JP2009028808A - Memsセンサおよびmemsセンサの製造方法 - Google Patents

Memsセンサおよびmemsセンサの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009028808A
JP2009028808A JP2007192204A JP2007192204A JP2009028808A JP 2009028808 A JP2009028808 A JP 2009028808A JP 2007192204 A JP2007192204 A JP 2007192204A JP 2007192204 A JP2007192204 A JP 2007192204A JP 2009028808 A JP2009028808 A JP 2009028808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
insulating layer
layer
sacrificial layer
lower thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007192204A
Other languages
English (en)
Inventor
Goro Nakaya
吾郎 仲谷
Mizuho Okada
瑞穂 岡田
Yoshihisa Yamashita
宜久 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2007192204A priority Critical patent/JP2009028808A/ja
Priority to US12/219,449 priority patent/US7825483B2/en
Priority to CN200810130036.6A priority patent/CN101353152A/zh
Publication of JP2009028808A publication Critical patent/JP2009028808A/ja
Priority to US12/923,446 priority patent/US7898044B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R19/00Electrostatic transducers
    • H04R19/005Electrostatic transducers using semiconductor materials
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B2201/00Specific applications of microelectromechanical systems
    • B81B2201/02Sensors
    • B81B2201/0257Microphones or microspeakers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B2207/00Microstructural systems or auxiliary parts thereof
    • B81B2207/11Structural features, others than packages, for protecting a device against environmental influences
    • B81B2207/115Protective layers applied directly to the device before packaging
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2499/00Aspects covered by H04R or H04S not otherwise provided for in their subgroups
    • H04R2499/10General applications
    • H04R2499/11Transducers incorporated or for use in hand-held devices, e.g. mobile phones, PDA's, camera's
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24479Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including variation in thickness
    • Y10T428/24488Differential nonuniformity at margin

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)
  • Micromachines (AREA)
  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Abstract

【課題】基板上の薄膜構造を保護することができるMEMSセンサおよびその製造方法を提供すること。
【解決手段】Siマイク1は、センサ部3を有している。センサ部3は、Si基板2の上面29に対して間隔L1を空けて対向配置された下薄膜5と、下薄膜5に対して間隔L2を空けて対向配置された上薄膜6とを備えている。また、Siマイク1は、保護層39を備えている。保護層39は、センサ部3の周囲を取り囲むように突出している。また、保護層39の上面41は、上薄膜6の上面(第4絶縁層16の上面42)より上方に配置されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、MEMSセンサおよびその製造方法に関する。
最近、携帯電話機などに搭載されるマイクとして、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により製造される、Si(シリコン)マイクなどのMEMSセンサが用いられている。
図3A〜図3Iは、従来のSiマイクの製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。図3A〜図3Iを参照して、従来のSiマイクの製造方法を説明するとともに、その構造を説明する。
