JP2009030406A - 断熱材支持具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】大引き、土台、根太などの横架材21に装着され、板状断熱材22を略水平方向に支持するのに使用される断熱材支持具であって、横架材21の側端面に密着するように配置される垂直板部11と、垂直板部11の下面から水平方向に延出された下方水平板部12とを有し、下方水平板部12には、垂直板部11と下方水平板部12との間に、荷重を受けるための補強部13が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
これらの板状断熱材は根太の間に断熱材支持具を介して隙間なく略水平方向に敷設されるが一般的である。しかしながら、プレカットし難い根太を省略して、大引き上に直接床下地材を張設するいわゆる根太レス工法では、根太で断熱材を支持することができないことから板状断熱材を、大引き間に直接施工する必要がある。
この支持金具2は、上方水平板部3と垂直板部4a、4bと水方水平板部5a、5bとを備え、全体として断面略コ字状にして左右対称に形成されている。また、両側の下方水平板部5a、5bには、切り込みを立て起こすなどして突出部2a、2bが形成されている。このような支持金具2は、横架材、例えば根太1の上面に跨って装着される。そして、下方水平板部5a、5bの突出部2a、2bに板状断熱材6a、6bが係止されることにより、板状断熱材6a、6bの抜けが防止されている。
大引き、土台、根太などの横架材に装着され、板状断熱材を略水平方向に支持するのに使用される断熱材支持具であって、
前記横架材の側端面に密着するように配置される垂直板部と、前記垂直板部の下面から水平方向に延出された下方水平板部とを有し、前記下方水平板部には、前記垂直板部と前記下方水平板部との間に、荷重を受けるための補強部が形成されていることを特徴として
いる。
ここで、前記補強部は、前記垂直板部と前記下方水平板部とに跨って形成されたリブ状突起であることが好ましい。
また、前記リブ状突起のうち、少なくとも前記下方水平板部に形成されたリブ状突起部分は、前記下方水平板部の基端側から先端側に至る全長に亘って形成されていることが好ましい。
また、前記リブ状突起のうち、前記下方水平板に形成されたリブ状突起部分は、前記下方水平板部の基端側から先端側の略中間位置まで形成されたものであっても良い。
このように最小限度の部分にリブ状突起を設けたものであっても、機械的強度を向上させることができる。
さらに、前記垂直板部には、切り込みが具備され、この折り込みを立て起こして形成される突き刺し片が、前記横架材の側面に食い込まれて装着されることが好ましい。
また、前記垂直板部の上部には、前記横架材に対する固定手段が具備されていることが好ましい。
また、前記固定手段は、前記下方水平板部とは反対側に延出された爪部であっても良い。
さらに、前記固定手段は、前記横架材の上面に差し渡される上方水平板部であても良い。
さらに、本発明では、前記上方水平板部には、切り込みが具備され、この折り込みを立て起こして形成される突き刺し片が前記横架材の上面に食い込まれて装着されることが好ましい。
また、上記いずれかに記載の断熱材支持具が、横架材の上面に差し渡される上方水平板部の両側に配置されていても良い。
さらに、前記上方水平板部には、切り込みが具備され、この折り込みを立て起こして形成される突き刺し片が前記横架材の上面に食い込まれて装着されていることが好ましい。
さらに、前記上方水平板部には、幅方向にスリット状の切り込みが形成され、この切り込みを介して2つに分離可能であることが好ましい。
また、補強部をリブ状突起で構成すれば、製作が容易かつ安価である。
また、垂直板部と下方水平板部とから構成される断熱支持金具を、上方水平板部で連結され左右対称形に形成すれたものとすれば、両側に板状断熱材を支持することができる。
図1(A),(B)は本発明の一実施例による断熱支持金具を示したものである。
この断熱支持金具10は、亜鉛鋼板などの薄い金属板から形成されている。この断熱支持金具10は、垂直板部11とこの垂直板部11の下面から略水平方向に延出された下方水平板部12とを有している。そして、これら垂直板部11と下方水平板部12との間には、2つの板部に跨ってリブ状突起による補強部13が形成されている。図1(A),(B)に示した補強部13は、側面視略L字状のリブ状突起部分14a、14bからなるもので、これらリブ状突起部分14a、14bは、一回のプレスにより一体的に連続して形成されている。これらのリブ状突起部分14a、14bのうち、下方水平板部12のリブ状突起部分14bは、下方水平板部12の長さ方向全長に形成されていることが好ましい。また、リブ状突起部分14a、14bの頂部は円弧状であっても良く、あるいは鋭角に角張って形成されていても良い。いずれにしても、垂直板部11と下方水平板部12とに跨ってこのようなリブ状突起が形成されていれば、骨材として機能するので、下方水平板部12の強度を向上させることができる。
