JP2009025607A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィードバック値が所定領域外の値になってしまうことを抑制することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、電気的負荷30と、電気的負荷30に電力を供給する供給手段61と、その電力の電流値に応じた電圧を出力する出力手段75と、出力手段75の出力電圧値をフィードバック値として取得し、当該フィードバック値に基づき電気的負荷30に流れる電流をフィードバック制御する制御手段62と、出力手段75に対し、フィードバック制御中と同じ電流方向に加算電流i4を流す加算手段と、フィードバック制御が停止する際に加算手段により電流加算していない非加算状態から電流加算している加算状態に切り替える切替手段121と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、電気的負荷への電力供給制御に関する。
画像形成装置には、例えば、転写ローラなどの電気的負荷に電力を供給する電力供給装置が備えられている。この電力供給装置は、電気的負荷に供給する電力の電流値を制御対象値とし、この制御対象値を目標値に維持する定電流制御を行っている(特許文献1参照)。このために、電力供給装置には、上記制御対象値を検出しその検出値に応じた電圧信号を出力する検出回路が備えられ、電力供給装置の制御回路は上記電圧信号の電圧値をフィードバック値として受けるようになっている。
特開2006−30554公報
ところで、電力供給装置の制御回路は、通常、フィードバック値として正極の電圧値を受けることを前提に回路が構成されている。しかしながら、定電流制御が停止する際、検出回路に対し定電流制御時とは逆向きに電流が流れてしまうことがある。そうすると、例えば、電気的負荷に負極性電圧を印加する構成ではフィードバック値の極性が負極に反転してしまう。また、電気的負荷に正極性電圧を印加する構成ではフィードバック値が定電流制御時よりも高いレベルになってしまう。従って、上記制御回路は所定領域(例えば保証領域)外の電圧を受けることになり、悪影響を受けてしまうおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、フィードバック値が所定領域外の値になってしまうことを抑制することが可能な画像形成装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る画像形成装置は、電気的負荷と、前記電気的負荷に電力を供給する供給手段と、前記電気的負荷に供給されている電力の電流値に応じた電圧を出力する出力手段と、前記出力手段の出力電圧値をフィードバック値として取得し、当該フィードバック値に基づき前記電気的負荷に流れる電流をフィードバック制御する制御手段と、前記出力手段に対し、前記フィードバック制御中と同じ電流方向に加算電流を流す加算手段と、前記フィードバック制御が停止する際に前記加算手段により電流加算していない非加算状態から電流加算している加算状態に切り替える切替手段と、を備える。
本発明によれば、出力手段に対し、フィードバック制御中と同じ電流方向に加算電流を流す加算手段を備え、フィードバック制御が停止する際に加算手段により電流加算していない非加算状態から電流加算している加算状態に切り替える構成とした。これによりフィードバック値が所定領域外の値になってしまうことを抑制できる。
第2の発明は、第1の発明の画像形成装置であって、前記加算手段は、定電流源を備え、当該定電流源からの定電流を前記加算電流として前記出力手段に流す構成である。
加算手段は、例えば電源ラインと出力手段との間に抵抗を設けた構成であってもよいが、この構成では、電源電圧や出力手段に流れる電流量が変動する場合には、これに伴って加算電流も変動し得る。これに対して、本発明によれば加算手段は、定電流源からの定電流を加算電流として出力手段に流す構成であるから、安定した加算電流を出力手段に流すことができ、フィードバック値が所定領域外の値になってしまうことをより確実に抑制できる。
第3の発明は、第1または第2の発明の画像形成装置であって、前記切替手段は、前記制御手段から前記供給手段に与える制御信号に基づき前記フィードバック制御が停止したかどうかを判別する構成である。
本発明によれば、切替手段は、制御手段から供給手段に与えられる制御信号に基づきフィードバック制御が停止したかどうかを判別する構成とした。従って、別途、フィードバック制御の実行の有無を示す専用信号を制御手段から切替手段に与える構成を設ける必要がなくなる。