従来のSiマイク101の製造に際しては、まず、図3Aに示すように、熱酸化処理によって、SiウエハW2の全面に、SiO2(酸化シリコン)膜111(SiウエハW2の上面側に形成される111Aおよび下面側に形成される111B)が形成される。
次いで、図3Bに示すように、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、SiO2膜111Aの上面に、複数(図3では4つ)の凹部112が形成される。
次に、LPCVD法(Low Pressure Chemical Vapor Deposition:減圧化学気相成長法)により、SiO2膜111の全面に、ポリシリコンが堆積される。SiO2膜111Aの上面全域を覆うポリシリコン膜は、リンドープの後、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって、複数の凹部112を含む所定領域上に存在する部分を除いて除去される。これにより、SiO2膜111Aの所定領域上には、図3Cに示すように、薄膜状のポリシリコンプレート104が形成される。また、SiO2膜111B上には、ポリシリコン膜113が形成される。
続いて、PECVD法(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition:プラズマ化学気相成長法)により、SiO2膜111Aおよびポリシリコンプレート104の全面に、SiO2が堆積される。そして、このSiO2の不要部分が、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって除去される。これにより、図3Dに示すように、ポリシリコンプレート104およびその周辺の領域上に、犠牲層114が形成される。
次いで、LPCVD法(Low Pressure Chemical Vapor Deposition:減圧化学気相成長法)により、SiO2膜111A、犠牲層114およびポリシリコン膜113上に、ポリシリコンが堆積される。これにより、図3Eに示すように、ポリシリコン膜113上に堆積されたポリシリコンとポリシリコン膜113とが一体化して、ポリシリコン膜115となる。一方、SiO2膜111Aおよび犠牲層114上に堆積されたポリシリコンは、リンドープの後、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によってパターニングされる。これにより、図3Eに示すように、犠牲層114上に、多数の孔106を有する薄膜状のバックプレート105が形成される。
次に、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、図3Fに示すように、犠牲層114の上面に、複数(図3では4つ)の凹部117が形成される。また、SiO2膜111Aの不要部分(犠牲層114と対向する部分以外の部分)が除去される。
次いで、図3Gに示すように、PECVD法により、犠牲層114を被覆するように、SiN(窒化シリコン)膜107が形成される。
次いで、図3Hに示すように、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、SiN膜107に、バックプレート105の各孔106に連通する孔118が形成される。これにより、孔106,118を介して犠牲層114が部分的に露出する。また、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、SiO2膜111Bにおけるポリシリコンプレート104に対向する部分に開口が形成される。そして、この開口を介してSiウエハW2がエッチングされることにより、SiウエハW2に貫通孔103が形成される。その結果、SiO2膜111Aが貫通孔103を介して部分的に露出する。
次いで、貫通孔103および孔106,118から、SiO2をエッチング可能なエッチング液が供給されることにより、犠牲層114およびSiO2膜111Aがウェットエッチングされる。これにより、図3Iに示すように、ポリシリコンプレート104がSiウエハW2の上面から浮いた状態になるとともに、ポリシリコンプレート104とバックプレート105との間に、微小な間隔の空洞110が形成される。
その後、SiウエハW2が各素子サイズのSi基板102にダイシングされることにより、ポリシリコンプレート104とバックプレート105とが空洞110を介して対向する、Siマイク101が得られる。SiN膜107における犠牲層114の各凹部117に入り込んでいた部分は、ポリシリコンプレート104に向けて突出する凸部109となり、ポリシリコンプレート104とバックプレート105との密着および短絡を防止するためのストッパとして機能する。また、ポリシリコンプレート104におけるSiO2膜111Aの各凹部112に入り込んでいた部分は、SiウエハW2の上面に向けて突出する凸部108となり、Si基板102とポリシリコンプレート104との密着を防止するためのストッパとして機能する。なお、ポリシリコンプレート104およびバックプレート105は、図示しない配線で支持されている。
このSiマイク101において、ポリシリコンプレート104とSiN膜107で覆われたバックプレート105とは、空洞110を挟んで対向するコンデンサ部分120を形成している。そして、Siマイク101では、バックプレート105の上方から音圧(音波)が入力されると、その音圧によりバックプレート105およびポリシリコンプレート104が振動し、これらプレート104,105の振動により生じるコンデンサの静電容量の変化に応じた電気信号が出力される。
特表2001−518246号公報
SiウエハW2において、コンデンサ部分120は、薄膜状のポリシリコンプレート104および薄膜状のバックプレート105で形成されている。そのため、コンデンサ部分120は、他の物体との接触により、変形したり破壊されたりするおそれがある。
たとえば、ダイシング工程において、ダイシングソーに摩擦熱の除熱(冷却)のための水を供給すると、その水がコンデンサ部分120に当たり、その衝撃でコンデンサ部分120が変形したり破壊されたりする。また、コンデンサ部分120にダイシングテープを貼ると、そのダイシングテープを剥がすときにコンデンサ部分120が破壊されてしまう。そのため、SiウエハW2のダイシングには、ダイシングソーおよびダイシングテープを用いることができず、レーザダイシングなどの特殊な手法を用いなければならない。
また、SiウエハW2が各素子サイズにダイシングされた後、Siマイク101の運搬時やSiマイク101を用いたシステムの組立時に、当該システムに混載される半導体装置などがコンデンサ部分120に接触して、コンデンサ部分120が変形したり破壊されたりするおそれがある。
