JP2009029880A - ボールペン用インキ組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高湿度長期経時においても樹脂の不溶化や析出によるインキの粘度やレオロジー性能が変化することなくインキ組成物本来の書き味、洩れ防止、筆記ボテのないボールペン用インキ組成物を提供する。
【解決手段】 着色剤、ポリビニルピロリドン樹脂とポリオキシエチレンベヘニルエーテルと、フッ素系界面活性剤を含むボールペン用インキ組成物であり、フッ素系界面活性剤がパーフルオロブタンスルホン酸構造、あるいは、パーフルオロアルケン構造を有するボールペン用インキ組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、長期保存後の筆記、特に高湿度条件での長期保存後の筆記に際しインキ粘度変化によるインキのペン先からの洩れや筆記ボテ、カスレが発生せずかつ、筆記感が優れたボールペン用インキ組成物に関するものである。
従来、滑らかな書き味のボールペンインキとして、特開平08−157765号公報(特許文献1)に記載の発明には、着色剤、有機溶剤と、曳糸性付与ポリマーとして分子量100万以上の高分子量ポリビニルピロリドンを0.1〜5重量%含有させ、インキの粘度を2000〜10000mPa・sとしたインキが開示されている。
特開2004−107596号公報(特許文献2)に記載の発明には、色材、樹脂、重合度900以上の高重合度ポリビニルブチラールを0.01〜1.5重量%と特定の溶剤を含み、ボテを抑制しつつ滑らかな筆記感が得られるとしたインキが開示されている。
特開昭60−90276号公報(特許文献3)には油性ボールペンインキにフッ素系界面活性剤を添加し通常より低い20〜30mN/mの表面張力とすることで書き味の改良を行うインキが開示されているがインキの経時的な変化に着目してフッ素系界面活性剤を使用した事例はない。
特開昭55−54370号公報(特許文献4)には炭素数が11から23のアルキル基を含むポリオキシエチレンアルキルエーテルが、また、WO2003/066760号公報(特許文献5)には、ある特定の溶剤と炭素数が10から30の広い範囲のアルキル基を含む一般的なポリオキシエチレンアルキルエーテル系活性剤を添加したインキが開示されているが特にアルキル基の構造に着目した事例はない。
特開2002−003772号公報 特開2004−107596号公報 特開昭60−90276号公報 特開昭55−54370号公報 WO2003/066760号公報
従来、油性ボールペンインキには、筆跡の定着や、粘度調節、曳糸性の付与によるボテ防止や書き味の改良、ペン先からのインキ洩れ対策などの目的でポリビニルピロリドン樹脂が汎用されている。しかしポリビニルピロリドン樹脂は、吸湿性が高く、長期間の保存、特に高湿度での保存により吸湿した水分によりポリビニルピロリドン樹脂の不溶化や析出が起こり、粘度低下による洩れや、ボテの発生や、着色剤などを巻き込んで不溶化・析出しインキの追従・筆記不良などの問題が発生することがある。特に、書き味を軽くする目的で特許文献1に記載の発明のように粘度を低く設定している場合吸湿によるわずかな粘度低下でも製造初期には発揮されていた書き味と洩れ、筆跡ボテなどの性能のバランスが崩れ、洩れや筆跡ボテが多発するというような影響が大きく現れてしまう。
特許文献2に記載の発明では、吸湿の問題を解決するためポリビニルピロリドンの代わりに吸湿性の少ない高重合度ポリビニルブチラールを使用すると共に、蒸気圧の高い特定の溶剤と組み合わせることでインキの粘度低下を防止し、ボテの発生を抑制しているが、蒸気圧の高い溶剤を主溶剤としたインキの場合、溶剤の蒸気圧が高いために溶剤の経時減量が非常に大きく吸湿はしなくても溶剤の減量による増粘で短い時間で筆記不能になる。
本発明の目的は、長期保存後、特に高湿度の保存後にも樹脂の不溶化や析出による粘度やレオロジー性能の変化を抑制することにより、インキ組成物本来の書き味、洩れ防止、ボテ防止の性能を保持したボールペン用インキ組成物を提供することである。
本発明は、着色剤と、溶剤と、ポリビニルピロリドン樹脂と、ポリオキシエチレンベヘニルエーテルと、フッ素系界面活性剤とを少なくとも含有するボールペン用インキ組成物を要旨とするものである。
本発明のボールペン用インキ組成物は、長期保存後の筆記、特に高湿度条件での長期保存後の筆記に際しインキ粘度変化を抑制し洩れやボテがなく筆記感が優れたボールペン用インキ組成物である。