第4の発明は、第3の発明の画像形成装置であって、前記制御信号はPWM信号であり、前記切替手段は、前記PWM信号の各パルスをトリガとして当該PWM信号のパルス周期よりもパルス幅が長いパルス信号を出力する信号発生手段を有し、当該信号発生手段の前記パルス信号の出力の有無に基づき前記フィードバック制御が停止したかどうかを判別する構成である。
本発明によれば、PWM信号の各パルスをトリガとして当該PWM信号のパルス周期よりもパルス幅が長いパルス信号を出力する信号発生手段を有する構成とした。これにより、制御信号がPWM信号であっても、信号発生手段のパルス信号の出力の有無に基づきフィードバック制御が停止したかどうかを判別することができる。
第5の発明は、第4の発明の画像形成装置であって、前記パルス信号のパルス幅は、前記制御信号に対する前記供給手段の追従遅れ時間よりも短い。
本発明によれば、パルス信号のパルス幅は、制御信号に対する供給手段の追従遅れ時間よりも短いから、フィードバック値が所定領域外の値になってしまうことをより確実に抑制できる。
第6の発明は、第1から第5のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記供給手段は、前記電気的負荷に負極性電圧を印加する構成であり、前記フィードバック制御が停止している際のフィードバック値が基準値以上である場合に異常と判断する判断手段を備え、前記加算電流は、前記加算状態におけるフィードバック値が前記基準値以下になる値に設定されている。
仮に加算電流を、加算状態におけるフィードバック値が基準値よりも大きくなる値に設定すると、異常が発生していないにもかかわらず切替手段によってフィードバック値が基準値よりも大きい値に維持されて、異常であると誤判断してしまうおそれがある。従って、本発明のように加算電流を、加算状態におけるフィードバック値が基準値以下になる値に設定することが好ましい。
第7の発明は、第1から第6のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記電気的負荷は転写手段である。
電気的負荷が転写手段である構成に対し、特に本発明は有効である。
本発明によれば、フィードバック値が所定領域外の値になってしまうことを抑制できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図1〜図3を参照して説明する。
(レーザプリンタの全体構成)
図1は、レーザプリンタ(以下、「プリンタ1」という。画像形成装置の一例。)の要部を示す側断面図である。なお、以下、図1で紙面右側をプリンタ1の前側、図1で紙面左側をプリンタ1の後側として説明する。図1において、プリンタ1は、本体フレーム2内に、用紙3(被記録媒体の一例)を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
(1)フィーダ部
フィーダ部4は、給紙トレイ6と、用紙押圧板7と、給紙ローラ8と、レジストレーションローラ12とを備えている。用紙押圧板7は、その後端部を中心に回転可能とされており、この用紙押圧板7上の最上位にある用紙3が給紙ローラ8に向かって押圧されている。そして、用紙押圧板7上の用紙3は、その給紙ローラ8の回転によって1枚毎に給紙される。
給紙された用紙3は、レジストレーションローラ12によってレジストされた後に転写位置Xに送られる。なお、この転写位置Xは、用紙3に感光ドラム27上のトナー像を転写する位置であって、感光ドラム27(感光体の一例)と転写ローラ30(電気的負荷、転写手段の一例)との接触位置とされる。
(2)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部16、プロセスカートリッジ17および定着部18を備えている。
スキャナ部16は、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー19等を備えている。レーザ発光部から出射されたレーザ光は、ポリゴンミラー19によって偏向されつつ感光ドラム27の表面上に照射される。
また、プロセスカートリッジ17は、現像ローラ31(現像手段の一例)、感光ドラム27、スコロトロン型の帯電器29及び転写ローラ30を備えている。なお、感光ドラム27は、そのドラム軸27Aがグランドに接地されている。
帯電器29は、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させる。その後、感光ドラム27の表面は、スキャナ部16からのレーザ光により露光され、静電潜像が形成される。次いで、その静電潜像は、現像ローラ31の表面上に担持されたトナーが供給されることで現像化される。