そこで、この発明の目的は、基板上の薄膜構造を保護することができるMEMSセンサおよびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板と、前記基板の一方面上に設けられた下薄膜と、前記下薄膜に対して前記基板と反対側に間隔を空けて対向配置された上薄膜と、前記下薄膜および前記上薄膜の周囲を取り囲み、前記上薄膜に対して前記下薄膜側と反対側に突出する壁部と、を含む、MEMSセンサである。
また、請求項4記載の発明は、基板の一方面上に下薄膜を形成する工程と、
前記下薄膜上に犠牲層を形成する工程と、前記犠牲層上に、それぞれ厚さ方向に延びる複数の上貫通孔を有する上薄膜を形成する工程と、前記下薄膜および前記上薄膜の周囲を取り囲み、前記上薄膜に対して前記下薄膜側と反対側に突出する壁部を形成する工程と、エッチングにより、前記上貫通孔を介して、前記犠牲層を除去する工程と、を含む、MEMSセンサの製造方法である。
請求項1記載のMEMSセンサは、たとえば、請求項4記載の製造方法により作製することができる。
この製造方法では、基板の一方面上に、下薄膜が形成される。下薄膜上には、犠牲層が形成される。この犠牲層上には、それぞれ厚さ方向に延びる複数の上貫通孔を有する上薄膜が形成される。また、下薄膜および上薄膜の周囲には、これらの膜を取り囲み、上薄膜に対して下薄膜側と反対側に突出する壁部が形成される。犠牲層は、エッチングにより、上貫通孔を介して除去される。
下薄膜および上薄膜の周囲に壁部が形成されるので、この壁部の高さを適切な値に定めることにより、壁部の頂面を上薄膜の上面よりも上方に配置することができる。これにより、基板のダイシング時に、ダイシングテープを、上薄膜および/または下薄膜に接触させることなく、壁部の頂面に貼付することができる。壁部の頂面にダイシングテープを貼付しても、ダイシングテープが上薄膜および/または下薄膜に接触しないので、ダイシングテープを剥がすときに、上薄膜および/または下薄膜を変形させたり破壊したりするおそれがない。さらに、下薄膜および上薄膜を取り囲む壁部の頂面にダイシングテープを貼付することにより、下薄膜および上薄膜を、壁部とダイシングテープとにより覆うことができる。そのため、ダイシングソーを用いたダイシング法であっても、ダイシングソーの冷却のための水が、下薄膜および上薄膜にかかるのを防止することができる。すなわち、基板上の上薄膜および下薄膜からなる薄膜構造を、ダイシングテープおよびダイシングソーの冷却のための水から保護することができる。
したがって、基板のダイシングに、ダイシングテープおよびダイシングソーを用いた一般的なダイシング法を採用することができる。
そして、MEMSセンサの製造後、下薄膜および上薄膜の周囲に壁部を残しておくことによって、請求項1記載のMEMSセンサを得ることができる。このMEMSセンサでは、下薄膜および上薄膜の周囲に壁部が備えられているので、たとえば、このMEMSセンサの運搬時やこのMEMSセンサを用いたシステムの組立時に、上薄膜および下薄膜からなる薄膜構造を保護することができる。
また、上記壁部は、請求項2に記載されているように、感光性を有する材料からなることが好ましい。この場合、たとえば、公知の露光技術および公知の現像技術により、当該感光性材料をパターニングすることができるので、簡単に壁部を形成することができる。
また、上記壁部は、感光性を有する材料の中でも、請求項3に記載されているように、ポリイミドであることがさらに好ましい。ポリイミドは、耐衝撃性、耐熱性および耐絶縁性に優れている。そのため、壁部を、MEMSセンサの表面を覆う表面保護膜として好適に利用することができる。
さらに、壁部が、犠牲層をエッチングするためのエッチング液やエッチングガスなどに対して耐性を有する材料を用いて形成されるのであれば、請求項5に記載されているように、MEMSセンサの製造工程における犠牲層を除去する工程において、壁部をエッチングマスクとして利用してもよい。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るSiマイクの構造を説明するための模式的な断面図である。
Siマイク1は、静電容量の変化量を検知して動作する静電容量型センサ(MEMSセンサ)である。このSiマイク1は、Si基板2上に、センサ部3と、パッド部4と、を有している。
センサ部3は、Siマイク1において、入力された音圧を感知し、その音圧の大きさに応じた静電容量の変化量を電気信号として配線22(後述)へと出力する部分である。
センサ部3は、Si基板2の一方面(以下、この面を上面29とする。)に対して間隔を空けて対向配置された下薄膜5と、この下薄膜5の上方に、下薄膜5に対して間隔を空けて対向配置された上薄膜6と、を備えている。
下薄膜5は、下薄膜絶縁層7と、この下薄膜絶縁層7に被覆された下部電極8と、を備えている。
下薄膜絶縁層7は、下薄膜絶縁層7の下層をなす第1絶縁層9と、この第1絶縁層9上に形成され、下薄膜絶縁層7の上層をなす第2絶縁層10と、を備えている。
第1絶縁層9は、パッド部4の第1絶縁層21(後述)と一体的に形成されている。
第2絶縁層10は、パッド部4の第2絶縁層23(後述)と一体的に形成されている。また、第2絶縁層10には、複数の凹部11が形成されている。複数の凹部11は、たとえば、全体としてm×n(m,nは自然数)の行列状に配置されている。
そして、下薄膜絶縁層7には、各凹部11の底面から、下薄膜絶縁層7の厚さ方向に下薄膜絶縁層7を貫通する、下貫通孔12が形成されている。これにより、下薄膜絶縁層7は、平面視において行列状の下貫通孔12が形成された平面視矩形メッシュ状に形成されている。
下部電極8は、たとえば、Au、Alなどの導電性材料からなり、この実施形態では、Alが適用されている。下部電極8は、平面視矩形メッシュ状に形成されている。下部電極8は、第1絶縁層9の上面に配置されている。また、下部電極8の側面および上面は、第2絶縁層10で覆われている。すなわち、下薄膜5において、下部電極8は、下層の第1絶縁層9と上層の第2絶縁層10とで挟まれることにより、その全表面が下薄膜絶縁層7で被覆されている。第2絶縁層10がメッシュ状の下部電極8上に形成されることにより、第2絶縁層10の表面は、下部電極8に対向する部分で盛り上がり、下部電極8と対向しない部分に凹部11を有する。また、下部電極8は、Si基板2の上面29と所定の間隔を隔てた状態で、図示しない位置において配線22(後述)により支持されている。これにより、下部電極8を下薄膜絶縁層7で被覆してなる下薄膜5は、Si基板2に対して、微小な間隔L1(たとえば、Si基板2の上面29と下薄膜絶縁層7(第1絶縁層9)の下面92との距離が1μm)の空洞19を隔てて対向配置されている。
