JP2009025607A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置1は、電気的負荷30と、電気的負荷30に電力を供給する供給手段61と、その電力の電流値に応じた電圧を出力する出力手段75と、出力手段75の出力電圧値をフィードバック値として取得し、当該フィードバック値に基づき電気的負荷30に流れる電流をフィードバック制御する制御手段62と、出力手段75に対し、フィードバック制御中と同じ電流方向に加算電流i4を流す加算手段と、フィードバック制御が停止する際に加算手段により電流加算していない非加算状態から電流加算している加算状態に切り替える切替手段121と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明によれば、出力手段に対し、フィードバック制御中と同じ電流方向に加算電流を流す加算手段を備え、フィードバック制御が停止する際に加算手段により電流加算していない非加算状態から電流加算している加算状態に切り替える構成とした。これによりフィードバック値が所定領域外の値になってしまうことを抑制できる。
加算手段は、例えば電源ラインと出力手段との間に抵抗を設けた構成であってもよいが、この構成では、電源電圧や出力手段に流れる電流量が変動する場合には、これに伴って加算電流も変動し得る。これに対して、本発明によれば加算手段は、定電流源からの定電流を加算電流として出力手段に流す構成であるから、安定した加算電流を出力手段に流すことができ、フィードバック値が所定領域外の値になってしまうことをより確実に抑制できる。
本発明によれば、切替手段は、制御手段から供給手段に与えられる制御信号に基づきフィードバック制御が停止したかどうかを判別する構成とした。従って、別途、フィードバック制御の実行の有無を示す専用信号を制御手段から切替手段に与える構成を設ける必要がなくなる。
本発明によれば、PWM信号の各パルスをトリガとして当該PWM信号のパルス周期よりもパルス幅が長いパルス信号を出力する信号発生手段を有する構成とした。これにより、制御信号がPWM信号であっても、信号発生手段のパルス信号の出力の有無に基づきフィードバック制御が停止したかどうかを判別することができる。
本発明によれば、パルス信号のパルス幅は、制御信号に対する供給手段の追従遅れ時間よりも短いから、フィードバック値が所定領域外の値になってしまうことをより確実に抑制できる。
仮に加算電流を、加算状態におけるフィードバック値が基準値よりも大きくなる値に設定すると、異常が発生していないにもかかわらず切替手段によってフィードバック値が基準値よりも大きい値に維持されて、異常であると誤判断してしまうおそれがある。従って、本発明のように加算電流を、加算状態におけるフィードバック値が基準値以下になる値に設定することが好ましい。
電気的負荷が転写手段である構成に対し、特に本発明は有効である。
本発明の実施形態1について図1〜図3を参照して説明する。
(レーザプリンタの全体構成)
図1は、レーザプリンタ(以下、「プリンタ1」という。画像形成装置の一例。)の要部を示す側断面図である。なお、以下、図1で紙面右側をプリンタ1の前側、図1で紙面左側をプリンタ1の後側として説明する。図1において、プリンタ1は、本体フレーム2内に、用紙3(被記録媒体の一例)を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
フィーダ部4は、給紙トレイ6と、用紙押圧板7と、給紙ローラ8と、レジストレーションローラ12とを備えている。用紙押圧板7は、その後端部を中心に回転可能とされており、この用紙押圧板7上の最上位にある用紙3が給紙ローラ8に向かって押圧されている。そして、用紙押圧板7上の用紙3は、その給紙ローラ8の回転によって1枚毎に給紙される。
画像形成部5は、スキャナ部16、プロセスカートリッジ17および定着部18を備えている。
スキャナ部16は、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー19等を備えている。レーザ発光部から出射されたレーザ光は、ポリゴンミラー19によって偏向されつつ感光ドラム27の表面上に照射される。
図2には、転写ローラ30に転写電圧V1を印加するための印加回路60の要部構成のブロック図が示されている。この印加回路60は、制御回路62と高電圧出力回路61(供給手段の一例)とを備えて構成されている。高電圧出力回路61は駆動回路63及びトランス64を備える。