転写ローラ30は、金属製のローラ軸30Aを備え、このローラ軸30Aには、高電圧電源回路基板52に実装された印加回路60が接続されており、転写動作時には、この印加回路60から転写電圧V1(負極性電圧)が印加される。
定着部18は、用紙3上のトナーを、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させる。その熱定着後の用紙3は排紙パス44を介して排紙トレイ46上に排紙される。
(印加回路の構成)
図2には、転写ローラ30に転写電圧V1を印加するための印加回路60の要部構成のブロック図が示されている。この印加回路60は、制御回路62と高電圧出力回路61(供給手段の一例)とを備えて構成されている。高電圧出力回路61は駆動回路63及びトランス64を備える。
駆動回路63は、制御回路62からのPWM信号S1(制御信号の一例)を受け、このPWM信号S1のPWM値(デューティ比)に応じた発振電流をトランス64の1次側巻線64Aに流す。具体的には、駆動回路63は、抵抗65及びコンデンサ66からなる積分回路、スイッチ素子としてのトランジスタ67,68等を備える。この積分回路は、制御回路62からのPWM信号S1を積分してトランジスタ67のベースに与える。このトランジスタ67は、エミッタが第1電源(例えば+3.3[v])に接続され、コレクタが抵抗69及びコンデンサ70からなる積分回路に接続されている。この積分回路の出力がトランス64の補助巻線64Cを介してトランジスタ68のベースに接続されている。
トランスの1次側巻線64Aは、第2電源(例えば+24[v])と上記トランジスタ68との間に接続されている。トランス64の2次側巻線64Bの両端には、ダイオード73及び抵抗74からなる整流回路が接続されている。また、抵抗74には平滑コンデンサ72が並列接続されている。そして、ダイオード73と抵抗74との接続点Aが転写ローラ30のローラ軸30Aに接続される。
更に、高電圧出力回路61は電流検出回路75(出力手段の一例)を備える。電流検出回路75は、上記抵抗74とグランドとの間に接続される検出抵抗(「フィードバック抵抗」ともいう)75Aを備え、転写ローラ30に流れる転写電流i1(電気的負荷に流れる電流の一例)に応じた電圧値V2(抵抗74と検出抵抗75Aとの接続点Bの電圧値)の検出信号S2を出力する。
このような構成により、駆動回路63は制御回路62からのPWM信号S1のPWM値に応じて自励発振し、その発振電流をトランス64の1次側巻線64Aに流す。トランス64からの出力は整流・平滑された後に転写ローラ30のローラ軸30Aに与えられる。これにより、転写ローラ30のローラ軸30Aには負極性の転写電圧V1が印加されると共に、転写ローラ30から検出抵抗75Aに向かって転写電流i1が流れる。
制御回路62は、CPUを内蔵しており、このCPUによる制御によってPWM信号S1をPWMポート62Aから駆動回路63に出力し、電流検出回路75からの検出信号S2の電圧値V2(出力手段の出力電圧値の一例)をフィードバック値としてA/Dポート62Bから取得する。本実施形態では、例えば感光ドラム27上の現像剤像を用紙3に転写するときに、制御回路62は電流検出回路75からの検出信号S2の電圧値V2をフィードバックして、転写電流i1が所定の目標値(例えば−10〜−11μA)になるようにPWM信号S1のPWM値を調整する、定電流制御(フィードバック制御の一例)を高電圧出力回路61に対して実行する。このとき制御回路62は制御手段として機能する。
(逆電流を阻止するための構成)
上述したように、制御回路62からPWM信号S1が与えられて高電圧出力回路61が駆動しているとき、換言すれば定電流制御(フィードバック制御)が実行されているときは、検出抵抗75Aに転写電流i1(図2の一点鎖線方向に流れる電流)が流れ、上記接続点Bの電圧値V2は正の値(例えば1.0〜3.3V)となる。そして、制御回路62は、A/Dポート62Bに入力される電圧値の保証領域が所定の正領域に設定されている。このため、検出抵抗75Aに逆電流(駆動時の転写電流i1とは逆向きの電流)i2(図2中の二点鎖線)が流れると、接続点Bには負極性電圧が印加される。つまり、フィードバック値の極性が反転してしまう。そうすると、A/Dポート62Bには保証領域外の電圧が入力されることになり、例えば制御回路62内のA/Dコンバータなどの回路が故障してしまうおそれがある。