ポリオキシエチレンベヘニルエーテルは、他のポリオキシエチレンアルキルエーテルとして代表的なポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンセチルルエーテルなどに比べ疎水基部分であるアルキル基が長いため、油性インキ溶剤への溶解性が高いと共に、高温でも乳化力が高いので、水分がポリビニルピロリドンに及ぼす影響を抑制できる。よって、インキが吸湿した水分を、ポリオキシエチレンベヘニルエーテルが乳化するので、ポリビニルピロリドンの不溶化・析出を抑制することができる。
更に、フッ素系界面活性剤が添加されていると、吸湿した水分の表面張力が下がり有機溶剤中に水分が微細に分散しポリオキシエチレンベヘニルエーテルで乳化することができる。よって、フッ素系界面活性剤をポリオキシエチレンベヘニルエーテルと併用することにより、ポリオキシエチレンベヘニルエーテルの少量の添加で水分を乳化することができるものである。尚、フッ素系界面活性剤を使用せずに十分な水分の乳化ができるだけのポリオキシエチレンベヘニルエーテルを添加すると、ポリオキシエチレンベヘニルエーテルがインキ中の他の成分である染料や樹脂を乳化・可溶化することにも消費されてしまい、筆記時に筆記線がにじんだり筆跡の耐水性、耐アルコール性が低下することがある。
ポリオキシエチレンベヘニルエーテルは脂肪酸であるベヘニン酸に酸化エチレンを付加したエーテル型の非イオン界面活性剤である。酸化エチレンの付加モル数は5モルから30モルのものまで好適に使用でき、異なる付加モル数のものが混合されていても良い。
ポリオキシエチレンベヘニルエーテルの使用量はインキ組成物全量に対して0.5重量%〜10重量%、好ましくは0.5重量%〜3重量%である。配合量が0.5重量%以下だと水分を十分に乳化できずポリビニルピロリドンが不溶化してしまい配合量が多すぎると筆跡がにじんだり筆跡の耐水、耐アルコール性が低下することがある。また、これらの添加はインキ製造の如何なる工程で行ってもよく、例えば染料を加熱攪拌溶解するとき、顔料を分散させる工程でもよいし、他の添加剤とともにインキ組成を調製する時であってもよい。
フッ素系界面活性剤は従来公知のものが使用できる。例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸とその塩、パーフルオロアルキルカルボン酸とその塩、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、パーフルオロアルキルスルホン酸アミド構造を持つもの、パーフルオロアルキルスルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、パーフルオロアルケニルオキシベンゼンスルホン酸とその塩、パーフルオロアルケニルオキシベンゼンホスホン酸とその塩、パーフルオロアルケニルオキシベンゼンカルボン酸とその塩、パーフルオロアルケニルオキシベンゼンジカルボン酸とその塩、パーフルオロアルケニルエチレンオキサイド付加物などがあげられる。特に好ましいのはパーフルオロアルキルのアルキル基がブタンであるパーフルオロブタンスルホン酸構造を持つもの(CSO又はCSOの構造を少なくとも持つものとして例えば住友スリーエム株式会社製ノベックFC−4430、FC−4432、大日本インキ化学工業株式会社製メガファックF−114)、分子中に二重結合と分岐したパーフルオロアルケニル構造(C、C、C11、C15、C17、C1019などが例示できる)を持つもの(例えば(株)ネオス製のフタージェント100、同100C、同110、同140A、同150、同150CH、同A−K、同501、同250、同251、同222F、同300、同310、同400SW)などがあげられる。これらのパーフルオロブタンスルホン酸構造やパーフルオロアルケニル構造を持つフッ素系界面活性剤はインキの表面張力を下げすぎずに少量で十分に水の表面張力を下げ有機溶剤中で水分を細かくでき、ポリオキシエチレンベヘニルエーテルの乳化力を強化し、乳化した水分を安定にインキ中に保持できる。これらは単独で用いても良いし複数混合して使用することもできる。使用量はインキ組成物全量に対して0.001重量%〜10重量%、好ましくは0.01重量%〜2重量%でありまたインキの表面張力が30mN/mより大きいことが好ましい。配合量が0.001重量%以下だと水分の表面張力を十分に下げることができず2重量%以上の場合インキの表面張力が下がりすぎペン先からのインキ洩れが発生することがある。
