現在色表示領域5、被作成色表示領域15又は一時タイル要素保存領域9に複製可能に定義されている。
混色作業領域7は、複数のタイル要素を配置するために平面を分割した態様(例えば、マトリクスス状)で構成されている。図3において、混色作業領域7は、縦7列×横7行(49マス)より構成されており、色生成のために、色を混色する作業スペースとして機能する。尚、本実施例では、49マスで構成されているが、混色作業領域7の大きさは拡大/縮小が可能なようにプログラムさせることができる。
基本色タイル要素表示領域6は、基本となるカラー要素で表される所定数の基本色タイル要素を表示するための操作領域である。例えば、色光の三原色(RGB)、色材の三原色(CMY)、白、黒の8色を示すインターフェースとして機能する。尚、OS色設定呼出ボタン4(図3に示す「色の設定」ボタン)は、オペレーションシステム(OS)に装備される「色の設定」機能を呼び出すように機能する。
現在色表示領域5は、後述する現在色タイル要素生成手段により記憶部118から読み出された所定のデータ形式の色彩値を、色生成する前の基準としてのタイル要素の色彩値として表示するための操作領域である。図3において、現在色表示領域5は、「今の色」表示領域として示されている。又は、利用者のドラッグ操作により、色生成画面1内に表示される基本色タイル要素表示領域6、混色履歴表示領域12、又はOS装備色設定機能からの色彩色のいずれかから選択された色生成作業の元となるタイル要素を、現在色表示領域5に表示させることもできる。
選択決定ボタン16は、利用者のクリック操作により、被作成色表示領域15に表示されている色彩値のデータを記憶装置に所定のデータ形式で記憶するように機能する。例えば、利用者は、混色作業領域7に表示されているタイル要素をドラッグ操作により被作成色表示領域15に表示した後、選択決定ボタン16のクリック操作により、記憶部118に所定のデータ形式で記憶するように機能する。
被作成色表示領域15は、色生成された後の基準としてのタイル要素を表示するための操作領域である。利用者のドラッグ操作により、混色作業領域7に表示されているタイル要素の色彩値を被作成色表示領域15に表示させることができる。また、現在色表示領域5に表示されているタイル要素の色彩値は、利用者のクリック操作により、被作成色表示領域15に表示させることもできる。図3において、被作成色表示領域15は、「新しい色」表示領域として示されている。尚、利用者のクリック操作により、混色履歴表示領域12に保存されている色彩値を被作成色表示領域15に表示させることができる。また、被作成色表示領域15から混色作業領域7への利用者によるドラッグ操作により、被作成色表示領域15に表示されていたタイル要素の色彩値で新たな表タイルを混色作業領域7に生成することができる。
現在色表示領域5、選択決定ボタン16及び被作成色表示領域15について、更に説明する。例えば、利用者が新たな色彩値を決定したい場合、利用者は混色作業領域15に表示されている任意のタイル要素の色彩値をドラッグ操作して被作成色表示領域15に表示することができる。尚、利用者は、現在色表示領域5に表示されているタイル要素をクリック操作して、そのタイル要素の色彩値を被作成色表示領域15に表示することもでき、または後述する混色履歴表示領域12に保存されているタイル要素をクリック操作して、そのタイル要素の色彩値を被作成色表示領域15に表示することもできる。前述したように、利用者は、色彩値を決定して他のアプリケーション(例えば、描画ソフトウェア)で利用することができるように、選択決定ボタン16をクリック操作して、他のアプリケーションに利用可能な形式で記憶部118に記憶することもできる。尚、他のアプリケーションとのインターフェースは適宜定めることができることは云うまでもない。
混色方式選択領域2は、色生成のための混色方式を選択可能に表示するための操作領域である。混色方式選択領域2に定義される混色方式として、加法混色、減法混色、平均混色又は予め定義されるアルゴリズムに従う混色法のうち、少なくとも1つ以上を含めることができる。図3において、加法混色、減法混色及び平均混色は、それぞれ「白にちかづく」、「黒にちかづく」及び「平均の色になる」として示している。尚、操作部からの利用者の操作に応じてON又はOFFで切替可能とするグラデーション機能ボタン3が、混色方式選択領域2に更に定義されており、詳細は後述する。
一時タイル要素保存領域9は、混色作業領域7に存在するタイル要素の色彩値を一時保存するための操作領域である。
混色履歴表示領域12は、被作成色表示領域15に表示されたタイル要素の色彩値の履歴を表示するための操作領域である。図3において、混色履歴表示領域12に一覧表示された色は、10回分の履歴を表示可能としており、履歴表示切替ボタン13,14をクリック操作すると、それぞれ前10回分、後10回分の履歴を混色履歴表示領域12に表示するように機能する。
タイル要素削除領域10は、混色作業領域7に存在するタイル要素を削除するための操作領域である。ドラッグ操作により、タイル要素削除領域10は、混色作業領域7に存在するタイル要素を1つずつ削除するように機能する。図3において、裏タイル一括削除ボタン11(図3に示す『裏タイルだけゴミ箱へ!』ボタン)が更に定義されており、裏タイル一括削除ボタン11は、マウスのクリック操作により混色作業領域7に存在する第2属性のタイル要素(裏タイル)を一度に削除するように機能する。
タイルインターフェース8は、後述するように、2種の属性に基づいて混色処理を制御するように機能する。混色作業領域7の任意の位置に生成されたタイル要素は、クリック操作により、該タイル要素の現在色を保持する旨を表す第1属性及び該タイル要素の現在色を該タイル要素の周囲に存在する他のタイル要素に基づいて混色処理した色彩値に変換する旨を表す第2属性のいずれかに設定可能に定義されている。
本発明による一実施例の色生成支援装置は、上述のように定義された色生成画面1の各操作領域及びタイル要素に基づいて機能する、注目タイル要素設定手段、注目タイル要素属性判別手段、タイル要素配置判別手段、混色決定手段、混色履歴表示手段、タイル要素色彩値格納手段及びタイル要素削除手段を備える。また、混色決定手段は、第1混色手段、第2混色手段及びタイル要素生成手段を有する。
注目タイル要素設定手段は、混色作業領域7の任意の位置に生成された所定のタイル要素を注目タイル要素として設定する。
注目タイル要素属性判別手段は、注目タイル要素が第1属性又は第2属性のいずれであるかを判別する。
