JP2005314603A - ボールペン用油性インキ組成物及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【目的】 本発明は、有機溶剤を液媒体として使用した、いわゆる油性ボールペンに使用する油性インキ組成物に関し、透明又は半透明のインキタンクに収容された状態で外部より筆跡のインキ色が視認・判別でき、経時的に色分かれがないボールペン用油性インキ組成物及びその製造方法を提供することを目的とする。
【構成】 着色材と、酸化チタンと、セルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂と、このセルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂を溶解する有機溶剤とを少なくとも含有するボールペン用油性インキ組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、有機溶剤を液媒体として使用した、いわゆる油性ボールペンに使用する油性インキ組成物に関し、透明又は半透明のインキタンクに収容された状態で外部より筆跡のインキ色が視認・判別でき、経時的に色分かれがないボールペン用油性インキ組成物及びその製造方法に関するものである。
従来、筆記具には、筆記具本体である軸筒の一端にペン先を取り付け、軸筒内部にインキ収容部を形成し、インキ収容部内のインキをペン先に導出する、所謂インキ内蔵型筆記具や、軸筒の内部をインキ収容部となし、その一端にペン先を取り付けたもの(所謂、リフィル)を筆記具本体である軸筒の中に挿入、固定して用いる、所謂リフィル型筆記具といったものが知られている。上記の筆記具は、そのインキ残量が外から確認できるように、筆記具本体の軸筒や、リフィルの軸筒を透明又は半透明な材質で形成したり、軸筒の一部を透明又は半透明となしたりしている。このような筆記具に用いられる油性インキは、着色材と有機溶剤とを主成分としている。
着色材に油溶性染料を使用した場合、液体状態のインキ中に入射した光は染料に吸収されてしまい、筆記具の外から見たインキ収容部中のインキの色は筆跡と非常に異なってしまう。例えば、青色、緑色、黄緑色、空色、紫色、茶色などは黒色と区別がつきにくく、橙色、桃色などは、赤色と区別がつきにくい。そこで、通常は、尾栓やキャップなどを筆跡と同じ色にすることによってインキの色表示を行うことがなされている。
しかしながら、特に、インキ残量が外から確認できるように、筆記具本体の軸筒や、リフィルの軸筒を透明又は半透明な材質で形成したり、軸筒の一部を透明又は半透明となしている筆記具に染料インキを用いた場合、インキ収容部内のインキの色が青色や緑色が黒色と区別がつきにくいのでは、店頭などでの展示効果が低く、美観が低いという欠点がある。また、尾栓やキャップを各色揃えなければならなくコストアップに繋がりやすいという問題もある。
本出願人は、油性インキ中に酸化チタンを配合することによって、透明又は半透明のインキ収容筒に収容されているインキがインキの色が判別できることを見出し、特願平10−339038号(特開2000−160087:特許文献1)にて提案している。
特開2000−160087公報
特許文献1に記載の通り、例えば青色の油性インキのインキ収容筒での外観色を青く見せるためには、青色の着色剤と併用して酸化チタンを使用すれば、酸化チタンの光の散乱が大きいため、外観色は青く見せることはできるものである。但し、酸化チタンは、比重が大きく、経時的に沈降してしまい、また、異なった顔料の表面物性や易動度が異なるため、経時的に色分かれが生じる可能性があり、実用上の問題がる。特許文献1にも記載の通り、粒子径の小さい酸化チタンを使用して微分散した状態とすることで、比較的に色別れし難いインキとすることができるが、好ましく使用する酸化チタンを選別することは、材料の選定を制限し、量産の障害となったり、コストアップを招来する原因ともなり、十分に満足できるとは言えない。
即ち、本発明は、着色材と、酸化チタンと、セルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂と、このセルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂を溶解する有機溶剤とを少なくとも含有するボールペン用油性インキ組成物を要旨とする。