ポリビニルピロリドン樹脂は、インキ組成物に、粘度調節、曳糸性によるボテや洩れの防止を付与する。ポリビニルピロリドン樹脂は、単独でも分子量の異なるものと混合しても使用できる。具体的には粘度調節には比較的分子量の小さいPVP K−15、K−30(ISPジャパン(株)製)が使用でき、曳糸性の付与には分子量の大きいPVP K−90、K−120(ISPジャパン(株)製)などが使用可能である。使用量はインキ組成物全量に対して粘度調節には3重量%〜30重量%、曳糸性付与には0.1重量%〜10重量%が好ましい。使用量が少ないと必要な粘度や曳糸性が得られず使用量が多すぎると筆跡の線割れやインキの追従不能が発生することがある。
着色剤としては、従来ボールペン用インキに用いられている染料、顔料ともに限定無く使用可能である。
染料としては、酸性染料、塩基性染料、金属錯塩染料、造塩染料、アジン染料、アントラキノン染料、フタロシアニン染料、トリフェニルメタン染料などが使用でき、具体的にはバリファーストイエロー#3104、バリファーストイエロー#3105、バリファーストイエロー#1105、バリファーストイエローAUM、オリエント スピリットブラックAB、バリファーストブラック#3804、バリファーストブラック#3806、バリファーストブラック#1802、バリファーストブラック#1805、バリファーストイエロー#1109、バリファーストオレンジ#2210、バリファーストレッド#1320、バリファーストブルー#1605、バリファーストバイオレット#1701、オリエント オイル スカーレット#308、ニグロシンベースEX−BP(以上、オリエント化学工業(株)製の油性染料)、スピロンブラック GMHスペシャル、スピロンイエローC−2GH、スピロンレッドC−GH、スピロンレッドC−BH、スピロンブルーBPNH、スピロンブルーC−RH、スピロンバイオレットC−RH、S.P.T.オレンジ6、S.P.T.ブルー−111(以上、保土谷化学工業(株)製の油性染料)、ローダミンBベース(C.I.45170B、住友化学工業(株)製の油性染料)、ビクトリアブルーF4R、ニグロシンベースLK(独国、BASF社製)、メチルバイオレット2Bベース(米国、National Anilne Div.社製)などが使用できる。
顔料は、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ系顔料、縮合アゾ系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、イソインドリン系顔料、アントラキノン系顔料、ジオキサジン系顔料、インジゴ系顔料、チオインジゴ系顔料、キノフタロン系顔料、ペリノン、ペリレン系顔料などの有機顔料や酸化鉄、カーボンブラック、酸化チタン、カドミウムレッド、クロムイエロー、カドミウムイエロー、群青、紺青等の無機顔料及び蛍光顔料、樹脂粒子を染料で着色した顔料で使用樹脂粒子がインキ溶剤に溶解しないものが使用でき、顔料の分散安定、結晶化制御などのためにあらかじめ活性剤、樹脂、顔料誘導体などで顔料表面を処理したものでもよい。また色調の調整や濃度向上に従来公知の染料を併用することもできる。顔料として具体的には以下のものが挙げられる。
黒色顔料としては、カーボンブラックが使用できる。チャンネル、ファーネスどちらのカーボンブラックも好適に使用できる。カーボンブラックの一例を挙げると、三菱カーボンブラック#10B、同#20B、同#30、同#33、同#40、同#44、同#45、同#45L、同#50、同#55、同#95、同#260、同#900、同#1000、同#2200B、同#2300、同#2350、同#2400B、同#2650、同#2700、同#4000B、同CF9、同MA8、同MA11、同MA77、同MA100、同MA220、同MA230、同MA600及びMCF88(以上、三菱化学(株)製)、モナーク120、モナーク700、モナーク800、モナーク880、モナーク1000、モナーク1100、モナーク1300、モナーク1400、モーガルL、リーガル99R、リーガル250R、リーガル300R、リーガル330R、リーガル400R、リーガル500及びリーガル660R(以上キャボット社製)、プリンテックスA、プリンテックスG、プリンテックスU、プリンテックスV、プリンテックス55、プリンテックス140U、プリンテックス140V、プリンテックス45、プリンテックス40、プリンテックス60、プリンテックス300、プリンテックス30、プリンテックス35、スペシャルブラック4,スペシャルブラック4A、スペシャルブラック5、スペシャルブラック6,スペシャルブラック100、スペシャルブラック250、カラーブラックFW1、カラーブラックFW2、カラーブラックFW2V、カラーブラックFW18、カラーブラックFW200、カラーブラックS150、カラーブラックS160及びカラーブラックS170(以上、デグサ ジャパン(株)製)、RAVEN5000ウルトラII、RAVEN2500ウルトラ、RAVEN1250、RAVEN760ウルトラ(以上、コロンビヤンカーボン社製)等が挙げられる。更に、これらカーボンブラックの分散性、分散安定性等を向上するために、カーボンブラックは各種反応によりアニオン性置換基を有する有機基と共有結合を生成させたカーボンブラックとして使用されることがある。