上薄膜6は、上薄膜絶縁層13と、この上薄膜絶縁層13に被覆された上部電極14と、を備えている。
上薄膜絶縁層13は、上薄膜絶縁層13の下層をなす第3絶縁層15と、この第3絶縁層15上に形成され、上薄膜絶縁層13の上層をなす第4絶縁層16と、を備えている。
第3絶縁層15は、パッド部4の第3絶縁層24(後述)と一体的に形成されている。また、第3絶縁層15には、下薄膜5と対向する下面94における凹部11(下貫通孔12)と対向する部分に、凹部11(下貫通孔12)に向けて突出する、凸部17が形成されている。
第4絶縁層16は、パッド部4の第4絶縁層26(後述)と一体的に形成されている。
そして、上薄膜絶縁層13には、その厚さ方向に上薄膜絶縁層13を貫通する複数の上貫通孔18が形成されている。
各上貫通孔18は、平面視で各下貫通孔12とずれた位置(たとえば、平面視において、隣接する下貫通孔12の間)に配置されている。
上部電極14は、たとえば、Au、Alなどの導電性材料からなり、この実施形態では、Alが適用されている。上部電極14は、平面視矩形メッシュ状に形成されている。上部電極14は、第3絶縁層15上に配置されている。また、上部電極14の側面および上面は、第4絶縁層16で覆われている。すなわち、上薄膜6において、上部電極14は、下層の第3絶縁層15と上層の第4絶縁層16とで挟まれることにより、その全表面が上薄膜絶縁層13で被覆されている。また、上部電極14は、下薄膜5の上面(第2絶縁層10の上面91)と所定の間隔を隔てた状態で、配線25(後述)により支持されている。これにより、上部電極14を上薄膜絶縁層13で被覆してなる上薄膜6は、下薄膜5に対して、微小な間隔L2(たとえば、第2絶縁層10の上面91と上薄膜絶縁層13(第3絶縁層15)の下面94との距離が4μm)の空洞20を隔てて対向配置されている。
そして、上薄膜6は、下薄膜5に対して微小な間隔L2の空洞20を介して対向し、下薄膜5とともに、振動によって静電容量が変化するコンデンサを形成している。すなわち、空洞20を介して対向する下薄膜5と上薄膜6とによってセンサ部3が形成されている。センサ部3では、音圧(音波)が入力されると、その音圧により上薄膜6および/または下薄膜5が振動し、この上薄膜6および/または下薄膜5の振動により生じるコンデンサの静電容量の変化量に応じた電気信号が配線22(後述)へと出力される。
パッド部4は、センサ部3から出力される電気信号を外部の配線へと出力する部分である。
パッド部4は、第1絶縁層21と、配線22と、第2絶縁層23と、第3絶縁層24と、配線25と、第4絶縁層26と、を備えている。
第1絶縁層21は、Si基板2の上面29に形成されている。
配線22は、第1絶縁層21上に所定のパターンで形成されている。また、配線22は、図示しない位置において、下部電極8と一体的に形成されているとともに、配線25と電気的に接続されている。
第2絶縁層23は、第1絶縁層21上に形成され、第1絶縁層21とともに配線22を被覆している。
第3絶縁層24は、第2絶縁層23上に形成されている。
配線25は、第3絶縁層24上に所定のパターンで形成されている。また、配線25は、上部電極14と一体的に形成されているとともに、図示しない位置において配線22と電気的に接続されている。
そして、第2絶縁層23および第3絶縁層24には、これらの厚さ方向にこれらの層を貫通する開口部27が形成されている。開口部27は、配線22の一部をボンディングパッドとして露出させるためのものである。
開口部27上には、開口部27から露出する配線22を覆う金属薄膜28が形成されている。金属薄膜28は、たとえば、Au、Alなどの導電性材料からなり、この実施形態では、Alが適用されている。また、この金属薄膜28には、たとえば、電気信号を処理する外部のICチップ(図示せず)とSiマイク1とを電気接続するための電気配線(図示せず)が接続される。
第4絶縁層26は、第3絶縁層24上に形成されている。また、第4絶縁層26には、金属薄膜28を部分的に露出させる開口38が形成されている。
また、このSiマイク1は、保護層39(壁部)を備えている。
保護層39は、たとえば、感光性を有するポリイミド(この実施形態では、ポジ型感光性ポリイミド)からなる。保護層39は、第4絶縁層16,26の上面においてセンサ部3およびパッド部4の周囲を取り囲むように形成され、センサ部3を露出させる開口44およびパッド部4を露出させる開口45を有している。また、保護層39は、その上面41とSi基板2との距離(保護層39の高さ)が、第4絶縁層16の上面42とSi基板2との距離(第4絶縁層の高さ)より大きい(高い)高さで形成されている。
図2A〜図2Hは、図1のSiマイクの製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。
このSiマイク1の製造に際しては、たとえば、PECVD法(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition:プラズマ化学気相成長法)により、Si基板2の母体をなす円盤状のSiウエハW1の一方面(上面29)上に、Al(アルミニウム)が堆積される。続いて、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、このAlがパターニングされて、図2Aに示すように、Alからなる下部犠牲層30が形成される。
次に、たとえば、PECVD法により、下部犠牲層30を含むSiウエハW1上の全領域に、SiO2からなる第1絶縁層31が形成される。続いて、たとえば、スパッタ法により、第1絶縁層31上の全領域に、Al膜が形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、このAl膜がパターニングされる。これにより、図2Bに示すように、第1絶縁層31の上面において下部犠牲層30を挟んでSiウエハW1と対向する位置に、平面視メッシュ状の下部電極8が形成される。一方、第1絶縁層31において、SiウエハW1の上面29に直接形成された部分に、所定パターンの配線22が形成される。