タイル要素配置判別手段は、注目タイル要素属性判別手段によって注目タイル要素が第2属性であると判別された場合に、注目タイル要素の周囲に2つ以上の他のタイル要素が配置されているか否かを判別するとともに、判別した他のタイル要素の各々が第1属性又は第2属性のいずれであるかを判別する。これは、タイル要素配置判別手段は、3つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素(表タイル)が、第2属性の注目タイル要素(裏タイル)に対して所定の距離で一列上(例えば縦列又は横列)に存在するか否かを判別すること、2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素(表タイル)が、第2属性の注目タイル要素(裏タイル)に対して一列上(例えば縦列又は横列)に隣接して存在するのみであるか否かを判別すること、及び、2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素(表タイル)が、第2属性の注目タイル要素(裏タイル)に対して一列上(例えば縦列又は横列)に存在するか否かを判別するとともに、判別した他のタイル要素のうち少なくとも1つが第2属性の注目タイル要素に対して隣接することなく所定の距離で一列上(例えば縦列又は横列)に存在するか否かを判別することを含む。
混色決定手段は、タイル要素配置判別手段によって2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素が第2属性の注目タイル要素に対して一列上(例えば縦列又は横列)に隣接して存在するのみと判別した場合、又は2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素が、第2属性の注目タイル要素に対して一列上(例えば縦列又は横列)に存在すると判別するとともに、判別した他のタイル要素のうち少なくとも1つが第2属性の注目タイル要素に対して隣接することなく所定の距離で一列上(例えば縦列又は横列)に存在すると判別した場合に、2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素の色彩値及び配置関係に基づく混色値を算出し、算出した混色値で第2属性の注目タイル要素の色彩値を決定する。
第1混色手段は、タイル要素配置判別手段によって2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素が第2属性の注目タイル要素に対して一列上(例えば縦列又は横列)に隣接して存在するのみと判別した場合に、混色方式選択領域2の混色方式に従って混色値を算出する。
第2混色手段は、タイル要素配置判別手段によって2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素が、第2属性の注目タイル要素に対して一列上(例えば縦列又は横列)に存在する判別するとともに、判別した他のタイル要素のうち少なくとも1つが第2属性の注目タイル要素に対して隣接することなく所定の距離で一列上(例えば縦列又は横列)に存在すると判別した場合に、注目タイル要素に対して該一列上(例えば縦列又は横列)で最も近接する2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素の各々の色彩値に基づいて、注目タイル要素に対する距離に応じて所定の加重計算により混色値を算出する。尚、所定の加重計算に必要なプログラムは、記憶部118に格納され、制御部117によって適宜、加重計算プログラムを呼び出して実行させることにより、第2混色手段及び第2混色手段を機能させることができる。
タイル要素生成手段は、タイル要素配置判別手段によって2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素が、第2属性の注目タイル要素に対して一列上(例えば縦列又は横列)に存在することを判別し、判別した他のタイル要素のうち少なくとも1つが第2属性の注目タイル要素に対して隣接することなく所定の距離で一列上(例えば縦列又は横列)に存在すると判別した場合に、グラデーション機能ボタン3がONの時のみ、所定の距離で一列上(例えば縦列又は横列)に存在する他のタイル要素と注目タイル要素との間に、他のタイル要素の各々の色彩値及び第2混色手段により決定された注目タイル要素の色彩値に基づいて、所定の加重計算により算出した混色値で表示する新たなタイル要素を生成する。
現在色タイル要素生成手段は、操作部からの利用者の操作に応じて、記憶部118に格納されている色彩値のデータを取り出して新たなタイル要素を生成し、現在色表示領域5に表示する。
混色履歴表示手段は、被作成色表示領域15に表示されたタイル要素の色彩値を混色履歴表示領域12に履歴として保存する。
タイル要素色彩値格納手段は、混色決定手段により決定された注目タイル要素の色彩値をデータとして記憶部118に格納する。また、タイル要素色彩値格納手段は、色生成画面1自体を記憶部118に記憶するように構成してもよい。
タイル要素削除手段は、操作部からの利用者の操作に応じて、混色作業領域7に存在するタイル要素の一部又は全部を削除する。即ち、タイル要素削除手段は、タイル要素削除領域10に移動されたタイル要素(表タイル又は裏タイル)を1つずつ削除する機能、及び、裏タイル一括削除ボタン11がクリック操作された場合に、第2属性のタイル要素(裏タイル)を一度に削除する機能を実現させる。
図1に示すように、色生成支援装置として機能するコンピュータシステム101は、前述した各手段を機能させるために、制御部117による色生成支援プログラム118aを実行させることにより為される。制御部117は、中央演算処理装置(CPU)で実現でき、且つ、記憶部118を少なくとも1つのメモリで構成させることができる。また、表示部111は、CRT又は液晶ディスプレイなどの表示装置とできる。
更に、色生成支援プログラム118aを、記憶部118の所定の領域に格納することができる。また、色生成支援プログラム118aは、混色方式(加法混色、減法混色、平均混色など)を算出するためのプログラムを含む。そのような記憶部118は、コンピュータ内部のROM、RAM又はハードディスクなどで構成させることができ、或いは又、外部記憶装置(例えば、外付けハードディスク)で構成させることもできる。
さらに、色生成支援装置として機能させるコンピュータを、本発明の各構成要素としての手段として機能させるためのプログラム118aは、所定の記録デバイス114を利用してコンピュータ読取り可能な記録媒体に記録することができる。図1において、表示部111のデバイスドライバ116を除き、各々のデバイスを制御するためのデバイスドライバは図示を省略している。前述した各手段の動作は、以下の説明で明らかになる。
次に、色生成支援装置の詳細な動作について説明する。
(色生成支援装置の動作)
図4は、本発明の一実施例における色生成支援装置の色生成作業において生成した色を決定する処理を示すフローチャートである。
ステップS11で、利用者は色生成支援装置として機能するコンピュータシステム101を、例えばマウス113を用いて操作して、記憶部118に格納されている色生成支援プログラム118aを起動し、カラーパレットとして機能する色生成画面1(タイルパレット)を表示部111に表示させる。