青色顔料としては、例えばC.I.Pigment Blue 2、同9、同15、同15:1、同15:2、同15:3、同15:4、同15:6、同16、同17、同28、同29、同36、同60、同68、同76等が使用できるがフタロシアニン系顔料は特に鮮明な筆跡が得られる。溶剤中での結晶安定性や分散安定性からC.I.Pigment Blue15:3やその顔料誘導体処理タイプまたはC.I.Pigment Blue15:6が好適に使用できる。濃色の筆跡が得られる顔料としてはC.I.Pigment Blue60が好適である。
赤色の顔料としては、C.I.Pigment Red 5、同8、同17、同31、同38、同48:1、同48:2、同48:3、同48:4、同53:1、同57:1、同122、同144、同146、同166、同170、同177、同202、同207、同211、同213、同254、同255、同264、同270、同272等が使用できる。耐光性・耐溶剤性がよいことと、インキをリフィルに充填したときの外観色が鮮明な赤になることからジケトピロロピロール系のC.I.Pigment Red254、同255、同264が特に好適に使用できる。耐溶剤性が良く濃色の筆跡が得られる顔料としてはC.I.Pigment Red170が好適である。
黄色の顔料としてはC.I.Pigment Yellow 1、同3、同12、同13、同14、同17、同55、同81、同83、同79、同93、同94、同95、同97、同109、同110、同120、同128、同138、同147、同151、同154、同167、同185、同191等が使用できる。
緑色の顔料としてはC.I.Pigment Green 7、同36、同37等が使用できるが、緑色インキとしては青色顔料と黄色顔料の調色や青色染料と黄色顔料の調色でインキを作製する方がインキ外観色が鮮明なインキ組成物となる。
顔料の分散効率を上げるため、高分子化合物中に顔料をあらかじめ微分散したものを粒子化したものを使用しても良い。特に、このような顔料を用いた場合は、インキの製造工程においての顔料分散が容易となり、製造上有用な手段として用いることが出来る。一例を挙げると、マイクロリスYellow 3G−K、同Yellow 4G−K、同Yellow 3R−K、同Scarlet R−K、同DPP Red B−K、同Magenta 5B−K、同Violet B−K、同Blue A3R−K、同Blue 4G−K、同Green G−K、同Black C−K、同White R−K(塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂に微分散させた顔料、チバスペシャルティ ケミカルズ(株)製)、IKイエロー、IKレッド、IKブルー、IKグリーン、IKブラック(塩化ビニル・酢酸ビニル樹脂に微分散させた顔料、富士色素(株)製)、マイクロリス Yellow 2G−T、同Yellow 3R−T、同Brown 5R−T、同Scarlet R−T、同Red BR−T、同Blue GS−T、同Green G−T、同Black C−T(ロジンエステル樹脂に微分散させた顔料、チバスペシャルティ ケミカルズ(株)製)、マイクロリス Yellow 4G−A、同Yellow MX−A、同Yellow 2R−A、同Brown 5R−A、同Scarlet R−A、同 Red 2C−A、同Red 3R−A、同Magenta 2B−A、同Violet B−A、同Blue 4G−A、同Green G−A、同Black C−A、同White R−A(エチルセルロース樹脂に微分散させた顔料、チバスペシャルティ ケミカルズ(株)製)、L1/SイエローNIF、L1/8レッドF3RK−70、L1/8バイオレットRN50、L1/8オレンジ501、L1/8ブラウン5R、L1/8ブラックMA100、NC790ホワイト(ニトロセルロース樹脂に微分散させた顔料、太平化学製品(株)製)、RenolイエローGG−HW、同イエローHR−HW、同オレンジRL−HW、同レッドFGR−HW、同レッドHF2B−HW、同レッドF5RK−HW、同カーミンFBB−HW、同バイオレットRL−HW、同ブルーB2G−HW、同グリーンGG−HW、同ブラウンHFR−HW、同ブラックR−HW、同ホワイトT−HW(ポリビニルブチラール樹脂に微分散させた顔料、クラリアントジャパン(株)製)、フジASブラック810、同ASレッド575、同ASブルー650、同ASグリーン737、同ASホワイト165(ポリビニルブチラール樹脂に微分散させた顔料、冨士色素(株)製)等が挙げられる。