続いて、たとえば、PECVD法により、配線22および下部電極8を含む第1絶縁層31上の全領域に、第2絶縁層32が形成される。このとき、この第2絶縁層32(第2絶縁層10)には、その下部電極8上の部分が下部電極8の厚み分突出することにより、隣接する突出部分の間に凹部11が形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、第2絶縁層32および第1絶縁層31がパターニングされ、凹部11の底面から厚さ方向に下部犠牲層30に延びる下貫通孔12が形成される。これにより、第1絶縁層31における下部犠牲層30上の部分が第1絶縁層9となり、第2絶縁層32における第1絶縁層9上の部分が第2絶縁層10となる。こうして、図2Cに示すように、下部犠牲層30上に、第1絶縁層9および第2絶縁層10からなる下薄膜絶縁層7で下部電極8を被覆して構成される下薄膜5が形成される(下薄膜を形成する工程)。
一方、第1絶縁層31においてSiウエハW1の上面29に直接形成された部分は、第1絶縁層21となり、第2絶縁層32における第1絶縁層21上の部分は、第1絶縁層21とともに配線22を被覆する第2絶縁層23となる。
次に、たとえば、PECVD法により、SiウエハW1上の全領域に、Alが堆積される。このAlは、下貫通孔12および下薄膜絶縁層7と第2絶縁層23との間の隙間33を埋め尽くし、下薄膜5を覆い尽くす高さまで堆積される。続いて、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、このAlがパターニングされる。これにより、図2Dに示すように、Alからなる上部犠牲層34が形成される(犠牲層を形成する工程)。このとき、上部犠牲層34には、下薄膜5の第2絶縁層10に凹部11が形成されていることにより、凹部11に対向する位置において凹部35が形成される。また、上部犠牲層34には、下薄膜絶縁層7に下貫通孔12が形成されていることにより、凹部35の底面からさらに一段凹んだ凹部40が形成される。
上部犠牲層34が形成された後には、たとえば、PECVD法により、この上部犠牲層34を含むSiウエハW1上の全領域に、SiO2が堆積される。このSiO2は、凹部40および凹部35に入り込み、上部犠牲層34を覆い尽くす高さまで堆積される。これにより、図2Eに示すように、上部犠牲層34上の第3絶縁層15と第2絶縁層23上の第3絶縁層24とからなる第3絶縁層36が形成される。その後は、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、第3絶縁層24および第2絶縁層23の一部が除去されて、配線22の一部をボンディングパッドとして露出させる開口部27が形成される。
次いで、たとえば、スパッタ法により、第3絶縁層36上の全領域に、Al膜が形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、このAl膜がパターニングされる。これにより、図2Fに示すように、第3絶縁層15の上面において上部犠牲層34を挟んで下薄膜5と対向する位置に、平面視メッシュ状の上部電極14が形成される。一方、第3絶縁層24の上面には、所定パターンの配線25が形成される。さらに、開口部27上には、開口部27から露出する配線22を覆う金属薄膜28が形成される。
続いて、たとえば、PECVD法により、上部電極14、配線25および金属薄膜28を含む第3絶縁層36上の全領域に、SiO2が堆積される。これにより、第3絶縁層15上の第4絶縁層16と第3絶縁層24上の第4絶縁層26とからなる第4絶縁層37が形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、第4絶縁層37および第3絶縁層36がパターニングされる。これにより、図2Gに示すように、第4絶縁層16および第3絶縁層15に、これらの厚さ方向に上部犠牲層34に延び、下貫通孔12とずれた位置に配置される上貫通孔18が形成される。こうして、下薄膜5上に、第3絶縁層15および第4絶縁層16からなる上薄膜絶縁層13で上部電極14を被覆して構成される上薄膜6が形成される(上薄膜を形成する工程)。また、第4絶縁層26には、金属薄膜28を露出させる開口38が形成される。
次いで、保護層39の材料として用いられるポリイミドが、SiウエハW1上の全領域に塗布される。このポリイミドは、SiウエハW1上の構造物を覆い尽くす厚みで塗布される。このとき、上薄膜6と下薄膜5との間には、上部犠牲層34が存在し、下薄膜5とSi基板2との間には、下部犠牲層30が存在している。そのため、上薄膜6の上面42にポリイミドが塗布されても、この塗布により、上薄膜6および/または下薄膜5が変形したり破壊されたりすることはない。
次に、SiウエハW1上に、保護層39を形成すべき領域以外の領域に開口部を有するフォトマスクが配置される。そして、公知の露光技術により、塗布されたポリイミドが、上記フォトマスクを介して露光される。ポリイミドが露光された後には、公知の現像技術により、ポリイミドの露光された部分(保護層39以外の部分)が除去される。これにより、図2Hに示すように、開口44および開口45を有する保護層39が形成される(壁部を形成する工程)。
保護層39が形成された後には、上貫通孔18を介して上部犠牲層34にエッチングガス(たとえば、BCl3(三塩化ホウ素)などの塩素系ガス)が供給され、上部犠牲層34がドライエッチングされる(犠牲層を除去する工程)。これにより、図2Iに示すように、上部犠牲層34が除去されて、下薄膜5と上薄膜6との間に空洞20が形成される。
続いて、上貫通孔18、空洞20および下貫通孔12を介して下部犠牲層30にエッチングガスが供給され、下部犠牲層30がドライエッチングされる。これにより、図2Iに示すように、下部犠牲層30が除去されて、SiウエハW1と下薄膜5との間に空洞19が形成される。なお、ポリイミドは、エッチングガスに対して耐性を有する材料なので、上部犠牲層34および下部犠牲層30の除去(エッチング)に際して、エッチングマスクとして利用される。
次いで、図2Jに示すように、保護層39の上面41にダイシングテープ43が貼付される。その後は、予め設定されたダイシングライン(図示せず)に沿って、ダイシングソーにより、SiウエハW1が各Si基板2のサイズにダイシングされ、図2Kに示すように、貼付されていたダイシングテープが取り外される。こうして、図1に示すSiマイク1が得られる。第3絶縁層15における上部犠牲層34の各凹部35,40に入り込んでいた部分は、凹部11(下貫通孔12)に向けて突出する凸部17となり、上薄膜6と下薄膜5との接触の維持(密着)を抑制するストッパとして機能する。