ステップS12で、利用者は例えばマウス113を用いて操作して、現在色タイル要素生成手段により記憶部118に格納されている色彩値のデータを読み出して生成したタイル要素、又は色生成画面1内に表示される基本色タイル要素表示領域6、混色履歴表示領域12、OS装備色設定機能からの色彩色のいずれかから選択された色生成作業の元となるタイル要素を、現在色表示領域5(図3に示す「今の色」表示領域)に表示する。
次に、ステップS13で利用者の要求に応じて選択された、混色方式選択領域2の混色方式(加法混色、減法混色、平均混色など)又はグラデーション機能に従って(ステップS14又はステップS15)、被作成色の混色方式が決定される。
次に、利用者の要求に応じて(ステップS16)、色生成画面1内に表示される現在色表示領域5、基本色タイル要素表示領域6、混色履歴表示領域12、又はOS装備色設定機能(OS色設定呼出ボタン4)からの色彩色のいずれかから選択された色生成作業の元となるタイル要素が決定される(ステップS17又はステップS18)。決定された色生成作業に用いるタイル要素は、利用者のドラッグ操作により2つ以上選択され、混色作業領域7に複製される(ステップS19)。利用者は、既にタイル要素が混色作業領域7にある場合には、新たにタイル要素を混色作業領域7に配置することなく、色生成作業することもできる。
ステップS20で、まず、色生成支援装置は、注目タイル要素設定手段により、混色作業領域7の任意の位置に生成された所定のタイル要素を注目タイル要素として設定する。次に、色生成支援装置は、注目タイル要素属性判別手段により、注目タイル要素が第1属性又は第2属性のいずれであるかを判別する。更に、色生成支援装置は、タイル要素配置判別手段により、注目タイル要素の周囲に2つ以上の他のタイル要素が配置されているか否かを判別するとともに、他のタイル要素の各々が第1属性又は第2属性のいずれであるかを判別する。そして、タイル要素配置判別手段によって、2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素が第2属性の注目タイル要素に対して一列上(例えば縦列又は横列)に隣接して存在するのみと判別された場合、又は2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素のうち少なくとも1つが第2属性の注目タイル要素に対して隣接することなく所定の距離で一列上(例えば縦列又は横列)に存在すると判別された場合に、混色決定手段により2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素の色彩値及び配置関係に基づく混色値を算出し、算出した混色値で第2属性の注目タイル要素を表示する。尚、混色決定手段による混色手段は、大別して第1混色手段及び第2混色手段があり、詳細は後述する。
ステップS21で、利用者は、色生成作業を終了しない場合には、混色作業領域7内にあるタイル要素を一時タイル要素保存領域9にドラッグ操作して移動することができる。また、混色作業領域7内にあるタイル要素の一部又は全部を削除するために、タイル要素削除領域10にドラッグ操作して移動することができ(ステップS22)、再びステップ3からの手順を実行する。
ステップS21で、利用者は、色生成作業を終了する場合には、任意のタイル要素を被作成色表示領域15(図3に示す「新しい色」表示領域)にドラッグ操作により表示させ(ステップS23)、選択決定ボタン16をクリックする。また、色生成支援装置は、混色履歴表示手段により、被作成色表示領域15に表示された色彩値を色作成履歴として混色履歴表示領域12に保存する(ステップS24)。即ち、利用者が混色作業領域7のタイル要素を選択的に指定して被作成色表示領域15にドラッグする度に、その選択したタイル要素の色彩値が被作成色表示領域15に表示されるとともに、混色履歴表示領域12の色作成履歴として更新される。
ステップS25で、利用者は、色生成作業を終了する場合には、選択決定ボタン16を利用することにより、色生成画面1内に表示されるタイル要素の色彩値を任意に定めることができる所定形式のデータで記憶部118に記憶するか否かを決定できる。尚、本実施例では説明しないが、色生成画面1自体を記憶部118に記憶するように色生成支援装置を構成してもよい。これらデータを保存する機能は、タイル要素色彩値格納手段により為される。利用者は必要に応じて、前述したステップS22を経て、色生成作業を終了させることができる。
以下、タイルインターフェースについて説明する。
(タイルインターフェース)
色の混色処理は、前述したステップS17のように、利用者によるドラッグ操作によって、基本色タイル要素表示領域6のタイル要素を混色作業領域7に配置して実行される。利用者の色生成作業を円滑に操作するためのインターフェース(タイルインターフェースとも称する)として、タイル遊びの視覚的・感覚的に色や空間認識を促進させる効果を利用している。即ち、色生成支援装置は、タイル要素を色片(即ち、カラー要素)のメタファとするタイルインターフェース8を提供する。色の数値表現の代わりに、色と色の距離、空間や操作、及び色生成過程を視覚的に認識できるように表現する。
タイルインターフェース8は、一つ一つのタイル要素について、周囲のタイル要素の影響を受けず色が固定となる第1属性と、周囲のタイル要素の関係で色が変わる第2属性とを持たせマン・マシン・インターフェースとして機能するものである。この二つの属性を利用して、混色作業の操作又は色生成過程を視覚的に認識できるように表現する。本実施例では、この2つの属性状態の切り替えを、タイルをひっくり返す操作になぞられて、簡便のため第1属性のタイル要素を「表タイル」、第2属性のタイル要素を「裏タイル」と称している。各属性状態の切り替えは、例えばマウス113の右クリックで実行する。本発明による一実施例のタイルインターフェース8の生成処理を示すフローチャートを図5に示す。
ステップS31で、前述した図4に関するステップS17と同様に、利用者の要求に応じて、色生成画面1内に表示される現在色表示領域5、基本色タイル要素表示領域6、混色履歴表示領域12、又はOS装備色設定機能からの色彩値のいずれかから選択された色生成作業の元となるタイル要素が決定される。決定された色生成作業に用いるタイル要素は、利用者のドラッグ操作により2つ以上選択され、混色作業領域7の任意の位置に複製される(ステップS32)。
ステップS33で、混色作業領域7の任意の位置に複製されるタイル要素は、表タイルが生成される。例えば利用者のマウス操作により、混色作業領域7の任意の位置にあるタイル要素を選択し、右クリックすると(ステップS34)、裏タイルに置き換える(ステップS35)。裏タイルを表タイルに置き換える場合も同様である。このように、本実施例のタイルインターフェース8は、極めて簡単な操作で、タイル要素の属性を変更することが可能である。
以下、混色処理について説明する。
(混色処理)