本発明のボールペン用油性インキ組成物は、着色材と光の散乱性が高い酸化チタンを併用することにより、酸化チタンが、光を散乱し、着色材の色の彩度が上がり、インキ組成物の外観色が鮮やかに見え、色の判別ができると考えられる。そして、セルロース系高分子化合物又はポリビニルブチラールを使用することによって酸化チタンの微分散状態を維持し、経時的に分散状態を維持する。特に、セルロース系高分子化合物又はポリビニルブチラールの中にあらかじめ、酸化チタンを微分散し、セルロース系高分子化合物、ポリビニルブチラールを溶解する溶媒を使用して、高粘度のインキ組成物として調整すれば、高粘度であることによって微分散状態の酸化チタンの移動が抑制されるので、経時的に分散状態を維持できるものである。また、高湿環境に置かれたとしても、水分と接触した段階で水に不溶な高分子化合物が薄い膜を形成し、媒体である有機溶剤と水分との相溶を抑制するものと考えられ、インキ中への水分の進行がなく、高分子化合物の過度の析出が抑制され、経時的にもボールペンのインキ通路を確保し得、安定したインキ吐出が維持されるものと考えられる。
以上より、本発明のボールペン用油性インキ組成物は、油性ボールペンに一般的に使用されている透明又は半透明のポリプロピレン製押し出し成形パイプをインキ収容部とするリフィルに充填した場合、外観色が明るく見え、色の判別ができ、且つ経時的にも色分かれしないインキ組成物であると推察される。
尚、ここでいう「水に不溶」とは、高分子化合物が水に対して溶解性が1wt%以下であることとする。現象的には、有機溶剤中に高分子化合物を使用して着色剤を分散したインキの上に水を加えたときインキと水との界面が生じ、放置してもその界面が変化がない。
本発明のインキは、セルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂と、このセルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂を溶解することによって、ボールペンにしたときの高湿環境化での経時安定性が保たれ、また、セルロース系化合物の中でもエチルセルロース、ニトロセルロース、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート及びセルロースアセテートプロピオネートを用いることによって、より高湿環境化での影響を受けにくいインキにすることが出来る。
更に、前記インキ組成物の粘度が、剪断速度1s−1において10000mPa・s以上500000mPa・s以下(25℃)であるため、経時的に顔料の沈降を抑えている。
またインキ組成物の製造方法として、前記セルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂に酸化チタンをあらかじめ微分散したものを粒子化し、この粒子を前記セルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂が可溶な有機溶剤又は前記セルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂が可溶な有機溶剤を含有する組成物中に配合することで、酸化チタンが細かく、均一に分散されるため、通常の生顔料から分散するものより、経時的に安定なインキ組成物得ることができる。前期ボールペン用油性インキ組成物は、上記成分をラボミキサー、ビーズミル、3本ロール等を用いて溶解・分散してインキを得ることができる。
ボールペンの本体である軸筒およびリフィルは、透明又は半透明であることが必要である。勿論、本体およびリフィルの一部のみを透明又は半透明にしたものでもかまわない。この透明又は半透明な材質としては、ポリプロピレン、ポリスチレン、メタクリル樹脂、ポリエチレン、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリカーボネイト、ポリブタジエン、アイオノマー樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸繊維素樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリメチルペンテン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート、エチレン酢ビコポリマー、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル・スチレン共重合樹脂、フッ素樹脂などの熱可塑性樹脂の透明あるいは半透明のグレードのものをそれぞれ使用できる。なお、上記リフィルや筆記具本体の軸筒は、横断面が円形だけでなく、楕円形や四角など異形であってもよい。
着色材としては、染料及び/または顔料が特に限定無く使用できる。