このような逆電流は、例えば定電流制御が停止され印加回路60の出力がオフする際に発生することがある。具体的には、印加回路60は、例えば用紙3への転写動作が終わった後にオフされ、次の印刷要求がされるまで待機状態となる。このオフの際には、駆動回路63の発振動作が停止することで平滑コンデンサ72は抵抗74を介しての放電と、抵抗75Aと電気的負荷である転写ローラ30とを介しての放電とが行わる。これに対して転写ローラ30に保持された電荷は、抵抗74、抵抗75A、電気的負荷である転写ローラ30、感光ドラム27を介して放電されるため、放電経路のインピーダンスが大きく放電が遅れる。その結果、検出抵抗75Aに逆電流i2(例えば5μA)が流れるのである。
そこで、本実施形態では、この逆電流i2を阻止するための構成が設けられている。具体的には、第3電源(例えば+3.3[v])と接続点Bとの間に定電流源120(加算手段の一例)及びスイッチ素子(例えばバイポーラトランジスタやFETなどの半導体スイッチ)121が直列接続されている。このスイッチ素子121がオンされると、定電流源120から加算電流i4(例えば10μA)が電流検出回路75に流れる(以下、この状態を「加算状態」という)。この加算電流i4は、上記定電流制御の実行中に電流検出回路75に流れる転写電流i1と同じ方向(グランドに流れ込む方向)に流れる電流である。従って、加算状態において接続点Bの電圧値V2は加算電流i4に応じた電圧分だけ高電位側に持ち上げられる。一方、スイッチ素子121がオフされると、電流検出回路75に加算電流i4は流れなくなる(以下、この状態を「非加算状態」という)。このため、接続点Bの電圧値V2は定電流源120からの電流の影響を受けなくなる。
次に、信号発生回路122(信号発生手段の一例)はスイッチ素子121のオンオフを制御して加算状態から非加算状態へと切り替える役割を果たす。従って、スイッチ素子121及び信号発生回路122が「切替手段」として機能する。
信号発生回路122は具体的にはリトリガブル・ワンショット・マルチバイブレータ(retriggerable one-shot multivibrator)であり、トリガ・パルスが入力されると、一定時間幅の1発のパルスを出力するマルチバイブレータであって、パルス出力中に再度トリガ・パルスが入力されると、出力中のパルスをさらに一定時間だけ出力する。そして、信号発生回路122は制御回路62から駆動回路63に与えられる上記PWM信号S1を受け、このPWM信号S1をトリガ・パルスとする。そして、信号発生回路122が出力する1発当たりのパルス幅(パルスの時間幅)T1(例えば数十μs)はPWM信号S1のパルス周期T2(例えば数μs)よりも長く、制御回路62のオフ指令(PWM信号S1の出力停止)時に対する高電圧出力回路61の出力の追従遅れ時間(例えば数ms)よりも短い。
以上の構成により、図3に示すように、定電流制御の実行中で制御回路62がPWM信号S1を出力し続けている間は、信号発生回路122はハイレベルの出力信号S4をスイッチ素子121に与え続ける。この間、スイッチ素子121はオフしており非加算状態になっている。即ち、接続点Bの電圧値V2は転写電流i1のみに応じた値を示すので定電流源120からの電流の影響を受けることがない。また、制御回路62における検出信号S2の入力レンジの設計にあたって、加算電流i4によって持ち上げられる電圧分による影響を抑制できる。
一方、制御回路62が定電流制御を停止するときには、PWM信号S1の出力を停止する。これにより、信号発生回路122がPWM信号S1の最後のパルスを受けた時点から上記一点時間後に出力信号4はローレベルに反転し、これに伴ってスイッチ素子121がオンされ、印加回路60は非加算状態から加算状態に切り替わる。その後、更に遅れて高電圧出力回路61の出力がオフし、このとき上記逆電流i2が流れ得る。しかし、印加回路60は既に加算状態になっており、接続点Bの電圧値V2(フィードバック値)が正の下限値(例えば2.0[v])以下になることを防止している。
また、制御回路62は、印加回路60が停止している際に、例えば過電流が流れるなどしてフィードバック値が基準値以上である場合に異常と判断するようになっている。このとき制御回路62は判断手段として機能する。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、電流検出回路75に対し、定電流制御の実行中と同じ電流方向に加算電流i4を流す構成とし、フィードバック制御が停止する際に非加算状態から加算状態に切り替える構成とした。これによりフィードバック値が所定領域外の値になってしまうことを抑制できる。しかも、本実施形態では、定電流制御の実行中は常に非加算状態とする構成であるので、加算電流i4による影響を排除することができる。