図6に、混色作業領域7におけるタイル動作と混色処理との関係を示すフローチャートを示す。ここで、色生成支援装置の混色決定手段は、色の混色計算として、詳細に後述するが、第1混色手段である「隣接するタイルによる混色」と第2混色手段である「離れているタイルによる混色」を有している。
ステップS41で、混色作業領域7の任意の位置に複数の「表タイル」又は「裏タイル」が置かれている状態で、利用者は、マウス113のドラッグ操作により基本色タイル表示領域、現在色表示領域5、被作成色表示領域15及び混色履歴表示領域12のいずれかに表示されているタイル要素から色生成作業するためのタイル要素を選択する。色生成支援装置は、注目タイル要素設定手段により、利用者の要求に応じて選択されたタイル要素を「注目タイル要素」として設定する。即ち、ドラッグ操作により混色作業領域7に置かれた際に、注目タイル要素属性判別手段により、注目タイル要素として自動的に設定することができ、混色決定手段は、この注目タイル要素を基準にして混色処理を行う。「注目タイル要素」は、利用者に対して他のタイル要素と識別可能に表示することもできる。
ステップS42で、色生成支援装置は、注目タイル要素属性判別手段により、注目タイル要素が第1属性(表タイル)又は第2属性(裏タイル)のいずれであるかを判別する。尚、本実施例において、ドラッグ操作により混色作業領域7にはじめて置かれた注目タイル要素は、裏タイルであるように定義されている。注目タイル要素の属性の変換は、右クリック操作で繰り返し変更可能なようにプログラム上で定義されている。
次に、色生成支援装置は、注目タイル要素属性判別手段によって注目タイル要素について「裏タイル」であると認識した場合(ステップS43)、タイル要素配置判別手段により、注目タイル要素の周囲に2つ以上の他のタイル要素が配置されているか否かを判別するとともに、該他のタイル要素の各々が第1属性又は第2属性のいずれであるかを判別する(ステップS44)。尚、注目タイル要素属性判別手段によって注目タイル要素について「表タイル」状態であると判別した場合(ステップS43)、注目タイル要素の色彩値は変化しない(ステップS48)。
次に、色生成支援装置は、タイル要素配置判別手段によって2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素が第2属性の注目タイル要素に対して一列上(例えば縦列又は横列)に隣接して存在するのみと判別された場合、又は2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素のうち少なくとも1つが第2属性の注目タイル要素に対して隣接することなく所定の距離で一列上(例えば縦列又は横列)に存在すると判別された場合に(ステップS45)、混色決定手段により、2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素(表タイル)の色彩値及び配置関係に基づく混色値を算出し(ステップS46)、算出した混色値で第2属性の注目タイル要素(裏タイル)を表示する(ステップS47)。
ステップS49で、利用者は、注目タイル要素又は他のタイル要素について、例えばマウス操作の右クリックで表タイルを裏タイルに、或いは裏タイルを表タイルに置き換えることができる(ステップS50)。この場合、前述したステップS42からの処理を繰り返し、新たに混色処理されることになり、裏タイルの色彩値が新たに表示される。
尚、利用者によるドラッグ操作により、注目タイル要素又は他のタイル要素について、混色作業領域7内で配置の変更がある場合には、ステップS41からの処理が繰り返される(ステップS51)。
このようにして、タイルインターフェース8と複数のタイル要素配置とに基づいて、タイル要素の色彩値が自動的に変化するため、利用者は、その混色処理の過程を極めて容易に認識できるようになる。
図7は、混色作業領域における混色処理の動作を示すフローチャートである。色生成支援装置の混色決定手段は、注目タイル要素の周囲にあるタイル要素の属性、色彩値及び配置に関連させた2つの混色手段、即ち、第1混色手段である「隣接するタイルによる混色」と第2混色手段である「離れているタイルによる混色」とを有している。図7に示すフローチャートは、図6についてのステップS46について、更に詳しく説明するためのものである。
ステップS61で、混色作業領域7の任意の位置に、複数の表タイル又は裏タイルが置かれている状態で、利用者のドラッグ操作により注目タイル要素が混色作業領域7に置かれた状態にあるとする。ステップS63及びステップS64は、前述したステップS44及びS45と同様に、色生成支援装置は、混色決定手段により注目タイル要素Aの混色値を算出する。
ここで、色生成支援装置は、タイル要素配置判別手段によって2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素が第2属性の注目タイル要素に対して一列上(例えば縦列又は横列)に隣接して存在するのみと判別された場合、又は2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素のうち少なくとも1つが第2属性の注目タイル要素に対して隣接することなく所定の距離で一列上(例えば縦列又は横列)に存在すると判別された場合に、それぞれの判別結果に応じて、第1混色手段(ステップS65)又は第2混色手段(ステップS66)のいずれかで混色処理を実行して算出した色彩値で注目タイル要素(裏タイル)を表示する(ステップS67)。第1混色手段及び第2混色手段については、更に詳細に説明する。
まず、第1混色手段による「隣接するタイルの混色処理」について説明する。
(隣接するタイルによる混色)
図8は、隣接するタイルの混色処理を示すフローチャートである。
ステップS71で、注目タイル要素(裏タイル)は、2つ以上の第1属性にある他のタイル要素(表タイル)によって隣接して挟まれているとする。即ち、この場合、色生成支援装置は、第1混色手段で混色処理するように混色決定手段によって決定する。尚、注目タイル要素に隣接する他のタイル要素のうち、1つでも裏タイルがある場合には、第1混色手段ではなく、第2混色手段により注目タイル要素の混色処理は実行される。
ステップS72で、混色方式選択領域2に予め定められた混色方式(加法混色、減法混色、平均混色、又は予め定義されるアルゴリズムに従う混色法)について、利用者が選択した混色方式に従って、第1混色手段によって混色処理を行う。例えば、色生成支援装置は、第1混色手段により、加法混色、減法混色、平均混色、又は予め定義されるアルゴリズムに従う混色法のうちいずれが選択されているかを(又は選択されたか)を検出し、各混色方式に適したプログラム(図示せず)を記憶部118から読み込んで、混色方式に応じた計算を行なう(ステップS73〜S78)。各混色方式に応じて算出された色彩値は、混色決定手段により注目タイル要素(図示A)の色彩値として決定される(ステップS79)。