着色材として油溶性染料を用いる場合は、従来公知の油溶性染料を使用することが出来、具体例として、ローダミンBベース(C.I.45170B、田岡染料製造(株))、ソルダンレッド3R(C.I.21260、中外化成(株))、メチルバイオレット2Bベース(C.I.42535B、米国、National Aniline Div.社製)、ビクトリアブルーF4R(C.I.42563B)、ニグロシンベースLK(C.I.50415)(以上、独国、BASF社製)、バリファーストイエロー♯3104(C.I.13900A)、バリファーストイエロー♯3105(C.I.18690A)、オリエントスピリットブラックAB(C.I.50415)、バリファーストブラック♯3804(C.I.12195)、バリファーストイエロー♯1109、バリファーストオレンジ♯2210、バリファーストレッド♯1320、バリファーストブルー♯1605、バリファーストバイオレット♯1701(以上、オリエント化学工業(株)社製)、スピロンブラックGMHスペシャル、スピロンイエローC−2GH、スピロンイエローC−GNH、スピロンレッドC−GH、スピロンレッドC−BH、スピロンブルーC−RH、スピロンバイオレットC−RH、S.P.T.オレンジ6,S.P.T.ブルー111(以上、保土ヶ谷化学工業(株)製)などが例示できる。更に、C.I.ベーシックブルー1、同7、同8、C.I.ベーシックバイオレット1、同3、C.I.ベーシックレッド1などの塩基染料とC.I.アシッドイエロー23、同36などから選ばれる酸性染料との造塩染料なども用いることができる。上記例示した油溶性染料は、1種又は2種以上混合して使用でき、その使用量は油性ボールペン用インキ全量に対して6〜45重量%が好ましい。
また着色材として、顔料を用いる場合は、顔料は従来公知の顔料を使用することができ、有機顔料としては、C.I.PIGMENT RED2、同3、同5、同8、同17、同22、同31、同38、同41、同48:1、同48:2、同48:3、同49、同50:1、同53:1、同57:1、同58:2、同60、同63:1、同63:2、同64:1、同88、同112、同122、同123、同144、同146、同149、同166、同168、同170、同176、同177、同178、同179、同180、同185、同190、同194、同202、同206、同207、同208、同209、同211、同213、同216、同245、同254、同255、同264、同270、同272、C.I.PIGMENT ORANGE 5、同10、同13、同16、同36、同40、同43、同61、同64、同71、同73、C.I.PIGMENT VIOLET 19、同23、同31、同33、同36、同37、同38、同50、C.I.PIGMENT BLUE 2、同9、同15、同15:1、同15:2、同15:3、同15:4、同15:5、同15:6、同16、同17、同22、同25、同28、同29、同36、同60、同66、同68、同76、C.I.PIGMENT BROWN 23、同25、同26、C.I.PIGMENT YELLOW 1、同3、同12、同13、同24、同83、同93、同94、同95、同97、同99、同108、同109、同110、同117、同120、同128、同139、同147、同151、同153、同166、同167、同173、C.I.PIGMENT GREEN 7、同10、同36、C.I.PIGMENT BLACK 7等の有機顔料等が挙げられる。これらの有機顔料は1種又は2種以上混合して使用することができ、その使用量は、インキ組成物全量に対して1〜45重量%使用でき、十分な筆跡濃度を得る為に、好ましくは6〜40重量%である。使用量が、少ないと筆跡が薄くなり、多くなるとインキのボールペン先からの追従性が悪くなりカスレがでたりインキが吐出しなくなることがある。
また、無機顔料としては、黒色酸化鉄、ファーネストブラック、チャンネルブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、群青、紺青、コバルトブルー、チタンイエロー、ターコイズ、モリブデートオレンジ、酸化チタン等の無機顔料が挙げられる。
これらの無機顔料は、1種又は2種以上混合して使用することができ、その使用量は、インキ組成物全量に対して1〜50重量%使用でき、好ましくは、10〜40重量%である。
その他の顔料として、蛍光顔料、パール顔料、蓄光顔料、金属顔料、複合金属顔料、金属酸化物顔料等を使用しても良い。例えば、蛍光顔料としては、FZ−5000シリーズ(シンロイヒ(株)製)などが挙げられる。パール顔料としては、パールグレイズMRY−100や同ME−100等(日本光研化学(株)製)が挙げられる。蓄光顔料としては、GSS(根本特殊化学(株))などが挙げられる。また、金属顔料としては、筆跡の色と異なる光輝感を醸し出す目的として使用するもので、アルミニウム粉やブロンズ粉、亜鉛粉等が、具体例として、市販されているアルミニウム粉末としては、スーパーファインNo.22000、同No.18000、ファインNo.900、同No.800(以上、大和金属粉工業(株)製)等が挙げられる。