以上のように、この実施形態では、SiウエハW1の上面29上に下部犠牲層30が形成され、この下部犠牲層30の上に、行列状の複数の凹部11および下貫通孔12を有する下薄膜5が形成される。下薄膜5の上には、上部犠牲層34が形成され、この上部犠牲層34の上に、下貫通孔12に連通する行列状の複数の上貫通孔18を有する上薄膜6が形成される。下薄膜5および上薄膜6が形成された後には、これらの膜からなるセンサ部3およびパッド部4の周囲を取り囲むように、保護層39が形成される。そして、上部犠牲層34および下部犠牲層30がドライエッチングにより除去された後、保護層39の上面41にダイシングテープ43が貼付され、ダイシングソーにより、SiウエハW1が各Si基板2のサイズにダイシングされる。
センサ部3の周囲に保護層39が形成されており、さらに、この保護層39の上面41は、上薄膜6の上面(第4絶縁層16の上面42)よりも上方に配置されている。これにより、SiウエハW1のダイシング時に、ダイシングテープ43を、センサ部3に接触させることなく、保護層39の上面41に貼付することができる。保護層39の上面41にダイシングテープ43を貼付しても、ダイシングテープ43がセンサ部3に接触しないので、ダイシングテープ43を剥がすときに、センサ部3を変形させたり破壊したりするおそれがない。さらに、センサ部3を取り囲む保護層39の上面41にダイシングテープ43を貼付することにより、センサ部3を、保護層39とダイシングテープ43とにより覆うことができる。そのため、ダイシングソーを用いたダイシング法であっても、ダイシングソーの冷却のための水が、センサ部3にかかるのを防止することができる。すなわち、Si基板2上の上薄膜6および下薄膜5からなる薄膜構造のセンサ部3を、ダイシングテープおよびダイシングソーの冷却のための水から保護することができる。
したがって、SiウエハW1のダイシングに、ダイシングテープおよびダイシングソーを用いた一般的なダイシング法を採用することができる。
また、各Si基板2のサイズにダイシングされた後のSiマイク1においては、センサ部3の周囲に保護層39が備えられているので、たとえば、Siマイク1の運搬時やSiマイク1を用いたシステムの組立時に、センサ部3を保護することができる。
さらに、この実施形態では、保護層39が、感光性を有するポリイミドからなるので、公知の露光技術および公知の現像技術により、ポリイミドをパターニングすることができるので、簡単に保護層39を形成することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、他の実施形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、保護層39がポリイミドからなる形態を説明したが、保護層39は、センサ部3と他の物体との接触を防止することができる層であれば、ポリイミドでなくてもよい。
また、前述の実施形態(図1)では、保護層39が、第4絶縁層16,26の上面に形成されている形態を説明したが、保護層39(ポリイミド)は、耐衝撃性、耐熱性および耐絶縁性に優れているため、Si基板2上の構造物(第4絶縁層16,26を含む)を覆うことにより、Siマイク1の表面を覆う表面保護膜として利用されてもよい。
また、前述の実施形態では、上部犠牲層34および下部犠牲層30は、Alを用いて形成されるとしたが、上部犠牲層34および下部犠牲層30は、エッチング可能な物質であり、かつ、下薄膜絶縁層7および上薄膜絶縁層13とエッチング選択比を有する物質であれば、たとえば、SiN(窒化シリコン)を用いて形成されてもよい。
また、前述の実施形態では、下薄膜絶縁層7および上薄膜絶縁層13は、SiO2を用いて形成されるとしたが、絶縁性材料であれば、たとえば、SiNなどを用いて形成されてもよい。下薄膜絶縁層7および上薄膜絶縁層13が、SiO2以外の材料を用いて形成される場合には、上部犠牲層34および下部犠牲層30は、SiO2を用いて形成されてもよい。
さらに、前述の実施形態では、静電容量型センサの一例として、Siマイク1を例にとったが、これに限らず、静電容量の変化量を検知して動作する圧力センサや加速度センサなどに、この発明が適用されてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係るSiマイクの構造を説明するための模式的な断面図である。 図1のSiマイクの製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。 図2Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Hの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Iの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Jの次の工程を示す模式的な断面図である。 従来のSiマイクの製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。 図3Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Hの次の工程を示す模式的な断面図である。
符号の説明
1 Siマイク
2 Si基板
3 センサ部
4 パッド部
5 下薄膜
6 上薄膜
7 下薄膜絶縁層
8 下部電極
11 凹部
12 下貫通孔
13 上薄膜絶縁層
14 上部電極
17 凸部
18 上貫通孔
19 空洞
20 空洞
29 上面
30 下部犠牲層
34 上部犠牲層
35 凹部
39 保護層
40 凹部
41 上面
42 上面
43 ダイシングテープ
44 開口
45 開口
91 上面
92 下面
94 下面
L1 間隔
L2 間隔
W1 Siウエハ

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板の一方面上に設けられた下薄膜と、
    前記下薄膜に対して前記基板と反対側に間隔を空けて対向配置された上薄膜と、
    前記下薄膜および前記上薄膜の周囲を取り囲み、前記上薄膜に対して前記下薄膜側と反対側に突出する壁部と、を含む、MEMSセンサ。
  2. 前記壁部は、感光性を有する材料からなる、請求項1に記載のMEMSセンサ。
  3. 前記壁部は、ポリイミドからなる、請求項2に記載のMEMSセンサ。
  4. 基板の一方面上に下薄膜を形成する工程と、
    前記下薄膜上に犠牲層を形成する工程と、
    前記犠牲層上に、それぞれ厚さ方向に延びる複数の上貫通孔を有する上薄膜を形成する工程と、
    前記下薄膜および前記上薄膜の周囲を取り囲み、前記上薄膜に対して前記下薄膜側と反対側に突出する壁部を形成する工程と、
    エッチングにより、前記上貫通孔を介して、前記犠牲層を除去する工程と、を含む、MEMSセンサの製造方法。