尚、利用者は、裏タイルの注目タイル要素の各辺(4辺)の位置において、任意に表タイルが配置されるようにドラッグ操作で移動させて配置することができる。例えば、図9の紙面左に示すように、裏タイルの注目タイル要素Aを、混色作業領域7内で任意に利用者のドラッグ操作により移動させることができ、図9の紙面右に示すように、注目タイル要素Aを隣接する他のタイル要素(表タイル)の色彩値に応じて、注目タイル要素Aの色彩値が自動的に変化する。図9においては、裏タイルの注目タイル要素Aに色彩値が、表タイルR,Rの組み合わせ、表タイルR,Rの組み合わせ、表タイルR〜Rの組み合わせ、或いは表タイルR〜R11の組み合わせに応じて変化する様子を示している。
また、図10に示すように、本実施例において、利用者は、加法混色(図10(a))、減法混色(図10(b))、平均混色(図10(c))の3つの混色方式により選択可能である。さらに、色生成支援装置の使用目的に応じて、混色方式の設定(色の計算式)を固定にすることができ、又は更新(即ち、変更・追加)することも可能である。このように、利用者は、視覚的に容易に混色過程を認識しながら、例えば前述した3つの混色方式を併用することより、様々な色を作り出すことが可能となる。図10においては、裏タイルの注目タイル要素Aの色彩値が、表タイルR〜Rの組み合わせに対して、混色方式に応じて変化する様子を示している。
まず、第2混色手段による「離れているタイル要素における混色処理」について説明する。
(離れているタイルによる混色)
図11は、離れているタイル要素における混色処理を示すフローチャートである。
ステップS81で、注目タイル要素(裏タイル)は、2つ以上の第1属性に設定されている他のタイル要素(表タイル)によって一列上(例えば縦列又は横列)に所定の距離で挟まれているとする。即ち、この場合、色生成支援装置は、第2混色手段で混色処理するようにタイル要素配置判別手段によって判別する。ここで、注目タイル要素に隣接する他のタイル要素がある場合でも、1つでも一列上(例えば縦列又は横列)に所定の距離に表タイルがある場合には、第2混色手段により注目タイル要素の混色処理は実行される。尚、注目タイル要素に対して、一列上(例えば縦列又は横列)に同一列で所定の間隔を置いて複数の表タイルが在るときは、第2混色手段は、注目タイル要素から最も近接する裏タイルの色彩値を用いて混色処理を行う。
ステップS82で、利用者によってグラデーション機能ボタン3としてOFFが選択された場合、色生成支援装置は、第2混色手段により、注目タイル要素(裏タイル)の色彩値と離れている他のタイル要素(表タイル)の色彩値から、その離れている距離に応じて、混色値を算出し(ステップS83)、算出した混色値を注目タイル要素Aの色彩値として混色決定手段により決定する(ステップS84)。
ステップS85で、利用者によって選択されたグラデーション機能ボタン3のONに応じて、色生成支援装置は、タイル要素配置判別手段により、注目タイル要素(裏タイル)に対して3つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素(表タイル)が、所定の距離で一列上(例えば縦列又は横列)に存在するか否かを判別する。
ステップS86で、タイル要素配置判別手段により、注目タイル要素(裏タイル)は、3つ以上の第1属性に設定されている他のタイル要素(表タイル)によって所定の距離で一列上(例えば縦列又は横列)に存在する(例えば、離れて挟まれている)と判別した場合、色生成支援装置は、第2混色手段により、注目タイル要素(裏タイル)の色彩値と離れている他のタイル要素(表タイル)の色彩値から、その離れている距離に応じて、所定の加重計算により混色値を算出し(ステップS86)、算出した混色値を注目タイル要素(図示A)の色彩値として混色決定手段により決定する(ステップS87)。
更に、ステップS88で、色生成支援装置は、タイル要素生成手段により、所定の距離で一列上(例えば縦列又は横列)に存在する他のタイル要素と注目タイル要素との間に、他のタイル要素の各々の色彩値及び第2混色手段により決定された注目タイル要素の色彩値に基づいて、所定の加重計算により混色値を算出し(ステップS88)、算出した混色値で表示する新たなタイル要素(裏タイル)を生成する(ステップS89)。これにより、グラデーションで色付けされた新たなタイル要素(裏タイル)が増設されることになる。
ステップS86にて、タイル要素配置判別手段により、注目タイル要素(裏タイル)は、3つ以上の第1属性に設定されている他のタイル要素(表タイル)によって所定の距離で一列上(例えば縦列又は横列)に存在しておらず、2つの第1属性にある他のタイル要素(表タイル)によって一列上(例えば縦列又は横列)に存在していると判別されたとする。この場合、色生成支援装置は、注目タイル要素(裏タイル)の位置によらず、第2混色手段により、2つの他のタイル要素(表タイル)に基づいて、該2つの他のタイル要素(表タイル)の間の位置に応じて、所定の加重計算により混色値を算出し(ステップS90)、タイル要素生成手段により算出した混色値で表示する新たなタイル要素(裏タイル)を生成する(ステップS91)。これにより、該2つの他のタイル要素(表タイル)間に、グラデーションで色付けされた新たなタイル要素(裏タイル)が増設されることになり、本処理の前に存した注目タイル要素の色彩値は自動的に変換されることになる。
このように、グラデーション機能OFF時において、図12(a)に示すように、一列上(例えば縦列又は横列)に離れて配置されている2つの表タイルの間(図12(a)に示す、R,R間、R,R間、R,R間、又はR,R間)に注目タイル要素(図12(a)に示す、A)を配置する場合には、該注目タイル要素の色彩値は、該注目タイル要素を一列上(例えば縦列又は横列)に離れて挟み込む2つの表タイルの色彩値に基づいて、その距離に応じた混色値で作成される。この場合、第1混色手段は適用されず、第2混色手段により予め定めた加重計算式に従い、2つの表タイルの双方からの距離と2つの表タイルの色彩値から混色値が計算され、注目タイル要素の色彩値として決定される。
図13を参照しながら、一列上(例えば縦列又は横列)に離れて配置されている2つの表タイルの間に注目タイル要素(裏タイル)を配置する場合における加重計算式の一例を説明する。タイル要素の色彩値が、例えば、各色8ビットのRGB値で表されるとすると、第2属性の注目タイル要素Aの色彩値F(=R、G、B)は、距離D1の位置に離れた第1属性の他のタイル要素Bの色彩値C1(=r1、g1、b1)、及び距離D2の位置に離れた第1属性の他のタイル要素Bの色彩値C2(=r2、g2、b2)に挟まれている場合(図13参照)、注目タイル要素Aの色彩値Fは、式(1)のように表わすことができる。例えば、図13の場合には、D1=2,D2=4である。
[数1]
F=(D1×C2+D2×C1)/(D1+D2) ・・・(1)
式(1)から、R、G及びBの各々は、次式のように算出することができる。
R=(D1×r2+D2×r1)/(D1+D2)
G=(D1×g2+D2×g1)/(D1+D2)
B=(D1×b2+D2×b1)/(D1+D2)