これらの着色剤は単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて調色して用いてもよい。その使用量はインキ組成物の全量に対して、3重量%以上35重量%以下が使用できる。使用量が少ないと筆跡が薄くなり、多くなるとインキ組成物の粘度が高くなり筆跡ムラが出たり、顔料が十分分散されずに沈降し筆跡濃度差が発生することがある
溶剤は、通常ボールペン用インキに使用できる溶剤であれば限定なく使用できるが例えば、水、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテルなどのエチレングリコールモノエーテル系溶剤、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノベンジルエーテルなどのジエチレングリコールモノエーテル系溶剤、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノノルマルブチルエーテル、プロピレングリコールモノノルマルプロピルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノノルマルプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノフェニルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、等のプロピレングリコールモノエーテル系溶剤や、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等のグリコール系溶剤、酢酸エチル、酢酸−n−プロピル、酢酸イソプロプル、酢酸−n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸−n−アミル、酢酸−2−エチルヘキシル、イソ酪酸イソブチル、乳酸エチル、乳酸−n−ブチル等のエステル系溶剤、ベンジルアルコール、β−フェニルエチルアルコール、α−メチルベンジルアルコール、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、イソドデシルアルコール、イソトリデシルアルコール等のアルコール系溶剤が使用可能である。これらは単独で用いてもまた2種以上混合して用いても良く、配合量はインキ組成物全量に対し1重量%以上50重量%以下である。
粘度調整剤、非ニュートン粘性付与剤、顔料分散助剤や潤滑性付与剤、染料の溶解促進剤、紙面への定着剤としてインキ溶剤に溶解する従来公知の樹脂を添加することができる。具体的にはアクリル樹脂、アクリル酸樹脂、マレイン酸樹脂、スチレンとマレイン酸エステルとの共重合体、スチレンとアクリル酸又はそのエステルとの共重合体、尿素樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルアルキルエーテル、クマロン−インデン樹脂、ポリテルペン、ロジン系樹脂やその水素添加物、ケトン樹脂、テルペン−フェノール共重合物、ポリアクリル酸ポリメタクリル酸共重合物、フェノール樹脂、ポリエチレンオキサイド、N−ビニルアセトアミド、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロースやこれらの共重合体や各種誘導体などが挙げられる。これらの樹脂は単独あるいは混合して用いることができ配合量はインキ組成物全量に対し0.1重量%以上50重量%以下が好ましい。