これらの顔料は、1種又は2種以上混合して使用することができ、その使用量は、インキ組成物全量に対して1〜45重量%使用でき、好ましくは、10〜40重量%である。
顔料の分散効率を上げるため、前記高分子化合物中に顔料をあらかじめ微分散したものを粒子化したものを使用しても良い。特に、このような顔料を用いた場合は、製造上容易に分散できるので、製造上有用な手段として用いることが出来る。一例を挙げると、マイクロリスYellow 3G−K、同Yellow 4G−K、同Yellow 3R−K、同Scarlet R−K、同DPP Red B−K、同Magenta 5B−K、同Violet B−K、同Blue A3R−K、同Blue 4G−K、同Green G−K、同Black C−K、同White R−K(塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂に微分散させた顔料、チバスペシャルティ ケミカルズ(株)製)、IKイエロー、IKレッド、IKブルー、IKグリーン、IKブラック (塩化ビニル・酢酸ビニル樹脂に微分散させた顔料、富士色素(株)製)、マイクロリス Yellow 2G−T、同Yellow 3R−T、同Brown 5R−T、同Scarlet R−T、同Red BR−T、同Blue GS−T、同Green G−T、同Black C−T(ロジンエステル樹脂に微分散させた顔料、チバスペシャルティ ケミカルズ(株)製)、マイクロリス Yellow 4G−A、同Yellow MX−A、同Yellow 2R−A、同Brown 5R−A、同Scarlet R−A、同 Red 2C−A、同Red 3R−A、同Magenta 2B−A、同Violet B−A、同Blue 4G−A、同Green G−A、同Black C−A、同White R−A(エチルセルロース樹脂に微分散させた顔料、チバスペシャルティ ケミカルズ(株)製)、L1/SイエローNIF、L1/8レッドF3RK−70、L1/8バイオレットRN50、L1/8オレンジ501、L1/8ブラウン5R、L1/8ブラックMA100、NC790ホワイト(ニトロセルロース樹脂に微分散させた顔料、太平化学製品(株)製)等が挙げられる。
尚、上記染料、有機顔料、無機顔料等は混合して使用することもできる。
酸化チタンは、光散乱性が高いため、他の着色材と併用すると、インキ組成物の外観色が鮮やかにさせる働きがあり、ルチル型、アナターゼ型などの各種の酸化チタンが使用でる。市販のものとしては、タイペークCR−50、同CR−97、同CR−60、同R−680、同CR−58、同CR−67、同R−670、同CR−80、同CR−63、同R−820、同R−930、(以上、石原産業(株)製)、チタニックスJR−600A、同JR−600E、同JR−602、同JR−603、同JR−300、同JR−301、同JR−800、同JR701、同JR、(以上、テイカ(株)製)、タイトーンR−5N、同R−5N2、同R−51N、同R−61N、同R−62N、同R−52N、同R−11、同RK−1、同SR−1、同R−650、同R−3L、(以上、堺化学工業(株)製)、タイピュアR−900、同R−920、同R−101、同R−902(以上、デュポン・ジャパン・リミテッド製)、クロノスチタンKR310、同KR−380、同KR−380N、同KR−460、同KR−480、同KA−10、同KA−20(チタン工業(株)製)などのルチル型酸化チタン、タイペークA−100、同A220(以上、石原産業(株)製)、同JA−1、同JA−C、同JA−4、(以上、テイカ(株)製)、同A−110、同A−150、(以上、堺化学工業(株)製)、KA−10、同KA−20(チタン工業(株)製)などのアナターゼ型酸化チタンなどが挙げられる。これらの酸化チタンは、1種もしくは2種以上混合して用いることができ、その使用量は、インキ組成物全量に対して1〜25重量%使用でき、好ましくは、3〜20重量%である。
セルロースス系化合物は、有機溶剤に溶解した状態で水分に対して強靱な界面を作るため好ましい。セルロース系化合物の中でもエチルセルロース、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオネート及びニトロセルロースは、特に良好な効果をもたらす。尚、セルロース系化合物でも、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロースは、水に溶解するが、有機溶剤に可溶で水に溶解しない高分子化合物と併用して、本発明の効果以外の目的、例えば洩れ防止剤などのために、本発明の作用効果に対して悪影響を及ぼさない範囲で使用することは可能である。
セルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂に酸化チタンをあらかじめ微分散したものを粒子化した加工顔料は、本発明の外観色を明るくし、色の判別をできるようにし、且つ経時安定性に優れる顔料である。その一例を挙げると、酸化チタンをエチルセルロース中に微分散化されたものとして、マイクロリス WhiteR−A(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)、酸化チタンをポリビニルブチラール中に微分散化されたものとして、マイクロリス WhiteR−AB(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)、ASホワイト(冨士色素(株)製)、ニトロセルロース中に微分散化されたものとして、NC790ホワイト(太平化学製品(株)製)等が挙げられる。1種又は2種以上混合して使用することができ、その使用量は、インキ組成物全量に対して1〜24重量%使用でき、好ましくは、5〜22重量%である。
樹脂として上記高分子化合物以外にも、通常ボールペンインキ組成物に定着剤や分散剤として使用されている樹脂、例えばケトン樹脂、スルフォアミド樹脂、アクリル樹脂、マレイン酸樹脂、スチレンとマレイン酸エステルとの共重合体、スチレンとアクリル酸又はそのエステルとの共重合体、エステルガム、キシレン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、アルキルフェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂、ロジン系樹脂やその水添化合物、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルアルキルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキサイド等を併用することが出来る。これらの樹脂は単独で用いても良いし、2種以上混合して用いても良く、その配合量は、インキ組成物全量に対して、0.1〜30重量%範囲である。これらの樹脂は、インキ組成物の粘度を調整したり、固着性、耐水性等を向上させる作用がある。
本発明において使用する有機溶剤は、沸点が150℃以上であることがも望ましく、前記溶剤は、従来公知のボールペン用溶剤を使用することが出来る。例えば、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノベンジルグリコール、プロピレングリコールノルマルブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールノルマルプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノフェニルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノフェニルエーテル、等のグリコールエーテル系溶剤、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等のグリコール系溶剤、酢酸−2−エチルへキシル、イソ酪酸イソブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、等のエステル系溶剤、ベンジルアルコール、β−フェニルエチルアルコール、α−メチルベンジルアルコール、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、イソドデシルアルコール、イソトリドデシルアルコール、等のアルコール系溶剤等が使用可能である。上記溶剤の中でも、好ましくはグリコールエーテル系溶剤がセルロース系樹脂の溶解性が良く、また経時安定性に効果がある。これらは、単独で用いても2種以上混合して用いても良く、配合量はインキ全量に対し20〜90重量%好ましくは35〜75重量%である。
これらの有機溶剤と高分子化合物との可溶する例として、一例をあげると、高分子化合物として、エチルセルロース、ニトロセルロース、セルロースアセテートブチレート、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール等の樹脂と、ベンジルアルコール等のアルコール系溶剤や、エチレングリコールモノベンジルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル等のグリコールエーテル系の溶剤との組み合わせが挙げられる。