尚、式(1)は、加重計算式の一例を示すものであり、所定の加重係数又はオフセットを加えることや、曲線関数に従って算出しても良く、2つの表タイルに挟まれたことで、裏タイルの色彩値が決定されることが、視覚的に容易に理解できる態様であればよい。
また、グラデーション機能OFF時において、図14(a)及び図15(a)に示すように、一列上(例えば縦列又は横列)に離れて配置されている3つ以上の表タイルの位置(図14(a)に示すR,R,Rの位置又は図15(a)に示すR,R,R,Rの位置)の間の位置に注目タイル要素(図14(a)及び図15(a)に示す、A)を配置する場合には、該注目タイル要素の色彩値は、該注目タイル要素を一列上(例えば縦列又は横列)に離れて配置される2つ以上の表タイルの色彩値に基づいて、その距離に応じた混色値で作成される。この場合、第1混色手段は適用されず、第2混色手段により予め定めた加重計算式に従い、3つ以上の表タイルの各々からの距離と3つ以上の表タイルの各々の色彩値から混色値が計算され、注目タイル要素Aの色彩値として決定される。
図18を参照しながら、グラデーション機能OFF時において、一列上(例えば縦列又は横列)に離れて配置されている3つ以上の表タイルの間の位置に注目タイル要素を配置する場合において、加重計算式の一例を説明する。タイル要素の色彩値が、例えば、各色8ビットのRGB値で表されるとすると、第2属性の注目タイル要素Aの色彩値F(=R、G、B)は、注目タイル要素Aの位置から最も近い位置に存在する一列上(例えば縦列又は横列)に位置する距離Dnの位置に離れたm個の第1属性の他のタイル要素Bの色彩値Cn(=rn、gn、bn)が存在する場合(図18参照)、注目タイル要素Aの色彩値Fは、式(2)のように表すことができる。尚、m=n+2であり、nは1以上の自然数とする。即ち、m個の第1属性の他のタイル要素の各々の色彩値を、C1、C2、・・・、Cnで表し、各注目タイル要素Aの位置から他のタイル要素の各々の距離を、D1、D2、・・・、Dnで表す。例えば、図18の場合には、D1=4,D2=3,D3=1,D4=2である。
式(2)から、R、G及びBの各々は、次式のように算出することができる。
尚、式(2)は、加重計算式の一例を示すものであり、所定の加重係数又はオフセットを加えることや、曲線関数に従って算出しても良く、3つ以上の表タイルに基づいて、注目タイル要素の色彩値が決定されることが、視覚的に容易に理解できる態様であればよい。
また、離れているタイルによる混色手法として、「グラデーション」機能が設けられている。グラデーション機能がONの時、2つ以上の表タイル間に注目タイル要素(裏タイル)を配置すると、注目タイル要素(例えば図12(b)、図14(b)又は図15(b)に示すA)と表タイル(例えば図12(b)、図14(b)又は図15(b)に示すR〜R)との間に、注目タイル要素からの表タイルの各々に対する距離に応じた加重位置の色彩値を有する「裏タイル」が新たに生成され、グラデーションができる(例えば図12(b)、図14(b)又は図15(b)に示すT〜T)。グラデーション機能を用いることより、利用者自身が色空間の使用する範囲を設定し、直接的に色空間を拡大するように操作できるため、簡単に目的の色を作成、選択できる。例えば、補色を示す2枚の表属性状態のタイル要素では、色の移り変わりが大きなグラデーションが簡単に作成できるようになり、或いは、2枚の近似した色を示す表属性状態のタイル要素では、微妙に異なる色のグラデーションが簡単に作成できるようになる。
例えば、図18に示すグラデーション機能OFF時から、グラデーション機能をONに設定変更された場合、図19に示すように、3つ以上の表タイルの間の位置に存在する注目タイル要素(裏タイル)と各表タイルとの間に新たな裏タイルが生成され、各新たに生成された裏タイルは、グラデーションの配色が為される。この場合のグラデーション計算の一例として、図19に示す位置a、b及びcの各々の位置で式(2)に基づいて算出する。
尚、図16及び図17に示す、混色処理の例は、注目タイル要素Aの一列上(例えば縦列又は横列)に、隣接する表タイル(図16及び図17に示すR及びR)と所定の距離に位置する表タイル(図16及び図17に示すR又はR)が共存している場合である。このように、注目タイル要素Aの一列上(例えば縦列又は横列)に、1つでも離れた位置に表タイルが存在する場合、第1混色処理は適用されず、第2混色処理は適用され、グラデーション機能ON時には、注目タイル要素(裏タイル)と各表タイルとの間に、式(2)に基づく新たな裏タイル(図16(b)及び図17(b)に示すT〜T)が生成される。
次に、色生成支援装置の混色作業領域7で作成されたタイル要素の色彩値の保存及びタイル要素の削除について説明する。
(作成した色の保存とタイル要素の削除)
図20は、タイル要素の色の保存及びタイル要素の削除の手順を示すフローチャートである。
各操作領域のタイル要素は、操作部からの利用者の操作に応じて、各操作領域を移動可能に定義されている。そして、移動されたタイル要素について、混色作業領域7、現在色表示領域5、被作成色表示領域15又は一時タイル要素保存領域9に複製可能に定義されている。たとえば、利用者のドラッグ操作により選択された混色作業領域7の注目タイル要素Aが(ステップS101)、一時タイル要素保存領域9(図3に示す「タイル置き場」)に移動された場合(ステップS102)、該タイル要素の色彩値が複製され、一時保存することができる(ステップS103)。同様な手法で、利用者のドラッグ操作により、被作成色表示領域15(図3に示す「新しい色」)に移動されると(ステップS104)、注目タイル要素Aの色彩値で被作成色として表示でき(ステップS105)、又はタイル要素削除領域10(図3に示す「ゴミ箱」)に移動されると(ステップS108)、注目タイル要素Aの削除ができる(ステップS109)。尚、図20において、ステップS102、S104、S108の順に操作するように示されているが、それら各ステップは互いに独立した手順でもよい。
ステップS103において、利用者のドラッグ操作により選択した混色作業領域7の注目タイル要素Aが一時タイル要素保存領域9である「タイル置場」に移動して、注目タイル要素Aの色彩値を一時タイル要素保存領域(ドラッグ操作で指定される位置)に複製する。ここで、注目タイル要素Aの属性状態は第1属性(表タイル)にされたときのみ、一時タイル要素保存領域9に複製できるようにプログラム上定義されている。改めて利用者が一時保存したタイル要素の色彩値を混色作業領域7で利用したい場合には、ドラッグ操作により、混色作業領域7に移動して複製することができ、一時保存されていたタイル要素の色彩値について再加工可能である。尚、混色作業領域7に置かれる際のタイル要素の属性は、第2属性(裏タイル)であり、例えばマウス113の右クリック操作で任意に属性状態を変更できる。