加算手段として、定電流源120の代わりに例えば後述する図4に示すように抵抗126を設ける構成であってもよい。しかしながら、この抵抗を設ける構成では第3電源の電源電圧や電流検出回路75に流れる電流量が変動する場合には、これに伴って加算電流i4も変動し得る。これに対して、本実施形態では、定電流源120からの定電流を加算電流i4として電流検出回路75に流す構成であるから、安定した加算電流i4を電流検出回路75に流すことができ、フィードバック値が所定領域外の値になってしまうことをより確実に抑制できる。
スイッチ素子121及び信号発生回路122からなる切替回路(切替手段)は、制御回路62から高電圧出力回路61に与えられるPWM信号S1に基づき定電流制御が停止したかどうかを判別する構成とした。従って、別途、定電流制御の実行の有無を示す専用信号を制御回路62から切替回路に与える構成を設ける必要がなくなる。
また、PWM信号S1の各パルスをトリガとして当該PWM信号S1のパルス周期よりもパルス幅が長いパルス信号(S3)を出力する信号発生回路122を有する構成とした。これにより、制御信号がPWM信号S1であっても、信号発生回路122のパルス信号(S3)の出力の有無に基づき定電流制御が停止したかどうかを判別することができる。しかも、パルス信号(S3)のパルスの時間幅T1は、PWM信号S1に対する高電圧出力回路61の追従遅れ時間よりも短いから、フィードバック値が所定領域外の値になってしまうことをより確実に抑制できる。
また、上述したように、制御回路62は、印加回路60が停止している際に、例えば過電流が流れるなどしてフィードバック値が基準値以上である場合に異常と判断するようになっている。ここで、仮に下限値を基準値よりも大きくすると、異常が発生していないにもかかわらず加算状態によってフィードバック値が基準値よりも大きい値に維持されて、異常であると誤判断してしまうおそれがある。従って、本実施形態では下限値を基準値以下に設定している。
<実施形態2>
図4は実施形態2を示す。前記実施形態1とは切替手段の構成が異なるが、他の部分は同じである。従って、同一構成については実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
本実施形態では、制御回路62は、制御信号としてアナログ信号S4をD/Aポート62Cから高電圧出力回路61に与える構成になっている。高電圧出力回路61はアナログ信号S4の信号レベルに応じた転写電流i1を転写ローラ30に流す。
切替手段は、信号発生回路125は制御回路62のA/Dポート62Dから定電流制御の実行の有無を示す指令信号S5を受け、この指令信号S5が定電流制御の実行中を示すものであった場合にはスイッチ素子121をオフして非加算状態とし、定電流制御の停止を示すものであった場合にはスイッチ素子121をオンして加算状態とする。このような構成であってもフィードバック値が所定領域外の値になってしまうことを抑制できる。
なお、図4に示す構成に対して、上記アナログ信号S4を信号発生回路125にも与えるようにして、この信号発生回路125が定電流制御の実行の有無に応じて変わるアナログ信号S4の信号レベルに基づき定電流制御の実行の有無を判別する構成としてもよい。具体的にはアナログ信号S4の信号レベルが所定レベル以下である場合に定電流制御が停止していると判断するのである。このような構成にすれば、図4中のA/Dポート62Dが不要になる。
<実施形態3>
図5は実施形態3を示す。前記実施形態1,2が電気的負荷110に負極性電圧を印加する構成にあったのに対し、実施形態3は正極性電圧を印加する構成であり、このため加算手段の構成が一部異なる。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図5には、電気的負荷110に正極性電圧を印加するタイプの構成の一部が示されている。この構成は図2,4に示す回路に対して整流回路のダイオード73の接続方向が逆になっており、また、検出抵抗75Aの一端がグランドではなく第4電源(例えば3.3[v])に接続されている。この構成では、トランス64がオフになると、平滑コンデンサ72が放電する一方、放電経路のインピーダンスが大きい電気的負荷110側の放電が遅れる。このために、一時的に電気的負荷110から抵抗74、抵抗75Aに対して逆方向電流i2が流れる。そうすると、フィードバック値が上記第4電源の電圧値よりも高くなり、制御回路62に保証領域外の電圧が印加されることになる。
そこで、本実施形態の加算手段は、上記フィードバック値が上限値(例えば+3.3[v])以上になることを阻止する役割を果たす。このために、負極性の第5電源(例えば−3.3[v])と接続点Bとの間に抵抗126(上記定電流源120でもよい)及びスイッチ素子121を直列接続した構成になっている。