顔料分散剤としては、従来公知の顔料分散剤が界面活性剤、高分子型界面活性剤、樹脂分散剤の別なく使用できる。特に良好に使用できるのは、樹脂分散剤としては低分子量のポリビニルブチラール樹脂、ケトン樹脂、尿素樹脂、スチレンとアクリル酸又はそのエステルとの共重合体、スチレンとマレイン酸又はそのエステルとの共重合体、スチレン−αメチルスチレン−アクリル酸共重合体、ポリアクリル酸、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂、ロジンエステル樹脂、エチルセルロース、ニトロセルロースなどが挙げられる。このほかに分子内に極性基を導入し特に顔料分散安定性を高めた高分子型界面活性剤では、高分子部分の組成・構造や極性基の種類により多数の商品があるが好ましく使用できるものとして、Lubrizol社製のソルスパース17000、ソルスパース20000、ソルスパース27000が挙げられる。
その他、必要に応じて使用できるものとして、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防錆剤、他、筆記性、運筆性改良等に用いられる潤滑性を持つ各種界面活性剤、例えば、脂肪酸とその塩類、芳香族スルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩類、脂肪酸硫酸エステル塩類、アルキルアリルスルホン酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸またはその塩等の陰イオン界面活性剤、デカグリセリン脂肪酸エステル、ヘキサグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエ−テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ−テル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、シリコーン系界面活性剤、アセチレングリコール系界面活性剤などの非イオン系界面活性剤等が好適に使用できる。
本発明のボールペン用インキ組成物の作成は、溶剤量や、着色剤の種類や濃度によって加熱撹拌機やロールミル、ボールミル、サンドミル、ビーズミル、ホモジナイザー等の分散混合機を適宜選択する。顔料を他の成分と共に分散させる、顔料を溶剤と分散樹脂と共に分散させた顔料分散体を作成し、せん断減粘性付与剤、添加剤をインキ調整時に添加混合するなど各種の方法によってボールペン用インキ組成物を得ることができる。特に顔料の分散混合機としては、樹脂と顔料の分散時に温度コントロールのできるロールミル、ビーズミルが好ましい。
インキ組成物中の樹脂や添加剤の不溶解分等を除去するためや、顔料の粗大粒子除去のため、顔料の平均粒子経を設定値内にするために作成したインキベースやインキを遠心機や濾過機で処理することもできる。
このボールペン用インキ組成物を収容する筆記具のインキ収容部は、金属製や合成樹脂製のものが使用可能である。透明・半透明の合成樹脂製であればインキ残量を明示できる。この場合、インキ溶剤に溶解・膨潤しない樹脂であれば従来ボールペン用インキ収容部として使用されている樹脂が全て使用できる。例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンナフタレートとポリエチレンテレフタレートのコポリマー、ポリアミド、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリアクリレート、エチレン−ビニルアルコール共重合体、フッ素樹脂等があり、価格と視認性の面からポリプロピレンが良好に使用できる。また押し出し成形、射出成形等どのような成形方法のものでも良く、特に押し出し成型時に内面にシリコーン塗布した成形品はインキ付着防止の性能がありインキ残量視認性の良い収容部として好適である。また、インキ収容部内のインキ柱の後端に逆流防止用組成物を充填したり、この組成物内にフロートを配置してもよい。
以下、実施例、比較例の配合を示す。
実施例1
バリファーストブラック#3802(着色剤:オリエント化学工業(株)製)
15.0重量%
バリファーストイエローAUM(着色剤:オリエント化学工業(株)製)
5.0重量%
スピロンバイオレットC−RH(着色剤:保土ヶ谷化学工業(株)製) 10.0重量%
エチレングリコールモノフェニルエーテル 32.6重量%
ベンジルアルコール 15.0重量%
ハイラック111(ケトン樹脂:日立化成(株)製) 20.0重量%
PVP K−90(ポリビニルピロリドン:ISPジャパン(株)製) 0.1重量%
ニッコールBB−5(エチレンオキサイド5モル付加ポリオキシエチレンベヘニルエーテル:日光ケミカルズ(株)製) 2.0重量%
エフトップ123B(パーフルオロオクチルスルホン酸アミド構造を持つアニオンフッ素系界面活性剤:(株)ジェムコ製) 0.30重量%
上記着色剤以外の成分を70℃で4時間加熱撹拌後着色剤を投入し更に70℃4時間加熱撹拌し黒色ボールペン用インキ組成物を得た。