ステップS105において、注目タイル要素Aのドラッグ操作により、色生成支援装置は、注目タイル要素Aの色彩値を被作成色表示領域15である「新しい色」領域に表示できる。また、色生成支援装置は、「新しい色」領域に新たな被作成色が更新される度に、その更新された被作成色は、混色履歴表示領域12に混色履歴として保存され(ステップS106)、表示される(ステップS107)。また、混色履歴表示領域12に表示された色彩値のタイル要素は、作成・選択した色の履歴として保存されるため、ドラッグ操作により改めて選択し、混色作業領域7に移動して複製することができ、再加工することができる。
尚、ステップS103又はステップS105を経て、他の領域へと複製した混色作業領域7の注目タイル要素Aは、複製時の色及び混色作業領域7の位置に保持されており、利用者は継続して混色作業領域7の注目タイル要素Aを用いて色生成作業を行うことができる(ステップS110)。
ステップS109において、ドラッグ操作により、色生成作業過程中に必要なくなったタイル要素をタイル要素削除領域10である「ゴミ箱」に移動すると、色生成支援装置は、タイル要素削除手段の機能により混色作業領域7のタイル要素を削除する。これにより、利用者は、混色作業領域7のタイル要素を1つずつ削除することができる。また、色生成支援装置は、裏タイル一括削除ボタン11(図3に示す「裏タイルだけゴミ箱へ!」)がマウス操作により選択されると、タイル要素削除手段の機能によりタイル要素の属性に応じて複数のタイル要素を一括して削除する。例えば、利用者は、混色作業領域7の増え過ぎたタイル要素の中から、必要な色のタイル要素だけを残し、不必要なタイル要素を一括削除したい場合には、必要なタイル要素を表タイルに、削除したいタイル要素を裏タイルにマウス操作で変更し、「裏タイルだけゴミ箱へ!」ボタンをクリックすれば、混色作業領域7において裏タイルのみ削除することができる。
(色生成画面「タイルパレット」と従来技術の比較)
Windows OSに常備され、一般的に利用されている「色の設定」(以下“WP”と略す)と「タイルパレット」(以下“TP”と略す)との使いやすさを以下のような方法で比較した。WPの使用経験がある本発明について守秘義務を有する被験者10名(20〜30代)に対し、提示された色見本と同じ色をWPとTPを用い作成する非公開の色あわせ実験を行った。実験では、色見本を10色用意し、各セットランダムに提示した。
使用経験があるWPを先に、WP、TPの順に各システム1セット(10試行)×3回=合計30試行実施し、Set1、Set3終了後に使いやすさ及び操作の印象等を評価した。また、実験終了後には被験者にインタビューを行い、各システムの感想や改善点等を自由に述べてもらった。
Set1、Set3終了後に、操作感についての質問項目に対し「あてはまる」から「あてはまらない」までの5段階評価で、その平均結果を表1に示す。
また、実験終了後には、色の作りやすさ、色の学習効果等について、どちらのシステムに当てはまるかを評価した二者択一評価結果を表2に示す。
その結果、Set1終了後の印象評価はWPが高かったが、操作に慣れたSet3終了後にはTPの評価も上がり、最終的な評価結果では、使い易さ、色の作り易さ、共にTPを選択した利用者が多かった。その理由として、数値入力又はマウス操作による入力の調整が困難であるWPに対し、TPでは、タイルの配置より色の距離感を視覚で容易に理解でき、利用者自身が色空間を設定することより調整方法が明確となっている為である。タイルインターフェース8により、色生成支援装置のシステム理解を促進することができたと考える。
本実験で、従来技術では困難であった操作をTPにより容易に実行可能となり、提案したタイルインターフェース8の有効性を示すことができた。実験終了後のインタビューからは、WPでは、目的の色が定まっている時に使い易いが、漠然とした色のイメージの段階ではTPの方が色を作り易いという意見が得られた。SD法による印象評価からも、同様な結果が得られている。Set1、Set3終了後、操作の印象について14個の形容詞からなる評定尺度上で「あてはまる」から「あてはまらない」まで5段階で評価させ、その評価結果より主成分分析を行った。その結果、主観評価の結果に大きな影響を与えている「クリエイティブ性」と推定できる第1主成分において、TPの主成分得点がWPに比べて高くなっており、創造的な印象評価で高く評価された。本実施例の色生成支援装置によるTPは、色を作成するという創造的な活動に適していることが確認できた。以上の実験結果より、提案システムTPの有効性を示せた。
これにより、利用者のシステム理解を促進させ、表示部上で容易に混色でき、創作的な活動に適した色生成又は色選択システムであることが確認できた。本発明により、色を使った創作的な活動や色選択活動を促進させる効果が考えられる。また、システムの印象評価では、色を使った創作活動や色選択する際にTPを使用したいという意見が得られ、TPの実用的な可能性を見出すことができた。
上述の実施例については代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変形及び置換することができることは当業者に明らかである。例えば、使用目的により、本実施例の混色手法(加法、減法、平均、グラデーションの加重計算など)と異なるものを設けたい場合や、混色作業領域7に配置できるタイル要素数を補充したい場合にも、混色作業領域7の大きさ及び混色手法は、色生成プログラムの設定(計算式の変更)により、自由に変更・追加することが可能である。また、本実施例にて色生成画面(タイルパレット)をパレットウィンドウとして説明したが、他のソフトウェア・アプリケーションと連結して、或いは組み合わせ又は組み込んで構成させることもできる。また、スライド機能や数値表現を本発明に係る色生成画面(タイルパレット)上に表示することもできる。従って、本発明は、上述の実施例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲によってのみ制限される。
本発明は、利用者が色空間を自由に設定出来るため、コンピュータを用いた色の設定や色の学習教材など、色を扱うアプリケーション全般に有用である。
本発明による一実施例の色生成支援装置として機能するコンピュータシステムを示す図である。 本発明による一実施例の色生成支援装置における色生成作業手順を示す図である。 本発明による一実施例の色生成支援装置における色生成画面の一例を示す図である。 本発明による一実施例の色生成支援装置の色生成作業において色決定する処理を示すフローチャートである。 本発明による一実施例のタイルインターフェースの生成処理を示すフローチャートである。 本発明による一実施例の混色作業領域におけるタイル動作と混色処理との関係を示すフローチャートである。 本発明による一実施例の混色作業領域における混色処理の動作を示すフローチャートである。 本発明による一実施例の混色処理を示すフローチャートである。 本発明による一実施例の混色処理例を示す図である。 本発明による一実施例の混色処理例を示す図である。 本発明による一実施例の混色処理を示すフローチャートである。 本発明による一実施例の混色処理例を示す図である。 本発明による一実施例の混色処理の計算方法の説明図である。 本発明による一実施例の混色処理例を示す図である。 本発明による一実施例の混色処理例を示す図である。 本発明による一実施例の混色処理例を示す図である。 本発明による一実施例の混色処理例を示す図である。 本発明による一実施例の混色処理の計算方法の説明図である。 本発明による一実施例の混色処理の計算方法の説明図である。 本発明による一実施例の色生成支援装置の一機能を示すフローチャートである。