断熱支持金具10は、図2に示したように、大引き21あるいは根太などの横架材に取り付けられて、板状断熱材22を床板の下面などに敷設するのに使用される。
このような切り込み溝35が予め形成されていれば、必要に応じて、断熱材支持具30を2つに分離することができる。そして上方水平板部32の途中から適宜な長さに切断された片側だけの断熱支持金具30’を用意すれば、土台、きわ根太など建物の端部に配置される部分に用いることができる。また、大引きなどの幅が大きい場合は、片側だけの断熱支持金具30’、30’に切り離して、これらを大引き21の角部に合致するように使用すればよい。
この断熱支持金具40は、垂直板部11と下方水平板部12とが、上方水平板部32により連結され、略コ字状に形成されたものである。そして、この断熱支持金具40は、根太用に形成されている。
例えば、図8(A),(B)に示した断熱支持金具50における垂直板部11にも、図1に示した断熱支持金具10と同様に、突き刺し片17,18を具備させても良い。
図10(A),(B)は、本発明の他の断熱支持金具60を示したものである。
状突起62を、プレスで形成することができる。また、金属で形成する場合は、図7あるいは図8に示したような突き刺し片44を上方水平板部32に形成しても良い。
12 下方水平板部
13 補強部
14a、14b リブ状突起部分
15、16 切り込み
17,18 突き刺し片
19,20 爪部
21 大引き
22 板状断熱材
23 床下地材
30 断熱支持金具
33 切り込み
34 突き刺し片
35 スリット状の切り込み
41 リブ状突起
43 突出部
44 突き刺し片
45 根太
50 断熱支持金具
52 傾斜板部
54 第2の垂直板部
60 断熱支持金具
62 リブ状突起
62a、62b リブ状突起部分
Claims (14)
- 大引き、土台、根太などの横架材に装着され、板状断熱材を略水平方向に支持するのに使用される断熱材支持具であって、
前記横架材の側端面に密着するように配置される垂直板部と、前記垂直板部の下面から水平方向に延出された下方水平板部とを有し、前記下方水平板部には、前記垂直板部と前記下方水平板部との間に、荷重を受けるための補強部が形成されていることを特徴とする断熱材支持具。 - 前記補強部は、前記垂直板部と前記下方水平板部とに跨って形成されたリブ状突起であることを特徴とする請求項1に記載の断熱材支持具。
- 前記リブ状突起のうち、少なくとも前記下方水平板部に形成されたリブ状突起部分は、前記下方水平板部の基端側から先端側に至る全長に亘って形成されていることを特徴とする請求項2に記載の断熱材支持具。
- 前記リブ状突起のうち、前記下方水平板に形成されたリブ状突起部分は、前記下方水平板部の基端側から先端側の略中間位置まで形成されたものであることを特徴とする請求項2に記載の断熱材支持具。
- 前記リブ状突起は、前記垂直板部と前記下方水平板部とが隣接する隅角部に点在するように形成されたものであることを特徴とする請求項2に記載の断熱材支持具。
- 前記補強部は、前記下方水平板部の先端部から同じ幅で鋭角方向に延出された傾斜板部と、該傾斜板部から上方に延出された第2の垂直板部とを有する三角形状の壁体から構成されることを特徴とする請求項1に記載の断熱材支持具。
- 前記垂直板部には、切り込みが具備され、この折り込みを立て起こして形成される突き刺し片が、前記横架材の側面に食い込まれて装着されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の断熱材支持具。
- 前記垂直板部の上部には、前記横架材に対する固定手段が具備されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の断熱材支持具。
- 前記固定手段は、前記下方水平板部とは反対側に延出された爪部であることを特徴とする請求項8に記載の断熱材支持具。
- 前記固定手段は、前記横架材の上面に差し渡される上方水平板部であることを特徴とする請求項8に記載の断熱材支持具。
- 前記上方水平板部には、切り込みが具備され、この折り込みを立て起こして形成される突き刺し片が前記横架材の上面に食い込まれて装着されていることを特徴とする請求項10に記載の断熱支持金具。
- 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の断熱材支持具が、横架材の上面に差し渡される上方水平板部の両側に配置されていることを特徴とする断熱支持金具。
- 前記上方水平板部には、切り込みが具備され、この折り込みを立て起こして形成される突き刺し片が前記横架材の上面に食い込まれて装着されていることを特徴とする請求項12に記載の断熱支持金具。
- 前記上方水平板部には、幅方向にスリット状の切り込み溝が形成され、この切り込み溝を介して2つに分離可能であることを特徴とする請求項12または13に記載の断熱支持金具。
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