  5. 前記犠牲層を除去する工程では、前記壁部がマスクとして利用される、請求項4に記載のMEMSセンサの製造方法。
JP2007192204A 2007-07-24 2007-07-24 Memsセンサおよびmemsセンサの製造方法 Pending JP2009028808A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007192204A JP2009028808A (ja) 2007-07-24 2007-07-24 Memsセンサおよびmemsセンサの製造方法
US12/219,449 US7825483B2 (en) 2007-07-24 2008-07-22 MEMS sensor and production method of MEMS sensor
CN200810130036.6A CN101353152A (zh) 2007-07-24 2008-07-24 Mems传感器和mems传感器的制造方法
US12/923,446 US7898044B2 (en) 2007-07-24 2010-09-22 MEMS sensor and production method of MEMS sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007192204A JP2009028808A (ja) 2007-07-24 2007-07-24 Memsセンサおよびmemsセンサの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009028808A true JP2009028808A (ja) 2009-02-12

Family

ID=40306215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007192204A Pending JP2009028808A (ja) 2007-07-24 2007-07-24 Memsセンサおよびmemsセンサの製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (2) US7825483B2 (ja)
JP (1) JP2009028808A (ja)
CN (1) CN101353152A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010106733A1 (ja) * 2009-03-16 2010-09-23 パナソニック株式会社 半導体装置
WO2024090331A1 (ja) * 2022-10-24 2024-05-02 国立大学法人埼玉大学 エレクトレット・コンデンサ・センサ、およびその製造方法

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009054645A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Rohm Co Ltd 半導体装置
US20090095081A1 (en) * 2007-10-16 2009-04-16 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device
JP5374077B2 (ja) 2008-06-16 2013-12-25 ローム株式会社 Memsセンサ
JP2010098518A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Rohm Co Ltd Memsセンサの製造方法およびmemsセンサ
KR101058593B1 (ko) * 2009-09-08 2011-08-22 삼성전기주식회사 반도체 소자 및 그 제조 방법
TWI468025B (zh) * 2010-04-08 2015-01-01 United Microelectronics Corp 微機電系統麥克風的晶圓級封裝結構及其製造方法
US8368153B2 (en) * 2010-04-08 2013-02-05 United Microelectronics Corp. Wafer level package of MEMS microphone and manufacturing method thereof
CN102036159A (zh) * 2010-04-12 2011-04-27 瑞声声学科技(深圳)有限公司 硅基麦克风制造方法
US9380380B2 (en) 2011-01-07 2016-06-28 Stmicroelectronics S.R.L. Acoustic transducer and interface circuit
JP5872163B2 (ja) 2011-01-07 2016-03-01 オムロン株式会社 音響トランスデューサ、および該音響トランスデューサを利用したマイクロフォン
US8455288B2 (en) * 2011-09-14 2013-06-04 Analog Devices, Inc. Method for etching material longitudinally spaced from etch mask
US20140029078A1 (en) * 2012-07-24 2014-01-30 Qualcomm Mems Technologies, Inc. Devices and methods for protecting electromechanical device arrays
TWI528520B (zh) * 2013-03-19 2016-04-01 財團法人工業技術研究院 壓力感測器及其製造方法
CN103281661B (zh) * 2013-05-09 2019-02-05 上海集成电路研发中心有限公司 一种mems麦克风结构及其制造方法
US9681234B2 (en) 2013-05-09 2017-06-13 Shanghai Ic R&D Center Co., Ltd MEMS microphone structure and method of manufacturing the same
US9400224B2 (en) * 2014-09-12 2016-07-26 Industrial Technology Research Institute Pressure sensor and manufacturing method of the same