粘性調節剤の一例を挙げると、ベントナイト、合成微粉シリカ、水添ヒマシ油、脂肪酸アマイドワックス等が挙げられる。ベントナイト系粘性調節剤の市販例として、NLケミカルズ社製ベントン27、SUD化学製EX−0101等が挙げられる。シリカ系粘性調節剤の市販例として、日本アエロジル(株)製アエロジル380、アエロジル♯200等が挙げられる。水添ヒマシ油系粘性調節剤の市販例として、楠本化成(株)製ディスパロン♯305、伊東製油(株)製T−20S、T−20SF等が挙げられる。脂肪酸アマイドワックス系粘性調節剤の市販例として、楠本化成(株)製ディスパロン♯6500、伊東製油(株)製T−25、T−75F等が挙げられる。これらの粘性調節剤は、単独で用いても、組み合わせて使用することも出来る。
その他必要に応じて、防腐剤、防錆剤、消泡剤、潤滑剤、分散剤、カスレ防止剤、洩れ防止剤、界面活性剤等のインキ組成物に慣用されている助剤を含有させても良い。
インキの粘度は、剪断速度1s−1において10000mPa・s以上であることが好ましく、インキ組成物の粘度を上げることによって、顔料の沈降が抑えられ、顔料の経時的な分散安定性がより長期にわたって得られる。但し、剪断速度1s−1において8000mPa・sを越えると、ボールペンにしたときにインキの追従が不十分になりカスレることがある。そのような場合は、インキに圧力をかける構造を採用して吐出させてもかまわない。圧力をかける方法としては、リフィルを密閉して密閉容器内に圧力をかける内圧方式と、外部より圧力をかける加圧方式があるが、その場に応じて選択すればよい。
本発明でいう粘度は、全てBohlin社製STRESSレオメーターを用い、25℃の測定環境で、剪断速度1s−1で測定し求めた。
本発明のボールペン用インキ組成物は、上記各成分をダイノーミル、ボールミル、ロールミル、アトライター、サンドグラインダー、ターボミキサー、ラボミキサー、ホモミキサー等の分散機を使用して分散混合することによって得られる。
(実施例1)
マイクロリス Blue4G−A(C.I.PIGMENT BLUE 15:3がエチルセルロース中に微分散化された加工顔料、顔料含有率60重量%、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製) 20重量部
マイクロリス WhiteR−A(C.I.PIGMENT WHITE 7がエチルセルロース中に微分散化された加工顔料、顔料含有率75重量%、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製) 5重量部
ハイラック110H(ケトン樹脂、日立化成工業(株)製) 5重量部
ルビスコールK−90(ポリビニルピロリドン、BASF社製) 0.5重量部
エチレングリコールモノフェニルエーテル 44.5重量部
ベンジルグリコール 25重量部
上記各成分をラボミキサーで1時間、高速分散させ、剪断速度1s−1で粘度が111700mPa・sの青色ボールペン用油性インキ組成物を得た。
(実施例2)
マイクロリス Blue4G−A(前述) 3.5重量部
マイクロリス WhiteR−A(前述) 9重量部
リオノールブルーE(C.I.PIGMENT BLUE 15:6、東洋インキ製造(株)製) 20重量部
ソルスパース12000(顔料誘導体、アビシア(株)製) 1.5重量部ソルスパース20000(高分子顔料分散剤、アビシア(株)製) 7重量部
ハイラック110H(ケトン樹脂、日立化成工業(株)製) 12重量部
ルビスコールK−90(ポリビニルピロリドン、BASF社製) 0.4重量部
エチレングリコールモノフェニルエーテル 25.6重量部
ベンジルグリコール 11重量部
ヘキシレングリコール 10重量部
マイクロリス Blue4G−Aとマイクロリス WhiteR−Aを除いた各成分をラボミキサー、ビーズミルで分散処理した後、残りの成分を配合し、ラボミキサーで、1時間高速分散し、剪断速度1s−1で粘度が147300mPa・sの青色ボールペン用油性インキ組成物を得た。
(実施例3)
マイクロリス WhiteR−A(前述) 21重量部
バリファーストブルー#1607(油溶性染料、オリエント化学工業(株)製)
28.8重量部
ルビスコールK−90(ポリビニルピロリドン、BASF社製) 0.5重量部
ハイラック110H(ケトン樹脂、日立化成工業(株)製) 10重量部
エチレングリコールモノフェニルエーテル 17.5重量部
ベンジルグリコール 12.2重量部
ベンジルアルコール 10重量部