このような構成により、定電流制御の実行中でスイッチ素子121がオフしているときには、フィードバック値は加算手段による影響を受けず転写電流i1に応じた値を示す。一方、例えば定電流制御が停止してスイッチ素子121がオンすると、電流検出回路75に第5電源から抵抗126を介して第3電源(例えば+3.3[v])に向かう加算電流i4が流れる加算状態となる。これによりフィードバック値が上限値以上になることが阻止される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)「電気的負荷」には、上記実施形態で例に挙げた転写ローラ30以外に、例えば現像ローラ31や帯電器29であってもよい。
(2)「フィードバック制御」には、上記実施形態のように常に一定の目標値に調整する定電流制御に限らず、その目標値を随時変化させる制御も含まれる。
(3)上記実施形態において、定電流制御の停止中において電気的負荷の電荷が十分に放電された後にスイッチ素子121を再びオフする構成としてもよい。この構成であれば定電流制御の停止中に常にスイッチ素子121をオンしておく構成に比べて消費電力を抑えることができる。また、定電流制御の停止中においてスイッチ素子121を再びオフした後に、上述の異常判断を開始する構成にすれば、加算電流分による電圧変化量を考慮せずに異常判断のための基準値を設定することができる。
本発明の実施形態1に係るプリンタの要部構成を示す側断面図 印加回路の要部構成を示す回路図 PWM信号及び出力信号のタイミングチャート 実施形態2の印加回路の要部構成を示す回路図 実施形態3の印加回路の要部構成を示す回路図
符号の説明
1…プリンタ(画像形成装置)
30…転写ローラ(電気的負荷、転写手段)
62…制御回路(制御手段、判断手段)
61…高電圧出力回路(供給手段)
75…電流検出回路(出力手段)
120…定電流源(加算手段)
121…スイッチ素子(切替手段)
122…信号発生回路(信号発生手段、切替手段)
i4…加算電流
V1…転写電圧(負極性電圧)
V2…電圧値(出力手段の出力電圧値)
S1…PWM信号(制御信号)

Claims (7)

  1. 電気的負荷と、
    前記電気的負荷に電力を供給する供給手段と、
    前記電気的負荷に供給されている電力の電流値に応じた電圧を出力する出力手段と、
    前記出力手段の出力電圧値をフィードバック値として取得し、当該フィードバック値に基づき前記電気的負荷に流れる電流をフィードバック制御する制御手段と、
    前記出力手段に対し、前記フィードバック制御中と同じ電流方向に加算電流を流す加算手段と、
    前記フィードバック制御が停止する際に前記加算手段により電流加算していない非加算状態から電流加算している加算状態に切り替える切替手段と、を備える画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記加算手段は、定電流源を備え、当該定電流源からの定電流を前記加算電流として前記出力手段に流す構成である。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記切替手段は、前記制御手段から前記供給手段に与える制御信号に基づき前記フィードバック制御が停止したかどうかを判別する構成である。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記制御信号はPWM信号であり、
    前記切替手段は、前記PWM信号の各パルスをトリガとして当該PWM信号のパルス周期よりもパルス幅が長いパルス信号を出力する信号発生手段を有し、当該信号発生手段の前記パルス信号の出力の有無に基づき前記フィードバック制御が停止したかどうかを判別する構成である。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記パルス信号のパルス幅は、前記制御信号に対する前記供給手段の追従遅れ時間よりも短い。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記供給手段は、前記電気的負荷に負極性電圧を印加する構成であり、
    前記フィードバック制御が停止している際のフィードバック値が基準値以上である場合に異常と判断する判断手段を備え、
    前記加算電流は、前記加算状態におけるフィードバック値が前記基準値以下になる値に設定されている。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記電気的負荷は転写手段である。
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