実施例2
NIPex35(着色剤:デグサジャパン(株)製) 30.0重量%
ソルスパース#20000(分散剤:(米)Lubrizol製) 8.0重量%
エチレングリコールモノフェニルエーテル 27.4重量%
ベンジルアルコール 9.0重量%
レジンSK(ケトン樹脂:デグサジャパン(株)製) 15.0重量%
PVP K−90(前述)の10%エチレングリコールモノフェニルエーテル溶液
5.0重量%
ニッコールBB−10(エチレンオキサイド10モル付加ポリオキシエチレンベヘニルエーテル:日光ケミカルズ(株)製) 5.0重量%
ノベックFC−4430(パーフルオロブタンスルホン酸構造をもつノニオンフッ素系界面活性剤:住友スリーエム(株)製) 0.60重量%
PVP K−90とエチレングリコールモノフェニルエーテルは85℃1時間加熱撹拌しあらかじめPVP K−90の10%溶液を作成する。
上記着色剤とPVP K−90溶液以外の成分を70℃1時間加熱撹拌後、着色剤を加えビーズミルで1時間分散し、その後PVP K−90溶液を加えプロペラ撹拌機で70℃3時間撹拌して黒色ボールペン用インキ組成物を得た。
実施例3
C.I.PigmentRed254 20.0重量%
エスレックBL−1(分散剤:積水化学(株)製) 4.0重量%
ベンジルアルコール 34.4重量%
トリプロピレングリコールモノブチルエーテル 20.0重量%
レジンSK(前述) 13.5重量%
PVP K−90(前述)の10%ベンジルアルコール溶液 3.0重量%
ニッコールBB−30(エチレンオキサイド30モル付加ポリオキシエチレンベヘニルエーテル:日光ケミカルズ(株)製) 5.0重量%
ノベックFC−4430(前述) 0.10重量%
PVP K−90とベンジルアルコールは85℃1時間加熱撹拌しあらかじめPVP K−90の10%溶液を作成する。
C.I.PigmentRed254、PVP K−90溶液、BB−30以外の成分を、70℃45分加熱撹拌後、C.I.PigmentRed254を加え、ビーズミルで45分間分散し、その後PVP K−90の10%ベンジルアルコール溶液とBB−30を加えてプロペラ撹拌機で60℃2時間撹拌して赤色ボールペン用インキ組成物を得た。
実施例4
C.I.PigmentBlue15:3 24.0重量%
ソルスパース#20000(分散剤:米国、Lubrizol社製) 4.8重量%
ソルスパース#12000(分散剤:米国、Lubrizol社製) 1.2重量%
エチレングリコールモノフェニルエーテル 28.25重量%
ヘキシレングリコール 16.7重量%
レジンSK(前述) 20.0重量%
PVP K−120(ポリビニルピロリドン:ISPジャパン(株)製)の10%エチレングリコールモノフェニルエーテル溶液 2.0重量%
ニッコールBB−10(前述) 3.0重量%
フタージェント251(パーフルオロアルケニル構造を持つノニオンフッ素系界面活性剤:(株)ネオス製) 0.05重量%
PVP K−120とエチレングリコールモノフェニルエーテルは85℃1時間加熱撹拌しあらかじめPVP K−120の10%溶液を作成する。
C.I.PigmentBlue15:3、PVP K−120溶液、BB−10以外の成分を、70℃1時間加熱撹拌後、C.I.PigmentBlue15:3を加え、ビーズミルで70分間分散し、その後PVP K−120溶液とBB−10を加えてプロペラ撹拌機で60℃2時間撹拌して青色ボールペン用インキ組成物を得た。
比較例1
実施例1において、BB−5に代えて、オレイン酸同量を使用した以外は実施例1と同様にして黒色ボールペン用インキ組成物を得た。
比較例2
実施例2において、BB−10に代えてBO−10TX(エチレンオキサイド10モル付加ポリオキシエチレンオレイルエーテル:日光ケミカルズ(株)製)を使用し、ノベックFC−4430を同量のエチレングリコールモノフェニルエーテルとした以外は実施例2と同様にして黒色ボールペン用インキ組成物を得た。
比較例3
実施例3において、BB−30に代えてBO−20(エチレンオキサイド20モル付加ポリオキシエチレンオレイルエーテル:日光ケミカルズ(株)製)を使用した以外は実施例3と同様にして赤色ボールペン用インキ組成物を得た。
比較例4
実施例4においてBB−10に代えて、同量のエチレングリコールモノフェニルエーテルを使用した以外は実施例4と同様にして青色ボールペン用インキ組成物を得た。
試験サンプルの作成