マイクロリス WhiteR−Aとバリファーストブルー#1607を除いた上記各成分をラボミキサーで攪拌溶解後、残りの成分を配合し、ラボミキサーで、1時間高速分散し、剪断速度1s−1で粘度が116200mPa・sの青色ボールペン用油性インキ組成物を得た。
(実施例4)
マイクロリス Blue4G−A(前述) 3.6重量部
マイクロリス WhiteR−A(前述) 21重量部
バリファーストブルー#1607(油溶性染料、オリエント化学工業(株)製)
25重量部
ルビスコールK−90(ポリビニルピロリドン、BASF社製) 0.5重量部
ハイラック110H(ケトン樹脂、日立化成工業(株)製) 10重量部
デンカブチラール5000A(ポリビニルブチラール、電気化学工業(株)製)
0.2重量部
エチレングリコールモノフェニルエーテル 17.5重量部
ベンジルグリコール 12.2重量部
ベンジルアルコール 10重量部
マイクロリス Blue4G−Aとマイクロリス WhiteR−Aとバリファーストブルー#1607を除いた上記各成分をラボミキサーで攪拌溶解後、残りの成分を配合し、ラボミキサーで、1時間高速分散し、剪断速度1s−1で粘度が130400mPa・sの青色ボールペン用油性インキ組成物を得た。
(実施例5)
マイクロリス GreenG−A(C.I.PIGMENT GREEN7がエチルセルロース中に微分散化された加工顔料、顔料含有率60重量%、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製) 20重量部
マイクロリス WhiteR−A(前述) 5重量部
ハイラック110H(前述) 5重量部
ルビスコールK−90(前述) 0.5重量部
エチレングリコールモノフェニルエーテル 44.5重量部
ベンジルグリコール 25重量部
マイクロリス GreenG−A、マイクロリス WhiteR−Aを除いた各成分をラボミキサーで攪拌溶解した後、残りの成分を1時間、高速分散させ、剪断速度1s−1で粘度が111200mPa・sの緑色ボールペン用油性インキ組成物を得た。
(実施例6)
マイクロリス WhiteR−A(前述) 21重量部
バリファーストブルー#1605(油溶性染料、オリエント化学工業(株)製)
19.1重量部
スピロンイエローC−2GH(油溶性染料、保土ヶ谷化学工業(株)製) 9.5重量部
ルビスコールK−90(ポリビニルピロリドン、BASF社製) 0.5重量部
ハイラック110H(ケトン樹脂、日立化成工業(株)製) 10重量部
デンカブチラール5000A(ポリビニルブチラール、電気化学工業(株)製)
0.2重量部
エチレングリコールモノフェニルエーテル 24.7重量部
ベンジルアルコール 15重量部
マイクロリス WhiteR−Aとバリファーストブルー#1605、スピロンイエローC−2GHを除いた上記各成分をラボミキサーで攪拌溶解後、残りの成分を配合し、ラボミキサーで、1時間高速分散し、剪断速度1s−1 で粘度が132000mPa・sの緑色ボールペン用油性インキ組成物を得た。
(実施例7)
マイクロリス GreenG−A 3重量部
マイクロリス WhiteR−A(前述) 21重量部
バリファーストブルー#1605(前述) 17重量部
スピロンイエローC−2GH(油溶性染料、保土ヶ谷化学工業(株)製) 8.6重量部
ルビスコールK−90(ポリビニルピロリドン、BASF社製) 0.5重量部
ハイラック110H(ケトン樹脂、日立化成工業(株)製) 10重量部
デンカブチラール5000A(ポリビニルブチラール、電気化学工業(株)製)
0.2重量部
エチレングリコールモノフェニルエーテル 24.7重量部
ベンジルアルコール 15重量部
マイクロリス GreenG−Aとマイクロリス WhiteR−Aとバリファーストブルー#1605、スピロンイエローC−2GHを除いた上記各成分をラボミキサーで攪拌溶解後、残りの成分を配合し、ラボミキサーで、1時間高速分散し、剪断速度1s−1で粘度が139700mPa・sの緑色ボールペン用油性インキ組成物を得た。
(実施例8)
マイクロリス WhiteR−A(前述) 12重量部
S.P.T.オレンジ6(油溶性染料、保土ヶ谷化学工業(株)製) 15重量部
スピロンレッドC−GH(油溶性染料、保土ヶ谷化学工業(株)製) 15重量部
スピロンイエローC−2GH(油溶性染料、保土ヶ谷化学工業(株)製) 3重量部
ルビスコールK−90(ポリビニルピロリドン、BASF社製) 1重量部
ハイラック110H(ケトン樹脂、日立化成工業(株)製) 12重量部
エチレングリコールモノフェニルエーテル 27重量部
ベンジルアルコール 15重量部
マイクロリス WhiteR−AとS.P.T.オレンジ6とスピロンレッドC−GHとスピロンイエローC−2GHを除いた上記各成分をラボミキサーで攪拌溶解後、残りの成分を配合し、ラボミキサーで、1時間高速分散し、剪断速度1s−1で粘度が31500mPa・sの赤色ボールペン用油性インキ組成物を得た。