CN105992113B (zh) * 2015-02-03 2019-07-26 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 一种mems器件及其制备方法、电子装置
CN112678764B (zh) * 2021-03-15 2021-07-30 山东新港电子科技有限公司 一种mems芯片及其制作方法、mems麦克风

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004223708A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Akustica Inc マルチメタルレイヤmems構造及びこれを作製するプロセス
JP2004255487A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Memsの製造方法
JP2005349486A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Denso Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2006321017A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Rohm Co Ltd Mems素子およびその製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5870482A (en) 1997-02-25 1999-02-09 Knowles Electronics, Inc. Miniature silicon condenser microphone
GB0605576D0 (en) * 2006-03-20 2006-04-26 Oligon Ltd MEMS device

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004223708A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Akustica Inc マルチメタルレイヤmems構造及びこれを作製するプロセス
JP2004255487A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Memsの製造方法
JP2005349486A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Denso Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2006321017A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Rohm Co Ltd Mems素子およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010106733A1 (ja) * 2009-03-16 2010-09-23 パナソニック株式会社 半導体装置
WO2024090331A1 (ja) * 2022-10-24 2024-05-02 国立大学法人埼玉大学 エレクトレット・コンデンサ・センサ、およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101353152A (zh) 2009-01-28
US20110012212A1 (en) 2011-01-20
US7898044B2 (en) 2011-03-01
US20090047479A1 (en) 2009-02-19
US7825483B2 (en) 2010-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009028808A (ja) Memsセンサおよびmemsセンサの製造方法
JP5412031B2 (ja) Memsセンサ
JP2009028807A (ja) Memsセンサ
US8174085B2 (en) Method of manufacturing MEMS sensor and MEMS sensor
US8643129B2 (en) MEMS device
US8796845B2 (en) Electronic device covered by multiple layers and method for manufacturing electronic device
TW200826717A (en) Electrostatic pressure transducer and manufacturing method therefor
JP2010175482A (ja) Memsセンサ
WO2005083764A1 (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
WO2011024397A1 (ja) コンデンサマイクロホン
JP5016449B2 (ja) 半導体装置
JP2010103701A (ja) Memsセンサ
JP2008099004A (ja) 静電容量型センサの製造方法および静電容量型センサ
CN105704622A (zh) 用于电容式传声器隔膜的支撑设备
CN110902642A (zh) Mems封装件及制造其的方法
JPWO2008143191A1 (ja) Memsセンサおよびその製造方法
JP2005051688A (ja) 超音波アレイセンサおよびその製造方法
US8723279B2 (en) MEMS sensor, and MEMS sensor manufacturing method
JP2009054645A (ja) 半導体装置
JP2009081624A (ja) 半導体センサ装置
JP2010012534A (ja) デバイス及びその製造方法
JP2010081192A (ja) Memsセンサ
JP2011038780A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2005020411A (ja) シリコンマイクの作製方法
CN110357030B (zh) Mems器件及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120719

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121115