符号の説明
1 色生成画面(タイルパレット)
2 混色方式選択領域
3 グラデーション機能ボタン
4 OS色設定呼出ボタン
5 現在色表示領域
6 基本色タイル要素表示領域
7 混色作業領域
8 タイルインターフェース
9 一時タイル要素保存領域
10 タイル要素削除領域
11 裏タイル一括削除ボタン
12 混色履歴表示領域
13 履歴表示切替ボタン
14 履歴表示切替ボタン
15 被作成色表示領域
16 選択決定ボタン
101 コンピュータシステム
110 コンピュータ
111 表示部
112 キーボード
113 マウス
114 記録デバイス
115 入出力ポート
116 デバイスドライバ
117 制御部
118 記憶部
118a 色生成支援プログラム
118b タイル要素のデータ

Claims (5)

  1. 操作部、記憶部及び表示部を有するコンピュータによって構成され、コンピュータ用カラーパレットとして機能する色生成画面を前記表示部に表示して、色生成を支援する色生成支援装置であって、
    カラーパレットのカラー要素は、タイル状の色片として表わされるタイル要素で定義され、複数のタイル要素を配置するための平面を分割した混色作業領域を含む複数の操作領域が、前記色生成画面内に定義され、各操作領域のタイル要素は、前記操作部からの利用者の操作に応じて、各操作領域を移動可能に定義され、且つ、移動されたタイル要素について、所定の操作領域に複製可能に定義され、前記混色作業領域の任意の位置に生成されたタイル要素は、前記操作部からの利用者の操作に応じて、該タイル要素の現在色を保持する旨を表す第1属性及び該タイル要素の現在色を該タイル要素の周囲に存在する他のタイル要素に基づいて混色処理した色彩値に変換する旨を表す第2属性のいずれかに設定可能に定義されている場合に、
    前記混色作業領域の任意の位置に生成された所定のタイル要素を注目タイル要素として設定する注目タイル要素設定手段と、
    前記注目タイル要素が第1属性又は第2属性のいずれであるかを判別する注目タイル要素属性判別手段と、
    前記注目タイル要素属性判別手段によって前記注目タイル要素が第2属性であると判別された場合に、前記注目タイル要素の周囲に2つ以上の他のタイル要素が配置されているか否かを判別するとともに、前記他のタイル要素の各々が第1属性又は第2属性のいずれであるかを判別するタイル要素配置判別手段と、
    前記タイル要素配置判別手段によって判別した2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素の各々の色彩値及び配置関係に基づく混色値を算出し、算出した混色値で前記第2属性の注目タイル要素を表示する混色決定手段とを備えていることを特徴とする色生成支援装置。
  2. 前記混色決定手段は、
    前記タイル要素配置判別手段による判別結果に基づいて、固定又は更新可能な所定の混色方式に従って前記混色値を算出する第1混色手段と、
    前記タイル要素配置判別手段による判別結果に基づいて、前記注目タイル要素に対して前記分割した平面の一列上で最も近接する前記2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素の各々の色彩値に基づいて、前記注目タイル要素に対する距離に応じて所定の加重計算により前記混色値を算出する第2混色手段とを有することを特徴とする、請求項1に記載の色生成支援装置。
  3. 前記操作部からの利用者の操作に応じてON又はOFFで切替可能とするグラデーション機能ボタンが、前記色生成画面内に更に定義されており、
    前記混色決定手段は、
    前記タイル要素配置判別手段による判別結果に基づいて、前記グラデーション機能ボタンがONの時のみ、前記注目タイル要素に対して所定の距離で前記分割した平面の一列上に存在する他のタイル要素と前記注目タイル要素との間に、前記他のタイル要素の各々の色彩値及び前記第2混色手段により決定された注目タイル要素の色彩値から、所定の加重計算により算出した混色値で表示する新たなタイル要素を生成するタイル要素生成手段を更に有することを特徴とする、請求項2に記載の色生成支援装置。
  4. 前記混色方式は、加法混色、減法混色、平均混色又は予め定義されるアルゴリズムに従う混色法のうち、少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする、請求項2に記載の色生成支援装置。
  5. 操作部、記憶部及び表示部を有し、コンピュータ用カラーパレットとして機能する色生成画面を前記表示部に表示して色生成を支援する色生成支援装置として機能するコンピュータに、
    カラーパレットのカラー要素は、タイル状の色片として表わされるタイル要素で定義され、複数のタイル要素を配置するための平面を分割した混色作業領域を含む複数の操作領域が、前記色生成画面内に定義され、各操作領域のタイル要素は、前記操作部からの利用者の操作に応じて、各操作領域を移動可能に定義され、且つ、移動されたタイル要素について、所定の操作領域に複製可能に定義され、前記混色作業領域の任意の位置に生成されたタイル要素は、前記操作部からの利用者の操作に応じて、該タイル要素の現在色を保持する旨を表す第1属性及び該タイル要素の現在色を該タイル要素の周囲に存在する他のタイル要素に基づいて混色処理した色彩値に変換する旨を表す第2属性のいずれかに設定可能に定義されている場合に、
    (a)前記混色作業領域の任意の位置に生成された所定のタイル要素を注目タイル要素として設定するステップと、
    (b)前記注目タイル要素が第1属性又は第2属性のいずれであるかを判別するステップと、
    (c)前記ステップ(b)によって前記注目タイル要素が第2属性であると判別された場合に、前記注目タイル要素の周囲に2つ以上の他のタイル要素が配置されているか否かを判別するとともに、前記他のタイル要素の各々が第1属性又は第2属性のいずれであるかを判別するステップと、
    (d)前記ステップ(c)によって判別した2つ以上の第1属性で設定された他のタイル要素の各々の色彩値及び配置関係に基づく混色値を算出し、算出した混色値で前記第2属性の注目タイル要素を表示するステップと、
    を実行させるための色生成支援プログラム。
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