(比較例1)
実施例1において、マイクロリス Blue4G−A(前述)の代わりにマイクロリス Blue4G−K(塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂に微分散させた顔料、チバ スペシャルティ ケミカルズ(株)製)にし、マイクロリス WhiteR−A(前述)の代わりにクロノスチタンKR380(酸化チタン、チタン工業(株)製)にした他は、実施例1と同様になして、剪断速度1s−1で粘度が63200mPa・sの青色ボールペン用油性インキ組成物を得た。
(比較例2)
実施例2において、マイクロリス Blue4G−A(前述)の代わりにリオノールブルーE(前述)を23.5重量部とし、マイクロリス WhiteR−A(前述)の代わりに、クロノスチタンKR380(酸化チタン、チタン工業(株)製)にした他は、実施例2と同様になして、剪断速度1s−1で粘度が126400mPa・sの青色ボールペン用油性インキ組成物を得た。
(比較例3)
実施例3において、マイクロリス WhiteR−A(前述)の代わりバリファーストブルー#1607(前述)を10重量部、エチレングリコールモノフェニルエーテル(前述)を11重量部にした他は、実施例3と同様になして、剪断速度1s−1で粘度が109300mPa・sの青色ボールペンインキ組成物を得た。
以上、実施例1〜8、比較例1〜3で得られた油性インキ組成物を市販の油性ボールペン(BK70、ぺんてる(株)製、ペン先はステンレスチップと超硬合金のボールよりなっている)と同様の筆記具に0.3g充填し、試験サンプルとした。
但し、筆記する場合、上記サンプルのリフィル後端に圧力機を取り付け、大気圧に対して差圧が50KPaで加圧している状態で筆記できるように工夫改造して、実施した。
試験項目としては、リフィル外観判別試験、強制色分かれ試験を行った。結果を表1に示す。
リフィル外観色判別試験
実施例1〜8及び比較例1〜3のインキを充填したサンプルの外観色を目視で観察した。
インキ外観色彩度測定
実施例1〜8及び比較例1〜3のインキをガラスに0.5g計り、その上に、もう一つのガラスを載せ、サンドイッチにして、インキの部分をカラーコンピューター(スガ試験器(株)製SMカラーコンピューター)で彩度を測定した。
強制色分かれ試験
50℃・湿度30%の恒温槽に実施例1〜8及び比較例1〜3のインキを充填したサンプルをペン先下向きにして、且つ、ペン先が中空に位置して何も接触しない状態にして、1ヶ月放置し、色分かれ状態を目視で観察した後、手書き筆記した。
Figure 2005314603

Claims (4)

  1. 着色材と、酸化チタンと、セルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂と、このセルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂を溶解する有機溶剤とを少なくとも含有するボールペン用油性インキ組成物。
  2. 前記セルロース系高分子化合物が、エチルセルロース、ニトロセルロース、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート及びセルロースアセテートプロピオネートから選ばれる一種もしくは二種以上の混合物であり、前記有機溶剤が少なくともグリコールエーテル系溶剤を含む請求項1に記載のボールペン用油性インキ組成物。
  3. 前記インキの粘度が、剪断速度1s−1において10000mPa・s以上500000mPa・s以下(25℃)であり、インキ組成物中に酸化チタンの含有率が18重量%以下で且つ、酸化チタンの使用重量が酸化チタンを除いた着色材の使用重量以下である請求項1又は請求項2に記載のボールペン用油性インキ組成物。
  4. 前記セルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂に酸化チタンをあらかじめ微分散したものを粒子化し、この粒子を前記セルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂が可溶な有機溶剤又は前記セルロース系高分子化合物及び/又はポリビニルブチラール樹脂が可溶な有機溶剤を含有する組成物中に配合する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のボールペン用油性インキ組成物の製造方法。
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