上記実施例1〜4及び比較例1〜4で得た各ボールペン用インキ組成物を、直径0.7mmの超硬製のボールをステンレス製のボールホルダーにて、ボールホルダーの先端開口部より一部突出した状態で抱持したボールペンペン先と、押出成形により成形したポリプロピレン製パイプとを接続したリフィル体を内臓するノック式ボールペン(Rolly、製品符号BP127、ぺんてる(株)製)のインキ収容管に0.25g充填し、試験用ボールペンサンプルとした。
尚、試験用ボールペンサンプルにて使用した、「Rolly(製品符号BP127)」は、ボールペンペン先として、ボールホルダー先端部におけるボールとの隙間距離が、5μm以上15μm以下程度、好ましくは9μm程度、該部におけるインキの吐出口となる隙間の断面積が0.01mm以上0.03mm以下、好ましくは0.018mm程度に調整されており、また、ボールを配置後にボールに衝撃力を付与することによってボールホルダーの受部にボールの曲率を転写するような変形加工を施し、この加工された部分の表面積がボールの表面積に対して5%以上17%以下、好ましくは11%程度に調整されているものである。
初期粘度測定
VAR 100型レオメータ(ジャスコインタナショナル(株))で、1°、20mmのコーンプレートを使用し、温度25℃せん断速度5s−1のインキ組成物粘度を測定した。
水添加加熱後粘度測定
インキ組成物5gとイオン交換水0.25gを内容積20mlのスクリユーバイアル瓶に入れ良く撹拌し、密栓して90℃15時間後の粘度を初期粘度と同様に測定する。
加湿経時後筆記試験
各ボールペン試験サンプル5本を40℃80%恒温槽で6ヶ月横向き経時後、市販の螺旋式筆記試験機(MODEL TS−4C−20、精機工業研究所製)を用い、筆記速度7cm/sec、筆記角度70度、荷重150gでJIS P3201筆記用紙Aに300m連続筆記し、筆記線上のボテの数の平均値を算出し以下のように評価した。
○:ボテ数が0以上3以下
△:ボテ数が4以上15以下
×:ボテ数が16以上
高温加湿経時後筆記試験
各ボールペン試験サンプル3本を80℃80%恒温槽で7日横向き経時後、市販の螺旋式筆記試験機(MODEL TS−4C−20、精機工業研究所製)を用い、筆記速度7cm/sec、筆記角度70度、荷重150gでJIS P3201筆記用紙Aに300m連続筆記し、筆記線を観察し以下のように評価した。
○:ボテ数が0以上3以下
△:ボテ数が4以上15以下
×:ボテ数が16以上
加湿経時後速洩れ試験
各ボールペン試験サンプル10本を40℃80%恒温槽で6ヶ月横向き経時後、23℃の室温で2時間放置し、JIS P3201筆記用紙Aに手書きで直径約2cmの連続した丸15個を2回筆記する。その直後ボールホルダー突出状態で先端部に何も触れないようにして温度23℃湿度80%の恒温槽に下向きに1週間放置した後ノック操作を5回繰返しボールホルダーからのインキの洩れと外装のボールホルダー収容部の汚れを観察する。
○:洩れなし:ボールホルダーにインキの洩れやにじみ出しがない
△:洩れ中 :ボールホルダーにインキのにじみ出しがあるがノック操作で外装に汚れは発生しない。
×:洩れ大 :インキ洩れが大きくノック操作で外装に汚れが発生している。
高温加湿経時後速洩れ試験
各ボールペン試験サンプル10本を80℃80%恒温槽で7日横向き経時後、23℃の室温で2時間放置し、JIS P3201筆記用紙Aに手書きで直径約2cmの連続した丸15個を2回筆記する。その直後ボールホルダー突出状態で先端部に何も触れないようにして温度23℃湿度80%の恒温槽に下向きに1週間放置した後ノック操作を5回繰返しボールホルダーからのインキの洩れと外装のボールホルダー収容部の汚れを観察する。
○:洩れなし:ボールホルダーにインキの洩れやにじみ出しがない
△:洩れ中 :ボールホルダーにインキのにじみ出しがあるがノック操作で外装に汚れは発生しない。
×:洩れ大 :インキ洩れが大きくノック操作で外装に汚れが発生している。
以上詳細に説明したように本発明のボールペン用インキ組成物は高湿度条件での経時後も筆記不能やカスレが発生せず書き味の良好なものである。

Claims (3)

  1. 着色剤と、溶剤と、ポリビニルピロリドン樹脂と、ポリオキシエチレンベヘニルエーテルと、フッ素系界面活性剤とを少なくとも含有するボールペン用インキ組成物。
  2. 前記フッ素系界面活性剤がパーフルオロブタンスルホン酸構造を有する請求項1記載のボールペン用インキ組成物。
  3. 前記フッ素系界面活性剤がパーフルオロアルケニル構造を有する請求項1記載のボールペン用インキ組成物。
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