上述したように、制御回路62からPWM信号S1が与えられて高電圧出力回路61が駆動しているとき、換言すれば定電流制御(フィードバック制御)が実行されているときは、検出抵抗75Aに転写電流i1(図2の一点鎖線方向に流れる電流)が流れ、上記接続点Bの電圧値V2は正の値(例えば1.0〜3.3V)となる。そして、制御回路62は、A/Dポート62Bに入力される電圧値の保証領域が所定の正領域に設定されている。このため、検出抵抗75Aに逆電流(駆動時の転写電流i1とは逆向きの電流)i2(図2中の二点鎖線)が流れると、接続点Bには負極性電圧が印加される。つまり、フィードバック値の極性が反転してしまう。そうすると、A/Dポート62Bには保証領域外の電圧が入力されることになり、例えば制御回路62内のA/Dコンバータなどの回路が故障してしまうおそれがある。
本実施形態によれば、電流検出回路75に対し、定電流制御の実行中と同じ電流方向に加算電流i4を流す構成とし、フィードバック制御が停止する際に非加算状態から加算状態に切り替える構成とした。これによりフィードバック値が所定領域外の値になってしまうことを抑制できる。しかも、本実施形態では、定電流制御の実行中は常に非加算状態とする構成であるので、加算電流i4による影響を排除することができる。
図4は実施形態2を示す。前記実施形態1とは切替手段の構成が異なるが、他の部分は同じである。従って、同一構成については実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図5は実施形態3を示す。前記実施形態1,2が電気的負荷110に負極性電圧を印加する構成にあったのに対し、実施形態3は正極性電圧を印加する構成であり、このため加算手段の構成が一部異なる。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)「電気的負荷」には、上記実施形態で例に挙げた転写ローラ30以外に、例えば現像ローラ31や帯電器29であってもよい。
30…転写ローラ(電気的負荷、転写手段)
62…制御回路(制御手段、判断手段)
61…高電圧出力回路(供給手段)
75…電流検出回路(出力手段)
120…定電流源(加算手段)
121…スイッチ素子(切替手段)
122…信号発生回路(信号発生手段、切替手段)
i4…加算電流
V1…転写電圧(負極性電圧)
V2…電圧値(出力手段の出力電圧値)
S1…PWM信号(制御信号)
Claims (7)
- 電気的負荷と、
前記電気的負荷に電力を供給する供給手段と、
前記電気的負荷に供給されている電力の電流値に応じた電圧を出力する出力手段と、
前記出力手段の出力電圧値をフィードバック値として取得し、当該フィードバック値に基づき前記電気的負荷に流れる電流をフィードバック制御する制御手段と、
前記出力手段に対し、前記フィードバック制御中と同じ電流方向に加算電流を流す加算手段と、
前記フィードバック制御が停止する際に前記加算手段により電流加算していない非加算状態から電流加算している加算状態に切り替える切替手段と、を備える画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記加算手段は、定電流源を備え、当該定電流源からの定電流を前記加算電流として前記出力手段に流す構成である。 - 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
前記切替手段は、前記制御手段から前記供給手段に与える制御信号に基づき前記フィードバック制御が停止したかどうかを判別する構成である。 - 請求項3に記載の画像形成装置であって、
前記制御信号はPWM信号であり、
前記切替手段は、前記PWM信号の各パルスをトリガとして当該PWM信号のパルス周期よりもパルス幅が長いパルス信号を出力する信号発生手段を有し、当該信号発生手段の前記パルス信号の出力の有無に基づき前記フィードバック制御が停止したかどうかを判別する構成である。 - 請求項4に記載の画像形成装置であって、
前記パルス信号のパルス幅は、前記制御信号に対する前記供給手段の追従遅れ時間よりも短い。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記供給手段は、前記電気的負荷に負極性電圧を印加する構成であり、
前記フィードバック制御が停止している際のフィードバック値が基準値以上である場合に異常と判断する判断手段を備え、
前記加算電流は、前記加算状態におけるフィードバック値が前記基準値以下になる値に設定されている。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記電気的負荷は転写手段である。
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JP2003134821A (ja) * | 2001-10-16 | 2003-05-09 | Canon Inc | 高圧電源装置 |
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